Comments
Description
Transcript
1 - 東京都ノルディック・ウォーク連盟
第2回 東京都ノルディック・ウォーク連盟 指導部会定例勉強会 健康づくりのための身体活動基準2013 (概要) 全日本ノルディック・ウォーク連盟 指導部技術委員 関東ブロック長 アメリカスポーツ医学会 ヘルスフィットネススペシャリスト 日本体力医学会 健康科学アドバイザー 芝 田 竜 文 ライフステージに応じた健康づくりのための身体活動(生活活動・運動)を推進 することで健康日本21(第二次)の推進に資(し)するよう、 「健康づくりのための運動基準2006」 (エクササイズガイド2006) (平成18年7月) ↓ (改定) 厚生労働省は、新たな運動指針と運動基準となる 「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」 「健康づくりのための身体活動基準2013」 (エクササイズガイド2013) を発表した。 (平成25年3月18日) 健康づくりのための運動指針2006 ( エクササイズガイド2006 ) 週に23エクササイズ以上の活発な身体運動 (運動・生活活動) そのうち 4エクササイズ以上の活発な運動をおこなうこと ( 週23エクササイズ = 1日に4エクササイズ程度 ) メタボリックシンドローム解消に必要な運動量は、 従来の生活にプラス10エクササイズの運動量が必要 メッツ(Mets) とは? 運動時酸素摂取量 ÷ 安静時酸素摂取量 (安静にしている時の何倍のエネルギーを使う運動か?) エクササイズ(Ex) = メッツ(METs) × 時間(h) ※ 3メッツの運動を20分行うと1エクササイズ ※ 1メッツ(安静時代謝量=酸素を3.5ml/kg/分使用する) ※ 酸素1ℓの熱量は5kcal のため 1メッツ=5kcal×(3.5ml/1,000ℓ)×60分=1.05kcal/kg/時 消費カロリー(Kcal) = エクササイズ(Ex) × 体重(kg) (×1.05) 歩行速度と運動強度 非常に遅い歩行(時速3km) 2メッツ ほぼ日常の歩行(時速4km) 3メッツ 中程度の歩行 (時速5km) 3.3メッツ 健康保持・増進のために行う速い歩行(時速6km) 3.8メッツ 歩行速度と歩幅の変化 非常に遅い歩行(時速3km) 身長の33% ほぼ日常の歩行(時速4km) 身長の37% 中程度の歩行 (時速5km) 身長の45% 健康保持・増進のために行う速い歩行(時速6km) 身長の50% 健康日本21(第2次) の目標 「運動習慣者の増加」 「1日歩数の増加」 「個人にとどまらず、自治体単位での環境整備を推進」 「健康づくりのための身体活動基準2013」では、 身体活動(生活活動及び運動) 全体に着目することの重要性から 「運動基準」から「身体活動基準」に名称を改めた。 ※「身体活動」は、「生活活動」と「運動活動」に分けられる。 「生活活動」 日常生活における労働、家事、通勤、通学などの身体活動のこと 「運動活動」 スポーツ等の特に体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に 実施し、継続性のある身体活動のこと その他具体的な変更点 ※ロコモティブシンドローム(別紙参照) ○身体活動の増加でリスクを軽減できるものとして、 従来の糖尿病・循環器疾患等に加え、がんやロコモティブシンドローム・認知症 が含まれることを明確化(システマティックレビューの対象疾患に追加)した。 ○こどもから高齢者までの基準を検討し、科学的根拠のあるものについて 基準を設定した。 ○保健指導で運動指導を安全に推進するために具体的な判断・対応の手順 を示した。 ○身体活動を推進するための社会環境整備を重視し、まちづくりや職場づくり における保険事業の活用例を示した。 ロコモティブシンドロームとは? 厚生労働省がメタボの次に仕掛けた言葉。 それが「ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)」です。 ロコモとは、運動器官の障害によって日常生活で人や道具の助けが必要な状態、 またはその一歩手前の状態をいいます。 この言葉を周知させ、寝たきり高齢者を激減させ、介護費削減を狙っています。 Smart Life Project (スマートライフプロジェクト) 1、Smart Walking (適度な運動で健康寿命を延ばそう) 1日にあと10分(あと1000歩)歩こう! 2、Smart Eat (適切な食生活で健康寿命を延ばそう) 1日にあと+70gの野菜を摂ろう!朝食を食べよう! 3、Smart Breath (禁煙で健康寿命を延ばそう) 肌の美しさや若々しさを失う喫煙はやめよう! (2012年7月19日) (厚生労働省の健康標語) 1に運動、2に食事、しっかり禁煙、 健康寿命を延ばそう! 肥満 高血圧 高脂血症 糖尿病 改善するには メタボリックシンドローム (代謝機能の不調) 運動習慣の徹底 食生活の改善 禁 煙 × それぞれの病気の 治療だけではダメ 様々な疾病の因果を 取り除く生活習慣の見直しが必要 全身を使う有酸素性運動が効果的 (楽しく運動して、安全に継続することが必要です) ※身体の約90%を使用する全身運動で、どなたも安全に実施ができる ノルディック・ウォークは最適といえる。