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2013 年度 Sophomore Seminar 予備登録について

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2013 年度 Sophomore Seminar 予備登録について
2013 年度 Sophomore Seminar
予備登録について
* Sophomore Seminar は必修科目
2003 年度以降生は、必修科目なので卒業に必要な科目です。科目登録を間違いなく行うよう
充分注意してください。
クラ
ス
担 当 者
選 考 方 法
成績
成績:成績は選考の補助的資料として使用する
希望理由書
希望理由書:(長さ)自由 (書式)ワープロ
1
赤松 信彦
2
秋篠 憲一
成績
3
D J. Chandler
成績
4
圓月 勝博
成績
希望理由書
5
藤井 光
希望理由書
6
林 以知郎
成績
7
石塚 則子
成績
8
金津 和美
成績
9
金谷 益道
成績
* クラス定員は 16 名
10
勝山 貴之
希望理由書
各クラスの登録希望者が定員を越えた場合は担当者によって選考が行われます。
11
菊田 千春
成績
12
Leo J. Loveday
成績
* 希望クラスは第3希望まで記入
13
中井 悟
成績
必ず第3希望まで記入してください。空欄がある場合は受付できません。
14
能登原 祥之
15
大沼 由布
また、予備登録手続きだけでは科目の登録を完了したことにはなりません。
来年4月の登録時に、必ず指定を受けたクラスの登録を行ってください。
* 選考方法はクラス別
「希望理由書」が要求されているクラスに登録を希望する学生は、予備登録票とともに指定された書式・
長さの「希望理由書」(A4サイズ紙)を提出してください。第1希望~第3希望まですべて「希望理由書」が必
要なクラスを選択の場合は、3通必要となります。
「成績」については、証明書類を提出する必要はありません。
16
17
18
* 12月 4 日(火)選考結果発表
文学部掲示板(両校地)
文学部ホームページ
19
20
Mark
Richardson
斉藤 延喜
下楠 昌哉
白川 恵子
菅原
真理子
成績
希望理由書
成績
その他
希望理由書
総合成績を見ます。
成績:GPA(希望理由書も参考にします)
希望理由書:(長さ)日本語 500~1000 字(英語の場合は 250~500 語)程度
(書式)A4 版ワープロ横書き
希望理由書:(長さ)500 字程度 (書式)自由
成績:必修科目の成績を選考対象とする
A4 サイズ 1枚程度(ワープロ)
基本的には希望理由書ですが、理由書だけでは決め難い場合、成績も考慮します。
希望理由書と GPA を総合して判断します。
希望理由書は、A41枚程度(Word 形式で印刷したもの)
その他:特にアピールしておきたいことがあれば、担当者に連絡を取ってください。
150 words.
Typed document (in English).
成績
成績
その他
成績:GPAおよび履修状況
その他:事前に相談などあれば、考慮します。ただし、確実な受け入れを約束する
ものではありません。
成績
成績
成績:GPA (参考資料として)
成績
21
田中 貴子
希望理由書
その他
希望理由書:(長さ)自由 (書式)パソコンのワープロソフト(Word など)を使用
のこと。
その他:希望理由書を最重要視します。成績(GPA)は参考資料とし、これら二つを
「総合的に」判断します。
22
龍城 正明
成績
23
D. R. Terhune
成績
24
臼井 雅美
成績
成績:累積 GPA で判定する。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
1
赤松信彦
このセミナーでは、第二言語習得および外国語学習について学びます。
春学期(Sophomore Seminar I)は、第二言語習得に関して、(1) バイリンガリズムの発達、(2) 第二言語習得理論、(3) バイリンガル教育に関す
る分野について文献を読み、理解を深めます。特に、それぞれの研究分野における基本的な概念、理論、研究方法、研究成果について学びま
す。
成績評価
口頭発表、期末試験、期末レポートを総合的に判断し、最終成績を決定します。
教科書
Baker, C. (2011). Foundations of bilingual education and bilingualism (5th Edition). Toronto: Multilingal Matters.
受講上の注意
このセミナーは、一般的な興味として、母語の習得、第二言語及び外国語の学習、日本の英語教育に関心のある学生を対象としています。した
がって、このセミナーを受講する学生には、言語学習に関連のある他の科目(例えば、「英語科教育法」、「英語教育特論」、「言語学」、「英語学」
など)を受講することを勧めています。
学生の口頭発表やディスカッションを中心に授業は進められます。したがって、学生の自主的な参加・運営のもとにセミナーは進行し、グループ
発表の準備や勉強会等、授業以外の時間に学生が自主的に集まり学習することが求められます。また、田中貴子先生、タヒューン先生、能登原
要
授業科目
担当者
授業のねらい
先生の Sophomore Seminar を履修している学生との交流も計画しています。
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
1
担当者
赤松信彦
授業のねらい
このセミナーでは、第二言語習得および外国語学習について学びます。
秋学期(Sophomore Seminar II)は、春学期に続き、バイリンガリズムについて学習します。(1) バイリンガル教育の効果と問題点、(2) イマージョ
ン・プログラム、(3)多文化主義と教育、(4)日本におけるバイリンガル教育に関する分野について文献を読み、理解を深めていきます。特に、それ
ぞれの研究分野における基本的な概念、理論、研究方法、研究成果について学びます。
成績評価
口頭発表、期末試験、期末レポートを総合的に判断し、最終成績を決定します。
教科書
Baker, C. (2011). Foundations of bilingual education and bilingualism (5th Edition). Toronto: Multilingal Matters.
受講上の注意
このセミナーは、一般的な興味として、母語の習得、第二言語及び外国語の学習、日本の英語教育に関心のある学生を対象としています。した
がって、このセミナーを受講する学生には、言語学習に関連のある他の科目(例えば、「英語科教育法」、「英語教育特論」、「言語学」、「英語学」
など)を受講することを勧めています。
学生の口頭発表やディスカッションを中心に授業は進められます。したがって、学生の自主的な参加・運営のもとにセミナーは進行し、グループ
発表の準備や勉強会等、授業以外の時間に学生が自主的に集まり学習することが求められます。また、田中貴子先生、タヒューン先生、能登原
先生の Sophomore Seminar を履修している学生との交流も計画しています。
講 義
概
講 義
要
授業科目
クラス
Sophomore Seminar Ⅰ
2
概
授業科目
担当者
秋 篠 憲 一
授業のねらい
このクラスでは、英米の文学作品の原典を味読し、英米文学研究の基礎を学んでもらいます。春学期はアメリカの小説家 Nathaniel Hawthorne
(1804-64)の The Scarlet Letter: A Romance を読みます。この作品は、厳格な倫理観が支配する 17 世紀ボストンの清教徒社会で起きた青年牧師
Arthur Dimmesdale と人妻 Hester Prynne の不倫事件を描いています。ある日獄舎の入り口に姿を現した Hester の胸には我が子 Pearl が抱かれ、
彼女が来ている服の胸には緋文字 A が刺繍され、この文字とともに彼女は生涯を送ります。神と人間の罪、人間にとっ自由とは何か、この作品は
要
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
2
担当者
秋 篠 憲 一
授業のねらい
このクラスでは、小説と詩のジャンルから選んだ作品を読んでもらいます。詩としては、William Shakespeare, E. E. Cummings, Matthew Arnold,
Robert Frost, Elizabeth Bishop の作品を、小説としては、E. Hemingway の Nick Adams 物語と呼ばれる、Nick Adams を主人公とした作品群の中
からいくつかを選んで読んでもらいます。
成績評価
さまざまなものを我々に問いかけてきます。みなさんといっしょに考えてみたいと思います。授業では、必要に応じて作品理解に必要な文学用語
平常点 10% 毎回出席をとります。
や英文のペーパーの書き方についても学んでもらいます。テキストには日本語の注がついていますので、原典を熟読して下さい。何よりも積極的
ペーパー 70% 授業中に読んだ作品の中から、自分で選んで、各自でテーマを決め英文(700 語程度)のペーパーを提出してもらいます。
な勉学に対する態度が大切です。
口頭発表 20% 15 分程度の発表をしてもらいます。
成績評価
教科書
平常点 10% 毎回出席をとります。
ペーパー 70% The Scarlet Letter について日本語(2000 字程度で 300 語の英文の要旨をつける)のペーパーを提出してもらいます。
口頭発表 20% 各自 15 分程度の発表をしてもらいます。
教科書
Nathaniel Hawthorne, The Scarlet Letter (詳注・緋文字) 小山敏三郎編注 南雲堂
受講上の注意
特にありません。
Earnest Hemingway 『Indian Camp—from The Nick Adams Stories』(朝日出版社)
受講上の注意
特にありません。
講 義
概
要
講 義
授業科目
Sophomore Seminar I
クラス
3
概
担当者
David Chandler
授業のねらい
要
授業科目
Sophomore Seminar II
クラス
3
担当者
David Chandler
授業のねらい
INTRODUCTION TO BRITISH CHILDREN’S LITERATURE
INTRODUCTION TO BRITISH WOMEN’S LITERATURE
When you study the literature and culture of another country it is often helpful to begin at the beginning: with the books used to
Cultural history often seems to be dominated by the achievements of “great men”—great writers, thinkers, artists, composers, and so
educate children. Not only are they easier to read than “adult” books, but they are designed to lay the foundations of adult thinking
on. This class will challenge that stereotype. You will study British women’s writing from the emergence of the professional female
about the world, about society, and about the self. Britain was one of the first countries to develop a literature especially for children,
author in the late 1600s to Jane Austen’s classic romantic novel, Pride and Prejudice (1813). We’ll concentrate on novels, plays, and
and since then British children’s books have had an extraordinary international influence (think of Peter Rabbit or Harry Potter!). In
poems, and the lives of the women who wrote them, though one week will be devoted to the most famous of all “feminist” books:
this class you’ll study ten classic British children’s books, from the beginnings of children’s books in the late 1600s to Lewis Carroll’s
Mary Wollstonecraft’s Vindication of the Rights of Woman (1792). You’ll learn about the difficulties and prejudices that women
Alice’s Adventures in Wonderland (1865). You’ll learn about why and how children’s books became an important part of modern
writers faced, and how they triumphantly overcame them—students of either sex should find their stories inspiring. Along the way
British (and international) culture, and how they shaped children’s imaginations and understandings. Along the way you’ll discover a
you’ll learn a great deal about the development of modern English (and Western) literature.
great deal about “Western” thinking, and hopefully about yourself, too.
成績評価
60% of the mark is for class attendance and participation; 40% for a short report on one of the children’s book you have studied in the
class (you’ll choose which one you want to work on).
成績評価
60% of the mark is for class attendance and participation; 40% for a short report on one of the children’s book you have studied in the
class (you’ll choose which one you want to work on).
教科書
教科書
There is no textbook. You will receive handouts each week, and you’ll download some further materials from the internet.
There is no textbook. You will receive handouts each week, and you’ll download some further materials from the internet.
受講上の注意
受講上の注意
Some preparatory reading will be required each week. All teaching will be in British English!
Some preparatory reading will be required each week. All teaching will be in British English!
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
4
圓月 勝博
英文学史上最高の詩人ジョン・ミルトン(John Milton, 1608-74)を主な学習対象として取り上げ、文学研究の基礎を学ぶ。キリスト教とギリシャ・ロ
ーマの古典をともに知り尽くした彼の作品は、非常に難しいことでもよく知られているが、忍耐強く本気で読み続ければ、生涯の財産となる心の糧
を手に入れることができるであろう。この授業のねらいは、本物に親しむ喜びを若い人たちに知ってもらうことである。
春学期に開講されるこのクラスにおいては、ミルトン研究入門として、彼が残した 23 編のソネットを執筆順に読む。作品講読と並行して、ミルトン
の長編詩『失楽園』(Paradise Lost, 1667)をモデルにした現代ファンタジーの傑作、フィリップ・プルマン(Philip Pullman, 1946)の『ライラの冒険』
(His Dark Materials, 1995-2000)の第1巻『黄金の羅針盤』(The Golden Compass, 1995)について、受講生に 10 分程度の発表をしてもらい、物語
について語り合う予定である。学期末には、ミルトンのソネットに関するレポート(英文 600 語程度)を提出してもらう。
成績評価
平常点 40%
発表 20%
学期末レポート 40%
教科書
John Milton, The Major Works, eds. by Stephen Orgel and Jonathan Goldberg (Oxford: Oxford University Press, 1991).
受講上の注意
特になし。
要
授業科目
担当者
授業のねらい
フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』(上・下)(新潮文庫、2003 年)。
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
4
担当者
圓月 勝博
授業のねらい
英文学史上最高の詩人ジョン・ミルトン(John Milton, 1608-74)を主な学習対象として取り上げ、文学研究の基礎を学ぶ。キリスト教とギリシャ・ロ
ーマの古典をともに知り尽くした彼の作品は、非常に難しいことでもよく知られているが、忍耐強く本気で読み続ければ、生涯の財産となる心の糧
を手に入れることができるであろう。この授業のねらいは、本物に親しむ喜びを若い人たちに知ってもらうことである。
春学期に開講されるこのクラスにおいては、ミルトン研究入門の仕上げとして、彼の牧歌とオードを読む。作品講読と並行して、ミルトンの長編叙
事詩『失楽園』(Paradise Lost, 1667)をモデルにした現代ファンタジーの傑作、フィリップ・プルマン(Philip Pullman, 1946)の『ライラの冒険』(His
Dark Materials, 1995-2000)の第1巻『黄金の羅針盤』(The Golden Compass, 1995)について、受講生に 10 分程度の発表をしてもらい、物語につ
いて語り合う予定である。学期末には、ミルトンのソネットに関するレポート(英文 600 語程度)を提出してもらう。
成績評価
平常点 40%
発表 20%
学期末レポート 40%
教科書
John Milton, The Major Works, eds. by Stephen Orgel and Jonathan Goldberg (Oxford: Oxford University Press, 1991).
フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』(上・下)(新潮文庫、2003 年)。
受講上の注意
特になし。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
5
藤井 光
現代のアメリカを舞台とする、まだ日本語に翻訳されていない短編小説を数多く取り上げ、そこに描かれる「アメリカ」の風景を読み取ることを軸とし
ます。土地と自然、家族関係、都市と経済など、合衆国の特徴をさまざまな角度から把握することを目指します。
要
授業科目
担当者
授業のねらい
Claire Vaye Watkins, “Battleborn,” Wells Tower, “Raw Water”など
概
Sophomore Seminar Ⅱ
平常点 50%、中間および期末レポート 50%
教科書
プリントを配布します。
受講上の注意
授業では毎回自分の意見を述べる用意をしてくることが求められます。
5
担当者
藤井 光
授業のねらい
現代の未訳短篇を引き続き読みながら、次にはアメリカとその「外」との関係を考えてみたいと思います。軍事介入やビジネス、慈善活動やジャー
ナリズムを通じて、世界に触れるアメリカ人の姿から浮かび上がる、また別の「アメリカ」の姿を読み取ることが目標です。
Joyce Carol Oates, “Translator,” Jeffrey Eugenides, “Air Mail”など。
成績評価
成績評価
クラス
平常点 50%、期末課題およびレポート 50%
教科書
プリントを配布します。
受講上の注意
授業では毎回自分の意見を述べる用意をしてくることが求められます。
講 義
概
講 義
要
授業科目
クラス
Sophomore Seminar Ⅰ
6
林 以知郎
「アメリカ文学における子供像」
このセミナーは英米文学作品を読み楽しむために必要な基本的技法の習得を目指すものであるが、そのための素材として、春学期はアメリカ文
学に現れる子供たちの姿に着目してみたい。アメリカ文化・文学の底流に流れる様々な要素―無垢と経験、自然がもたらす癒しと暴力、家庭とい
う空間、都市の風景など―を子供像を変数として考察していくとともに、文学テキストを読み解釈する力を蓄えていこう。春学期はアーネスト・ヘミン
グウェイ、トルーマン・カポーテ、シャーウッド・アンダーソン、キャサリン・アン・ポーターなどの短編小説を取り上げる。
成績評価
30% クラス作業、討論への参加を評価する。
期末筆記試験 20% 取り上げた作品の読解を確認する簡単な試験を課する。
期末ペーパー 50% 取り上げた作品の分析・表現能力を評価する。英文で 500 語程度の小論文を課する。
教科書
プリント教材を用意する。
受講上の注意
テキストをきちんと読んでセミナーに備えること。
要
授業科目
担当者
授業のねらい
平常点
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
6
担当者
林 以知郎
授業のねらい
「アメリカ文学における女性像」
春学期は子供像を描いたアメリカ短編小説を考察するが、秋学期には観点を変えて、英米作家が描いた女性像を短編小説に探ることを通し
て文学作品読解の力を養っていく。取り上げる作家としてはジョン・スタインベック、キャサリン・アン・ポーター、ウイリアム・フォークナー、D.H. ロレ
ンスなどの20世紀作家を考えている。
また後半には子供や女性を描いた詩テキストも読んでみたい。
成績評価
平常点
30% クラス作業、討論への参加を評価する。
期末筆記試験 20% 取り上げた作品の読解を確認する簡単な試験を課する。
期末ペーパー 50% 取り上げた作品の分析・表現能力を評価する。英文で 700 語程度の小論文を課する。
教科書
プリント教材を用意する。
受講上の注意
テキストをきちんと読んでセミナーに備えること。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
要
授業科目
担当者
石塚 則子
7
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
7
石塚 則子
授業のねらい
授業のねらい
このクラスの目的は、アメリカ文学作品を味読しながら、英米文学研究の基礎、つまり3年次から始まる専門研究に必要なツールを習得すること
このクラスの目的は、アメリカ文学作品(小説と劇)を味読しながら、英米文学研究の基礎、つまり3年次から始まる専門研究に必要なツールを習
得することです。
です。
春学期には主に19世紀末から現代までのアメリカ短編・中編小説を読みます。子どもの視点または語りによる作品を取り上げ、語りの構造や作
者の意図などを読み解いていきます。大人にはわからない(ある時には残酷な、また斬新な)、子どもの物事の捉え方や、精神的不安定、大人に
なりきれない中途半端な思春期などが、どのように作品の中で描かれているか、当時のアメリカの社会との関連なども踏まえて、ゼミで話し合いな
秋学期には、アメリカの南部を舞台にしたウィリアム・フォークナーの"A Rose for Emily"とテネシー・ウィリアムズの A Streetcar Named Desire を取
り上げます。小説と劇というジャンルの違いも考察し、それぞれのテクストを読み解いていきます。同時に英文ペーパー(MLA 方式)の作成、口頭
発表に必要な訓練も行います。
成績評価
がら理解を深めていきます。
同時に英文ペーパー(MLA 方式)の作成、口頭発表に必要な訓練も行います。主に以下の作品を読む予定です。
Carson McCullers, The Member of the Wedding
Ann Petry, “Doby’s Gone”
Errnest Hemingway, "The Indian Camp"
Ambrose Bierce, "Chickamauga"
成績評価
クラスでの活動と学期末の英文ペーパー(約700語)と平常点によって、総合的に評価します。
教科書
Tennessee Williams.
クラスでの活動、日本語のペーパーとその英文レジメ(約300語)などによって、総合的に評価します。
A Streetcar Named Desire (金星堂、1996年)とプリント教材
受講上の注意
質問のある人は、電子メールで、石塚まで。
教科書
Carson McCullers.
担当者
The Member of the Wedding.
プリント教材
受講上の注意
質問のある人は、電子メールで、石塚まで。
Boston: Houghton Mifflin, 2004.
ISBN 0-618-49239-9
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
8
金津和美
このクラスでは 20 世紀イギリス女流小説家を代表する Muriel Spark、Katherine Mansfield、Margaret Drabble などの作品を読む。英文学研究の導
入として作品解釈の手法を学びつつ、彼女たち自身が直面し、女性ならではの視点から繊細に描き出された生に対する矛盾・葛藤を読み解いて
いく。文学作品を学ぶというと難しく聞こえるが、彼女たちが扱う問題は、今、私たちが悩み、疑問に思うこととそれ程変わらない。まずは楽しく文学
を読み、恋愛、結婚、人生を語ることから始めよう!
授業では、テキストを精緻に読み、分析する能力を培い、プレゼンテーションやグループディスカッションを通じて、自らの意見を明確かつ効果的
に述べる技術を習得することを目指す。また、300 語以上の英文でのレポートを課し、英語論文を作成するための基本的な手順や規則について
成績評価
平常点
発表
: 30%
: 30%
レポート: 40%
教科書
横山幸三 註 『イギリス女流短編集:Modern British Women Writers』 (成美堂)
受講上の注意
授業の 3 分の 2 以上の出席がないと不可になります。また、必ず予習をして授業に臨むこと。
要
授業科目
担当者
授業のねらい
の指導を行う
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
8
担当者
金津和美
授業のねらい
このクラスでは英詩を読む。Sophomore Seminar Iに引き続き、テーマとして女性を扱った詩作品を取り上げる。まず前半は、19 世紀女性詩人の作
品からいくつかを選び、詩を解釈する上で必要なさまざまな手順を学びつつ、一つ一つの言葉を丁寧に味わい、その鮮やかな意味の世界を楽し
んでみたい。そして、後半では 2003 年に製作された映画『Sylvia』(Gwyneth Paltrow 主演)を手引きにしながら、イギリスを代表する現代詩人
Ted Hughes (1930-1998)と、彼の妻で詩人の Sylvia Plath(1932-63)の作品を中心に、二人の深く、激しい愛と葛藤の諸相を読み解いていく。
授業では、テキストを精緻に読み、分析する能力を培い、プレゼンテーションやグループディスカッションを通じて、自らの意見を明確かつ効果的
に述べる技術を習得することを目指す。また、700 語以上の英文でのレポートを課し、英語論文を作成するための基本的な手順や規則について
の指導を行う。
成績評価
平常点
発表
: 30%
: 30%
レポート: 40%
教科書
授業時に配布。
受講上の注意
授業の 3 分の 2 以上の出席がないと不可になります。また、必ず予習をして授業に臨むこと。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
9
金谷 益道
Ideal Husband(1895)と英国の短詩を扱う。短詩は主に数年前 BBC テレビで発表された「歴代の英国詩ベスト 100」の上位にランクされたものや最
近の社会的動向と密接に関わっているものを中心に紹介したい。こういった作品を通して劇や詩に関する専門用語や基本的なペーパーの書き方
を学んでもらいたい。口頭発表,ディスカッション,出席,約 300 words の英文ペーパーなどを成績評価の対象とする。
成績評価
期末レポート試験
Sophomore Seminar Ⅱ
9
担当者
金谷 益道
このクラスでは英国文学の原典の精読を通して文学研究に必要な基本的知識を身につけることを主眼とする。秋学期では E. M. Forster の長編小
説 A Room with a View (1908)を読む。この作品を通して小説に関する専門用語や小説を構成する基本的要素,さらに基本的な文学批評方法
を学んでもらいたい。(文学批評方法は特にフェミニズム文学批評をとりあげる予定である。)口頭発表,ディスカッション,出席,約 700 words の英
文ペーパーなどを成績評価の対象とする。
小説を研究することにより,世間で「当たり前」として容認されているものの見方や考え方を「当たり前のものでなくする」力を養う。また「当たり前」と
テキストに関する 20 分程度の発表を 1 回。ミニテスト。出席。
70%
約 300 words の英文ペーパー。
教科書
して押しつけられるものの見方や考え方のおかげでいわれない差別や抑圧に苦しむ人が実社会に多く存在することに気づき,自分がどう生きる
べきなのか考えるようになってほしい。また英語でしっかりと academic paper を書けるようになってほしい。
成績評価
平常点
Oscar Wilde , An Ideal Husband . (Nick Hern Books, 2000)
30%
期末レポート試験
受講上の注意
クラス
授業のねらい
このクラスでは英国文学の原典の精読を通して文学研究に必要な基本的知識を身につけることを主眼とする。春学期では Oscar Wilde の劇 An
30%
要
授業科目
担当者
授業のねらい
平常点
概
テキストに関する 20 分程度の発表を 1 回。ミニテスト。
70%
約 700 words の英文ペーパー。
教科書
E.M. Forster , A Room with a View , Penguin Modern Classics Fiction . (Penguin, 2000) .
受講上の注意
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
10
概
授業科目
担当者
勝 山 貴 之
授業のねらい
このクラスでは、小説・演劇・詩などがどのように時代や文化によって生み出され、同時に個々の作品が、いかにしてそれぞれの時代や文化を描
き出し、創り出していくかについて考察していく。授業ではまず、作品を細かに分析しながら、みんなで議論しあうことから始めてみたい。また授業
の中では、作品の様々な舞台演出や映画化についても言及する。
取り上げる作品は、メアリー・シェリー作 『フランケンシュタイン』、フリップ K. ディック作 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか(映画「ブレードラ
ンナー」原作)』、カズオ・イシグロ作 『私を離さないで』、アーネスト・ヘミングウェイの短編小説、ジョン・スタインベックの短編小説、ジェームズ・ウ
要
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
10
Sophomore Seminar II では春学期に引き続き、個々の作品と時代・文化の相互関係について学んでいく。授業では、作品を細かに分析しなが
ら、みんなで議論しあうことに重点をおきたい。そのうえで、作品の様々な舞台演出や映画化についても言及する予定である。
取り上げる作品は、ウィリアム・ゴールディング作 『蠅の王』、 スティーヴン・キング作「遺体(映画「スタンド・バイ・ミー」原作)」、F. スコット・フィッ
ツジェラルド作 『グレート・ギャツビー』、エミリー・ブロンテ作 『嵐が丘』、 ウィリアム・シェイクスピア作 『ハムレット』など。
成績評価
期末 paper(英文 1000words 以上)(70%)
クターズ・スタジオのインタビューも取り上げる予定。
出席及び授業での発表など(30%)
成績評価
出席及び授業での発表など(30%)
教科書
ウィリアム・ゴールディング、『蠅の王』
F. スコット・フィッツジェラルド、『グレート・ギャツビー』
教科書
William Shakespeare, Hamlet. (Penguin)
Tennessee Williams, A Streetcar Named Desire.(Penguin)
その他はプリント配布。
原文はプリントを配付する。
なお参考書および参考ビデオは授業において指示する。
なお参考書および参考ビデオは授業において指示する。
受講上の注意
なおゼミでは課外活動として演劇鑑賞および舞台見学を予定している。
勝 山 貴 之
授業のねらい
ォーラー作 『マディソン郡の橋』、テネシー・ウィリアムズ作 『欲望という名の電車』、ジョナサン・ラーソン作 ミュージカル『レント』など。その他、ア
期末 paper(和文)(70%)
担当者
受講上の注意
なおゼミでは課外活動として演劇鑑賞および舞台見学を予定している。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
11
概
授業科目
担当者
菊田 千春
授業のねらい
このゼミは言語学の基礎的な知識を身につけ、身のまわりにある「ことばの不思議」に対する関心を高めると共に、実際に言語を分析する方法を
学んでいくことをねらいとしています。
英語や日本語に関わらず,言語は,私たちの「生」になくてはならないもので,人間のあらゆる営みに深く関わっています。しかし,特に,英語学や
言語学とは何か,大学に入るまではイメージも湧かなかった人が多いでしょう。英語学などの講義だけでは,知識を詰め込んだだけだったかもしれ
ません。このゼミでは,言語学のテキストを読み,練習問題をときながら,より具体的に言語について理解を深めますが,あわせて,実際に身のま
わりの言語の使われ方などを観察したり,考えたりする機会を組み入れる予定です。
テキストは,読みやすい英語で,わかりやすく言語学の基本的な概念や問題を説明しており,言語学の入門教科書としては定評があるもので,す
べての章は,30 ページあまりの解説のあと,練習問題がついています。Sophomore Seminar Ⅰ(春学期)では,Chapter 1 から 4 までを扱います
が,内容によって,学生による発表を中心とする章と,練習問題を解くことを中心とする章に分ける予定です。受講者は,(1)テキスト内容を読んで
くること(2)内容について発表すること(分担)(3)テキスト中の指定された練習問題を解いてくることが求められます。
成績評価
平常点 40% (プレゼンの内容。出席,授業への参加度、準備など)
レポート 40% (春学期は日本語、秋学期は英語です。5 ページ+英語での abstract 200 words)
テスト 20% (授業で取り上げた重要なポイントの理解を確認する)
教科書
Fromkin, V., Rodman, R., & Hyams, N. (2011). An Introduction to Language, 9th edition . (Thomson & Heinle) .
受講上の注意
1 年次に英語学 I, II を履修していることが望ましい。していない場合には、2 年次に必ず履修してください。
要
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
11
担当者
菊田 千春
授業のねらい
このゼミは Sophomore Seminar I に引き続き、言語学の基礎的な知識を身につけ、身のまわりにある「ことばの不思議」に対する関心を高めると共
に、実際に言語を分析する方法を学んでいくことをねらいとしています。
英語や日本語に関わらず,言語は,私たちの「生」になくてはならないもので,人間のあらゆる営みに深く関わっています。しかし,特に,英語学や
言語学とは何か,大学に入るまではイメージも湧かなかった人が多いでしょう。英語学などの講義だけでは,知識を詰め込んだだけだったかもしれ
ません。このゼミでは,言語学のテキストを読み,練習問題をときながら,より具体的に言語について理解を深めますが,あわせて,実際に身のま
わりの言語の使われ方などを観察したり,考えたりする機会を組み入れる予定です。
テキストは,読みやすい英語で,わかりやすく言語学の基本的な概念や問題を説明しており,言語学の入門教科書としては定評があるもので,す
べての章は,30 ページあまりの解説のあと,練習問題がついています。Sophomore Seminar Ⅱ(秋学期)では,Chapter 5 から 7 までを扱います
が,内容によって,学生による発表を中心とする章と,練習問題を解くことを中心とする章に分ける予定です。受講者は,(1)テキスト内容を読んで
くること(2)内容について発表すること(分担)(3)テキスト中の指定された練習問題を解いてくることなどが求められます。
成績評価
平常点 40% (プレゼンの内容。出席,授業への参加度、準備など)
レポート 40% (英語で 800 -1000words)
テスト 20% (授業で取り上げた重要なポイントの理解を確認する)
教科書
Fromkin, V., Rodman, R., & Hyams, N. (2011). An Introduction to Language, 9th edition . (Thomson & Heinle) .
受講上の注意
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
class number
12
概
要
担当者 name
Sophomore Seminar Ⅱ
Leo J Loveday
クラス
授業科目
class number
12
担当者 name
Leo J Loveday
授業のねらい Course description
授業のねらい Course description
This seminar is taught only in English and students must be able to use basic English in class.
Some of the
issues we will be reading, watching movies and discussing about include:
What is the value of teaching English in elementary school in Japan? What are the
problems of Japanese returnees? What is the best way to learn a foreign language? What
is the best way to adapt to a foreign culture? How do bilingual families raise their
children? What makes a good translation? What are the challenges of making Japanese
subtitles for English movies? What is happening to bilingual education in the USA?
In this course we always look at language in relation to the society and culture it comes from and in connection
with the humans that use it so the approach is different from traditional linguistics which tends to only focus on
This seminar is taught only in English and students must be able to use English in class. The theme of is how an
identity can influence the way people communicate. During the course, we will consider questions such as the
following:
What are the different dialects of the USA and where do they come from?
What is the reason that some Black Americans have a special way of talking?
How do speakers of English show their social class and status? What is the
difference between politeness in English and Japanese? How do women
speak differently from men? What does your name say about your culture
and society? What are the vocal stereotypes of characters in Disney movies?
sounds and grammar.
The style of this course is not a lecture but like a workshop where students take part actively in giving their
opinions, discussing and interpreting data. Each lesson taught by the teacher will involve answering questions
about an episode from a movie or video documentary; the explanation about the weekly reading homework will
be given with power point support so that everyone can understand the points clearly.
成績評価 Evaluation
50% Attendance + Class Participation +Homework 20% ORAL PRESENTATION 30% REPORT
教科書 Text
We will use a richly illustrated encyclopedia with clear, straightforward explanations presented in an exciting
成績評価 Evaluation
design format:「THE CAMBRIDGE ENCYCLOPEDIA OF LANGUAGE」by David Crystal.
50% Attendance + Class Participation +Homework 20% ORAL PRESENTATION 30% REPORT
Cambridge
University Press. Paperback. 3rd edition.ISBN: 978-0-521-73650-3
受講上の注意 Requirement of taking a class
教科書 Text
This course is for students with a strong and serious interest in communication. They must be able to express
We will use a richly illustrated encyclopedia with clear, straightforward explanations presented in an exciting
themselves intelligibly in spoken English as well as understand the teacher’s academic English. You need at
design format:「THE CAMBRIDGE ENCYCLOPEDIA OF LANGUAGE」by David Crystal.
least 450 TOEFL score. The style of the course is NOT a lecture but a workshop: students must take part
Cambridge
University Press. Paperback. 3rd edition. ISBN: 978-0-521-73650-3
受講上の注意 Requirement of taking a class
This course is for students with a strong and serious interest in communication. They must be able to express
themselves intelligibly in spoken English as well as understand the teacher’s academic English. You need at
least a score of 450 in TOEFL.
actively in giving their opinions,
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
13
中井 悟
Sophomore Seminar の目的には 4 つある。
言語学の基本概念の学習
→テキストの熟読及び「英語学 I」,「英語学 II」,「言語学 I」,「言語学 II」の履修
英語で書かれた言語学の文献を読む訓練
→テキストの熟読
言語分析の練習
→テキストの exercises の解答を考える
英語でペーパーを書く
このクラスの主たる目標は,言語学の用語を覚えることではなく(もちろん,どの学問でもそうであるが,覚えておかねばならない用語は多数あ
る),実際に英語や日本語の分析をして,言語は規則や原理に支配された体系的なものであることを理解してもらうことである。言語を研究すること
は楽しく,興味あることであり,自分で言語を分析して,今まで誰も気がつかなかったことを論文にして発表することは,創造的な作業であることを
知ってもらいたい。
授業時間数も多くはなく,また,このセミナーは言語の分析の訓練に重点を置いているので,言語学の基本概念の学習は,「英語学 I」,「英語学
II」,「言語学 I」,「言語学 II」の授業にまかせ,できるだけ練習問題を解くことに時間をかけたい。したがって,学生諸君は「英語学 I」,「英語学
II」,「言語学 I」,「言語学 II」を必ず履修しなければならない。また,同じ理由で,教室ではテキストの訳読などはしないので,受講生は自分でテキ
ストを熟読し,exercises の解答を作成してこないと授業を理解できない。
Sophomore Seminar の段階では,言語学の特定の狭い領域だけを扱うのではなく,言語学の核となる分野である,音声学・音韻論,形態論,統
語論,意味論を扱う。Sophomore Seminar I では次 4 章を扱う。
Chapter 1 What Is Language?
Chapter 2 Brain and Language
Chapter 3 Morphology: The Words of Language
Chapter 4 The Sentence Patterns of Language
成績評価
成績評価は原則として学期末筆記試験と平常点による。
教科書
Victoria Fromkin, et al., An Introduction to Language (9th ed.; Boston: Wadsworth, 2011). (Paperback)
要
授業科目
担当者
授業のねらい
受講上の注意
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
13
担当者
中井 悟
授業のねらい
Sophomore Seminar の目的には 4 つある。
言語学の基本概念の学習
→テキストの熟読及び「英語学 I」,「英語学 II」,「言語学 I」,「言語学 II」の履修
英語で書かれた言語学の文献を読む訓練
→テキストの熟読
言語分析の練習
→テキストの exercises の解答を考える
英語でペーパーを書く
このクラスの主たる目標は,言語学の用語を覚えることではなく(もちろん,どの学問でもそうであるが,覚えておかねばならない用語は多数あ
る),実際に英語や日本語の分析をして,言語は規則や原理に支配された体系的なものであることを理解してもらうことである。言語を研究すること
は楽しく,興味あることであり,自分で言語を分析して,今まで誰も気がつかなかったことを論文にして発表することは,創造的な作業であることを
知ってもらいたい。
授業時間数も多くはなく,また,このセミナーは言語の分析の訓練に重点を置いているので,言語学の基本概念の学習は,「英語学 I」,「英語学
II」,「言語学 I」,「言語学 II」の授業にまかせ,できるだけ練習問題を解くことに時間をかけたい。したがって,学生諸君は「英語学 I」,「英語学
II」,「言語学 I」,「言語学 II」を必ず履修しなければならない。また,同じ理由で,教室ではテキストの訳読などはしないので,受講生は自分でテキ
ストを熟読し,exercises の解答を作成してこないと授業を理解できない。
Sophomore Seminar の段階では,言語学の特定の狭い領域だけを扱うのではなく,言語学の核となる分野である,音声学・音韻論,形態論,統
語論,意味論を扱う。Sophomore Seminar II では次の 4 章を扱う。(ただし,順序は,Chapter 6→Chapter 7→Chapter 5→Chapter 8)
Chapter 5 The Meanings of Language
Chapter 6 Phonetics: The Sounds of Language
Chapter 7 Phonology: The Sound Patterns of Language
Chapter 8 Language Acquisition
成績評価
成績評価は原則としてペーパーと学期末筆記試験と平常点による。
教科書
Victoria Fromkin, et al., An Introduction to Language (9th ed.; Boston: Wadsworth, 2011). (Paperback)
受講上の注意
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
14
概
授業科目
担当者
能登原祥之
授業のねらい
本セミナーでは、第二言語習得および外国語学習について学びます。 春学期は、 (1) バイリンガリズムの発達、(2) 第二言語習得理論、(3) バ
イリンガル教育、に関する文献を読み、海外の第二言語教育や第二言語習得のメカニズムについて理解を深めます。基礎的概念、理論、研究方
法、研究成果などを学び、プレゼンテーションやディスカッションを通して、素朴な疑問を専門的な問題意識へと高めていきます。
要
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
14
担当者
能登原祥之
授業のねらい
このセミナーでは、第二言語習得および外国語学習について学びます。 秋学期は、春学期に続き、バイリンガリズムについて学習します。特に、
(1) バイリンガル教育の効果と問題点、(2) イマージョン・プログラム、(3)多文化主義と教育、(4)日本におけるバイリンガリズム、の文献を読み、海
外の第二言語教育や第二言語習得のメカニズムについて理解を深めます。基礎概念、理論、研究方法、研究成果などを学び、プレゼンテーショ
ンやディスカッションを通して、素朴な疑問を専門的な問題意識へと高めていきます。
成績評価
成績評価
(1) 授業でのディスカッション、(2) プレゼンテーション、(3) 学期末試験、(4) 学期末レポート、などで総合的に評価します。
(1) 授業でのディスカッション、(2) プレゼンテーション、(3) 学期末試験、(4) 学期末レポート、などで総合的に評価します。
教科書
教科書
Baker, C. (2011). Foundations of bilingual education and bilingualism (5th Edition). Toronto: Multilingal Matters.
Baker, C. (2011). Foundations of bilingual education and bilingualism (5th Edition). Toronto: Multilingal Matters.
受講上の注意
受講上の注意
このセミナーは、海外の第二言語教育や第二言語習得に興味関心のある人を対象としています。特に英語教師を目指す人にとっては、視野を広
げる良い機会となるでしょう。授業は、学生を中心としたプレゼンテーションとディスカッションを中心に進められます。赤松先生、TERHUNE 先生、
田中先生とのジョイントクラスも計画しています。さらに専門性を高める上で、受講者には、「英語科教育法」、「英語教育特論」、「英語学」を受講
することを勧めています。
このセミナーは、海外の第二言語教育や第二言語習得に興味関心のある人を対象としています。特に英語教師を目指す人にとっては、視野を広
げる良い機会となるでしょう。授業は、学生を中心としたプレゼンテーションとディスカッションを中心に進められます。赤松先生、TERHUNE 先生、
田中先生とのジョイントクラスも計画しています。さらに専門性を高める上で、受講者には、「英語科教育法」、「英語教育特論」、「英語学」を受講
することを勧めています。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
15
大沼由布
この授業のねらいは、散文作品を用いて、単に書いてある意味を理解するのではなく、対象を「読む」ということはどういうことなのかを皆で理解
し、各自がその実践例として、要求される形式に従って発表をし、ペーパーを書けるようになる事です。そのためには、毎週分担者を決め、読んで
きた内容についてまとめてもらいますが、あらすじ紹介に終わらず、何かプラスアルファがあることを期待します。また、発表者以外の人は必ず何
か質問をするつもりで臨んでください。ペーパーの書き方や発表の際に注意すべき点、リサーチのポイントなどについては順次解説します。
使用する教科書は、19 世紀アメリカの小説家ナサニエル・ホーソーンが、子供向けに書いたもので、ギリシア神話の中でも特によく知られた 6
つの話を紹介しています。ペガサス、ヘラクレス、パンドラの箱、ゴルゴンの首、触ると何でも黄金になってしまう王様、といった話が、子供も惹きつ
けるように面白く(かといって勿論幼稚ではなく)書いてあり、美しい挿絵もついています。どこかで聞いたような話ばかりでしょうから、この機会に読
んでみませんか?
成績評価
レポート(日本語で書いたものに英文 300 words 程度の要旨をつける):50%
発表:20%
質問:10%
出席などその他の平常点:20%
教科書
Nathaniel Hawthorne, A Wonder Book for Girls and Boys. Chapel Hill: Yesterday's Classics, 2009.
受講上の注意
出席が授業回数の三分の二に満たない場合や,発表や質問をまったくしなかった場合は,不可になります。ゼミですから,毎回きちんと準備をし
要
授業科目
担当者
授業のねらい
て出席することを基本とします。
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
15
担当者
大沼由布
授業のねらい
この授業のねらいは、韻文作品を用いて、単に書いてある意味を理解するのではなく、対象を「読む」ということはどういうことなのかを皆で理解
し、各自がその実践例として、要求される形式に従って発表をし、英文ペーパーを書けるようになる事です。そのためには、毎週分担者を決め、精
読してきた内容を発表してもらいますが、単に訳すだけでなく、詩人自身についてや、作品の背景についても調べてきて下さい。また、発表者以
外の人は必ず何か質問をするつもりで臨んでください。英文ペーパーの書き方や発表の際に注意すべき点、リサーチのポイントなどについては
必要に応じて解説・再確認します。
とり上げる詩は、ギリシア神話に関連したもので、ウィリアム・シェイクピア、ジョン・キーツ、ウォルト・ホイットマンなど、英米文学史に必ず登場す
る詩人達の作品を予定していますが、受講者からの希望があれば、可能な限り採り入れたいと思います。
成績評価
レポート(英文 700 words 程度):50%
発表:20%
質問:10%
出席などその他の平常点:20%
教科書
プリント配布
受講上の注意
出席が授業回数の三分の二に満たない場合や,発表や質問をまったくしなかった場合は,不可になります。ゼミですから,毎回きちんと準備をし
て出席することを基本とします。
講 義
概
要
講 義
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
class number
16
概
担当者 name
Mark Richardson
授業のねらい Course description
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
class number
16
担当者 name
Mark Richardson
授業のねらい Course description
This course offers a general introduction to literature. We will read poetry, a short novel, and perhaps a few essays and short stories.
Our aim is to develop habits of attention to literary writing that will serve students well in every course they take while in the
Department of English. I welcome all students and shall conduct the seminar in an informal, relaxed manner.
This course offers a general introduction to literature. We will read poetry, a short novel, and perhaps a few essays and short stories.
Our aim is to develop habits of attention to literary writing that will serve students well in every course they take while in the
Department of English. I welcome all students and shall conduct the seminar in an informal, relaxed manner.
成績評価 Evaluation
成績評価 Evaluation
Attendance and class participation: 40%. Final term paper: 40%. Final Exam (multiple choice format): 20%.
Attendance and class participation: 40%. Final term paper: 40%. Final Exam (multiple choice format): 20%.
教科書 Text
教科書 Text
1) Christopher Ricks, ed., Oxford Book of English Verse. Oxford University Press, 1999. ISBN:10-0192141821. 2) James Welch,
Winter In The Blood. Penguin Classics, 2008. ISBN:10-0143105221. I may distribute additional texts via E-class, or in photocopy.
1) Christopher Ricks, ed., Oxford Book of English Verse. Oxford University Press, 1999. ISBN:10-0192141821. 2) James Welch,
Winter In The Blood. Penguin Classics, 2008. ISBN:10-0143105221. I may distribute additional texts via E-class, or in photocopy.
受講上の注意 Requirements for taking the class.
See above: “Evaluation.”
受講上の注意 Requirements for taking the class.
See above: “Evaluation.”
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
17
斉藤 延喜
このクラスでは、英米の文学作品の原典を味読し、英米文学研究の基礎を学んでもらいます。春学期の授業では短編小説および劇の各ジャンル
から選んだ作品――Hemingway, Lawrence, Gilman, Faulkner および Miller 等――を読む予定です。また、必要に応じて、作品解釈に不可欠な
文学用語も学び、リサーチペーパー作成の訓練もしてもらいます。口頭発表・ディスカッションを中心にして、演習形式で授業が進められますか
ら、積極的にクラスに参加してください。なお授業中に扱う具体的な作品については、第 1 回目の授業時に配布予定のシラバスを参照してくださ
成績評価
評価は以下の 3 点に基づいて行います。
oral presentation and class discussion (20%)
a critical paper in Japanese (30%)
a written exam (50%)
教科書
短編小説はプリント教材を配布予定。
授業科目
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
17
担当者
斉藤 延喜
授業のねらい
このクラスでは、英米の文学作品の原典を味読し、英米文学研究の基礎を学んでもらいます。秋学期の授業では、詩および短編小説の各ジャ
ンルから選んだ作品――Herrick, Wordsworth, Shakespeare, Blake, Frost, Dickinson, Cummings および Conrad 等――を読む予定です。また、必
要に応じて、作品解釈に不可欠な文学用語も学び、英文ペーパー作成の訓練もしてもらいます。口頭発表・ディスカッションを中心にして、演習
形式で授業が進められますから、積極的にクラスに参加してください。なお授業中に扱う具体的な作品についての詳細は、第 1 回目の授業時に
配布予定のシラバスを参照してください。
成績評価
評価は以下の 3 点に基づいて行います
oral presentation and class discussion (20%)
a critical paper in English (30%)
a written exam (50%)
教科書
プリント教材を配布予定。
Arthur Miller, The Death of a Salesman (Penguin Plays; Penguin, 1998)
受講上の注意
要
担当者
授業のねらい
い。
概
受講上の注意
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
18
下楠 昌哉
文学作品を味読し研究するためには、作品に真摯に向き合うことと、その作品を支える文化についての教養を持つことが必要です。その文学作
品が外国語で書かれたものであるならば、当然語学力も大事です。英語で文学作品を精読しつつ、その背後や周辺に広がる文化について理解
を深めます。この演習では、英語で書かれた文学に慣れ親しむきっかけとして、みなさんが子どものころから触れる機会が多くあったと思われるお
とぎ話「美女と野獣」と、それを題材とした短編小説、Angela Carter, "The Tiger's Bride"を扱います。また、イギリス文化を扱った教科書の中から学
成績評価
平常点 15%、授業における提出物とプレゼンテーション 15%、小テスト 30%、期末レポート 40%
教科書
下楠昌哉編著、『イギリス文化入門』、三修社、2010 年。
受講上の注意
ゼミですから遅刻なく毎回出席することが基本です。能動的な授業参加を評価します。
要
授業科目
担当者
授業のねらい
生が個々に興味ある題材を選び、リサーチを行います。
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
18
担当者
下楠 昌哉
授業のねらい
Sophomore Seminar I に続いて、英語で文学作品を精読しつつ、その背後や周辺に広がる文化について理解を深めます。この演習では、文学
の三つの主要分野、小説、詩、演劇の作品をそれぞれ鑑賞します。扱う作品は、どれも民話を基にしたもので、妖精や人魚(ただし、日本で一般
的なものとは少し違った人魚)が登場します。市井の人々の間に口伝えにされてきた民話が、小説や演劇、詩といった様々な表現形態に変容す
る姿から、文学の多様な姿を味読してみましょう。具体的には、W. B. Yeats, Lafcadio Hearn, Eric Linklater らの作品を取り上げます。
成績評価
平常点 15%、授業における提出物とプレゼンテーション 15%、小テスト 30%、期末レポート 40%
教科書
適宜資料を配布します。
受講上の注意
ゼミですから遅刻なく毎回出席することが基本です。能動的な授業参加を評価します。
講 義
概
講 義
要
授業科目
クラス
Sophomore Seminar Ⅰ
19
白川恵子
要
授業科目
担当者
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
19
担当者
白川恵子
授業のねらい
授業のねらい
ソフォモア・セミナーでは、一年をかけてアメリカで 1692 年に起こったセイラムの魔女狩りについて考察するが、前期は、アーサー・ミラーによる戯
曲を読む。作家自身の 1950 年代赤狩り体験から描かれた本作品を読むにあたって、多くの資料をともに、両時代の社会的背景、歴史的事実など
を考察する。その過程で、魔女狩り、赤狩りについての映像作品も紹介することになるだろう。1996 年米版映画『クルーシブル』、ジャン・ポール・
サルトル脚本による仏版映画『サレムも魔女』、また『スカーレット・レター』や『真実の瞬間』『グッドナイト・アンド・グッドラック』などのうちから、いくつ
かの具体例を示したい。後期作品への理解に向けて、ナサニエル・ホーソーンのいくつかの関連作品についても言及する予定である。
引き続き、セイラムの魔女狩り関連のテクストを読む。前期は、白人男性ミラーによるテクストであったが、後期は、アフリカン・カリビアン作家マリー
ズ・コンデにより、奴隷ティチューバを一人称の語りの主人公とする「魔女」の視点から描かれた作品を取り扱う。セイラムの魔女狩りという同じテー
マを扱いながらも、作家のアイデンティティーによって作品がいかに異なる提示をするのかを通年で考察する。ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』
のヒロインと本作主人公との関連についても考察する。また、例えば、魔女とみなされた白人娘の視点から、ネイティヴ・アメリカンとの関連も射程に
入れて描かれるセリア・リーズの児童文学作品『魔女の血をひく娘1、2』も紹介することになるだろう。
成績評価
成績評価
平常点(出席、クラス参加態度、クラス内発表、提出物等) 50%
平常点(出席、クラス参加態度、クラス内発表、提出物等) 50%
期末レポート(英文学科規定による長さ) 50%
期末レポート(英文学科規定による長さ) 50%
教科書
教科書
Maryse Conde. I, Tituba, Black Witch of Salem, 1986. Charlottesville: U of Virginia P, 2009 (【参考図書】マリーズ・コンデ『わたしはティチューバ
<教科書>
Arthur Miller, The Crucible. 1953. Tokyo: Kinseido, 2000. (【参照図書】アーサー・ミラー『るつぼ』 アーサー・ミラー全集 II 倉橋健訳 早川書房
―セイラムの黒人魔女』風呂本淳子・西井のぶこ訳 新水社 1998 年) その他参考資料は適宜配布する。
<参考資料>
1993 年)
セリア・リーズ 『魔女の血をひく娘』 2002, 『魔女の血を引く娘2』 2003
その他資料は適宜配布する。
受講上の注意
<参考資料>
ナサニエル・ホーソーン 「若いグッドマン・ブラウン」 1835,
概
『緋文字』 1850,
[映画] 『サレムの魔女』 1957. (仏)
[映画] 『クルーシブル』 1996
[映画] 『真実の瞬間』 1991
[映画] 『スカーレット・レター』 1994
[映画] 『グッドナイト・アンド・グッドラック』 2006
受講上の注意
詳細なスケジュールを記したシラバスを、初回授業時に配布する。
『七破風の屋敷』 1851
詳細なスケジュールを記したシラバスを、初回授業時に配布する。
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
20
概
授業科目
担当者
菅原 真理子
授業のねらい
タイトル 『言語学入門1』
人間と他の生物とを分ける一つの大きな特徴は、「人間は言語を使用しコミュニケーションをとるように DNA のレベルで仕組まれている」という点
である。しかしながら、我々の多くは、その仕組みや原理について一度も考えずに一生を終えていく。それでいいのか!皆さんは、せっかく人文
学系の学部で人間について考える機会を与えられたのだから、人間を人間たらしめる言語の仕組みについて、科学的に学んでみようではない
か。そうすることで、そこには驚くべき規則性や、異言語間の共通性が潜んでいることに気づかされ、感動を味わえるはず。
授業では、アメリカの大学でも広く使用されている言語学の入門書 An Introduction to Language を使用し、英語および言語全般にまつわる様々
要
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
20
ベースの使用の仕方等も紹介する予定である。
タイトル 『言語学入門2』
春学期に引き続き、教科書 An Introduction to Language を使用する。「音声学」、「音韻論」、「意味論」、「言語変化」の4つの章を扱う予定。ま
た、自ら問題や疑問を発見し、それを解明する能力、英語および日本語で学術論文を書く力、教科書の内容をまとめ発表する能力も育成してい
く。授業では基本的に、テキストの内容に基づいて、学生たちが発表を行い、ディスカッションなども通して、内容理解を深めていく。さらに、論文
の書き方のワークショップも行う予定。
成績評価
期末試験30%、期末レポート30%、発表30%、平常点10%
教科書
教科書 An Introduction to Language には、理論言語学の基礎である「音声学」、「音韻論」、「形態論」、「統語論」、「意味論」といった分野に関
する章だけでなく、その関連分野である「言語と社会」、「言語変化」、「動物と人間の言語」、「脳と言語」、「言語習得論」や「言語心理学」等の章も
Fromkin, Rodman & Hyams (2011). An Introduction to Language, 9th edition.
充実している。この春学期のゼミでは、「動物と人間の言語」、「脳と言語」、「形態論」、「統語論」の4つの章を扱う予定。
授業では基本的に、テキストの内容に基づいて、学生たちが発表を行い、ディスカッションなども通して、内容理解を深めていく。さらに、論文の
受講上の注意
書き方の講義および文献検索などのワークショップも行う予定。期末レポートは、各自が興味を持つ言語学に関する課題を自由に選ぶことができ
る。過去のゼミ生の期末レポート課題は、菅原ゼミのホームページ(http://sugaharaseminar.blogspot.com/)で公開している。
成績評価
期末試験30%、期末レポート30%、発表30%、平常点10%
教科書
Fromkin, Rodman & Hyams (2011). An Introduction to Language, 9 th edition.
受講上の注意
特になし
菅原 真理子
授業のねらい
なトピックに触れることにより、人間の言語を大きな視点から捉えることを目的としている。また、自ら問題や疑問を発見し、それを解明する能力、英
語および日本語で学術論文を書く力、教科書の内容をまとめ発表する能力も育成していく。その他、日本語・外国語論文の検索の仕方、データ
担当者
特になし
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
21
田中貴子
このセミナーでは、第二言語習得および外国語学習について学びます。
春学期(Sophomore Seminar I)は、第二言語習得に関して、(1) バイリンガリズムの発達、(2) 第二言語習得理論、(3) バイリンガル教育に関す
る分野について文献を読み、理解を深めます。特に、それぞれの研究分野における基本的な概念、理論、研究方法、研究成果について学びま
す。また、自ら問題意識を持ち課題に取り組む習慣を身につけるとともに,その問題意識や課題に対する疑問をグループで討論できるようになる
ことも目指します。
成績評価
授業への参加度やプレゼンテーション、学期末試験及び学期末レポートなどを総合的に評価し、最終評価を決定します
教科書
Baker, C. (2011). Foundations of bilingual education and bilingualism (5th Edition). Toronto: Multilingal Matters.
受講上の注意
このセミナーは、英語教師を目指している学生だけではなく、一般的な興味として、母語、第二言語、そして外国語の学習に関心のある学生を対
象としています。したがって、このセミナーを受講する学生には、言語学習に関連のある他の科目(例えば、「英語科教育法」、「英語教育特論」、
「英語学」など)を受講することを勧めています。
学生の口頭発表やディスカッションを中心に授業は進められます。したがって、学生の自主的な参加・運営のもとにセミナーは進行し、グループ発
表の準備や勉強会等、授業以外の時間に学生が自主的に集まり学習することが求められます。また、赤松先生、能登原先生、タヒューン先生の
要
授業科目
担当者
授業のねらい
Sophomore Seminar とのジョイントクラスも計画しています。
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
21
担当者
田中貴子
授業のねらい
このセミナーでは、第二言語習得および外国語学習について学びます。
秋学期(Sophomore Seminar II)は、春学期に続き、バイリンガリズムについて学習します。特に、(1)バイリンガル教育の効果と問題点、(2)イマージ
ョン・プログラム、(3)多文化主義と教育、(4)日本におけるバイリンガリズムに関する分野について文献を読み、理解を深めていきます。特に、それ
ぞれの研究分野における基本的な概念、理論、研究方法、研究成果について学びます。また、自ら問題意識を持ち課題に取り組む習慣を身に
つけるとともに,その問題意識や課題に対する疑問をグループで討論できるようになることも目指します。
成績評価
授業への参加度やプレゼンテーション、学期末試験及び学期末レポートなどを総合的に評価し、最終評価を決定します。
教科書
Baker, C. (2011). Foundations of bilingual education and bilingualism (5th Edition). Toronto: Multilingal Matters.
受講上の注意
このセミナーは、英語教師を目指している学生だけではなく、一般的な興味として、母語、第二言語、そして外国語の学習に関心のある学生を対
象としています。したがって、このセミナーを受講する学生には、言語学習に関連のある他の科目(例えば、「英語科教育法」、「英語教育特論」、
「英語学」など)を受講することを勧めています。
学生の口頭発表やディスカッションを中心に授業は進められます。したがって、学生の自主的な参加・運営のもとにセミナーは進行し、グループ発
表の準備や勉強会等、授業以外の時間に学生が自主的に集まり学習することが求められます。また、赤松先生やタヒューン先生の Sophomore
Seminar とのジョイントクラスも計画しています。
講 義
概
講 義
要
授業科目
クラス
Sophomore Seminar Ⅰ
22
概
授業科目
担当者
龍城 正明
要
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
担当者
龍城 正明
22
授業のねらい
授業のねらい
本演習は「言語学とは」、また「言語の構造とは」というような観点から言語について平易に学習するのをそのねらいとする。言語を理解するに
は、言語がもつ特性や構造の分析が必要である。そこで、本クラスでは、言語の最小単位である「音」から「語」を経て、「文」へ、そして「言語の意
Sophomore Seminar I に続く授業であるので、言語を平易に紹介するのが本演習のねらいである。(主な内容は Sophomore Seminar I に同じ)
秋学期は、使用テクストの内容に従い、意味論、語用論、さらに音声・音韻などについて学習する。
味」などについて考察していくこととする。これらのトピックは言語学では、「音声学」、「音韻論」、「形態論」、「統語論」「意味論」とした領域で論じら
成績評価
れるものであるが、本演習では、言語学の初学習者にも理解できるように、平易な日常での事例を紹介しながら授業を進めていくことにする。日頃
成績評価については、名簿順に30分程度(英文テキスト3~5ページ程度)の発表1~2回課し、発表が当たっていない場合には、発表者のプ
何気なく用いている日本語、それに英語や諸君が知らない世界の言語をも紹介し、分析することにより、言語について深く考える時間としたい。
春学期は、「言語とは何か」や「言語学とは」についての説明から始め、これらのトピックについて受講者とともに考えていく。その後、下記のテク
ストにしたがい、形態論、統語論などについて学習する。
成績評価
レゼンテーションに基づく、質疑応答と討論に参加することが要求され、これを平常点として40%程度に評価する。また学期末定期試験期間内
に、授業時に解説した事項について論述試験を行い、これを60%として評価する。
教科書
An Introduction to Language
9th edition.
Wadsworth
受講上の注意
Sophomore Seminar I に続く演習であるので、本コースの Sophomore Seminar I(言語学)を受講済みであることが望ましい。
教科書
An Introduction to Language 9th edition.
Wadsworth
受講上の注意
言語学への入門というコースであるので、英語のみならず、世界で話されている言語も含み、言語一般について興味のある学生諸君の受講を
歓迎する。
授業時に解説した事項について論述試験を行い、これを60%として評価する。
Victoria Fromkin, Robert Rodman, Nina Hyams
成績評価については、名簿順に30分程度(英文テキスト3~5ページ程度)の発表1~2回課し、発表が当たっていない場合には、発表者のプ
Victoria Fromkin, Robert Rodman, Nina Hyams
レゼンテーションに基づく、質疑応答と討論に参加することが要求され、これを平常点として40%程度評価する。また学期末定期試験期間内に、
講 義
概
講 義
要
授業科目
クラス
Sophomore Seminar I: Learning and Issues Concerning
23
D. R. Terhune
クラス
Concerning Bilingualism and Biculturalism
23
担当者
D. R. Terhune
授業のねらい
We will focus on two topics in this class. One of the main ideas of this class is that each Doshisha student is, to varying
degrees, bilingual. Therefore, we will take a look at a range of issues concerning bilingualism and biculturalism. Some of
the topics dealt with will be, but not limited to, immersion education (see
http://www.bi-lingual.com/School/Japanese/WhatIsImmersionJP.htm), content-based language learning, bilingual
development and the issues of returnees or third culture kids (see http://en.wikipedia.org/wiki/Third_culture_kids). As a
father of two bilingual, third culture kids, this instructor believes he has some unique, first-hand insights into these issues.
We will look at these selected topics through articles, newspapers and other materials provided by the instructor.
In addition, this class is about learning. And not just language learning — the lessons of this class can applied to any
learning situation. Therefore, in addition to the above mentioned topics, this class will look at, reflect on, and think about
how we learn, with special emphasis on our own learning experiences. The Doshisha sophomore student will look at
her/his life experience and, working with the text and supplementary material, discover what kind of personal learning
styles work best with him/her. Ideally, the sophomore student will, according to text author Tim Murphey, “learn to enjoy
This is a continuation of the spring class. We will focus on two topics in this class. One of the main ideas of this class is that
each Doshisha student is, to varying degrees, bilingual. Therefore, we will take a look at a range of issues concerning
bilingualism and biculturalism. Some of the topics dealt with will be, but not limited to, immersion education (see
http://www.bi-lingual.com/School/Japanese/WhatIsImmersionJP.htm), content-based language learning, bilingual
development and the issues of returnees or third culture kids (see http://en.wikipedia.org/wiki/Third_culture_kids). As a
father of two bilingual, third culture kids, this instructor believes he has some unique, first-hand insights into these issues.
We will look at these selected topics through articles, newspapers and other materials provided by the instructor.
In addition, this class is about learning. And not just language learning — the lessons of this class can applied to any
learning situation. Therefore, in addition to the above mentioned topics, this class will look at, reflect on, and think about
how we learn, with special emphasis on our own learning experiences. The Doshisha sophomore student will look at
her/his life experience and, working with the text and supplementary material, discover what kind of personal learning
styles work best with him/her. Ideally, the sophomore student will, according to text author Tim Murphey, “learn to enjoy
learning even more passionately than you do now.” (ii)
learning even more passionately than you do now.” (ii)
A message from your 先輩: “Learning is not only about what is in the textbook. You can freely make “misteakes”. You
will also explore your knowledge and self through classroom activities and sharing your ideas with other students.”
A message from your 先輩: “Learning is not only about what is in the textbook. You can freely make “misteakes”. You
will also explore your knowledge and self through classroom activities and sharing your ideas with other students.”
成績評価
成績評価
Evaluation: Attendance, Class Participation and Homework:
50%
Paper:
25%
Final Exam (in class):
25%
Evaluation: Attendance, Class Participation and Homework:
50%
Paper:
25%
Final Exam (in class):
25%
教科書
教科書
Prompt and regular attendance is required.
授業科目
Sophomore Seminar II: Learning and Issues
授業のねらい
受講上の注意
要
担当者
Bilingualism and Biculturalism
Texts: 1. Murphy, Tim: Language Hungry.
概
(Helbling Languages, Osimo (Ancona), 2006).
Texts: 1. Murphy, Tim: Language Hungry.
受講上の注意
Prompt and regular attendance is required.
(Helbling Languages, Osimo (Ancona), 2006).
講 義
概
講 義
要
授業科目
Sophomore Seminar Ⅰ
クラス
24
臼井雅美
I・II を通して、読みやすい英米文学の作品を扱い、共に読み理解を深めることを目的とします。I においては、英米詩の中で詩を中心にとりあげま
す。まず、イギリス詩では、マザーグースで始め、シェイクスピアのソネット、ロマン派の詩人の作品から、アメリカ詩においては、20世紀から21世
紀の現代の詩人の作品を選び、丁寧に読み進めます。II においては、現代の英米短編小説の中から作品を選び、現代小説の特色を学びます。
勉強して知識をつけるだけでなく、グループ討論、グループ発表、j 個人発表、そしてレポート作成と、思考能力を養い、表現能力をつけることを
目標とします。
成績評価
グループ活動における発表、パワーポイントによる個人発表、期末レポートを総合的に判断して評価します。
オリジナルテキスト配布
受講上の注意
特になし。
要
授業科目
担当者
授業のねらい
教科書
概
Sophomore Seminar Ⅱ
クラス
24
担当者
臼井雅美
授業のねらい
I・II を通して、読みやすい英米文学の作品を扱い、共に読み理解を深めることを目的とします。I においては、英米詩の中で詩を中心にとりあげま
す。まず、イギリス詩では、マザーグースで始め、シェイクスピアのソネット、ロマン派の詩人の作品から、アメリカ詩においては、20世紀から21世
紀の現代の詩人の作品を選び、丁寧に読み進めます。II においては、現代の英米短編小説の中から作品を選び、現代小説の特色を学びます。
勉強して知識をつけるだけでなく、グループ討論、グループ発表、j 個人発表、そしてレポート作成と、思考能力を養い、表現能力をつけることを
目標とします。
成績評価
グループ活動における発表、パワーポイントによる個人発表、期末レポートを総合的に判断して評価します。
教科書
オリジナルテキスト配布
受講上の注意
特になし。
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