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電子マニフェストの運用事例
電子マニフェストの運用事例 (処理業者 仙台環境開発株式会社) 発表内容 1) 会社概要 2) 導入の経緯 3) 導入後の利用状況 4) 実際の運用方法 5) メリット・デメリット 6) 今後の課題 1 会社概要1 仙台環境開発株式会社 ◆設立 : 平成2年(1990年)6月 ◆資本金 : 5,000万円 ◆所在地 : 【本社】―仙台市青葉区二日町2番27号 【経営戦略本部】―仙台市青葉区二日町4-11 8階 【総合技術研究所】―仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-40 東北大学連携ビジネスインキュベータ(T-Biz)409号室 【中間処理場・収集運搬課・工事課・営業部】 ―仙台市青葉区芋沢字青野木223-3 【管理型最終処分場・環境技術室】 ―仙台市青葉区芋沢字青野木460-1 【東京営業所】―東京都千代田区永田町2-9-8 パレロワイヤル永田町604 ◆代表取締役社長 : 櫻井 慶 ◆従業員数 : 141名(平成27年9月現在) 2 会社概要2(当社施設) 高度水処理施設 管理型最終処分場 中間処理場 環境技術室 収集運搬課 工事課 3 会社概要3(収集運搬業) 当社 :産業廃棄物収集運搬業 特別管理産業廃棄物収集運搬業 (青森県、岩手県、秋田県、宮城県、 山形県、福島県、新潟県、茨城県、 栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、 東京都、神奈川県) :特別管理産業廃棄物収集運搬業のみ (長野県、山梨県) 4 会社概要4(中間処理場) 木くず 収 集 運 搬 選 別 各 再 資 源 化 施 設 へ 再資源化施設 チップ おが粉等 石膏ボード 再資源化プラント 製 品 化 無水石膏 廃プラスチック 燃料化施設 RPF (固形燃料) 5 会社概要5(最終処分場・水処理施設) 管理型最終処分場(5層構造の遮水方式) 高度水処理施設 •生物化学的・物理化学的に処理 •公害防止基準値を上回る浄水システム 最 終 処 分 場 浸 出 水 水 処 理 施 設 河 川 へ 放 流 6 会社概要6(セメントリサイクル事業) 仙台環境開発株式会社と株式会社ダイセキ環境ソリューションの共同事業 →汚染土壌・産業廃棄物のセメントリサイクル 陸上輸送 分別等処理 又は分級処理 陸上輸送 セメント会社でリサイクル 東北地区 現場 (汚染土壌・産廃) 海上輸送 陸上輸送 産廃 汚染土壌 塩釜港 ※土壌のみ 大阪リサイクルセンター 又は各協力会社へ 7 導入の経緯 平成16年 排出事業者の要望によりJWNETに加入、運用開始 平成18年 排出事業者の要望によりASP(e-reverse.com)に加入、運用開始 平成22年頃以降 電子マニフェストによる取引が増加 ※e-reverse.com ・電子マニフェスト制度をより簡単に扱うASP ・モバイル端末(携帯電話)から簡単に電子マニフェストの入力・発行が可能 →電子マニフェストを事務所のパソコンで入力する必要がないため、 建設・工事現場で使用しやすいシステム ※ASP(アプリケーションサービスプロバイダ) アプリケーション(アプリ)等のサービスをネットワーク経由で 提供するプロバイダ(事業者・人・仕組み等)のこと 8 導入後の利用状況 マニフェスト利用状況 (枚数) マニフェスト利用状況 (顧客数) 電子 マニフェスト 電子 紙 マニフェスト マニフェスト 紙 マニフェスト 約5割が電子マニフェスト 約1割が電子マニフェスト 大手ゼネコンやハウスメーカー等、現場数の多い排出事業者が 電子マニフェストを利用している状況 9 実際の運用方法1 ◆JWNETへ直接登録する方法 ①収集運搬の際、『受渡確認票』を発行し、廃棄物とともに処理場へ搬入 ②処理場で数量を確定 ③確定数量を排出事業者へ報告 ④排出事業者が数量を入力 →マニフェスト登録完了 ◆ASP(e-reverse.com)を使用する方法 ①排出場所で廃棄物を積込した際に、運転手が携帯端末で品目・数量を登録 ②排出事業者の担当者が承認入力 →マニフェスト登録完了 10 実際の運用方法2 品目・数量等 入力済 JWNETの受渡確認票を使用 11 実際の運用方法3 品目・数量等 手書き 各社独自の受渡確認票を使用 12 メリット1 紙マニフェスト 電子マニフェスト 移行 ◆紙マニフェストの管理業務から解放される →郵送代がかからず、誤配もない →受領印等を押す手間がなく、押し忘れ等のミスも防げる →記入漏れや紛失がない →保管スペースの削減 13 メリット2 ◆情報の電子化により、集計やデータの検索が容易になる ◆産業廃棄物管理票交付等状況に関する報告が不要 →排出事業者にとって大きなメリット ◆入力漏れを防ぐことで法令遵守を図れる ◆電子マニフェストの使用が契約条件になっている企業もあるため、 それによる新規取引も増加している 加入 14 デメリット ◆紙マニフェストとの併用によって、かえって業務が煩雑になることがある ◆ペーパーレスにはならない →排出事業者は廃棄物の品目ごとに『受渡確認票』を発行し、 収集運搬業者に渡さなければならない ◆排出事業者のマニフェスト登録が滞ることがある ◆品目の登録等に不備があると、修正に時間がかかることがある 15 今後の課題 ◆利用者全員(排出事業者・収集運搬業者・処理業者)が 操作内容を理解することが必要 ◆JWNETを使用する場合 登録データを自分で確認する必要がある ◆ASP(e-reverse.com)を使用する場合 入力に多少時間がかかる 承認者に必ず承認入力をしてもらうため、時間が余計にかかる ◆データ登録の3日間が適切かどうか 16 ご清聴ありがとうございました。 2015.11.13 営業部 佐藤 竜一 17