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製品開発領域 - 株式会社ケーヒン

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製品開発領域 - 株式会社ケーヒン
2012年度環境保全実績
製品開発領域
低燃費や排ガスのクリーン化、代替燃料やハイブリッド車等の環境に配慮した製品開発に加え、
次世代に向けたエネルギーの多様化に対する製品開発に取り組んでおります。
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製品開発領域
二輪車・汎用製品
■■二輪車用電子燃料噴射システム
ケーヒンは排出ガス規制の強化に対応する燃料供給システムの開発に取り組んでおり、さまざまなお客様に採用いただいております。
スロットルボディ
インジェクター
微 粒 化した 燃 料を供 給 する
エンジンに微粒化した燃料を
燃料噴射用電磁弁を取り付け
供給する燃料噴射用電磁弁
エンジンへ の 空 気 量を調 整
するスロットルボディ
ヤマハ「ジュピターZ1」
フューエルポンプモジュール
エンジンコントロールユニット
燃 料 タン ク か らス ロットル
運転状態を最適な燃料噴射量
ボディに取り付けられたイン
で制御する小型エンジンコント
ジェクターから燃料を噴射し
ロールユニット
エンジンへ燃料を送るための
燃料ポンプモジュール
■■ケーヒン製品 搭載車両例
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 製 品 開 発 領 域
KTM「1190 アドベンチャー」
●●電子制御スロットルボディシステム
ホンダ「CB150Rストリートファイアー」
●●電子燃料噴射システム
■■汎用製品
停電時起動できる自立運転機能付きコージェネレーション
ユニット用ガスミキサーのほか汎用製品に弊社製品が 採用
されています。
ユニット用ガスミキサー
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K e i hi n E nv i ro nm e n t a l R e p o r t 2 0 1 3
ホンダ「家庭用ガスエンジン
コージェネレーションユニット」
製品開発領域
四輪車製品
■■電子制御製品
2012 年 9 月 北 米にて販 売されましたホンダ「アコード」
直 噴エンジンは通 常のエンジンよりも燃 料を微 細 化する
には“シリンダー内に直接燃料を噴射する”直噴エンジンが
必要があり、これらを制御するために専用の電子制御が必要
搭載されております。
になります。
この直噴エンジンは、燃費・環境性能を大きく向上させること
ができる技術として今後世界の中でも急速に拡大するとも
今 回はエンジン制 御 用の電 子 製 品と一 体 化することで、
小型化・軽量化を図りました。
言われています。
北米仕様ホンダ「アコード」
エンジン・コントロールユニット
空調システム
マグネシウム製
インテークマニホールド
■■ハイブリッド車向け製品
2012年は新たに、エンジンから電気を発電するジェネレー
ター制御や、家庭などの充電スタンドから電気を充電制御する
ハイブリッド車向け製品の開発実績としては、エンジン制御
ユニットの信号を受け、モーターやバッテリーを制御する電子
機能を付加した電子制御製品が、ホンダ「アコード プラグイン
ハイブリッド」に搭載されました。
制御製品をこれまで開発してきました。
北米仕様ホンダ
「アコード プラグインハイブリッド」
セル電圧センサー
スロットルボディ
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 製 品 開 発 領 域
ケーヒンは、環境技術の開発を重要なテーマの一つとして
とらえ、ハイブリッド車向け製品の技術開発を進めております。
モーター・バッテリー制御製品
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製品開発領域
四輪車製品
■■四輪車製品(空調製品)
空調製品は、車室内の冷暖房としての機能だけではなく、
車室内に浮遊する花粉や化学物質の除去を行い、車室内環境
■■四輪車製品(空調用熱交換器領域)
新たに開発したコンデンサーがフォルクスワーゲン「新型
ゴルフ」に搭載されました。
の向上を行っています。
■■CO₂排出量削減
空調製品は1部品の重量が大きい製品です。そのため、製品
を構成する部品の小型・軽量化を行い、製品重量を軽減する
ことで、車両重量の軽減に貢献しています。また、高性能モー
ターやセンサーの採用にて省電力化を図り、燃費向上、CO₂
排出量の削減に取り組んでいます。
また、拡大するハイブリッド車に対応した製品づくりにも
取り組んでいます。
●●北米仕様ホンダ「アコード」向け 空調システム
フォルクスワーゲン「新型 ゴルフ」
内外気切り替え機能を充実し車室内環境の向上。
2008年モデルに対し2012年モデルで重量10%低減。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 製 品 開 発 領 域
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●●中国仕様ホンダ「アコード」向け コンプレッサー
2008年モデルのコンプレッサーに対して、
2012年モデルで圧縮率3%向上、重量3%低減。
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2012年度環境保全実績
購買領域
~持続可能な低炭素サプライチェーンの推進~
製造者責任として環境負荷低減はもはや必須の事項です。
その中で購買領域では、厳しい独自基準(ケーヒン化学物質管理基準)を設け
お取引先へ展開し、購入部品・材料等の環境負荷低減を進めております。
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購買領域
購買領域における環境活動
2012年度も前年に引き継き、
「グリーン購買ガイドライン」で定めた基準をもとに環境負荷低減に取り組みました。
さらに、
「低炭素サプライチェーン」の確立に向けグローバルCO₂管理システムを導入し、
2013年度はさらなる環境負荷低減に取り組みます。
■■グリーン購買ガイドライン策定
■■お取引先環境マネジメント
ケーヒンは「地球環境に優しいモノ作り」を目指し、クリーン
地球温暖化への環境対応の認識が高まるなか、ケーヒン
で安全な商品をお客様に提供するため2010年に「グリーン
ではお取 引 先も一 体となった環 境マネジメントを推 進して
購買ガイドライン」を策定し、お取引先と共有を図りながら
おります。自社にて公的認証の取得が困難なお取引先へは、
継続推進しております。
ISO14001認証取得に向け積極的に支援しており、ケーヒン
部品等の調達にあたり、環境負荷物質の管理を行い、ガイド
版ISO14001代替認証制度を設け推進しております。また、
ラインで定めた基準に適合した部品等を優先的に購入し、環境
2012年度は環 境 法 分 野の講 習 会を二 度 実 施し、環 境 法 令
に配慮した製品作りに貢献しております。
の 重要性をお取引先と共有しました。
※ケーヒン版ISO14001代替認証制度とはISO14001に準拠したEMSをケーヒン
版として専用の環境マニュアルを設置し、公的機関EMSの取得が難しいお取引
先へ運用推進をしております。環境プログラムで目標を設定し毎月の進捗把握
■■製品環境対応
当社製品に含まれる化学物質に関し、新規製品はお取引先
から購入する全てのものに対し事前に含有物質調査を展開し
ております。
ケーヒンの化 学 物 質 管 理 基 準は現 在 第7版に改 定され、
と監視を行っています。また、チェックをお取引先相互に年2回内部監査を実施
し、監査結果をフィードバックし運用向上を図っております。
※環境法令および 順守評価講習会(年2回)2012年度は事業活動における環境
法令対応として、各社保有設備・立地等からの関連法令遵守状況の確認と届出
状況の把握も行いました。
独自の厳しい基準を設け環境負荷物質を管理しております。
■■低炭素サプライチェーンの確立
お取引先の生産・物流時のCO₂を含む温室効果ガス排出量
調査を2010年12月より開始しております。
事業活動に伴う排出量の把握を行い、将来的には削減管理
を共同展開してまいります。2012年度は、お取引先と効率化
を進めるためグローバルCO₂管理システムを導入しデータベース
の管理を始めております。集計容易化と双方向でのスムーズな
管理運用が可能になりました。運用に関し、栃木・宮城の両地
区で対象お取引先向けに説明会を2回開催いたしました。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 購 買 領 域
■■グローバルCO₂管理システム導入説明会 9月
宮城開催
栃木開催
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■■お取引先のISO14001認証取得状況
(お取引先環境マネジメント導入率)
2012年度環境保全実績
生産領域
生産活動においては環境負荷低減のため省エネルギー・省資源活動を強力に展開しております。
また、ゼロエミッションはもとより3R
(リデュース・リユース・リサイクル)の拡大展開で
廃棄物発生量の極小化および、化学物質排出量の低減を進めております。
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生産領域
マテリアルフロー
INP UT
資源の投入
●エネルギー投入量 663,136ギガジュール*1
●水資源投入量 289千トン
●物質投入量 材料購入量 4,021トン
●化学物質(PRTR*対象物質)投入量 21トン
*1.ギガジュール:熱量の単位、各エネルギー使用量を熱量に換算して集計
製造・組立
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 生 産 領 域
製 品
OUTPUT
●CO₂排出量 28千トン
廃棄物の99.7%は
リサイクルしております。
●化学物質(PRTR*2対象物質)排出量
●大気へ 11トン ●水域へ 0トン
●社外へ 10トン
●廃棄物の総排出量 995トン
●廃棄物の最終処理量(埋立)0トン
*2.PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)
「特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する規定」
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●使い古したトレーなどは緩衝材にしてリサイクル。
生産領域
省エネルギー・省資源
ケーヒンでは長期ビジョンを定め、使うエネルギーから創るエネルギーに取り組んでいます。
■■CO₂排出量と原単位指数
CO₂排出量は2010年度までに2000年度比6%削減を目標
とし、2007年度に目標達成しております。
■■エネルギーの使用割合
エネルギーの使用割合は、CO₂発生量の少ない電力化が
進み電力依存度が76%となっております。
2010年度以降は原単位(売上げあたりのCO₂排出量)
で
2008年度に比べ毎年1%の削減を目標に展開しております。
■■エネルギーの種類別使用割合
原単位指数は2008年度を100とし、2012年度には7%削減を
達成しました。
■■CO₂排出量と原単位指数(2008年度100とした指数)
■■水資源使用量
水資源は2000年度比で原単位0.
60以下を目標に展開
しておりますが、2012年度は0.
56となり目標達成しました。
■■CO₂削減事例
●●外 気 導 入 装 置 に よ る
省エネ
■■水資源使用量と原単位指数(2000年度を100とした指数)
・電力削減効果:107Mwh/年間
・費用効果:1.6百万円/年間
・CO₂削減効果:44t-co₂/年間
個別空 調システムへ の
変更による省エネ
・灯油削減効果:12KL/年間
・費用効果:1.4百万円/年間
・CO₂削減効果:30t-co₂/年間
■■ソーラーシステム導入
栃木開発センター、宮城第一製作所、宮城第二製作所に
■■夏季電力抑制対応
おいてソーラーシステムを導入し、再生可能エネルギーの導入
を展開しております。
2013年度はさらに導入拡大に向けて展開していきます。
2012年度は東京電力・東北電力からの削減要請には数値
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 生 産 領 域
●●集 中 空 調システムから
目標はなかったものの、ピーク電力5%削減を目標値として展開
し、7から9月平均で9%削減のピーク電力抑制を図りました。
主な抑制施策
●●試験設備の稼動シフト
●●空調抑制およびクールビズ展開
●●照明抑制
●●使用電力の見える化(デマンドコントローラーの活用)
栃木開発センター
宮城第二製作所
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生産領域
ゼロエミッション/資源の有効活用
ケーヒンは環境負荷低減を2050年までに半減することと共に、更にその極小化に向けて取り組みます。廃棄物削減
は3Rを基本として、積極的に削減展開し、環境への影響を最小化してまいります。
■■廃棄物の削減
■■化学物質の排出
3R推進による廃棄物の削減を実施しております。
化 学 物 質の使 用 量は2 0 0 7 年 度 比で4 6%の削 減となり
ました。
※3R:リデュース・リユース・リサイクル
2000年度
2012年度
削減率
2,701トン
1,158トン
57%
最終処分量は100%リサイクルで埋立て処分ゼロを継続展開
しております。
今後とも化学物質の削減および廃止に向けて努めてまい
ります。
2007年度
2012年度
削減率
39トン
21トン
46%
■■廃棄物処分量と原単位指数
■■PRTR対象物質排出量と排出原単位指数
※廃棄物原単位は2000年度を100とした指数で表示しております。
※集計対象国内グループです。
※PRTR(Pollutant Release Transfer Register)
「特定化学物質の環境への排出量
の把握等および管理の改善の促進に関する規定」
2012年度増加の理由は、法改正により対象物質が増えた
ためです。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 生 産 領 域
■■水溶性廃油社内処理
2012年度は社内処理方法の見直しを実施し、社内処理の拡大を実施しました。
■■産業廃棄物社内処理量
水溶性廃油処理装置
宮城第二製作所
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2012年度環境保全実績
輸送領域
輸送領域では、個装容器のリターナブル化と
収納効率改善および輸送ルート変更などの活動を展開しています。
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輸送領域
輸送領域における環境に対する取り組み
輸送領域では、2050年度までに産業廃棄物処分量半減に向けて取り組んでいます。2012年度は「個装容器の
リターナブル化」と「収納数改善取り組み」および「輸送ルート変更」に取り組んでいます。
「個装容器のリターナ
ブル化」と「収納数改善取り組み」としては、梱包資材の削減とリユースにより産業廃棄物処分量の削減を実施
しました。また、「輸送ルート見直し」により、輸送CO₂の排出量を削減することができました。
■■主な取り組み
■■改善取り組み
梱包資材削減および積載効率向上を目的に収納数改善に
取り組んでいます。梱包方法を工夫することでダンボールサイズ
はそのままに積載率を2.04倍高め、入数は216ヶから440ヶに、
月度使用箱数を332箱から164箱に改善しました。
▶
●●梱包資材削減量
■■製品輸送におけるCO₂排出量
ダンボール
発泡トレー
箱数
重量(t)
重量(t)
2,016
0.8
0.4
■■梱包資材のリユース/リサイクル化
■■個装容器のリターナブル化(再利用)
外装ケースのリターナブル化
を海外輸出向けに導入し、現在
は個装容器のリターナブル化と
※原単位指数は2004年度を100とした指数
※CO₂排出量の計算方法は「燃料法」で再計算しました。
仕切り材も同時にリサイクル化
輸出荷姿
リターナブル荷姿
し、北米向けをはじめ今後は、順次拡大展開に取り組んでいます。
■■製品輸送での環境に対する取り組み
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 輸 送 領 域
▶
■■輸送ルート見直しによるCO₂削減
国内拠点の生産品目で生産委託している製品の部品を輸送業者
を通して納入し完成品の引取りを国内拠点まで輸送後、客先(海外)に
輸出していたものを生産委託先の近隣に輸送業者倉庫を新たに
●●資材削減
設置し「①往復便」を削減し「②部品納入代行と輸出梱包」を業務
委託することにより輸送便数削減でのCO₂削減を実施しました。
削減量
ダンボール材
PP材
5.6t
0.9t
■■積載効率改善によるCO₂削減
■■改善取り組み
梱包資材削減および積載効率向上を目的に収納数改善に
取り組んでいます。
▶
(40枚/バケット)
●●輸送CO₂排出量削減
99t-CO₂(合計値のみ)
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(64枚/バケット)
ダンボール
削減量
箱数
重量(t)
4,780
1.9
2012年度環境保全実績
社会貢献活動
清掃活動、復興支援活動など、
地域一体となったさまざまな活動を展開しております。
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社会貢献活動
社会貢献活動の実例
■■地域の環境保全活動
自 然 豊 か な 阿 武 隈 川 の 上 流 から 下 流まで の 清 掃 活 動
■■亘理町復興に向けての支援活動
東 日 本 大 震 災 後 手 付 かず の 状 態になっていた、宮 城 県
には、ケーヒングループの従業員とその家族を含め、157名が
亘理町にある荒浜中学校が復興マラソンの発着点となるため、
参加し、河川周辺の清掃活動を行いました。
ケーヒングループの従業員で校庭の草刈やがれき拾いを行い、
今後も、地域に密着した活動を積極的に参加し、実施して
復興マラソンへの貢献を行いました。
まいります。
■■拠点近隣の清掃活動
■■地元への支援活動
「情報の森とちぎ」連絡協議会の主催で毎月実施している
生産拠点がある宮城県角田市近郊の桜地区で、草刈を地元
環境整備にケーヒンの従業員が参加し、清掃活動を行っており
住民と一 緒に活 動を行いました。人々の暮らしや自然 環境
ます。2012年夏、延べ726名の方が積極的に参加し、地域へ
保護を通して、今後も、積極的に支援してまいります。
貢献をしております。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 社 会 貢 献 活 動
26
環境美化活動の一環として鬼怒川河川敷の清掃を年1回実施
しております。ケーヒンは地元の清流を守るため、環境活動を
積極的に実施しております。
■■環境出前学習
ケーヒンは毎年、宮城県角田市近隣の小学校を訪問し、環境
の大切さを伝えております。
5年生・6年生の小学生を対象に「ケーヒンの環境への取り
組み」と
「エコライフを始めてみよう」を紹介するなど、2012年度
ケーヒングループとして、工場周辺と近隣の歩道の清掃活動
を拠 点ごとに実 施しております。2012 年は14 拠 点で延 べ
2,394名が参加し、空き缶やペットボトルなどを拾い集めました。
K e i hi n E nv i ro nm e n t a l R e p o r t 2 0 1 3
は、6校の児童173名へ環境の大切さを伝えました。
■■植林後の里山活動
■■環境コミュニケーション
宮城県の拠点近隣で発生した大規模な山火事の跡地に、2010年
宮城県角田市主催の環境フォーラムで、ケーヒンの省エネや
に植林を行いました。その後、毎年下刈りを実施しており、今年は
廃棄物のリサイクルおよび地球温暖化防止の取り組み活動を
従業員とその家族を含め、76名で苗木の育成保護を行いました。
展示パネルにて、分かりやすく紹介を行い、環境活動をアピール
しました。
■■カーブミラー・クリーン清掃活動
地元企業とともに、昨年に引続き宮城県角田市の小学校近辺の
「カーブミラー・クリーン清掃活動」を行いました。児童が安心して登
下校できるよう角田市に設置されている、232箇所のカーブミラーの
汚れや曇りを取り除いたほか、沿道のゴミ拾いを実施しました。
■■エコフォーラム活動
■■角田あぶくまエコフォーラム
角田あぶくまエコフォーラムは、宮城県角田市内にある5つの
企業で構成されており、年度ごとに活動計画を立案して、会議
の中で情報交換を行っております。主な活動の取り組みとして
は、環境負荷低減活動の中で、省エネ活動をはじめ、廃棄物
削減等に取り組み、事例報告を行い、コミュニケーションと情報
の共有化を行っております。
ケーヒンは、2009年度からエコキャップ運動に参加しております。
この取り組みを地域と協力してより大きなものにするため、2012年
度は近隣の小学校6校にご協力をお願いし、共同で取り組みました。
累計実績
キャップ収集個数
ポリオワクチン
1,257,000
1,571人分
※キャップ収集の個数は、ケーヒングループ全体の数量となっています。
■■ペットボトルキャップ推進「感謝状」授与式
授与式には、ペットボトルキャップの収集活動にご協力をいた
だいている、近隣の小学校6校の代表児童、父兄、来賓者を
■■エコフォーラム幹事企業連絡会
ケーヒンは、宮城県庁主催のエコフォーラム幹事企業連絡会
に参加し、1年間の活動報告を行い、幹事企業17社とのコミュ
ニケーションと情報の共有化を図っております。
含め、51名が参加され、NPO法人エコキャップ推進協会の
専務理事より、感謝状を贈呈し、講演を行っていただきました。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 社 会 貢 献 活 動
■■世界の子供たちの命救うために
これからも、地域の小学校と連携をとり、世界中のより多くの
子供たちへポリオワクチンを届ける活動を推進して行きます。
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社会貢献活動
生物多様性の取り組み
■■ケーヒンの生物多様性ガイドライン
基本的
考え方
ケーヒングループは事業活動が及ぼす生態系への影響を認識し、自然環境との
調和を図り、良好な環境保全の持続継続とその利用のために具体的な取り組み
を行っていきます。
1 環境負荷低減活動
●●省エネルギー、廃棄物削減を通して環境負荷が極小となるよう努めます。
具体的
取り組み
2 社会貢献活動
●●ステークホルダーと連携、協力し生態系の保護に努めます。
3 地域の環境活動
●●企業市民として地域に根ざした自然保護活動を推進します。
4 社員による環境教育活動
●●地域の子供たちへ社員による環境教育を行い環境意識の啓蒙を図ります。
5 情報共有
●●活動成果を開示し、社会との情報共有を図ります。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 社 会 貢 献 活 動
ふ る さと の 森 づ くり
ケーヒンはふるさとの森を大切にし、次世代に残していくためにも
健全な森の整備や小動物が棲みつきやすい環境の維持に貢献していきます。
今後は、適切な間伐や剪定、除草などを行うとともに、外来種の駆除等を積極的に行っていくことで、
森の活力と生物多様性の維持をしていきます。
間伐実施
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鳥の巣箱設置
2012年度環境保全実績
国内外での環境活動
国内外の関係会社においても環境保全活動に積極的に取り組み、
各拠点で地域との共生を目指しております。
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国内外での 環境活動
グローバルケーヒングループの環境負荷実績
ケーヒンは、グローバルで環境負荷低減を目指し、生産拠点だけでなく、非生産拠点まで含めた省エネルギー、
廃棄物処分量削減および、水資源使用量削減などの取り組みを実施しております。また原単位*で体質評価を実施
し、低炭素社会の構築に向けて取り組んでおります。国内外の環境負荷については新規業種での業容拡大により
増加しておりますが、情報の一元化管理を実施し、蓄積してきた削減技術の拡大を展開しております。
*原単位とはCO₂排出量を付加価値売上で割った値です。
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 国 内 外 で の 環 境 活 動
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■■CO₂排出量
■■水資源使用量
集計範囲:ケーヒン連結会社・関係会社すべて
原単位指数は2008年度の原単位を100としたときの指数です。
2011年1月より、自動車空調用熱交換器事業の取り込みにより、水資源および
エネルギーの使用増加となり削減展開中。
集計範囲:ケーヒン連結会社・関係会社すべて
原単位指数は2008年度の原単位を100としたときの指数です。
2011年1月より、自動車空調用熱交換器事業の取り込みにより、水資源および
エネルギーの使用増加となり削減展開中。
■■廃棄物処分量
■■化学薬品取扱量
集計範囲:ケーヒン連結会社・関係会社すべて
原単位指数は2008年度の原単位を100としたときの指数です。
2011年1月より、自動車空調用熱交換器事業の取り込みにより、水資源および
エネルギーの使用増加となり削減展開中。
集計範囲:ケーヒン連結会社・関係会社すべて
原単位指数は2008年度の原単位を100としたときの指数です。
2011年1月より、自動車空調用熱交換器事業の取り込みにより、水資源および
エネルギーの使用増加となり削減展開中。
■■地域別環境負荷実績
CO₂排出量
(千トン)
■■欧州
■■日本
■■北米
■■アジア
■■中国
■■南米
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水資源
(千㎥)
■■合計
廃棄物
(トン)
国内外での 環境活動
関係会社の環境負荷実績
ケーヒンは生産領域において循環型社会を目指して省エネルギーや廃棄物削減等の取り組みをグローバルで展開して
おります。環境負荷低減に向けた削減目標を掲げ着実に低減を行なっておりますが、2011年度以降についてはエネル
ギー負荷の高い関係会社が加わり増加となっておりますので、今後更なる環境負荷低減に積極的に取り組みます。また、
2012年度は国内外関係会社のCO₂排出量についてグローバル管理システムにて運用管理を行っています。
国 内 関 係 会 社 の 取り組 み
■■CO₂排出量
2012年度国内子会社におけるCO₂排出量は2005年度比で
132%増加となりました。
これは、生産量の増加および関係会社数の増加によるものです。
海 外 関 係 会 社 の 取り組 み
■■CO₂排出量
2012年度の海外CO₂排出量は2005年度比で21%増加と
なりました。
これは、生産量の増加および関係会社数の増加によるものです。
■■CO₂排出量とCO₂排出量原単位指数(2005年度を100とした指数)
■■CO₂排出量とCO₂排出量原単位指数(2005年度を100とした指数)
■■廃棄物処分量
■■廃棄物処分量
2012 年 度 国 内 子 会 社の廃 棄 物 処 分 量は431トンとなり
2005年度比で50%削減となりました。
2012 年 度の海 外 廃 棄 物 処 分 量は2005 年 度 比で16%
減少となりました。
これは、生産量の増加および関係会社数の増加によるものです。
■■廃棄物処分量と原単位指数(2005年度を100とした指数)
■■水資源使用量
■■水資源使用量
2012年度国内子会社の水資源使用量は1,158千トンとなり
大幅に増加しております。
2012年度の海外廃棄物処分量は2005年度比で29%減少と
なりました。
これは、生産量の増加および関係会社数の増加によるものです。
■■水資源使用量と原単位指数(2005年度を100とした指数)
■■水資源使用量と原単位指数(2005年度を100とした指数)
K e i h i n E n vi ro n m e n t a l R e p o r t 2 0 1 3
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 国 内 外 で の 環 境 活 動
■■廃棄物処分量と原単位指数(2005年度を100とした指数)
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国内外での 環境活動
世界各地での社会貢献活動
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 国 内 外 で の 環 境 活 動
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■■中国での活動
■■タイでの活動
中国・大連にある四輪車製品を製造・販売する「京濱大洋
タイ・ランプーンにある二輪車・汎用製品を製造・販売する
「ケー
冷暖工業(大連)有限公司」では、4月20日に環境活動を行い
ヒン(タイランド)カンパニー・リミテッド」では、ボランティア活動
ました。
として7月に従業員50名が参加し、1500本の植樹を行いました。
K e i hi n E nv i ro nm e n t a l R e p o r t 2 0 1 3
■■ブラジルでの活動
ブラジル・マナウスにある二輪車・汎用製品を製造・販売
する「ケーヒンテクノロジア・ド・ブラジル・リミターダ」では、
3月22日の水の日にちなんで、環境システムのメンバーが、
マナウスにある現地小学校に出向き、水の大切さなどを伝える
■■台湾での活動
台湾・台中にある二輪車・汎用製品を製造・販売する「台灣
京濱化油器股份有限公司」では、盲学校への支援や、サッカー
活動への支援をはじめ、高齢者見守り活動など、各種支援活動
を行っています。
6月22日の環境の日に公園内に小学生を集め、地球環境に
ついての説明を行ったあと、CO₂削減を促すための植林活動を
行いました。
K e i h i n E n v i ro n m e n t a l R e p o rt 2 0 1 3
2 0 12 年 度 環 境 保 全 実 績 ー 国 内 外 で の 環 境 活 動
環境広報活動を行いました。
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