Comments
Description
Transcript
用語説明集(PDF:29kb)
用語集 あ行 ■RDF(Refuse Derived Fuel) 可燃ごみや廃プラスチック類等を粉砕、粒度選別、成型固化などの加工により製造した固 形燃料。 ■RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel) 主に産業廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙及びプラスチック類を主原料 とした高品位の固形燃料。 ■一般廃棄物 日常生活に伴って排出されるごみとし尿。 廃棄物処理法では「産業廃棄物以外の廃棄物」と定義される。一般廃棄物は家庭から排出 される家庭系廃棄物(生活系廃棄物ということもある。)と、商店・事務所等から排出さ れる事業系一般廃棄物に分けられる。 ■塩基度 灰中の酸化カルシウムと二酸化珪素の比(Cao/SiO2)をいう。一般的には塩基度が高く なると溶融温度が高くなるため耐火物の損耗が早い。また、塩基度が低くなるとスラグの 流動性が低下するため出滓しにくくなる。 ■遠心脱水機 遠心力を利用して処理対象物から水分を取り除く機械。 か行 ■ガス化溶融炉 投入されたごみを蒸し焼きにすることにより、可燃性ガスとチャー(すす)に分解し、そ の可燃性ガスでチャーを溶融する炉。 ■活性汚泥処理法 汚水中に含まれている有機物を培養基として、十分な酸素の供給の下で活性汚泥を連続培 養させ、これらの代謝作用を利用して、有機物を酸化分解・凝集・吸着・沈殿除去する方 式。 ■管理型最終処分場 → 最終処分場 (1) ■機械化バッチ燃焼式 → バッチ燃焼式焼却施設 ■凝集沈殿法 微粒子が浮遊している溶液に物理化学的な操作を加え、微粒子同士を合体成長させて沈殿 除去する固液分離方法の一種。 ■強熱減量(熱しゃく減量) ごみ焼却炉の燃焼効率をみるための尺度となるもので、焼却残渣中の未燃分(重量%)を 表す。 ■嫌気性消化処理 酸素欠乏の状態で生活する微生物の作用で廃水を処理することをいう。 ■好気性消化処理 酸素の存在下で生活する微生物の作用で廃水を処理することをいう。 ■固定バッチ燃焼式 → バッチ燃焼式焼却施設 ■コークス 石炭の乾留(空気との接触を断って石英を熱分解)により軟化溶触し、揮発分を除いて生 成する団塊状の炭素質物質。 さ行 ■最終処分場 廃棄物を最終的に埋立処分する施設。 最終処分場には、安定型最終処分場、管理型最終処分場、遮断型最終処分場がある。 ① 安定型最終処分場 性質が安定していて生活環境上、影響を及ぼすおそれが少ないと考えられる安定型産業 廃棄物(廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、建築廃材)を埋立対象 とした最終処分場。 ② 管理型最終処分場 遮断型最終処分場及び安定型最終処分場で処分される産業廃棄物以外の産業廃棄物と 一般廃棄物を埋立対象とした最終処分場。 埋立地内の浸出液が公共用水域を汚染するのを防止するため、しゃ水工や浸出水処理施 設を備えている。 (2) ③ 遮断型最終処分場 有害物質が基準を超えて含まれる燃えがら、ばいじん等の有害な産業廃棄物を埋立対象 とした最終処分場。 ■産業廃棄物 事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃えがら、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プ ラスチックなど廃棄物処理法等に定められている 20 種類の廃棄物。 ■主灰 焼却炉本体の底から排出される燃えがら。 ■准好気性埋立構造 埋立廃棄物層内の腐敗性有機物を好気性分解させて、埋立地の早期安定化を図ることを目 的とし、廃棄物層内の好気性領域を拡大して埋め立てる方法。 ■焼却残渣 廃棄物を焼却した後に残るもので、可燃物の灰分、不燃物・可燃物の燃え残り(未燃分) からなる。 ■浸出水 埋立地内に浸透し、埋立ごみと接触して汚れた雨水をいい、最終処分場で降雨や廃棄物中 の含有水から浸出してくる汚水のことをいう。 ■ストーカ式焼却炉 耐熱性の鋳物でできた火格子(ブロック)を重ねて「ストーカ」と呼ばれるごみを燃やす 床を作り、燃焼用の空気をストーカの下部から送り込み、ストーカ上のごみを燃やす構造 をもつ焼却炉。 ■ストックヤード 分別収集された資源ごみまたはリサイクルセンター・プラザ等の施設で選別された資源ご みを有効利用するために搬出されるまで保管する施設。 ■スラグ 主灰及び飛灰を、電気エネルギーやガス等の燃料を使って 1,200℃以上に高温加熱し、 溶融・固化してできる砂状の物質。スラグにはその冷却方式により、水砕スラグ・除冷ス ラグ等に分類される。 (3) ■生物学的脱窒素処理方式 窒素除去と同時に生物分解性有機物の除去を行い、かつ希釈水が約 10 倍以下の処理方式。 た行 ■直接溶融 ごみの乾燥、熱分解、溶融の過程全てを一体型の炉内で行う方式で、熱源としてコークス 等の燃料を使用する方式と、酸素を使用する方式がある。 な行 ■二段活性汚泥処理 窒素除去と生物分解性有機物の除去を低希釈、高負荷の生物学的処理で行うもので、二段 階で撹拌・ばっきを行う。現在では標準脱窒素処理方式という。 は行 ■ばいじん ごみ焼却によって飛散する粒子状物質。 ■灰溶融施設 廃棄物等を焼却で発生する焼却灰を高温で溶かし,その溶融物を冷却固化させることによ り、減容化・安定化を図るための施設。 ■バッチ燃焼式焼却施設 焼却炉内へのごみの送入を連続的に容易に行える機械設備を備えていないため、燃焼状態 が間欠になりやすい焼却炉形式をいい、1日8時間稼働を原則とする。焼却炉底部の火格 子の一部あるいは全部を動力により運転し、火床の撹拌、灰の搬出等を機械化したものを 「機械化バッチ燃焼式」 、機械化せずに固定化されたものを「固定バッチ燃焼式」という。 ■飛灰 ろ過式集じん機などで捕集した排ガス中のばいじんをいう。化学的には主灰にくらべ融点 が高く、鉛、亜鉛、カドミウムなどの低沸点重金属やダイオキシン類の含有率が高いとい う特徴がある。そのため、飛灰を直接埋め立てることはできず、溶融固化、薬剤処理等に よる中間処理(溶出防止)が義務づけられている。 (4) や行 ■山元還元 精錬所等において、廃棄物などから金属資源を回収することをいう。精錬所が主に鉱山近 郊にあり、金属資源を山元(鉱山や精錬所)に戻すことから山元還元といわれている。 ■溶融スラグ 廃棄物や焼却灰等を高温で溶融したものを冷却し、固化させたもの。 溶融スラグは道路路盤材等の土木・建設資材として活用できるほか、容積が減少し、最終 処分場の延命を図ることができるなどのメリットがある。 ■溶融炉 電気エネルギーやガス等の燃料により、灰を約 1,200℃以上に高温加熱し溶融するもの をいう。 ら行 ■リサイクルセンター・プラザ 一般に廃棄物中の金属類、ガラス類、プラスチック類、紙類等を、選別・圧縮・梱包等に より資源化する機能を持つ施設のことを「リサイクルセンター」といい、さらに、不用品 の補修や再生品の展示機能、また、環境・リサイクルに関する普及・啓発及び市民活動の 拠点となるような複合的な機能を併せ持つ施設のことを「リサイクルプラザ」という。 近年では、上記リサイクルプラザの機能を持つ場合でも、リサイクルセンターという施設 もある。 ■流動床式焼却炉 炉内にケイ砂等の流動媒体を充填し、下方から熱風を供給することにより流動媒体が沸騰 状の流動層を形成し、その中にごみを入れるとごみが燃焼室で瞬時に燃焼する仕組みをも つ焼却炉。 ■連続燃焼式焼却施設 焼却炉内へのごみの送入、炉内のごみの燃焼、炉内よりの灰の搬出を連続的かつ、容易に 行える機械設備を備えていることにより、ほぼ定常的な燃焼管理を行える焼却炉形式をい う。1日 24 時間稼働をするものを「全連続燃焼式」、1日 16 時間稼働するものを「准 連続燃焼式」という。 (5)