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教職員に向けた教育長メッセージ~いじめ根絶に向けて組織
埼玉県では、11月1日を「彩の 国教育の日」、11月1日から7 日までを「彩の国教育週間」 としています。 教育の日を中心とした教育 週間には、学校・家庭・地 域の連携のもとに、教育に 関する様々な取組を推進し 彩の国教育の日 検索 ます。 埼玉県教育委員会 No.670 きずな 生きる力を育て 生きる力を育て 絆 絆を深める埼玉教育 を深める埼玉教育 教育長 メッセージ 平成24年9月21日発行 教職員の皆さんへ 埼玉県教育委員会教育長 前島 富雄 いじめ根絶に向けて組織全体で対応を 県外の中学校において生徒が自ら命を絶つという 大変痛ましい事件が発生し、その背景にいじめがあ ったことが明らかになりました。 教育に携わる者にとって誠にやりきれない思いで あり、本県においても、命を大切にする教育やいじ め根絶に向けて全力で取り組まなければならないと 改めて意を強くしたところです。 いじめの根絶には、まず予防措置、そして早期発 見・早期対応・早期解消が何より大切です。そのた めに、教職員の皆さんには、改めて次のことをお願 いしたいと思います。 まず、学校において子供たちの一番身近にいる皆 さんは、 「いじめは絶対に許さない。 」 「先生たちは皆 さんを絶対に守り抜きます。 」 という力強いメッセー ジを、言葉と態度ではっきり子供たちに示してくだ さい。 そして、子供たちの小さな心の変化や、救いのサ インを決して見逃したり見落としたりすることなく、 常に子供たちと正面から向き合ってください。 さらに、一人の教職員がいじめ問題を抱えること のないよう学校全体で情報を共有できる体制を確立 し、いじめ問題には学校の組織全体で対応するよう にしてください。校長や教頭はそうした体制がきち んと機能しているか常にチェックをお願いします。 いじめの根を絶ち、子供たちが明るく安心して学 べる学校づくり、そして、保護者・県民の期待と信 頼に応える学校づくりを、共に進めてまいりましょ う。 「いじめ問題を学校の組織全体で対応する」そのためには、 組織的対応のマニュアルや図を実際に機能させる 虚 児童生徒間のトラブルの総点検をする 許 漁 ネット上のいじめに対する組織的な見守り体制を整備する 生徒指導 主 任 <報告・連絡・相談> ※相談員との連携 調査 いじめのサイン(合図)を見逃さない! 指導方針会議 チェックポイント(観察の視点)の一例 ・問題の明確化 (詳細は、いじめ対応ハンドブックI’ s(アイズ)を参照) いつも一人でポツンとしている 笑顔が見られずおどおどしている 特に用事がないのによく職員室に来る 移動教室のとき、荷物を持たされている プロレスごっこなどでやられている いじめ対応ハンドブックアイズ ・指導方針の決定 学年会 休み時間 検 索 校長 情 報 を 得 た 教 職 員 学年 主任 教頭 鋸 認知したいじめについての的確な事実確認をする 学校・家庭・地域社会からの児童生徒の気になる情報 担任 距 アンケートの見直しをする いじめ問題への組織的対応図(例) ・役割分担の決定 いじめ対策支援チーム 【具体的な指導・援助】 ・被害者直接指導班 ・加害者直接指導班 ・間接指導班 家庭 職員会議 経過観察(児童生徒・保護者) 問 題 の 解 決 関 係 機 関 と の 連 携 ・スクールカウンセラー・市町村教育相談室・児童相談所 ・よい子の電話教育相談 ・子どもスマイルネット ・福祉事務所 ・少年補導センター ・家庭裁判所 ・児童・民生委員 ・警察署 ・人権擁護委員等 ( s アイズ)から一部抜粋 ) ( いじめ対応ハンドブックI’ 「教育さいたマガジン」読者登録はこちらから http://www.pref.saitama.lg.jp/page/merumaga-touroku201004.html ①