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10月23日 - 山形県ホームページ

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10月23日 - 山形県ホームページ
平成 26 年決算特別委員会
文教公安分科会の主な質疑等
平成 26 年 10 月 23 日
発
言
者
発
言
要
旨
金澤委員
「長崎がんばらんば国体」での本県の成績を踏まえ、これまでの競技
力強化策の成果と今後の選手育成方針をどのように考えているか。
スポーツ保健
課長
今国体での本県の成績は、得点 870 点で天皇杯 30 位であった。
これまで、一年間を東北総体の開催前、国体の開催前・開催後と3ス
テージに分け、各ステージに応じた強化事業を実施してきた結果、昨年
度は天皇杯 19 位という好成績を収めた。特にジュニア層の育成と強化に
は成果が現れているが、一方で、得点配分の高い団体種目の成績が伸び
ておらず、強化に課題が残る状況である。
今後は、本県が得意とする競技をより強化していくほか、平成 27 年南
東北インターハイと 32 年東京オリンピック・パラリンピックにおいて中
心選手となるジュニア層の育成と強化を引き続き推進していく。
金澤委員
活力あふれる高校づくり推進事業では、どのような取組みが行われて
いるのか。また、事業の対象となるのは全ての県立高校か。
高校教育課長
県立高校の特色ある取組みを支援するための補助事業で、具体例とし
ては、鶴岡中央高校の学科コースの活性化に向けたシルクガールズの取
組み、工業関係の高校によるキャリア教育の充実化に向けた県工業技術
センターの見学、山添高校の地域貢献と絆作りを目的とした黒川能に係
る学習活動等が挙げられる。
本事業は、進学指導に係る別事業で対象となっている高校を除いた、
県立 37 校で実施している。
金澤委員
予算はどのように各校へ配分されているのか。また、取組みの企画・
立案に、校長だけでなく教員や生徒の考えも反映されているのか。
高校教育課長
学校規模に応じて、30 万円から 100 万円の範囲内で配分される。分校
や定時制課程を持つ高校については約 15 万円を嵩上げして配分するほ
か、昨年度は、再生可能エネルギーに係る研究事業費として8高校に対
して別枠で予算配分した。
なお、校長や教員の考えだけでなく、活動の内容に応じて生徒の意見
も反映させながら企画・立案を行っている。
金澤委員
各高校の取組みに対する評価の方法、また、評価者となる学校評議員
の人選をどのように行っているのか。
高校教育課長
学校評議員を中心とする学校関係者評価委員によって、年度末に取組
みに対する評価が行われ、その後、校長自身による評価を行い、それら
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者
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要
旨
を踏まえ、次年度の企画・立案を行う。
学校評議員は、地域の有識者や学校のOB・OG等へ依頼している。
金澤委員
特別支援学校においても高校と同様の事業を実施していると聞くが、
実施状況はどうか。
特 別 支 援 教 育 地域との絆を深めるため、花壇づくり、作業学習の成果を披露する場
室長
となる喫茶サービスの提供など、地域と連携した取組みを昨年度から4
カ年の計画で実施している。
金澤委員
教育施設への太陽光発電設備の整備状況と今後の整備計画はどうか。
また、発電した電力の使用状況はどうか。
施設整備主幹
昨年度は県立高校5校(山形北、上山明新館、山辺、酒田西、酒田光
陵)と特別支援学校1校(新庄養護)、今年度は県立高校5校(山形中
央、天童、新庄神室、米沢工業、米沢商業)、特別支援学校1校(酒
田)に整備されている。来年度も同数程度の整備を考えているが、校舎
の改築や新築のタイミングで設備を導入する考え方から、山形工業高
校、東根市の東桜学館中学校・高等学校(仮称)にも整備を進める予定
である。
発電した電力は、非常時における避難所機能の維持のため、照明や非
常用電源として利用されるが、平常時においても、蓄電量を上回る分の
電力については、校内で一部使用している。整備された学校の本年4月
から8月までの電力使用量に対し、太陽光発電量の割合は4~12%程度
であるが、年間を通じてどの程度の割合となるのか注視していきたい。
金澤委員
放課後子ども教室と放課後児童クラブは、所管が教育庁と子育て推進
部で異なるが、双方の連携体制を今後どのように整備していくのか。
生 涯 学 習 振 興 例えば、移動距離の問題等で、放課後児童クラブの児童が学校や公民
室長
館で行われている放課後子ども教室に参加できない事態を防ぐため、一
体型の運営を目指す国の施策が7月に出された。県教育委員会として
は、地域の状況を勘案しながら対応していきたいと考えている。
金澤委員
指導者の養成など、一体型の運営に向けた取組みをどのように推進し
ていくのか。
生 涯 学 習 振 興 放課後子ども教室のコーディネーター研修会等に放課後児童クラブ指
室長
導員との交流を深める場を設けるほか、日常から、放課後児童クラブ指
導員や地域の方々との連携、学校との情報共有を図っていくよう指導と
助言を行っている。
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金澤委員
犯罪死の見逃し防止に向けた県警察の対応方針と、防止対策事業の執
行状況はどうか。
刑事企画課長
県警察では、犯罪死を見逃すことは絶対にあってはならないという認
識のもと、見逃し防止に向けた施策が迅速かつ的確に実施されるよう努
めているところである。
具体的には、行政解剖費、死体検案立会謝金、薬物検査キット購入
費、検体のCTスキャンに係る手数料等の予算を執行した。
金澤委員
死因の究明にあたる検視官の数も限られることから、遠隔検視支援シ
ステムを導入したと聞くが、このシステムはどのようなものか。
刑事企画課長
検視官が全ての事案に立ち会うことは困難であるため、現場臨場まで
時間を要するような遠隔地での検視等については、現場にいる警察官に
よって遺体及び現場の状況が検視官のもとに画像データ等で送信され、
検視官は送られた画像をもとに臨場の必要性について判断するととも
に、現場警察官への必要な指示を行っている。
金澤委員
司法解剖の実施状況と担当する医師の人数はどうか。
刑事企画課長
平成 25 年中は 154 体の解剖を実施し、前年比では4体少ない。現在、
法医学の専門医2名を嘱託医として任用している。
金澤委員
検視においてはCT検査の役割も大きいと考えるが、その効果はどう
か、また、検査の受入れを行っている県内の医療機関数はどうか。
刑事企画課長
CT検査によって、検体の外見からは分からない脳出血、脳梗塞、骨
折等の有無を確認できるため、死因の究明に大変役立っている。
本年9月末で、29 の医療機関が受入れており、地区別では村山地域が
10、最上地域が6、庄内地域が5、置賜地域が8である。
佐貝委員
増加するサイバー犯罪への対策が進められているが、平成 25 年度のサ
イバー犯罪対策事業の執行状況はどうか。
生活環境課長
県警察では、サイバー犯罪またはサイバー攻撃に適切に対処していく
ため、捜査体制の整備、対処能力の向上及び装備資機材の整備に努めて
いる。
25 年度は、パソコンの配備とインターネット運用、サイバー犯罪捜査
官養成研修、解析用資機材等の整備と運用を行った。
佐貝委員
サイバー犯罪捜査官養成研修とは、どのような内容の研修か。また、
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研修による成果は現れているのか。
生活環境課長
佐貝委員
データ通信及びネットワーク全般に関する知識と技術、ウイルス感染
事案における検体分別と解析の方法、サイバー攻撃の発見と解析の手法
など、サイバー犯罪の捜査に必要となる知識の専門研修を平成 12 年から
実施している。
成果としては、インターネットを介した著作権法違反や詐欺事件等の
検挙に結びついただけでなく、受講した捜査員が各警察署員へ復命研修
を行うなど、捜査員全体の知識の底上げにも繋がっている。
平成 25 年中のサイバー犯罪の検挙状況はどうか。
生活環境課長
ツイッターを用いた爆破予告にかかる威力業務妨害事件、女子中学
生・高校生が被害となった児童買春事件等の 29 事件 28 名を検挙した。
佐貝委員
教育施設と同様に、警察施設においても太陽光発電設備が整備されて
いるが、昨年度の整備状況と発電した電力の使用状況はどうか。
施設装備課長
平成 25 年度は、警察本部、総合交通安全センター、山形、酒田、鶴
岡、長井、南陽の5警察署の合計7施設に太陽光パネルを設置した。ま
た、蓄電量を超えた分の電力については、教育施設と同様に施設内で一
部を使用している。
佐貝委員
茶道や華道は礼儀作法を重んじる代表的な日本文化であるが、高校の
部活動における取組状況はどうか。
高校教育課長
昨年度、県内の公私立高校及び特別支援学校高等部の中で、県高等学
校文化連盟に登録している部活動数及び部員数は、茶道が 33 校の 642
名、華道が 16 校の 254 名である。県高等学校総合文化祭では、呈茶によ
るおもてなしや生け花の披露を行っている。
佐貝委員
豊かな人間性を育む日本の伝統文化を、学校教育においてどのように
活かしていくのか。また、専門的な指導を行う人材の確保も重要と考え
るがどうか。
高校教育課長
華道や茶道のみならず郷土芸能等も含めて、地域に根ざし、日本の伝
統文化を学ぶことは大切な取組みであると認識している。
しかし、部活動においては、専門的な指導を行える教員も少なくなっ
ているため、外部指導者の招聘も視野に入れながら生徒の活動を支援し
ていきたい。
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佐貝委員
観光学習と観光プランコンテスト開催事業においては、どのような取
組みが行われたのか。
高校教育課長
昨年度は、商業関係の高校に参加者を募り、5名程度の生徒がグルー
プとなって、観光についての学習を基に観光プランの企画発表会を行っ
た。また、観光業の関係者、有識者、学校関係者の方々から、プランに
対する評価をしていただいた。
佐貝委員
商工労働観光部と連携し、観光プランコンテストの全国大会を本県で
開催すれば、大会に集まった県外の若者が山形の魅力を地元に伝えてく
れるだけでなく、リピーターとなって再び来県するという好循環も生ま
れるのではないかと考えるがどうか。
高校教育課長
コンテストで発表された企画案がJRを通じて商品化された事例も実
際にあるため、関係部局や外部団体との連携の中で、学習活動としての
現在の取組みを今後どのように発展させることが出来るのか検討してい
きたい。
加賀副主査
放課後子ども教室又は放課後児童クラブのいずれかが設置されている
小学校区の割合は 86.5%であるが、残りの 13.5%についてはどのような
理由によって設置がなされていないのか。
生 涯 学 習 推 進 放課後児童クラブは、2~3学区で1つ設置される場合もあれば1学
室長
区内に複数のクラブが設置される場合もあって、地域の規模や実情に
よって状況が異なる。
学区による設置率は 86.5%であるが、設置されていない学区の児童は
近隣学区のクラブを利用しており、児童の放課後の居場所は、ほぼ
100%確保されているものと考えている。
加賀副主査
放課後子ども教室と放課後児童クラブの一体型の運営を進めていく上
で、具体的な対応はあるのか。
生 涯 学 習 推 進 学校で使用していない余裕教室や近隣施設に放課後児童クラブを設置
室長
することで、放課後子ども教室との一体化が図られ、児童の放課後の居
場所と学びの場を同時に確保するという対応が考えられる。実際に、余
裕教室を利用した放課後児童クラブの設置を検討している市町村も増え
ている。
加賀副主査
一体型の運営をより推進していくためにも、2つの事業を教育庁また
は子育て推進部のどちらかへ集約する検討も必要と考えるがどうか。
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言
者
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要
旨
生 涯 学 習 推 進 今後も子育て推進部とは密に連携をとっていくものの、事業の集約に
室長
ついては現時点で考えていない。
加賀副主査
高校生海外留学支援事業では、どのような支援を行っているのか。
高校教育課長
平成 25 年度は長期留学者2名に各 40 万円、短期留学者4名に各 10 万
円の支援を行っている。
加賀副主査
支援を受けるための条件等はあるのか。また、多数の応募があった場
合に、どのように支援の対象生徒を決定するのか。
高校教育課長
昨年度は、短期の場合は1カ月以上、長期の場合は1年間と留学期間
の制限は設けたが、その他の条件は特に設けていない。応募者が募集人
数を上回った場合には、前年度の成績等を踏まえて、生徒の選定を行っ
ていく。
加賀副主査
県による支援の充実化だけでなく、他団体の支援事業の活用も促すな
ど、留学を検討している生徒を今後も支えていくべきと考える。
高校教育課長
グローバル化する社会を見据え、世界で活躍できる人材の育成を進め
ていく上でも、海外留学に対する生徒の関心を高めていきたい。
加賀副主査
「県立高校の将来の在り方検討委員会」において委員からの意見に
は、どのようなものが多く出ているのか。
高 校 改 革 推 進 特に多かった意見としては、「これからの人口減少社会の中で本県を
室長
支えていく人材の育成について」、「高校教育における学び直しの場の
保障について」、「都市部の高校における再編整備の必要性について」
などが挙げられる。
加賀副主査
特に、高校教育における学び直しの場の保障については重要な教育課
題と考える。また、小規模高校の今後の在り方は、地域の振興という視
点からも重要な検討課題であるため、十分に議論してほしい。
加賀副主査
各市町村での設立が進んでいる総合型地域スポーツクラブについて
は、今後、運営面での支援が必要になると考えるが、どのように対応し
ていくのか。
ス ポ ー ツ 保 健 県内 35 全市町村への設立を目標とする総合型地域スポーツクラブは、
課長
昨年度末には 32 市町村に設立され、今年度は新たに1町に設立、1町が
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者
発
言
要
旨
創設準備に入っている。
今後は、設立後の自立的で安定的な経営が課題となることから、専門
アドバイザーの派遣事業に加え、高齢者の体力・健康づくりや介護予防
といった新たな活動の拡大に向けて、他部局とも連携しながら支援を検
討している。
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