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支援ファイル

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支援ファイル
~
ご本人やご家族を みんなで支える ファイルです!
支援ファイル
- ガイドブック -
丹後圏域障害者自立支援協議会
支援ファイル作成検討会議
~
◆ ご本人やご家族、その支援者(サポートする人)が一緒につくるオリジナ
ルファイルで、何歳からでも使えます。
◆ ご本人やご家族の思いを支援者に伝えたり、サポートを受けたりすると
きに役立ちます。
◆ 主として発達障害等により、日常生活に困りごとや悩みを抱えるご本
人やその保護者の方にお勧めします。
◆ お子さんの成長や子育てなどに不安のある保護者の方にも、お使いい
ただけます。
「支援ファイルを使うと
こんなよいことがあります」
◆ 相談のたびに同じ話を繰り返さなくてもよくなります。
子どもの子育てや成長のこと、保育所や学校の様子が
心配で、病院や学校、福祉施設などに相談しました。
でも、相談のたびに、同じ話を繰り返し話さなければ
なりません。担当者が変わったり、相談先が変わったり
しても、子どものことをすぐに分かってもらうことはで
きないでしょうか?
○ このファイルに、成長の経過や支援内容、医療機関
の記録などをまとめておけば、必要な情報が相談先の
担当者により伝わりやすくなります。
○ ファイルを利用した方からは、子どものことが伝え
また同じこと
やすくなり、話し合いがスムーズになったという声が
話さなきゃい
聞かれます。
けないの?
◆ 学校や職場が変わっても支援が継続します。
子どもを支援する学校の先生や職場の上司が変わったり、
進学により学校や職場が変わったりすると、せっかくの支援
が途切れたり、支援方法が変わったりしないか心配です。
どうすればよいのでしょうか?
○「支援ファイル」にこれまでの支援内容・方法などを記録して
おくと、情報の引継ぎがスムーズになり、一貫した継続的な支援
が受けやすくなります。
~
支援者の方へ
~
このファイルの支援計画のシート等には、教員や福祉関係などの
支援者に記入してもらうことを予定している箇所があります。
記入の求めがあった場合、ご協力をお願いします。
◆ 何を伝えればよいか、まとめやすくなります。
支援を受けたいと思っていますが、子どもや自分の情報を
うまくまとめられるか心配です。
成長の過程やこれまでの支援内容、あちこちからもらった
資料など、相談の時には何を持って行けばよいか困ってしま
います。
○「支援ファイル」を使うとまとめやすくなります。
まず、一番知ってほしいこと、困っていることや現在の様子など、
記入しやすいところから書いてみましょう!
○ 支援者と相談しながら尐しずつに整理していってもよいでしょう。
~
支援者の方へ
~
シートの書き方などについて相談を受けた場合、どのような
情報が必要なのか、情報の整理の仕方などについてもアドバイ
スをお願いします。
「支援ファイル」 よくある質問 Q&A
Q
A
だれのためのファイルですか?
主として発達障害やその可能性のあるご本人と、そのご家族の方を支援していく
ためのファイルです。ご本人・ご家族・様々な支援者が連携しながら作成し、活用
していくことを予定しています。
Q
A
プロフィール、生育歴、支援の経過などが一冊のファイルにまとまります。
(もらった資料を貼ったり、必要な書類などの付け足しは自由です。)
ファイルが各ライフステージの情報をつなぐツール(道具)となり、スムーズな
情報共有を図ることができます。
Q
A
だれが記入するのですか?
原則として、ご本人やご家族が記入してください。
「各機関の所見」欄などの記入については、市町や保育所・幼稚園・学校などの
支援機関に協力を求めましょう。
Q
A
ファイルは何に役立ちますか?
だれが保管するのですか?
プライバシーに関する情報がたくさん含まれていますので、原則として、ご本人
やご家族が厳重に保管してください。
Q
A
どのページから記入すればよいのですか?
どのページからでもかまいません。
ご本人の現在の年齢に応じて、必要なところから使ってみてください。
Q
すべてのページに記入しなければ
なりませんか?
A
すべてのページに記入する必要はありません。
昔のことを思い出しながら記入するのは大変ですので、記入しやすいところから
使いはじめてみましょう。
Q
A
書き方は、だれに相談すればよいのですか?
書き方や使い方に迷ったときは、市町の保健師、保育所・幼稚園や学校の先生方、
相談支援事業所などの支援者にご相談ください。
また、様式により記載例もありますのでご参考にしてください。
『支援ファイル』の構成
このファイルは、ご本人やご家族が記録して行くことを基本とし、支援者に対し
分かりやすくご本人の情報が提供でき、適切な支援が受けられるよう全体を構成し
ています。
も
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く
じ
プロフィール
出産時の記録
・・・・・保護者が記入
健診の経過
・・・・・保護者が記入
主な発達の経過
・・・・・保護者が記入
就学前の医療・相談の記録
・・・・・保護者が記入
生活の記録(乳幼児期)
・・・・・保護者が記入
保育所(園)・幼稚園での記録
・・・・・保育所等が記入
療育機関での記録
・・・・・療育機関が記入
小学校の先生に伝えたいこと(うちの子どもはこんな子どもです) ・保護者が記入
小学校の先生に伝えたいこと
・・・・・共同で記入
小学校の記録
・・・・・小学校が記入
生活の記録(小学校)
・・・・・保護者が記入
中学校の先生に伝えたいこと(移行支援計画) ・・・・・小学校が記入
中学校の先生に伝えたいこと(うちの子どもはこんな子どもです) ・保護者が記入
中学校の記録
・・・・・中学校が記入
生活の記録(中学生)
・・・・・保護者が記入
高等学校の先生に伝えたいこと(移行支援計画) ・・・・・中学校が記入
高等学校の先生に伝えたいこと(うちの子どもはこんな子どもです) 保護者が記入
高等学校の記録
・・・・・高等学校が記入
生活の記録(高校生)
・・・・・保護者が記入
就学後の医療・相談の記録
・・・・・保護者が記入
福祉サービスの記録
・・・・・保護者が記入
就労等のチェックシート
・・・・・共同で記入
就労先に伝えたいこと
・・・・・共同で記入
就労の記録
・・・・・本人・家族が記入
大学・短大・専門学校等の進学先に伝えたいこと ・・・・・高等学校が記入
大学在学中の相談の記録
・・・・・共同で記入
青年期から成人期の記録
・・・・・共同で記入
『支援ファイル』の記入の手順
Step 1
全てのシートに記入する必要はありません。まず、「プロフィ
ール」に、一番知ってほしい情報から記入してみましょう。
Step 2
「記録のページ」は、現在の様子、気付いたことなどを記入し
ていきましょう。系統性のある支援ファイルとなります。
Step 3
お手持ちの資料などを徐々にとじていき、一人ひとりのオリジ
ナルのファイルをつくりあげていきましょう。
支援ファイルの作成・活用の流れ
(幼児~小学入学の場合例)
支援ファイルは保護者が保管し、記入します
・
・
・
・
お友達と上手に遊べない
言葉が遅いようだ
したい事だけに夢中で、こだわりがある
病気などでいろんなところにかかっていた
→こんな日頃の様子や、工夫も記録します
市町の健診等
乳児健診→1 歳半健診→3 歳児健診→年中児発達サポート事業
その時の様子などを書き込みます
支援
ファイル
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
紹
介
保育所・幼稚園
医療機関 等
紹介
保健所
こどもクリニッ
クや発達相談で
医師や心理士、
保健師からの診
察結果や助言を
書き込みます。
医師やセラピス
トから、診療や
訓練を受け、内
容を書き込みま
す。
紹介
療育教室
支援
ファイル
保育士や指導員
担任等から子ど
からの言語や運
もの様子を聞
動などの指導内
き,書き込みま
容を書き込みま
す。
各機関で
す。
記入サポート
計画を綴じても。
支援ファイルに、子どものプロフィールや関わり方のアドバイス等
を書き込んだり、挟み込んだりして、
各機関が作成して既に
保幼小連
一冊にまとめます。
交付した計画表やアド
携等で引
バイスシートの挟みこ
き継ぎ
保護者
みも OK!
・・・・・・・・
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・・・・・・
支援
ファイル
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
支援
ファイル
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
支援
ファイル
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
からも、しっかり
情報提供
(円滑な移行)
各市町就学指導委員会、教育委員会 等
あるいは、就学先の小学校や
支援学校に、支援ファイルの
内容が伝わります。
それを参考に、個別の教育支援計画等を
作成し、子どもにあった関わりを継続。
支援ファイルに子どもの成長の様
子や特徴、関わり方が綴られているの
で、学校の先生にも理解してもらえる
し、安心です。
支援ファイルの作成・活用の流れ
(小学校~高校・支援学校など、就学期の場合 例 )
支援ファイルは保護者が保管し、記入します
・落ち着いて学習ができない。
・友達とのコミュニケーションがうまくいかない。
・自分の思うようにならないと乱暴な言動になる。
→こんな日頃の様子や、工夫、良かった支援
方法など、支援ファイルに記録します。
相談支援事業所等
医療機関等
医師や療育等の機関から、診療や
訓練を受けるとき、今までの経過
について、支援ファイルで情報提
供できます。また、診察結果、ア
ドバイスなど、ファイルに綴じた
り、記入しておきます。
支援サービスを受ける時、必要
な情報を支援ファイルで、共有
できます。
保護者・本人
支援ファイルに、子どものプロフィールや関わり方のアドバイス等
を書き込んだり、挟み込みこんだりして、一冊にまとめます。
お子さんの家庭での状況や気になることを記入し成長の軌跡をつ
づります。
支援
ファイル
・・・・・・・・
・・・・・・・
各機関で
記入サポート
支援ファイルの情報を支援者と共有し、考
えあうことで、お子さんを支援する関係機
関とともに、一貫した支援を行うことがで
きます。
就学先の学校や支援学校
就学先に支援ファイルを提示することにより、今
までの支援の情報が伝わり、支援の継続に役立ち
ます。また、学校が、それを参考にし、個々のニ
ーズに合った個別の教育支援計画や、個別の指導
計画を作成し、支援をすることができます。
保護者より学校に依頼し、担任、通級指導教室
等での様子や支援の在り方を記入してもらうこ
とにより、今後の支援に役立ちます。
丹後地域教育支援センター
よさのうみ(与謝の海支援学校)
(巡回・来校教育相談実施)
通級指導教室
支援ファイルの作成・活用の流れ
(就労に向けて)
学校を卒業して、仕事に就くとき、うまくできるか不安。
スムーズに就労移行したい。そんな時、支援ファイルが活用できます。
学校 等
担任等と相談しながら「就労、
社会参加に向けて」「実習の記
録」を記入します。また、学校
は、保護者の依頼により、
「学校
の記録」について、学年ごとの
実態や支援内容、方法など、今
後の支援に役立つ情報を記入し
支援
ます。
医療機関 等
医師や療育等の機関から、診
療や訓練を受ける時、今まで
の経過について支援ファイル
で情報提供できます。また、
診察結果、アドバイスなどフ
ァイルに綴じたり、記入して
おきます。
ファイル
支援
ファイル
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
各機関で
記入サポート
生活支援センター
地域で支援サービスを受
ける時、また、困ったこと
があった時、相談を受ける
時に、支援ファイルの情報
が役立ちます。
支援
ファイル
保護者
からも、しっかり
情報提供
(円滑な移行)
・・・・・・・・
・・・・・・・
就労先に支援ファイルを提示する
ことで、今までの支援の状況が伝わ
ります。
それを参考に、就労先で支援計画
等を作成し、子どもにあった関わり
を継続することができます。
各機関が作成して既に
交付した計画表やアド
バイスシートの挟みこ
みも OK!
支援
ファイル
就労先
・・・・・・・・
・・・・・・・
「就労(実習)の記録」を就労先
にも協力していただき、記入しま
す。事業主とのつながりや、生活
支援センター等関係機関とのつ
ながりに活用できます。
また、就労先で作成されている
個別の支援計画を作成されれば、
綴じ込んでいただくこともでき
ます。
作成上・保管上の注意
● 必要に応じていろいろな資料を貼ったり、差し込んだりしてください。
● このファイルはご本人、ご家族、支援者が共につくり上げていく、オリジナルのファ
イルです。
● 全てのページをもれなく記載しなければならないということはありません。ご本人の
支援に役立つと思われる、伝えたいと思われる情報を記載してください。
● 原則的には保護者及びご本人、またはこれに代わる立場の人が責任をもってファイル
を保管します。記載する内容は、大変重要なことですので、このファイルは厳重に保
管してください。支援者が活用する場合でも、プライバシーを厳守し、個人情報の取
扱には十分注意してください。
「支援ファイル」に関する問い合わせ先
京丹後市健康長寿福祉部障害者福祉課
作成・発行
丹後圏域障害自立支援協議会
事務局
支援ファイル作成検討会議
京都府丹後保健所
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