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PDF/11ページ)「出所:外務省」
イラン・イスラム共和国概況
平成27年7月現在
外務省中東2課
【基礎データ】
1.面積 約164万8千 k ㎡(日本の約4.4倍)
2.人口 約7764万人(2014年,イラン統計センター)
3.首都 テヘラン
4.人種 ペルシャ人(他にアゼリ系トルコ人,クルド人,アラブ人等)
5.言語 ペルシャ語,トルコ語,クルド語等
6.宗教 イスラム教(主にシーア派),他にキリスト教,ユダヤ教,ゾロアスター教等
7.略史
アケメネス朝ペルシャ(紀元前5世紀),ササン朝ペルシャ(紀元3世紀)時代には大版図
を築く。その後,アラブ,モンゴル,トルコ等の異民族支配を受けつつもペルシャ人として
のアイデンティティーを保持し,1925年にパフラヴィー(パーレビ)朝が成立。1979年,
ホメイニ師の指導のもと成就したイスラム革命により現体制となる。イラン・イラク戦争(19
80年~88年)及びホメイニ師逝去(1989年6月)後,1989年にハメネイ師(当時大統
領)が第2代の最高指導者に選出された。ハメネイ最高指導者の下,ラフサンジャニ政権
(2期8年),ハタミ政権(2期8年),アフマディネジャード政権(2期8年)を経て,2013年8
月,ローハニ政権が発足。
1
政治体制・内政
1.政体
イスラム共和制
2.最高指導者
セイエド・アリー・ハメネイ師(1989年6月選出、76歳)
3.議会
一院制(議長:アリー・ラリジャニ,2012年6月就任) 任期4年。定数290名。
2012年5月に第9期国会発足(女性議員9名)
4.政府
(1)大統領名:ハッサン・ローハニ(2013年8月就任)
(2)外務大臣名:モハンマドジャヴァード・ザリーフ(2013年8月就任)
5.内政
1989年6月3日,ホメイニ師死去。同4日,専門家会議においてハメネイ大統領が第2
代の最高指導者に選出。
1989年7月28日,第5期大統領選挙でラフサンジャニ師が当選,同年8月,ラフサン
ジャニ政権が発足。1993年6月再選(第2次ラフサンジャニ政権)。
1997年5月の第7期大統領選挙ではハタミ師が圧勝。同年8月に穏健でリベラルなハ
タミ政権が発足し,市民社会形成を目指す諸改革を推進。2001年6月の第8期大統領選
挙でもハタミ大統領が再選(第2次ハタミ政権)。
2003年2月の第2期地方評議会選挙では改革派に対抗しイスラム革命の原則に忠実
であることを旨とする「原則主義派」が台頭。更に,2004年2月の第7期国会選挙では,
多数の「改革派」候補者の立候補が認められない中,「原則主義派」が圧勝。
2005年6月の第9期大統領選挙では,ラフサンジャニ公益評議会議長との決選投票
の末,アフマディネジャード・テヘラン市長が当選。同年8月,アフマディネジャード政権発
足。
2008年3月の第8期国会選挙では「原則主義派」が勝利。2009年6月12日,第10期
大統領選挙が実施され,アフマディネジャード大統領が約2400万票を獲得し再選(有力
な対抗馬と思われたムサヴィ元首相は約1300万票を獲得)。
2009年8月,大統領選挙後の騒擾を受け,改革派に対する締め付けが厳しくなり,
2
ムサヴィ元首相とキャルビ元国会議長は事実上の軟禁状態。
2012年3月(第1回投票)及び同5月(第2回投票)に第9期国会議員選挙実施。
2013年6月の第11期大統領選挙では,穏健なローハニ公益評議会戦略研究所所長
が第7代大統領に当選し、2013年8月4日,大統領宣誓式が行われ,同15日,閣僚候補
への信任投票が国会で行われ内閣が発足。
外交・国防
1.外交基本方針
全ての国家,国民との公正かつ相互的な関係構築。
2.最近の動き(核問題)
2002年,イランによる18年間にわたる未申告の核活動が発覚。イランは2004年の
EU3(英仏独)とのパリ合意に基づき同活動を停止したが,2006年以降,ウラン濃縮を再
開・継続(イランは,平和目的と主張,IAEA とは一定の協力)。また,2009年9月,新たな
濃縮施設(コム近郊)の建設が明らかになり,2010年2月には,テヘラン研究用原子炉
(TRR)用の燃料として,約20%のウラン濃縮活動を開始。これまでに,2010年6月の安
保理決議第1929号を含め,6つの安保理決議が濃縮活動の停止等を要請。同年12月
(於:ジュネーブ)及び2011年1月(於:イスタンブール),EU3+3(米中露)がイランと協
議を行ったが,進展は見られず。同年11月,イランの核計画の「軍事的側面の可能性」を
説明する IAEA 事務局長報告が発出。これを受け,イランの核計画に深刻な懸念を表明す
る IAEA 理事会決議が採択。2012年4月以降,3度にわたり,EU3+3とイランが協議を
実施。2013年2月,4月に EU3+3とイランが協議。
2005年に発足したアフマディネジャード政権は,イランの原子力開発は平和的目的で
あるとし,原子力の平和利用の権利を強調しつつ,国際社会の要請を無視する形で原子
力開発を推進。また,ハメネイ最高指導者は,核兵器はイスラムで禁止されたハラーム
(禁忌)であるとの立場を表明。
2013年8月に成立したローハニ政権は,国際社会との建設的協調を謳い,さらなる透
明性と信頼醸成を進める旨表明。同年9月,ローハニ大統領の命により核交渉の権限が
国家安全保障最高評議会から外務省に委譲され,ザリーフ外務大臣を団長とする核交渉
チームが決定。
2013年9月26日,第68回国連総会の傍らで,ローハニ政権発足後初の EU3+3との
閣僚級協議が開催。
2013年11月24日,イラン及び EU3+3の外務大臣が参加したジュネーブ協議におい
て暫定合意が成立。2014年1月20日から共同作業計画(JPOA)の実施が開始。
上記を受けて、最終合意の形成に向けて、2014年2月から,6月30日までの妥結を
目指してイランと EU3+3との協議が開始されたが,達成に至らず,11月24日迄の協議
延長が決定。
3
昨年11月の再度の交渉期限延長に際しては、2015年3月末までに最終合意の大枠
に関する政治的了解に至ること、6月末までの包括的共同作業計画(JCPOA)合意の達
成を目指すことで合意された。その後、累次イラン・米の外相レベルを含む交渉が行われ
た結果,4月2日にローザンヌにて共同声明(政治的了解)が発表され、その後7月14日
に包括的共同作業計画(JCPOA)が発表された。
3.軍事力
(1)国防予算 約177億ドル(2013年)(The Military Balance 2015)
(2)組
織 最高指導者を最高司令官とする国防組織を有し,軍隊は,「正規
軍」,「革命ガード」及び「治安維持軍」から構成。「正規軍」が国防,「革命ガード」
がイスラム体制の維持,「治安維持軍」は国内の治安維持を担当。
(3)兵
力 52.3万人(The Military Balance 2015)
経済
1.主要産業
石油関連産業,自動車産業
2.名目 GDP
4,082億ドル(2014年,IMF)
3.一人当たり GDP
5,227ドル(2014年,IMF)
4.実質 GDP 成長率
1.28%(2014年,IMF)
5.消費者物価上昇率(イラン都市部)
14.2%(2015年6月,イラン統計センター)
6.失業率
10.8%(2015年春,イラン統計センター)
7.総貿易額
(1)輸出 354億7,000万ドル(2014年3月~2015年3月,イラン税関統計
等)
4
(2)輸入 524億8,000万ドル(2014年3月~2015年3月,イラン税関統計
等)
8.主要貿易品目(2012年3月~2013年3月,イラン税関統計等)
(1)輸出 原油,天然ガス,液化プロパン,その他ガス製品
(2)輸入 小麦,自動車(排気量 2500cc 以下),飼料用とうもろこし, 精米
9.主要貿易相手国(2012年3月~13年3月,イラン税関統計等(石油ガスを除く))
(1)輸出 ①中国 ②イラク ③UAE ④インド ⑤アフガン
(2)輸入 ①中国 ②UAE ③韓国 ④トルコ ⑤インド
10.為替レート
1$=29,565リアル(2015年7月27日現在,イラン中央銀行発表レート)
1$=32,940リアル(2015年7月27日現在,市中両替商レート)
11.石油
(1)確認埋蔵量 1,578億バレル(シェア9.3%)(2014年末)(世界第4位)
(2)生産量
361.4万 B/D(シェア4.0%)(2014年)(世界第6位)
(3)可採年数
119.6年(2014年末)
((1)~(3)は BP 統計2015年版)
(4)石油収入 約528億ドル(イラン暦 1393 年(2014 年 3 月 21 日~2015 年 3
月 20 日)、,IMF推計)
12.ガス
(1)確認埋蔵量 34.0兆立方メートル(シェア18.2%)(2014年末)(世界第1
位)
(2)生産量
位)
1,726億立方メートル/年(シェア5.0%)(2014年)(世界第4
(1)~(2)は BP 統計2015年版
経済協力
1.我が国の援助実績(単位:億円)
(1)円借款
(E/N ベース)2013年度までの累計 810.28
5
(2)無償資金協力(E/N ベース)2013年度までの累計 43.03
(3)技術協力
(経費ベース)2013年度までの累計 249.60
2.DAC 主要援助国の ODA 実績(2012年,単位:100万ドル)
(1)ドイツ(58.61) (2)日本(20.07) (3)フランス(12.74) (4) オーストリア(8.59)
(5)ノルウェー(2.87)
二国間関係
1.政治関係
1929年8月,在イラン公使館開設(国交樹立)。1930年7月,在日イラン公使館開設。
1942年4月,イラン対日断交。1953年11月,国交再開。1955年2月,大使館に昇格。
1977年1月,在ホラムシャハル日本国総領事館を開設したが,1981年よりイラン・イラ
ク戦争のため一時閉鎖となり,1997年4月,正式に閉鎖。
1958年5月,モハンマド・レザー・シャー・パフラヴィー国王訪日。1960年11月,皇太
子同妃殿下イラン訪問。1978年9月,福田赳夫総理イラン訪問。
2000年10月末,ハタミ大統領がイラン大統領として初めて訪日(イラン元首級としても
42年ぶり)。
アフマディネジャード政権成立後, 2006年2月および2009年4月(パキスタン支援
国会合への参加)にモッタキ外務大臣が訪日,同年5月には中曽根外務大臣がイランを訪
問。2009年8月の第2次アフマディネジャード政権発足以降は,同年12月のジャリリ国
家安全保障最高評議会書記訪日,2010年2月のラリジャニ国会議長訪日等,要人往来
が行われた。
2008年6月3日,福田総理は,食糧サミット(於:ローマ)の傍らにおいて,アフマディネ
ジャード大統領と両国首脳としては8年ぶりの日・イラン首脳会談を実施。
2009年9月22日,岡田外務大臣は,第64回国連総会の傍らにおいて,モッタキ外務
大臣と会談。
2010年12月9日,10日に行われたバリ民主主義フォーラム第3回閣僚会合の傍らに
おいて,前原外務大臣は,モッタキ外務大臣と会談。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の発生後,アフマディネジャード大統領発
菅総理大臣宛お見舞いメッセージをはじめ,多くのイラン政府高官からのメッセージが送
られ,また,サーレヒ外務大臣,モッタキ前外務大臣等のイラン要人が在イラン日本国大
使館を訪れ弔問記帳を行った。また,日本では,アラグチ在京大使が被災地を訪れ,イラ
ン赤新月社からの支援である缶詰5万個を被災地に届けた。また,同大使夫人も被災地
を訪れイラン料理の炊き出しを実施された。
2012年7月,サーレヒ外務大臣がアフガニスタンに関する東京会合出席のため訪日。
玄葉外務大臣と会談を行った。また,同年9月,国連総会の傍らでも外務大臣会談を実
施。
6
2013年8月3日のローハニ政権の発足後、同年9月7,8日,高村総理特使がイランを
訪問し,ローハニ大統領,ザリーフ外務大臣,ラリジャニ国会議長,ラフサンジャニ公益評
議会議長と会談。
同年9月,第68回国連総会の傍ら,岸田外務大臣とザリーフ外務大臣(23日),安倍総
理大臣とローハニ大統領(26日)が会談。
同年11月9日,10日,岸田外務大臣がイランを訪問。ローハニ大統領,ラリジャニ国会
議長を表敬し,ザリーフ外相と会談。
2014年3月4日,5日,ザリーフ外務大臣が訪日。安倍総理大臣を表敬し,岸田外務大
臣との間で「日・イラン外相共同プレスリリース」を発出。岸信夫外務副大臣とも意見交換
した他、経団連にて演説。
続いて4月2日から4日,エブテカール副大統領兼環境庁長官が訪日。安倍総理大臣を
表敬し、岸田外務大臣に面会。石原環境大臣との間で「環境分野での協力に関する協力
覚書」に署名した他、田中JICA理事長等にも面会。
2014年6月9日から11日,岸信夫外務副大臣がイラン訪問。ラリジャニ国会議長,ザ
リーフ外相,エブテカール副大統領兼環境庁長官,サルマディ筆頭外務次官等と会談。
同年9月23日,安倍総理大臣は第69回国連総会の傍らでローハニ大統領と会談。
同年10月7日、サッターリ科学技術担当副大統領が訪日し、下村文科大臣と会談。京
都で開かれたSTSフォーラムに参加。また同年11月10日から12日、ファーニ教育大臣
が訪日し、名古屋で開かれた「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世
界会議」に参加。
2015年1月9日及び10日,岸田外務大臣及びプールモハンマディ法務大臣が日・イラ
ン受刑者移送条約に署名。同月21日,岸田外務大臣は,シリアでのISILによる邦人拘束
事件についてザリーフ外務大臣と電話会談。
同年2月23日,ハーシェミ厚生大臣が訪日。塩崎厚生労働大臣との間で、医療・保健分
野の協力覚書に署名した。石毛JETRO理事長と会談した他、「日本・イラン医療ビジネス
セミナー」に参加。
同年4月22日,安倍総理大臣はアジア・アフリカ会議(於:ジャカルタ)の傍らでローハ
ニ大統領と会談。同月27日,岸田外相は NPT 運用検討会議(於:NY)の傍らで,ザリーフ
外務大臣と会談。
2.経済関係
(1)対日貿易
(イ)貿易額(2010年~2014年,ジェトロ)
10年
11年
対日輸出
111.7
128.7
79.6
69.4
61.8
対日輸入
20.8
132.5
17.0
6.5
1.7
2.5
145.7
86.1
71.1
64.3
合 計
7
12年
(単位:億ドル)
13年
14年
(出典:ジェトロ)
(ロ)主要品目 (2013年,ジェトロ)
・イラン→日本: 鉱物燃料(99.2%),カーペット等敷物(0.5%),加工果物(0.1%)
〔我が国への原油輸入量16.9万 B/D(総輸入量の4.9%。サウジ,ア首連,カタール,
クウェート,ロシアに次ぐ第6位の原油供給国)(2014年,資源エネルギー庁)〕
・日本→イラン: 輸送用機器(31.4%),一般機械(19.4%),光学・精密・医療機器(14.
3%)
(2)経済ミッションの往来
1990年3月 経団連ミッション訪問
1991年9月 経団連ゲシュム島視察ミッション訪問
1993年2月 経済同友会代表団訪問1998年7月 経団連ミッション訪問
2001年7月 政府派遣経済使節団訪問
2006年5月 イラン商工鉱会議所代表団の来日(日本/東京商工会議所主催のイラ
ン・ビジネス・セミナー)
2008年11月 日イラン投資セミナー開催
2009年4月 イラン国会商工鉱委員会メンバー来日
2009年5月 イラン商工鉱会議所会頭来日
2011年2月 イラン商工鉱会議所及び国会予算委員会委員来日
2015年1,2月 JICA/OIETAI 合同セミナー「ビジネス環境改善」開催
2015年5月 イラン医療機器見本市における日イラン医療機器セミナー開催
3.文化関係
(1)両国の文化関係
1958年 日本・イラン文化協定締結
1997年7月,東京にて イラン大使館主催「イラン文化週間」開催
1998年10月,1999年10月 在イラン日本大使館主催により日本文化週間・月間が開
催
1999年10月 テヘランにて在イラン大使館,同地日本人会主催「日本イラン友好文化月
間」開催
2003年5月 東京にて在京イラン大使館主催「イラン文化週間」開催
2006年8月~2007年9月 「ペルシャ文明展~煌く7000年の至宝~」開催(東京,愛
知,北海道,福岡,大阪)
2009年 「日本・イラン外交関係樹立80周年」にあたり,両国にてさまざまな広報文化交
流事業を実施
2011年11月~2012年5月 愛知県美術館及び東京国立近代美術館でテヘラン現代美
術館所蔵作品を筆頭とする「ジャクソンポロック展」開催
2011年1月 テヘラン及びイスファハンで「日本文化週間」開催
2012年10月 日本の伝統音楽グループを招待しテヘランにて「日本文化週間」開催
2013年7月,陶芸家の七代加藤幸兵衛氏を招待しイラン国立博物館で「大ラスター彩展」
8
開催
2013年10月,ピアニストの小川典子氏及び切り絵の久保修氏を招待し,テヘラン,イス
ファハン,シーラーズ,タブリーズで「日本文化週間」開催
2014年10月 和太鼓奏者の壱太郎氏他を招待し,計2回の「和太鼓&尺八」公演を含む
「日本文化週間」をテヘランで開催。右期間中,当国でも人気が高いシンセサイザー奏者
喜多郎氏のコンサートを,当地プロモーター,同氏事務所と共催(計4回の公演で約1万5
千人を動員)
(2)イラン人に対する外国人叙勲
2008年11月 ナギザデ元明治学院大学教授(瑞宝小授章)
2009年4月 ラジャブザーデ元大阪外国語大学客員教授(瑞宝小授章)
2010年5月 ギャバヒ元イラン・日本友好協会会長(旭日重光章授章)
2011年11月 キャビネジャディアン元イラン文部科学省帰国留学生同窓会長(旭日中綬
章)
2012年7月 アッバス・キアロスタミ監督(平成24年度外務大臣表彰)
2012年11月 メヒフディザデ・イラン剣道・居合道協会会長(旭日双光章)
2013年11月 アッバス・キアロスタミ監督(旭日小綬章)
2014年4月 セイエド・モハンマドホセイン・アーデリー元駐日イラン大使(旭日重光章)
(3)留学生交流
我が国(文部科学省)は,イランに対し中東地域で最大の留学生枠を設けており,イラン
は同地域からの国費留学生の約4割を占めている。
(参考)2014年度研究留学生:13名(留学生枠は14名)
(4)日本研究及び日本語教育の現状
(イ)日本語研究機関:テヘラン大学日本語日本文学科および同大学院(修士課程)
(ロ)日本語学習者数:現在約1,120名
(5)日本と関連する活動等を行う主要文化・芸術・学術機関,シンクタンク,その他友好団
体等の数・種類等
(イ)イラン日本友好協会,(ロ)文部科学省帰国留学生同窓会,(ハ)テヘラン大学外国語
学部日本語・日本文学科,(ニ)テヘラン大学世界研究部日本研究科,(ホ)テヘラン大学
日本語公開講座
4.在留邦人数等
(1)在留邦人数 622人(2014年10月1日現在)
(2)日本企業等(2014年10月1日現在)
・日系企業:27社
・報道関係社:6社
・NGO:1団体
5.在日イラン人数等
3,976人(2014年12月末現在,法務省統計)
9
6.二国間条約・取極
1939年
1953年
1958年
1958年
1963年
1974年
修好条約
国交再開のための交換公文
文化協定
経済技術協力協定
司法共助取極
査証免除取極(1992年4月より一部につき一時停止)
7.外交使節
(1)羽田浩二特命全権大使(2012年12月29日 信任状捧呈)
(2)レザ-・ナザルアーハリ大使(2011年11月27日 信任状捧呈)
≪要人往来:イラン訪問≫
00年 8月
01年
01年
01年
01年
7月
8月
8月
10月
02年 1月
02年 5月
02年 11月
03年 6月
03年 12月
04年 1月
04年 5月
04年 8月
05年 1月
05年 5月
07年 10月
07年 11月
≪要人往来:日本訪問≫
日・イラン友好議員連盟代表団(中山太郎 00年 5月
会長,尾身幸次会長代理,福田康夫幹事長) 00年 6月
00年 9月
00年10-1
1月
平沼経済産業大臣
丸谷外務大臣政務官
01年 2月
野呂田芳成衆議院予算委員長一行
01年 7月
高村総理特使
01年 10月
01年 11月
緒方アフガニスタン支援総理特別代表
川口外務大臣
02年 1月
中山総理特使(イラク問題)
02年 9月
02年 10月
岡本総理補佐官
岡本総理補佐官
03年 1月
03年 3月
川口外務大臣
03年 5月
高村総理特使
03年 8月
橋本元総理(国際環境会議参加)
04年 3月
04年 4月
逢沢外務副大臣
川口総理補佐官
05年 2月
05年 4月
05年 5月
05年 8月
小野寺外務副大臣
小野寺外務副大臣
ホッジャティ道路運輸大臣
アブタヒ大統領府長官(小渕総理弔問使節)
モハジェラニ文化イスラム指導大臣
ハタミ大統領(ハラズィ外務大臣,ザンギャネ石
油大臣同行,公賓)
ザンギャネ石油大臣
モハジェラニ「文明間対話」国際センター所長
イラン・日本友好議員連盟
ハラズィ外務大臣
ハラズィ外務大臣
ザンギャネ石油大臣
レザー・ハタミ国会副議長
モオタメディ郵政大臣
ビータラフ・エネルギー大臣
ハッダードアーデル議員訪日(イラン文化週間)
ハラズィ外務大臣
ローハニ国家安全保障最高評議会書記
メフル・アリーザーデ副大統領兼体育庁長官
ハラズィ外務大臣
シャリアトマダリ商業大臣(愛・地球博)
ショーラカー副大統領兼行政計画庁長官
マルアシ副大統領兼文化遺産観光庁長官
06年 2月
06年 7月
06年 8月
モッタキ外務大臣(外賓)
マシャーイー副大統領兼文化遺産観光庁長官
ハタミ前大統領(世界宗教者会議)
07年 3月
07年 8月
シャリアトマダリ外交関係戦略評議会メンバー
アリーアーバーディ副大統領兼体育庁長官
10
07年 12月
小野寺外務副大臣
07年 12月
08年 2月
08年 6月
08年 11月
08年 11月
13年9月
小野寺外務副大臣
中山太郎議員(日・イラン友好議連会長) 08年10月
猪瀬東京都副知事(アジア首長フォーラム出席) 08年11月
08年11月
08年12月
09年1月
09年1月
09年4月
09年5月
中曽根外務大臣
09年7月
09年10月
09年12月
10年2月
10年5月
飯村政府代表(中東・欧州担当)
鳩山元総理
11年5月
12年7月
高村総理特使
13年11月
岸田外務大臣
14年6月
岸外務副大臣
09年5月
11年5月
12年4月
ファッターフ・エネルギー相(アジア太平洋水サ
ミット)
ジャヴァード・ラリジャニ司法権国家人権最高評
議会事務局長兼司法権長国際問題担当顧問
ガリバーフ・テヘラン市長(オピニオンリーダー招聘)
ファダイ国会議員(21世紀パートナーシップ招聘)
マシャーイー副大統領兼文化遺産観光庁長官
シューシュタリー司法権長顧問(元司法相)
サマレハーシェミ大統領上級顧問(大統領特使)
ガシュガーヴィー外務報道官
モッタキ外務大臣(パキスタン支援国会合出席)
ナハーヴァンディアン・イラン商工鉱会議所会頭
ボルジェルディ・イラン・日友好議連会長
ハラズィ外交関係戦略評議会議長
ジャリリSNSC書記
ラリジャニ国会議長
モッタキ外務大臣
フォルーザンデ経営・人的資源開発担当副大統領
サーレヒ外務大臣
14年3月
14年4月
ザリーフ外相
エブテカール副大統領兼環境庁長官
14年10月
14年11月
サッターリ科学技術担当副大臣
ファーニ教育大臣
15年2月
ハーシェミ厚生大臣
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