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電通グループの2006年度までの成果と 今後の成長戦略
電通グループの2006年度までの成果と 今後の成長戦略 代表取締役社長 俣木 盾夫 このプレゼンテーション資料には、2007年5月14日現在の、 経営陣の将来に関する前提・見通し・計画に基づく予測が含まれ ています。経済情勢などに関わるリスクや不確定要因により、 実際の業績が記載の予測と大幅に異なる可能性があります。 10 株式会社 電通 2006年度までの成果 これまでの電通グループの中期目標 1.連結売上高2兆円の達成(2006年度) 成長戦略 4・2・2 戦略 2.売上総利益額の着実な成長 3.営業利益額の持続的な成長 11 株式会社 電通 2006年度までの成果 2006年度までのレビュー(売上高、売上総利益) ●連結売上高2兆円を達成、 連結売上総利益額の着実な成長 連結売上高の推移 25,000 連結売上総利益額の推移 (億円) 20% 4,000 売上高 (億円) 年平均成長 5.1% 日本の広告費前年比(暦年) 20,939 電通売上高前年比 20,000 19,104 16,929 19,632 15% 3,179 3,000 17,491 2,858 3,483 3,258 2,940 10% 15,000 5% 2,000 10,000 0% 1,000 5,000 -5% 0 -10% 0 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 02年度 12 03年度 04年度 05年度 06年度 株式会社 電通 2006年度までの成果 2006年までの広告市場シェアの推移 ●広告市場の伸びが限定的な中、着実なシェアの向上 日本の広告費に占める電通シェア 30% 電通 HDY ADK 26.8% 25.7% 24.2% 25% 22.9% 22.1% 20% 21.9% 21.8% 15% 15.4% 16.6% 16.4% 15.8% 16.8% 16.0% 24.3% 26.1% 24.3% 23.0% 22.3% 21.8% 24.0% 過去10年間で 5ポイント増加 16.9% 16.6% 17.1% 16.4% 17.2% 16.0% 15.7% 16.0% 10% 4.6% 0% 1993年 94年 5.3% 5.0% 4.5% 5% 5.2% 4.7% 95年 96年 97年 98年 99年 2000年 01年 6.5% 6.3% 5.9% 5.6% 02年 6.3% 6.4% 5.9% 5.6% 03年 04年 05年 06年 出所:『広告代理業の現勢』/ 『広告と経済』 / 『日本の広告費』 ※HDYは博報堂/大広/読売広告の売上を合算、各社単体数値 1. 各社の売上高と『日本の広告費』は、集計範囲が異なる部分があります。 %は『日本の広告費』との比較を参考までに掲載しています。 2. 博報堂(03年4月、05年4月)および大広(03年4月)は地域子会社を分社設立していますが、その影響による売上高の減少分は遡及修正していません。 3.博報堂、大広および読売広告社は、メディア・コンテンツ関連組織を2003年12月に分社・統合していますが、その影響による売上高の減少分は遡及修正していません。 13 株式会社 電通 2006年度までの成果 2006年度までのレビュー(営業利益、オペレーティングマージン) ●連結営業利益の持続的な成長 連結営業利益額とオペレーティングマージンの推移 700 (億円) 25% 営業利益 オペレーティング・マージン(右軸) 600 500 469 587 466 20% 18.1% 400 300 576 628 18.0% 18.0% 16.4% 15.9% 15% 200 100 0 10% 02年度 03年度 04年度 14 05年度 06年度 株式会社 電通 広告市場の見通し 「国内広告費動向」と「日本の広告費」 ●個人消費の回復に合わせて日本の広告費も緩やかに増加 日本の広告費と名目GDPおよび民間最終支出の前年比推移 (%) 10 2006年の低迷要因 ・個人消費の伸びが緩やか 5 ・先行きの不透明さ 0 ◆広告支出に慎重な広告主 -5 広告費前年比 GDP個人消費前年比 GDP(名目)前年比 99 年 20 00 年 01 年 02 年 03 年 04 年 05 年 0 0 7 6年 年 ( 08 E) 年 ( 09 E) 年 (E ) 年 98 年 97 年 96 95 年 -10 (出所) 電通『日本の広告費(2006年)』(2007年2月) 予測値は日本経済研究センター(2007年3月) 15 株式会社 電通 広告市場の見通し 「広告費の中期予測」と「インターネット広告費予測」 ●インターネット、SPが引き続き成長 日本の広告費の中期予測 7 6 (兆円) 5.9 インターネット広告費の予測 4マス以外広告費(左軸) 4マス広告費(左軸) 広告費前年比(右軸) 6.0 6.2 (%) 7,000 (億円) モバイル広告 15 6,204 検索連動広告 6.2 6,000 固定ネット広告 5,434 10 744 5,000 5 4,534 5 4 +0.6 +1.4 1,804 556 +2.2 4,000 +0.7 390 3,000 -5 2 2,000 930 590 -10 1,000 1,246 2,808 288 1 1,537 3,630 0 3 928 1,930 2,733 2,310 3,154 3,472 -15 0 06年 07年(E) 08年(E) 0 09年(E) 05年 (出所) 電通『日本の広告費(2006年)』(2007年2月) 日本の広告費予測は日本経済研究センター(2007年3月) 06年 07年(E) 08年(E) 09年(E) (出所)電通総研 2007年4月 16 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 新たな戦略投資により、市場を上回る成長を目指す ●「戦略的な事業投資」で「4・2・2戦略」を更に加速 電通グループの成長イメージ 35,000 (億円) 【今後の重点施策】 新たな戦略投資による成長 30,000 ■ インターネットや広告周辺などの 成長領域における更なる事業拡大 (中期目標+戦略投資) 25,000 ■ 成長期待の大きいBRICs市場など 海外市場における強化・拡充 20,000 15,000 オーガニック 成長 10,000 (今回の 中期目標) ■ クロスメディア提案の充実による、 4マスの価値向上 5,000 1、 「4・2・2戦略」の更なる推進 2、 新たな戦略投資による成長 0 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 (E) (E) (E) 17 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 2009年度までのオーガニック成長目標(売上高、売上総利益) ●2009年度目標: 連結売上高2兆2,500億円以上、連結売上総利益3,800億円以上 連結売上高の中期計画 (億円) 30,000 電通 連結売上総利益額の中期計画 広告サービス eソリューションサービス 海外広告サービス マーケティングサービス コンテンツビジネス シェアドサービスその他 5,000 年平均成長 2.5% 25,000 (億円) 年平均成長 3% 4,000 20,000 3,000 15,000 2,000 10,000 1,000 5,000 0 0 06年度 07年度 (E) 08年度 (E) 06年度 09年度 (E) 18 07年度 (E) 08年度 (E) 09年度 (E) 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 広告周辺領域における進捗状況 ●2009年度にグループ売上高で3,300億円を目指す (M&A等も含めた投資を検討) グループ売上高の成長イメージ 広告周辺領域での拡大策 【注力分野】 (億円) 4,000 その他グループ会社 電通+電通テック (プロモーション領域) ■ プロモーション事業 3,300 ■ PR事業 3,000 800 ■ マーケティングリサーチ事業 2,400 2,250 2,000 700 【2006年度の主な施策】 650 「電通テック」の完全子会社化 2,500 1,000 1,700 店頭マーケティング専門会社 「電通リテールマーケティング」設立 1,600 「電通オペレーション開発」設立 FeliCa型IC技術利用の販促ソリューション 開発「ドラム」をリクルートと設立 0 05年度 06年度 09年度E 19 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 インタラクティブ・ビジネスにおける進捗状況 ●2009年度にインターネット広告市場のシェア20%を目指す インターネット広告のグループ成長のための重点施策 インタラクティブ領域におけるグループの売上高推移 1,100 1,000 (億円) 【重点施策】 制作・システム構築・マーケティング関連 インターネット・モバイル・メディア関連 900 ■ クロスメディア提案の推進 +32% 800 700 ■ ネット上の新しいコミュニケーション機会の 取込み +44% 600 500 ■ 効果的・効率的なオペレーション体制の構築 400 300 【2006年度の主な施策】 200 「電通アベニューAレイザーフィッシュ」設立 100 0 04年度 05年度 「CGMマーケティング」の設立 (CGM広告配信ネットワークの構築) 06年度 ※ 電通IC局とグループ各社の外部顧客に対する売上高の単純合算 ※ 前年同期比は売上高合計の成長率 CCIと「クロスウィンド」を設立 (クロスメディア・コンテンツ制作) 【インターネット広告市場におけるシェア*イメージ】 <05年> <06年> <09年> 15% 20% 15% オプトと「モバイルマーケット・プレイス」を 共同展開 *電通グループのインターネット・モバイル・メディア関連売上、 『日本の広告費2006年』、 『インターネット広告費予測(電通総研 2007年4月)』」より算出 20 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 高利益を可能にする電通グループのインタラクティブビジネス 電通グループのインタラクティブビジネスにおける収益構造 電通グループ ・D2コミュニケーションズ ・24-7 Search ・・・etc. 電通 ・電通イーリンク ・電通テック ・電通AvenueA|Razorfish ・電通イーマーケティングワン ・電通ワンダーマン ソリューションサービス ・・・etc. 21 インターネットを 広告サービス系 グループ会社 活用したソリューション クライアント ・CGMマーケティング 新しいメディア 広告サービス インターネット上の メディアサービス 専門企業群と テクノロジーを活用した 高付加価値サービス 領域を横断した サービス提供による 競争力強化 グループ企業を 活用した ローコストオペレーション 体制の構築 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 スポーツ・マーケティングによる需要の創造 ●優良コンテンツを起爆剤に恒常的にマーケティング機会を創出 電通の関わる主なイベント 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2008/08 北京 夏季オリンピック 2010/02 冬季オリンピック バンクーバー 2006/12 ドーハ 2010 広州 ワールドカップサッカー 2006/06 ドイツ 2010 南アフリカ クラブワールドカップ (トヨタカップ) 2006/12 日本 アジア大会 FIFA 2007/12 日本 東アジアサッカー 2008/2 中国 世界陸上 2007/08 大阪 世界バレーボール 選手権 ワールドベースボール クラシック 場所未定 場所未定 場所未定 TBD 2008/06 EUROサッカー (UEFA主催) 世界水泳 2011年度 スイス& オーストリア 2007/03 メルボルン 2006/10 日本 TBD TBD 2009/08 ベルリン 2009/07 ローマ 2011 デグ(韓国) 2011 上海 TBD 22 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 海外事業の強化・拡大 ●グローバル・ネットワークの拡充により、日系クライアントの扱いを確実に拡大 海外事業の売上高見通しとその戦略 2,500 (億円) 中国地域 米州地域 海外コンテンツ ■欧州地域 アジア地域 欧州地域 ・日系クライアント獲得のための基盤再構築 ・ロシアにおけるクライアントニーズ拡大に対応 2,000 ■米州地域 ・営業体制の再編・強化で日系重点クライアントの 扱い拡大を目指す ・成長期待の高いブラジルなど南米での扱い拡大 1,500 ■アジア地域 1,000 ・競合クライアント対応の複数系列基盤の強化 ・メディアサービスの強化 ・成長著しいインドでの扱い拡大 500 ■中国地域 ・事業全体の整理再編と、経営体制の見直し ・地域の地理的拡大(沿岸部→内陸部) ・サービス領域の拡大 0 06年度 07年度(E) 08年度(E) 09年度(E) ※各社の外部顧客に対する売上高の単純合算 23 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 販管費についての基本方針 ●連結オペレーティング・マージン20%の実現を目指す ■ 人事施策と人件費 ・業績連動制による売上総利益との総額連動を継続 ・中高年人材、グループ会社人材の活用 ■ 営業費、減価償却費 ・単体営業費の抑制 ・情報システムに関する投資枠のコントロールと メインテナンス費用の合理化・軽減 24 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 2009年度までのオーガニック成長目標(営業利益) ●2009年度目標: 連結営業利益730億円 連結営業利益額とオペレーティングマージンの中期目標 800 700 (億円) 営業利益 オペレーティング・マージン(右軸) 20% 年平均成長 5% 19% 600 500 18% 400 17% 300 200 16% 100 0 15% 06年度 07年度 (E) 08年度 (E) 25 09年度 (E) 株式会社 電通 電通グループの成長戦略 株主価値向上に関する基本方針 ●連結ROE8%を目指して着実な改善を図る 配当金総額および連結配当性向、連結ROEの推移 120 (億円) 30% 配当金総額(年間) 連結配当性向 26.8% 連結ROE 100 ■ 当期純利益の増大 26.0% 25% 22.1% ・収益拡大と費用低減による 80 20% 14.8% 60 当期純利益の増大 15% ■ 株主資本の適正化 40 10% 6.1% 20 5.2% 6.8% 5.7% 6.1% 5.7% 6.5% ・増配、自己株買いによる株主還元の増大 5% ・株主資本を過度に蓄積しない 4.4% 0 0% 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 (E) 26 株式会社 電通