Comments
Description
Transcript
リーフレット(PDF:2380KB)
《計画のスローガン》 「第二次宮崎県教育振興基本計画」を改定しました ☆宮崎の教育は、こんな人づくりを目指します ○ 夢や希望を抱き、生涯にわたって自己実現 を目指す人 全国調査によると、将来の夢や目標を もっている宮崎の子どもたちの割合は 全国的に見て高いようです。夢や目標 の実現に向け、粘り強く、たくましく 挑戦し続けるみなさんを私たちも応援 します! ハニア ザッキ- ○ ふるさとを愛し、地域や社会の発展に 主体的に参画する人 私たちは、宮崎の人や自然が 大好き!宮崎のよさを全国の人 に知ってもらうためにもっと もっと宮崎のPRを頑張ります。 みやざき犬 ○ グローバルな視野をもって活動する人 将来世代である子どもたちはもとより、 県民一人一人が、宮崎や我が国、そして、 世界の未来を切り拓いていく人となるよう 願いがこめられてるんじゃ! フェニックスくん はかせ 第二次宮崎県教育振興基本計画(平成23年策定)は、教育を取り巻く課題や社会の動向を踏まえ、 今後推進すべき本県教育の方向を示すものです。策定後4年が経過し、少子高齢化やグローバル化への 対応等の社会情勢の変化、確かな学力の育成、いじめ・不登校等の生徒指導上の問題等の本県教育の 課題を踏まえ、平成27年9月に計画を改定しました。 【計画の期間】平成23年度から平成32年度の10年間 (ただし、改定後の計画期間は、平成27年度から平成32年度の6年間とし、必要に応じて見直します。) 宮崎県・宮崎県教育委員会 宮崎の人づくりのために、23の施策を 着実に推進するよ! 施策の主な取組 施策の目標Ⅰ 施策1 県民総ぐるみによる教育の推進 学校・家庭・地域や企業・市民団体等が一体となって取り組む教育の推進 ○企業・NPO法人・市民団体等が教育活動に積極的に 参画できる「みやざきの教育」アシスト事業を活用し た地域ぐるみの教育の普及・促進 (本県独自のシステムを活用した県民の教育活動への参画) 施策2 家庭や地域の教育力の向上 ○親としての役割について学ぶことができる「みやざき 家庭教育サポートプログラム」を活用した講座の実施 等による家庭教育に関する学習機会の充実 ◆「みやざきの教育」アシスト事業専用ホームページ (本県独自のプログラムを活用した家庭の教育力向上) 施策3 開かれた学校づくりの推進 ○学校評議員制度の充実やコミュニティ・スクールへの 移行の検討等、地域や社会に開かれた学校づくりの推 進 (地域の力を学校運営に生かす取組の充実) ◆「みやざき家庭教育サポートプログラム」を活用した講座 施策の目標Ⅱ 施策1 社会を生き抜く基盤を育む教育の推進 就学前教育の充実 ○認定こども園・幼稚園・保育所等の相互連携や小学校との連携の推進 (子どもの発達や学びの連続性を踏まえた教育・保育の充実) ○認定こども園・幼稚園・保育所等の教員・保育士等を対象と した研修の充実 (教員や保育士等の資質及び専門性の向上) 施策2 確かな学力を育む教育の推進 ○宮崎の子どもの学力を伸ばす“ひむか3か条”による学校と 家庭が一体となった取組の推進(※コラム参照) (学校と家庭の連携強化による学力向上の推進) ○優れた教員を講師とした高校生に対する合同学習会等の実施 ◆高校3年生の合同学習会(サマーセミナー) (高校生の学力向上の推進) 施策3 豊かな心を育む教育の推進 ○小・中学校での道徳の時間(「特別の教科 道徳」)や高等学校の特別活動等 での「命や絆を大切にする」宮崎県道徳教育読み物資料集の活用 (道徳教育の充実) ○児童生徒にとって魅力ある学校づくりの推進や教育相談体制の充実等による いじめ・不登校・高等学校等中途退学の防止 (いじめ・不登校等を生まない学校づくり) ◆「命や絆を大切にする」宮崎県道徳教育読み物資料集 施策4 健やかな体を育む教育の推進 ○各学校における体力プランの計画的・継続的な実践、体力つくり 優良校の取組の紹介 (児童生徒の体力向上に向けた取組) ○自分で作る「みやざき弁当の日」の取組の推進 (食育の推進) 施策5 生きる力を育む読書活動の推進 ◆「みやざき弁当の日」の取組 ○学校における朝の一斉読書や公共図書館等との連携による読書活動 の一層の推進 (「日本一の読書県」に向けた取組) 施策6 特別な支援が必要な子どもに対応した教育の推進 ○各地域において幼稚園等から高等学校まで一貫した支援を行う体制 の充実 (特別な支援が必要な子どもの増加に対応する特別支援教育の充実) 施策7 人権が尊重される社会を目指す教育の推進 ◆朝の一斉読書 ○子どもたち同士がお互いの人権を理解し、尊重し合い、支え合う 人間関係を構築するピア・サポート活動の推進 (子どもたちの人権感覚の育成) 施策8 幼保・小・中・高等学校の一貫性のある教育や 大学等と連携した教育の推進 ○特色ある小中連携等の支援や中高一貫校の更なる魅力づくりの推進 (地域のニーズや実態に応じた魅力ある学校づくり) ◆ピア・サポート活動(「傾聴」の学習) 施策の目標Ⅲ 施策1 宮崎や日本、世界の将来を担う人財を育む教育の推進 ふるさと宮崎に学び、誇りや愛着を育む教育の推進 ○学校における「ふるさと学習」や地域における「ふるさとに学ぶ活動」の 充実 (ふるさとに学び、誇りや愛着を育む「みやざき学」の推進) 施策2 地域課題解決に参画する意識や態度を育む教育の推進 ○選挙の意義など国民の政治参加について理解を深め、公民的資質を養う 教育の充実 (18歳選挙権への対応) 施策3 キャリア教育・職業教育の推進 ◆模擬選挙 ○宮崎県キャリア教育実践事例集の活用等、キャリア教育の視点で校種間 をつなぐ取組の推進 (小中高一貫したキャリア教育の推進) ○地域や企業・NPO法人等と連携したインターンシップ等の充実 (宮崎版デュアルシステムづくり) 施策4 グローバルな視野を持ち、宮崎や日本、世界で活躍する 人財を育む教育の推進 ○グローバル人材を育成するためのスーパーグローバルハイスクールの 取組等を普及 (文部科学省によるスーパーグローバルハイスクールの指定:2校) ◆宮崎県キャリア教育実践事例集 施策の目標Ⅳ 施策1 魅力ある教育を支える体制や環境の整備・充実 教職員の資質向上 ○同僚教職員との教え合い・学び合いを通じて、教職員としての必要な知識 や技能を高めていく学校におけるOJT(On the Job Training)の推進 (教職員の専門性や社会性の向上) 施策2 公立学校における安全・安心の確保と防災教育等の推進 ○自分の命を守り抜くため、主体的に行動できる態度等を育む実践的な防災 教育の推進 (南海トラフ巨大地震など大規模災害に備えた防災力の向上) 施策3 公立学校の教育環境の整備・充実 ○豊かな自然環境を生かした学習教材の工夫等、小規模校ならではの「よさ」 ◆県が独自に製作した防災教育教材 を生かした教育の推進 (へき地・小規模校の教育の振興) 施策4 私立学校の振興 ○私立学校が行う特色ある取組に対する支援や教育に関する諸問題に対する助言・指導 (魅力ある私立学校づくりへの支援) 施策5 高等教育環境の充実 ○高等教育機関(大学・短大・高等専門学校)と産業界が連携したインターンシップ、 学生の就職活動支援事業等に対する取組への支援 ◆県が独自に製作した (高等教育機関と地域社会との交流及び連携に対する支援) 施策の目標Ⅴ 施策1 複式学級指導資料 生涯を通じて学び、文化・スポーツに親しむ社会づくりの推進 生涯学習の振興 ○県教育委員会が作成したホームページ「みやざき学び 応援ネット」等を活用した生涯学習に関する情報提供 の充実 (生涯学習推進体制の整備) 施策2 ◆「みやざき学び応援ネット」ホームページ 文化の振興 ○県立文化施設が連携・協働した県内各地に出かけるアウトリーチ 活動の充実 (県民が文化に親しむ機会の拡充) ○県内の神楽のユネスコ無形文化遺産登録や西都原古墳群の世界 文化遺産登録をめざした取組の推進 (本県固有の文化資源を活用した文化振興) 施策3 スポーツの振興 ◆高千穂の夜神楽 ○学校と地域における子どものスポーツ機会の充実 (子どものスポーツ参加の二極化への対応) いちいちさんまる ○1130県民運動(1週間に1回以上、30分以上は運動やスポーツ をしよう)の普及・啓発による県民総参加型のスポーツの推進 (県民のスポーツ参加機会の拡充) ○全国や世界で活躍できる選手の育成及び強化や障がい者スポーツ や高齢者スポーツの推進 (2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催、 2巡目国民体育大会・全国障害者スポーツ大会の内々定への対応) ◆長崎がんばらんば国体(2014年) ソフトボール競技成年男子優勝 県民すべてが共有できる10の目標を設定し、県民一丸 成果目標 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 となって計画を推進していくよ! あいさつができる子ども 日本一 思いやりの心を持っている子ども 日本一 将来の夢や目標を持って職業や生き方を考えている子ども ふるさとや社会に貢献したいと考えている子ども 日本一 世界の出来事について関心を持っている子ども 日本一 子どもの学力 全国上位 子どもの体力・運動能力 全国上位 生涯を通じて、自らを高めている県民 日本一 国民体育大会総合成績 30位以内 医学部(医学科)合格者 年間100名以上 施策の進捗状況の点検・評価を 行い、改善を図りながら計画を 着実に推進するのじゃぞ。 (現状値(H26)→目標値(H32)) 施策推進のための主な管理指標 読書が好きな児童生徒の割合(72.2%→80%) 日本一 実践的な防災教育を実施している学校の割合 (47.7%→100%) 読書に親しむ態度や読書習慣 を身に付け、読書にむちゅう になって欲しいな! いつでも、どこにいても、 災害発生時に適切に行動 できることが大切なんだ! 地域と連携したキャリア教育を実施している学校の割合(81.3%→100%) 地域人材や社会全体の教育力を 生かして、子どもたちがしっかり 自立できるようにキャリア教育を 推進しよう! 国際理解教育を推進している学校の割合 (小95.8%→100%,中65.6%→80%,高73.7%→80%) 運動・スポーツを週1回以上行っている県民の割合 (44.0%→60%) 運 動 ・ス ポー ツで 心 も体 も グローバル化に対応できる ように、宮崎の伝統・文化 や外国の生活習慣について 理解を深めようね。 リフレッシュして、生きがい の あ る生 涯ス ポー ツ 社会 を 実現しよう! 計画の位置付け この計画は、国の第2期教育振興基本計画(平成25年策定)や 県の総合計画(平成27年改定)を踏まえたものとなっているんだよ! ○教育基本法第17条第2項に基づく「地方公共団体における教育の振興のための施策に関する 基本的な計画」です。 ○宮崎県総合計画の「人づくり」「くらしづくり」「産業づくり」の3つの分野別施策の中の 「人づくり」に係る部門別計画です。 宮崎県教育庁総務課 〒880-8502 宮崎県宮崎市橘通東1丁目9番10号 電話 0985-26-7233 FAX 0985-26-7306 宮崎県教育委員会ホームページ http://cms.miyazaki-c.ed.jp/kyouikuiinkai/htdocs/ 宮崎県教育委員会Facebook https://www.facebook.com/miyazakikyouikuiinnkai ホームページに計画の 本文を掲載しておるぞ。 計画に関係する教育の話題を コラム 取りあげたよ! 宮崎の子どもの学力を伸ばす“ひむか3か条” “ひむか3か条”は、全国学力・学習状況調査の結果等をもとに、子どもの学力と日常・学校生活と の相関において、特に関係の深い項目を選び出しています。 自分の考えをよく話す子どもほど、学力が高い! 自分の考えを表現できるようになると、理解や思考が深まる とともに、学習への意欲が高まります。学校では、教科等の活動に おいて、言語活動の充実を図ることが大切です。家庭では、子ども の話にしっかりと耳を傾けたり、家族団らんの時間を設けたり することが大切です。 読書好きの子どもほど、学力が高い! 読書は、語彙力や読解力、想像力を高めます。様々なものの 見方や考え方、表現の仕方などを学ぶこともできます。学校や家庭 において、本に触れる機会を増やし、良い本をたくさん読むことの できる環境をつくることが大切です。 授業の復習をする子どもほど、学力が高い! 授業の内容を確実に定着させるためには、授業の“振り返り” が重要になります。学校では、授業での子どもの達成状況を的確に 把握し、必要に応じて補充指導を行う“見届け”が大切です。また、 家庭で、宿題を含め、授業の復習をしっかりと行っていくことが 大切です。 学校と家庭が一体となって、宮崎の子どもの確かな学力を育んでいきましょう! 宮崎県は何位?「いい子どもが育つ」都道府県ランキング 共立総合研究所は、文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査」の中の 「生活習慣や学習環境等 に関する質問紙調査」を分析して、「いい子どもが育つ」都道府県ランキングを公表しています。過去3回 の宮崎県の順位は2007年度、2010年度は1位、2013年度は2位という結果となっています。 <2010年度> <2013年度> <2007年度> 順位 都道府県 総合評点 順位 都道府県 総合評点 順位 都道府県 総合評点 1 秋田 65.8 1 宮崎 64.1 1 宮崎 63.6 2 宮崎 63.3 2 秋田 62.2 2 山梨 63.2 3 山梨 57.0 3 山梨 58.8 3 鹿児島 59.7 4 埼玉 56.4 4 栃木 58.1 4 山口 56.9 4 広島 56.4 5 鹿児島 58.0 5 長崎 56.5 なお、2013年度の調査で宮崎県が全国トップだった設問は ・将来の夢や目標を持っていますか(あてはまる)79.0% ・近所の人に会ったときは、挨拶をしていますか(あてはまる)77.7% ・学校で友達に会うのは楽しいと思いますか(そう思う)85.0% ・学校の授業時間以外に、普段(月~金曜日)1日当たりどれくらいの 時間、勉強をしますか(学習塾や家庭教師含む)(1時間以上)82.0% など12項目ありました。 ◆地域住民によるあいさつ運動 本計画を推進していくためには、宮崎の教育環境のよさを活かしつつ、学校・家庭・地域はもとより、企業や NPO法人・市民団体等の多様な主体が一体となり、県民総ぐるみで教育に関わっていくことが大切です。