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「将来の公共サービスのあり方に関する世論調査」結果概要

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「将来の公共サービスのあり方に関する世論調査」結果概要
「将来の公共サービスのあり方に関する世論調査」結果概要
○調 査 時 期:平成 28 年 1 月 14 日~1 月 24 日(調査員による個別面接聴取)
○調 査 対 象:全国 20 歳以上の日本国籍を有する者 3,000 人(有効回収数:1,727 人、回収率:57.6%)
○過 去 の 実 績:H26.8、H23.1、H22.1、H21.1、H20.2、H18.8、H17.10
○主な調査目的:将来の公共サービスのあり方に関する国民の意識を把握し、経済・財政一体改革推進委員会等
における検討に活用する。
1.身近な公共サービスの評価について
○公共サービスの満足度
・
「満足している」59%、
「どちらともいえない」25%、
「満足していない」13%
○満足していない分野 (複数回答)※公共サービスに「どちらともいえない」「満足していない」と答えた者に
・
「福祉・介護分野」27%、
「健康・医療分野」24%、
「子ども・子育て分野」23% など
○満足していない点 (複数回答)※公共サービスに「どちらともいえない」「満足していない」と答えた者に
・
「利用するための手続きが煩雑」28%、
「税負担や料金等に見合ったサービスがなされていない」27% など
○公共サービスの地域差の有無
・
「ある」34%、
「ない」44%、
「わからない」23%
○「見える化」を行うことが重要な行政情報 (複数回答)
・
「税負担、サービス利用料金等の水準」42%、
「住民一人当たりの医療費」35%、
「住民一人当たりの介護費」33%、
「住民一人当たりの行政コスト」30% など
2.公共サービスのあり方について
○公共サービスの質の向上のために特に力を入れること (複数回答)
・
「利用者ニーズの把握」49%、「無駄な施設やサービスの廃止、電子化等の推進等」42%、「利用手続の簡素化」33%
など
○「公的サービスの産業化」を進めるべき分野 (複数回答)
・
「福祉・介護分野」44%、「健康・医療分野」37%、
「子ども・子育て分野」31%、
「公共施設関連分野」30% など
○公共施設の集約・複合化等や民間の活用の是非
・
「進めるべき」32%、
「民間活用は進めるが、施設は維持」32%、
「施設の集約・複合化等は進めるが、運営・維持
管理等は行政」23%、
「進めるべきでない」4%
3.社会保障分野のあり方について
○持続的に公共サービスを提供していくために改革が必要な分野 (複数回答)
・
「介護分野」60%、
「健康・医療分野」51%、
「子ども・子育て分野」44%、
「年金分野」38% など
○社会保障費の増大を抑制するための今後の取組 (複数回答)
・
「医療・介護提供体制の適正化」45%、「負担能力に応じた公平な負担、給付の適正化」39%、「所得に応じた年金給
付等」38%、
「生活保護制度の適正化」31% など
4.国や地方の経済・財政について
○経済・財政改革を進めるための方策
・
「経済・財政を一体的に改革」36%、「経済再生を優先」31%、
「財政再建を優先」22% など
○公共サービスの水準と負担の関係についての考え方
・
「負担の増加を一定程度に抑制し、公共サービス水準の低下を一定程度に抑える」47%、
「負担の増加を防ぐため、
公共サービス水準を下げることはやむを得ない」20%、
「負担が増加しても、公共サービス水準を維持」18% など
○高齢者、若い世代に対する政策と負担の関係についての考え方 ※(参考値:前回(H26.8))
・
「高齢者、若い世代の政策は抑制すべきでなく、負担の増加はやむを得ない」29%(29%)
、
「高齢者、若い世代の
政策をともに抑制し、負担の増加を抑える」26%(23%)
、
「若い世代の政策を拡充し、高齢者の政策は抑制」22%
(24%)
、
「高齢者の政策を拡充し、若い世代の政策は抑制」10%(17%)
将来の公共サービスのあり方
に関する世論調査
<ポイント>
平成28年3月
内閣府 政策統括官(経済社会システム担当)
ポイント1
持続的に公共サービスを提供していくために改革が必要な分野
持続的に公共サービスを提供していくために改革が必要な分野(問9)について、
○ 介護や健康・医療、子ども・子育て分野等の国民に身近な社会保障サービスについて、一層の改善を希望
○ 年齢別にみると、年齢層により、改善を希望している分野が異なる
→20~30歳代は「子ども・子育て分野」、40~60歳代は「介護分野」の割合が高い(6割以上)
[改革が必要な分野]
[改革が必要な分野 年齢別 ]
59.7
介護分野(介護,高齢者支援等)
54.9
55.1
60.8
介護分野(介護,高齢者支援等)
54
50.9
健康・医療分野(医療や予防・健康づくり等)
62.8
43.6
47.7
49
52.8
58.8
48
健康・医療分野(医療や予防・健康づくり等)
60.9
43.5
子ども・子育て分野(出産や育児支援等)
43.5
47.9
39.6
子ども・子育て分野(出産や育児支援等)
25.5
26.7
社会福祉分野(障がい者や母子家庭への
支援等)
雇用・労働分野(ハローワークでの雇用支
援等)
公的扶助分野(生活保護等)
33.8
26.7
社会福祉分野(障がい者や母子家庭への支援
等)
29.1
雇用・労働分野(ハローワークでの雇用支援等)
公的扶助分野(生活保護等)
20~29歳
30~39歳
40~49歳
38.3
36
40.8
35.3
29.2
14.7
24.3
71
44.4
41.1
38.2
47.5
38.2
年金分野
37.6
年金分野
69.4
24.6
32.3
31.8
33
35.1
28.6
25.2
21.6
30.6
25.4
19.8
50~59歳
60~69歳
70歳以上
ポイント2
公共サービスの水準と負担の関係についての考え方
公共サービスの水準と負担の関係についての考え方(問13)について、
○ 国民の負担が増加しても公共サービスの水準は維持すべきとの意見は少ない
○ 年齢別、都市規模別にみても、その傾向に差異はない
[公共サービスの水準と負担の関係についての考え方]
17.7
46.8
19.7
負担が増加しても,現在の水準を維持すべき
負担の増加を防ぐため,現在の水準を下げる
その他
6
1.1
8.7
負担増加を一定に抑制し水準低下を一定に抑える
負担を減らすため現在の水準を大幅に引き下げる
わからない
[年齢別]
18
20~29歳
30~39歳
40~49歳
12.6
70歳以上
20.3
55.6
16.3
48.7
19.1
1.9
6.1
17.9
6
1.9
4.9
18.4
39.1
0.3
6.9
17.7
47.3
5.3
6.5
23.2
48.3
16.8
1.5
5.3
22.4
21.9
50~59歳
60~69歳
49.6
0.7
0.5
2.3
4.6
5.3
9.4
17.2
[都市規模別]※都市規模区分:大都市(東京都区部、政令指定都市)、中都市(人口10万人以上の市)、小都市(人口10万人未満の市)、町村
大都市
17.9
中都市
17.5
小都市
町村
50
48.3
18.4
15.3
負担が増加しても,現在の水準を維持すべき
負担を減らすため現在の水準を大幅に引き下げる
19.2
42
44
負担増加を一定に抑制し水準低下を一定に抑える
その他
6
4.5
19.3
20.5
20.7
8.8
5.3
0.7
0.2
1.6
6.6
8.8
1.4
8.8
14
負担の増加を防ぐため,現在の水準を下げる
わからない
ポイント3
地域の公共サービスに満足していない要因
公共サービスの地域差の有無(問2)について、
○ 地域の公共サービスに満足していない方は、地域差があると考える割合が高い(約6割)
○ 一方、地域差の有無について、総数、年齢別、都市規模別でみると、
傾向としては、大きな差異はないが、50歳代、小都市で、地域差があると考える方が多い
[「公共サービスに満足していない方」の地域差に対する考え方]
満足している
26.7
51.8
21.5
40
どちらともいえない
37.2
22.7
59.4
満足していない
ある
24.9
ない
15.7
わからない
[公共サービスの地域差の有無 総数/年齢別]
33.6
総数
20~29歳
43.6
28.6
57.1
42.5
36.3
40~49歳
17.3
47.4
43.4
50~59歳
70歳以上
14.3
40.2
30~39歳
60~69歳
22.8
16.3
33.6
30.7
23
43.3
26.4
25.9
43.7
29.9
[公共サービスの地域差の有無 都市規模別]
大都市
中都市
小都市
町村
28
50
32.8
22
43.5
39.9
23.8
36.5
37.3
23.6
44
ある
ない
18.7
わからない
ポイント4
経済・財政一体改革への国民の理解
経済・財政改革を進めるための方策(問12)について、
○ 経済と財政の一体的な再生を目指す方向性について、多数の方の御理解をいただいている
○ 年齢別、都市規模別にみても、その傾向に差異はない(20歳代、町村では、経済の再生優先が多い)
[経済・財政改革を進めるための方策]
36.1
30.6
経済・財政を一体的に改革すべき
いずれも重要とは思わない
0.7
22.1
経済の再生(景気対策など)を優先すべき
その他
8.7
1.9
財政再建(歳出効率化など)を優先すべき
わからない
[年齢別]
29.3
20~29歳
36.8
40.7
30~39歳
37.9
40~49歳
50~59歳
38.9
60~69歳
38.2
30.4
23.8
34
21.9
31.7
26.7
22.2
1.4
1.4
21.1
8.3
0.5
3.3 1.4
0.3
3.9
2
0.4
6
1.5
0.8
7.5
1.6
21.5
29.7
31
70歳以上
2.3
23.3
18.4
[都市規模別]
38.5
大都市
31.2
中都市
36.1
30
小都市
36.5
28.6
町村
27.3
37.3
1.5
22
0.9
22.8
18
9.1
1.2
1.2
22.4
8.1
3.1
0.7
2.7
6.8
14
経済・財政を一体的に改革すべき
経済の再生(景気対策など)を優先すべき
財政再建(歳出効率化など)を優先すべき
いずれも重要とは思わない
その他
わからない
更に詳しい情報は、以下のURLからご覧ください。
将来の公共サービスのあり方に関する世論調査(H28年1月調査、内閣府政府広報室)
http://survey.gov-online.go.jp/h27/h27-koukyou/index.html
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