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サステナビリティ レポート 2011

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サステナビリティ レポート 2011
サステナビリティ
レポート 2011
11230
全世界の従業員数
17000
内部トレーニング数
> 4000
特許および商標数
> 100
2
拠点国数
6
従業員 1 人当たりの温室効果ガス
排出量の削減率(%)
5.3
従業員 1 人当たりの温室効果ガス
排出量(トン)
目次
CEO(最高経営責任者)からのご挨拶
4
メトラー・トレドについて
6
製品 ライフサイクルアプローチの採用 10
チーム 革新と開発の文化 14
環境マネジメント持続可能な業績に不可欠な要素 18
コーポレートガバナンス 22
GRI インデックス 24
このレポートについて 26
3
CEO(最高経営責任者)
からのご挨拶
「サステナビリティ
は、弊社のビジネス
上のあらゆる側面と
結びついています」
Olivier A. Filliol
社長兼
最高経営責任者
関係各位
メトラー・トレドにとって、
「サステナビリティ」は、さまざまな意味を持つ言葉です。弊社
は、この言葉を使用して、意志決定、環境への影響の管理、および、お客様、従業員、サプ
ライヤー、株主、事業地域の地域社会との適正な関係維持における弊社の取り組みを定
義しています。そして何よりも、持続可能なビジネスとは長期的成長を実現するものであ
ると弊社は考えています。
「サステナビリティ」は、弊社のビジネス上のあらゆる側面と結
びついています。
弊社は、今回最初のサステナビリティレポートを作成しました。このドキュメントでは、弊
社がビジネスを管理し、長期的な安定、適切な意思決定、および環境や社会に弊社が及
ぼす影響に対する認識を持続する方法について説明します。このレポートは、弊社の事
業内容を体系的に示し、その最高水準の技術を企業のサステナビリティに反映するため
に、Global Reporting Initiative の枠組みを使用して作成しました。今後数年間、弊社はこの
初回レポートを拡充し、さらに包括的なデータをご用意でき次第提示したいと考えてい
ます。
2010 年、弊社は GreenMT イニシアチブを開始しました。これは、弊社のビジネスが環境
にどのような影響を与えているかについての理解を深めることを目的としたプログラムで
す。GreenMT プログラムの最重要項目は、弊社の地球温室効果ガス排出量を測定する方
法として、資源の使用量と排出物を包括的に測定することです。この 1 年間、弊社では温
室効果ガス排出量を把握するために、社用車での燃料使用量や入居するすべての建物で
の電力使用量などのデータを全社規模で収集しました。
4
グローバル企業として、弊社が及ぼす影響は弊社の施設内には収まらないことを理解し
ています。弊社の排出物は、温室効果ガスの排出に最も一般的に関連する資源である、
燃料や電力の使用によってだけ生成されるわけではありません。また、弊社は、製品や
サプライチェーンによる弊社の事業への影響に対処できるように、それらに目を向け始め
たばかりです。
今後 1 年、収集したデータを使用して目標を設定し、それらの排出物を削減する取り組
みを開始します。その計画に含まれる内容としては、社用車の新たな管理方法、新しい設
計特徴を製品に組み込む方法、建物やプロセスのエネルギー効率の改善方法、および施
設で使用する電力の供給方法などが考えられます。弊社は、あらゆる選択肢を入念に検
討し、十分な情報を得たうえで、自社、事業地域の地域社会、さらには地球全体にとって
最善の利益となる決定を行ってまいります。
最後に、おそらく最も重要なこととして、メトラー・トレドのマネージメントチームならび
に従業員は、密接に連携して GreenMT イニシアチブに取り組んでいきます。弊社の従業
員は、弊社の成功においてまさに最も重要な要素です。彼らは弊社の事業のあらゆる側
面を深く理解しており、弊社がより合理的で効率的な会社になるにはどうすればよいか
を提案できる理想的な立場にあります。弊社は、そのような従業員の経験や洞察力を活
かして情報を収集し、その同僚や同業者と情報を交換して、GreenMT の最大限の成功を
引き出す取り組みを行ってまいります。
GreenMT は、弊社の長期的成功にとって不可欠な要素です。このプログラムは、革新と安
定を目指す弊社の文化と、関係者に長期的な価値創造をもたらす取り組みに基づいてい
ます。弊社では、このプログラムを進めることによって、事業への理解を広げ、どのような
リスクや機会があるかをさらに明らかにしていきます。今後も進捗状況を皆様にご報告
できることを楽しみにしております。
皆様のご支援ご協力に心より感謝申し上げます。
Olivier Filliol
社長兼最高経営責任者
2011 年 7 月
5
メトラー・トレド
について
メトラー・トレドは 精 密 機 器とサービスを提 供
ラボ用天びん、ピペット、滴定装置、熱分析システ
している、リーディングカンパ ニーです。メトラ
ム、その他の分析機器など、各種さまざまなラボ向
ー・トレドの歴史は 1901 年に設立された Nor th
け精密機器を製造しています。統合化と自動化を実
American Toledo Scale Company、そして 1945 年に
現する洗練されたソフトウェアソリューションを介し
設立されたスイスの企業 E.Mettler にさかのぼりま
て研究開発プロセスを加速させることでお客様の市
す。1989 年、当時 Ciba-Geigy の子会社であったメ
場投入までの時間を短縮しています。
トラー、そして米国で工業および食品計量システム
の最大製造業者であった Toledo Scale Corporation が
弊社の分析機器は、化学、薬品、食品飲料、半導
合併し、メトラー・トレドを設立し、その後 1991 年に
体、電力産業における製造プロセスを制御する液体
Delaware Coporation として法人化されました。1996 年
分析計測ソリューションを提供します。これらのテク
Ciba-Geigy から経営陣による買収が行われた後、メト
ノロジーによって、さまざまなプロセスおよび製造
ラー・トレドは 1997 年、新規株式公開をして独立し
シナリオにおける、pH、DO、導電率/比抵抗、獨度、
た株式公開企業となりました。
CO 2、溶存オゾン、および流量の高信頼かつ高精度
の測定を可能にしています。
2010 年、メトラー・トレドの売上高は約 20 億米ドル
と報告されました。2010 年 12 月 31 日時点では、
メトラー・トレドは世界有数のインラインのチェッ
世界 35 か国に 11,200 人の従業員を擁し、セール
クウェイング、金属検知、および X 線検査ソリュー
ス、
マーケティング、顧客サービス(関連する管理を
ションのサプライヤーとして、食品、飲料、製薬、パッ
含む)、技術のアフターサービスに約 5,500 人を配
ケージング、介護、家庭用化学製品の各産業向け
属しています。弊社の主要な製造設備はスイス、
に、汚染物質検出、製品のインテグリティ解析機能
米国、中国、ドイツ、英国にあります。弊社子会社の
および高速画像検査のソリューションを提供してい
一覧は 2010 10-K 年次報告書の 71 ∼ 72 ページで
ます。
ご覧いただけます。2010 年、弊社の所有構成、規模
に大きな変化はありませんでした。
多様な産業用計量機器および関連端末装置を製造
し、製薬、化学、食品、その他の各産業に特化したソ
製品
フトウェアソリューションを提供しています。輸送、
弊社は研究、工業、食品小売向けに計量機器を提
発送およびロジスティクス分野のお客様には、移動
供している最大規模の企業です。また、薬や化学化
中計量、寸法測定および識別テクノロジーを統合し
合物の開発で使用されるライフサイエンス、反応工
た自動認識およびデータ収集ソリューションを提供
学、リアルタイム分析システム用の分析機器、およ
しています。また、重工業向けの大型はかりおよび
び生産プロセスのインライン測定で使用されるプロ
関連ソフトウェアも提供しています。
セス分析機器のトッププロバイダーでもあります。さ
6
らに、食品、医薬品、その他の産業の生産および梱
スーパーマーケット、ハイパーマーケットなどの食品
包で使用されるエンドライン検査システムの最大サ
小売事業の領域では、生鮮食品(食肉、野菜、果物
プライヤーです。METTLER TOLEDO および Ohaus とい
およびチーズ)用の計量および食品ラベリングのマ
うブランド名で製品を販売しています。弊社の主要
ルチソリューションをご利用いただいています。さ
製品およびサービスを以下に説明します。
らに、基本的なカウンティングと価格設定および印
世界中のラボ向けの最高精度
の計測ソリューション
7
刷が可能な独立型のはかりを提供しています。さら
と取り引きを行っています。世界各地に販売およびサ
に、バックヤード、店頭、セルフサービスおよびレジ
ービスのあらゆる側面を担当する、地域担当の営業
の機能を統合できるネットワーク対応の計量器も提
組織を配置しています。精密機器業界で世界最大規
供しています。
模で広範囲の営業およびサービス組織を擁する企業
の 1 つとして、各地のお客様およびディストリビューター
2010 年にメトラー・トレドは、さまざまな賞を受賞
にサービスおよびサポートを提供しています。
しました。SITL Europe Exhibition では CSN840 パレッ
トテクノロジーに対して Best Innovation Award を
利害関係者に対する取り組み
受賞し、測定、ロードセル/ 重 量計製品カテゴリ
メトラー・トレドは、業績を左右する関係者および
ーにおいて 2010 Control Design Readers’ Choice
弊社からの影響が大きい関係者をはじめとする、
Award、R&D Magazine による、弊社のクアントステ
さまざまな利害関係者との継続的でオープンな意
クノロジーに対して R&D 100 Award、また、弊社の
見交換が企業責任において不可欠な部分であるこ
P OW ER C ELL  PDX   車両計 量システムに対して
とを認識しています。これには、お客様の調査、従
TechColumbus 2010 Innovation Award for Best Product
業員の調査および業績レビュー、サプライヤーと
を受賞しました。
の継続的な対話、継続的な投資家向け情報提供に
®
®
かかわる活動、主な企業施設の地域社会の代表者
主なお客様
との対話(関連する経営上の変更についてできる
ライフサイエンス産業(製薬およびバイオテクノロジ
限り早期に通知する)などが含まれます。このサス
ー企業、独立研究機関)、食品および飲料、食品小
テナビリティレポートは、環境分野および社会分野
売、化学、特殊化学および化粧品、運輸およびロジ
の非営利組織を含むすべての利害関係者に向け
スティクス産業、金属産業、電子産業、大学研究コ
て欠かすことのできない情報公開に寄与するもの
ミュニティなどの分野で、世界各地の主要なお客様
です。
選択された財務データ(1000 米ドル)
2009
2010
純売上高
1,728,853
1,968,178
売上原価
839,516
930,982
粗利益
889,337
1,037,196
研究開発
販売および一般管理費
89,685
97,028
505,177
588,726
償却
11,844
14,842
支払利子
25,117
20,057
再編費用
31,368
4,866
1,384
4,164
224,762
307,513
52,169
75,365
172,593
232,148
その他の費用(収益)、純益
税引前利益
税引当
当期純利益
カテゴリー別の純売上高
地域別の純売上高
サービス
アジア他
22%
27%
46%
32%
非計量機器
8
36%
計量機器
南北アメリカ
37%
ヨーロッパ
効率的な工業測定と製品検査
9
製品
ライフサイクルアプローチの採用
メトラー・トレドでは、製品やサービスの生産方法お
エネルギーの使用法
よびお客様による最終的な展開方法が、環境ならび
弊社が常に改善を目指している製品のもう 1 つの
に地域社会に直接影響を及ぼすことを強く認識して
側面には、製品ライフサイクルの使用段階における
います。さらに、弊社とその製品が世界に及ぼす影
エネルギー消費があります。弊社がお客様に提供す
響を減らす方法を検討する際に、
「ライフサイクル」
る機器は動作に外部電源を必要とするため、お客
の観点を採用することの重要性を理解しています。
様の全エネルギー消費の一因となるからです。実際
に、お客様によっては、必要かどうかにかかわらず、
GreenMT プログラムを 2010 年に開始することに伴い、
弊社の機器が常に稼働したままになっていることも
弊社では、製品の製造で使用する部品や材料の生
あります。弊社では、お客様にできる限り効率的に
産に必要なエネルギーを最小限に抑える方法をよ
弊社の製品をご使用いただけるように、製品のエネ
り深く理解する努力を続けています。このいわゆる
ルギー効率を改善する取り組みを継続して行ってい
「組み込まれた」エネルギーは、弊社の全二酸化炭
ます。
素排出量の大きな要因であるため、製品のライフサ
イクルにおいてそのエネルギーが使用される正確な
サービス
段階を一層理解するための取り組みを推進していま
弊社がお客様に提供するサービスも、弊社にとっ
す。これにより、技術的にも経済的にも合理的な方
て重要な商品です。弊社の製品は、正確な性能を
法で、エネルギー消費をさらに抑制することが可能
確保するために定期的な保守を必要とします。弊
になります。
社では、そのサービスを高度な訓練を受けた技術
クリーンな事業
10
者チームが担当し、お客様の現場で作業を実施い
たします。弊社は、一部の製品への予測診断ツー
基本的に、メトラー・トレドはその製品製造プロセス
ルの組み込みや、弊社製品のリモートサービスの
がクリーンかつ効率的であると確信しています。弊
提供にも対応しています。これらの活動により、実
社の工場は最新設備を有しており、直接排出が大量
際に技術者がお客様の現場を訪問する必要性を減
に生じることはありません。しかし同時に、製品のす
らすことができます。また、弊社では、消費エネル
べての側面(設計、製造、使用、および廃棄)を継続
ギーを必要最小限に抑えるとともに、フィールドチ
的に調査することによって、それらの環境への負荷を
ームの効率を最大限に引き出せるように、輸送方
さらに低減するためのあらゆる機会を活かす義務が
法、日程計画、運送計画システムなど、フィールドス
弊社にはあると感じています。これがまさにメトラー・
タッフを管理するロジスティクスの調査も行ってい
トレドにとり、良いビジネスです。
ます。
企業のガイドラインを制定
することで品質を向上
11
お客様のメリット
お客様の安全の確保
弊社の製品は、まさにその特性から、お客様が自社
メトラー・トレドは、食品加工および包装、医薬品
のサステナビリティ目標を達成する能力も高めま
などの業界向けに、金属検知器、X  線やカメラを
す。弊社の製品は、正確な測定や効率的な分注だ
使用したビジョン装置、重量チェック機器といっ
けでなく、プロセスで使用する資源の低減、材料の
た、インライン製品検査ソリューションを提供す
ムダの削減、研究開発、製造、営業活動における効
る世界有数のプロバイダーです。金属検知器は、
率をさらに引き出す機会の特定も可能になるよう設
原材料に含まれる可能性のある金属の微粒子や、
計されています。弊社では、弊社の製品がお客様の
製造プロセス自体から生成される可能性のある金
ニーズを一層満たすことのできる方法を特定するた
属の微粒子を検出するために最も一般的に使用さ
めに、定期的にお客様との情報交換を行っていま
れます。
す。さまざまな調査を利用してお客様から直接情報
X  線を使用したビジョン装置は、ガラス、石、ピッ
を収集することによって、新しい製品やサービスを
トなどの金属以外の混入を検出するのに役立ちま
開発したり、既存の製品やサービスを拡張すること
す。また、金属容器内の金属を検出することや、大
が可能になります。それらの調査には、弊社が行う
量の制御に使用することも可能です。弊社のビジョン
eLead 追跡調査、イベントフィードバック調査、コミュ
検査ソリューションによって、お客様は、パッケージ
ニケーション調査、イノベーションインプット調査な
の品質や内容のインライン検査を行うことが可能
どがあります。これらの調査を組み合わせることで、
になるとともに、トレーサビリティとシリアル番号
数十万人もの関係者から回答を得ることができ、
による追跡を実現することができます。重量チェッ
充実した顧客情報を生成することができます。
ク機器は、包装された製品の内容を管理するため
に使用されます。これらのテクノロジーを組み合わ
品質向上を実現 - GWP
®
せることで、お客様への納品前に製品の品質と安
Good Weighing Practice は、お客様が計量プロセス全
全性を保証することのできる統合ソリューションが
体を制御することによって独自のサステナビリティプ
得られます。
TM
ロファイルを向上できるようにメトラー・トレドが開発
した計量ガイドラインです。適切な機器の選択から
半導体産業における水のリサイクル
始まり、正しい設置、定期点検と保守、および最終的
メトラー・トレドは、半導体産業向けの純水分析に
にはユーザーの適切なトレーニングを行うことによっ
おける世界的リーダーです。最新の半導体施設で
て、GWP® は、最大限のムダの削減、信頼性と再現性
は、通常の操作において超純水の連続的な流れに
の保証、およびお客様の計量プロセスの全体的な品
完全に依存しています。製造プロセスでは、各種の
質向上を可能にするフレームワークとなります。
高価で貴重な金属や、潜在的に危険なまたは腐食
性のある化学物質が、さまざまなエッチング、洗浄、
12
研究者の保護
化学的処理に使用されます。さらに、この産業は、
廃棄物の極小化とプロセス効率の向上は、サステナ
製品の製造において使用および排出される水の量
ビリティの重要な側面です。液体と固体の分注に関
を最小限に抑制する必要に迫られています。弊社の
する弊社のユニークで革新的なソリューションは、お
純水分析用の最先端テクノロジーは、全有機炭素、
客様がサンプルをこぼすことなくサンプル容器へ非
導電率、pHなどの測定を容易にし、水を再生、リサイ
常に高い精度で確実に充填し、それらの容器を正確
クル、または再利用するための廃水の純度の監視を
に計量することを可能にする新しいテクノロジーで
可能にします。また、弊社のマルチパラメーター分析
す。弊社のソリューションは、潜在的に有害な物質へ
プロセステクノロジーを実装することによって、半導
の曝露からより適切に研究者を保護し、長時間の手
体産業は、水の排出をゼロにする目標、さらには環
作業から作業者を解放し、プロセスにかかる時間を
境のサステナビリティ目標に向かって進むことがで
従来の手作業による方法の 20 分の 1 に短縮します。
きるようになります。
高度な試験・検査ソリューション
を介して消費者の安全を実現
お客様による資源の
有効活用を実現
13
チーム
革新と開発の文化
弊社の成功は、トレーニング、革新、および誠実さを
2010 年に従業員は 17,000 のクラスルーム、e ラー
重視する社風がもたらしたものです。従業員への要
ニング、およびバーチャルのトレーニング活動を受
求が高く、またその見返りとして彼らの職業的成長
講し、社内では e ラーニングプラットフォームである
のためのサポートを提供しています。2010 年、全世
グローバルな学習管理システムの範囲を積極的に
界で従業員は約 8 パーセント増加し、およそ 11,200 名
拡大しています。グローバルな営業トレーニングイニ
を擁しています。米国、カナダおよび中国の従業員
シアティブでは、充実したグローバル営業文化の構
の大半(99 パーセント以上)は、フルタイムで雇用して
築を探求しています。営業担当者はトレーニングを
います。スイスでは、柔軟な勤務体制を求める従業
包括的に利用し、2,000 名の受講者がクラスルーム
員に対応するため、パートタイム従業員数の割合が
トレーニングを修了し、5,600 名が e ラーニングモ
多くなっています(約20パーセント)。従業員の多くは、
ジュールを修了しています。
勤務地の近くに居住していますが、メトラー・トレド
に事業地の地域社会の従業員を優先的に雇用する
また、高パフォーマンスの文化に対応できるリーダ
というポリシーはありません。
ーシップ開発のための持続可能な手法も探求して
います。マネジメント開発イニシアティブでは、包括
トレーニング
的なリーダー育成、組織全体における才能のある人
メトラー・トレドの従業員は高度な訓練を受け、技
材の発掘を確実にするため、
マネージャーには 3 レ
術的に熟練しています。能力の継続的な向上の奨励
ベルで対応しています。
のためのトレーニングおよび展開については多くの
経験があります。内部および外部のトレーニングプ
若年向けの実習プログラムだけではなく、世界中の
ログラム、ジョブローテーション、国際的な配属、プ
新卒者のための研修プログラムもあります。たとえ
ロジェクト作業および「実作業を通じた指導」を実
ば、米国では初期キャリア形成 (ICE) プログラムに
施しています。企業文化は個人の自発性を基盤とし
よって、最新のエンジニアリング、
マーケティング、財
ており、従業員は自由に改良を行い、新しいアイディ
務分野の大学を卒業した若手向けに、メトラー・ト
アを取り入れることができます。すべての従業員が
レドの組織全体で複数の職務を経験する機会を提
年次業績レビューを受けることを目標としています。
供しています。このプログラムは、大卒者に固有のス
これには、継続的な向上に向けた提案や、持続的な
キル/や興味に応じてカスタマイズされ、調整されま
キャリア開発などが含まれます。
す。この種類のプログラムは、従業員の中のロイヤ
グループトレーニングおよび開発手法は、グローバ
務に対応できるようにします。
ルティを構築し、多様な分野で従業員が複数の職
ルな機会をさまざまに拡大することによって地域お
14
よびビジネス固有のトレーニングを補完します。技
完全性
術的コンピテンシーの開発に加え、多数の開発領
弊社の事業は、信頼、精度および再現性を基盤とし
域を用意し、従業員の包括的な成長に寄与します。
ています。このことは、従業員との関与方法および
これには、営業スキル、カスタマーリレーションシッ
事業の実施方法にも拡張的に適用されます。法適
プ、パーソナルエフェクティブネス、プロジェクト管
用の原則は、事業を行う世界のすべての地域で最
理、変更管理、コンプライアンス、リーダーシップな
も重要な事項です。また、強力なコーポレートガバ
どが含まれます。
ナンスおよび透明性の高いレポートが長期間のサ
人材は弊社の最も重要な資本
15
ステナビリティにおける主要ドライバーであること
時に通知しています。弊社事業の特性と高度な技術
も認識しています。これに関連して、2010 年 4 月に
を有する従業員に恵まれ、メトラー・トレドはその施
フォーブスで出版された『The 100 Most Trustworthy
設において児童労働や強制労働のリスクを負うこと
Companies (最も信頼できる 100 社)』のリストに指定
はないと確信しており、また、2010 年にそのような
されたことを誇りに思っています。この名誉は、企業
問題の実例も一切報告されていません。しかしなが
が「透明性の高い慎重な経理と、堅実なコーポレー
ら、弊社では、この問題に対して引き続き気を緩め
トガバナンスや管理を一貫して実証した」ことを認
ることなく、ビジネスを展開する国々において常に労
められたことを意味します。メトラー・トレドは、米
働法を遵守してまいります。
国の取引所で取り引きされている 8,000 社を超える
企業から成る中規模企業のリストで 11 位にランキン
さらに長年の方針として、メトラー・トレドでは、政治
グされました。
活動、個人、またはグループへの参加・寄付や、公共政
策議論での立場の表明を禁じています。2010 年、弊
契約社員
メトラー・トレドでは、全従業員に対して、会社の方
社は、いかなる公共政策の策定、公共政策に関する議
針や、職場での差別・不正行為に関する措置につい
論や意見交換での立場表明、政治グループ、政治家、
ての情報など、従業員の倫理的義務について入社
政治パーティへの金銭的貢献も行っておりません。
種類別の
労働力
職務別の
労働力
10%
トレーニング受講
者と臨時従業員
3
16
9%
定額給従業員と
時間給従業員
87%
R&D、
工学
42%
生産、流通
管理および
その他
49%
セールス、
マーケティング、
サービス、
サポート
また、倫理性と完全性は、弊社が製品を販売するう
えでの原則を導くものでもあります。2010 年、メトラ
ー・トレドでは、
マーケティングコミュニケーション、
広告、販売促進、資金提供に関する法規制や行動規
範への違反、またはそのために罰金が科せられた事
倫理性と完全性
への取り組み
例は報告されていません。製品およびサービスの提
供・利用に関する法規制への違反や、一般的な法規
制への違反を理由として科された多額の罰金もあり
ません。また、反競争的行為に関する違反やそのた
めに科された罰金もありません。さらに、2010 年、管
理者による対応が必要となるようないかなる差別事
例も報告されていません。
メトラー・トレドの行動規範は、従業員が直面す
る様々な法的問題や倫理的問題を解決するため
の一般指針です。行動規範に含まれる主なトピッ
クは次のとおりです。
•雇用慣行および利益相反
•環境規制の遵守および安全衛生
•独占禁止法、公正な競争とインサイダー取引
地域別の
労働力
方針
•知的所有権と秘密情報
•贈賄と買収防止
アジア他
34%
南北アメリカ
ヨーロッパ
40%
26%
17
環境マネジメント
持続可能な業績に不可欠な要素
環境保護は責任ある事業の実践に不可欠なもので
量削減の余地の特定に先立つ、予備手順を設定し
あると考えており、このため製品およびプロセスの
ました。技術的および経済的に実現可能な場合の
改善、資源保護、リサイクル、および環境パフォーマ
材料置換、リサイクル材料の利用率向上、エネルギ
ンスの監視に継続的に取り組んでいます。弊社が環
ー効率の高い輸送方法の導入、および入荷材料と
境に及ぼす影響は比較的小さいとはいえ、やはり注
出荷製品の梱包の改善などの手段の実現性を目下
意深い環境マネジメントが大切であると考えます。
検討しています。 グローバルビジネスを行う企業と
また、このレポートによって弊社の環境パフォーマ
して、メトラー・トレドには各事業地域のサプライヤ
ンスを内外にお知らせし続けることをお約束します。
ーを優先するポリシーはありません。
メトラー・トレドは、環境保護、健康および職場に
おける安全に関連するすべての適用法および規則
製品
を厳重に尊重することによって環境マネジメントに
弊社の製品は設計上、使用時にエネルギーを消費し
取り組んでいます。中国、ドイツ、スイスおよび米国
ます。これを認識した上で、使用時のエネルギー消
にある主要施設はすべて ISO14001 の認定を受けて
費を最小化する方法を継続的に探求しています。同
います。2010 年に、環境に関する法規の遵守違反を
時に、お客様に対しては、エネルギー消費を削減で
理由としてメトラー・トレドに課せられた科料や非金
きる方法で製品を使用することをお勧めし、サポー
銭的制裁はありません。
トしています。
地球規模での二酸化炭素排出量に関する取り組
この一例として、小売業向けの計量機器事業が挙げ
み
られます。メトラー・トレドのタッチ画面式のはかり
2010 年に弊社は全世界的に温室効果ガス排出量の
には、時間制御によるディスプレイのオフ機能を装
算出処理を開始しました。世界各地に広がるメトラ
備しています。この機能は、すべてのオペレーティン
ー・トレドの組織の全側面にかかわるこの処理によ
グシステムで使用可能で、お客様のエネルギー・ポ
り、影響が最大である場所はどこか、改善の機会は
リシー要件に応じて容易に調整できる柔軟性も備
どこにあるかを探り出すことができます。この計算
えています。さまざまな動作時間、シャットダウン、ネ
から、2010 年の弊社の温室効果ガスの主要発生源
ットワークからの接続切断など、動作の安全性およ
は、自社の車両であることが明確になりました。営
び可用性を損なうことなく、お客様が省電力モード
業チームおよびサービス技術者の移動は、これらの
を定義することができます。使用するモードによって
車両に頼っています。これに加え、いくつかの事業で
小売業者では、25 パーセントもの電力消費の削減
は、お客様への設備の配送に大型トラックが使用さ
を達成できます。
れています。
温室効果ガス削減のイニシアティブ
18
サプライチェーン
グローバル企業として、メトラー・トレドは世界各地
弊社の世界に広がるサプライチェーンにおける環境
に施設を保有しています。弊社企業施設のエネルギ
への影響を評価することは、さらに難しい問題で
ー効率の向上、および環境に対する影響の最小化に
す。サプライチェーンでは何千もの製品を扱ってお
継続的に取り組んでいます。2010 年に、ニューヨー
り、世界各地のサプライヤーから納入される構成部
ク州イサカのメトラー・トレド ハイスピードの施設で
品は何万にも及びます。温室効果ガス排出量におけ
は、包括的リサイクルプログラムを導入しました。経
るサプライチェーンの関与部分の評価、および排出
年劣化した空調設備を新しい高効率ユニットに交換
注意深い環境
マネジメントが
大切
19
し、カフェテリアにはエネルギースター機器を設備
メトラー・トレドの事業における環境に対する影響
し、高効率の天然ガス動力の発電機を導入しまし
の主要指標が、営業するすべての地域で組織的か
た。スイス、グライフェンゼーの本社では、技術ラボ
つ統一的な方法で収集されました。2010 年後半に
ラトリーで使用されていた人工気象室の装備を新
は、建物および保有車両における電力使用および
しい周波数制御式コンプレッサーに更新して電力
消費燃料などの直接的および間接的なエネルギー
の使用を 25 パーセント削減し、環境への影響が小
消費について、2009 年および 2010 年のデータが集
さい新しい冷却材に交換しました。これらを合わせ
計されました。この評価はメトラー・トレドの事業の
ると、CO2 排出量がおよそ 16,600kg 減少し、エネル
90 パーセントをカバーしていると見ています。
ギー消費は約 110,000kWh 削減できました。
次の表は、温室効果ガスプロトコルで定義された
昨年全体を通じて、温室効果ガス排出量の削減の
スコープ 1 および スコープ 2 の排出量の概要、お
余地がさらに可能である領域をいくつか特定してい
よび 2010 年後半までの全世界におけるメトラー・
ます。北米、ドイツ、フランス、メキシコおよび北欧
トレドの事業から得られたデータを示しています。
地域の、5 大車両部隊は、温室効果ガス排出の総
排出量の主要カテゴリーのすべてで比較的安定し
量の約 3 分の 1 を占めています。これを削減するた
たレベルにとどまっていますが、電力使用量の増加
め、次の措置の実施を計画しています。第 1 に、す
(∼ 8 パーセント)および天然ガス使 用量の減少
べての事業ユニットに対して、すべての新規車両は
(∼ 12 パーセント)が見られます。2010 年の温室効果ガ
既存の車両より燃料効率が高くなければならないと
スの総排出量は、CO2 相当量で 59,926 トンと算出
いう新たな車両補充ポリシーを施行します。また、
され、2009 年の排出量の CO2 相当量の 58,482 ト
車両管理業者と連携して、エネルギー効率の高い運
ンと比較して 2.5 パーセント増加しています。14 パ
転技術を中心にした運転手トレーニングプログラム
ーセントの売上増加、およびすべての地域における
を導入します。最後に、効率を最大化するための新
強力な事業拡大により、正味売上との相関関係で
しい車両テクノロジーおよび新たな運送計画システ
見ると温室効果ガスの排出量は 100 万米ドル当た
ムのテストプログラムを調査検討します。次年度に
り 34 トンから 30 トンに減少しています。
は、量的目標を制定し、これらの目標に向けた進捗
今後数年間のうちに、弊社事業にとって重要で関
状況を今後のレポートで報告します。
連性の高い環境指標をさらに追加するようにデー
2009 年および 2010 年のデータ
タセットを拡張する予定です。このデータを定期的
2010 年はメトラー・トレドにとって環境マネジメント
に収集し、この情報をすべての事業ユニットの目
上重要なマイルストーンの年になりました。初めて、
標の策定および追跡に利用することを計画してい
地域別の CO2 相当量排出
スコープ別の CO2 相当量排出
アジア他
29%
スコープ 1
固定燃焼と
漏洩排出
27%
8%
ヨーロッパ
48%
スコープ 2
南北アメリカ
20
44%
電力と
地域冷暖房
44%
スコープ 1
移動燃焼
(バイオ燃料
を含)
温室効果ガス排出
エネルギー
スコープ 1 固定燃焼
暖房用灯油
2009
MWh 280
天然ガス
MWh
その他の燃料 MWh
移動燃焼
ディーゼル燃料
20101)
325
15,59013,891
130
MWh
57,53856,977
ガソリン/石油
MWh
52,97251,957
LPG
MWh
2214
バイオ燃料
MWh
160474
スコープ 1 合計
消費
スコープ 2 電力2) 消費
MWh
126,575123,638
MWh
52,34956,777
地域冷暖房
消費
MWh
4,2944,270
スコープ 2 合計
消費
MWh
56,64361,047
合計
スコープ 1 と 2
消費
MWh
183,218184,685
従業員あたりの消費
MWh/従業員 16.3
純売上高あたりの消費 MWh/100 万米ドル
10694
16.4
CO2 相当量排出3)
スコープ 1 固定燃焼と漏洩排出
トン
従来のフリート燃料の移動燃焼
トン
バイオ燃料の移動燃焼
トン
5,7504,576
29,05828,655
41123
スコープ 2 電力と地域冷暖房
トン
23,63226,572
総
トン
58,48159,926
CO2 相当量排出
従業員あたりの CO2 相当量排出
純売上高あたりの CO2 相当量排出 トン/従業員
5.75.3
トン/100 万米ドル
3430
1)
2010 年 1 月∼ 10 月までの実際のデータから補外された年間データ。
2)
メトラー・トレドの発電テクノロジーの世界的な平均比率は、57% が再生不能(化石燃料)21% が原子力、
21% が再生可能。
CO2 相当量は、同じ期間にわたって測定した場合、二酸化炭素とその他のガスの混合物と同じだけの地球温暖化
潜在力を持つ、二酸化炭素相当量です。これらの値は温室効果ガスプロトコルというガイドラインを基に計算さ
れました。
3)
純売上高あたりの CO2 相当量排出
従業員あたりの CO2 相当量排出
6
40
トン CO2e/従業員
トン CO2e/100 万米ドル
5
30
20
4
3
2
10
1
0
2009
2010
0
2009
2010
21
コーポレートガバナンス
メトラー・トレドはデラウェアにて法人化され、その
独立取締役と執行役
普通株式はニューヨーク証券取引所に上場していま
メトラー・トレドの社長兼最高経営責任者である
す。本社はスイスのグライフェンゼー、および米国オ
Olivier A. Filliol、およびメトラー・トレドの前社長で、
ハイオ州コロンバスにあります。
取締役会会長である Robert F. Spoerry を除き、取締
3 つの委員会からなる取締役会
「独立している」と見なされます。
役会のメンバーの全員が現行の NYSE 規則の下で
メトラー・トレドのコーポレートガバナンスガイドラ
インによると、取締役会は誠実さ、信頼性、会社業
CEO 以外にも、メトラー・トレドの役員には CFO や人事
務の知識、会社の業務に関する全般的な理解、協力
部門、ラボ部門、小売部門、工業部門、製品検査部門
して対処する能力を身をもって示す、成功した個人に
のヘッド、およびメトラー・トレドの市場組織が運営さ
よって構成される必要があります。職歴、専門分野、
れている 3 つの領域(北米、欧州、アジア/太平洋)の
性別、民族における多様性を考慮する必要があり
ヘッドが含まれます。この個人のグループにより、グル
ます。個々の取締役会メンバーの構成を念頭に置い
ープ管理委員会が形成されます。現在、グループ管理
て、取締役会の長期的継続を考慮します。
委員会の 10 名のメンバーは全員男性です。
取締役会は幅広い経験を持つアジア、欧州、米国出
株主の参加権
身の 9 人のメンバーで構成され、現在は全員男性で
メトラー・トレドの年次株主総会の目的は、株主に
す。全取締役は毎年選出されます。取締役会の主な責
対して総会前に提示された提案や事業に関して投
務とは、メトラー・トレドの株主の利益を代表し、保
票する機会を提供することです。普通株式発行高
護することです。取締役会は、株主への責務に一致し
の 1 株が、会合前に提示された各事案に対する年
た方法で、メトラー・トレドの長期的成功を育むよう
次会合において 1 票を投じる資格となります。従
努めます。取締役会には 3 つの委員会があります。監
業員や株主などの当事者は、取締役会、取締役個
査委員会の責務には、会計および財務報告処理の監
人、またはグループ単位で非経営取締役に、Mettler-
督や、財務報告書の監査などがあります。報酬委員会
Toledo International Inc. まで(取締役宛)普通郵便
は、執行役報酬の検討、および執行役報酬に関するメ
で、または [email protected] まで電子メール
トラー・トレドの年次報告書(メトラー・トレドの株主
で連絡を取ることができます。
総会議案書に含まれる報酬に関する議論や分析)の
22
検討を行います。指名委員会/およびコーポレートガバ
通常、年次株主総会はニューヨークで開催されます。
ナンス委員会の責務には、次の年次株主総会に向け
総会を開くには定足数の出席が必要です。定足数
た取締役候補者の推薦、コーポレートガバナンスガイ
は、基準日におけるメトラー・トレドの普通株発行高
ドラインの策定、取締役会の委員会の構成とメンバ
の過半数です。投票は本人が直接総会に出席して行
ーシップに関する勧告、および取締役会の年次業績
うか、電話やインターネット投票による代理投票に
評価についての取締役の指導などがあります。
よって行うことができます。
GRI インデックス
24
GRI 項目
項目レポート
掲載ページ
GRI 項目
項目レポート
掲載ページ
1.1
4, 5
EC1
8
2.1
26
EC6
18
2.2
6
EC7
14
2.3
6
EN3
21
2.4
22, 26
EN4
21
2.5
6
EN5
18, 20
2.6
6, 22
EN6
18
2.7
8
EN16
20, 21
2.8
6
EN17
20, 21
2.9
6
EN18
18, 20
2.10
8
EN28
18
3.1
26
LA1
14、16、17
3.2
26
LA12
14
3.3
4
HR4
17
3.4
26、裏表紙前
HR6
16
3.5
26
HR7
16
3.6
26
SO3
16
3.7
26
SO5
16
3.8
26
SO6
16
3.9
26
SO7
17
3.10
なし
SO8
17
3.11
なし
PR2
17
3.12
24
PR4
17
4.1
22
PR7
17
4.2
22
PR9
17
4.3
22
4.4
22
4.14
8
4.15
8
25
このレポートについて
弊社の最初のサステナビリティレポートでは、企業の
総括的なビジネス環境を明らかにしています。提供
サステナビリティレポートに関して世界トップの任意
されているデータは、特に断りのない限り、子会社
の規格である GRI ガイドラインの現行 G3 バージョン
を含むメトラー・トレドのグループ全体に関係するも
を適用しました。非営利組織である GRI の主な目的と
のです。このレポートに含める(または除外する)情
は、企業ごとにシステマティックで透明化されたサス
報は、以下に基づき決定しました。
テナビリティレポートの枠組みを、標準化されて比較
•社内および社外の利害関係者との関係を含め、
できる形式で構築することです。そのために、GRI は多
GRI G3 ガイドラインに従った正式な重要性評価
くの利害関係者とともに、現行ガイドライン適用にお
•メトラー・トレドの 2010 年度の業績の公正な概
けるそれぞれの経験、ガイドライン改善方法について
要を株主やその他の利害関係者に提供すること
継続的な国際対話に取り組んでいます。
を目的とする、このサステナビリティレポートの
このレポートについての注記
このレポートは、2010 年 1 月 1 日から 2010 年 12 月
枠組み内でのメトラー・トレドとの関連性
•対応するデータの可用性。
31 日までの事業年度を対象としています。2010 年の
このレポートでは、製品、従業員、環境マネジメン
環境データは、2010 年 1 月 1 日から 2010 年 10 月
ト、コーポレートガバナンスのトピックはプロジェク
31 日の間に収集され、1 年(12 か月間)のデータを
トグループ別の GRI レポートの資料として提供され
推定しました。2009 年度のレポート結果は実際の
ます。このレポートを利用する主な利害関係者グル
データに基づきます。地域によっては、前年度との
ープとは、お客様、従業員、株主、およびビジネス活
比較によってメトラー・トレドでの成果、およびその
動の場である地域社会です。
Mettler-Toledo International Inc.
Im Langacher 44
8606 Greifensee, Switzerland
1900 Polaris Parkway
Columbus, OH 43240, USA
担当者:
André Podleisek
サステナビリティのヘッド
Mettler-Toledo International Inc.
Im Langacher 44, 8606 Greifensee, Switzerland
[email protected]
26
詳細情報と更新については、
右のサステナビリティ Web
サイトをご覧ください。
www.mt.com/sustainability
27
www.mt.com/jp
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