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ベン・シャーン 人と芸術

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ベン・シャーン 人と芸術
三重県立美術館美術セミナー
ベン・シャーン 人と芸術
帝政ロシア領のコヴノ(現リトアニアのカウナス)に生まれ、幼少期にアメリカに移住したベン・シャーン(1898-1969)は、
えんざい
1930 年代に冤罪事件に取材した作品で注目を浴びた後、写真、壁画、グラフィック・アート等、あらゆる分野を横断して旺盛な
芸術活動を展開した芸術家です。
ベン・シャーンという名を聞けば、ある人は強いメッセージを放つ反ナチズムのポスターを、ある人はビキニ環礁での水爆実験
による被爆事件「第五福竜丸事件」に関する連作を思い浮かべるでしょうか。卓越した線の操り手であったシャーンの黒い線に心
惹かれる人も多いかもしれません。
シャーンは芸術家の資質として教養と経験を備えた「統一のとれた」人格であることを重視しており、
「社会派リアリズムの画家」
であるとか「ユダヤ人芸術家」であるといったレッテルに対しては違和感を覚えていたといいます。シャーンを知るには、彼の一
面的な評価だけでなく、人生を知り、思想を知り、多くの作品を知らなければなりません。三重県立美術館のベン・シャーン展(7
月 9 日―9 月 25 日)でご紹介する丸沼芸術の森コレクションは、画家の初期から晩年までの作品をバランス良く揃えており、彼
の芸術家人生を知るには格好の作品群と言えます。本セミナーでは展覧会出品作も例に挙げつつ、シャーン芸術についてお話しし
ます。20 世紀を駆け抜けたこの類まれな芸術家について、皆様に考えていただく機会となれば幸いです。
日時 2016年7月24日(日)13:30~15:00
演題 ベン・シャーン 人と芸術
講師 鈴村 麻里子(三重県立美術館学芸員)
会場 志摩市絵かきの町・大王美術ギャラリー2 階展示室
(志摩市大王町波切 3234-2)
主催 三重県立美術館友の会、三重県立美術館
共催 志摩市、公益財団法人三重県立美術館協力会
後援 志摩市教育委員会
お問い合わせ 三重県立美術館友の会事務局
(℡059-227-2232)
聴講無料
聴
聴講無料
三重県立美術館にて 7 月 9 日(土)~9 月 25 日(日)まで開催
会場の都合により事前申し込みになります。聴講をご希望の方は7月15日(金)までに下記までお申込みください。
申し込先:三重県立美術館友の会事務局 電話 059-227-2232 Fax059-223-0570
または、大王美術ギャラリー
電話 0599-72-4336 Fax0599-72-4317
*大王美術ギャラリーは平成 28 年 4 月~観覧料が無料となりました。
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