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概要版(PDF:717KB)
概 要 版 大隅地域スポーツ合宿の拠点施設整備基本計画 平成26年12月 1 施設整備の必要性 ・本県のスポーツ合宿の受入数は年々増加。今後も市町村等との連携を図り,更なる取 組が必要。 ・大隅地域は観光資源に恵まれているが,それらを活用した多様で個性的な魅力ある観 光地づくりとともに,九州新幹線全線開業効果を波及させるため,交流人口の増加を図 る仕掛けが必要。 ・大隅地域は,スポーツ合宿の受入数が県で最も多く(県全体の3割),鹿屋市では野球, 志布志市ではサッカー,南大隅町では自転車競技といった,それぞれの市町で特徴を 持った取組を行っている。 ・一方で,陸上競技の合宿の実績が少ないが,これは施設等の不足も要因の一つ。 ・今後,奄美地区(奄美市,天城町),鹿児島地区(日置市)など,本県の他地域において 合宿実績の多い長距離走に加え,大隅地区において,主に短距離走,跳躍,投てきも 対象とした陸上競技の合宿誘致により,新たな需要が生まれることが期待される。 ↓ 大隅地域(現有明高校敷地)に陸上競技のトレーニングに特化 したスポーツ合宿拠点施設を整備。 2 施設整備の基本的な考え方 (1)基本方針 ○ ○ ○ ○ ○ 陸上競技場を中心としたグレードの高いトレーニングの拠点施設 対象競技種目は,陸上競技を主なターゲットとする。 一流アスリートのニーズにも対応可能なトレーニング施設 類似の既存施設と比較して,魅力のある特徴的な施設を整備 交流人口の増加等に伴う地域活性化や,本県スポーツ界の競技力向上にも寄与で きる施設 (2)施設の基本的な考え方 ○ 主に県内外の陸上競技者(団体)を中心とした合宿練習での利用を基本 ○ 一流アスリート及び社会人を受入可能なレベルのトレーニング施設 ○ 施設整備は,基本的な施設・設備に加え,空調設備を備えた室内直走路や専用の 投てき練習場など,類似する既存施設と比較して魅力ある特徴的な施設を一体的に 整備 ○ 鹿屋体育大学や大隅地域の既存施設との連携 ○ 宿泊・食事・送迎などの各種サービスの提供は,民間をはじめ地域全体で受け入れ, サポートする協力体制を構築 1 3 施設の概要 主な施設 ①陸上競技場 施設概要 ・日本陸連の第3種公認基準を満たすグレード ・トラック:一周400m×8レーンの全天候舗装を施したトラック ・インフィールド: 天然芝 ・照明設備も整備 ②多目的グラウンド ・天然芝の一周400m×3∼4レーン程度のサブグラウンド及び傾斜走 路として活用できる緩やかな天然芝の斜面を整備 ③投てき練習場 ・複数の種目,選手が同時に練習できる専用練習場を整備 ④室内直走路 ・年間を通して質の高いトレーニングに対応可能な空調設備を完備 ・100m走や110mハードル走に対応可能な全長150m×6レーンの全天 候舗装の直走路に加え,跳躍種目に対応できる助走路や砂場も合わ せて整備 ・棒高跳びや走り高跳びにも対応可能な空間(高さ8m程度)も整備 ⑤傾斜走路 ・異なる傾斜角度を有する斜路(40m程度)を陸上競技場内に整備 ・多目的グラウンド内に天然芝の緩やかな長い距離の斜路を整備 ⑥砂場走路 ・全長100m,幅4m,深さ0.5m程度の砂場走路を整備 ⑦附帯的な施設 a 管理棟 ・現校舎を活用し,管理事務所,トレーナールーム,救護室,更衣室, シャワー室・浴室,トイレ,控室・休憩室,会議室,視聴覚室などを整 備 b 体育館 ・現体育館を活用 c トレーニングルーム ・現武道場を活用し,フリーウェイト等を中心とした機器を配置 d 周回走路 ・管理道路の一部を周回走路として活用 ※各施設は,利用者の利便性や導線,各施設の特質等を考慮し,配置する。 4 施設の運営の在り方 具体の管理運営方式・受入体制については,次の事項に留意しつつ,類似施設等を 参考に今後検討 ・競技者のニーズに配慮した管理運営のあり方 ・施設利用者のニーズに対応した宿泊や食事等のサービスの提供のあり方 ・地域との連携 2 <施設配置計画図> 3 ①陸上競技場イメージ図 ③投てき練習場イメージ図 4 ④室内直走路イメージ図 (外観) (内部) 5 ⑤傾斜走路(全天候舗装)イメージ図 (傾斜走路側) (競技場側) 6