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既に供用されている道路における歩行者専用道路の指定について

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既に供用されている道路における歩行者専用道路の指定について
瀦
圈
離
既 に供用 され て いる道路 におけ る
歩行者専用道路 の指定 に ついて
離
綾
舞
道路局路政課
曖闘
闘
凶臨
園田
園 範囲囮
圏開
園
田鋼
覇 割翻倒田園田同
園回
国
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範囲
問 題圈旧
圈圏
髄
凶願馴菌翻謂
醐
田圃闘=
= 國田圃睨頤悶博
頤団
閏 圏團圏
圏 囮国鰡
圀謂
翔
劃期
釧
劃国田田
國 国證題鴎醇圈囲
す 。)第 四八条 の 一三を 見 てる ん です 。第 三項
に 「
道路管 理者 は、交 通 の安全 と円 滑を 図 るた
め に必要 があ ると 認 めるとき は 、ま だ供 用 の開
始 がな い道 路 又は道路 の部 分 に ついて、区間を
定 め て、も っぱ ら歩行 者 の 一般交 通 の用 に供す
る道 路 又 は 道 路 の部 分 を 指 定 す る こと が でき
る 。」 と 書 い て あ る ん で す が 、 こ の 「ま だ 供 用
間
シ ンイ チ 市役所 の道路管 理部 門 の方 から のお問
既 に供 用 さ れ て いる道 路 な の で、 「
ま だ供 用 の
現が よくわ からなく てー。お問 い合 わ せ の件 は、
の開始 がな い道 路 又は道 路 の部 分」 って いう 表
い合 わ せな ん です が、駅前 商店街 の活性化を検
開始 がな い」 と いう 要件 に当 てはま らな いと 思
何 に ついて悩 ん で いる の?
討 し て いると ころ で、既存 のアーケ ード街を 歩
ま だ供 用 の開始 がな
う ん です が、 既存 道 路を 「
へ道 路 局 路 政 課 のダ イ蔵 係 長 と 新 人係員 シ ンイ
しと しとと 雨 が降 る窓 の外を 眺 めな がら !)
(
行者 専 用道路 にす る にあ た って の手続 を 教え て
い」 と いう 状態 にす る には 、供用 の廃止を行う
チ のお昼 の 一コ マ ﹀
。 通勤 の
欲 し い って話 な ん です。 既存 の道 路を 歩行者 専
べき な のか、路線 の廃 止を行う べき な のかど ち
係長 、す っかり梅 雨 です ね
時は イ ヤ です けど 、部 屋 の中 に いると 、な んだ
用道 路 にす る場合 、 一旦、路線 の廃 止を す べき
シ ンイチ
か落 ち着き ま す ね。
らな のでし ょう か ?
逐条解 説も 見 て いるん で
な のかとご質 問 いただ いた のです が、 よく わ か
す が、余 計わ からなく な っち ゃ いま した !。
ダイ蔵 な るほど 。 で、逐条 解 説 にはな ん て書 い
てあ る の ?
シ ンイ チ 道路法 解 説 には 、法第 四八条 の 一三 に
ず は、条文を手 掛 かり に考え を スタート しなき
さ て、本題 に入 ると し て、何 はとも あ れ、ま
な い道 路 又 は道 路 の部分」 に限定 され て いる趣
ま だ供 用 の開始 の
道 路 ) に指定 でき る道 路 が 「
専用道路 ・自転車歩行者専用道路 ・歩行者専用
自 転車
お いて道 路管 理者 が自 転車専 用道路等 (
ゃ いけ な いぞ。法律 にはな ん て書 いてあ る のか
様 であり 、道路交 通法 で既 に規定 す ると ころ で
用道路等 を 指定 す る こと は、交 通規制権 の 一態
旨 に ついて、 「
既供 用 の道 路 に つ いて自 転 車 専
歩行 者 専 用道 路 の指定手 続 を定 め て い
法」と しま
以下 「
る条文 ってこと で、道 路法 (
シ ンイ チ
な?
り た いんだ ろう ね。
るから 、商 店街 の活 性化 のた め には是非 とも や
しな いで安 心 し て買 い物など が でき るよう にな
ダイ蔵 歩行者 専 用道 路 にす ると 、自 動車 を 気 に
らなく て。
ダイ蔵 そう だ ね。ただ 、あ んまり のんびり は し
て いられな いぞ。さ っさと 仕事 を終 わ らせ て帰
ら な いと 、 一〇時 か ら の ワ ー ル ド カ ップ の T V
は い-・
中継 に間 に合 わ なく な っち ゃう ぞ!
シ ンイ チ
ダイ蔵 と こ ろ で、昼どき な のにご飯も 食 べな い
で、 しき りと道路法令 総覧 を 眺 め てる みた いだ
けどどう か した の?
それ で、
シ ンイ チ え っ、眺 め てるだな ん てひど いです ね
。 さ っき 、電話 で問 い合わ せを受 け た件 に つ
フ ム フ ム 、そ れ は す ば ら し い!
い て悩 ん で いる と こ ろ な ん です よ 。
ダイ蔵
したも の」 と記述 さ れ て いる ん です。
道 路管 理者 の供 用意 思 に基 づき 指定 す る ことと
し て構 造 上も 配慮 し て建 設 したも のに ついて、
めも っぱ ら自 転車等 の通行 の用 に供す る道路 と
も あ るため 、本法 では、道 路管 理者 があ らかじ
大 臣と の協議を 必要と す ると さ れ て います (
法
第 二項 )。 ま た 、都 道 府 県 道 の場合 、国 土交 通
つき法第 七条 第 二項 、市 町村道 に つき 法第 八条
には議 会 の議決を 必要と しま す (
都 道府 県道 に
条 第 三 項 )、路線 を 廃 止 し 、 又 は変更 す る場 合
じ て行 わ れ ると され て いる ので (
道路法 第 一〇
と パ ラ レ ルな こと と し て、道 路管 理者 と し て、
路線 の廃 止と 供 用 の廃 止 の性質 が異 な る こと
けだ よね。
始す ると いう 一連 の手 続 き に従 って成 立す るわ
を行 って道路 と し て の形体 を整え 、② 供 用を開
地上 に所有権等 の権 原を 取得 し、必要な 工事 等
法 律 が 要 求 し て いる、 「
ま だ 供 用 の開始 がな
段 階 で対外的 に明 らか にしな け れば な らな いこ
にしなければ な らな いことと 、②供 用 の開始 の
① 路線 の指 定 又は認定 の段 階 で対外 的 に明ら か
やあ 、供 用 の廃 止と はどう いう こと ?
ダイ蔵 よく勉 強 し て いるね 、す ばら し い! じ
第 七 四条第 一項)。
い道路 又 は道路 の部分」 と いう 要件 を 充 たす た
め には 、文字 通り 、供 用 の廃 止を行う こと で足
り るよう にも 思え る のです が、
道路 法解 説 では 、
に供 す る ことを やめ ると いう意 思を道路管 理者
せを受 け て いる、路 線 の廃 止と供 用 の廃 止 のど
と は違う わ けだ よね。
が対 外 的 に明 ら か にす る行 為 ではあ り ます が、
ち らを 行う べき かと いう 問題 は、あ る道 路を 歩
供 用 の廃止 と は、道路を 一般交 通 の用
用道 路等 に指 定 す る こと が できず 、路線 の廃 止
当 該道路 の区域 、路線等 に変更 を加え るも ので
行者専用道路とする意思を道路管理者が対外的
シ ンイチ
を しな け れば な らな いと考え ら れ て いるよう に
は な いと さ れ て いま す 。
に明 らか にす る時点 と し て、① と② のどち らが
そも そも 既供 用 の道 路 は道 路管 理者 が自 転車 専
も 思え るん です 。
供 用 の廃 止 の手 続 は 、道 路管 理者 が そ の旨を 公
適 当 か と いう こと に置 き 換 え ら れ る わ け だ よ
と いう こと は 、結 局 のと ころ、今 回問 い合 わ
そう だね 、ま ず、路 線 の廃 止 、供 用 の廃 止 のそ
示 し、 図面を 一般 の縦覧 に供 す る こと によ って
ね。(
そ し て法律 上は 、「
まだ供 用 の開始 がな い」
ん 、け っこう 悩 ん で い る み た いだ ね 。
れ ぞれ の性質と手 続 に ついて整 理 し てみる必要
行 わ れま す (
法 第 一八条 第 二項 )。路 線 の廃 止
段 階と規定 さ れ て いるだ けだ ってわ けだ よね。)
う
があ るね 。路線 の廃 止と はどう いうも のな んだ
の場合 と は異 なり 、議 会 の議 決 は必要と さ れ て
ダイ蔵
っけ ?
いる道路 の機 能 が失 わ れ て 一般交 通 の用 に供 す
路線 の廃止と供 用 の廃 止 と では、議 会 の議決 が
ダイ蔵 そ のと おり 。今 整 理 し てく れた みた いに、
ダイ蔵
シ ンイチ
す るも のではあ るか ら 、早 い段階 から検 討 され
こと は、 そ の道路 の設置 の目的とも密接 に関連
な交 通手 段 のた め に道 路 の供 用を 行う かと いう
す るかどう かと い った問 題、 つまり 、ど のよう
いいか い、あ る道路を歩行者 専 用道 路と
。
・
う 、ん ・
・
ここま で整 理 でき たと ころ で答 え は見え てき た
る必要 がなく な った場合 に、 そ の道路 を道 路法
必要と な るか否 かを は じ めと し て、大き な違 い
いま せ ん 。
上 の道路 ではな いも の、 つま り廃道 とす る処分
があ るけど 、 それだ け性質も 違う ってこと だ よ
路 線 の廃止と は 、路線 の対象 と な って
です 。路線 に ついて定 められ て いた道路 の区域 、
ね。
シ ンイチ
当該道路に係る供用行為も自動的に消滅すると
かな ?
され て いま す 。
一般 に、道 路 は、① 路線 の指定 又 は認定 を行
い、道路管 理者 が道路 の区域を決定 し、そ の敷
路線 の廃 止 の手 続 は 、路線 の認定 の手続 に準
起 点 ・終 点 ・重要 な経 過地 などを 明 らか にす る
て然 る べき ではあ るけど 、① の段 階と いう のは
論 と では、説得力 が全く違う よ。今 回は い い勉
後 にあ る制定 趣旨 などを勘案 した結果 出 した結
ても 、単 に条文 の字句 通り の結 論 と、条 文 の背
ので い いです けどね !
。ま あ 、僕も 好き な
・
・
カ レーが好き な ん です ね・
昨 日も カ レーだ った じ ゃな いです か 、ほ んと に
道 路 管 理者 があ
では 、自 転 車 専 用道 路等 は 、 「
を行う のかと いう意 思表示 を対外 的 に行う② の
す る場合 で言うと 、供 用 の廃 止を 行う こと によ
って、道路管 理者 がど のよう な道路 と し て供 用
明 され て いるだ け で、既供 用 の道路 を自 転車専
建 設 したも の」 って説
念頭 にお いて いるから 「
適 用 され るケ ー スと し て多 いと思わ れ る新 設を
喜 ん でお供 します !
。
・
・
「
今 日 は 」だ な ん て白 々 し い で す ね ・
こと によ って線 的な道路 ネ ット ワー ク に位 置づ
強 に な った ん じ ゃな いか な 。
にす る必要 はな いんだ 。道路管 理者 が道路 と し
らか じめも っぱ ら自 転車等 の通行 の用 に供 す る
段 階 の前 に遡り 、歩 行者 専用道 路 の指定を行 っ
用道 路等 と し て指定 す る場合 で いう と 、専 用道
シ ンイ チ
け る段 階 に過ぎず 、個別 具体 の歩 行者 専用道 路
て供 用を行 う意 思を対外 的 に明 ら か にす る段 階
道路と し て構 造 上も 配慮 し て建 設 したも の」 と
は い っ。と ころ で、先程 の道路法 解 説
が、② の段 階 なわ けだけど、歩行 者専 用道路 に
され て いるん です が、 既存 の道 路 に ついて工事
シ ンイチ
す る旨 の指 定 の公 示 は こ の段階ま でに行えば よ
を行 う こと なく自 転車 専 用道 路 に指定 す る こと
の指定 と い った詳 細な内 容ま で対外 的 に明ら か
いと考え る方 が適 当 だ よね。
も 可能と いう 理解 で いいん でし ょう か?
た後 に再度供 用を 開始 す る こと で足り る こと に
路 と し て、 そ の供 用 に耐えう るかと いう 構 造 上
ダイ蔵 う ん、 い い質 問だ ね 。道 路 法 解説 では 、
な るね。 こ のこと は 、自 転車 専 用道路 や自 転車
の検討を し て いる こと が必要 だ って いう意 味 だ
つま り 、既供 用道 路を 歩行者 専 用道路 に指定
歩行 者専 用道路 でも変 わ るも のじ ゃな いよ。
よね 。検 討 の結 果 、専 用道路と し て の安全 性等
が担 保 され て いる限り は、改築等 の何 らか の工
じ ゃあ 、結論 と し ては、道路管 理者 が
既 に供 用され て いる道路 を歩行者 専 用道 路 とし
事 が必要と され るわけ では な いんだ。
シ ンイチ
て指定 す るた め には 、路線 を廃 止す る必要ま で
な るほど 、 わ かりま した。
シ ンイ チ
今 日 は 、 ワ ー ル ド カ ップ の
はなく 、 そ の道路 の供 用を 一旦廃 止す る こと で
な!
景 気 づ け と いう こ と で 、 カ ツ カ レ ー が い い か
食 べに いこう か!
ダイ蔵 さ てさ て、何 はとも あ れ、お昼ごは んを
。 な ん だ 、 条 文 通 り で い い って こ と
足り ると いう ことな ん です ね 。悩 みが解 決 し て
よ か った
です よね ?
ダイ蔵 お いお い-・ たとえ 同じ結 論だ ったと し
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