...

2月号

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Description

Transcript

2月号
2月号
平成28年2月26日
横浜市立田奈中学校
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/jhs/tana/
学 校 教 育 目 標
「学び合い」 「個性」 「自立」
(1) 生きるための基本的な生活習慣・学力を身につける生徒を育てます。
(2) 自分のまわりの人とふれあい、お互いを大切にする心を育てます。
(3) 自他の生命を尊重し、健康でたくましい体を育てます。
(4) 社会の一員として自覚をもち、自分の生き方を決められる生徒を育てます。
(5)体験を通して自分を豊かにし、社会の変化に柔軟に対応できる生徒を育てます。
【知】
【徳】
【体】
【公】
【開】
~ 白梅や ひと日南を あこがれぬ ~
石川啄木
校長 星野 久美子
出勤途中の澄んだ空気の中、白い富士山と丹沢の山並みが近づいて来ます。雪や氷が溶けて水となる雨
水(うすい)を過ぎ、張り詰めていた空気も少しずつ肌に優しく感じるようになってきました。
香り高い梅は春を告げる花です。啄木は北国の人々が春を待ち望む心情を白梅に寄せています。
卒業式まであとわずか3年生の卒業期特別時間割が始まりました。
特別時間割では友人や後輩、先生方と大切に時間を共有し、コミュニケーションを図る機会や、生き方
について学ぶ機会を設けています。その中で 2 月 23 日には後で述べる国際理解・学年道徳「ハンナのか
ばん」の訪問授業がありました。また、3 月 7 日は障害者スポーツ文化センター横浜ラポールによる車イ
スバスケット体験が予定されています。このように、外部講師による生き方に学ぶ貴重な機会を義務教育
全課程終了時に行うことは意味があります。
かつて「2011 年に小学生になる子どもの 65%は大学卒業後、これまでになかった新しい職業に就く
だろう」という予測がありました。これは目まぐるしく変化する現代社会で「仕事」の中身が大変なスピ
ードで変化し、単なる知識の詰め込みだけでは対応できなくなることを示しています。そのような現代社
会で自己実現をし、進路選択を行っていくためにはどんな状況にあっても「自分の頭で考え、対応する」
ということが必要になってきますが、その前提となるものは「人権意識」ではないでしょうか。
1年生は2月 26 日に認知症サポーター講座、2年生は2月 22 日に国際理解教室をもちましたが、こ
のような全体道徳などの取り組みが充実してきた一方、実際の学校生活を振り返るとまだまだ学習が活か
されているとは思えないような場面も見られます。特にことばを大切にすることについては、学校全体で
しっかり取り組む必要があります。
「差別を見ているだけの人にならずに、何か行動を起こせる人になりたい」
「命の大切さ、思いやりの大
切さを考えることができた」
「日本は 18 歳から選挙権が与えられるようになり、私たちももうすぐなの
で日本の政治にもっと興味をもち、自分の意見をもちたい」という3年生の授業の感想に、巣立っていく
生徒たちの成長を見ます。3月 14 日はきっと素晴らしい卒業式を 320名でつくりあげてくれることで
しょう、楽しみにしています。
3 年国際理解・学年道徳 「ハンナのかばん」訪問授業
平成 28 年 2 月 23 日は、ホロコースト教育資料センター
所長の石岡史子さんに来校いただき、訪問授業をしていただ
きました。ヒトラー一人では、ホロコーストは起きなかった
という視点で、アウシュビッツ収容所に展示されていたホロ
コースト被害者(ハンナ)のかばんと共に、当時の世界情勢
とドイツの社会状況の説明とかばんの持ち主について調べて
いく過程でわかったことが明解な語り口で生徒たちに伝えら
れました。
前日には福祉委員が中心となった事前学習が行われ、当日
も会場づくり、機器の準備、整列、司会と多くの生徒が関わ
『ハンナのカバン』
児童書
悲しいけど、あったかい、心に響く命の物語。
カバンに書かれた
文字
「ハンナ・プレイディ
1931年5月16日生まれ 孤児」
って訪問授業を作り上げました。熱心に話に聞き入り、質問
の時間には、
「ヒトラーが民主的な手続きを取って選ばれたこ
とに驚いた、これから自分も政治に関心を持っていきたい。
」
アウシュビッツ収容所で亡くなった子どもの遺品とし
て、2000 年、東京に届いたかばん。
「ハンナ・ブレイデ
ィ」と名前が書いてあった。 いったいどんな子だった
という感想が述べられ、お礼の言葉では、自分も考え行動で
んだろう?調べてみると、ハンナのお兄さんがホロコ
きる人間になりたい。今日の話を自分の生活に生かしていき
ーストを生きのびて、カナダに暮らしていることがわ
たい。という言葉と共に感謝の気持ちが伝えられました。
かった!手紙を送ってみると、兄ジョージさんは、日本
の子どもたちのために、ハンナ(ハニチカ)の写真を送っ
<講師紹介>
石岡 史子(いしおかふみこ)
東京に生まれる。イギリス・リーズ大学大学院開発学部にて南北
問題や女性の人権、教育問題を学ぶ。修士課程修了後帰国して、1
997年、子どものためのアンネ・フランク展示館を開設しようと
いう NGO 団体に事務局スタッフとして参加。1998年10月、
ホロコースト教育資料センターと改名、移転後、代表に就任。20
04年、カナダ・ヨーク大学より名誉博士号授与。
てくれた。チェコ生まれのとってもかわいい女の子だ
った。今でもハンナを守ってやれなかったことが一番
の悲しみなんだそうだ…。
「ハンナのことを知りたい!」
という子どもたちに会いに、ジョージさんは日本に来
てくれた。お兄さんは涙を浮かべながら語ってくれた。
夢と希望をもって精一杯生きたハンナのこと、収容所
で兄妹が支えあった日々、ジョージさん自らは 16 才で
アウシュビッツを生きぬいたこと、そして今、世界の子
どもたちに願うことを。
2年国際理解・学年道徳
俺たちはなんて幸せなんだ
2月22日(月)5・6校時
2年生の国際理解教育では、男子バレーボール部外部顧問で現在富士重工業(株)に勤務していらっしゃる荻野
多木夫様を講師に、
「人・物・自然を大切にし、自分を支えてくれる人に感謝する心を学ぶ」というコンセプトで
お話していただきました。荻野さんはかつて世界ラリー選手権サファリラリーにチームジャパンとして参戦して
います。現地でのビデオを見ながらの、なじみの少ない遠く離れたアフリカ・ケニアの食事、生活は生徒たちにと
ってインパクトが強かったようです。また、チームワークの大切さ、笑顔の大事さも学んだようです。
生徒の振り返りシートより
「いつもいろいろなことに文句を言っていたけれどそんな自分が
贅沢だと思った。
」
「日本みたいに安全な国は多くはないのだと分かった。
」
「外国でもコミュニケーションが大事だと思った。
」
「人と人とのつながりやその国の礼儀を知らなければ自分の国にも
迷惑がかかることが分かった。
」
「今の幸せをかみしめます。
」
1年国際理解・学年道徳
認知症サポーター講座
2月26日(金)5・6校時
1学年の道徳では、長津田地域ケアプラザから児玉さん、鳥谷さん、和久井さん、伏見さん、キャラバンメ
イトの臼井さん、原田さんをお招きしました。認知症は医学的な病気であること、どのようなしくみで記憶が
低下するのかということや、劇やクイズを通して認知症の方にどのように接したらよいか学ぶことができまし
た。正しい理解をした上で、中学生の私たちにできることは何か考える時間となりました。
<生徒の感想より 一部抜粋>
・今まで認知症と聞いてもピンとこなかったけど、今回のお話を聞いて、認知症の方へのかかわり方を知るこ
とができた。一番印象に残ったのは、できないことを責めるのではなく、できることを見つけるということ。
・高齢者の4人に1人は認知症と知って、近隣の高齢者に気をつかいたいと思った。困っている人がいたら、
やさしく正面から声をかけて助けたい。この地域で認知症サポーターの輪を広げていきたい。
・認知症だったひいおばあちゃんがいたので、もっと早く知りたかった。今一緒に住んでいるお祖母ちゃんが
もし認知症になってしまったら、今日のことを生かして、みんなで協力して接していきたい。
・認知症の人も同じ人間で、傷つく言葉はかけてはいけない。優しい言葉をかけたい。
“記憶のつぼ”のしくみ
2月23日
食事をしたことを忘れてしまうお祖母さ
んにどのように声をかけたらよいか
☆交歓昼食☆
劇や進行では福祉委員が活躍しました!
第2学年で実施しました。
~学年全体で、もっとコミュニケーションを図ろう~
学年目標である『最協学年』の具現化を目
指し、昨年度から温めていた企画です。学級
委員がクラス解体、横割り計画を立て、昼食
をとりました。
各教室に向かう足取りはみんな楽しそ
う!さぞ、食事よりも話に花が咲くのだろ
う、と思いきや、いざ始まってみるとどのク
ラスもとても静かでした。緊張したのでしょ
うか?なんだかみんな他所行きの顔…。誰が
話はじめるのか様子をうかがっているよう
でした。
折角、学級委員が時間をかけて企画した交
歓昼食。一緒に食事をした班の子の顔と名前
くらいは、憶えられたでしょうか。交歓昼食
をきっかけに、クラス、学年をこえて学校全
体でコミュニケーションのとれる、団結でき
る、学年にしていきたいと思います。
↑交歓昼食の目的を語るイトウさん、
サトウくん。
緊張して食事をする様子
部活動
百人一首個人戦が開催されます。
1月下旬・2月までの活動報告
◇陸上競技部
大会名 第12回関東近県中学生新人駅伝競走大会
日時 平成28年2月7日(日)
会場 山梨県南アルプス市櫛形運動公園周回コース
● 県外学校対抗女子の部 総合第12位
区間
氏名
学年
距離
タイム
区間
順位
通算
順位
1区
越智 陽香
②
3.00km
11.15
16
16
2区
安藤 優希
②
1.94km
7.20
19
19
3区
田橋柚希乃
①
1.94km
7.18
11
15
4区
橋本 紗希
②
1.94km
7.19
10
11
5区
明石 梨花
②
2.90km
11.07
16
12
総 合
11.72km
44.19 総合順位 第12位
● 県外学校対抗男子の部 総合第2位
区間
氏名
学年
距離
タイム
区間
順位
通算
順位
1区
黒巣 凌我
②
3.00km
9.43
7
7
2区
古田島直希
②
1.94km
6.01
2
1
3区
坂元 優介
②
2.90km
9.35
8
4
4区
井上 颯真
②
2.90km
9.35
1
4
5区
富田 翔
①
1.94km
6.14
2
2
6区
岸本 琉生弥
②
2.90km
9.40
1
2
総 合
15.58km
50.48 総合順位 第2位
会場 田奈中学校道場
3月1日(火)15:20 1~3回戦
2日(水)15:20 4回戦~決勝戦
各学年混合二人組 103チーム出場
源平合戦 トーナメント制
渡辺令恵
永世クイーン
来校予定
今年の優勝はどのチームの手に?
2・3月の主な行事予定
○3年生卒業遠足
2月25日
○公立高等学校共通選抜合格発表
2月29日
○百人一首大会個人戦
3月1・2日
◇バスケットボール部
女子
大会名 緑区1年生大会
日時
平成28年2月21日(日)
会場
神奈川大学付属中・高等学校体育館
準優勝
田奈中学校吹奏楽部
○平成27年度卒業証書授与式
3月14日
○1年職業講話 2年学習発表会・懇談会
3月17日
○2年球技大会 1年学習発表会・懇談会
3月18日
○1年球技大会 大掃除
3月22日
○平成27年度修了式
3月25日
第17回定期演奏会
平成28年3月27日(日)
午後4時40分開場・午後5時開演
横浜みなとみらいホール
スクールカウンセラーによる“心の何でも相談日”のご案内
☆日時 :3月4日(金)
、11日(金)
、18日(金)
、25日(金)
*相談時間は通常、9時~17時です。
☆場所 :田奈中学校 保健室並びのカウンセリングルーム
☆連絡先:カウンセラー専用直通電話 045(981)8461
Fly UP