...

第5学年 国語科学習指導案 山陽小野田市立高千帆小学校 古屋 伸浩 1

by user

on
Category: Documents
15

views

Report

Comments

Transcript

第5学年 国語科学習指導案 山陽小野田市立高千帆小学校 古屋 伸浩 1
第5学年
国語科学習指導案
山陽小野田市立高千帆小学校
1
2
古屋
伸浩
単元名
来て、見て、住んでね、山陽小野田市~PRリーフレットをつくろう~
教材名
天気を予想する(光村図書5年)
単元について
本 学 級 の 児 童 は 、4 年 生 の 説 明 文 の 学 習 で 、事 実 と 考 え を 読 み 分 け 、段 落 相
互 の 関 係 を 考 え た り 、写 真 や 図 表 等 を 文 章 と 対 応 さ せ な が ら 読 ん だ り す る 経 験
を 積 ん で き て い る 。ま た 、5 年 生 の 学 習 で は 、
「 新 聞 を 読 も う 」や「 見 立 て る 」
等 の 学 習 で 、新 聞 記 事 の 編 集 の 仕 方 や 記 事 の 書 き 方 に 目 を 向 け た り 、文 章 構 成
や 筆 者 の 表 現 の 仕 方 に 着 目 し て 要 旨 を と ら え た り し て い る 。さ ら に 、昨 年 度 の
3 学 期 よ り 、始 業 前 1 5 分 間 の モ ジ ュ ー ル 学 習 の 時 間 に 、表 現 力 の 育 成 を 目 的
と し た「 モ ジ ュ ー ル 作 文 」を 全 校 で 行 っ て き て い る 。こ れ に よ り 、決 め ら れ た
時 間 内 に 正 確 に 視 写 を す る こ と や 、接 続 詞 を 正 し く 選 択 し て 短 文 を つ く る こ と
な ど が で き る よ う に な っ て き た 。し か し 、振 り 返 り の 作 文 で は 、め あ て に 対 応
し た 自 己 評 価 を 書 く 児 童 は ま だ 半 数 程 度 で 、「 モ ジ ュ ー ル 作 文 」 の 成 果 が 教 科
の振り返りの書き方に結びついていない点は課題である 。
本 単 元 は 、教 材 文「 天 気 を 予 想 す る 」で 学 習 し た こ と を 活 用 し て 、山 陽 小 野
田 市 の 住 み や す さ を P R す る リ ー フ レ ッ ト を つ く る こ と を 目 的 と し て い る 。人
口 減 少 は 、本 市 に 限 ら ず 多 く の 自 治 体 で も 同 じ 悩 み を 抱 え 、ホ ー ム ペ ー ジ や パ
ン フ レ ッ ト 等 で 移 住 促 進 の た め の P R 活 動 を 行 っ て い る 。児 童 が 郷 土 の P R を
行うためには、印象的な写真や説得力のあるグラフやコメントが必要である。
本 教 材 文 で は 、三 つ の 問 い や 答 え に よ り 筆 者 の 主 張 を 分 か り や す く 伝 え る 構 成
や 、図 表 等 の 非 連 続 型 テ キ ス ト の 効 果 に つ い て 学 習 す る こ と が で き る 。そ こ で 、
リ ー フ レ ッ ト づ く り を 単 元 を 貫 く 言 語 活 動 と し て 設 定 し 、教 材 文 で 学 習 し た こ
と を す ぐ に 活 用 す る「 入 れ 子 方 式 」を 導 入 し た 学 習 活 動 を 設 定 す る こ と と し た 。
指導にあたっては、以下の点に配慮したい。
◯
山 陽 小 野 田 市 の 住 み よ さ を 、リ ー フ レ ッ ト で 効 果 的 に 伝 え る と い う 目 的 意
識をもたせることで、 教材文から構成の工夫を主体的に読み取らせたい。
◯
教 材 文 や 資 料 に あ る 図 表 等 が 、ど の よ う な 意 図 に よ り 掲 載 さ れ て い る の か
を 理 解 さ せ る こ と に よ っ て 、リ ー フ レ ッ ト に 必 要 な 図 表 等 を 選 択 す る た め の
視点をもたせたい。
◯
互 い の 考 え の 違 い を 大 事 に し な が ら 多 く の 考 え を 関 係 付 け る よ う な「 フ リ
ー ト ー ク 」や グ ル ー プ に よ る 話 合 い に よ り 、リ ー フ レ ッ ト の 内 容 や 構 成 を 吟
味させたい。
◯
始 業 前 の モ ジ ュ ー ル 学 習 の 時 間 に 、2 つ の グ ラ フ を 読 み 取 る 学 習 を 4 回 分
取り入れることにより、授業時間の充実と学習内容の定着に努めたい。
◯
振 り 返 り の 文 章 が 、め あ て に 対 す る 学 び 合 い の 成 果 を 自 覚 で き る も の に な
るように、条件に沿って書くようにさせたい。
3
単元目標
「天気を予想する」で資料の扱い方や筆者の主張の述べ方を学習したこと
を活用して、自分の考えが伝わるような山陽小野田市PRリーフレットを 書
くことができる。
4
評価規準
関心・意欲・態度
書く力
知識・理解・技能
・山 陽 小 野 田 市 の よ さ を ・リ ー フ レ ッ ト づ く り の ・主 張 と 根 拠 を 表 す 語 句
人 に 伝 え た い と い う 願 中 で 、図 表 や グ ラ フ な ど と 語 句 の 関 係 を 理 解 し
い を も ち 、友 達 と 協 力 し を 用 い て 、自 分 の 考 え が て 使 っ て い る 。
ながら課題を解決して 伝わるように書いてい
いこうとしている。
る。
5
指導計画(全6時間
次 時間
1
一
2
3
二
4
(
本
時
)
5
三
6
本 時 4 /6 )
学習活動・内容
教師の支援
市 の課 題 から自 分 達 の学 習 課 題 を
立 て、今 後 の学 習 の見 通 し を も たせ
たい。
教 材 文 の文 章 構 成 を視 覚 的 に整 理
教 材 文 の三 つの問 いと答 えの関 連 を
でき る ワ ーク シー トを 用 意 し 、 要 旨 を
考 え、筆 者 が伝 えたいことにせまる。
とらえさせたい。
教 材 文 の写 真 と観 光 ポスターとを 比
A教 材 文 の写 真 と本 文 を対 応 して読
較 さ せる こ とにより、目 的 の違 い につ
み、その効 果 を理 解 する。
いて考 えさせたい。
市 のよさを 伝 える 複 数 の写 真 を 準 備
B リーフレットにふさわしい写 真 を選
し、ふさわしいキャッチフレーズを考
び、タイトルや説 明 文 を書 く。
えさせる。
A教 材 文 にグラフがあることで読 む人 グラフがある文 章 とない文 章 を比 較 さ
に 分 か り や す く 伝 わ る こ と を 理 解 す せ る こ とで、グラフの 効 果 を 理 解 さ せ
たい。
る。
気 候 のよさをPRするためのグラフを
B リーフレットに掲 載 するグラフについ
選 択 させるとともに、教 材 文 の構 成 を
て話 し合 い、紹 介 文 を書 く。
参 考 にした紹 介 文 を書 かせたい。
教 材 文 の図 表 を 整 理 する こ とで 、筆
A 教 材 文 の筆 者 の主 張 と掲 載 してい
者 の主 張 との関 連 について考 えさせ
る図 表 の意 味 を考 える。
る。
複 数 の図 表 の中 から、自 分 達 のグル
B 伝 え る 相 手 に応 じ た情 報 を 選 択 し
ープが伝 えたい情 報 を選 択 させた
て、リーフレットを完 成 させる。
い。
学 習 課 題 を 立 てる とともに、教 材 文
の概 要 をつかみ、感 想 を書 く。
各 グルー プ で 作 成 し た リーフレ ッ トを 完 成 し た リ ー フ レ ッ ト を 相 互 評 価 さ
紹 介 し合 い、相 互 評 価 する。
せ、学 校 ホームページに掲 載 する。
6
単元構想図(◯数字は時間)
4 年 「仕事リーフレット」を作ろう
教科書教材「新聞を読もう」
5年「新聞を読もう」
課題 人口減少が
続 く山 陽 小 野 田 市
教科書教材「新聞を読もう」
「天気を予想する」①文章構成把握 ②要旨把握
「山 陽 小 野 田 市 PRリーフレットづくり」
学習内容 ・資料選択・判断・表現
B 写真・タイトル検討
④A 教科書読み取り
B グラフの読 み取 り
⑤A 教科書読み取り
B 図 表 等 の活 用
社会科で気候
を学習したよ
・モジュール作 文
・フリートーク
(伝 え 合 う 力)
(温かい人間関係)
⑥リーフレット発 表 会 ・相 互 評 価 ・HP 発 信
※ A・B ワンセット方式
6年 ようこそ、わたしたちの町へ
学習内容 ・取材・編集・発行
7
岡山県では、移住
PRをしていたよ
小野田市のよさ
を 伝える リ ーフ
レットでPRしよう
活用
③A 教科書読み取り
何とかしたいね
「天気を予想する」を参考
にして書こう
活用資料(モジュールの時間に行った事前学習)
8
本時案(4/6時間)
(1) ね ら い
教材文「天気を予想する」の構成の工夫やグラフを効果的に
用いて、互いの考えを出し合いながら、リーフレットに載せる
紹介文を書くことができる。
(2) 準 備 物
(3) 学 習 過 程
気 象 グ ラ フ ( 学 習 プ リ ン ト )、 実 物 投 影 機 、 プ ロ ジ ェ ク タ
学 習 活 動 ・学 習 内 容
教 師 の働 きかけ
1 教 材 文 に あ る 降 水 量 グ ラ フ T 教材文にグラフがなかったら、どのように感じますか。
の効 果 について話 し合 う。
◯ グラフのある 文 章 と無 い 文 章 とを 比 較 し て、その
・降水量の変化や全体的な傾向
違 いを発 表 させることで、グラフを提 示 することの意
味 をとらえさせたい。
気候のよさをアピールするグラフを選んで、紹介文を書こう。
2 リーフレットに掲 載 するグラフ T リ ーフ レ ッ ト に 取 り 上 げる グ ラ フ はど れ が よい かを
を選 び、その理 由 を話 し合 う。
考 えましょう。
・自 分 の考 えの意 図
・友 達 との共 通 点 や相 違 点
3 「天 気 を 予 想 する」の二 つ目
◯ 自 分 の考 えをプリントに書 かせ、フリートーク形 式
で話 し合 わせたい。
T 教 材 文 で学 習 した問 いと答 え、その根 拠 を使 っ
の課 題 を参 考 に、山 陽 小 野 田 て、気 候 のよさを伝 える紹 介 文 を書 きましょう。
市 の 気 候 の よ さ を 伝 え る 紹 介 ◯ フリートーク で 出 し 合 っ た意 見 を 参 考 に 、グルー
文 を書 く。
・グラフの選 択
・計 画 的 な話 合 い
プごとにグラフを選 択 して書 かせたい。
◯ 司 会 者 は 、 話 合 い が 活 性 化 す る よう に 、同 じ 児
童 だけが発 言 することのないように配 慮 させたい。
4 グ ル ー プ で ま と め た 紹 介 文 T 自 分 達 でまとめたことと比 べながら、他 のグループ
を発 表 する。
の紹 介 文 を聞 き合 いましょう。
・適 切 な資 料 の選 択
・自 分 達 の考 えとの比 較
◯ 自 分 達 の考 え と比 較 し て 聞 くよう に助 言 する こ と
で、振 り返 りの感 想 をもつことができるようにしたい。
5 条 件 に 沿 っ て 、本 時 の学 習 T 今 日 の学 習 の振 り返 り を 、グラフ と友 達 の発 言 を
の振 り返 りをプリントに書 く。
入 れて、90字 以 上 、100字 以 内 で書 きましょう。
◯ グラフのよさ に加 えて、グループや 、全 体 での 話
合 いの過 程 についても感 想 をもたせたい。
9
評価
教 材 文 で 学 習 し た こ と を 生 か し て 、山 陽 小 野 田 市 P R リ ー フ レ ッ ト に 掲 載 す
るグラフを適切に選択し、紹介文を書くことができたか 。
山陽小野田市立高千帆小学校 第5学年国語
単元名「来て、見て、住んでね、山陽小野田市」教材名「天気を予想する」(4/6時)
1 主眼
・ 教材文「天気を予想する」を活用
することによって、リーフレットに
効果的なグラフを選択するととも
に、気候のよさを伝える紹介文を書
くことができる。
・ フリートークやグループによる話
し合い活動を行うことによって、お
互いの考えの共通点や相違点を明
らかにしながら考えを深め合った
り広げ合ったりすることができる。
2
指導上の留意点
グラフを選択する理由について
フリートーク形式で話し合わせる
ことによって、適切に話したり聞い
たりする力や、学び合う力を高めさ
せたい。
①
② 教材文の構成をリーフレットの
紹介文に取り入れることによって、
印象的で説得力のある文をグルー
プで考えさせたい。
評価
・ 立場や意図を明確にしながら計画的
に話し合うことができたか。
・ 教材文をもとに、気候のよさを伝え
る紹介文をグループで作成すること
ができたか。
ふ
り
返
り
を
書
こ
う
根
拠
答
え
参
考
に
紹
介
文
を
書
こ
う
。
問
い
条
件
…
グ
ラ
フ
・友
達
の
発
言
書
く
。
(グ
ラ
フ
・友
達
の
発
言
を
入
れ
る
)
⑤
条
件
に
そ
っ
た
本
時
の
ふ
り
返
り
を
プ
リ
ン
ト
に
な
表
現
に
な
ら
な
い
よ
う
数
値
を
意
識
さ
せ
る
。
◆
文
末
は
教
材
文
を
参
考
に
さ
せ
る
。
ま
た
、
曖
昧
④
グ
ル
ー
プ
で
考
え
た
紹
介
文
を
発
表
す
る
。
せ
る
。
【
グ
ル
ー
プ
】
平成26年10月10日(金)
前
半
の
話
し
合
い
を
参
考
に
紹
介
文
を
考
え
さ
A
C
「天
気
を
予
想
す
る
」
の
二
つ
目
の
問
い
と
答
え
を
指導者
古屋 伸浩
~ 来
気
山 て
候
陽 、
の
小 見
よ
野 て
雨の少なさ
田 、
さ
市 住
を
P ん
ア
R
ピ
リ で
ー
ー ね
雪の少なさ
ル
フ 、
レ 山
す
ッ 陽
る
ト
を 小
グ
つ 野
ラ
く
フ
ろ 田
江戸のまちの人々の会話を
を
選
ん
で
、
紹
介
文
を
書
こ
う
冬の温かさ
夏の暑さ
8・9 月の雨
B
D
う
~
想像してみよう
◆
問
い
と
答
え
は
全
員
で
考
え
、
根
拠
に
つ
い
て
は
参
考
に
、
気
候
の
よ
さ
を
伝
え
る
紹
介
文
を
書
く
。
③
「天
気
を
予
想
す
る
」
の
二
つ
目
の
問
い
と
答
え
を
10/10
学
ー
ク
形
式
で
話
し
合
わ
せ
た
い
。
【
個
】・
【全
体
】
◆
自
分
の
考
え
を
プ
リ
ン
ト
に
書
か
せ
、
フ
リ
ー
ト
そ
の
理
由
を
考
え
る
。
②
リ
ー
フ
レ
ッ
ト
に
取
り
上
げ
る
グ
ラ
フ
を
選
び
、
そ
の
違
い
を
発
表
さ
せ
た
い
。
【個
】
◆
グ
ラ
フ
が
あ
る
文
章
と
無
い
文
章
と
を
比
較
し
て
の
効
果
に
つ
い
て
考
え
る
。
①
「
天
気
を
予
想
す
る
」
の
132
ペ
ー
ジ
に
あ
る
グ
ラ
フ
本
時
の
流
れ
Fly UP