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だれでも文学館「夏ボラ 映画人募集中!」

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だれでも文学館「夏ボラ 映画人募集中!」
だれでも文学館「夏ボラ
映画人募集中!」
2016年8月6・7日(土・日)09:30~18:30
リーダー/宮川万由(プロデューサー)、庭山貴裕(当館学芸員)
会場/世田谷文学館2階講義室 参加者/のべ22名(高校生)
平成28年度
文化庁
地域の核となる美術館・博物館創造活動支援事業
協力/小石川中等教育学校
主催/どこでも文学館・だれでも文学館
協賛/昭和信用金庫、世田谷信用金庫
企画展「生誕100年 映画監督・小林正樹」(2016年7月16日~9月15日)の関連
事業を開催しました。高校生記者が展覧会を取材し、同世代にむけて情報を配信するジュニ
アプレスの企画です。初日は、展覧会担当学芸員へ取材し、企画意図を考えました。<戦争
の不条理さ>、<社会に潜む理不尽さ>をテーマとする小林作品の普遍性は、現代社会の諸
問題にも通じるはずです。今なぜ、小林正樹なのか?10代の視点で展示を捉え直しました。
2日目のグループミーティングでは、映画プロデューサから製作の舞台裏について話を聞
きました。講師とは世代が近いこともあり、進路や生き方を話し合う時間となりました。
2日間かけて作り上げた高校生新聞。当初、高校生が博物館広報業務を手助けするボラン
ティア活動として始動しました。しかし、白熱する活動を通じ、この活動自体に<互いを助
け合う奉仕の精神>が、潜んでいることに参加者は気付いたのです。今回は、奉仕の対象が
見えにくいボランティア活動でしたが、日々の善行を続けることでボランティア精神が育ま
れることを実感できました。
【8 月6日・1 日目】
9:30 自己紹介、2班に分け、スケジュール確認、館内施設見学、博物館の役割を考える。
11:00 班名決定(仮想の新聞社「きゃわたんプレス社」
「SETABUN‘16 新聞」誕生)
12:00 映画上映会会場設営の奉仕。展示室取材(
「私のみた小林正樹」をテーマに気になる展示を1つ探す)
活動のポイント①「私のみた小林正樹」:今、なぜ小林正樹なのか?参加者それぞれの視点で展示室を取材しました。
不明点は手控えておき、午後におこなわれる「担当学芸員による記者会見」に備えました。
13:00 新聞社社長(班長)
、副社長(副班長)決定。2社での班活動開始。
「私のみた小林正樹」の発表。
14:00 発表後、各記者の意見を会社としてまとめる作業。
(意見を付箋に書き出し、KJ法で分類。記事の構成検討)
15:00 高校生プレス2社による合同記者会見。展覧会担当学芸員に突撃取材を実施!
16:00 記事執筆の分担決め。①「私のみた小林正樹」を再調整し、「私たちがみた小林正樹」として特集記事をま
とめる社説担当②小林正樹プロフィール記事担当③世田谷文学館紹介記事担当に分かれて原稿作成開始。
18:00 1日目の作業終了。振り返り。
【8 月7日・2 日目】
9:30 スケジュール確認。映画『リスナー』鑑賞。
13:00 講師の宮川さんとのグループミーティング。「映画ってなんだろう?私ってなんだろう?」
活動のポイント②グループミーティング:映画製作の舞台裏、どのように映画がつくられるか、お話を伺いました。リア
リティが感じられる作品作りの難しさ。日常の風景を客観的に見ることで、ものづくりの精神が養われ
るなど、興味深いお話が続きます。年代が近い講師との対話とあって、針路にまつわる相談も行われ、
みんな真剣に聞き入っていました。
14:30 高校生新聞の製作再開。手書きの記事を切り抜き、イラストを描き、画像を切り貼りする作業が続きます。
18:30 新聞完成! 2 日間の活動が無事に終了しました!!
講師紹介:宮川万由(みやかわ・まゆ)
東京造形大学造形学部デザイン学科映画専攻領域、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻プロデュース領域修了。在学中より、今野泰
成監督『春と修羅』(2013 年:制作担当)『結城家の眠り』(2015 年:制作担当)、五十嵐耕平監督『息を殺して』(2015 年・
6 7 回 ロ カ ル ノ 国 際 映 画 祭 新 鋭 監 督 コ ン ペ 部 門 正 式 出 品 作:製作助手)、『リスナー』
(2015 年:企画)などの映画製
作に携わる。現在、公益財団法人福武財団に所属し、瀬戸内海にある美術館に勤務。
1 日目
・「担当学芸員による共同記者会見」
・
「生誕100年
鋭い質問を投げかける高校生記者たち
映画監督・小林正樹」展示会場での取材風景
2 日目
・映画「リスナー」の鑑賞会。「娯楽映画はいつも観ているけれど、メッセージ性の強いオムニバス形式の学生映画は初めてです!」
・映画「リスナー」企画担当の宮川さんから、映画製作の舞台裏のレクチャーを受けました。その後は、生き方や進路相談へ・・・。
「普段疑問に思わないことに疑問を感じた時、新しいものが生まれる。この言葉が心に残りました。」
・高校生新聞製作、最後の追い込みです!
・開館時間を過ぎて、やっと完成した新聞を前に、ハイ、チーズ!
企画協力・撮影:川本瑞貴
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