...

コンクリートの構成材料 -セメント-

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

コンクリートの構成材料 -セメント-
コンクリートの構成材料
-セメント-
石灰石
廃タイヤ,プラスチック等
クリンカー
ロータリーキルンを通して・・
仕上げミル
セメント
調合原料
出荷
蛍光X線回折
(化学組成の管理)
クリンカ
出荷
セメント
セメントの種類
ポルトランドセメントクリンカの化学組成と特性




3CaO・SiO2(C3S:エーライト):水和反応が早
い(発熱大,初期強度発現大)
2CaO・SiO2(C2S:ビーライト):反応は比較的
遅い(発熱小,長期強度の増進)
3CaO・Al2O3(C3A:アルミネート相):反応は極
めて早い(材齢1日程度の初期強度発現)
4CaO・Al2O3・Fe2O3(C4AF:フェライト相):強度
にはほとんど寄与しない






普通ポルトランドセメント
早強ポルトランドセメント
中庸熱ポルトランドセメント
低熱ポルトランドセメント
高炉セメント
フライアッシュセメント
骨材の定義
セメントの種類


粗骨材:5mmふるいに質量で85%以上とどまるもの,
骨材最大寸法20mmが一般(20mmふるいを通過す
る割合90%以上)
細骨材: 5mmふるいに質量で85%以上通るもの
骨材の種類



天然骨材
人工骨材
再生骨材
砕石・砕砂,砂利・砂の品質
再生骨材の品質規格
項目
絶乾
密度
3
(g/cm )
砕石
人工軽量骨材
再生骨材
再生細骨材
絶乾
微粒
吸水率
密度
分量
3
(%)
(g/cm ) (%)
アルカリシリカ 塩化物
2)
量
反応性
不純物
(NaCl換 量
の
区分
(%)
備考
骨材種類
再生骨材H 2.5 以上 3.0 以下 35以下 1.0 以下 2.5 以上 3.5 以下 7.0 以下 BまたはA 0.04以下 3.0 以下 JIS A 5021
1.5 以下 2.2 以上 7.0 以下 7.0 以下 BまたはA 0.04以下 3.0 以下 JIS A 5022
-
再生骨材M 2.3 以上 5.0 以下
7.0 以下
2.0 以下
13.0 以下 10.0 以下 原則, B 0.04以下
JIS A 5023
-
-
-
-
再生骨材L
1) 舗装版に用いる場合に適用する。2) 購入者の承認を得て,0.1%以下とすることができる。
混和材の種類

再生粗骨材
吸水 すりへ 微粒
率 り減量 分量
1)
(%)
(%)
(%)
化学混和剤の種類
フライアッシュ:石炭(石炭火力発電所)の燃焼によ
り溶融状態になった灰の粒子(球形微細粒子)を電
気集じん器で捕集したもの。
コンクリートの単位水量を減じる目的で使用




AE(Air Entraining )剤
AE減水剤
流動化剤
高性能AE減水剤
コンクリート用化学混和剤の減水機構


高炉スラグ:溶融高炉スラグ(鉄鋼製造時)を急冷砕
したもの。
シリカフューム:SiO2を主成分とした粒径0.1μm程度
の球形をした超微粒子産業副産物。フェロシリコン
や金属シリコンの製造時に発生する廃ガスを集じん
することにより得られる。
セメント粉体の凝集
減水剤
セメント粉体の分散
セメント粒子
ー
セメント粒子
水
減水剤
空気
(表面活性剤)
Fly UP