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1 情報通信ネットワーク基盤の整備
第4章 情報化の具体的施策 第4章 情報化の具体的施策 1 情報通信ネットワーク基盤の整備 第4章 情報化の具体的施策 1 情報通信ネットワーク基盤の整備 (1)国・地方公共団体とのネットワーク整備 本市は国の整備計画にしたがって、住民基本台帳ネットワーク及び、総合行政ネッ トワークの基盤整備を進めます。 ① 住民基本台帳ネットワークの接続 平成 11 年の住民基本台帳法の改正により、平成 15 年 8 月に運用が開始されるこ ととなった住民基本台帳ネットワークシステムは、全国どの市区町村からでも住民票 の交付を受けられるなど、市民サービスの向上につながるものです。その円滑な導入 に向け既存の住民情報システムの見直しや改修を進めます。 また、住民基本台帳ネットワークシステムの運用開始にともなって、市民に対して 配布が予定されている住民基本台帳カード(以下「ICカード」という。)の用途につ いても、医療・福祉分野をはじめとする各分野への応用についての研究に努めます。 図 4-1-1 住民基本台帳ネットワーク(J-NET)のイメージ図 市区町村サーバ 住民情報 本人確認情報 窓口等での申請・届出 または インターネットによる電子的な申請・届出 住民 既存システム カード発行機 … 東京都サーバ 指定情報処理機関 指定情報処理機関 のサーバ のサーバ 住民情報 本人確認情報 ・・・・ カード発行機 電子的な方法による 本人確認情報の提供 全国サーバ 都道府県サーバ 住民情報 本人確認情報 全国の住民の 本人確認情報 カード発行機 住民情報 本人確認情報 カード発行機 「住民基本台帳ネットワークの概要」平成1 4年 1月、総務省から編集 27 第4章 情報化の具体的施策 1 情報通信ネットワーク基盤の整備 ② 総合行政ネットワークの接続 総合行政ネットワークは平成 13 年度に都道府県の接続について整備が行われ、平 成 14 年度から国と都道府県の間においてネットワーク運用が予定されています。 全市区町村との接続は平成 14 年度から平成 15 年度にかけて実施され、平成 15 年度内に国、都道府県、市 区町村間における接続が予定されています。本市も、こう した動きに着実に対応し、総合行政ネットワークに接続するための整備を推進します。 表 4-1-1 総合行政ネットワークで提供されるアプリケーション 業務名 システムの概要 電子文書交換システム 統計集計システム 情報共有空間システム (Web やメーリングリスト) 法令検索システム 条例検索システム 事務分掌情報検索システム 白書データベース検索 通達・告示データベース検索 ディレクトリ・サービス Voice Over IP Internet FAX 運用管理者向け研修サービス 地域個別アプリケーション 図 4-1-2 各種情報交換業務(デジタル署名のついた電子文書の相互交換) 各種調査、地方公共団体が収集したデータの報告、調査結果の送付 消費者被害等の事例交換 産業廃棄物処分等の調査情報 行政処分に係る情報(業務停止、免許取消等) 行政処分に係る情報(許認可条件等) 行政情報(事業計画等の相互提供) 法令データベース検索 各地方公共団体の条例検索 事務分掌情報の検索 白書データベースの検索 通達・告示データベースの検索 メールアドレス情報の提供 省庁・団体ホットライン(回線を利用した音声データの送受信) 回線を利用したFAXの送受信 遠隔研修システム(WBT) 地域毎の共通性・統一性の高い業務を対象とした、WBT 業務アプ リケーション 総合行政ネットワーク(LGWAN)のイメージ図 省庁と地方公共団体間がネットワーク接続された,電子政府/電子自治体構築における行政間の 共通アプリケーション基盤。 1府12省庁 霞が関WAN 霞が関WAN 全国NOC 全国NOC NOC :ネットワーク オペレーションセンター *全国センター(LASDEC) LGWAN バックボーン回線 東京都 東京都 NOC NOC ……… 都道府県 都道府県 NOC NOC *都道府県 *都道府県 県域アクセス回線 (IP−VPN) 都道府県WAN (情報ハイウェイなど) 平成15年度中 …… …… 市区町村 28 第4章 情報化の具体的施策 1 情報通信ネットワーク基盤の整備 (2) 全庁ネットワーク基盤の整備 ① 全庁ネットワークの整備 IT革命に対応した行政情報化及びネットワーク化を推進するため、庁内 LAN や本 庁と出先機関をはじめとする各種公共施設を結ぶWANについてインターネット環境 の基盤整備を行います。 ② 職員一人一台パソコン体制の確立 庁内ネットワークの整備とあわせて必要とする職員一人一台のパソコンを計画的に 整備し、市民サービスの向上を実現するための総合的な情報通信基盤を進めます。 職員がITを基盤とした執務環境下で事務・事業を遂行することによって、市民サ ービスの向上と市民と職員との情報共有による情報の有効活用を目指します。 (3)地域情報化の基盤整備(地域イントラネット基盤整備) 地域における広域ネットワークは、市役所からの行政情報発信、学校、図書館、公 民館、その他公共施設からのインターネットアクセス、図書館の蔵書検索、情報交換、 市民からの施設予約システムなどの多彩な用途での利用が可能になります。 今後は、教育分野での遠隔教育・授業、映像を通じた学校間交流などにおける映像 コンテンツ、消防防災分野での映像など、映像情報による利用が想定されます。 また、地域ネットワークの整備とあわせて、パソコンに不慣れな市民や利用環境が ない人でもサービスが受けられるように、公共施設に市民向けのパソコン等の整備を 目指します。 29 第4章 情報化の具体的施策 1 情報通信ネットワーク基盤の整備 図 4-1-3 日野市地域イントラネットネットワーク 本庁舎 防災情報センター 教育センター 情報システムセンター インターネット サーバ群 …… 日野ケーブルテレビ ルータ 学習用サーバ プロバイダ 市民検索用 1階ロビー ルータ 自営光ファイバー網 CATV網 高速行政地域イントラネット網 ・図書館 ・生活保健センター ・支所/連絡事務所 ・水道部 ・市立総合病院 ・市民会館 ・公民館 ・ふるさと博物館 OA 教室 市民検索用 小学校 20校 中学校 8校 公共施設 19ヶ所 30 一般家庭 一般家庭の市民 企業・商店等