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食品安全ネットワーク便り 《略 称 フ ー サ ン 便 り》 発 行 会 長 連絡先 第92号 2011/5 食品安全ネットワーク(Food Safety Network) 米虫 節夫 ホームページ http://www.fu-san.jp 〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町2-2-9船場フジイビル イカリ消毒株式会社 TEL06-6264-2741 FAX06-6264-2740 食品安全ネットワーク 『15周年記念総会を終えて』 食品安全ネットワーク 会長 米虫 節夫 2011 年 4 月 20 日(水)、食品安全ネットワ ーク15周年記念定期総会を無事に行うこと が出来ました。まことにありがとうございま す。 食品安全ネット ワ ー ク は 、 1997 年の設立以来、西 日本からの情報発 信を旨として、役 員など幹部のみの 独りよがりではな く、多くの会員と ともに活動を続 け、今年で 15 年 になりました。こ こまで来られたの は、会員の皆様を 始め、この会を支え応援していただきました 多くの方々のおかげ以外の何ものでもありま せん。本当にありがとうございます。 5年前の 10 周年記念大会では、当時の日 本における ISO22000 の 中心メンバー3人 (湯川先生、小久保先生、大西先生)をお招 きしての盛大な会を行うことが出来ました。 ISO22000 は 、食品安全ネットワークが指摘 した「 HACCP には問題点がある。それは、 マネージメントシステムの欠如である」に対 する国際的な回答であります。また、その内 容は、日本において食品安全ネットワークの みが指摘したことであるのを誇りに思いま す。 教育・訓練ではなく、作業者個々人の同意を 含むモチベーションです。 最近になり、 PAS220 の発行とともに環境 管理の重要性が国際的に認められるようにな ってきましたが、PRP を精緻化した PAS220 のほとんどの部分は。食品衛生7Sに含まれ ており、此処にも、食品安全ネットワークの 先見性が伺われます。さらに、 PAS220 には 教育・訓練の項目が含まれていますが、それ らは「上から目線」の教育であって、作業者 の自主性を考慮したモノではありません。一 方、食品衛生7Sは、先にも述べたように躾 ・モチベーションを基本として、作業者の同 意による自主的な活動を狙っており、PAS220 よりもさらに一歩以上、先を行くモノではな いかと思います。 ご存じのように、食品衛生7Sは今年の1 月から職業訓練法人・日本技能教育開発セン ター( JTEX)主催の通信教育として開講され ました。この通信教育のテキストは、食品安 全ネットワーク会員 20 名以上の協力で出来 上がりました。いまや、食品衛生7Sは、食 品安全ネットワークの食品衛生7Sであるば かりか、日本の食品衛生の現場を牽引する重 要なツールとなってきたといえます。この通 信教育を多くの人に受講していただき、衛生 管理の現場に定着させることは必要です。是 非、多くの人にこの通信教育をご紹介いただ き、受講するように勧誘していただきたい。 食品衛生7Sこそが、わが国における食品 衛生の基礎であるといえる日を速く迎えたい です。皆様のご協力をお願い申し上げます。 その後、食品安全ネットワークは環境管理 の重要性を訴え、日本生まれの5Sを発展さ せて「食品衛生7S」を提唱しました。5S ・7Sには重要な項目として「躾」が含まれ ています。5S・7Sにおける躾は、単なる -1 過去の歴史を踏まえ、食品安全ネットワー クは新しい未来に向かって進んでいます。食 品安全や食品衛生を考える日本中の人々か ら、信頼され期待されるような活動をこれか らも続けていきます。今後とも、よろしくお - 願いいたします。 また、 15 周年記念総会にあたり、各方面 の方々・諸組織から祝賀のメッセージを頂き ました。ここに改めてお礼申し上げます。本 当にありがとうございました。 なお以下の資料は、記念総会の第二部でス ライド中心に報告しました食品安全ネットワ ークの過去5年間の歴史(冨島邦雄事務局長 編集)の概略項目です。その活動の多彩さを、 改めて見直してください。 資料: 1.年次大会の記録 2006:10回大会 1. 芝崎勲先生 「食品安全ネットワーク に期待すること、」 2.湯川剛一郎氏 「ISO22000 の概要と規 格理解のポイント」 3.小久保彌太郎氏 「総合衛生管理製造過 程&ISO22000」 4.大西吉久氏 「 ISO22000 の普及につい て」 2007:11回大会 永田忠博博士 「食の安 全と信頼の確保」 2008:12回大会 杉浦嘉彦氏 「『総合衛 生管理製造過程承認制度』の今後」 2009:13回大会 落 亨 社長 「品質管 理は一人ひとりの意識改革から」 2010:14回大会 野口英雄氏 「知らなき ゃヤバイ!」食品流通が食の安全を脅かす 2.海外旅行研修の記録 2006/08/27-09/02 タイ/北部 2007/09/02-06 中国/山東省・遼寧省 2008/08/31-09/04 ベトナム/ホーチミン市 2010/08/31-09/01 韓国/仁川など 3.国内での宿泊見学旅行の記録 2006.06 福岡地方、荻原、キュピー(株) 鳥栖工場 2007.06 金沢近辺、ハチバン、小太郎漢方、 キリンビール 2008.06 岐阜地方、平野醸造、ミートフー ズ、 明方ハム、岩崎模型 2009.06 愛知県半田地方、酢の郷、愛知ヤ クルト 2010.06 長野県伊那谷、寒天パパ、サラダ コスモ、マルスウィスキー 講演 1.「食品安全は”しつけ”から、 ーー 心づくりの新5Sーー」、長谷川祐三氏(長 谷川効率経営研究所 代表) 講演 2.「食品製造現場における具体的な 現場改善の進め方 --初期改善と教育訓練 ーー」、大音 稔氏(イカリ消毒(株) CLT 研究所 所長) 2010.02 第3回:事例発表件数 7件 「売れ筋戦略と7S衛生管理の重要性−− 価格破壊からはじまる価値創造−−」、 古田 基氏((株)フードシステム 代表取 締役 ) 2011.02 第4回:事例発表件数 8件 講演1.トータルサニテーションと7S 活動 上田修氏(元 食品安全ネットワ ーク副会長) 講演2.7S実践活動の見える化 今 里健一郎(ケイ・イマジン 代表) 5.食品衛生実践7Sカルタの作成 6.フードバンク関西への支援 7.職業訓練法人・日本技能教育開発センタ ー「食品衛生7 S 通信教育」のスタート 8.この間の出版実績 1)米 虫 節 夫 監 修 ISO22000 の た め の 食 品 衛 生 7S 実 践 講 座 (第 1 巻 )、食 の 安 全 を 究 め る 食 品 衛 生 7S(導 入 編 ) 日 科 技 連 出 版 、2 0 0 6 . 0 2 . 2 0 発 行 、A 5 版 、 p.168、 2200 円 < 2006 年 度 日 経 品 質 管 理 文 献 賞 受 賞 > 2)米 虫 節 夫 、 角 野 久 史 監 修 ISO22000 の た め の 食 品 衛 生 7S 実 践 講 座 (第 2 巻 )、食 の 安 全 を 究 め る 食 品 衛 生 7S(洗 浄 ・ 殺 菌 編 ) 日 科 技 連 出 版 、2 0 0 6 . 0 2 . 2 0 発 行 、A 5 版 、 p.168、 2200 円 < 2006 年 度 日 経 品 質 管 理 文 献 賞 受 賞 > 3)米 虫 節 夫 、 冨 島 邦 雄 監 修 ISO22000 の た め の 食 品 衛 生 7S 実 践 講 座 (第 3 巻 )、食 の 安 全 を 究 め る 食 品 衛 生 7S(実 践 編 ) 日 科 技 連 出 版 、2 0 0 6 . 0 2 . 2 0 発 行 、A 5 版 、 p.208、 2600 円 4.食品衛生7 S 実践事例発表会 2008.02 第1回:事例発表件数 6件 講演1 「なぜ、食品工場に7Sが必要な のか?」、角野久史氏((株)コープ品質 管理研究所 取締役所長) 講演2 「こうして7Sを導入しよう」、衣 < 2006 年 度 日 経 品 質 管 理 文 献 賞 受 賞 > 川いずみ氏(( 株) QA-テクノサポート 代表取締役 ) 2009.02 第2回:事例発表件数 6件 -2- 4)米 虫 節 夫 監 修 、 角 野 久 史 、 金 秀 哲 他著 ISO22000 食 品 安 全 マ ネ ジ メ ン ト シ ステム認証取得事例集1 ( 財 ) 日 本 規 格 協 会 、 2007.03.23 発 行 、 A5版 、 p227 2500 円 5)米 虫 節 夫 、 加 藤 光 夫 、 冨 島 邦 雄 監修、月刊食品工場長編集部 編 現場で役立つ 食品工場ハンドブッ ク キ ー ワ ー ド 365 日 本 食 料 新 聞 社 、 B6 版 p256、 2007.07.10、 2800 円 東 京 都 6)米 虫 節 夫 監 修 、 米 虫 節 夫 ・ 須 田 晋介 他著 ISO22000 食 品 安 全 マ ネ ー ジ メ ン ト システム認証取得事例集2 ( 財 ) 日 本 規 格 協 会 、 A 5 版 、 p .3 2 8 、 2007.12.19 発 行 、 東 京 、 3000 円 7)米 虫 節 夫 、 角 野 久 史 、 冨 島 邦 雄 監修 食 品 衛 生 7S 入 門 Q&S、 日 刊 工 業 新 聞 社 、 A5 版 、 p.201、 2008.02.25、 東 京 都 、 2200 円+ 税 8)米虫節夫編、奥田貢司、佐藤徳重、角野 久史、植松重顕、衣川いずみ、上野武美著 どうすれば食の安全は守られるのか:−−い ま、食品企業に求められる品質保証の考え方 −− ( 株 ) 日 科 技 連 出 版 社 、 A5 版 p.165、 2008.09.09 、東京都、 2200 円+税 9)米虫節夫監修、KBC 朴大鳳翻訳 ISO22000 の た め の 食 品 衛 生 7S 実 践 講 座 (第 1 巻 )、食 の 安 全 を 究 め る 食 品 衛 生 7S(導 入 編 ) Korea Business Consultant出 版 、2 0 0 9 . 0 1 . 2 0 発 行 、A 5 版 、p . 1 5 0 、 Seoul、 Korea 10)米虫節夫監修 現場がみるみる良くなる食品衛生7S活用事 例集 日科技連出版、2009.02.28 発行、A 5版、 東京都 2200 円 +税 11)米虫節夫監修、KBC 朴大鳳翻訳 ISO22000 の た め の 食 品 衛 生 7S 実 践 講 座 (第 2 巻 ) 食 の 安 全 を 究 め る 食 品 衛 生 7S(洗 浄 ・殺菌編) Korea Business Consultant出 版 、2 0 0 9 . 0 3 . 0 5 発 行 、A 5 版 、p . 1 4 0 、 Seoul、 Korea 12)米虫節夫監修、KBC 朴大鳳翻訳 ISO22000 の た め の 食 品 衛 生 7S 実 践 講 座 (第 3 巻 ) 食 の 安 全 を 究 め る 食 品 衛 生 7S(実 践 編) Korea Business Consultant出 版 、2 0 0 9 . 0 3 . 0 5 発 行 、A 5 版 、p . 1 8 2 、 Seoul、 Korea 13)米虫節夫監修、食品安全ネットワーク 編著 食品安全の正しい常識−−誤解や勘違いを解 く−− (株)工業調査会、2009.12.20 発行、A5版、 p.187、東京 2100 円 +税 14)米虫節夫、角野久史編 現場がみるみる良くなる食品衛生7S活用事 例集 Vol.2 日科技連出版、2010.02.24 発行、A 5版、p. 125 東京都 2300 円 +税 15)米虫節夫、野口英雄、平井由美子著 知らなきゃヤバイ食品流通が食の安全を脅か す 日刊工業新聞社、2010.02.18、 A5 販、p.153、 東京都、 1400 円+税 16)米虫節夫監修、冨島邦雄、伊藤智、金 山民生、後藤知香、吉岡秀行、石川誠也、高 本一夫、奥田貢司、小西正彦、仲川一彰、宇 恵善和、佐藤光晴、西村雅宏、西屋和夫、坂 下琢治、鈴木厳一郎、荻原浩幸、角野久史、 尾野一雄、樋口修一郎、中田吉則、田中達男、 漆原恵子、衣川いずみ 著 通信教育講座 「食品衛生7S入門」 JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発セ ンター、 B5 版、p 258、 2011.01.01、 東 京都 17)角野久史、米虫節夫編 現場がみるみる良くなる食品衛生7S活用事 例集 Vol.3 日科技連出版、2011.02.25 発行、A 5版、p. 158 東京都 2500 円 +税 -3- 食品安全ネットワーク 第4回食品衛生7S実践事例発表会 第4回食品衛生7S実践事例発表会 日 時 平成23年2月16日(水) 1.はじめに 「第1回 食品衛生7 S実践事例 発表会」で は 、「 明 宝 特産物にお ける食品衛 生7Sの取 組み」という題で、5Sがまだ十分でなかっ たころから岐阜県HACCP推奨工場認証取 得までの経緯を事例発表させて頂きました。 今回は、前回の内容からさらに食品衛生7S をステップアップして、ISO22000認 証取得までの事例を発表させていただくとい う機会に恵まれ、米虫先生、角野先生をはじ め食品安全ネットワークの皆様には大変感謝 いたしております。事例発表会の感想文を提 出するよう指名いただきましたので拙い文章 ですが 、『第4回食品衛生7S実践事例発表 会』について報告させていただきます。 2.基調講演 基調講 演1は市 民生活協 同組合な らコープ 学識経験 者理事の 上田修先 生より「トータルサニテーションと7S活動」 について講演を頂きました。短い時間の中大 会場:エル・おおさか 明宝特産物加工株式会社 名畑 和永 変多くの情報をご教授いただきました。トー タルサニテーション論(TST論)の全体を 十分に説明するには時間が少ないと感じまし た。その中で、私たちが今実践している7S が目的としている「清潔」の達成手段である 「整理、整頓、清掃、洗浄、殺菌、躾」がT ST論と究極の目的で一致するとのお話を聞 き、弊社での7S実践前と実践後での作業場 内の床や壁の汚れや、施設内のにおいが変化 したことを思い出しました。また、サニテー ション資材(殺虫剤、除菌剤など)の食い合 わせならぬ相互関係性のお話も今まで考えも してないことを聞くことができ、大変良かっ たと思います。別刷りの資料の内容には、大 変役に立つ内容が詰まっておりましたので、 今後の参考にさせて頂きます。 基調講演2は、 ケイ・イ マジン代表 の今里健一 郎先生より 「7S実践 活動の見え る化」につ いて講演を いただきました 。「気づけばよくなる」とい う言葉は実践で実感できる言葉だと感じまし た。社員全員が「気づく」ことによりどんど ん良い方向に社内が変化していく、まさに今、 弊社社員が変わりつつあるそんなことを思い ながら聞いておりました 。「気づきのスイッ チ」を誰がどのように入れるかによって7S の実践活動の進行度合いも変わっていくので -1- はないかと思います。また 、「過去と他人は 変えられないが、自分と未来は変えられる」 というお言葉を最後に聞かせていただいたと きに本当にそうだなと思いました。今までの ことを論じていても前には進めないし社員に 無理に押し付けてもうまくいかない。自分が 率先して変わっていく、評価を的確にして成 果の無いものはやめるという勇気を持ち実践 していこうと考えられる良い講演を聞かせて いただくことができました。 3.第 2 部事例発表会 発表を行っていただいた順に紹介させてい ただきます。 ・株式会社愛知ヤクルト工場 岡本みどり様 杉野節子様 皆さんご存じのヤクルトを愛知県で製造し 関東をはじめ中京北陸に出荷されています。 7S活動「のずるちゃん」の活動内容を目標 設定から改善の実施、検証をわかりやすく説 明していただきました。活動チームはパート 社員さんばかりのメンバーで構成されていま す。大変話しにひきつけられ圧倒される事例 発表でした 。“靴をそろえる”という単純に 見えてなかなかうまく教育できないことに視 点を置き、靴の置き方だけではなく工場内の 従事するすべての人の心までそろえてしまっ た結果に驚きました。 ・明宝特産物加工株式会社 鈴木將之様 岐阜県の郡上市で食肉加工品を製造販売し ている会社です。岐阜県版 HACCP 推進賞受 賞から ISO22000 取得までの経緯の説明があ りました。社内で7Sを早くから導入実践し ていることが SSOP とか PRP などのなかな か伝わりにくい難しい内容を社員からパート まですんなり受け入れられ、ハードの改修に お金をかけずとも ISO22000 認証取得ができ たという実例の報告でした。 ・株式会社 赤福 川瀬勝利様 説明不要かもしれませんが、三重県の伊勢 で赤福餅の製造販売をされている会社です。 7S委員会が組織され改善テーマにより各部 署が改善活動を実施して7Sパトロールが巡 回チェック、それを各部署に結果報告。その 報告内容で指摘改善し最終的に水平展開する といった PDCA サイクルが機能しているこ とをお聞きしました 。「 X 線検査機で異物混 入を防止するためボールペンを金属製に変更 した。」とか「掲示物の表示基準をきめた。」 など弊社でも取り入れたいと思います。改善 活動のチャレンジシートも興味ある事例でし た。 ・八水蒲鉾株式会社 立林富治様 菊池聖様 田隅圭吾様 愛媛県で水産加工品の製造販売をされてい ます。平成20年3月よりISOの取得に向 けて委員会を発足させたが、取得には食品衛 生7Sが不可欠と考えられ平成21年2月に 食品衛生7Sのキックオフ。推進体制の各課 で製造指示書の掲示場所の整理や在庫場所の 定置定数管理などのうまい改善活動の報告を いただきました。原材料在庫の減少やクレー ムの減少など目に見える成果をあげられまし た。また、管理者・従業員の意識も変わって きたとのこと、7Sでは「全員野球」が必要 と発表されたことが印象的でした。 -2- ・株式会社デリカスイト 吉岡敦志様 岐阜県の大垣市でお弁当、惣菜や寿司の調 理小売をされています。取引先からの調査依 頼から始まった食品衛生7Sへの取組 。「良 い製品づくり」のしくみになっていないとこ ろがあるのではないか?という思いから、従 業員が中心となり衛生管理体制の構築をされ ハード(設備投資)よりもソフト重視でこれ から岐阜県版HACCPの取得をめざす、安 全で安心な商品の提供を目標としデリカスイ トのブランディングをされるとのことでし た。 ・四国加工機株式会社 前川佳範様 食品の液体充填包装機を製造されているメ ーカで「さとの雪食品」という豆腐を製造販 売していらっしゃいます。改善活動で「SK IP50」という活動をされており、毎月の テーマを決め各課がテーマに沿った現場改善 をされ、それを5Sパトロールが状況をチェ ックし、それをフィードバックしていく。通 常作業している人にはわかりにくい(気づき にくい)事でも5Sパトロールが見ると改善 点の良い所や悪いところが見えるとのこと。 改善のPDCAサイクルがうまく機能してい る印象でした。 ・株式会社カネショク 鈴木裕元様 埼玉県で玉子焼きの製造加工をされていま す。食品衛生7Sの活動事例は基本に忠実に 表示と定位置管理をして整理整頓を実施しシ ンクを自社仕様のものを作られ、特定の排水 場所に移動し排水することによりドライ化を 促進されたり排水溝を埋めて清掃しやすく清 潔を保つようにされたり、清掃用のたわしを 識別するために刻印して整頓しやすくするな ど工夫されています。クレームの発生率も昨 年比28%減少という良い結果がもたらされ ています。この活動推進をチーム編成無しに 活動されていることも興味深いことでした。 ・株式会社宝幸 ロルフ西宮プラント 福永 充伸様 道端栄二様 兵庫県でチーズを製造されています。食品 衛生7Sに機械が多い工場だから整備という 項目の重要性を重視し整備を付け加え8Sと して実施されています。現場パトロールをも とに、グットポイントや指摘事項の中から課 題項目を決定し改善進捗状況を委員会の中で 実施。毎月月末を“8Sの日”とし製造を止 めて普段できない箇所を取り組める環境作り をされています。備品の管理方法や部品の洗 浄台を作るなど長い経験の中で培われた改善 がうまく機能していると思いました。 4.講評 先生 食品安全ネットワーク会長 米虫 発表いただい た各社の進捗状 況に合わせ丁寧 に公表いただき ました。講評の 内容では有りま せんが、お話の 中で私の印象に残る幾つかを紹介させていた だきます。まず初めに 、「米国ではベルトコ ンベアにて製品を作るようになり日(週)雇 い労働者が雇用された。そんな背景があり誰 が見てもわかる1工程のみを記した細かい作 業手順書が必要であった」とのお話があった とき、食品を製造する現場では1工程ごとに 作業手順書を作ることがあまり無いと思う が、各工程で安全性(品質)をチェックし次 工程に良い物を流すための仕組みづくりは必 要不可欠で“誰が見ても”安全であると確認 できると良いと思った。また 、「洗浄殺菌の 効果を求めるために通常では工程後の菌数の みを計測しておられると思いますが、洗浄殺 菌工程前の菌数も計測し比較をしていくとそ の工程の効果の検証ができますよ」とのお言 葉は“言われてみればその通り”でも実施し てないのが現状でした。今後はすべてという -3- わけには行きませんが検査してみたいと思い ます。 最後に、ケイ・イマジン代表の今里健一郎 先生の講演の中の「原因を考える3つの目」 についてふれられ、「鳥の目」(常に高い位置 から全体を見渡す)「魚の目」(周りの環境を 感じ取り自分の置かれている位置を感知す る)「虫の目」(低い姿勢で1点に集中してじ っくりと観察する)と3つの目を持ち、問題 を考える場合には層別に細分化することによ り個々の問題がはっきりしてくるので層別し たほうがよい。とのお言葉がありました。私 なりに「何事にも物事を一つと捉えずスライ スして視点を変えると今まで見えなかったこ とが見えたりするものだ」と解釈しました。 上司ばかり見ている「ひらめの目」だけには なりたくないものです。 5.表彰 参加者の皆さんの投票により「第4回食品 衛生7S実践事例発表」優秀賞が決定しま した。 優秀賞 愛知ヤクルト販売株式会社 岡 本みどり様 杉野節子様 優秀賞者には金一封と事例集 Vol.1 と 2 が授 与されました。 また、今回発表いただきました各企業の方 々に昨年の事例発表会の事例集(Vol.3) が授与されました。 優秀賞になられました愛知ヤクルト販売㈱ 様あらためましておめでとうございます。大 変うまく構成されていてわかりやすく且つ迫 力ある発表であったと思います 。「かかとく ん」は最強でした。 6.おわりに この食品衛生7S実践事例発表会は、発表 する会社に直接工場見学へ行ったと同じよう な勉強をさせていただける良い機会であると 思います。事例発表の中での実践成功ポイン トは、会社の社長をはじめとするトップマネ ジメントがどれだけ積極的にかかわり幹部社 員任せにしないでうまく改善活動が社内で実 施されているということであると思います。 愛知ヤクルトさんは、上手くいった例として 一番であったと思います。パート社員の皆さ んが「社長のバックアップ(みまもり)があ ってうまくできた」ということをスピーチさ れておりました。 落社長は、命令だけではなく実践活動に積 極的に関わり、パート社員を「やる気にさせ る」また「気付かせる」ような流れを作った ことで、社内の空気も変えていくことが出来 たのではないかと思います。 今回参加できなかった食品安全ネットワー クの皆様も来年はぜひご参加いただき、米虫 会長が目指しておられる200人が参加する ような発表会ができますようお祈り申し上げ 小生の報告とさせていただきます。 -4- 食品安全ネットワーク 第 4 9 回 米 虫 塾 ( I S O2 2 0 0 0 研 究 会 ) 報告 『食品企業経営者のためのエグゼクティブ・ワークショップ』 2011年3月12日(土) 開 催 会 場 : 大 阪 府 商 工 会 館 報告者:京都生活協同組合 3月 12日 ( 土 ) 9: 45∼ 17: 00 本町 大 阪府商工会館で開催 された「食品企業経 営者のためのエグゼ クティブ・ワークシ ョ ッ プ 」( 主 催 : 食 品ネットワーク、共 催 : 日 本 HACCPト レ ー ニ ン グ セ ン タ ー ( 以 下 、 JHTC )、 後援: 月 刊 HACCP(( 株)鶏卵肉情報センター )) の参加報告をいたします。 前 日 の 3月 11日 に は 太 平 洋 三 陸 沖 を 震 源 と す る マ グ ニ チ ュ ー ド 9と い う 国 内 観 測 史 上 最 大 、 世 界 で も 4番 目 に 大 き な 地 震 が 発 生しました。ワークショップ当日はまだ詳 細情報が報道されていなかったため、95年 に発生した阪神・淡路大震災よりも大きな 被害になるのではないかといった漠然とし た不安のなかの開催でした。被害状況が明 らかになりつつある今、被災された方々に 心よりお見舞い申し上げるとともに、被害 の甚大さに恐怖を覚えつつ微力ながら継続 した被災地の支援に取り組んでまいりたい と考えています。 大震災翌日は交通網が乱れ、東京をはじ め遠方からお越しのJHTCの講師、コーディ ネーター、アシスタント、事務局の方々は インターネットカフェ宿泊、遅れての会場 到着また配布資料の宅配便到着のご心配な ど非常なご苦労のなかの開催となりました が、被害の甚大さを考えればよくぞ開催で きたものだと思います。 - 機関組織運営部 植松繁顕 キーワードは、 “気づき ”“考える ”“知る” 会 場 は 大 き な 机 が 3つ 用 意 さ れ 受 講 者 13 名は到着順に好きな席に着きます。米虫会 長はチームの雰囲気をAチーム4名はボス的 熟練者チーム、 Bチームは女性2名を含む5 名で知識・経験豊富なバランスの取れたし かし自己主張が強いチームと評されまし た。私のいるCチーム4名はチーム中では比 較的若年者チームでした(ただし(株)ニ イタカ大崎氏を除けば一般的には中年のカ テゴリーである )。 まずは、佐藤懇一JHTC副理事長、コーデ ィネーター、アシスタント、ワークショッ プ事務局の紹介ですが総勢10名以上の手厚 い布陣です。 ワークショップ概要説明は杉浦嘉彦JHTC 専務理事の予定でしたが、交通の乱れによ りまだ到着されていないというハプニン グ。急遽、長井昭JHTC理事が講師を務めら れました。ワークショップの目的として① 経営者にしかできないことへの気づきを得 る ( HACCPを ツ ー ル と して 会 社 の 利 益 に 活 かす) ②食品企業の消費者信頼と持続的 発展のカギは何かをロールプレイング演習 を通じて考える③いま何が起きているのか 最新の動きを知る。キーワードは“気づき ” “考える” “知る”です。 まず“知る”は、日本と世界の食品安全 スタンダードについて、総合衛生管理製造 過程、HACCP高度化基準、地方自治体HACCP など日本スタンダードがガラパゴス化にな る中、大手国内小売業の独自基準採用、二 者・三者監査の実施、世界小売業スタンダ 1- ードといわれる世界食品安全イニシアチブ (GFSI)の動きなどの最新情報の紹介があ りました。 このような状況の中、農林水産省では消 費者の「食」に対する信頼を高めることを 目的にフード・コミュニケーション・プロ ジ ェ ク ト ( 以 下 、 FCP) を 推 進 し て お り そ の中で、お客様基点で自らの業務振り返り と事業者同士そして消費者との信頼を築く ツールである「ベーシック16」が説明され ました。限られた時間での説明であったこ とまた事前知識がなかったことなど私は十 分な理解には至りませんでした。何といっ て も フ ー サ ン に 2年 ぶ り の 参 加 で す ( サ ボ りすぎです )。私以外の受講者はすでに「 ベ ーシック16」の知識を持たれているようで (第43回「食品安全ネットワーク便り」第 43回米虫塾(ISO22000研究会)報告で岐阜 女子大学 伊藤智氏がFCPの取り組みについ て、農林水産省の講師がすでに取り組みの 経 緯 と 趣 旨 が 報 告 さ れ て い る )、 私の 不 勉 強は否めなく他の受講者との理解度には開 き が あ り ま し た 。(「 ベ ー シ ッ ク 16」 詳 細 はFCPホームページ参照 )。 題です。食の安全と消費者の信頼を確保す るために、経営者(受講者)は何をすれば よいのか、演習テーマ(持続的発展と消費 者信頼確保のための仕組み構築)に沿って 施策を考え出してほしい。チームでディス カッションを中心に自ら考え、答えを出し てグループで意見をまとめて発表する。各 グループにコーディネーターとアシスタン ト そ れ ぞ れ 1名 が 付 き 効 率 よ く 円 滑 に 進 む ようコントロールする、受講者は事例会社 の経営者という立場でワークショップに挑 んでほしいと説明がありました。 私の属したCチームは 、イカリ消毒( 株 ) 梅津所長兼統括部長、フードクリエイトス ズキ(有)鈴木厳一郎氏 、(株)ニイタカ 大 崎 サ ブ リ ー ダ ー そ し て 私 の 受 講 者 4名 で 長 井コーディネーター、渡辺アシスタントに お世話になりました。 我が社(事例会社)の概要は次の通りで す。本社工場所在は広島市内、売上13億円 ( し か し 近 年 売 上 高 、 利 益 と も に 減 少 )、 従業員数100名 内パート70名(定着率が高 く な い 、 外 国 人 雇 用 が 増 加 )、 主な 取 引 先 は百貨店、スーパー、駅ビル(既存商品の 売 り 上 げ が 減 少 し て い る )、 事業 内 容 は え のき、椎茸、味付け海苔製造販売(特産品 を 原 料 と し た 商 品 が 売 り 上 げ 好 調 、)、 経 営理念、顧客からの要請やクレームなど詳 細な情報が提供されています。受講者は経 営者となり我が社の現状を知ることから始 まりました。受講者からは“こういう会社 あるある”といった感想が漏れてきます。 ここからは、コーディネーターのイニシ アチブのもと①お客様基点(収益向上)② コンプライアンス③業務管理プロセス④顧 客管理プロセスのカテゴリー毎に具体的施 策 、 効 果 ( 3年 後 )、 5年 後 の あ る べ き 姿 に ついてそれぞれ意見を出し合って決めてい きます。 熱いワークショップ ワークショップを始めるにあたり佐藤懇 一 JHTC副 理 事 長 よ り 、“ あな た は 経 営 者 と して多くの課題を抱える事例会社にどう対 応しますか?”これがワークショップの課 -2- コーディネーターから“あなたは経営者 としてこの会社を良くするためにやりたい 事を考えてください”と問われ意見を出し 合いました。例えば、①お客様基点(収益 向上)では、新しい販売方法、キャッチフ レーズ、付加価値、情報収集 ②コンプラ イアンスでは 、報連相の徹底 、7Sルール 、 エスカレーションを作る、トップのコミッ トメントなどについてそれぞれ具体的施 策 、 効 果 ( 3年 後 )、 5年 後 の あ る べ き 姿 を 論議しました。 このように食品安全の範囲だけでなく全 社的な経営戦略として演習テーマを実現す るために、内外経営環境を分析して、経営 理念の下、人、モノ、金、情報などの経営 資源を製品開発、製造、営業、また人材開 発をおこなうといったまさに経営シミュレ ーションといった様相でした。 ただ、冒頭に説明があった「ベーシック 16」とワークショップの内容が私の中で十 分リンクできなかったこと、これらの内容 (おそらく全社的な経営戦略)を一日で満 足させるためにはマーケティング、営業、 顧客獲得、人事などの機能別戦略を整理し 協議範囲を絞った効率的な意見交換が深み を持たせるように感じました。 出し合ったチーム意見をまとめてチーム発 表に挑みました。各チームコーディネータ ーが感想を述べた後 、Aチームは伊藤智氏 、 Bチームは前川裕子氏、Cチームはチーム員 -3 全員が順に発表しました。全体を通じて“ 気 づ き ”“ 考 え る ”“ 知 る ” が 実 践 で き る 有益なワークショップでした。 米虫会長ワークショップ総括 普段からフーサンで切磋琢磨しているメ ンバーであり、活発な議論が繰り広げられ て一般のワークショップと比べ良かった。 コーディネーターは意見をまとめるだけで よ か っ た で あ ろ う 。 Aチ ー ム ( ボ ス 的 熟 練 者 )、Bチーム(自己主張型)は多くの意見 が出てまとめるのに苦労があっただろう。 一 方 Cチ ー ム は コ ー デ ィ ネ ー タ ー の ワ ン マン型としてコーディネーターの意見が強 かったように感じた。そのうえでチーム報 告になかった従業員の質について、日本と 比較して欧米そして韓国の事例も挙げつ つ、その重要性ゆえに特性を見極め質の向 上に取り組まなければならないと盛り上が ってきたところで終了時間となり会場管理 者からストップがかってしまい残念ながら 終 了 と な り ま し た ( 本 当 に 残 念 ・ ・ ・ )。 恒例の情報交換会 佐藤懇一JHTC副理事長、杉浦JHTC専務理 事、コーディネーター、アシスタント、ワ ークショップ事務局も参加され、大いに盛 り上がりました。これぞフーサンの最も特 徴的なパートです。 今回のワークショップ企画にご尽力され た佐藤徳重JHTC常務理事(フードテクノエ ン ジ ニ ア リ ン グ ( 株 )) も駆 け つ け 、 中 締 めでは“ 強い者が生き残ったわけではない 。 賢い者が生き残ったわけでもない。変化に 対応した者が生き残ったのだ”とダーウィ ンの言葉を紹介し我々も変化し続けなけれ ばならないと力強く挨拶され閉会となりま した。 - 見学会・企業サロン・宿泊先のご案内 <見学会案内は裏表紙12ページです。> 下記のホームページもご覧ください。 《集合場所》 JR新幹線福山駅 6月14日(火) 13時00分(時間厳守) <北口バス乗降場> 『備後漬物(有)本社工場』 〒 720-2413 広島県福山市駅家町法成寺 1613-47 TEL 084-972-8880 FAX 084-972-8870 ホームページアドレス: http:www.bingotukemono.jp/ 鞆の浦「ホテル 鴎風亭」 〒 720-0201 広島県福山市鞆町鞆 136 番地 (鞆の浦温泉)TEL.084-982-1123 ホームページアドレス: http://www.ofutei.com/index.html 『㈱アサムラサキ』 〒 714-0062 岡山県笠岡市茂平 989 TEL:0865-66-2727 FAX: 0865-66-1427 ホームページアドレス: https://www.asamurasaki.co.jp/ 『三吉正宗』(アシュードブリュー(株)) 〒 721-0957 広島県福山市箕島町 5725-1 TEL/084-954-3661 FAX/084-954-375 ホームページアドレス: http://chupea-mall.jp/aseedbrew/company.php 申込先 イカリ消毒株式会社 食品安全ネットワーク担当 鴻上 高宛て FAX 06-6264-2740 TEL 06-6264-2741 第35見学会と第38回企業サロン(6月14日∼15日) < 第10回宿泊懇親会> 会 社 名 参加者氏名 住 T 所 E 〒 L F −1− A X 食品安全ネットワーク 第35回見学会と第38回企業サロンと 第10回宿泊懇親会のお知らせ 見学先 第1日目 第2日目 『備後漬物(有)本社工場』 『㈱アサムラサキ』、 『三吉正宗』 宿泊先 鞆の浦「ホテル 鴎風亭」 (集合場所・見学先・宿泊先の詳細は11ページを参照ください。 ) 懇親会 研修のねらい:宿泊研修も回を重ね第10回目になりました。今年は西に足を向け、福山市で幅広 く食品事業を展開されている「備後漬け物(有)本社工場」を訪問します。 見学後は、風光明媚な鞆の浦に行き、「ホテル鴎風亭」で多いに飲み食べ懇親を深めましょう。 2日目は、㈱アサムラサキ工場にて工場見学、地元で圧倒的なブランド力を誇る醤油の説明を聞き ます。昼食後、三吉正宗(アシュードブリュー(株))で利き酒を楽しみ工場見学して帰路に着きます。 1.見学会のスケジュール(概要) ① 第1日目 平成23年6月14日(火) 移動はマイクロバスです。 集合JR新幹線福山駅北口バス乗降場 13時00分 内容 出発→マイクロバスで移動→「備後漬物(有)本社工場」、工場見学→移動→ 13:00∼ 13:35∼ 16:00∼ 鞆の浦「ホテル 鴎風亭」着→懇親会 17:10 ∼ 18:30 ∼ ②第2日目 平成23年6月15日(水) 移動はマイクロバスです。 内容 朝食→チェックアウト→移動→『㈱アサムラサキ』→(昼食)→『三吉正宗』→移動 7:00 ∼ 9:00 10:30 ∼ 12:00 14:00∼ 15:00 ∼ →JR福山駅(解散予定) ∼15:30 2.定員 28名(先着順に定員になり次第締切ります) 3.会費 お一人様 20,000円 (内訳) 見学会費 5,000円(見学先の入場料を含む) 宿泊費 10,500円(一泊2食、飲み物代別) マイクロバス代 4,500円(レンタル代、高速通行料、ガソリン代) (集合地までの交通費および昼食代は各自負担) 4.お申込み 参加ご希望の方は、6月10(金)までに11ページの申込用紙にご記入のう え FAX ください。(フーサンのホームページからも申し込めます。 ) -1-