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JIA仮設住宅110418(組合)(pdf 1.02MB)

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JIA仮設住宅110418(組合)(pdf 1.02MB)
応急仮設住宅
住戸プラン提案書B
scale1:30
設計コンセプト
応急仮設とはいいながら、避難生活の長期化も予想される住宅であるので、居住性の向上を最
優先に整備する。
長くはね出す庇
無落雪屋根
みどりのカーテン
折板屋根で可能な程度、庇を長くはね出す
隣棟間隔が限られる住宅地において、積雪
夏はすだれを垂らすことで暑さを軽減させ、
事により、使い勝手の向上はもとより、日
の処理には多難が予想される。
冬は防雪のためにメッシュを下げる。
射の遮蔽、外壁材の保護などさまざまな機
屋根を緩やかな勾配が可能で強度がある折
朝顔などのみどりのカーテンも可能で安ら
能性を向上させる。隣棟間隔をみながら調
板構造とすることで、被災者に手間を取ら
ぎのある空間を演出する。
整する。
せない構造とする。
(折板屋根のボルトを利用。)
[ 材料 ]
・福島県産のスギ材を使用し、木の持つ温かさ、やさしさを感じる住宅とする。
・スギ材はもとより、各種県産材を使用することにより、地域の活性化を促す。
折板厚0.6葺き(山高88)無機質断熱材裏張り
通気層
遮熱透湿防水シート張り
木枠:スギ60x120@910
木枠間ビーズ法ポリスチレンフォーム厚60+60
・現在入手可能なシンプルな素材の選択、組み合わせにより性能向上に貢献する。
[ 性能 ]
レベル調整材
・断熱性能は次世代省エネ基準同等とし、暑さ寒さを防ぐと同時に、健康的な空間を提供する。
・世帯間間仕切は十分な遮音性能をもたせ、気兼ねなくくつろげる空間を提供する。
勾配:3/100
・十分な長さの軒の出を確保し、使い勝手の向上、日射の遮蔽、外装の耐久性向上を図る。
化粧桟:スギ18x60@303
ポリカ波板
・浴室には洗面器を設けず、ゆっくりとくつろげる入浴空間とする。
ガルバ鋼板厚0.35小波(北・西面等)
横胴縁:スギ18x60@455
支線
45
内法高さ
カーテンレールW
カーテンレールW
アルミ-樹脂複合サッシ
ガラス3+A12+3(型4)
45
1845
窓枠(上下):スギ114x45
居室
1845
2580
風除室
970
アコーディオンカーテン
2700
木造軸組在来工法
松杭:末口φ90
折板葺き厚0.6 山高88 無機質断熱材裏張
杉板厚30(本実加工)・一部ガルバリウム鋼板厚0.35小波
アルミ-樹脂複合サッシ ガラス:3+A12+3(型4) 網戸付
木下地セルローズ厚140充填-石膏ボード厚12.5二枚張(両面)
木下地セルローズ厚120充填-化粧石膏ボード厚12.5仕上
外壁:スギ縁甲板厚30縦張り
横胴縁:スギ18x60@455
間柱:スギ45x60@455
間柱間ビーズ法ポリスチレンフォーム厚60
内部間仕切り壁:スギ縁甲板厚30
軸組柱:スギ120角
とする。鍋や食材、食器が置ける棚板を一枚取り付ける。
設計概要
構造
基礎
屋根
外壁
外部開口部
準耐火界壁
世帯間間仕切
天井:断熱材直仕上
735
台所の天井:化粧石膏ボード厚9.5(準不燃)
・トイレの仕切りはカーテンとすることで、高齢者などの介助にも有効なスペースを確保する。
遮熱透湿防水シート折り返し
化粧桟:スギ18x60@303
735
[ 間取 ]
・流し台(コンロ台を含む)は共通で 1800 ㎜を確保し、多少でもストレスを軽減させる間取り
換気面戸
ポリカ波板
120
軒高
軒先:フック付きのボルト取付
ポリカ製引き戸
壁:スギ縁甲板厚30(柱間落し込み)
化粧石膏ボード厚9.5
(準不燃)
天井
化粧石膏ボード厚9.5
(準不燃)
外壁面:スギ縁甲板厚30 ビーズ法
ポリスチレンフォーム仕上
間仕切面:
スギ縁甲板厚30 (木製桟あらわし)
床:スギ縁甲板厚30
床:スギ縁甲板厚30
120 30
壁
FL
金コテ
GL
210
床
杉縁甲板厚30
塩化ビニルシート厚2.0
杉縁甲板厚30
塩化ビニルシート厚2.0
塩化ビニルシート厚2.0
ユニットバス
ビーズ法ポリスチレンフォーム厚60+60
875
壁:スギ縁甲板厚30(柱間落し込み)
420
室内仕上概要
室名
ダイニングキッチン
玄関
居室
洗面・脱衣室
トイレ
浴室
断熱仕様
大引間ビーズ法ポリスチレンフォーム厚60+60 留め桟:スギ18x60@455
留め桟:スギ18x60@455
ビーズ法ポリスチレンフォーム厚60 ビーズ法ポリスチレンフォーム厚60+60
マツ杭:末口φ90
設備概要
水道法の性能基準適合品。水栓はシングルレバー混合栓。
材料は硬質塩化ビニル管、合成樹脂製既製枡を使用。
住戸毎の集中配管とし、ガス漏れ警報器及びマイコンメーターを設置する。
2口グリル付きを設置
ガス仕様16号同等の給湯器を設置し、浴室、洗面、流し台に給湯する。
原則として浴槽+洗い場(洗面器のない)型の浴室ユニットを設置する。
緊急止水装置付水栓、洗濯機パンを設置する。
便所、浴室、台所に設置。(台所は羽根サイズ200㎜程度)
台所に熱式、居室に煙式の火災警報器を設置する。
屋外1mまで(プロパンは集合装置を含む。)
単相3線式100/200V 30Aとする。
各居室、台所、便所、浴室、玄関に設置する。
各棟に2台設置。
全ての部屋(浴室を除く)に1ヶ所以上設置する。
コンセント
エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ用は、接地端子付とする。
エアコン 壁掛型エアコンを各戸に設置する。
通線用スリーブを設置する。
TEL
アンテナを棟ごとに設置し、各戸に1ヶ所端子を設置する。
TV
工事範囲 屋内工事のみ
給水設備
排水設備
ガス設備
ガスコンロ
給湯設備
給排水衛生設備
浴室
洗濯機
換気扇
火災警報器
工事範囲
電気方式
照明器具
防犯灯
電気設備
910
910
910
2730
2730
910
5460
杉板と鋼板のエクステリア
次世代省エネ基準の断熱性能
県産杉のインテリア
外壁は床材と同じ杉板張りを基調とし、雨・
現在のところ入手可能な保温板を利用し、
合板の入手がままならない状況下において、
雪の影響や連続する単調な外壁に彩りを与
軸組間に十分な断熱を施すこと、性能の高
標準仕様の 30mm 厚の県産杉の本実加工
えるために一部を鋼板波板張りとする。
い開口部を設けることで、従来の仮設住宅
品を用いることで、下地の細工を簡略化し、
今までの仮設住宅にはない板張りの外観と
よりも断熱性能を格段に向上させ、暑さ寒
施工性と経済性の向上を図る。同時に木造
サインとしても機能するカラフルな波板で
さと蟻やムカデなどの虫のストレスから被
の軸組と相まって、木に包まれたやわらか
コーディネイトされた仮設住宅の風景にう
災者を解放するとともに結露によるカビの
い室内環境が安らぎを提供する。
るおいを与える。
発生などによる健康被害を防止する。
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