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新計画(PDF:629KB)
足立区多文化共生推進計画
(2010 年度∼2017 年度)
いきいきわくわく「多文化共生都市あだち」
足立区
はじめに
2010 年(平成 22 年)
1 月 1 日現在、区内在住の外国籍の方は 23,291
人にのぼり、新宿・江戸川に次いで 23 区で 3 番目に多くなってい
ます。またその国籍も 101 カ国と多岐にわたり、1995 年から 2010
年の 15 年間に約 1.5 倍とその数は増加傾向にあります。こうした
状況を背景に、区では 2006 年(平成 18 年)に「足立区多文化共生
推進計画」を策定し、国籍や民族などの異なる人々が互いの文化的
な違いを認め合いながら、共に生きる地域づくりを進めてきました。
計画策定から数年が経過し、改めて施策の進み具合を確認するとと
もに、社会経済情況を勘案しつつ事業内容の追加や見直しを行いま
した。
計画の見直しにあたっては、日本人・外国人の双方それぞれ 2 千
人の方を対象に「多文化共生実態調査」を実施し、地域の実情やニ
ーズを的確に把握することからはじめました。この調査から明らか
になったことの一つは、在住外国人が生活上困っていること、不満
なことの約 3 割が「ことば」の問題であることです。「ことば」の
壁があることは、毎日の生活に必要な情報が十分得られないばかり
か、日本人との意思の疎通が図れないことによって思いもかけない
誤解が生じる恐れもあります。今後、区としても在住外国人向けの
情報提供の多言語化など、コミュニケーション支援に一層力を入れ
ていく考えです。
また、パブリックコメントで頂戴した地域での防災訓練などに外
国人も参加するメニューを取り入れるなど、今後更に細かな配慮も
加えて参ります。
最後になりますが、この度の計画改訂にあたりまして、ご協力を
頂戴した関係各位に心から感謝申し上げます。
2010 年(平成 22 年)2 月
足立区長
この計画書では西暦表示を原則としています。
―
1 ―
近 藤 やよい
目次
第1章
計画の見直しにあたって
1
見直しの趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
2
計画の位置づけと期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
3
足立区多文化共生実態調査の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第2章
計画の基本的考え方
1
基本理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
2
多文化共生社会形成のプロセス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
第3章
多文化共生の現状と課題
1
多国籍化と定住化の進行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
2
区民の外国人に対する意識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
3
在住外国人の生活面における現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・・10
第4章
(1)
相談・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
(2)
子育て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
(3)
教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
(4)
医療・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(5)
年金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(6)
住宅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
(7)
雇用・就労・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
(8)
起業・改業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
(9)
団体間の交流とネットワーク・・・・・・・・・・・・・・・・・18
①
ボランティア団体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
②
地域団体・PTA ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
③
在住外国人の団体とエスニック・メディア ・・・・・・・・・・20
施策の体系
1
全体の体系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
2
基本施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
第5章
(1)
コミュニケーション支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
(2)
生活支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
(3)
多文化共生の地域づくり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
(4)
多文化共生施策の推進体制整備・・・・・・・・・・・・・・・・24
多文化共生社会の形成をめざして
1
在住外国人向け配布物や文書などの多言語化の推進 ・・・・・・・・・25
2
ボランティアなどとの協働の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・25
3
(仮称)多文化共生推進委員会の設置 ・・・・・・・・・・・・・・・・25
4
(仮称)多文化共生推進条例の制定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・25
5
(仮称)多文化共生センター機能の検討 ・・・・・・・・・・・・・・・26
第6章
施策と工程
基本施策と年次別工程スケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・31
―
2 ―
[資
料]
図表1
在留資格等割合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
図表2
外国人登録者数の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
図表3
国際結婚の件数と割合の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
図表4
実態調査[身の周りに外国人が増えることをどう思いますか] ・・・・ 8
図表5
実態調査[身の周りに外国人の増えることを望ましいと思う理由] ・・ 9
図表6
実態調査[身の周りに外国人の増えることを望ましくないと思う理由]・・9
図表7
足立区に外国人登録している人の居住年数 ・・・・・・・・・・・・・10
図表8
年度別相談件数一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
図表9
外国人のための無料専門家相談会内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・11
図表 10
実態調査[子育て・教育で区や通学(通園)先へ望むこと(外国人区民)]・ 13
図表 11
日本語適応指導派遣実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
図表 12
実態調査[“生活“していく上で必要な情報(外国人区民)] ・・・・・14
図表 13
実態調査[差別や偏見] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
図表 14
実態調査[日本での起業意向(外国人区民)] ・・・・・・・・・・・・17
図表 15
足立区における日本語ボランティア教室 ・・・・・・・・・・・・・・18
図表 16
足立区における通訳など外国語ボランティアの登録数 ・・・・・・・・19
図表 17
(足立区)青年海外協力隊
図表 18
外国人登録者の国籍別割合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
図表 19
日本国籍取得数と永住資格取得数の推移 ・・・・・・・・・・・・・・27
図表 20
外国人登録者数の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
図表 21
主要な在留資格等人数の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
図表 22
2001−2010年
図表 23
足立区の人口の推移と予測 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
図表 24
足立区立小中学校在籍外国人児童生徒 国籍別人数 ・・・・・・・・・・30
地域別派遣実績 ・・・・・・・・・・・・19
在留資格等別 ・・・・・・・・・・・・・・・29
あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約(抄) ・・・・・・・・・・・・44
社会権規約(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約)(抄) ・・・・・44
自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)(抄) ・・・・・・・・・45
足立区のビジョンを考える
[参
外国人グループ討議結果
まとめ資料(案) ・・・・46
考]
足立区多文化共生推進会議における足立区多文化共生推進計画(改訂)会議概要 ・47
足立区多文化共生推進計画案の
パブリックコメントの実施について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
足立区多文化共生推進会議設置要綱 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48
足立区外国人施策に関する庁内連絡会議設置要綱 ・・・・・・・・・・・・・・・50
足立区多文化共生関連施策一覧(2012 年 3 月 31 日現在) ・・・・・・・・・・・52
―
3 ―
第1章
1
計画の見直しにあたって
見直しの趣旨
足立区では 2006 年 3 月に、総務省から地域における多文化共生推進のためのガイド
ラインとして「多文化共生推進プラン」が提示されるのに並行して、他自治体に先行す
る形で「足立区多文化共生推進計画」を策定し、専管の係を設置して多文化共生施策の
推進に取り組んできました。
この間、日本は少子・高齢化の進行により人口の減少が始まる一方、経済のグローバ
ル化や人の移動を盛り込んだ経済連携協定(EPA)の締結などにより、外国人の人口は増加
しています。足立区では 2 つの鉄道新線の開通もあり人口は増加していますが、外国人
の人口も増加しており、外国人の比率は増加傾向にあります。また千住地域では、2012
年 4 月までには5つの大学が開学し、学生数が約1万人に及び、留学生が増加すること
も見込まれています。
このような社会・経済状況の中で計画策定後4年目にあたる 2010 年には、施策の進捗
状況を確認し、事業の追加や内容・工程を見直す必要が生じたことから、多文化共生に
関する実態調査を実施し、計画を最新な内容に改訂しました。
2
計画の位置づけと期間
「足立区多文化共生推進計画」の位置づけは、
「足立区基本構想」の基本理念である「協
働で築く力強い足立区の実現」を受けた「足立区基本計画」の分野別計画です。
計画の期間は、見直しを行なった 2010 年度から 2017 年度までとします。
年度
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
平成 18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
多文化共生
推進計画
見直し
基本構想
基本計画(前期)
基本計画(後期)
3
見直し
足立区多文化共生実態調査の実施
2006 年 3 月に策定した「足立区多文化共生推進計画」を見直すにあたり、日本人と外
国人の双方(各 2,000 人)から、地域の実情や区民ニーズを的確に把握し、計画改訂の
ための基礎資料を得ることを目的として、2009 年 6 月に足立区多文化共生実態調査(以
下「実態調査」という。)を実施しました。
―
4 ―
第2章
1
計画の基本的考え方
基本理念
「ちがいを豊かさに
――言語や文化、習慣の異なる人々が協働で築く『多文化共生都市あだち』」
[基本理念の考え方]
在住外国人を同じ地域社会を構成する住民としてとらえ、外国人も日本人も共に地域
社会を支える主体であるという認識に立ち、それぞれの国籍や民族的・文化的多様性や
ちがいを認め、尊重しあいながら、良きパートナーとして、互いを支えあい、豊かな安
心して暮らせる多文化共生社会を構築していきます。
2
多文化共生社会形成のプロセス
足立区では基本理念に基づき、さまざまな個人・団体・事業者と協働して、以下の3
つの段階で「多文化共生都市あだち」の実現をめざしていきます。
第1段階「ホップ」…進む交流と相互理解
外国人との交流の主役は区民であり、異なる習慣や文化などへの相互理解なくして、多
文化共生社会は成り立ちません。
スポーツ、文化、芸術などの活動を通じて、外国人が地域に参加できる機会を増やし、
区民とのコミュニティづくりを進めていきます。
・行政情報のルートが構築され、必要な人に必要な情報が的確に届いています。
・隣人同士、友人同士で異なる言語を学び合っています。
・(仮称)多文化共生推進委員会や審議会にて、共に意見交換が行われ、豊かな地域社会
づくりに貢献しています。
・
(仮称)多文化共生推進条例が制定され、
「多文化共生都市あだち」のまちづくりに皆が
参加しています。
・(仮称)多文化共生センターの機能は、既存の公共施設などにおいて、日本語ボランテ
ィア、外国語・文化交流ボランティアなどの活動や交流、各種機関・団体の講座や外国
人相談の場として、多角的に展開されています。
第2段階「ステップ」…機会均等
多文化共生社会の基礎は、外国人が国籍や民族などによる差別を受けることなく、誰も
が一人の人間として尊重されることです。過去から現在に至るまで、日本社会の中にも社
会的少数者と多様な文化が存在し、不幸な差別を繰り返してきた歴史に私たちは目を背け
てはなりません。外国人の人権が尊重される社会とは、日本中の社会的少数者を尊重する
社会でもあります。
このため、就労、教育、住居、社会保障など、あらゆる面で機会均等を進めていきます。
・誰にも等しく教育の機会が与えられ、それぞれの個性が豊かに育まれています。
・誰もがその能力を発揮し、目標にチャレンジできる社会となっています。
―
5 ―
・起業や雇用の機会も均等に与えられ、それぞれの能力が発揮できています。
・在住外国人との交流が、大人から子どもたちまで含めたさまざまな形で取り組まれ、し
っかりした絆が結ばれています。
・多文化をキーワードにした各種団体により、身近な住区センターを新たな活動の拠点に
して、活発に交流・学習が行われ、ネットワークも拡がっています。
第3段階「ジャンプ」…花開く「多文化共生都市あだち」
私たち足立区がめざすのは、多文化共生によって、異文化理解やコミュニケーション能
力が向上し、新しい文化や新たな価値を生み出す社会です。
異文化交流活動が活発になり、日本文化との相互交流の結果、地域で芽吹いた新たな文
化が足立区から発信されることにより、足立区が自治体外交・民間外交で日本のリーダー
となることをめざします。
・相互交流が活発に行われ、異なる習慣や文化などへの相互理解が育まれています。
・区民一人ひとりに異なる宗教や文化、価値観やライフスタイルの理解が進み、受容がさ
れています。
・すべての区民が心豊かに地域で暮らしています。
・多文化共生による新たな豊かさ、楽しさが創造されています。
・国籍を意識することなく、すべての人の権利が等しく保障され、行使されています。
・創造的で活力に満ち溢れた足立区になっています。
・海外からの優秀な頭脳・技術を持った人材が、足立区のあちこちで活躍し、人材の宝庫
となっています。
第3章
1
多文化共生の現状と課題
多国籍化と定住化の進行
2010 年 1 月 1 日現在、在住外国人は東京都内では、新宿区、江戸川区についで多く、
101 カ国、23,291 人の外国の人々が居住し、その在留資格は、図表 1 のとおりとなっ
ています。在住外国人は、特別永住者1 及びそれ以外の外国人(ニューカマー)に大
きくわかれます。
1
特別永住者…日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法(入管特例法)により
永住の許可を受けている者をいう。ニューカマーに対してオールドカマーとも呼ばれ、在日韓国・朝鮮人や
台湾人の一世とその子孫のことである。 (明石書店「外国人の法律相談チェックマニュアル」より一部引用)
―
6 ―
図表 1 在留資格等割合(2010.1.1 現在)
在留資格等のうち、上位 3 位が
永住者、特別永住者、日本人の配
興行
0.2%
人文 知 識・
国際 業務
4.9%
就学
1.9%
偶者等です。これに、定住者、永
技術
4.4%
住者の配偶者等を合計した「定住
外国人」は全体の 70.2%となって
そ の他
4.7%
短 期 滞在
1.3%
特別 永住 者
22.2%
います。
また、非正規滞在者(在留の資
留学
3.3%
格なし)、未取得(出生)が合計
で 2.1%になっています。
家 族 滞在
7.0%
永 住者
28.8%
未 取得
0.4%
在 留の
資 格な し
1.7%
定住者
7.7%
永 住者 の
配 偶者 等
1.5%
非正規滞在者と未取得の合計
人数は統計のある 1997 年から毎
日 本人 の
配 偶者 等
10.0%
年増え続けていましたが、2005
年からは減少に転じ、増加傾向に
歯止めがかかっています。
図表 2 外国人登録者数の推移(1980 年から 2010 年まで 5 年おき)
1980 年と 2010 年、1995
(人)
25,000
年と 2010 年の外国人登録者
そ の他
フ ィリピン
20,000
数を比較するとそれぞれ約
中国
2.9 倍、約 1.5 倍となります。
韓 国・朝鮮
1995 年と 2010 年を主要
15,000
国別で比べると、韓国・朝鮮
10,000
はあまり変わりませんが、中
5,000
国は約 2.7 倍、
フィリピンは約 2.1
倍の増となっています。
0
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
(年 )
1980 年における外国人登録者のうち韓国・朝鮮籍の人は、外国人登録者全体の 95.6%
と圧倒的多数でした。しかし、中国やフィリピンなど主にアジア諸国から多くの外国
人(ニューカマー)が、東京都の中でも比較的物価が安く、都営など公営住宅の多い
足立区に住んだ結果、2010 年 1 月 1 日現在では韓国・朝鮮籍の人の比率は 37.5%と
大きく比率を下げ、替わって、中国籍とフィリピン籍の人が 1990 年以降急増し、それ
ぞれ 36%、14.8%になっています(図表 2)。
また、国際結婚が増加し、2009 年の足立区の国際結婚の比率は 7.7%と全国平均の
4.9%を上回っています(図表 3)。
なお、東南アジア諸国を始めとする国々との EPA/FTA2の締結等により、物流だけ
でなく人の移動など幅広い分野での自由化が進んでいます。看護師・介護福祉士候補生
などの専門的・技術的分野の外国人労働者の受入れが推進されており、多くの外国人労働者
2
EPA/FTA…EPA(経済連携協定)とは特定の二国間又は複数国間で、域内の貿易・投資の自由化・円滑化を促進し、水際及
び国内の規制の撤廃や各種経済制度の調和や協力等、幅広い経済関係の強化を目的とする協定。/FTA(自由貿易
協定)とは特定の国や地域の間で、物品の関税やサービス貿易の障壁等を削減・撤廃することを目的とする協定。
―
7 ―
が来日するなど、多国籍化と定住化は今後も一層進むものと想定されます。
図表 3 国際結婚の件数と割合の推移
全国の国際結婚の件数と割合
(件)
9000
8000
9.9%
10.0%
9.6%
7000
7.8%
6000
5000
1985 年
1990 年
1995 年
2000 年
2001 年
2002 年
2003 年
2004 年
2005 年
2006 年
2007 年
2008 年
2009 年
婚姻件数
8.0%
8.5%
8.5%
7.7%
6.8%
8.0%
6.0%
4000
3000
夫妻の一方
が外国人の
婚姻件数
4.0%
2000
2.0%
1000
0
夫妻の一方
が外国人の
婚姻届出の
割合
12,181 件(1.7%)
25,626 件(3.5%)
27,727 件(3.5%)
36,263 件(4.5%)
39,727 件(5.0%)
35,879 件(4.7%)
36,039 件(4.9%)
39,511 件(5.5%)
41,481 件(5.8%)
44,701 件(6.1%)
40,272 件(5.6%)
36,969 件(5.1%)
34,393 件(4.9%)
0.0%
2002
2
(厚生労働省統計表データベース)
12.0%
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(年)
区民の外国人に対する意識
2009 年 6 月に実施した「実態調査」から、「身の周りに外国人が増えることについ
てどう思っているか」を見ると(図表 4)、一番多かったのが「なんともいえない」で
62.5%、以下「望ましくない」20.9%、「望ましい」15.2%、「無回答」1.5%でした。
外国人の増加に対する意識は、6割以上の区民が「望ましい」とも「望ましくない」
とも思わず、「なんともいえない」と回答しています。
これを、第 34 回足立区政に関する世論調査(2005 年 9 月実施)の同様の質問と比較す
ると、
「望ましい」が、1.1 ポイント増え、
「望ましくない」が 1.4 ポイント減って、若
干の改善が見られます。
図表 4 実態調査 [身の周りに外国人が増えることをどう思いますか]
n=(959)
無回答
1.5%
望ましい
15.2%
望ましくない
20.9%
なんとも
いえない
62.5%
―
8 ―
「外国人の増えることは望ましい」と思う人は、「外国の言葉・習慣・文化を知る機
会が増える」「外国の人と接する機会が増える」「外国との交流が深まる」を理由に挙
げています(図表 5)。
図表 5 実態調査
[身の周りに外国人の増えることを望ましいと思う理由(複数回答)]
n=(146)
110
外 国の 言 葉・ 習慣・文 化を 知る 機会が増 える
83
外国の人 と接 する 機会が増 える
69
外国 との 交流が深 まる
35
経 済的 な発 展につな がる
8
そ の他
0
20
40
60
80
100
120
一方、「外国人の増えることは望ましくない」と思う理由は、「犯罪やトラブルが増
えそう」と考える区民が一番多く、次に多い「文化・習慣がちがう」の 2 倍近くとな
っています(図表 6)。
図表 6 実態調査
[身の周りに外国人の増えることを望ましくないと思う理由(複数回答)]
n=(200)
156
犯罪やトラブルが増えそう
82
文化・生活習慣がちがう
74
意思の疎通が難しい
58
社会的負担が増す
12
その他
0
20
40
60
80
100
120
140
160
「外国人が増えると犯罪やトラブルが増えそう」という不安は、外国人が犯罪を起
こしニュースになると、在住外国人全体のイメージが悪くなり、普段から外国人と接
する機会が少ないことからさらに不安も拡大するのではないかと考えられます。外国
人が今後も増えていく状況で、このような漠然とした不安を解消するためにも、相互
理解を深める必要があります。
―
9 ―
下町人情の息づく足立区民の特色として、ひとたび親しくなると面倒見のよさや優し
さを発揮します。第 34 回足立区政に関する世論調査(2005 年 9 月実施)でも今後、足
立区が取り組むべき施策を問うと、意見が多かったのは相談窓口の増設や日本語学習
であり、在住外国人の悩みを理解していることが伺えます。区民と外国人との相互理
解を深める機会を増やすことが急務と言えます。
3
在住外国人の生活面における現状と課題
2012 年 7 月 9 日から新しい在留管理制度が導入され、同時に外国人登録制度は廃止
となります。3か月を越える在留資格を有し、日本に在留する外国人住民の方には、
住民基本台帳制度が適用され、新たに「外国人住民票」が作成されることになります。
これまで、日本人との混合世帯については、それぞれ別々の法律に基づき居住の証明
を発行していましたが、2012 年7月9日からは、一緒の住民票が作成されるとともに、
日本人と同様な行政サービスの充実も図られることとなります。
足立区内の外国人の居住年数は、10 年未満が 67.2%、10 年以上が 32.8%となって
います(図表 7)。
法律の改正とも相まって、今後は、アジアなどからのニューカマーの来日や定住化
が進み、教育や医療、住宅などの問題の増加が想定されます。
足立区は、外国人が地域社会へスムーズに適応することを支援するため、生活の各
分野に関わる問題や課題を明らかにし、適切な対応をする必要があります。
図表 7 足立区に外国人登録している人の居住年数(2010.1.1 現在)
居
住
年
数
1 年未満
16.3%
1∼3 年未満
22.9%
3∼5 年未満
11.7%
5∼10 年未満
16.3%
10 年以上
32.8%
(1) 相談
足立区には、外国人相談員として、中国語、英語、韓国語のできる相談員がいます。
年度別相談件数は図表 8 のとおりとなっています。相談の内訳は約 7 割が国民健康保
険の加入、児童手当などの申請、税の申告などの行政手続きについて、残り 3 割が生
活相談となっています。なお、適切な支援が行えるよう相談の内容を分析し、在住外
国人の抱える問題からニーズを把握していくことが必要となっています。
図表 8 年度別相談件数一覧
年度
2007
2008
2009
相談件数 1,251 1,385 1,447
外国人相談:中国語、英語、韓国語
月曜日から金曜日 9:30 から 16:00 まで
足立区は「東京外国人支援ネットワーク」に加入し
ており、その共催による「外国人のための無料専門家相談会」を 2002 年度から毎年開
催しています。この相談会では、弁護士、行政書士、社会保険労務士、進学・教育相
―
10 ―
談員、母子自立支援員、臨床心理士などの専門家が無料で外国人の相談を受けていま
す。通訳ボランティアの協力により英語、中国語、韓国語、タガログ語、ベトナム語、
スペイン語など多様な言語で相談を受けられる態勢を整えています。
専門家(行政書士)による相談
図表 9 外国人のための無料専門家相談会内訳(2009 年 6 月 21 日(日)相談件数 24 件)
内容
件数
内容
件数
在留資格ビザ・旅券など
6
子ども・教育・学校
3
保険・年金・税金など
4
医療・健康・心理相談
2
結婚・離婚・親子関係
3
借金・貸し金・保証
1
労働・賃金・労災・解雇など
3
その他
2
なお、このほかにも、区は常時、無料相談窓口(法律相談、行政相談、税務相談、交
通事故相談、社保労務相談、福祉相談、健康相談、住まいの相談、その他身近な問題
の相談)を区民の声相談課をはじめ、関係部署で開設しています。
その他相談機関としては、東京都労働情報相談センターに「外国人労働相談」があり、
労働契約や労働条件に関すること、解雇や賃金不払いに関すること、有給休暇や労働
時間に関する相談を受け付けています。また、「東京外国人雇用サービスセンター3」
や「新宿外国人雇用支援・指導センター4」では、外国人に係わる職業相談や紹介を行
っています。
なお、区はこうした機関とも連携を取って、在住外国人の相談に対応していきますが、
在住外国人の増大に伴い、相談件数も増加することが見込まれますので、相談に適切
に対応できるよう外国人相談員の研修を充実していくほか、外国語の得意な区民の協
3東京外国人雇用サービスセンター…英語・中国語の通訳を配置し、就職を希望する外国人留学生や専門的・技術的分野での
就労可能な在留資格を所持している方の職業相談や紹介、在留資格に関する相談を行っ
ている。
4新宿外国人雇用支援・指導センター…英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語の通訳を配置し、アルバイトを希望する外
国人留学生・就学生の方の職業相談や紹介、在留資格に関する相談を行っている。
―
11 ―
力を得るなど、窓口における相談態勢の整備を進めていきます。
(2)子育て
在住外国人児童の認可保育園への入園希望の増加に伴い、スムーズな手続きが行える
よう英語・中国語・韓国語の入園申込案内書を作成して対応しています。
また、認可保育園における生活全般がわかる「保育のしおり」についても多言語での
対応を図り、英語・中国語・韓国語版を 2008 年度に作成しました。
2008 年 11 月現在、20 カ国 337 人の外国籍児童が入所しています。文化・宗教・習
慣などの違いから、保育園生活の中で給食・着替えなどで特別な配慮を要しています
が、保護者との面談により一人ひとりの人格を尊重して対応しています。
(3) 教育
区内に在住する外国人は、自国や民族のアイデンティティを子どもに伝えるために、
外国人学校などへ就学させている方もいます。しかし、自国の外国人学校が近くにな
かったり、あるいはその費用が高額で負担ができないために、また積極的に日本の生
活習慣に慣れるためになど、さまざまな理由から日本の義務教育を受けさせる方もい
ます。
外国籍の子どもたちは学齢期にあっても、日本国籍を有する子どもたちと異なり、就
学義務の対象にはなっていません。足立区では国際人権規約の趣旨に従い、就学年齢
に達した外国籍の子どもに対して入学希望調査を行う一方で、新たに転入してきた外
国籍の子どもたちのために、「わたしの便利帳(リブイン)」の外国語版などにより就
学案内を行っています。また経済的な理由から就学困難と認められる場合は、日本人
同様に必要な援助をしています。
足立区立の小・中学校には 46,798 人の児童・生徒が通っていますが、そのうちでは
中国、韓国・朝鮮、フィリピンをはじめ、27 カ国 856 人の外国籍の子どもたちが通学
しています(2009 年 5 月現在)。
「実態調査」の結果によると、子育て・教育で区や通園・通学先に望むことの第一は
「国際交流教育・国際理解教育の推進」で 20.7%を占めています(図表 10)。
足立区ではさまざまな機会をとらえ、人権教育及び国際理解教育を通じて、多文化共
生意識を高めています。外国籍の子どもの中には、入学前から日本の生活に慣れてお
り、日本人の子どもと同様に日本語を話す子どもがいます。
一方で、外国から日本に来たばかりで日本語の理解が不足し、学校生活の適応が困難
な子どもがいます。この場合、足立区では小学校で 3 カ月、中学校で 6 カ月の適応指
導を実施しています。また、適応指導は必要に応じて、更に 3 カ月延長することがで
きます。ここ数年の日本語適応指導派遣実績は図表 11 のとおりです。
今後は、日本語ボランティアや通訳ボランティアなどとの協働を視野に入れ、日本語
ができない外国人保護者に足立区の義務教育のしくみを案内するとともに、子どもた
ちへの適応指導の充実が求められています。
―
12 ―
図表 10 実態調査[子育て・教育で区や通学(通園)先へ望むこと(外国人区民:複数回答)]
n=(421)
0
5
10
15
20.7
国際交流教育・国際理解教育の推進
20.4
日本の学校と外国(民族)系の学校の連携・協力体制、交流の推進
17.8
相談できる行政窓口などの充実
17.1
学校生活に必要な日本語を教えること
15.2
児童・生徒の教科学習に必要な日本語を教えること
14.5
日本の習慣を教えること
教科学習の補習
13.8
日本語を母語としない児童・生徒の保護者への支援
13.5
11.9
母国の文化を保つこと
学校からの配布物の翻訳、行事などにおける通訳の充実
同国人の支援者によるサポート
地域やボランティア団体・個人との連携・協力体制
その他
25 (%)
20
11.2
6.2
4.8
6.2
何も必要ない
23.0
無回答
14.5
図表 11 日本語適応指導派遣実績
2005
2006
2007
2008
2009
中国語
31
38
38
41
45
韓国語
7
9
4
3
6
タガログ語
22
31
28
45
40
ポルトガル語
0
1
2
0
1
タイ語
2
5
1
3
3
ロシア語
0
3
2
0
0
ネパール語
2
0
0
0
0
モンゴル語
0
0
0
3
4
スペイン語
1
0
0
0
1
英語
4
5
9
0
11
ヒンディー語
1
0
0
0
0
ウルドゥー語
0
0
0
6
1
ミャンマー語
0
0
0
1
1
アムハラ語
0
0
0
1
0
70
92
84
103
113
合計
―
13 ―
(4)医療
「実態調査」の結果によると外国人が生活していく上で、必要な情報の第一は「医療
や健康保険に関する情報」で、45.5%を占めています(図表 12)。
日本人が外国に行ったときと同様に、外国人が日本の医療機関を受診する際、「こと
ばの壁」の問題があります。また、生活習慣や宗教観など、文化の違いもあります。
今、外国人人口が増えつつある中、医師に自分の症状等を的確に伝えられる医療支援
が求められています。
また、それ以前の問題として、どの医療機関を受診すればよいか、それはどこにある
のか、さらには医療費の支払など、不安材料を解消するための相談窓口等の充実も引
き続き進めていかなければなりません。
今後は、慣習など異文化理解を含めたコミュニケーション能力を持ち、外国人の治療
の支援ができる医療通訳の派遣制度の整備が必要となっています。
図表 12 実態調査[“生活“していく上で必要な情報(外国人区民:複数回答)
]
n=(780) 0
10
20
30
40
45.5
医療や健康保険に関する情報
38.7
税金・年金に関する情報
37.2
福祉に関する情報
34.6
子育て・教育に関する情報
31.3
防災や地震についての情報
住まいに関する情報
28.3
区立施設の案内
27.9
22.8
区のサークルやボランティア活動などの紹介
22.1
お祭り・スポーツなどのイベント情報
20.4
ごみの出し方やリサイクル方法などの生活情報
その他
50 (%)
1.3
9.4
特にない
2.9
無回答
(5)年金
「実態調査」の結果によると生活していく上で、必要な情報の2番目は「税金・年
金に関する情報」で、38.7%を占めています(図表 12)。
外国人は、国民年金法に規定された国籍条項のため国民年金に加入できませんでし
た。その後難民条約の締結に伴い、1982 年に国民年金の国籍要件は撤廃され、1986
年からは外国人にもカラ期間(1982 年以前に日本国に住所を有していた期間等)が合
算対象期間として認められることになりました。多くの外国人が受給資格を満たせる
ようになりましたが、年齢要件などから受給資格の 25 年を満たせなかったために、無
年金状態の外国人高齢者も存在しています。
外国人の年金加入と受給権の確保を促進するため、国民年金や厚生年金に加入でき
―
14 ―
なかった期間の遡及加入と納付の特例措置などを含めた救済措置や二国間協定 5のな
い国との協定締結促進を国へ働きかけることも重要です。
同様に、外国人を雇用する事業者などに対して、年金加入への理解を求めることも
必要になっています。
(6)住宅
「実態調査」の結果によると偏見や差別を感じるときは、
「住まいを探すとき」が第
一で、49.7%を占めています(図表 13)。
以前、公的住宅への入居は日本人に限定されていましたが、国際人権規約の批准な
どを背景として 1980 年と 1992 年に旧建設省から公営住宅の賃貸に関する通達が出さ
れ、現在では在留資格の確認等の要件を満たした人は公営住宅への入居申込資格が認
められています。
一方、民間の賃貸住宅では「家主や仲介業者が外国人に貸したがらない」、「外国人
がなかなか保証人を見つけられない」という状況があり、外国人にとって住宅を探す
ということは日常的に困難な問題となっています。
住居は日常生活や活動を行っていく上での基盤として不可欠なものであり、基本的
な生活要件です。
行政が身元保証をすることはむずかしい点がありますが、こうしたことが起こらな
いよう民間団体による身元保証制度の研究や家主・住民に外国人への正しい理解が得
られるよう啓発が求められており、民間や公共のそれぞれが住宅の円滑な受け入れの
検討をしていく必要があります。
さらには、外国人に対し、日本社会の一般通念やマナーなどの啓発もあわせて行う
必要があります。
5
年金に関する社会保障協定
締結国…ドイツ イギリス 韓国 アメリカ ベルギー フランス カナダ オーストラ
リア オランダ チェコ
署名済み・発効に向け準備中…スペイン アイルランド イタリア
現在交渉中…ハンガリ
ー(2010[平成 22]年 2 月現在)
(日本年金機構ホームページ http://www.nenkin.go.jp/n/www/index.html から一部引用)
―
15 ―
図表 13 実態調査[差別や偏見]
◎《ある》が外国人区民で50.7%、日本人区民で56.8%
◎外国人区民が感じた偏見や差別は、「住まいを探すとき」が49.7%、「仕事上で」が48.5%
で高い
◎日本人区民は、外国人区民が「近所の人とのつきあいの中で」
(43.1%)や「住まい探すと
き」(42.9%)などで、偏見や差別を感じていると推測
《ない》
あ
ま
り
な
い
っ
ま
《ある》
た
く
な
い
と
き
ど
き
あ
る
よ
く
あ
る
わ
か
ら
な
い
無
回
答
n
(%)
12.8
外国人区民 (780)
27.4
42.4
27.0
日本人区民 (959)
8.3
44.5
12.3
4.4 4.6
10.7
2.6
2.8
[偏見や差別を感じるとき]
【外国人区民】
n=(396) 0
20
40
60 (%)
25.0
公的機関などの手続きのとき
【日本人区民】
n=(545) 0
③
公的機関などの手続きのとき
20
40
60 (%)
⑤
30.5
⑨
12.5
日本人の友人との交際のとき
11.9
⑧
日本人の友人との交際のとき
近所の人とのつきあいの中で
12.1
⑦
近所の人とのつきあいの中で
43.1
①
①
住まいを探すとき
42.9
②
⑩
自分や家族が結婚するとき
30.5
⑤
④
法制度の面で
31.2
④
⑤
社会保障制度の面で
30.3
⑦
⑥
電車・バス等に乗っているとき
⑨
学校など教育の場で
②
仕事上で
49.7
住まいを探すとき
自分の家族が結婚するとき
4.8
23.2
法制度の面で
社会保障制度の面で
17.9
電車・バス等に乗っているとき
13.6
学校など教育の場で
10.9
仕事上で
48.5
その他
無回答
その他
10.9
⑩
8.6
⑧
22.0
33.8
③
3.3
無回答 0.7
2.0
(7)雇用・就労
「実態調査」の結果によると、偏見や差別を感じたときの2番目は「仕事上で」が
48.5%を占めています(図表 13)。
外国人労働者の活用は、外国人特有の感性・能力へのニーズやわが国社会の活性化
を図る観点からも、今後も進展していくと考えられます。
一方で、母国で高学歴や専門的な知識、技術・技能を持った人でも、外国人である
という理由で、本人の希望する仕事に就けないという現実もあります。このような理
由で、正規雇用で働く機会が閉ざされては、有能な人材も生かせず、企業にとっても、
社会にとってもマイナスです。専門的な知識や技術・技能を持った外国人が能力を発
揮できる環境を構築し、国籍に関係なく、能力が生かせる人物本位の就労の機会均等
を雇用主などの理解を得て、実現していくことが求められています。
―
16 ―
(8)起業・改業6
「実態調査」の結果によると、日本での起業の意向は 43.7%の人が「考える」と回
答しており、分野としては、飲食業が 51.0%を占めています。一方、起業時の融資制
度の認知度は、「知っている」が 19.4%にとどまっています(図表 14)。
足立区中小企業あっ旋融資の活用を見ると、2009 年度の申込件数は、氏名から明ら
かに外国人の方と判別できる件数で 94 件、申込件数全体の 1.6%でした。
この限りでは、融資制度の理解がどこまで行き届いているのか、制度の周知方法も
含めて検討する余地はありますが、市中銀行の融資を受けていることも十分に想定で
きますので、この融資件数で事業活動の状況を判断することはむずかしいところです。
足立区の創業支援施設では、2カ所23室中1室に外国人が入居しており、2003 年
度の開設以来、外国人が代表を務める事業者の利用は累計6室となっています。
(2009.5 現在)
事業融資あっ旋制度の周知については、なお一層のPRが必要であり、異業種間の
交流については、足立区と事業者及び事業者間の連携が求められています。
図表 14 実態調査[日本での起業意向(外国人区民)]
n=(341) 0
20
40
60 (%)
51.0
飲食業
28.7
貿易業
19.4
物品販売業
14.7
10.0
翻訳・通訳業
7.9
旅行業
7.6
学校・教育関係
5.9
コンサルタント関係
製造業
5.0
理容・美容業
4.4
不動産関係
3.8
医療・福祉業
3.8
運輸・輸送業
3.8
環境関係
3.8
人材派遣業
3.5
清掃業
3.2
芸能・マスコミ関係
3.2
事務関係
2.6
建設業
2.3
出版・印刷業
2.1
広告業
2.1
イベント業
2.1
スポーツ関係
2.1
金融・保険関係
1.5
法律関係
0.9
会計関係
0.6
その他
1.2
無回答
1.8
はあ
なま
いり
考
え
た
こ
と
とと
がき
あど
るき
考
え
る
こ
よ
く
考
え
る
わ
か
ら
な
い
無
回
答
(%)
n
(780)
20.5
18.1
26.9
16.8
10.0
7.7
[起業を考えている分野]
[起業時の融資制度の認知度]
知
っ
6
なま
い
た
く
考
え
て
い
っ
IT関係
て
い
る
知
ら
な
い
無
回
答
(%)
n
(341)
19.4
72.4
8.2
改業…既存の業態・業種の事業者が商品やサービスの付加価値を高めたり、異業種間交流や技術間交流を進めるなどして
事業の競争力を高めたり、新たな事業分野を開拓したりすること。
―
17 ―
(9)団体間の交流とネットワーク
①ボランティア団体
足立区には、外国人に「日本語で日本語を伝える」日本語ボランティア教室が現在
19 カ所あります(図表 15)。日本語ボランティア教室は言葉を伝えるだけでなく、生
活から生じる教育・住宅・医療などさまざまな相談にも関わっています。
在住外国人に頼りとされている日本語ボランティア教室は、横断的な組織がないため、
相互の連絡や相談などタイムリーな情報交換ができない状況でしたが、区主催により
代表者連絡会を実施してきており、相互の連絡や情報交換が行われつつあります。
また、足立区における通訳など外国語ボランティアの登録数は 274 人います(図表
16)が、主体的な活動が行えないため、せっかくのボランティアの意思が十分反映さ
れていない状況です。さらに足立区には、青年海外協力隊員としての活動実績がある
人々がいます(図表 17)が、ネットワークがないため、その貴重な経験が地域に還元
されていません。地域で多文化共生の推進役として期待される、こうしたボランティ
アなどのネットワーク化が必要です。
今後は、ネットワーク化を視野に、日本語ボランティア教室の交流促進の支援をは
じめ、登録ボランティアの整備につとめ、足立区とボランティア・関係団体との協働
体制の構築が求められています。
図表 15 足立区における日本語ボランティア教室
グループ名
教室 の 場 所
活動日と時間
L ソ フ ィ ア 3 階 (梅 田 7 -3 3-1)
東武 線 梅 島駅 徒 歩3分
綾 瀬 プ ル ミ エ 2 階 ( 綾 瀬 1 -34- 7)
2
ともだち
千代 田線 綾瀬 駅西 口 徒歩 3分
こ ど も 家 庭 支 援 セ ン タ ー 別 館 2 階 (東 綾 瀬 1- 5- 1 7)
3
あいあい
千代 田線 綾瀬 駅東 口 徒歩 5分
舎 人 地 域 学 習 セ ン タ ー 3 階 ( 舎 人 1- 3- 26 )
4
めいめい
日 暮 里 ・ 舎 人 ラ イ ナ ー 舎 人 駅 徒 歩 4分
L ソ フ ィ ア 3 階 (梅 田 7 -3 3-1)
5
なでしこ
東武 線 梅 島駅 徒 歩3分
L ソ フ ィ ア 3 階 (梅 田 7 -3 3-1)
6
ふれあい
東武 線 梅 島駅 徒 歩3分
足 立 区 栗 原 小 学 校 (西 新 井 栄 町 2 -10 -18 )
7
くりはら
東 武 線 西 新 井 駅 西 口 徒 歩 5分
ギ ャ ラ ク シ テ ィ 3 階 ( 栗 原 1-3 -1)
8
なかよし
東武 線 西 新井 駅東 口 徒歩 3分
学 び ピ ア 2 1 5 階 ( 千 住 5-13 -5)
9 じ ゃ ん け ん ぽん
北 千 住 駅 西 口 徒 歩 15 分
足 立 区 総 合 ボラ ンテ ィアセン ター( 日 ノ 出 町 2 7-3 -1 02 )
10 グ ル ー プ あ だち 北 千 住 駅 東 口 徒 歩 5分
保 塚 地 域 学 習 セ ン タ ー 2 階 ( 保 塚 町 7- 16 )
11
ひまわり
つ く ば エ ク ス プ レ ス 六 町 駅 徒 歩 12 分
東 京 芸 術 セ ン タ ー 9 階 会 議 室 3( 千 住 1- 4 - 1)
12 言 の 葉 (こ と の は )
北 千 住 駅 西 口 徒 歩 7分
竹 の 塚 地 域 学 習 セ ン タ ー 3 階 ( 竹 の 塚 2- 25 -1 7 )
13
たけのつか
東 武 線 竹 ノ 塚 駅 東 口 徒 歩 5分
L ソ フ ィ ア 3 階 (梅 田 7 -3 3-1)
14
わかば
東武 線 梅 島駅 徒 歩3分
竹 の 塚 地 域 学 習 セ ン タ ー 3 階 ( 竹 の 塚 2- 25 -1 7 )
15 グ ル ー プ リ ンク 東 武 線 竹 ノ 塚 駅 東 口 徒 歩 5分
足 立 区 総 合 ボラ ンテ ィアセン ター( 日 ノ 出 町 2 7-3 -1 02 )
16 グ ルー プ W A (輪 )
北 千 住 駅 東 口 徒 歩 5分
中 央 本 町 地 域 学 習 セ ン タ ー 2 階 ( 中 央 本 町 3 -1 5 -1)
17
さくら
東 武 線 五 反 野 駅 徒 歩 10分
ア シシ ゙の 聖 フラ ンシス コ宣 教 修 道 女 会 (東 和 4-1 0 - 13 )
18 グ ルー プ ド メ ニ カ
J R常 磐 線 亀 有 駅 北 口 徒 歩 15分
( 児 童 向 け 日 本 語 教 室 ) 足 立 区 N P O 活 動 支 援 セ ン タ ー ( 梅 田 7- 13 - 1 )
19
東 武 線 梅 島 駅 徒 歩 8分
あそぼ
1
かけはし
―
18 ―
月 曜日
午 前 1 0時 ∼ 12時
月 曜日
午 前 1 0時 ∼ 12時
月 曜日
午 後 1 時 3 0 分 ∼ 3時 30 分
月 曜日
午 後 1 時 3 0 分 ∼ 4時
月 曜日
午 後 2 時 ∼ 4時
月 曜日
午 後 6 時 30 分 ∼ 8時 30 分
火 曜 日 (第 5 火 曜 日 を 除 く )
午 後 6 時 3 0 分 ∼ 8時 30 分
水 曜日
午 後 2 時 ∼ 4時
水 曜日
午 後 2時 ∼ 4 時
水 曜日 (第 5 水曜 日を 除く )
午 後 6時 30 分 ∼ 8時 30 分
木 曜日
午 後 2 時 ∼ 4時
木 曜日 (第 5 木曜 日を 除く )
午 後 6時 30 分 ∼ 8時 30 分
金 曜日 (第 5 金曜 日を 除く )
午 後 2 時 ∼ 4時
金 曜日
午 後 6 時 30 分 ∼ 8時 30 分
土 曜日
午 後 2 時 ∼ 4時
日 曜日
午 後 2時 ∼ 4 時
日 曜日
午 後 2 時 ∼ 4時
日 曜日 (第 1 日曜 日を 除く )
午 後 2 時 3 0 分 ∼ 4時 30 分
土 曜日 (毎 月 第2 、4 土曜 日)
午 後 2 時 ∼ 3時 3 0分
指 導者
平均
数
学 習者 数
19
29
13
42
12
17
18
25
11
26
11
10
9
25
9
10
12
14
15
15
13
15
6
20
16
29
11
20
13
20
10
19
10
13
9
38
12
3
図表 16 足立区における通訳など外国語ボランティアの登録数(2010.1 現在)
言語
登録数
言語
登録数
英語
120
シンハラ語
2
中国語
59
ヒンディー語
2
韓国語
26
ベトナム語
2
タガログ語
15
ネパール語
2
スペイン語
7
モンゴル語
2
ドイツ語
6
イタリア語
1
フランス語
5
ウルドゥー語
1
ロシア語
5
カザフ語
1
タイ語
5
ミャンマー語
1
インドネシア語
4
ペルシャ語
1
ポルトガル語
3
マレー語
1
ベンガル語
3
合計
図表 17 (足立区)青年海外協力隊
2004 年度
アジア
274
地域別派遣実績(独立行政法人
2005 年度
2006 年度
2007 年度
2008 年度
2009 年度
計
2
1
1
1
2
7
中近東
アフリカ
中南米
1
3
1
2
2
1
1
1
3
7
1
1
8
1
2
1
1
2
7
5
27
1
欧州
大洋州
計
国際協力機構提供)
1
8
4
2
②地域団体・PTA
足立区には 435(2010.1.1 現在)を数える町会・自治会があり、それぞれ美化・防
犯などさまざまな活動を活発に行っています。在住外国人も、これら団体の役員や構
成員となって、日本人と共に地域の環境の改善に努めています。
また、PTAの活動に参加している在住外国人の方も少なくありません。在住外国
人の方が地域の祭りなどの行事への参加や日本人が屋台で民族料理を楽しむという光
景は、“共に生きる”“共に楽しむ”「多文化共生の地域版」といえます。
さらに、外国人の方が防災訓練や防犯活動などに参加し、地域の人と共に活動する
ことは住民同士のきずなを一層深める機会ともなります。
こうした、共に地域の住みやすさや快適さを創っていく地域活動への「参加の機会」
を増やすことが必要となっています。
―
19 ―
地域の防災訓練
③在住外国人の団体とエスニック・メディア7
在住外国人の同国人同士の自発的ネットワークも創られ、相互の情報交換や助け合
いが行われています。
韓国・朝鮮の人たちの自助団体として、区内には「在日本大韓民国民団東京足立支
部」と「在日本朝鮮人総聯合会東京都足立支部」があり、在留資格の相談や各種相談
のほか、事業融資などの多彩な活動を行っています。
また、都内には 31 のエスニック・メディア(2009.2.17 現在)があります。エスニ
ック・メディアは新聞・雑誌・メールマガジンのほか、テレビやラジオを駆使した情
報を発信しています。これらのエスニック・メディアは、それぞれの母国語で情報を
発信しています。
足立区は、広報紙やホームページで、区の行政情報を発信していますが、今後は、
在住外国人に各種行政情報が届くようにエスニック・メディアとの連携も考えていく
必要があります。
7
エスニック・メディア…在住外国人メディアのことで、それぞれの母国語などにより、新聞・雑誌・メールマガジンのほ
か、衛星テレビ(CS)
・ラジオ(FM)・携帯電話メディアを駆使し、日本にいる母国人向けに情報を
発信している。
―
20 ―
第4章
1
施策の体系
全体の体系
ちがいを豊かさに
(基本理念)
(基本施策)
生活情報の提供
コミュニケーション支
援
案内などの表示方法
日本語ボランティア教室の
充実
言語や文化、習慣の異なる人々が協働で築く﹁多文化共生都市あだち﹂
子育て支援
教育支援
生
活
支
援
防災・危機管理の推進
経営・労働環境の整備
ボランティア登録派遣制度
の整備
ネットワークづくり
区政に参加・参画の機会の拡大
多文化共生の
地域づくり
多文化共生意識づくり
学校などの誘致
交流支援
多文化共生施策の
推進体制整備
―
21 ―
推進体制の整備
2
基本施策
(1)コミュニケーション支援
日常生活の上で大きな支障となっている日本語の言葉や文字が十分にわからない人
たちに、コミュニケーション支援を実施していきます。
生活情報の提供
コミュニケーション支援
案内などの表示方法
日本語ボランティア教室の充実
①生活情報の提供(配布物・文書などの多言語化の推進、在住外国人の相談態勢
の充実、情報提供コーナー[インフォメーションコーナー]の設置、ホームペ
ージの多言語化推進
など)
②案内などの表示方法(区施設及び街中の表示について、関係機関と連携して多
言語で表示)
③日本語ボランティア教室の充実(日本語ボランティアグループの充実・組織強
化、日本語ボランティア養成講座の実施
など)
日本語ボランティア支援講座
―
22 ―
(2)生活支援
足立区に住む外国人が、安心して住み続けられるように、生活支援を実施していきま
す。
子育て支援
教育支援
生
活
支
援
防災・危機管理の推進
経営・労働環境の整備
ボランティア登録派遣制度の整備
①子育て支援(外国人幼児の保育環境の整備、乳幼児の医療の充実)
②教育支援(教育相談・適応指導事業の充実、就学支援、国際理解教育の推進
な
ど)
③防災・危機管理の推進(外国人の参加可能な防災訓練の実施、災害時の情報伝
達手段の充実)
④経営・労働環境の整備(外国人の事業経営の支援、事業者間の交流支援、雇用
主への周知、雇用促進
など)
⑤ボランティア登録制度の整備(登録制度の充実、ボランティア向けの研修の開
催)
(3)多文化共生の地域づくり
多文化共生の地域づくりとして、多文化共生推進のためのネットワークづくりや環境
整備、多文化共生意識づくりに取り組んでいきます。
ネットワークづくり
区政に参加・参画の機会の拡大
多文化共生の
多文化共生意識づくり
地域づくり
学校などの誘致
交流支援
―
23 ―
①ネットワークづくり(人材情報の発掘・活用、交流の機会づくり、青年海外協
力隊のネットワーク化、海外産業人材育成協会との交流
など)
②区政に参加・参画の機会の拡大(審議会等に外国人が参加する機会の拡大、在
住外国人への意見聴取等行政への参画)
③多文化共生意識づくり(児童・生徒間の交流の推進、区民主体事業での交流の
働きかけ
など)
④学校などの誘致(インターナショナルな高等教育機関の誘致、地域の留学生と
の連携)
⑤交流支援(在住外国人との交流イベントの開催、国際理解・多文化理解の講座
開催、姉妹都市提携の維持と充実)
食文化を学ぶ会(ネパール料理教室)
(4)多文化共生施策の推進体制整備
多文化共生施策の推進体制整備として、足立区の多文化共生推進の庁内体制を今まで
以上に、より充実させていきます。
多文化共生施策の
推進体制の整備
推進体制整備
①推進体制の整備((仮称)多文化共生推進条例の制定、(仮称)多文化共生センタ
ー機能の検討、外国人施策に関する庁内連絡会議の設置、多文化共生推進施策
の実施状況の調査・報告・評価、国・東京都・区市町村・東京外国人支援ネッ
トワークなどとの連携強化
など)
―
24 ―
第5章
多文化共生社会の形成をめざして
足立区では、コミュニケーション支援や生活支援をはじめ、外国人のさまざまな権
利を保障し、多文化共生社会を形成するために、以下の施策に重点的に取り組んでい
きます。
1
在住外国人向け配布物や文書などの多言語化の推進
「実態調査」の結果によると、在住外国人が生活上で困っていることの第一は「こ
とば」の問題であり、約3分の1の人が日本語が不自由で困っていると回答していま
す。そのため、在住外国人向け配布物や文書などの多言語化をさらに推進していきま
す。
2
ボランティアなどとの協働の推進
足立区には、外国人に日本語を教える「日本語ボランティア教室」が、現在区内に
19カ所あります。
今後は、この「日本語ボランティア教室」同士の交流促進をはじめ、登録ボランテ
ィア制度の整備に努め、ネットワーク化を図っていきます。また、外国人へのコミュ
ニケーション支援、生活支援に向けて、区とボランティア、NPO法人などの団体、
町会・自治会などの地域や企業、大学などとも積極的に連携を図り、協働体制を強化
していきます。さらに、在住外国人による外国語講座や外国文化紹介講座の開設など、
在住外国人による多文化共生社会に向けての積極的な取り組みを支援していきます。
3
(仮称)多文化共生推進委員会の設置
現在、足立区は、指名・推薦などの委員構成による「多文化共生推進会議」を設置
しています。将来的には、条例制定により「多文化共生推進会議」を区長の付属機関
として「(仮称)多文化共生推進委員会」に改組し、「多文化共生推進計画」のチェック
フォローをはじめ、在住外国人も住民として地域社会に参画できるよう区政全般の提
言をする機関として、充実させていくことを目指します。
4
(仮称)多文化共生推進条例の制定
今後、
(仮称)多文化共生推進条例を制定し、施策推進にあたっての区の姿勢を宣言
するとともに、施策立案上の基本的な考え方を示し、施策の総合性・計画性の確保を
目指します。また、責任の所在と区の推進体制を明確にしていきます。
(仮称)多文化共生推進条例のイメージは以下のとおりです。
①条例の目的
条例の目的を規定
②基本理念
多文化共生社会の形成にあたっての基本理念を規定
③区・区民(日本人・外国人)・事業者の責務
多文化共生社会の形成に向けた区・区民(日本人・外国人)・事業者の責務を規定
④多文化共生推進計画
多文化共生推進計画について規定
―
25 ―
⑤教育の充実
多文化共生社会の形成の推進における教育の充実について規定
⑥調査研究
多文化共生社会の形成に必要な調査研究を行うことを規定
⑦(仮称)多文化共生推進委員会の設置・所管事項
多文化共生推進計画の策定及び施策の実施状況について調査・審議する区長の
付属機関に関することを規定
⑧相談・苦情の申出及び対応
相談及び苦情の申出ができること及びそれに対する区長の対応を規定
⑨実施状況の公表
施策の実施状況の公表について規定
5
(仮称)多文化共生センター機能の検討
「実態調査」の結果によると、交流施設が必要と思っている日本人は約56%、在
住外国人は約77%います。日本人と在住外国人が交流し、互いの文化等の相互理解
などを進めるため、多文化共生社会形成の拠点としての機能・役割や施設内容につい
て十分な検討を行い、公共施設の有効活用の中で設置を検討していきます。
(1)(仮称)多文化共生センターの機能
①情報発信機能
②相談機能
③交流・活動拠点機能
④ネットワーク機能
(2)施設内容
外国人相談室、日本語ボランティア教室、
資料情報室、OAルーム、印刷室、メールボックス
会議室、多目的室、交流スペース
(3)(仮称)多文化共生センターの運営
担い手は、
「多文化」をキーワードに活動する団体が行い、センターを拠点に
在住外国人にとっての課題に取り組む予定です。
―
26 ―
[資
料]
図表 18 外国人登録者の国籍別割合(2010.1.1 現在)
バ ング ラ
デシ ュ
0.6%
ベト ナム
0.7%
ブ ラジ ル
0.9%
パキス タン
0.5%
地域・大陸別では、上位 10 か国
に占めるアジア州の割合が約 92%
ネ パー ル
0.6%
米国
0.9%
となっています。
その他
6.0%
国籍・地域別では、歴史的経緯に
韓 国・ 朝鮮
37.5%
タ イ
1.6%
より特別永住資格を有する在日韓
国・朝鮮人が多く住む一方、1990
年以降は中国籍の人が急増してい
ます。
フ ィリ ピン
14.8%
また特色として、フィリピン国籍
の人たちが東京都内で一番多く生
中 国
36.0%
活しています。
図表 19 日本国籍取得数と永住資格取得数の推移
(人)
日 本 国籍 の取 得 件 数
900
800
700
600
は、1995 年から 2010
年まで、毎年 200 件前後
816
国籍取得
で推移してきました。
永住資格取得
「永住者」の在留資格
576
取得件数は、おおむね増
612
加傾向にあります。
539
500
400
300
200
100
456
451
423
416
362
259
323
352
243 243
241
219
224
205
222
208
162 187
208
204
197
199
184
145
151
113
145
0
1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
※永住資格取得数には、転入・転出が含まれています。
―
27 ―
(年)
図表 20 外国人登録者数の推移(1980 年から 2010 年まで 5 年おきのデータ[最新データとして 2010 年分])
日本人
外国人登録者数(主要国別数・構成比)
外国人
+
の割合
計
男
女
韓国・朝鮮
比率
中国
比率 フィリピン
比率
その他
比率
外国人
1980年 626,781
1.3%
8,078
4,263
3,815
7,719 95.6%
207
2.6%
-
-
152
1.9%
1985
628,923
1.4%
8,920
4,649
4,271
7,960 89.2%
552
6.2%
-
-
408
4.6%
1990
642,349
1.9%
12,358
6,251
6,107
8,881 71.9% 1,880 15.2%
-
-
1995
640,005
2.5%
15,827
7,583
8,244
9,048 57.2% 3,118 19.7%
1,664 10.5%
1,997 12.6%
2000
636,370
2.8%
17,726
8,239
9,487
8,927 50.4% 4,218 23.8%
2,386 13.5%
2,195 12.4%
2005
645,678
3.3%
21,249
9,406
11,843
8,981 42.3% 5,900 27.8%
3,646 17.2%
2,722 12.8%
2010
665,179
3.5%
23,291
10,120
13,171
8,738 37.5% 8,388 36.0%
3,449 14.8%
2,716 11.7%
※各年 1 月 1 日現在の数です。
1,597 12.9%
1990 年以前のフィリピンのデータがありません。
1980 年と 2010 年、1995 年と 2010 年の外国人登録者数を比較するとそれぞれ約 2.9 倍、約 1.5 倍となります。
1995 年と 2010 年を主要国別で比べると、韓国・朝鮮が減少するなか、中国は約 2.7 倍、フィリピンは、約 2.1
倍の増となっています。
図表 21 主要な在留資格等人数の推移(各年 1 月 1 日現在)
(人)
そ の他
25000
技術
人 文知識 ・国 際業 務
就学
20000
興行
短 期滞在
留学
15000
家 族滞在
未 取得
在 留の資 格な し
10000
永 住者の 配偶 者等
定 住者
日 本人の 配偶 者等
5000
永 住者
特 別永住 者
0
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(年)
特別永住者、永住者、日本人の配偶者等、定住者、永住者の配偶者等を合計した、いわゆる「定住外国人」は、国
際結婚などを背景に増えています。
これらの在留資格等の外国人には就労制限がありません。
―
28 ―
図表22
2001−2010年
教授
2001 年
割合
2002
割合
2003
割合
2004
割合
2005
割合
2006
割合
2007
割合
2008
割合
2009
割合
2010
割合
33
芸術
1
宗教
28
報道
投資・ 法律・
会計業
経営 務
2
30
1
在留資格等別(各年 1 月 1 日現在)
医療
2
研究
教育
16
技術
人文知
企業内
識・国
際業務 転勤
9 266 330
2002
割合
2003
割合
2004
割合
2005
割合
2006
割合
2007
割合
2008
割合
2009
割合
2010
割合
92
文化
活動
短期
滞在
※4
留学
※4
就学
研修
家族
滞在
特定
活動
36 591 566 741 236 851
61
37
0
35
3
37
1
0
17
4 312 393
45 1007
91
46 731 702 737 263 877
73
0.18% 0.00% 0.17% 0.01% 0.18% 0.00% 0.00% 0.08% 0.02% 1.53% 1.93% 0.22% 4.94% 0.45% 0.23% 3.59% 3.45% 3.62% 1.29% 4.30% 0.36%
46
2
31
2
43
0
0
15
9 292 426
42 766
97
32 662 805 851 261 900 106
0.22% 0.01% 0.15% 0.01% 0.21% 0.00% 0.00% 0.07% 0.04% 1.40% 2.04% 0.20% 3.67% 0.46% 0.15% 3.17% 3.86% 4.08% 1.25% 4.31% 0.51%
54
5
31
2
55
0
0
15
1 295 450
46 781
98
33 749 944 774 270 919 114
0.25% 0.02% 0.14% 0.01% 0.26% 0.00% 0.00% 0.07% 0.00% 1.38% 2.10% 0.21% 3.64% 0.46% 0.15% 3.49% 4.40% 3.61% 1.26% 4.29% 0.53%
60
7
30
2
65
0
0
18
3 327 510
44 687 123
44 771 919 587 196 964 121
0.28% 0.03% 0.14% 0.01% 0.31% 0.00% 0.00% 0.08% 0.01% 1.54% 2.40% 0.21% 3.23% 0.58% 0.21% 3.63% 4.32% 2.76% 0.92% 4.54% 0.57%
45
9
30
2
67
0
1
12
8 388 577
48 486 129
34 864 935 504 199 1025 150
0.21% 0.04% 0.14% 0.01% 0.31% 0.00% 0.00% 0.06% 0.04% 1.81% 2.70% 0.22% 2.27% 0.60% 0.16% 4.04% 4.37% 2.35% 0.93% 4.79% 0.70%
33
9
32
1
69
0
0
7
15 534 688
43 339 165
33 691 822 554 220 1047 173
0.15% 0.04% 0.15% 0.00% 0.32% 0.00% 0.00% 0.03% 0.07% 2.48% 3.19% 0.20% 1.57% 0.77% 0.15% 3.21% 3.81% 2.57% 1.02% 4.86% 0.80%
39
9
26
1
85
0
0
14
9 800 810
49 313 216
37 617 810 475 262 1248 191
0.18% 0.04% 0.12% 0.00% 0.39% 0.00% 0.00% 0.06% 0.04% 3.71% 3.76% 0.23% 1.45% 1.00% 0.17% 2.86% 3.76% 2.20% 1.22% 5.79% 0.89%
45
7
28
2 110
0
0
15
12 1045 991
78 199 276
23 409 781 452 223 1496 267
0.18% 0.04% 0.12% 0.00% 0.39% 0.00% 0.00% 0.06% 0.04% 3.71% 3.76% 0.23% 1.45% 1.00% 0.17% 2.86% 3.76% 2.20% 1.22% 5.79% 0.89%
38
6
32
2 143
0
1
9
14 1027 1131
66
35 296
10 292 776 433 150 1628 294
0.16% 0.03% 0.14% 0.01% 0.61% 0.00% 0.00% 0.04% 0.06% 4.41% 4.86% 0.28% 0.15% 1.27% 0.04% 1.25% 3.33% 1.86% 0.64% 6.99% 1.26%
日本人 永住者
特別
永住者 定住者 の配偶 の配偶 未取得
永住者
者等 者等
実質的に 在留資格なし + 法改正前以来、在留資格更新のないもの
「在留資
H2.5.31改正前外国人登録法に定める在留資格(登録切替が済んでなく在留資格がそのままで更新届けのないもの)
格な
し」、ま
たはそう 在留の
4-1-15 4-1-15
在留 4-1-4 4-1-6-2 4-1-6
4-1-9
4-1-14
4-1-16-1 4-1-16-2 4-1-16-3
思われる
資格
(5)
(6)
資格
もの
なし
空白
(計)
*1
短期滞在
割合
38 653
※3
技能
0.18% 0.01% 0.15% 0.01% 0.16% 0.01% 0.01% 0.09% 0.05% 1.42% 1.76% 0.20% 3.47% 0.49% 0.19% 3.14% 3.01% 3.94% 1.26% 4.53% 0.32%
「定住外
国人」と
定義され
るもの
(計)
2001 年
興行
12576
6067 2134 1496 2740 139 111 1523 1343
66.92% 32.28% 11.36%
13021
13333
13507
13799
15131
100.00%
100.00%
0
1
12
0
0
2
2
1
2
23222
15
0
1
15
6
0
2
3
7.68% 10.80% 1.36% 0.78% 3.73% 3.42% 0.10% 0.06% 0.00% 0.00% 0.05% 0.00% 0.00% 0.01% 0.00% 0.01% 0.06%
5163 6702 1796 2334 351 103 459 405
70.18% 22.17% 28.78%
12
0
1
100.00%
1
0
2
22426
0
14
0
19
15
1
1
7.71% 11.05% 1.19% 0.92% 4.81% 4.43% 0.13% 0.08% 0.00% 0.00% 0.06% 0.00% 0.00% 0.01% 0.00% 0.01% 0.08%
24
0
14
3
21547
17
1
1
21
29
0
2
7.72% 11.81% 1.08% 1.00% 5.97% 5.55% 0.14% 0.08% 0.00% 0.00% 0.06% 0.00% 0.00% 0.01% 0.00% 0.01% 0.10%
5244 5866 1784 2507 316 180 866 794
67.68% 22.58% 25.26%
16346
100.00%
5332 5327 1729 2477 266 206 1078 993
67.47% 23.78% 23.75%
15717
21405
18
0
3
25
30
1
2
7.54% 11.94% 0.97% 0.99% 7.03% 6.56% 0.16% 0.08% 0.00% 0.00% 0.07% 0.00% 0.00% 0.01% 0.00% 0.01% 0.12%
5416 4715 1663 2544 233 215 1286 1195
67.62% 25.14% 21.88%
15
2
3
100.00%
1
0
2
21249
0
1
2
28
18
15
0
7.23% 11.73% 0.92% 0.97% 8.31% 7.78% 0.19% 0.09% 0.00% 0.00% 0.07% 0.00% 0.00% 0.01% 0.01% 0.01% 0.13%
35
1
1
3
100.00%
0
15
2
21431
20
1
2
30
41
0
0
7.45% 12.01% 0.88% 1.02% 9.66% 9.08% 0.24% 0.09% 0.00% 0.00% 0.07% 0.00% 0.00% 0.01% 0.01% 0.01% 0.14%
5540 4259 1614 2555 208 211 1505 1404
66.23% 25.88% 19.90%
14571
100.00%
5638 3936 1537 2492 196 206 1766 1653
64.94% 26.53% 18.52%
14176
20875
20
1
3
31
51
16
3
3
7.75% 12.63% 0.73% 0.91% 9.41% 8.77% 0.27% 0.10% 0.00% 0.00% 0.08% 0.00% 0.00% 0.01% 0.01% 0.01% 0.15%
5789 3360 1597 2573 188 218 2070 1945
63.03% 27.01% 15.68%
1
2
6
100.00%
0
0
2
20372
20
1
0
特定活動
37
57
16
1
日本人の
定住者
配偶者等
※2
7.86% 13.44% 0.74% 0.77% 8.76% 7.99% 0.35% 0.11% 0.00% 0.01% 0.08% 0.00% 0.00% 0.01% 0.01% 0.01% 0.18%
5919 3008 1618 2636 152 190 1964 1831
63.87% 28.35% 14.41%
2
16
投資・
経営
100.00%
0
3
永住者
18793
22
0
興行
41
71
23
留学
7.96% 14.58% 0.74% 0.59% 8.10% 7.15% 0.45% 0.12% 0.00% 0.02% 0.09% 0.01% 0.00% 0.01% 0.03% 0.02% 0.22%
5973 2557 1601 2739 151 156 1784 1627
63.92% 29.32% 12.55%
85
研修
計
1
2
15
23291
7.71% 10.02% 1.51% 0.44% 1.97% 1.74% 0.03% 0.06% 0.00% 0.00% 0.05% 0.00% 0.00% 0.01% 0.00% 0.01% 0.06%
2
100.00%
※1
旧電算システムで「未取得」が、新電算システム移行時に「空白」となってしまったもの
※2
主に、外交・公用、短期滞在、日本人の配偶者等、永住者、定住者、特定活動、以上の在留資格に該当する者の配偶者
及び未成年の子で配偶者のない者
※3
2010 年 7 月1日から、在留資格に「技能実習 1 号∼2号」ができました。2010 年以降は「技能」のなかに含まれて
います。
※4
2010 年 7 月 1 日から、
「就学」は「留学」に統合されましたが、在留資格の変更が済んでいない方もいます。
―
29 ―
図表 23 足立区の人口の推移と予測(出典:平成21年度足立区人口推計)
(人)
800,000
700,000
2012 年人口のピーク
(予測)
600,000
500,000
400,000
300,000
200,000
うち外国人
100,000
0
2010
2020
2030
2040
2050
(年)
長期的には、
日本人人口は 2012 年のピーク以降減少傾向が続き、
20 年後の 2029 年には約 60 万人、
40 年後には約 52 万人、50 年後には約 48 万人になると推計しています。
また、2009 年の外国人人口は約 2 万 3 千人(全体の約 3.5%)ですが、今後、外国人人口は増加し
続け、20 年後には約 3 万 2 千人(全体の約 5.0%)
、40 年後には約 3 万 6 千人(全体の約 6.4%)、
50 年後には約 4 万人(全体の約 7.6%)になると推計しています。
図表 24 足立区立小中学校在籍外国人児童生徒 国籍別人数(2009.5.1 現在)
小学校 中学校
小学校
中学校
小学校
中学校
中国
210
71 インドネシア
4
2 エチオピア
1
0
韓国
179
96 ネパール
4
2 カナダ
0
1
フィリピン
122
67 ペルー
3
2 カンボジア
1
0
タイ
11
8 モンゴル
3
1 コロンビア
0
1
ブラジル
13
3 ベトナム
3
0 タジキスタン
1
0
バングラデシュ
8
3 インド
1
1 ベラルーシ
1
0
朝鮮
5
4 ドミニカ共和国
1
1 ポーランド
1
0
パキスタン
8
1 ミャンマー
2
0 マレーシア
1
0
米国
7
0 ウズベキスタン
1
0 ロシア
1
0
592
264
合 計
―
30 ―
第6章 施策と工程 足立区多文化共生推進計画(2010年度∼2017年度)
基本施策
【通し番号】
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
施策
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
コミュニケーション支援
1 生活情報の提供
【1】
在住外国人の相談 英語・中国語・韓国語をはじめとする多言語に対応した外国人相談業務の充実
態勢の充実
外国人相談員(英語・中国語・韓国語)による、地域
実施
調整課窓口での外国人相談、電話相談の実施。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
外国人相談員(英語・中国語・韓国語)による、庁内
実施
各課窓口での通訳支援。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
通訳ボランティア派遣による、庁内各課窓口・出先
窓口・保育園・小中学校での通訳支援。
(対応言語/英語・中国語・韓国語・インドネシ
実施
ア・キルギス・スペイン・タガログ・ドイツ・ネ
パール・ヒンディー・ベトナム・ポルトガル・ミャ
ンマー・モンゴル・ロシア)
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「外国人のための無料専門家相談会」(都内リレー
専門家相談会)の開催。
(対応言語/英語・中国語・韓国語・スペイン・タ 実施
ガログ・ドイツ・ネパール・ヒンディー・ミャン
マー・モンゴル・その他)
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「外国人のための無料行政書士夜間相談会」の開
催。
(対応言語/英語・中国語・韓国語・その他)
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
各種無料相談(法律・交通事故・税務など)におい
て、外国人相談員の通訳を介して弁護士等の専門家 実施
相談を実施。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
区民の声相談課
国際サービス員(英語・中国語)による、戸籍住民
実施
課窓口での相談、電話相談の実施。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
戸籍住民課
外国人相談員(英語・中国語・韓国語)による、庁内
実施
各課が作成した文書等の翻訳支援。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「わたしの便利帳(リブイン)外国語版」(英語・中国
語・韓国語)を作成し、外国人の転入時に区民事務 実施
所で配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「外国人相談窓口案内」(英語・中国語・韓国語)
を作成し、庁内各課窓口や案内受付を訪れた外国人 実施
に配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「日本語ボランティアグループ教室一覧表」(英
語・中国語・韓国語)を作成し、外国人相談窓口で
実施
日本語を学びたい外国人に配布。また、区ホーム
ページに掲示。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「歩行喫煙防止及びまちをきれいにする条例」リー
フレット(英語・中国語・韓国語)を作成し、配
実施
布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
【2】
在住外国人向け配 在住外国人向けの配布物・文書の多言語化
布物や文書などの
多言語化の推進
− 31 −
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
「手続き時の不足書類案内表」(英語・中国語・韓
国語)を作成し、住民異動受付の際に区民事務所で
使用。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「不在票」「居住確認調査質問事項表」(英語・中
国語・韓国語)を作成し、居住実態調査に使用。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
「足立区政に関する世論調査 ご協力への御礼とお
実施
願い」(英語・中国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
区政情報課
「区民相談パンフレット」に英語・中国語・韓国語
実施
による説明を記載。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
区民の声相談課
「足立区の放射線対策について」(英語・中国語・
韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
危機管理課
「あだち防災マップ」(英語・中国語・韓国語)を
実施
作成し配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
災害対策課
23区共同で作成している、外国語版「23区の住
民税」(英語・中国語・韓国語)を窓口で配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
課税課
実施
実施
廃止 廃止 廃止 廃止 廃止
戸籍住民課
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
戸籍住民課
「国民健康保険加入者への案内」(英語・中国語・
実施
韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
国民健康保険課
「国民健康保険の保険料について」(英語・中国
語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
国民健康保険課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
国民健康保険課
−
−
「外国人登録の更新手続き案内」(英語・中国語)
実施
を作成し、配布。
「住居地届出書」「住民異動届」「住民票・印鑑登
録交付申請」「通称記載申出書」(英語・中国語・
韓国語)を作成し、窓口申請時に使用。
−
実施
「転入された外国人の方へ(国民健康保険加入のご
案内)」(英語・中国語・韓国語)を作成し、配
実施
布。
「保険料を決めるための申告書提出」(英語・中国
語・韓国語)を作成し、配布。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
国民健康保険課
「簡易申告書の提出について」(英語)を作成し、
配布。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
国民健康保険課
「国保資格変更通知」「国保資格喪失通知」(英
語・中国語・韓国語)を作成し、送付。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
国民健康保険課
「学童保育室募集案内」(英語・中国語・韓国語)
実施
を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
住区推進課
「学童保育室入室申請案内」(英語・中国語・韓国
実施
語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
住区推進課
「児童館特例利用案内」(英語・中国語・韓国語)
実施
を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
住区推進課
「各地域学習センター利用案内」の掲載共通語句の
多言語化(英語・中国語・韓国語)。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域文化課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
スポーツ振興課
−
区内各トレーニングルーム利用案内(英語)を作成 未
し、配布。
実施
− 32 −
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
「図書館利用案内」(英語・中国語・韓国語)を作 未
成し、配布。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
中央図書館
「姉妹都市ベルモント市紹介」(英語)を作成し、
実施
配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
観光交流課・
観光交流協会
「児童手当のご案内」「留学中の必要書類につい
て」「離婚協議中の必要書類について」(英語・中 実施
国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
親子支援課
「子ども医療費助成の案内」「海外で治療を受けた
場合の子ども医療費の請求について」(英語・中国 実施
語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
親子支援課
「児童扶養手当等現況届の提出について」(英語・
実施
中国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
親子支援課
「母子健康手帳」の副読本(英語・中国語・韓国
語・タガログ語・スペイン語・ポルトガル語・イン
ドネシア語・タイ語)を購入し、保健予防課及び各
保健総合センター窓口で交付。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保健予防課
「妊娠届出書」(英語・中国語・韓国語)を作成
し、保健予防課及び各保健総合センター窓口で配
布。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保健予防課
「赤ちゃん訪問時の質問表」(英語・中国語・韓国
語)を作成し、訪問時に使用。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保健予防課
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
ごみ減量推進課
「ごみ収集日一覧表」(英語・中国語・韓国語)を
実施
作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
ごみ減量推進課
「自転車放置禁止区域案内パンフレット」(英語・
実施
中国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
交通対策課
「あだち放課後子ども教室についてのお知らせ」
(英語・中国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施 放課後子ども教室
予定 予定 予定 予定 予定
担当課
「就学援助制度のお知らせ」(英語・中国語・韓国
実施
語)を作成し、交付。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学務課
「小学校就学案内通知」(英語・中国語・韓国語) 未
を作成し、交付。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学務課
「小・中学校結核健診、保護者宛て補助質問書」
(英語・中国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学務課
「小・中学校結核健診、問診票にかかる調査回答
書」(英語・中国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学務課
「就学時健康診断のお知らせ」(英語・中国語・韓
実施
国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学務課
「資源とごみの正しい分け方・出し方」のチラシ
(英語・中国語・韓国語)を作成し、配布。
−
「心臓検診調査票」(英語・中国語・韓国語)を作
成し、配布。
−
−
未
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学務課
「保護者説明会向け認定こども園移行のご案内」
(英語・中国語)を作成し、配布。
※こども園への移行の際に在園児保護者向けに作成
したものであり、今後、移行等が発生した場合に
は、新たに作成・配付する。
−
実施
−
検討 検討 検討 検討 検討
予定 予定 予定 予定 予定
子ども家庭課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保育課
「保育園入園申込案内」(英語・中国語・韓国語)
実施
を作成し、配布。
− 33 −
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
「保育園通園のしおり」(英語・中国語・韓国語)
実施
を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保育課
「保育の確認事項(食事・病気・けが)」(英語・
実施
中国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保育課
「ギャラクシティ利用案内(仮名称)」(英語・中 未
国語・韓国語)を作成し、配布。
実施
未
実施
未
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
青少年課
「こどもショートステイ利用案内」(英語・中国
語・韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施 こども家庭支援セ
予定 予定 予定 予定 予定
ンター
「あだち子育て応援隊事業案内」(英語・中国語・
実施
韓国語)を作成し、配布。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施 こども家庭支援セ
予定 予定 予定 予定 予定
ンター
「ファミリーサポート事業案内」「提供会員募集案
内」(英語・中国語・韓国語)を作成し、配布。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施 こども家庭支援セ
予定 予定 予定 予定 予定
ンター
「ほっと・ほーむ事業案内」(英語・中国語・韓国
語)を作成し、配布。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施 こども家庭支援セ
予定 予定 予定 予定 予定
ンター
外国人の利用が多い庁内窓口で外国人向けの各種案
内パンフレットを情報提供スタンドで提供してい
実施
る。今後も引続きインフォメーションコーナーの確
保に努めていく。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
引続き、特別永住者窓口に広報スタンドを設置して
実施
いく。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
戸籍住民課
各地域学習センターの利用案内(英語・中国語・韓
未
国語)を作成し、これらの案内書を中心にした情報
実施
コーナーを各地域学習センターに設置する。
未
実施
一部
実施
検討 検討 検討 検討 検討
予定 予定 予定 予定 予定
地域文化課
外国語図書コーナーにインフォメーションコーナー
実施
を設置した。今後も情報提供資料を充実していく。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
中央図書館
【3】
在住外国人向け情 インフォメーションコーナー・広報スタンドの設置
報提供コーナーの
設置
【4】
ホームページ等の ホームページ等のインターネット上にある行政情報の多言語化
インターネット情
報の多言語化推進
自動翻訳による区のホームページの多言語化(英
語・中国語・韓国語)。
※PDFファイル及び映像ファイルを除く
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
報道広報課・
地域調整課
自動翻訳による区の携帯サイトの多言語化(英語・
実施
中国語)。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
報道広報課・
地域調整課
自動翻訳されないトップページのバナー(画像)の
実施
多言語化(英語・中国語・韓国語)。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
報道広報課・
地域調整課
施設予約システムの更新に合わせて英語・中国語・ 未
韓国語に対応させる。
実施
未
実施
未
実施
検討 検討 検討 検討 検討
予定 予定 予定 予定 予定
地域文化課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
【5】
在住外国人向け行 庁内の多言語化された行政サービスを集約し、周知する
政情報の周知
多言語化された行政情報を全庁に調査・集約し、
ホームページで発信する。
実施
− 34 −
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【6】
多言語による医療 東京都保健医療情報センターが運営する「ひまわり(都医療情報)」の活用
機関情報の提供
衛生部内各窓口での「ひまわり」ホームページ情報
の提供や問合せ先の電話番号案内等を実施。
実施
(ホームページ対応言語/英語、電話対応言語/英
語・中国語・ハングル・タイ語・スペイン語)
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保健予防課
各フロアー窓口と案内表示に英語・中国語・韓国語 一部
での案内や番号表示などを実施。
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
庁舎管理課
「都市農業公園 総合案内板」に英語・中国語・韓
国語の併記を実施。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
施設営繕課
「総合スポーツセンター 案内板」に英語・中国
語・韓国語の併記を実施。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
施設営繕課
「加平住区センター 案内板」に英語・中国語・韓
国語の併記を実施。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
施設営繕課
「桜花住区センター 案内板」に英語・中国語・韓
国語の併記を実施。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
施設営繕課
「舎人地域学習センター 案内板」に英語・中国
語・韓国語の併記を実施。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
施設営繕課
区内住居表示実施済区域の街区表示板にローマ字併 一部
記を実施。
実施
一部
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
戸籍住民課
歩行喫煙禁止の路面シールに英語を併記している。
簡易看板及び案内板は、英語・中国語・韓国語を併 実施
記し禁煙特定区域を案内する。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
佐野センターの大規模改修を機会に、地域学習セン
ターの館内サイン類をユニバーサルデザインや多言
一部
語(英語・中国語・韓国語)に対応させる。これを
実施
基本に、今後も続く大規模改修の際に館内サインを
更新していく。
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域文化課
館内サインについては、館内利用案内の英語併記か
ら着手し、順次中国語・韓国語等の併記を実施して 未
いく。館外サインについては改修時期に併せて検討 実施
する。
未
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
中央図書館
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
就労支援課
2 案内などの表示方法
【7】
サインのユニバー 区施設や公園・道路などの多言語表示を実施
サル化
あだち若者サポートステーション窓口に、ハロー
ワークの外国人相談窓口を案内する旨の英語・中国
語・韓国語の掲示を実施。
−
区内10基の観光案内標識に、英語併記(凡例部分 一部
のみ英語・中国語・韓国語併記)を実施。
実施
一部
実施
「資源回収場所・ごみ集積所」の看板に英語・中国
語・韓国語の併記を実施。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
ごみ減量推進課
ごみ集積所の「ごみの出し方の注意文」の掲示に英
語・中国語・韓国語の併記を実施。
−
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
ごみ減量推進課
− 35 −
実施 実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
観光交流課
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
ユニバーサルデザインに配慮した「歩行者系案内サ
インマニュアル」に基づき、駅周辺へのサイン設置 一部
や既存サインの改修時に英語・中国語・韓国語の併 実施
記を実施する。
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施 住宅・都市計画課
予定 予定 予定 予定 予定
道路標識等の設置時及び改修の際にローマ字併記を 一部
実施。
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
工事課
加平谷中トンネル歩道部出口案内板の老朽化等によ 一部
る改修時期に併せてローマ字併記を実施する。
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
工事課
地名表示板(信号添加式)の老朽化等による改修時 一部
期に併せてローマ字併記を実施する。
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
工事課
駅前広場のサイン設置については「歩行者系案内サ
一部
インマニュアル」に基づき日本語と英語による表記
実施
を行っている。
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
街路橋りょう課
一部
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
みどり推進課・
公園管理課
区内22箇所のじゃぶじゃぶ池の利用について、英
未
語・中国語・韓国語の案内を作成し、利用者に提
実施
示。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
公園管理課
区立小中学校の校舎案内板および室名表示板につい
て、英語・中国語・韓国語を併記する。
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
学校施設課
未
実施
未
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
青少年課
公園名のローマ字表示について実施する。
−
ギャラクシティの館内サインについては、英語併記
から着手し、順次中国語・韓国語等の併記を実施し 未
ていく。館外サインについては、改修時期に併せて 実施
検討する。
3 日本語ボランティア教室の充実
【8】
日本語学習支援を 日本語を母語としない外国人の日本語習得を支援するためのボランティアを養成
するボランティア
の養成講座の実施
日本語を母語としない外国人の日本語習得を支援す
実施
るボランティアの初級養成講座を開催。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
日本語を母語としない外国人の日本語習得を支援す
実施
るボランティアの中級養成講座を開催。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
ボランティア指導者保険への加入・保育ボランティ
ア派遣・日本語ボランティアグループ一覧表の作
実施
成・希望者へのグループ紹介など、区内の日本語ボ
ランティアグループの活動を支援。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
日本語を母語としない幼児・児童に対する日本語ボ
実施
ランティア活動を支援。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
【9】
日本語ボランティ 日本語ボランティア教室の活動を充実させるための支援
ア教室の充実
− 36 −
基本施策
【通し番号】
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
施策
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【10】
日本語ボランティ 日本語ボランティアグループのネットワーク化
アグループの組織
強化・交流
日本語ボランティアグループ代表者連絡会を開催
し、組織強化と交流促進を図っている。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
利用者のニーズと貸し出し状況を考慮しつつ、引続
実施
き所蔵図書資料の充実を図っていく。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
中央図書館
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
子ども家庭課
4 その他
【11】
外国語新聞や外国 外国語新聞や外国書籍などの資料の充実
書籍の充実
生活支援
1 子育て支援
【12】
幼児の保育環境の 外国人幼児の保育環境を充実させるための研修の実施
整備
多岐にわたる国籍・文化に対応するには全体研修で
はなく、個々のケースに応じたOJT等により処遇 実施
の向上に努める。
【13】
乳幼児の医療の充 外国人乳幼児の医療環境の充実
実
外国人乳幼児を対象に乳幼児健康診査を実施。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保健予防課
外国人乳幼児を対象に予防接種を実施。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
保健予防課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
教育相談センター
2 教育支援
【14】
教育相談の充実
学校生活に課題を抱えた外国人児童・生徒への支援
教育相談員による学校及び家庭における教育の支援
実施
や相談業務の実施。
【15】
適応指導事業の充 日本語未習得児童・生徒の学習及び学校生活を支援するため、母語で指導できる日本語適応指導講師を派遣
実
現状の登録講師だけでは対応が困難な「少数言語」
については、東京外語大の学生等ボランティアの協
実施
力を得るなどし、あらゆる言語への対応を図ってい
く。
− 37 −
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
教職員課
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【16】
就学準備に向けた 学校入学を控えた外国人家庭の就学準備に向けた支援
支援
NPO法人「多文化共生センター東京」を中心とする
外国人支援団体・国際協会が主催する「日本語を母
語としない親子のための高校進学ガイダンス」と連 実施
携し、多言語による教育相談の場を区内中学校に提
供する。
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
地域での防災訓練等において外国人の参加できる訓 一部
練メニュー等を検討し、実施する。
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
災害対策課
災害対策課、消防署及び通訳ボランティアの協力を
得て、「あだち国際まつり」において防災体験を実 実施
施する。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
実施
【17】
多文化共生の視点 多文化共生社会に必要な資質を育むための国際理解教育の推進
を踏まえた国際理
解教育の推進
小中学校へ文化交流ボランティアを派遣し、自国の
実施
文化を紹介する。
小中学校へ青年海外協力隊員を派遣し、日本の国際
貢献活動を紹介する。
−
3 防災・危機管理の推進
【18】
在住外国人の参加 在住外国人の参加可能な防災訓練の実施
する防災訓練の実
施
【19】
災害時の情報伝達 災害時の必要な情報を、さまざまな手段で伝えられるようにしていく
手段の充実
「わが家の防災ハンドブック」(英語・中国語・韓
国語)等の災害対応情報の多言語化。
−
−
未
実施
検討 検討 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
災害対策課
ツイッターやフェイスブックに英語・中国語・韓国
語で作成した緊急情報を発信。
−
−
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
避難所へ通訳ボランティアを派遣するなど、災害発
生時の支援体制の構築。
−
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
災害対策課・
地域調整課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
中小企業支援課
4 経営・労働環境の整備
【20】
在住外国人の事業 支援制度の外国人向けPRの実施
経営の支援
融資制度のあっせん、起業・経営相談、創業支援施
実施
設への入居等、外国人への支援活動を行っている。
− 38 −
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【21】
在住外国人と区内 「あだち産業センター」の機能を活かし、企業間の交流機会を増やしていく
事業者及び区内経
済団体との交流支
援
「産業展示会」や「産学公連携事業」、「異業種交
未
流会」等、企業を対象とした事業において外国人、
実施
外国籍企業などの区別なく交流機会を設けていく。
一部
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
【22】
在住外国人事業者 「あだち産業センター」の機能を活かし、外国人事業者へも情報発信と交流の場を提供する
間の交流支援(営
業などの情報交換
など企業間のコ
ミュニケーション マッチングクリエイターが事業者を訪問した際に、
実施 実施 実施 実施 実施
支援)
あだち産業センターの利用案内及び他機関の産業振 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
興施策等、有益な情報を提供する。
産業政策課
中小企業支援課
【23】
雇用主への周知 経営セミナーなど、さまざまな機会をとらえて周知する
(多文化理解・外
国人理解)
外国人労働者の雇用に関する様々な課題に対して、
ハローワークやHIDA等の適切な相談機関を案内 実施
する。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
中小企業支援課
【24】
看護・介護など福 アジア諸国との経済連携協定の動向を踏まえ、区内介護保険事業者などへ周知・支援を行う
祉分野の外国人の
雇用を促進
アジア諸国との経済連携協定の動向など都を通じて
得た情報を、必要に応じ区内介護保険事業者などに 実施
情報提供する。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
高齢サービス課
5 ボランティア登録制度の整備
【25】
ボランティア登録 外国語・文化交流ボランティア及び通訳ボランティアの登録者数拡大
制度の充実
外国語・文化交流ボランティアの登録者数を拡大
し、その中から言語に習熟した者を通訳ボランティ 実施
アとして人材バンク化している。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
地域の活動団体である「日本語ボランティアグルー
プ」が、地域学習センターにおいて日本語学習教室 実施
事業を日々展開している。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
外国人向け講座については、周知方法も含めて検討 未
し、実施していく。
実施
未
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域文化課
【26】
ボランティア向け ボランティア同士の情報の共有化とレベルの向上
の研修の開催
通訳ボランティア派遣のための説明会・研修を実施
している。
実施
6 その他
【27】
外国人支援活動団 活動団体との連携・協働による地域学習事業の展開
体との連携による
地域学習事業の展
開
− 39 −
基本施策
【通し番号】
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
施策
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【28】
雇用・就労の支援 ハローワークの外国人就労相談との連携・協力
就労準備としてコミュニケーションに支援を要する
場合は、ハローワークの外国人就労相談と連携して 実施
支援する。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
就労支援課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
−
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
一部
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
関係各課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
関係各課
審議会に外国人枠を設置するなど、制度の整備を進 未
める。
実施
未
実施
未
実施
検討 検討 検討 検討 検討
予定 予定 予定 予定 予定
関係各課
土地区画整理法により、すでに外国人も審議会委員
実施
選挙の選挙権・被選挙権あり。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
区画整理課
多文化共生の地域づくり
1 ネットワークづくり
【29】
外国人支援に取り 多文化共生活動の担い手・人づくり
組むNGO・NPOなど
の人材情報の発掘
と活用、交流の機 東京外国人支援ネットワークに参加し、NGO・NPO団
会づくり
体などの人材情報の発掘に努め、情報発信を行い交 実施
流の機会づくりを進める。
NPO法人「国際活動市民中心(CINGA)」が運営する
「外国人総合相談支援センター」と連携し、多言語
による相談について相互に情報を交換するなど協力
関係を構築する。
(対応言語/英語・中国語・ポルトガル・スペイ
ン・ベンガル・インドネシア・ベトナム・ルーマニ
ア)
−
【30】
(社)国際協力機構 区内在住の青年海外協力隊員のネットワーク化
(JICA)や(社)青
年海外協力協会
(JOCA)との連携
派遣隊員の区長表敬訪問事業を実施している。派遣
一部
隊員の帰国者によるOB/OGのネットワーク化を進め
実施
ていく。
【31】
外国人向け地域情 防災訓練や地域行事などの情報を提供
報の提供
区のホームページに災害時の緊急情報や地域行事の
実施
情報を掲載していく。
【32】
(財)海外産業人材 (財)海外産業人材育成協会の行う外国人向け事業への協力・連携
育成協会(HIDA)と
の交流
海外産業人材育成協会が行う外国人向けの技術研
修、日本語学習、起業支援等に対し、連携を図って 実施
いく。
2 区政に参加・参画の機会の拡大
【33】
審議会等に外国人 制度の整備
が参加する機会の
拡大
− 40 −
基本施策
【通し番号】
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
施策
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【34】
在住外国人への意 在住外国人の意見を取り入れる機会を拡大していく
見聴取等行政への
参画
区政モニターアンケートについて、区政に関心があ
り、本区に3ヶ月以上居住している外国人区民に区
実施
政モニターとして委嘱することができる。任期は1
年。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
区政情報課
世論調査については、外国人も含め、本区に住民登
録がある20歳以上の方が調査の対象となり、調査票
が送られた方は回答することができる。調査依頼文 実施
には、日本語とともに、英語・中国語・韓国語を併
記。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
区政情報課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
教育政策課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
3 多文化共生意識づくり
【35】
「足立区教育基本 基本的な考え方の明確化
計画」において多
文化共生と学校教
育の関係を明らか
「足立区教育基本計画」の計画期間は終了したが、
にしていく
教育庁主要施策等に示された国際理解教育の推進に 実施
ついて、小・中学校に周知している。
【36】
区民主体で行われ 区民対象の事業に、外国人区民の参加をうながしていく
る交流事業の働き
かけ
多文化共生の啓発事業とともに実施していく。
実施
【37】
外国人と日本人の スポーツ大会やコンクールなどを通じ、子ども達の交流を進めていく
児童・生徒間の交
流の推進(スポー
ツ大会・コンクー
ルなど)
関係団体が連携してスポーツ大会やイベント等を開
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
スポーツ振興課
要請に応じて支援を行っており、今後も継続してい
実施
く。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域文化課
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
子ども家庭課
公共施設再配置計画や学校の統廃合等の動向を踏ま 未
えつつ検討する。
実施
未
実施
一部
実施
検討 検討 検討 検討 検討
予定 予定 予定 予定 予定
関係各課
催している。
【38】
在住外国人保護者 外国人区民の子育て・家庭教育をサポートする
の家庭教育活動に
対して、要請に基
づき助言や情報提
「子育て仲間づくり活動」事業を通じて実施してい
供を実施
る。
4 学校などの誘致
【39】
インターナショナ 国際化につながる教育機関の誘致
ルな高等教育機関
の誘致
− 41 −
基本施策
【通し番号】
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
施策
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【40】
地域の留学生との 多文化共生の地域づくりのキーパーソンとして、留学生と連携を進めていく
連携
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
シティプロ課・
地域調整課・
関係各課
文化や生活習慣等の多様性を理解し、友好を深める
実施
交流イベントとして「あだち国際まつり」を実施。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
孤立しがちな外国人同士を結びつけ、気軽に交流で
実施
きる場として「外国人交流サロン」を実施。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
区内にある大学の協力を得ながら、留学生と地域と 未
の交流を進め、友好関係を維持していく。
実施
5 交流支援
【41】
在住外国人との交 外国人と日本人の交流・連携する場(機会)の拡大
流イベントの開催
【42】
国際理解・多文化 身近な学びの場で文化の多様性・国際理解を区民に深めてもらう
理解の講座開催
国際理解の一環として「食文化を学ぶ会」を実施。 実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
国際理解の一環として「外国文化紹介講座」を実
施。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
交流ツアー等による区民レベルの交流を含め、友好
実施
関係を維持していく。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
観光交流課・
観光交流協会
ベルモント市の学生使節団受入事業を実施。
実施
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
観光交流課・
観光交流協会
未
実施
未
実施
未
実施
検討 検討 検討 検討 検討
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
一部
実施
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
【43】
姉妹都市提携の維 引続き、姉妹都市との友好関係を維持していく
持と充実
多文化共生施策の推進体制整備
1 推進体制の整備
【44】
(仮称)多文化共 施策の総合性・計画性の確保
生推進条例の制定
引続き、条例制定に向け、検討していく。
【45】
(仮称)多文化共生 条例で区長の付属機関に位置づける
推進委員会の設置
当面、多文化共生推進会議を開催していく。
− 42 −
基本施策
【通し番号】
施策
既実績値
年次別工程スケジュール
施策の目的・目標など
担当部署
2010 2011 2012
2013 2014 2015 2016 2017
実績 実績 見込
個別の事業内容・進捗状況など
【46】
(仮称)多文化共 多文化共生社会形成の拠点となる機能の設置
生センター機能の
検討
外国人区民に対する相談機能・日本語学習支援・人
一部
材育成等を通じて、支援・交流拠点である多文化共
実施
生センター機能を果たしていく。
一部
実施
一部
実施
一部 一部 一部 一部 一部
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
【47】
外国人施策に関す 庁内多言語化の基準・窓口通訳・文書の翻訳などの調整
る庁内連絡会議の
設置
今後も多文化共生推進施策の確実な実現に向けて、
実施
引続き庁内連絡会議を設置し、進めていく。
【48】
多文化共生推進施 多文化共生推進施策の進捗状況の把握
策の実施状況の調
査・報告・評価
取りまとめて多文化共生推進会議などに定期的に報
実施
告。
【49】
国・都・区市町 都・近隣区市・NPO団体との協働により、広域的な外国人支援体制を構築
村・東京外国人支
援ネットワークな
どとの連携強化
今後も東京外国人支援ネットワークと連携し、専門
家無料相談会など、多文化共生に関する事業連携・ 実施
情報交換を推進していく。
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
地域調整課
【50】
外国人区民を含め 2009年1月に策定された、「足立区人権推進指針」に基づき人権啓発を推進する
た人権啓発の推進
毎年作成している人権啓発小冊子において「外国人
の人権」を掲載し、講座・研修等で活用している。
実施
また、人権課題の一つである「外国人差別」を講
演・講座のテーマとして取り上げていく。
− 43 −
実施
実施
実施 実施 実施 実施 実施
予定 予定 予定 予定 予定
総務課
[資料]
(外務省ホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken.html から一部引用)
あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約(人種差別撤廃条約)(抄)
1995 年 12 月 15 日 日本国加入
第1条
第2条
第7条
1
この条約において、「人種差別」とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区
別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等
の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものをい
う。
2 この条約は、締約国が市民と市民でない者との間に設ける区別、排除、制限又は優先については、適用しない。
3 この条約のいかなる規定も、国籍、市民権又は帰化に関する締約国の法規に何ら影響を及ぼすものと解してはなら
ない。ただし、これらに関する法規は、いかなる特定の民族に対しても差別を設けていないことを条件とする。
4 人権及び基本的自由の平等な享有又は行使を確保するため、保護を必要としている特定の人種若しくは種族の集団
又は個人の適切な進歩を確保することのみを目的として、必要に応じてとられる特別措置は、人種差別とみなさな
い。ただし、この特別措置は、その結果として、異なる人種の集団に対して別個の権利を維持することとなっては
ならず、また、その目的が達成された後は継続してはならない。
1 締約国は、人種差別を非難し、また、あらゆる形態の人種差別を撤廃する政策及びあらゆる人種間の理解を促進す
る政策をすべての適当な方法により遅滞なくとることを約束する。このため、
(a)各締約国は、個人、集団又は団体に対する人種差別の行為又は慣行に従事しないこと並びに国及び地方のすべての
公の当局及び機関がこの義務に従って行動するよう確保することを約束する。
(b)各締約国は、いかなる個人又は団体による人種差別も後援せず、擁護せず又は支持しないことを約束する。
(c)各締約国は、政府(国及び地方)の政策を再検討し及び人種差別を生じさせ又は永続化させる効果を有するいかな
る法令も改正し、廃止し又は無効にするために効果的な措置をとる。
(d)各締約国は、すべての適当な方法(状況により必要とされるときは、立法を含む。)により、いかなる個人、集団
又は団体による人種差別も禁止し、終了させる。
(e)各締約国は、適当なときは、人種間の融和を目的とし、かつ、複数の人種で構成される団体及び運動を支援し並び
に人種間の障壁を撤廃する他の方法を奨励すること並びに人種間の分断を強化するようないかなる動きも抑制する
ことを約束する。
2 締約国は、状況により正当とされる場合には、特定の人種の集団又はこれに属する個人に対し人権及び基本的自由
の十分かつ平等な享有を保障するため、社会的、経済的、文化的その他の分野において、当該人種の集団又は個人の
適切な発展及び保護を確保するための特別かつ具体的な措置をとる。この措置は、いかなる場合においても、その目
的が達成された後、その結果として、異なる人種の集団に対して不平等な又は別個の権利を維持することとなっては
ならない。
締約国は、人種差別につながる偏見と戦い、諸国民の間及び人種又は種族の集団の間の理解、寛容及び友好を促進し並
びに国際連合憲章、世界人権宣言、あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際連合宣言及びこの条約の目的及び原則
を普及させるため、特に教授、教育、文化及び情報の分野において、迅速かつ効果的な措置をとることを約束する。
――――――――――
社会権規約(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約)(国際人権A規約)(抄)
1979 年 9 月 21 日 日本国批准
第1条
1
すべての人民は、自決の権利を有する。この権利に基づき、すべての人民は、その政治的地位を自由に決定し並び
にその経済的、社会的及び文化的発展を自由に追求する。
2 すべて人民は、互恵の原則に基づく国際的経済協力から生ずる義務及び国際法上の義務に違反しない限り、自己の
ためにその天然の富及び資源を自由に処分することができる。人民は、いかなる場合にも、その生存のための手段
を奪われることはない。
3 この規約の締約国(非自治地域及び信託統治地域の施政の責任を有する国を含む。)は、国際連合憲章の規定に従
い、自決の権利が実現されることを促進し及び自決の権利を尊重する。
第2条 1 この規約の各締約国は、立法措置その他のすべての適当な方法によりこの規約において認められる権利の完全な実
現を漸進的に達成するため、自国における利用可能な手段を最大限に用いることにより、個々に又は国際的な援助
及び協力、特に、経済上及び技術上の援助及び協力を通じて、行動をとることを約束する。
2 この規約の締約国は、この規約に規定する権利が人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見その他の意見、国
民的若しくは社会的出身、財産、出生又は他の地位によるいかなる差別もなしに行使されることを保障することを
約束する。
3 開発途上にある国は、人権及び自国の経済の双方に十分な考慮を払い、この規約において認められる経済的権利を
どの程度まで外国人に保障するかを決定することができる。
第9条 この規約の締約国は、社会保険その他の社会保障についてのすべての者の権利を認める。
第 12 条 1 この規約の締約国は、
すべての者が到達可能な最高水準の身体及び精神の健康を享受する権利を有することを認め
る。
2 この規約の締約国が1の権利の完全な実現を達成するためにとる措置には、次のことに必要な措置を含む。
(a) 死産率及び幼児の死亡率を低下させるための並びに児童の健全な発育のための対策
(b) 環境衛生及び産業衛生のあらゆる状態の改善
(c) 伝染病、風土病、職業病その他の疾病の予防、治療及び抑圧
(d) 病気の場合にすべての者に医療及び看護を確保するような条件の創出
―
44 −
[資料]
第 13 条
1
この規約の締約国は、教育についてのすべての者の権利を認める。締約国は、教育が人格の完成及び人格の尊厳に
ついての意識の十分な発達を指向し並びに人権及び基本的自由の尊重を強化すべきことに同意する。更に、締約国
は、教育が、すべての者に対し、自由な社会に効果的に参加すること、諸国民の間及び人種的、種族的又は宗教的
集団の間の理解、
寛容及び友好を促進すること並びに平和の維持のための国際連合の活動を助長することを可能に
すべきことに同意する。
2 この規約の締約国は、1の権利の完全な実現を達成するため、次のことを認める。
(a) 初等教育は、義務的なものとし、すべての者に対して無償のものとすること。
(b) 種々の形態の中等教育(技術的及び職業的中等教育を含む。
)は、すべての適当な方法により、特に、無償教
育の漸進的な導入により、一般的に利用可能であり、かつ、すべての者に対して機会が与えられるものとする
こと。
(c) 高等教育は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、能力に応じ、すべての者
に対して均等に機会が与えられるものとすること。
(d) 基礎教育は、初等教育を受けなかった者又はその全課程を修了しなかった者のため、できる限り奨励され又
は強化されること。
(e) すべての段階にわたる学校制度の発展を積極的に追求し、適当な奨学金制度を設立し及び教育職員の物質的
条件を不断に改善すること。
3 この規約の締約国は、父母及び場合により法定保護者が、公の機関によって設置される学校以外の学校であって
国によって定められ又は承認される最低限度の教育上の基準に適合するものを児童のために選択する自由並び
に自己の信念に従って児童の宗教的及び道徳的教育を確保する自由を有することを尊重することを約束する。
4 この条のいかなる規定も、個人及び団体が教育機関を設置し及び管理する自由を妨げるものと解してはならない。
ただし、常に、1に定める原則が遵守されること及び当該教育機関において行なわれる教育が国によって定めら
れる最低限度の基準に適合することを条件とする。
――――――――――
自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)(国際人権B規約)(抄)
1979 年 9 月 21 日 日本国批准
第1条
第 12 条
第 17 条
第 23 条
第 24 条
第 26 条
第 27 条
1
すべての人民は、自決の権利を有する。この権利に基づき、すべての人民は、その政治的地位を自由に決定し並
びにその経済的、社会的及び文化的発展を自由に追求する。
2 すべての人民は、互恵の原則に基づく国際的経済協力から生ずる義務及び国際法上の義務に違反しない限り、自
己のためにその天然の富及び資源を自由に処分することができる。人民は、いかなる場合にも、その生存のため
の手段を奪われることはない。
3 この規約の締約国(非自治地域及び信託統治地域の施政の責任を有する国を含む。)は、国際連合憲章の規定に
従い、自決の権利が実現されることを促進し及び自決の権利を尊重する。
1 合法的にいずれかの国の領域内にいるすべての者は、当該領域内において、移動の自由及び居住の自由について
の権利を有する。
2 すべての者は、いずれの国(自国を含む。)からも自由に離れることができる。
3 1及び2の権利は、いかなる制限も受けない。ただし、その制限が、法律で定められ、国の安全、公の秩序、公
衆の健康若しくは道徳又は他の者の権利及び自由を保護するために必要であり、かつ、この規約において認めら
れる他の権利と両立するものである場合は、この限りでない。
4 何人も、自国に戻る権利を恣意的に奪われない。
1 何人も、その私生活、家族、住居若しくは通信に対して恣意的に若しくは不法に干渉され又は名誉及び信用を不
法に攻撃されない。
2 すべての者は、1の干渉又は攻撃に対する法律の保護を受ける権利を有する。
1 家族は、社会の自然かつ基礎的な単位であり、社会及び国による保護を受ける権利を有する。
2 婚姻をすることができる年齢の男女が婚姻をしかつ家族を形成する権利は、認められる。
3 婚姻は、両当事者の自由かつ完全な合意なしには成立しない。
4 この規約の締約国は、婚姻中及び婚姻の解消の際に、婚姻に係る配偶者の権利及び責任の平等を確保するため、
適当な措置をとる。その解消の場合には、児童に対する必要な保護のため、措置がとられる。
1 すべての児童は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、国民的若しくは社会的出身、財産又は出生によるいかなる
差別もなしに、未成年者としての地位に必要とされる保護の措置であって家族、社会及び国による措置について
権利を有する。
2 すべての児童は、出生の後直ちに登録され、かつ、氏名を有する。
3 すべての児童は、国籍を取得する権利を有する。
すべての者は、法律の前に平等であり、いかなる差別もなしに法律による平等の保護を受ける権利を有する。このため、
法律は、あらゆる差別を禁止し及び人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見その他の意見、国民的若しくは社会
的出身、財産、出生又は他の地位等のいかなる理由による差別に対しても平等のかつ効果的な保護をすべての者に保障
する。
種族的、宗教的又は言語的少数民族が存在する国において、当該少数民族に属する者は、その集団の他の構成員ととも
に自己の文化を享有し、自己の宗教を信仰しかつ実践し又は自己の言語を使用する権利を否定されない。
―
45 −
足立区のビジョンを考える
外国人グループ討議結果
まとめ資料(案)
2004. 10 発行
2008年∼2013年にはこのような足立区したい
このメモの性格 =
基本構想策定委員会の外国人グループの議論の集約
検討の経過
(1) 足立区の好きな点・嫌いな点、足立区の資源と課題について意見交換
(2) 足立区に暮らす外国人の視点・関心に立って、足立区の将来ビジョンを検討
⇒
以下の4つのテーマを中心に提言としてまとめたもの
(1) 外国人が暮らしやすい
制度・環境づくり
「外国人」が一人の「住民」として
認められて生活できる
足立区を実現しよう
【 基本理念 】
○ 足立区に暮らす外国人は、
「お客様」
ではない。 足立区を支える「住民」の一人とし
て認め、
その上で外国人も暮らしやすい制度に
すべき。
︱
6
4
︱
●「外国人の政治・行動への参加」を
拡大しよう
・常設の審議会など、外国人が継続的に参加し
て、
区に対して意見が述べられる場を確保すべき。
・より長い視野で「足立区政への参政権
(選挙権・被選挙権)を実現して欲しい。
●「差別を禁止する条例」を作ろう
・「地域振興券が配られない」という差別の実例
もあった。差別禁止条例の制定を。
・千代田区の「路上タバコ禁止条例」のような、
先駆的な取り組みに期待。
●区のバックアップや法的支援を
拡大しよう
・生活上困ったときに気軽に相談できたり情報を
教えてくれるようなところを充実して欲しい。
・日本語以外のサービスを(特に災害時の避難
情報など)
・交通標識や区のサービス案内も外国語表示で。
・保育園の問題は、近くに頼れる親戚のいない
外国人にはより深刻。しかも、就業証明書がない
と子供が入れないので、休職中だと不利。
対応策を。
(2) 共存をめざす国際交流
「外国人は日本人とは違う」という意識や
固定観念を足立区で克服していこう
【 基本理念 】
○「外国人」も「日本人」も、同じ「人間」
。
「外国人は日本人と違う」という固定観念を打破し
よう。
○ 欧米だけが外国なのではない。「英語圏至上主
義」からアジアなどにも目を向けよう。
○ 「行政による交流」から「市民主体の交流」へ。
(3) 国際化につながる教育投資
足立区に高等教育機能を誘致し
インターナショナルな人材の
発信地としよう
(4) 経済活動への支援
外国人が起業しやすい足立区にしよう
【 基本理念 】
○ 「外国人が起業しやすい」地域づくりを。
【 基本理念 】
○ 教育=人に対する投資が最重要。良い教育機
関を中心として人材が集まり、人材が集まると
企業が集まる。教育こそ「あそこに住みたい」と
思われる住みよい足立区づくりのきっかけ。
○ 若年人口は減少傾向だが、その分工夫とチャ
レンジをする価値は大きい。
○ 21 世紀を担う若者は中国・韓国でも見聞を
広め、真の国際人に。足立区をその発信元に。
足立区で起業する魅力を、政策を通じて高
めよう。
●「異文化理解の機会としての国際交流の
あり方を見直そう
●インターナショナルな高等教育機関を
誘致・設置しよう
●中小企業に対する
規制緩和/支援を拡大しよう
・ベルモントとの交流は成果が十分か?
①お互いの共通点、②両者のバランスが重要。
もっとアジアに目を。
・製紙業が盛ん
→中国などで製紙業が盛んな都市と交流。
ワシントン DC の桜は足立区の五色桜
→交流のきっかけに。
・国際交流は多様な形で。必ずしも現在の姉妹
都市に限定する必要はない。
・インターナショナルスクールからの大学入試は
OK だが、中華/朝鮮学校がだめ→残念。
・アジアに関する大学、中国、韓国/朝鮮の大学
とその分校などの誘致を。
・小さくても魅力的な専門校を。
国際的な「音楽学校」や「卓球小学校」など。
・構造改革特区の活用で、建物がなくても学校法
人がつくれる。知恵を絞って。
・土地の安価な提供、交通インフラ整備などの
優遇政策を
・「会社設立時の手続き支援」や、「経営上の支
援」などの専門的支援サービスを。
・
「外国人によう交流会」や「営業情報交換」など
の企業間コミュニケーション支援を。
・区の施設を利用するなど、外国人事業者の
賞品・サービス展示会への支援を。
●もっとお互いに知りあうために教育・文化の
交流を進めよう
・子供や若い人だけではなく、住民全体への
教育を。
・学校レベルでの交流。総合学習で外国人を
招くなど。
・中高生をアジアに行き来させることで意識が
かわるのでは?
・区内に住む中国、韓国/朝鮮、フィリピン人など
を発掘して、「キムチや餃子の作り方」などの交流
を。
・外国人=犯罪というメディアに作られたイメージ
を打破するため、日常的に直接交流の機会を。
●行政による交流から市民主体・民間
による交流へ
・民間の経済交流へ発展すれば、取り組みが
定着。経済交流の支援を。
●外国人就労、定着を区として
応援して欲しい
・外国人の就労定着支援を。仕事がない→犯罪
だとすれば、犯罪の少ないまちづくりにもなる。
その他
●施設の誘致
区民税だけではいいまちづくりはできない。
優遇措置を打ち出して企業を誘致し、財源確保を。
大型集客施設もよい。
●交通
大学や集客施設誘致の上でも、交通整備は重要。
もっと駐輪場を。鉄道も使いやすくなるし、環境にもいい。
●施設整備
荒川沿いの土地利用を。
西新井の駅周辺の再開発は区にお金を入れるチャンス。
舎人公園の整備を。
総合的な大病院が必要。都や民間の病院を積極的に
誘致しては?
おわりに
今回のような
住民の会議は
ぜひ継続して
欲しい
(参考)
足立区多文化共生推進会議における足立区多文化共生推進計画(改訂)会議概要
開催次
第1回
日時
討議内容
2009 年 7 月 30 日
(1) 計画の見直しスケジュールについて、説明・質
11 時から 11 時 55 分まで
疑応答・意見交換
(2) 庁内検討組織について、説明・質疑応答・意見
交換
第2回
2009 年 9 月 29 日
(1) 足立区多文化共生実態調査報告について説明・
10 時から 12 時まで
質疑応答・意見交換
(2) 足立区多文化共生推進計画素案について説明・
質疑応答・意見交換
第3回
2010 年 1 月 28 日
(1) パブリックコメントの実施結果について説明・質
10 時から 12 時まで
疑応答・意見交換
(2)足立区多文化共生推進計画案について説明・質
疑応答・意見交換
足立区多文化共生推進計画案のパブリックコメントの実施について
実施期間
2009 年 11 月 11 日(水)から 12 月 10 日(木)まで
実施方法
足立区多文化共生推進計画案(以下「改訂案」という。
)を区民課・区民事務所・
中央図書館・区政相談課・政策課で配布し、同時に区ホームページにパブリッ
クコメント募集記事と改訂案を掲載した。あだち広報 10 月 25 日号においてパ
ブリックコメント募集記事を掲載した。
募集方法
Eメール・ファックス・郵便
意見・提案
2名から3件の意見・提案があった。
反映方法
2010 年 2 月 1 日に区ホームページに「パブリックコメントにいただいた意見と
区の考え方」を掲載し、その後、改訂案に対する意見・提案を踏まえて足立区
多文化共生推進計画を作成した。
―
47 −
足立区多文化共生推進会議設置要綱
(目的)
第1条 国籍や民族の異なる人々が互いの文化的違いを認め尊重し合い、共に生きていく多文化共生社会
を構築するため、足立区多文化共生推進会議(以下「推進会議」という。
)を設置する。
(所掌事項)
第2条 推進会議は、次の事項を所掌する。
(1) 多文化共生の推進について、意見・提案等を述べること。
(2) 前号に掲げるもののほか、前条に規定する目的のために必要な事項を建議すること。
(組織)
第3条 推進会議は、別表に掲げる委員をもって構成する。
(任期)
第4条 前条に規定する委員の任期は2年とし、補欠の委員の任期は前任者の残任期間とする。ただし、
委員の再任は妨げない。
(委員長及び副委員長)
第5条 推進会議に委員長及び副委員長を置き、委員の互選により定める。
2 委員長は、会務を総理し、推進会議を代表する。
3
副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときは、その職務を代理する。
4
委員長及び副委員長に事故があるときは、あらかじめ委員長の指名する委員が、その職務を代理する。
(関係者の意見聴取)
第6条 推進会議は、必要があると認めたとき、関係者に意見を聴き、その他の協力を求めることができ
る。
(会議録)
第7条 委員長は、会議録を作成し、これを保存しなければならない。
(事務局)
第8条 推進会議の事務局は、地域のちから推進部地域調整課に置く。
2 事務局は次の職務を行う。
(1) 推進会議に付議する事案の調整、整理及び提出に関すること。
(2) 推進会議の庶務一般に関すること。
(謝礼金)
第9条 区は、区職員以外の委員に対し、交通費相当分として1回につき2,000円の謝礼金を支払う
ものとする。
(委任)
第10条 この要綱に定めるもののほか、推進会議の運営に関し必要な事項は、別に定める。
付 則(18足区区発第537号 平成18年6月1日区長決定)
この要綱は、平成18年6月1日から施行する。
付 則(24足地調発第2137号
平成24年8月1日地域のちから推進部長決定)
この要綱は、平成24年8月1日から施行する。
―
48 −
別表(第3条関係)
あ だち く
た ぶん か きょうせいすいしんかい ぎ
い いんめい ぼ
ねん ど
足立区多文化 共 生推進会議委員名簿(2012∼2013年 度)
じゅん ふ ど う
け い しょうりゃく
( 順 不同 敬 称 略 )
い いん ちょう
委員 長
ふくいいんちょう
副委員長
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
い いん
委員
しょ
ぞく
所
属・役
やく
しょく
し
めい
び こう
職
氏
名
備考
き ほん こう そう がい こく じん
基本構想外国人グループ
に ほん ご
日本語ボランティアグループ
き ほん こう そう がい こく じん
基本構想外国人グループ
みやざき
れい こ
に ほん
宮崎
黎子
日本
かん
けつしん
関
潔沁
に ほん
日本
フィリピン
クリシュマ
ざい に ほんだいかんみんこくみんだんとうきょう あ だち し ぶ
ざい に ほんちょうせんみんしゅじょせいどうめい あ だち し ぶ
外 国 人 支 援 団 体( 在 日 本 朝 鮮 民 主 女 性 同 盟 足 立 支部
ち かい れん ごう かい
じ む ぶちょう
事務 部 長 )
ふくいいんちょう
副 委 員 長)
ふく かい ちょう
足立区 町 会・自治会連合会(副会 長 )
あ だち く りつ しょうちゅうがっ こう ちょうかい
にし ほ
こ
古岩井 ゆみ子
外 国 人 支 援 団 体( 在 日 本 大 韓 民 国 民 団 東 京 足 立 支部
じ
こういち
こ い わ い
ぶ ん か こうりゅう
あ だち く ちょうかい
中国
坂本 弘一
山川
外国語・文化 交 流 ボランティア
がいこくじん し えんだんたい
ちゅうごく
やまかわ
ぶ ん か こうりゅう
がいこくじん し えんだんたい
中国
池田 ネニタ
外国語・文化 交 流 ボランティア
がい こく ご
ちゅうごく
い け だ
ぶ ん か こうりゅう
外国語・文化 交 流 ボランティア
がい こく ご
ぶん ぢ
文治
さかもと
に ほん ご
日本語ボランティアグループ
がい こく ご
か
華
き
ま しょうがっ こう ちょう
足立区立 小 中 学校 長 会(西保木間 小 学校 長 )
ネパール
に ほん
日本
ちょん
じぇよん
かん こく
鄭
載蓉
韓国
きむ
ちゅんじゃ
ちょうせん
金
春子
朝鮮
よし だ
ただ し
に ほん
吉田
忠司
日本
た も ん
ひろゆき
に ほん
夛門 裕之
日本
とうきょうと ぎょうせい し ょ し か い
あ だ ち し ぶちょう
し み ず
よしみつ
に ほん
東京都 行 政 書士会
足立支部長
清水 良満
日本
すいしん ぶちょう
まるやま
りょう
に ほん
地域のちから推進部長
ち いき
丸山
亮
日本
ち い き ちょうせい か ちょう
い ずみ
やす まさ
に ほん
地域 調 整 課 長
和泉 恭正
日本
―
49 −
足立区外国人施策に関する庁内連絡会議設置要綱
(設置)
第1条 外国人施策(サービスの対象に外国人が含まれるものをいう。)に関する庁内の連携を図るため、
外国人施策に関する庁内連絡会議(以下「庁内連絡会議」という。
)を設置する。
(所掌事項)
第2条 庁内連絡会議は、次に掲げる事項を所掌する。
(1) 庁内の外国人施策に関する相互の情報交換に関すること。
(2) 庁内の外国人施策に関する調整に関すること。
(3) 庁内の外国人施策に関する共通の取り決めの制定等に関すること。
(4) 国、都道府県、区市町村、NPO、企業等の外国人に係る施策の情報提供などに関すること。
(構成)
第3条 庁内連絡会議は、議長、副議長及び委員をもって構成する。
2
議長は、地域のちから推進部地域調整課長をもって充てる。
3
副議長は、政策経営部政策課長をもって充てる。
4
委員は、別表に定める職にある者をもって充てる。
(会議)
第4条 庁内連絡会議は、議長が招集する。
2
議長が必要と認めたときは、関係職員を庁内連絡会議に出席させることができる。
(作業部会)
第5条 会議は、必要に応じて、係長級以上の職員で構成した作業部会を設置することができる。
(関係者の意見聴取)
第6条 庁内連絡会議は、必要があると認めたとき、関係者に意見を聴き、その他の協力を求めることが
できる。
(庶務)
第7条 庁内連絡会議の庶務は、地域のちから推進部地域調整課において処理する。
(委任)
第8条 この要綱に定めるもののほか、庁内連絡会議の運営に関し必要な事項は、議長が別に定める。
付 則
この要綱は、平成18年8月25日から施行する。
付 則
この要綱は、平成19年4月3日から施行する。
付
則
この要綱は、平成21年4月30日から施行する。
付
則 (22足区区発第286号
平成22年4月30日
区民部長決定)
この要綱は、平成22年4月30日から施行する。
付
則 (23足区区発第187号
平成23年4月25日
区民部長決定)
この要綱は、平成23年5月1日から施行する。
付
則 (24足地調発第1353号 平成24年6月1日
この要綱は、平成24年6月1日から施行する。
―
50 −
地域のちから推進部長決定)
別表(第3条関係)
役職
議長
副議長
委員
職
名
地域のちから推進部 地域調整課長
政策経営部 政策課長
政策経営部 報道広報課長
〃
政策経営部 区民の声相談課長
〃
総務部 総務課長
〃
資産管理部 庁舎管理課長
〃
区民部 戸籍住民課長
〃
地域のちから推進部
〃
産業経済部 産業政策課長
〃
産業経済部 観光交流課長
〃
福祉部 福祉管理課長
〃
衛生部 衛生管理課長
〃
環境部 環境政策課長
〃
都市建設部 企画調整課長
〃
学校教育部 教育政策課長
〃
学校教育部 教職員課長
〃
子ども家庭部 子ども家庭課長
〃
区議会事務局 区議会事務局次長
―
地域文化課長
51 −
(参考)足立区多文化共生関連施策一覧
2012年(平成24年)3月31日現在
※「東京都区市町村国際政策の状況調査」より抜粋
1国際交流・協力
平成24年3月31日現在
(1)姉妹・友好都市提携状況 区市
姉妹・友好
提携都市名
提携都市の
提携
提携理由・その他
町村名
都市区分
[国名]
人口・面積(㎢)
年 度
足立区
姉妹都市
西オーストラリ 人口:30,960
S59
英語版「ADACHI」を各国大使館に配布したと
ア州ベルモント 面積:40
ころベルモント市から姉妹都市提携の打診が
市〔オーストラリ
あった。その後、姉妹都市提携及び10項目の
ア連邦〕
交流計画に合意し、中学生の相互ホームステ
イ交流等が始まった。
(2)海外諸都市との交流
平成23年度実績
交流
区市
事業名
手段
町村名 (事業開始年度)
足立区
ベルモント市区 区民交流ツ
民交流体験ツ アー
アー
足立区
ベルモント市学 受け入れ
生使節団受入
内容・実績等
備考
学生を中心とした区民使節団を派遣。西オーストラリア州ベル 姉妹都市交
モント市を訪れ、ホームステイを通じ風習、習慣に触れ、姉妹 流事業
都市との交流機会を持った。
平成23年8月3日∼10日実施、学生24名 一般4名参加。
ベルモント市の学生使節団受入事業を実施。区内施設見学、 姉妹都市交
雪国体験(友好都市新潟県魚沼市)歓迎パーティなど。
流事業
平成24年1月8日∼15日実施、15名参加。
2安全で活力のあるまちづくり
(1)わかりやすいまちの表示
平成24年3月31日現在
区市
対象
町村名
足立区
出口案内板
ローマ字併記
加平谷中トンネル歩道部18ヶ所
足立区
道路案内標識
ローマ字併記
区内119基
足立区
地名表示板(信 ローマ字併記
号添加式)
区内121ヶ所(交差点)
足立区
街区表示板
ローマ字併記
区内ほぼ100%
足立区
公園名制札板
ローマ字併記
区内約480園について、リニューアル及び老朽化による改修時に合わせて行
う。
足立区
観光案内標識
英語併記
区内10基
(凡例部分の
み、英語・中国
語・ハングル併
記)
足立区
禁煙特定区域
表示案内板
英語・中国語・ 禁煙特定区域に15基設置
ハングル併記
足立区
禁煙特定区域
表示看板
英語・中国語・ 禁煙特定区域に81基設置
ハングル併記
足立区
禁煙特定区域 英語併記
表示路面シート
禁煙特定区域に1250枚設置
足立区
歩行喫煙・ごみ 英語併記
のポイ捨て禁止
表示路面シート
区内に600枚設置
使用言語
整備状況・整備率等
− 52 −
足立区
校舎案内板
英語・ハング
西新井小学校 事務室・職員室・管理室・校長室・現在地の表示
ル・中国語併記
足立区
室名表示板
英語・ハング
西新井小学校 事務室・職員室・管理室・学童保育室
ル・中国語併記
足立区
館別案内
英語併記
北館・中央館・南館の館別案内の中で、総合受付の案内表示のみ
英語表示5ヶ所
足立区
庁舎内総合案
内板
英語併記
庁舎内の館別、フロア別、課別案内表示板のうち、総合受付の案内表示のみ
を英語表示13ヶ所
足立区
庁内案内板
英語併記
外国人が多く訪れる所属の課名表示に英語併記24枚
足立区
施設案内板
英語・ハング
都市農業公園、総合スポーツセンターなどの施設案内の表示
ル・中国語併記
足立区
館内サイン
英語・ハング
地域学習センターなどの館内案内の表示
ル・中国語併記
足立区
ごみ集積所の
表示板
英語・中国語・ 区内約10,000ヶ所
ハングル併記
足立区
歩行者系案内
サイン
英語併記(ピク
トグラム凡例お
よび案内誘導
対象施設につ
いては、中国
語・ハングルも
併記。)
平成23年度実績
北千住駅東口周辺地区
矢羽タイプ 5基
看板タイプ 8基
(2)防災・防犯・交通安全対策事業
平成23年度実績
事業名・出版物名
区市
内容・実績
町村名 (事業開始年度)
足立区
ステージでの指 平成23年11月3日「あだち国際まつり2011」のステージプログラムの中で、災害対策課による
導「災害に備え 「災害に備えて」という指導を行った。
て」
足立区
防災マップ外国 新規外国人登録者・転入者を対象に外国人登録係、災害対策課の窓口で配布。英語・中国
語版
語・ハングル併記。
足立区
防災展示コー
ナー
平成23年11月3日「あだち国際まつり2011」の催しの中で、地震や災害に備え家庭でできるこ
とを啓発するために防災グッズの展示等を行った。
※防災マップ外国語版は、24年7月9日から区民事務所窓口で配布している。
3在住外国人に開かれた社会づくり
(1)①意見聴取等行政への参画
平成23年度実績
区市
参画の手法
会議等名称
内容・実績
町村名 (事業開始年度)
足立区
会議
足立区多文化 区が委嘱した委員14名が区の多文化共生についての意見・提案を述べる
共生推進会議 場。
(任期2年 H22年度∼23年度)
第1回:7月15日
第2回:3月14日
足立区
区政モニター
(S47)
区政モニター
アンケート
区政に関心があり、本区に3ヶ月以上居住している、外国人登録のある区民
に区政モニターとして委嘱することができる。任期は1年。
− 53 −
足立区
世論調査(S47) 世論調査
本区に外国人登録がある区内在住の20歳以上の方が調査の対象となり、調
査票が送られた方は回答することができる。
調査依頼文には、日本語とともに、英語・中国語・ハングル訳併記。
※外国人登録制度廃止に伴い、区政モニター・世論調査の資格要件を「住民登録のある外国人」に変更している。
(2)①出版物による行政情報の提供
平成24年3月31日現在、配布可能なもの
区市
出版物名
使用言語
内容・実績
町村名 (事業開始年度)
足立区
日本語ボラン
日本語・英語・ 区内日本語ボランティアグループ教室の情報について記載。外国人相談窓
ティアグループ 中国語・ハング 口にて配布。また、区ホームページにて公開。
教室一覧表
ル
足立区
外国人相談窓
口案内
日本語・英語・ 外国人相談窓口の場所と受付時間等について案内。
中国語・ハング
ル併記
足立区
わたしの便利帳 日本語・英語・ 日常生活に必要な行政情報等を掲載。新規外国人登録者・転入者を対象に
リブイン外国語 中国語・ハング 外国人登録係の窓口で配布。
版
ル併記
足立区
国民健康保険 日本語・英語・ 国民健康保険の加入者へのお知らせ・保険料について、国民健康保険課で
加入者各位・国 中国語・ハング 配布。
民健康保険の ル併記
保険料について
のリーフレット
足立区
平成23年度版
東京23区の住
民税
足立区
足立区歩行喫 日本語・英語・ 条例の内容についての説明。区民課窓口などで配布。
煙防止及びまち 中国語・ハング
をきれいにする ル併記
条例リーフレット
足立区
小学校就学案
内通知
英語、中国語、 区立小学校への入学を希望する外国人向けに、入学の申請手続き内容を説
ハングル
明した案内書を保護者宛に送付。
足立区
就学援助のお
知らせ
英語、中国語、 就学援助制度の概要と申請方法のお知らせを学務課および区立小中学校
ハングル
で配布。
足立区
資源とごみの分 日本語・英語・ 家庭から排出される資源とごみの分け方・出し方、ごみ収集日についての周
け方・出し方、ご 中国語・ハング 知冊子。清掃事務所・環境部計画課・外国人登録係の窓口で配布。
み収集日一覧 ル併記
表(家庭用ごみ
分別パンフレッ
ト)
足立区
区民相談パンフ 英語・中国語・ 区民向け無料相談(専門家相談等)の周知パンフレット。区民の声相談課窓
レット
ハングル併記 口で配布。
足立区
学童保育室募 英語、中国語、 利用を希望する外国人向けに、案内書を配布。
集案内、学童保 ハングル
育室入室申請
案内、児童館特
例利用案内
日本語・英語・ 住民税の制度について説明。年1回特別区税務課長会で製作し、課税課の
中国語・ハング 窓口で配布。
ル併記
− 54 −
足立区
地域学習セン
ター利用案内
英語・中国語・ 利用者向け案内パンフレット。各地域学習センター窓口で配布。
ハングル併記
足立区
トレーニング
ルーム利用案
内
図書館利用案
内
英語
足立区
自転車放置禁
止区域案内パ
ンフレット
英語、中国語
足立区
放課後子ども教 英語、中国語、 利用を希望する外国人児童向けに、内容を説明した通知文を配布。
室についてのお ハングル
知らせ
足立区
利用者向け案内パンフレット。トレーニングルームが設置されている各地域学
習センター・総合スポーツセンター窓口で配布。
英語、中国語、 利用者向け案内パンフレット。各地域図書館・中央図書館窓口で配布。
ハングル
禁止区域についての説明。交通対策課窓口などで配布。
※わたしの便利帳外国語版・家庭用ごみ分別パンフレットは、24年7月9日から区民事務所窓口で配布している。
(2)②ビデオ・CATV・インターネット等の情報提供
平成23年度実績
区市
メディアの種類
使用言語
内容・実績
町村名 (事業開始年度)
足立区
足立区公式ホームページおよび 英語、中国語、 日常生活に必要な行政情報を掲載。
区ホームページ携帯サイト
ハングルのペー
ジ(自動翻訳対
応)
※携帯サイトに
ついては、英
語、中国語の
み。
平成23年度実績
(2)③図書館等における外国語の新聞・雑誌の講読数・蔵書数
区市
図書館等の名称
町村名
足立区
足立区立中央図書館
使用言語
アラビア、中国 図書 10,780冊
語(簡体)、デン 雑誌 1,194冊
マーク、オラン 新聞 2誌
ダ、英語、フラン
ス、ドイツ、ギリ
シャ、 ヘブラ
イ、ヒンディー、
ハンガリー、アイ
スランド、インド
ネシア、イタリ
ア、ハングル、マ
レー、ノル
ウェー、ペル
シャ、ポーラン
ド、ポルトガル、
ルーマニア、ロ
シア、スペイン、
スリランカ、ス
ウェーデン、タガ
ログ、中国(繁
体)、トルコ、ベト
ナム
− 55 −
内容・実績
(2)④外国人相談
区市
場所・連絡先
町村名
足立区
区役所南館3階
連絡先:多文化
共生係
03-3880-5177
※6(4)に再掲
平成23年度実績
相談日・時間・相談員の身分・相談員の人数・相談内容・言語別実績
「外国人相談窓口」
相談日:月∼金曜日(祝日を除く)9:30∼12:00 13:00∼16:00
相談員:外国人相談員(非常勤職員)3名
内容:日常生活相談
言語別実績:英語235件、中国語1,056件、韓国語122件
足立区
エル・ソフィア
連絡先:多文化
共生係
03-3880-5177
「外国人のための無料専門家相談会」(都内リレー専門家相談会)
実施日:平成23年7月23日(土) 午後1時∼4時
専門家・相談員:10分野16名(弁護士、行政書士、社会保険労務士、臨床心理士、進学相談、
保健師、税務、子育て相談員、母子・生活相談員、教育相談員)
通訳ボランティア:11言語21名(英語、中国語、韓国語、タガログ語、スペイン語、ドイツ語、モン
ゴル語、ネパール語、インドネシア語、ミャンマー語、ヒンディー語)
足立区
エル・ソフィア
連絡先:多文化
共生係
03-3880-5177
「外国人のための無料行政書士夜間相談会」
第1回実施日:平成23年9月28日(水)
第2回実施日:平成23年3月21日(水) いずれも午後6時30分∼8時30分
専門家:東京都行政書士会足立支部から各回2名派遣。
内容:在留資格、永住許可申請、帰化申請などの外国人に関すること。その他、法人設立や
相続など、行政書士が取り扱う内容。
事前予約制(通訳が必要な場合には通訳可。)
足立区
区役所南館3階
連絡先:区民の
声相談課相談
係
03-3880-5359
「区民相談窓口」
相談日:月∼金曜日(祝日を除く)9:00∼16:00(相談の種類によって異なる)
専門家相談:法律、行政、不動産、社会保険労務、暮らしと事業、一般、交通事故、登記、税
務、人権身の上
相談員:多文化共生係の外国人相談員が通訳する
(2)⑤通訳派遣制度
平成23年度実績
区市
事業名
使用言語・人
通訳の身分
内容・実績
数
町村名 (事業開始年度)
足立区
通訳ボランティ 英語20名
有償ボランティア 区役所内の各窓口へ通訳ボランティアを派遣し、日本語の
ア派遣事業【本 中国語18名
話せない方に対して通訳を行う。
庁舎/英語・中
日時:毎週月・木曜日(中国語9時∼12時、英語13時∼16
国語】
時)
(H20)
場所:区役所本庁舎北館1階案内に配置。
足立区
通訳ボランティ
ア派遣事業【出
先窓口・保育
園・小学校/多
言語】
(H20)
英語・中国語・ 有償ボランティア 出先窓口・区立保育園・小中学校等へ通訳ボランティアを
ハングル・イン
派遣し、日本語の話せない方に対して通訳を行う。
ドネシア・キル
日時:不定期(原則として1回2時間)
ギス・スペイン・
場所:区窓口(保育園、小中学校を含む)
タガログ・ドイ
ツ・ネパール・ヒ
ンディー・ベト
ナム・ポルトガ
ル・ミャンマー・
モンゴル・ロシ
アなど
− 56 −
(3)①日本語教育、適応指導者等の推進
平成23年度実績
区市
事業名
対象
内容・実績
町村名 (事業開始年度)
足立区
日本語ボラン
講座終了後、 日本語を母語としない外国人の日本語習得を支援するボランティアの初級養
ティア養成講座 区内の日本語 成講座。全10回。
ボランティアとし 実績:28名受講。講座終了後、足立区日本語ボランティアとして活動。
て活動できる方
足立区
日本語ボラン
区内で活動し
ティア中級講座 ている日本語
(H19)
ボランティア
日本語を母語としない外国人の日本語習得の支援方法および日本語教授法
についての講座。全4回。
実績:45名受講。
足立区
日本語ボラン
区内で活動し 区内で活動している19の日本語ボランティアグループの代表者が参加。グ
ティアグループ ている日本語 ループ間の意見交換や、区からの情報提供。
代表者連絡会 ボランティアグ 年間計4回開催。
ループの代表
者
足立区
足立区日本語
教室補助金
(H21)
区内で活動し
ている日本語
ボランティアグ
ループにおけ
る運営費助成
区内で活動している日本語ボランティアグループに対して、テキスト印刷費や
参考図書購入費などの活動に必要な経費の助成を行い、その活動を支援
し、外国人の日本語習得の促進を図る。
1団体あたり5万円(上限)/年額。
足立区
足立区日本語
適応指導講師
派遣(H5)
区立小・中学
校に在籍する
日本語を母語
としない児童・
生徒
日本語の理解不足等により学校生活への適応が極めて困難な、入国間もな
い児童・生徒の在籍校に適応指導講師を派遣し、取り出し授業により日常会
話・学校生活に適応するための指導をする。
小学校における指導時間は、1回2時間、週2回、原則3ヶ月間(計48時間)。
状況により最大3ヶ月延長可。中学校における指導時間は、1回2時間、週2
回、原則6ヶ月間(計96時間)。状況により最大3ヶ月延長可。
実績:児童・生徒数(小47人 中22人 計69人)
(4)保健・医療 事業名・出版物名
区市
内容・実績等
(事業開始年度)
町村名
足立区
乳幼児健康診査
外国人登録をしている乳幼児を対象に実施。
平成23年度実績
足立区
予防接種
外国人登録をしている乳幼児を対象に実施。
足立区
母子健康手帳の交付
外国人登録をしている妊産婦および子の保護者を対象に交付および配布。
母子健康手帳副読本外国語版 (副読本外国語版は、英語・中国語・ハングル・タガログ・スペイン・ポルトガ
の交付
ル・インドネシア・タイ語版を申請があった対象者に交付)
妊娠届出書の配布
足立区
子ども医療費助成の案内
足立区
結核健診にかかる補助質問書・ 結核健診にかかる補助質問書・調査回答書、就学時健康診断のお知らせを
調査回答書
区立学校に就学する外国人児童・生徒の保護者宛に送付。
就学時健康診断のお知らせ
子ども医療費助成制度周知のためのパンフレットを対象者に配布している。
(英語・中国語・ハングル)
※外国人登録制度廃止に伴い、乳幼児健康診査・予防接種の資格要件を「住民登録のある外国人」に変更している。
− 57 −
(5)福祉
平成23年度実績
事業名・出版物名
区市
(事業開始年度)
町村名
足立区
保育園入園申込案内
内容・実績等
認可保育園に入園を希望する外国人向けに、保育園の概要及び入園申込
手続を説明する案内書(英語・中国語・ハングル)
足立区
保育園通園のしおり
認可保育園に入園した外国人向けに、保育園の目的・保育目標及び保育園
の生活などを説明するしおり(英語・中国語・ハングル)
足立区
子育てホームサポート事業につ 子育てホームサポート利用案内チラシ(英語・中国語・ハングル)
いて
足立区
こどもショートステイ事業につい
て
こどもショートステイ利用案内チラシ(英語・中国語・ハングル)
足立区
子ども手当のご案内
子ども手当制度周知のためのパンフレット。対象者に配布している。(英語・
中国語・ハングル)
※子育てホームサポート事業は、24年度から「あだち子育て応援隊事業」に変わっている。
※子ども手当は、24年度から「児童手当」に変わっている。
4教育と意識啓発
(1)①国際理解教育
平成23年度実績
事業名
区市
内容・実績等
(事業開始年度)
町村名
足立区
国際理解教育の推進(文化交流 文化交流ボランティアを区内小・中学校へ派遣し、自国の文化紹介・料理体
ボランティア等の区内小・中学校 験・青年海外協力隊派遣体験など、国際理解を深める教育を推進する。
への派遣)
実績:延べ17名を派遣。参加者数918名。
足立区
外国人講師派遣
※4(1)②に再掲
※6(4)に再掲
中学校に外国人講師を派遣し、英語教育の充実を図る。
中学校:年間1クラス18時間以上
(1)②外国語教育
事業名
区市
(事業開始年度)
町村名
足立区
外国人講師派遣
※4(1)①に再掲
※6(4)に再掲
平成23年度実績
内容・実績等
中学校に外国人講師を派遣し、英語教育の充実を図る。
中学校:年間1クラス18時間以上
(2)①教育講座 平成23年度実績
事業名
区市
内容・実績等
(事業開始年度)
町村名
足立区
外国文化紹介講座
外国文化理解の一環として実施。おもに講師出身国の文化を紹介する講
座。
実績:平成23年度2回実施。延べ72名が参加。
足立区
食文化を学ぶ会
外国文化理解の一環として実施。区内在住の外国人オーナーシェフ等が出
身国の食文化を紹介する料理講座。
実績:平成23年度2回実施。延べ53名が参加。
− 58 −
(3)外国人と都民の地域交流事業 平成23年度実績
事業名
区市
内容・実績等
(事業開始年度)
町村名
足立区
あだち国際まつり2011
地域住民が文化や生活習慣等の多様性を相互に認識、理解することで友好
を促進していくイベント。各国の料理テントや雑貨販売、ステージでは伝統楽
器の演奏、パフォーマンスを披露。
実績:平成23年11月3日実施。延べ13,000人が来場。
足立区
外国人交流サロン
外国人同士が出会える場を提供し、各回毎にテーマを設定し、参加者同士
が交流し、自由に会話を楽しんでもらう。
実績:計3回。延べ21名が参加。
5民間の国際交流・協力活動への支援
(1)国際交流協会の設置状況 区市
町村名
足立区
名称
基本財産
(和文・英文・略称)
代表者(役職)・所在地・電話
団体の性格
(事業開始年度)
足立区観光交 代表者:会長 近藤やよい
流協会
住所:足立区中央本町1-17-1
(H17)
TEL:03-3880-5853
(千円)
平成24年3月31日現在
出捐・補助金 団体の23年度
(千円)
事業費(千円)
6国際政策推進体制
(1)連絡・検討組織 区市
名称
目的・構成メンバー・人数
町村名 (事業開始年度)
足立区
足立区外国人 外国人施策(サービスの対象に外国人が含まれるものをいう。)
施策に関する庁 に関する庁内の連携を図るために設置。
内連絡会議
構成メンバー:外国人施策に関わる担当課長および庶務担当
係長
(2)計画などの策定状況 区市
名称
経過・計画期間
町村名 (事業開始年度)
足立区
多文化共生推 2006年に総務省から提示された「地域における多文化共生推
進計画2010年 進のためのガイドライン 多文化共生推進プラン」を受け、他自
∼2017年度
治体に先行する形で「足立区多文化共生推進計画」を策定。
(H18)
− 59 −
平成23年度実績
開催状況、答申・報告等
平成23年度2回開催。
平成24年3月31日現在
その後の対応
「足立区多文化共生推進計
画」は、「足立区基本構想」の
基本理念を受けた「足立区基
本計画」の分野別計画として
位置付け。
平成18年度から平成23年度実績
(3)国際化にかかる調査 区市
調査名
内容・実績等
町村名 (事業開始年度)
足立区
平成21年度多 在住外国人の意識調査を実施し公式ホームページに掲載。
文化共生実態 【ホームページ】http://www.city.adachi.tokyo.jp/chiiki/ku/kuse/k-h-c-tabunkakyose.html
調査
調査期間:平成21年6月11日∼6月30日
(H21)
対象:区内在住20歳以上の外国人男女、日本人男女
抽出方法:外国人登録原票から国籍及び在留資格を勘案して抽出(外国人)、住民基本台帳
からの無作為抽出(日本人)
調査方法:郵送配付→郵送回収
標本数:外国人男女2000人、日本人男女2000人
有効回収率:39%(外国人)、48%(日本人)
平成23年度実績
(4)外国人の人材活用 区市
事業名
内容・実績等
町村名 (事業開始年度)
足立区
外国人相談員 多文化共生係で、非常勤職員として雇用し、窓口における各種相談対応、庁内各課窓口への
※3(2)④に再掲 通訳支援業務を行っている。
足立区
国際サービス員 外国人登録係で、非常勤職員として雇用し、窓口における外国人登録に関する諸手続きの受
付および相談を行っている。
足立区
外国人講師派 中学校に外国人講師を派遣し、英語教育の充実を図る。
遣
中学校:年間1クラス18時間以上
※4(1)①に再掲
※4(1)②に再掲
(5)国際化施策担当部門一覧 区市
担当部課名
連絡先
町村名
足立区
地域のちから推 03-3880-5177
進部 地域調整
課 多文化共生
係
※なお、本資料は東京都提出のため、「韓国語→ハングル」と言い換えている。
− 60 −
平成24年4月1日現在
足立区多文化共生推進計画
(2010 年度∼2017 年度)
発行:足立区地域のちから推進部地域調整課多文化共生係
足立区中央本町一丁目 17 番 1 号
℡ 03-3880-5177(直通)
e-mail: [email protected]
URL
http://www.city.adachi.tokyo.jp/
発行年月日:2010 年(平成 22 年)2 月
登録番号:25-1251
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