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平成26年12月(PDF:1264KB)
中部地域の普及活動 平成26年12月 中部農林振興局 (中部農業改良普及センター) 1 マンゴー各種研修会が開催 2~5日に、JA宮崎中央マンゴー部会では、支部別研修 会、9日に栽培経験が浅い生産者向けのトップレベル到達支 援研修会を実施しました。支部別研修会では普及センター から農薬の残留基準値変更に伴う適正使用の確認、トップ レベル研修会では果樹の花芽分化の仕組み等について説明 を行いました。 2 加工たまねぎの全自動移植機による移植作業を実施 2日、3日、5日、9日に、JA宮崎中央の加工たまねぎ生 産者のほ場において、全自動移植機による移植作業が行わ れました。これまでは苗床で育苗したものを手植えまたは 半自動移植機で移植していましたが、今後の規模拡大を見 据え、全自動移植機に対応したセル育苗を行い、移植しま した。かなり作業の効率化が図れることが実証され、生産 者にも高評価でしたが、セル苗がもっと大きければ、機械 速度を上げることができ、更に効率が上がることから、育 苗方法に課題が残りました。今作は、これまでのマルチ栽 培ではなく、露地栽培にも取り組んでおり、今後、生育調 査を行っていくことにしています。 3 くり剪定講習会が開催 3日に、宮崎県農林事業団から要請を受け、国富町法華嶽 にて標記講習会に参加しました。普及センターから整枝剪 定の基本や低樹高化を意識した枝の残し方、病害虫防除等 について説明を行い、収量及び品質向上に向けた剪定方法、 防除体系の改善を図りました。 4 採種用飼料イネの外観品質調査を実施 3日に、今年採種した飼料用稲の種子の外観品質調査を行 いました。 今年度は、10月の台風による影響で契約数量の確保が懸 念されたところでしたが、転用種子の確保にも努めたこと から一定数量の種子を確保することができました。 発芽率も良く、外観上も特に問題となるようなものはみ られず、今回調査を実施した全量が県内に出荷される見込 みです。 5 JA宮崎中央南瓜(黒皮かぼちゃ)部会全体会が開催 9日に、JA宮崎中央南瓜部会全体会が開催されました。 今年の一番果の生育は順調で、11月24日より出荷が始まり、 冬至に向けて出荷がピークとなりました。 また、消費PR活動の新たな取り組みとして、市内飲食 店と連携した黒皮かぼちゃの冬至フェアを12月22日~26日 に開催しました。 6 原料用かんしょ栽培講習会が開催 11日に、国富町の(有)大坪農材とその契約農家を対象に 栽培講習会を実施しました。内容は土壌分析の重要性から 土壌消毒方法、病害虫防除のポイント、短期暴露評価の導 入に伴う農薬の取扱方法の変更、宮崎方式ICMの紹介な ど多岐にわたる内容となりました。生産者からは、具体的 な消毒方法や堆肥の活用方法など活発に質問が出され、今 後の栽培管理について理解を深めていただきました。 7 平成26年度全国茶品評会出品者研修会が開催 12日に、普及センターにおいて、全国茶品評会出品者を 対象とした研修会を開催しました。 今年度、管内から煎茶の部に4名、蒸し製玉緑茶の部に1 名出品しており、各出品茶と各部門の上位入賞茶との比較 による研修を行い、出席者は、来年度も出品を希望する方 も多く、反省点についての指導を熱心に受けていました。 8 JA宮崎中央国富支店きゅうり青年部講習会が開催 12日に、標記講習会が開催され、短期暴露評価導入に伴 う農薬の取扱や11月以降の栽培管理や病害虫防除対策等に ついて説明を行いました。 生産者からは、今後の農薬使用方法や葉面散布の時間帯 など活発に質問が出され、今後の栽培管理のポイントにつ いて理解を深めていただきました。 9 佐土原町施設きゅうりトップレベル研修会が開催 28日に、施設きゅうり生産者10名が出席し、標記講習会 が開催されました。この時期の天候と管理について説明を 行いました。その後、馬場地区の生産者の圃場2箇所を巡回 し、現地講習会を行い、温度・湿度の管理について意見が 交わされました。 10 飼料用サトウキビの収量調査及び試験的なサイレージ調整を実施 管内の飼料用サトウキビ展示ほにおいて、収量調査及び フレコンバッグを使ったサイレージ調整を実施しました。 平成23年に設置した3年目のほ場で、収量が21.8t/10a (生草)になりました。また、フレコンバッグで調整した サイレージは、来年の2月上旬に品質調査を実施する予定で す。 南那珂地域の普及活動 平成26年12月 南那珂農林振興局 (南那珂農業改良普及センター) 1 南那珂地区SAP冬期大会及びSAP講座の開催 9日、会員17名及び関係者が出席して、農業改良普及セ ンターにおいて、南那珂地区SAPの冬期大会が開催さ れました。 大会では、プロジェクト8課題、意見発表は2名行われ、 審査の結果プロジェクト4課題(果樹1、野菜2、畜産1) と、意見発表1名が県大会に出場することになりました。 審査の間に、SAP講座(「ネットを活用した農業情報 収集について」及び「農業者年金制度の概要について」) を開催しました。 地区会員の大半がプロジェクトに取り組み、将来の経 営者として資質向上に努めています。 地区SAP冬期大会の様子 2 6次産業化地域相談会を開催 10日、6次産業化サポートセンターと連携し、標記相談会を開催しました。 果樹及びかんしょの生産を行う2経営体から相談があり、6次産業化に関する経営・技術 のアドバイスを行うとともに、事業計画のプランニング等について支援しました。 また、28日には、6次産業化を目指す4経営体を巡回し、研修会等の情報提供を行いま した。 今後も毎月第2水曜日は、普及センターにおいて、農林漁業者や農業法人の皆様の6次 産業化に関する相談にお答えします。(相談は事前予約制となっております。 ) 3 食用かんしょ品質向上座談会が開催 10日~15日、JA串間市大束管内の各地区で、食用か んしょの品質向上座談会が開催されました。 普及センターからは、平成26年度に実施された品種比 較試験や土壌害虫の防除試験、除草剤試験などの結果を 報告しました。 また、芋の形状と土壌条件の関係や苗と植物ホルモン の関係などを説明し理解を深めるとともに、貯蔵芋の適 正管理や廃プラスチックの適性処理、農作業安全の啓発 を行いました。 食用かんしょ品質向上座談会 4 JA串間市大束肉用牛部会牛舎巡回調査 15日、JA串間市大束管内において、肉牛部会支部長と関係機関による5班体制で部 会員47戸の全牛舎を巡回し、飼養頭数の確認及び牛舎環境の調査を行いました。 繁殖牛農家は年々、高齢化等による労力不足や生産者の減少が進んでいますが、一方 では規模拡大する生産者もいます。 当部会では毎年この調査を行っており、生産の維持や所得向上に向けて、飼養状況や 牛舎環境の改善等、さまざまな課題に対して取り組んでいます。 5 日南市稲作部会育苗講習会の開催 18日~19日、日南市内7ヶ所において、農協と普及センターが連携し、水稲の育苗講 習会を行いました。 延べ56名の参加があり、田植えする日から逆算して育苗スケジュールを立てることと と、育苗作業について説明した後、種子更新を積極的に行うよう講習しました。 米価の低迷から、生産者からは農薬の使用回数や作業時間を減らし、低コスト生産に 努めようという意欲が感じられ、充実した講習会となりました。 6 日南市南郷町潟上下地区で集落営農検討会が開催 19日に農業者約20名と日南市、JA、普及センター等の関係機関が参加し、標記検討 会が開催されました。 集落内の農地・農業を守るためのアンケート調査結果等について検討を行い、今後、 集落営農組織の設立に向けて動き出すことになりました。 7 完熟キンカンのハウス巡回調査及び果実一斉分析を支援 22日に串間支部、24日に南郷支部、25日に日南支部で、 JAはまゆうハウスキンカン専門部会すべてのハウス園 地の巡回現地調査を実施し、果皮糖度・階級割合・果実 肥大程度等を生産者と確認しました。 本年産は糖度も16度以上で、ス上がり果実も少なく、 良好な内容に仕上がっています。 26日には普及センターで、果実一斉分析調査を行い、 1月15日からの県下一斉出荷開始に向けて、適期収穫を 行っていく予定です。 ハウス巡回現地調査の様子 8 長野地区で大規模電柵の設置が行われました 24日、串間市長野地区において、大規模電柵の設置が 集落住民により行われました。 午前8時半に集落センターに集合し、普及センターと鳥 獣被害対策支援センターから電気柵についての基本的事 項を説明した後、4班に分かれてイノシシ・サル対策の電 気柵(総延長2,850m)を設置しました。 当日の午後5時半頃には概ね作業を終えることができま した。 1月には、電気柵の維持管理等についての先進視察研修 も予定しており、地域の鳥獣被害対策モデル集落として、 住民の意識がかなり高まっています。 電柵設置の状況 北諸県地域の普及活動 平成26年12月 北諸県農林振興局 (北諸県農業改良普及センター) 1 樺山集落営農組合研修が開催 2日に三股町の樺山集落営農組合の研修が開催され日 向市の庄手・梶木地区営農組合及び農事組合法人ひまわ りの活動について研修を受けました。 参加した組合員の方々は法人化や農地集積の取組につ いて大変熱心に話しを聞かれていました。 2 加工用ほうれんそう出荷講習会を開催 2日に加工用ほうれんそうの出荷講習会が開催されました。普及センターからは、本 年のほうれんそうの生育状況を説明し、生育の目安を示すことで生育良好な圃場につい ては、適期収穫を推進しました。生育遅れが目立つ圃場に対しては、葉面散布等の対策 を指導しました。 3 キクの目揃え巡回の開催 3日、年末出荷を前に、JA花き生産部会長・JA・市場・ 普及センターで6戸の現地巡回を行い、生育状況および12 月~1月にかけての出荷計画について確認しました。輪ギ クをはじめ、小ギクやスプレーギクについても生産者と の情報交換が活発に行われました。 4 加工用ばれいしょ栽培講習会を開催 3日に栽培講習会が開催されました。普及センターから は栽培基準について説明を行いました。また、適正施肥及 び土壌病害対策から土壌分析の実施を呼びかけました。 栽培面積は前年より少し増加となり、新規導入品種「オ ホーツク」について試験栽培を実施することとなりました。 5 北諸県地区SAP冬期大会を開催 5日、平成26年度北諸県地区SAP冬期大会が開催され ました。プロジェクト2課題(酪農、養豚)、意見発表3名 の発表がありました。 SAP会員、関係機関、農業高校生、合計73名の参加があ り、我が家の経営向上に向けた取り組みを発表しました。 6 集落営農法人理事会での支援 5、9、18日にきらり農場高木、きっとかな田、今新、 夢ファームたろぼうの理事会が開催されました。 平成26年決算、平成27年計画について検討されました。 普及センターからは、今後の水稲作付のあり方等技術・ 経営面についての助言を行いました。 7 JA都城いちご専門部会全体現地検討会が開催 8日にいちご部会全体の現地検討会が開催されました。総合農業試験場野菜部を講師 として招き、今後の栽培管理の要点について講義をしていただくとともに、現地栽培試 験を行っている育成系統についての解説をしていただきました。普及センターからは、 厳寒期の注意点、ハウスの環境制御についての説明を行いました。 8 畑かん実証ほの生育調査、収量調査を実施 8日に、にんじん(今町)の収量調査、プチヴェール(三 股)の生育調査、17日に、にんじん(山田)の収量調査 を実施しました。 生育状況等から、かん水の効果を確認することができ ました。 9 JA都城キンカン生産部会栽培講習会の開催 15日、山之口町・高城町にてキンカン部会の現地検討 会が行われ、生産者7名が出席し、5園地を巡回しました。 12月・1月の温度や水管理についての指導と同時に果実 分析用の果実も採取し、品質の確認も行いました。 西諸県地域の普及活動 平成26年12月 西諸県農林振興局 (西諸県農業改良普及センター) 1「なしの流線型仕立て」を支援 9,10日、なし生産者6戸が集まり、「なしの流線型仕 立て」に必要な大苗育成施設を設置しました。 この施設は、6戸が共同管理を行い、今回の設置によ り「流線型仕立て」の導入に必要な5mの大苗を育成し ます。 普及センターは、技術支援を行うとともに、地域の 先進的なモデルとして講習会等で活用します。 なしの省力化及び早期成園化のためには「ジョイン 大苗育苗施設 ト仕立て」もありますが、管内に適した技術の検討を 続けていきます。 2 西諸県地区茶園品評会を開催 24日、西諸県地区の各茶業部会より申し込まれた14点の 茶園について、県営農支援課専技、総合農試茶業支場研究 員を特別審査員に招いて、地区技術員会にて審査を行いま した。 毎年実施している品評会ですが、その年の気象条件によ り園相も特徴的な傾向が観察されていました。 審査結果に基づく管理作業改善点は、今後の各茶業部会 総会等の機会を通して生産者にフィ-ドバックされます。 気象変動に対応した管理技術の定着を目標に、この 品評会を有意義なものとしていきます。 茶園の状態を評価する審査員 児湯地域の普及活動 平成26年12月 児湯農林振興局 (児湯農業改良普及センター) 1 生乳生産管理チェックシートをもとに酪農家の巡回指導を実施 酪農では、年2回、生乳生産管理チェックシートの記載状況の確認及び牛舎まわりの環 境チェックのための巡回指導を行っています。1日にJA児湯、5日にJA西都、19日にJ A尾鈴の管内を巡回しました。ほとんどの酪農家で生乳生産管理チェックシートが記載さ れており、経営改善に活かされていることがうかがえます。これからもこの巡回を活用し てチェックシートの確実な記載と防疫指導を行っていきます。 2 JA尾鈴花き部会スイートピー専門部現地検討会にて気象に応じた管理を指導 2日、都農町内の2ほ場にて、スイートピー現地検討会が 行われました。 品質は幾分安定してきたものの、11月後半の高夜温等の 影響により、いずれのほ場も落蕾の発生が見られました。 普及センターからは、温湿度管理や摘葉方法など12~1 月における栽培管理上の留意点について指導を行いました。 3 児湯地区SAP冬期大会の開催 5日、高鍋町美術館にて、児湯地区SAP冬期大会が開催されました。 大会では、プロジェクト1課題(西都市SAP会議)と意見発表4課題(西都市SAP会 議、高鍋町SAP会議、川南町SAP会議、都農町SAP会議)の発表があり、普及指導 協力委員等による審査の結果、プロジェクトの部で西都市SAP会議が、意見発表の部で 都農町SAP会議(銀杏会)が県冬期大会へ出場することとなりました。 また、税理士による「農家の経営承継」及び営農支援課専技による「ライフサイクルを 踏まえた経営の譲渡し」について講演があり、会員は熱心に学修していました。 4 農業経営分析をもとにピーマン部会員と面談を実施 9日、JA尾鈴ピーマン部会員2名と個別面談を行い、経営分析結果を説明しました。今 年6月、マトリクス分析結果を全会員へ返却したところ、部会員から詳細な個別分析の要 望があったため実施したもので、経営管理指針と比較しての経費の見直しや月別出荷量の 推移から技術面の課題を提起するなど、今後の経営改善について説明しました。 5 JA児湯茶部会全面委託者へマトリクス分析の概要等を説明 15日、JA児湯FA茶工場(ティーファクトリー)にて、 生産者10名が参加し、JA児湯茶部会全面委託者会議が開 催されました。 普及センターから、個別経営の課題把握のための「マト リクス分析」や「出荷実績等の分析」及び「産地ビジョン 作成に向けたアンケート結果」の概要について説明しまし た。 今後、個別面談を実施し、説明する予定です。 6 木城町駄留地区が美味しい”だとめ米”を目指した研修を実施 17日、鳥獣被害対策のモデル地区である木城町駄留地区 にて、地区住民6名と役場・普及センターの出席のもと、早 期水稲品種「夏の笑み」の栽培講習及び集落営農に関する 勉強会を実施しました。駄留地区では、鳥獣被害対策の実 施により、鳥獣被害が軽減され、新たな展開として、地区 銘柄米「だとめ米」の生産や集落営農の推進を目指すこと となりました。これからの地区銘柄米としての取組や駄留 地区の水田をどのように維持していくかについて活発な意 見交換が行われました。 7 JA尾鈴ぶどう部会が産地ビジョンを見据えた研修を実施 19日、JA尾鈴都農支所にて、JA尾鈴ぶどう部会員約 40名や関係機関約10名が出席して、研修会が開催されまし た。 普及センターから、平成27年度のぶどう栽培こよみの改 訂点、休眠打破処理方法、新品種の栽培方法及び鳥獣害対 策について講習しました。また、振興局地域農政企画課か ら、農地中間管理事業と産地経営体モデル育成事業につい て説明がありました。 8 中型カラーピーマン部会西米良支部の出荷反省会が開催 22日、西米良村村所にて、生産者や関係機関16名が出席し、中型カラーピーマン部会西 米良支部の反省会が行われました。 今年は、新規就農者の就農もあり、面積は192.5a(昨年比+12.5a)と昨年より増加 しました。しかしながら、曇雨天が多く、日照時間が少ない環境条件下での栽培となった ため、全出荷量は97.5t(同-2.4t)、平均単収5.1t(同-0.4t/10a)といずれも昨 年を下回りました。数字的には天候に恵まれた昨年に届きませんでしたが、葉面散布によ る草勢維持技術などで、気象の影響をカバーできた部分も大きいと考えます。 生産者は来作の躍進に向けて気持ちを切り替え、熱心に栽培管理の反省と意見交換を行 っていました。 東臼杵南部地域の普及活動 平成26年12月 東臼杵農林振興局 (東臼杵南部農業改良普及センター) 1 SAP会員が学修成果を発表 3日に日向地区SAP冬期大会が開催され、プロジェクト 活動部門と意見発表部門でそれぞれ2名が発表しました。プ ロジェクト活動では、我が家の畜産経営計画策定や、ミニ トマトにおけるネコブセンチュウ対策の取組、意見発表で は農業にかける想いやこれから目指す農業について発表し、 参加したSAP会員にとって良い刺激になりました。 地区代表3名(プロジェクト2,意見1)が、次月の県SA P冬期大会に出場しますが、いっそうの健闘が期待されま す。 6次産業化視察研修を実施 11日、中山間地域における6次産業化視察研修を開催し、 美郷町ゆず部会、庄手・梶木地区営農組合と関係機関20名 が参加しました。6次化認定を受けている日之影町「日之影 特産果樹振興会ゆず部会」のゆずの加工販売への取組と高 千穂町「株式会社高千穂ムラたび」における米を活用した6 次産業化(どぶろく、甘酒)について学びました。 試作品の商品テストや消費者へのマーケティング調査を 実践した上でのオリジナリティあふれる商品作りを行って おり、参加者も6次化に関する知識が深められたようです。 冬期大会の様子 2 視察研修の様子 3 マンゴー部会員が先進地を視察 15日~16日、JA日向マンゴー部会の視察研修が日南市南 郷町及び西都市にて実施され、部会員5名が参加しました。 視察した園地では、環境改善を含め管理が徹底されており、 参加した農家は、品質の良いマンゴー生産に向けて、管理の 徹底を再確認されたようです。 視察研修の様子 4 スイートピー目揃え会で栽培講習 10日にJA日向スイートピー専門部会の出荷目揃え会が 開催され、生産者9戸(12名)、関係機関5名の計17名が参加 しました。出荷物の確認の他、年末出荷の日程調整、イオ ン用花束の出荷割り当て等が検討されました。普及センタ ーからは、年内から年明け1月頃までの栽培管理について講 習会を実施しました。 出荷目揃え会の様子 5 夏秋ミニトマト専門部会で実績を検討 11日、椎葉・諸塚の部会員約30名と関係機関が参集し、26年産の実績と27年産の生産対 策について検討しました。 26年産では、日照不足が続く悪条件の中、昨年並みの10a当たり3tを越える収量を達成 するなど技術が向上していることが確認されました。 6 日向地区茶園管理品評会で9園を審査 11日に日向地区茶園管理品評会が開催され、管内9カ所の 茶園について整枝の高さや時期、病害虫の発生状況、肥培 管理等を日向地区茶生産組合役員、関係機関と審査しまし た。今年は上位と下位との管理の差が目立つ品評会であっ たと感じました。 審査結果は各生産者、関係機関に報告し、今後の栽培管 理の参考にされます。 また、上位入賞者は3月に行われる日向地区茶生産組合総 会において表彰されます。 茶園審査の様子 7 高冷地ほうれんそうの冬季の優良品種選定試験を開始 諸塚村井戸団地で、12月から低温伸長性が良く収量性の 高い優良品種の選定のため試験展示圃を2カ所設置しまし た。 高冷地における冬場の作付けは、生長が悪くリスクが多 い状況ですが、品種特性を十分見極め、高冷地に適する品 種の導入を促進することにより、農家の経営発展につなげ たいと思います。 優良品種選定ほ場 東臼杵北部地域の普及活動 平成26年12月 東臼杵農林振興局 (東臼杵北部農業改良普及センタ-) 1 東臼杵地区花き振興会の県内視察研修を支援 5日、東臼杵地区花き振興会主催の県内視察研修が開催さ れ、その企画・運営を支援しました。 研修先は児湯地域の花き生産者で、オリエンタルユリや ダリアについて、栽培状況を調査しました。 ユリにおけるヒートポンプ導入の状況や、ダリアの栽培 管理について参加者から多くの質問が出され、今後の技術 向上につながる研修となりました。 視察研修の様子 2 延岡地区SAP冬期大会を開催 9日、普及センターにおいて延岡地区SAP冬期大会を開 催し、会員や県SAP会議連合役員、普及指導協力委員、関 係機関など34名が出席しました。 施設きゅうり栽培における経費削減をテーマとしたプロジ ェクト発表と農業を核に、都会に負けない魅力ある故郷づく りに取り組みたいという意見発表が行われました。 また、発表後には、普及指導協力委員による助言指導や情 報交換会が行われました。 県大会には、今回発表を行ったプロジェクト発表と意見発 表それぞれ1課題が参加する予定です。 冬期大会の様子 3 スナップエンドウ出荷説明会で今後の管理を指導 11日に、JA延岡本店で、スナップエンドウの出荷説明 会が行われ、出荷要領の説明や質疑応答の後、普及センタ ー職員が、今後の栽培管理について指導を行いました。 スナップエンドウは、今年度の4月に部会が設立されたば かりですが、その後部会員が増え、現在では8名の生産者が 42aで栽培しています。生育は概ね順調で、11月から5月ま で出荷が予定されています。 出荷説明会の様子 4 高病原性鳥インフルエンザ防疫措置で動員サポート活動を実施 15日に、簡易検査で陽性が確認された延岡市北川町の高病 原性鳥インフルエンザの防疫措置では、当センターの14名の 全職員が「動員サポート班」として活動しました。 近くの学校跡地に設置された「集合・問診会場」では、会 場設営や資材受入、動員者の受付、作業の割振などを、また、 発生農場に隣接し設置した「現場防疫テント」では、テント 設営や汚染・清浄ゾーンの動線確保、防疫用着衣の着用補助、 資材整理などの作業を行いました。 この他、普及センターに残った職員は、深夜対応となっ た中で、弁当の確保や現地への運搬作業などを行い、動員 現場防疫テント周辺の様子 者をサポートしました。 5 のべおか6次産業化・農商工連携塾第3回セミナーが開催 15日、延岡市主催によるのべおか6次産業化・農商工連携 塾第3回セミナーが開催され、約40名の参加がありました。 講演では、「販売について」と題して、ホップウェブ代表 の日髙亜矢氏が、ホップを使用して売り場でのPR効果を高め、 販売促進を図る方法を、また、「地域のお宝探しワークショ ップ」では、自分達の商品の良さについてグループ討議を行 いました。 セミナー後には、早速ポップを作成し、売り場で展示して みたいと意欲を示す参加者もみられました。 セミナーの様子 6 鳥獣被害対策モデル地区で現地検討会を開催 17日、鳥獣被害対策モデル集落の延岡市北方町早中地区で、 集落役員、関係機関等11名が参加し、現地検討会を開催しま した。 同地区では、交付金事業によりワイヤーメッシュ柵が導入 されることから、参加者全員で設置予定区間の下見を行い、 設置上の問題点等を把握しました。 また、柵設置後の管理が重要であることから、柵の管理体 制の先進事例について説明を行いました。集落役員も設置後 の管理の重要性について理解が深まったようでした。 年明けから柵の設置作業が行われる予定であるため、引き 続き、柵設置及び設置後の管理について助言・指導を行って いく事としています。 現地検討会の様子 7 温州みかん出荷検討会にてミカンサビダニ対策を指導 18日、JA延岡北方支店にて、生産者、市場関係者、関係機関10名が出席し、平成26 年産の温州みかん(普通温州)の出荷検討会が開催されました。 会では、JAによる出荷要領の説明や、市場関係者による今年産みかんの市況等の報 告がありました。 また、普及センターからは、今年産の生育状況の説明や9月に実施したミカンサビダニ 被害に関するアンケート調査結果のフィードバック及び今後の対策について説明を行い ました。 管内の普通温州みかん(系統出荷分)は、11月下旬から12月にかけて収穫し、予措、 貯蔵を行った後、1月中旬から3月にかけて出荷する予定です。 8 木質ペレット焚き暖房機の試験状況を確認 延岡市の清本鉄鋼が開発中の木質ペレット焚き暖房機が、 今作から同市行縢町の中玉トマト栽培ハウスに試験的に設置 されたことを受け、24日、現地ほ場で関係者を参集し試験状 況の検討を行いました。 担当者から暖房機の特徴についての説明を受けた後、普及 センター職員が、調査しているハウス内温度の推移や生育状 況について説明し、今後の推進に向け意見交換を行いました。 木質ペレット焚き暖房機については、今後も継続して調査 や現地検討を行うこととしています。 検討の様子 西臼杵地域の普及活動 平成26年12月 西臼杵支庁 農業普及課 (西臼杵農業改良普及センター) 1 平成26年度 西臼杵地区SAP冬期大会の開催 2日に西臼杵地区SAP冬期大会を開催し、 「意見発表」3名、 「プロジェクト発表」2名、 計5名の発表がありました。 「意見発表」では、法人就農について発表された五ヶ瀬町SAP会議の西本圭佑氏が、 「プロジェクト発表」では、飼料作物の作付体系について発表された五ヶ瀬町SAP会 議の津隈雅士氏が最優秀賞となりました。 審査員からは、どの発表も内容が良く、甲乙つけ難く、審査が難しかったとの意見があ りました。1月28日に予定されている県大会へ、「意見発表」で五ヶ瀬町SAP会議の西本 圭佑氏、「プロジェクト発表」で最優秀賞を受賞した五ヶ瀬町SAP会議の津隈雅士氏、 優秀賞を受賞した日之影町SAP会議の甲斐尚氏、計3名が出場予定です。 発表の様子 SAP会員 2 高千穂町加工連携会議 大試食会の開催 2日、普及センターにおいて、高千穂町農産物加工連携会議(事務局:高千穂町)主催の 標記試食会が初めて開催され、高千穂町内の13のグループ・個人から29点が出品がされま した。 この会は、地域の農産物を使った加工品を、農業関係者、商工観光関係者、町議会議員 等に広く試食・審査してもらうことで6次産業化への認識を深め、特産品づくりにつなげ ることや、出品者が審査を通じ新商品開発へのヒントを得ることを目的に開催されました。 試食後の意見交換会では、町内産の様々な加工品への称賛の声や、商品化への期待も寄 せられ、6次産業化の新たな研鑽の場として益々発展しそうです。 試食会の様子 意見交換の様子 3 中川登畜産振興会研修会の開催 5日に、中川登畜産振興会研修会が開催されました。 研修会では、子牛の寒冷対策及び冨貴茶園(大分県豊後高田市)視察研修会について報 告しました。会員からは、子牛の保温対策方法を見直したいという意見や、冨貴茶園の飼 養管理について興味をもたれていました。 4 6次産業化フォローアップ巡回の実施 11日、農業振興公社と連携し、6次産業化総合化事業計画の認定を受けた農家のフォロ ーアップ巡回を行いました。 今回は日之影町の果樹生産農家と五ヶ瀬町の茶生産農家を6次産業化コーディネーター と総合サポーター、農業サポーター、九州農政局延岡地域センター、普及センターで巡回 しました。 2件とも6次産業化に意欲的であり順調に計画を実施されていましたが、6次産業化を進 める上で悩みや課題も持たれていました。今後も関係機関でサポートしていく予定です。 茶生産農家 果樹生産農家 5 ベビーハンズ現地研修会の開催 19日に、五ヶ瀬町において、キイチゴ「ベビーハンズ」 の栽培研修会を開催しました。 平成27年度からは高千穂町、日之影町でも栽培が始ま り、西臼杵管内で栽培面積は210aになる見込みで、新 品目の産地化を目指し、計画的に活動していきます。 生育の様子 6 完熟きんかんの全園地果実分析の実施 22日、普及センターにおいて、完熟きんかんの全園地果実 分析を行いました。 分析結果は、平均果皮糖度17.1、全果汁糖度13.4、クエン 酸0.63%(昨年:果皮糖度18.4、全果汁糖度14.6、クエン酸 1.14%)で、昨年よりも糖度はやや高く、クエン酸は低くな りました。 果実は順調に肥大しており、食味が良好なきんかんに仕上 がっているようです。 分析の様子