...

トラベル インフォメーション - リンテックサービス株式会社

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

トラベル インフォメーション - リンテックサービス株式会社
LINTEC SERVICE TRAVEL INFORMATION
(お問い合わせ先) TEL:03-3579-7155
mail:[email protected]
VOL55
★ KLMオランダ航空(KL):バイオ燃料で世界初飛行 ★
オランダ・アムステルダムで 11 月 23 日、4 基のエンジンのうち 1 基でバイオ混合燃料を用いた KLM オランダ航空のボーイン
グ 747 型旅客機による試験飛行が行われた。
バイオ燃料を用いた旅客機飛行は世界で初めてである。
KLM 広報によると、今回の飛行に用いた混合燃料は 50%がバイオケロシンで、残りの 50%が通常の燃油。
米シアトルを拠点とするバイオ技術企業のカメリナ油工場で精製製造されたもの。
このため、米国からオランダまでバイオ混合燃料を航空輸送する際に化石燃料を使用しており、二酸化炭素の削減を目指す
ための相殺措置が必要だという。燃料の一部に持続可能なバイオ燃料を用いた航空機の試験飛行は、ヨーロッパで初めて
だという。
KLM は、森林、食料、飲料水に無害なバイオケロシンの入手確保は必須との認識を示した。その一方で、現段階ではバイオ
燃料の大量入手が困難だとして、商業飛行へのバイオ燃料導入目標は設けない方針だ。
業界への波及効果は無いものの、今回のKLM機には世界自然保護基金の関与もあって、世界の定期便運航会社もエコロ
ジーに無関心ではいられなくなるだろうとの期待もある。
(参考記事/時事ドットコム)
★ エミレーツ航空(EL):2010年から成田-ドバイ線を運航開始 ★
エミレーツ航空(EK)は 2010 年 03 月 28 日、成田-ドバイ線の運航を開始する。
EK は約 15 年前から成田への乗り入れを希望しており、2008 年 12 月に開催した日本とアラブ首長国連邦との航空当局間協
議で成田第 2 滑走路の延長完了後にドバイ-成田間を週 5 便で運航できることが認められていた。
現在、日本-ドバイ間は、中部-ドバイ線が 2009 年 03 月 29 日から運休しているため関空路線のみだが、成田就航により週
間の座席供給量は 2478 席に 1770 席加わり 4248 席に増加する。
成田-ドバイ線では、プライベートスイートのファーストクラスが 8 席、ビジネスクラスが 42 席、エコノミークラスが 304 席で総
座席数 354 席のボーイング B777-300 型機を使用する。
また、同路線は日本航空(JL)との共同運航便となる。
EK では、ビジネスとレジャー双方の需要を見込んでいる。
(参考記事/トラベルビジョン)
★ エア・カナダ(AC):2010年から成田-カルガリー線を運航開始 ★
エア・カナダ(AC)は 2010 年 03 月 27 日、成田-カルガリー線の直行便を就航する。
これは、2009 年 04 月に開催した日本・カナダ航空当局間協議で成田の発着枠増枠後の増便で合意したことを受けたもので、
まずは週 3 便で運航し将来的にデイリー運航をめざす。
使用する機材はボーイングB767-300型機で、総座席数はエコノミークラス187席とエグゼクティブ・ファースト24席の211席。
これにより、1 週間あたりの座席供給量は約 630 席増えることとなる。
スケジュールは、日本発便が毎週水曜、金曜、日曜の 16 時に出発し、カルガリーに 10 時 45 分着。
カルガリー発便は毎週火曜、木曜、土曜の 12 時25 分に出発し翌日14 時に到着する。
(参考記事/トラベルビジョン)
★ ドイツ:クリスマスマーケット開催による市内の交通規制 ★
ドイツのデュッセルドルフ、及びケルンでは、11 月下旬~12 月下旬の「クリスマスマーケット」の開催に伴い、以下の通り市内
の交通規制が敷かれている。規制概要詳細は下記の通り。
◎デュッセルドルフ
〔開催期間〕 2009 年 11 月 19 日(木)~12 月 23 日(水)
〔規制内容〕 市内中心部での駐停車には、事前(3 日前まで)の申請が必要。
◎ケルン
〔開催期間〕 2009 年 11 月 23 日(月)~12 月 23 日(水)の金曜日~日曜日
〔規制内容〕 日付・時刻によって規制の詳細は異なるが、バスの駐車は限られた場所でのみ可能。
このためバスが停車する駐車場から市内中心部へは、トラムまたはシャトルバスでの行き来となる。
(参考記事/ガリバーズトラベル)
★ タイ王国:反政府集会の延期発表 ★
タクシン支持団体「反独裁民主戦線(UDD)」は 11 月 25 日、28 日から 12 日 02 日までバンコク都内で開催予定だった反政府
集会を延期すると発表した。
12 月中旬に同団体の首脳陣が集まり、今後の動きを決める予定だ。
タクシン派の野党・タイ貢献党関係筋によれば、国王陛下誕生日(12 月 05 日)直前のデモ集会であるため、党内からも「不適
切」との声が上がっていた。
また、11 月 24 日に開かれた同党の幹部会議にタクシン元首相がビデオリンクを通じ出席。
同元首相はUDDが大規模な反政府集会を予定していることに言及し、「タイミングが問題」と懸念を表明。
チャトゥポン同党議員らUDD首脳部に再考を促したという。
反政府集会の延期発表で、バンコク株式市場のSET指数.SETI は 2.88%高で終了。
同指数はこれまで 4 営業日続落し、4.5%下げていた。
(参考記事/タイ通信)
★ 機内持込規制に困惑の声 ★
日本国内線の旅客機の客室に持ち込める荷物のサイズが 12 月から各社で統一される。
しかし、その規制内容に対応が難しい各方面からの反応は困惑の声が大きい。
定期航空協会が決めた新ルールは…
100 席以上(主にジェット機)の機材なら、3 辺の合計が 115cm以内で、各辺の長さが、55cm以内、40cm以内、25cm以内。
100 席未満(主にプロペラ機)の機材なら、3 辺の合計が 100cm以内で、各辺の長さが、45cm以内、35cm以内、20cm以内。
重さはともに 10kg以下と決められた。
オーケストラ奏者等からは「楽器などへの配慮が足りない」と困惑しつつも、楽器ケースを作り変えたり、水面下で例外扱いを
求めたりしているが、航空会社は空港毎に荷物サイズを確認するゲージを備えて厳密な運用をする構えのようだ。
航空会社側の主張は、チェックイン方法の多様化で、規定外の大きな荷物が持ち込まれるケースが増えており、客室乗務員
とのトラブルや出発の遅れに対して規制の徹底で定時運航を計りたいとして、不公平な例外は作らない方針で参加航空会社
の姿勢は強固だ。
(参考記事/読売新聞)
旅上手への道
~ カーゴ(Cargo) ~
カーゴ(Cargo)と言う言葉があります。
この言葉を英和辞典で調べてみると、「積み荷、貨物」と出てきます。
しかし、航空業界では【航空貨物輸送】のことを指します。
貨物のみを搭載する専用の輸送機のことを「フレイター(Freighter)」と言うのですが…
あまり知られてはいないですよね?!
日本航空系は「JAL CARGO」、全日空系は「ANA CARGO」と、それぞれ航空貨物を担当する会社があります。
また「日本航空貨物株式会社」という10機近いフレイターを保有する航空貨物専業の会社もあり、この会社の株主が大手船会
社であることも興味深く、想像以上に多くの「物」が「空の旅」をしていることが分かります。
フレイターには路線や出発時間が決まっている定期便と、季節や需要に合わせて運航する臨時便やチャーター便がありま
す。
機内は旅客機と異なり、とても広々としていて、荷物を出し入れする際には機体の先端部分が大きく上に持ち上がるようにな
っています。
この大きな搬入口から機内に荷物を乗せていくわけですが、トラックの荷台に物を積み込むのと同じように、どんどん積めば
いいというわけではないようです。
なぜなら、航空機の離着陸時にはトラックをはるかに超える加速や衝撃があるからです。
もし、大きな揺れがあった時に重い荷物が機内で転げまわってしまっては、荷物に損傷を与えかねないばかりか、フレイター
そのものの運航にとっても大きな障害となるからです。
そこでフレイターで運ばれる荷物は、まずコンテナと呼ばれる箱に納められるか、パレットと呼ばれる台座に乗せられてしっ
かりと固定され、更に機内の床に設けられた止め具によってこれらのコンテナやパレットが動かないように厳重に固定されま
す。
ちなみに、機内の床には止め具のほかにローラーやモーターで動くタイヤが取り付けられていて荷物がスムーズに機内を移
動し、積み込みが容易にできる仕組みにもなっています。
特殊なものとしては大きな展示会のための絵画、F1 レースのレーシングカーや競走馬などもフレイターによって輸送されて
おります。
このうちレーシングカーや競走馬を輸送する際には専用のコンテナやパレットが使用されています。
荷物の航空運賃は船で運ぶ運賃の「10 倍」と言われるほど圧倒的に高額なものとなります。
それゆえ荷物の機内環境は旅客機の乗客と同等に扱われております。
さすがに旅客機のようにキャビン・アテンダントが乗務していたり、機内サービスなどはございません。
しかし、燃油特別付加運賃があって、シンガポールのケロシン市況に応じて 3 ヶ月毎に改定され、到着空港では通関も検疫も
行われておりますので…
この点は旅客機と同じになっております。
Fly UP