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計画書 (ファイル名:each20xx_ii サイズ:88.69KB)

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計画書 (ファイル名:each20xx_ii サイズ:88.69KB)
東大阪市地球温暖化対策実行計画事務事業編
‐EACH20XX Ⅱ‐
平成 24 年 6 月
東大阪市
目次
1
背景
.....................................................................................................................................................
2
基本的事項
.......................................................................................................................................
1
2
(1) 位置付け
(2) 計画の範囲
(3) 対象とする温室効果ガス
(4) 計画期間
(5) 基準年度
3
温室効果ガス排出量
.....................................................................................................................
4
(1) 本市の事務事業の範囲における温室効果ガス排出量の推計方法
(2) 推計結果
4
目標と基本方針
..............................................................................................................................
6
(1) 温室効果ガス総排出量の目標
(2) 温室効果ガス総排出量削減のための個別目標
5
取組項目
............................................................................................................................................
8
(1) 直接的に温室効果ガス削減に資する取組
(2) 間接的に温室効果ガス削減に資する取組
6
計画の推進
....................................................................................................................................
16
(1) 推進体制
(2) 対象範囲の特定
(3) 各課等実行計画の作成
(4) 点検・評価
(5) 見直し
(6) 公表
資料
...........................................................................................................................................................
18
1
背景
ポスト京都議定書をめぐる慎重な議論が続く中、2012(平成 24)年末の期限切れが
迫った 2011(平成 23)年 12 月、南アフリカのダーバンで開催された COP17 におい
て、京都議定書の 5 年間の延長と、すべての国を対象とした新たな枠組を 2015(平成
27)年までに合意することとするダーバン宣言が採択されました。
我が国は、途上国が求めていた京都議定書の第二約束期間について、将来の包括的な枠
組みの構築に資さないため参加しないとの立場を貫きました。
一方国内では、2011(平成 23)年 3 月に発生した東日本大震災の影響により、原子
力発電所の再稼働が困難になるなど、エネルギー政策の見直しを迫られています。本市の
位置する関西圏内では、原発依存度が高かったため、今後特に、電力不足が懸念されてい
ます。
この間、本市では、東大阪市地球温暖化対策実行計画(EACH20XX)
(以下、
「前計画」
という。)に基づき温室効果ガス削減の取組を進めてきました。2007(平成 19)年度の
開始から 5 年が経過したため、目標設定等の見直しを行い、引き続き地球温暖化対策を推
進していきます。
なお、本計画では、地球温暖化対策とあわせて、今後の電力不足に対応できるよう節電
という観点も含め、取組を推進していきます。
-1-
2
基本的事項
(1) 位置付け
本計画は、東大阪市第 2 次環境基本計画(以下、
「基本計画」という。)及び東大阪市地
球温暖化対策実行計画区域施策編(以下、「区域施策編」という。)との整合を図りつつ、
前計画の結果等を踏まえ見直しをおこなったもので、地球温暖化対策の推進に関する法律
(平成 10 年法律第 117 号)
(以下、
「法」という。)第 20 条の 3 に規定に基づく地方公
共団体実行計画の事務事業編とします。
(2) 計画の範囲
本計画の対象は、市の事務及び事業全般であり、出先機関も含むすべての組織及び施設
を対象とします。なお、指定管理者により管理するものは除きます。
ただし、指定管理者より管理するものであっても、温室効果ガス排出抑制等の措置が可
能なものについては、受託者等に対して必要な措置を講ずるよう要請します。
(3) 対象とする温室効果ガス
対象とする温室効果ガスは、法第 2 条第 3 項で定める 6 種類のガスで、表1に示すガ
スとします。ただし、5 及び 6 については、本市の事務事業からの排出がないことから対
象外とします。
表1:温室効果ガスと地球温暖化係数
温室効果ガス種類
地球温暖化係数
1
二酸化炭素(CO 2 )
1
2
メタン(CH 4 )
3
一酸化二窒素(N 2 O)
4
ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)
140∼11,700
5
パーフルオロカーボン類(PFCs)
6,500∼9,200
6
六フッ化硫黄(SF 6 )
21
310
23,900
※ハイドロフルオロカーボン類のうち、対象は HFC-134a(地球温暖化係数は 1,300)
-2-
(4) 計画期間
計画期間は、2012(平成 24)年度から 2016(平成 28)年度までの 5 年間としま
す。
(5) 基準年度
基準年度は、活動量が適切に把握できる年度とするため、2010(平成 22)年度とし
ます。
-3-
3
温室効果ガス排出量
(1) 本市の事務事業の範囲における温室効果ガス排出量の推計方法
温室効果ガス総排出量は、表1の 6 種類のガス排出量に、各ガスの地球温暖化係数を乗
じ、これを合算することにより求めます。この地球温暖化係数は、法施行令第 4 条に定め
られており、表1に示す数値とします。
各ガスの排出量は、法施行令第 3 条第 1 項の各号に基づき、温室効果ガスを排出させる
活動の区分ごとに排出量を算定し、これを合算することにより求めます。
活動の区分ごとの排出量は、原則として、各年度における当該活動の量に、排出係数を
乗じることにより求めます。各区分の活動量については、関係所属からのデータの提供に
より把握します。
また、排出係数については、法施行令第 3 条第 1 項に示されている係数を用います。な
お、他人から供給された電気に伴う排出量の算定については、代替値は用いず、電気事業
者ごとの排出係数を用います。
(2) 推計結果
本市では、これまで 2007(平成 19)年度に策定した前計画に基づき、様々な取組を
実施し、温室効果ガスの排出削減に努めてきました。
2005(平成 17)年度を基準年度とし、温室効果ガス総排出量を 2011(平成 23)年
度 ま で に 6%削 減 す る と い う 目 標 を 掲 げ 取 組 を 進 め て き た 結 果 、 表 2 及 び 図 1 の と おり
2010(平成 22)年度には 8.3%の削減を達成しました。
表2:前計画期間における温室効果ガス総排出量の推移
総排出量
(t-CO 2 )
削減率
2005 年度
2007 年度
2008 年度
2009 年度
2010 年度
2011 年度
(基準年)
(実績値)
(実績値)
(実績値)
(実績値)
(目標値)
29,098
29,453
27,937
24,375
26,695
27,352
-
▲1.2%
4.0%
16.2%
8.3%
6.0%
※本計画では、前計画とは異なる排出係数を用いているため、各年度の温室効果ガス総排出量
を再計算しています。
-4-
t-CO 2
32,000
30,000
8.3%
28,000
6.0%
26,000
24,000
22,000
20,000
1990
・・・
2005 2007
(基準年度)
2008
2009
2010
2011
(目標年度)
図1:前計画期間における温室効果ガス総排出量の推移
-5-
4
目標と基本方針
(1) 温室効果ガス総排出量の目標
本市の事務事業の範囲における温室効果ガス総排出量の削減目標は、最終年度となる
2016(平成 28)年度までに、基準年度である 2010(平成 22)年度の温室効果ガス総
排出量から 9.9%削減することとします。
区域施策編における市域の温室効果ガス総排出量の削減目標を、2020 年までに 1990
年度を基準年度とし、25%削減することとしていることを踏まえ、市役所も市域内の一事
業者として区域施策編の目標を達成するため、率先して事務事業の範囲における温室効果
ガス総排出量の削減をめざします。
表3:温室効果ガス総排出量の削減目標
1990 年度
2010 年度
2016 年度
2020 年度
(推計値)
(実績値)
(目標値)
(目標値)
総排出量(t-CO 2 )
29,741
26,695
24,061
22,305
区域施策編削減目標(1990 年度比)
-
-
-
25.0%
削減目標(2010 年度比)
-
-
9.9%
16.4%
※本計画における 2016 年度の削減目標については、2010 年度の実績値から 2020 年度の
目標値までを直線的に割り戻して算出しています。なお、1990 年度の総排出量については、
大阪府域の温室効果ガス総排出量の実績より推計しています。
t-CO 2
32,000
30,000
28,000
25.0%
26,000
9.9%
24,000
16.4%
22,000
20,000
1990
・・・ 2010
(基準年度)
2012
2013
2014
2015
2016 ・・・
(目標年度)
図2:温室効果ガス総排出量の削減目標
-6-
2020
(2) 温室効果ガス総排出量削減のための個別目標
温室効果ガス総排出量の削減目標を達成するため、表4のとおり温室効果ガス排出源ご
とに目標を設定します。
表4:温室効果ガス排出源ごとの個別目標
温室効果ガス排出源
電気の使用
基準年度
(t-CO2)
削減率
削減量
目標年度
(t-CO2) (t-CO2)
15,201
9.9%
1,505
13,696
都市ガスの使用
8,491
9.9%
841
7,650
公用車燃料の使用
1,177
9.9%
117
1,060
その他燃料の使用
917
9.9%
91
826
自動車の走行
20
9.9%
2
18
その他
10
現状維持
-
10
-7-
備考
ガソリン、軽油の合計
灯油、A 重油、LPG の合計
カーエアコン、笑気ガスの合計
5
取組項目
(1) 直接的に温室効果ガス削減に資する取組
全所属又は施設において、温室効果ガス排出量を削減するため、次の取組項目を推進し
ます。
これらの取組は直接的に温室効果ガスの削減に資するものですので、それぞれに目標設
定を行い、各施設において業務に支障のない範囲で取組を実施します。
なお、電気の使用に関する取組は、特に電力不足が懸念される夏期及び冬期は確実に実
施するとともに、電力需給逼迫時は、別に定める追加の取組を実施します。
取組項目①
電気の使用
目標
電気使用量 9.9%削減
照明機器の管理
・始業前や昼休みは、窓口など必要な箇所を除き、消灯又は間引き消灯します。
・所属の最終退庁者は、他の所属に支障のない範囲で自所属にかかる箇所の照明を消灯し
ます。
・更衣室、会議室、倉庫、給湯室などの照明は、スイッチ部分に啓発シールを貼り、節電
意識を高めるとともに、こまめな消灯を徹底します。
・冷暖房を使用しない中間期には、ブラインドを調整するなど自然光を活用し、照度を確
保することで照明の負荷を減らします。
・照度の調整が可能な照明については、必要最低限の照度に調整し、照度の調整ができな
い照明については、必要最低限の照度が確保できる範囲で、蛍光管を取り外します。
・庁舎、施設あるいは植栽などのライトアップは、原則として禁止します。
-8-
事務機器の省エネ管理
・使用していないパソコンやプリンターは、コンセントを抜き待機電力を削減します。
・退庁時にコンセントを抜き、出勤時にコンセントを繋ぐよう徹底します。
・パソコンのディスプレイの輝度を可能な範囲で下げます。
・ノートパソコンは、未使用時又は離席時にディスプレイを閉じます。
・長時間使用しないときや離席するときはシャットダウンします。
・導入が可能なパソコンには、各メーカーが無償で配布する節電プログラムソフトを導入
します。
・所属の最終退庁者が、所属のパソコンやプリンターの電源が切れていることを確認する
よう徹底します。
空調機器の管理
・冷房温度 28℃、暖房温度 20℃の設定を徹底します。
・冷暖房時は、窓や出入口を開放しないよう徹底します。
・ブラインド等を活用し、空調効率を高めます。
・外気温によっては冷房停止時刻を前倒しするなど、稼働時間の短縮に努めます。
・クールビズやウォームビズの取組を推奨します。
共用部分の利用
・エレベーターをなるべく利用せず、階段利用を促進します。
・夏期においては、温水洗浄便座の暖房を停止し、冬期においては、暖房便座のふたを閉
じ消費電力を削減します。
・電気温水器や給茶機については、原則、平日のみの自動運転となるよう時間設定をしま
す。
超過勤務の縮減
・毎週水曜日のノー残業デーを徹底します。
設備の日常管理
・設備機器の日常点検や適正運転管理を徹底します。
・照明器具は、定期的に清掃することにより照度を確保します。
-9-
設備の更新
・更新時には、省エネ、省 CO 2 機器を導入します。
・LED 照明器具などの高効率照明や太陽光発電設備を積極的に導入します。
使用量の把握
・毎月の使用量を把握し、関係職員へ周知することにより、省エネ意識を高めます。
【取組効果例】
・ノートパソコンの利用時間を 1 日 1 時間短縮すると、年間で約 1.9kg-CO 2 の削減(120 円の節約)
・冷房設定温度を 27℃から 28℃に変更すると、年間で約 10.6kg-CO 2 の削減(670 円の節約)
・冷房を 1 日 1 時間短縮すると、年間で約 6.6kg-CO 2 の削減(410 円の節約)
・暖房設定温度を 21℃から 20℃に変更すると、年間で約 18.6kg-CO 2 の削減(1,170 円の節約)
・暖房を 1 日 1 時間短縮すると、年間で約 14.3kg-CO 2 の削減(900 円の節約)
出典:一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典 2012 年版」
- 10 -
取組項目②
都市ガスの使用
目標
都市ガス使用量 9.9%削減
空調機器の管理
・冷房温度 28℃、暖房温度 20℃の設定を徹底します。
・冷暖房時は、窓や出入口を開放しないよう徹底します。
・ブラインド等を活用し、空調効率を高めます。
・外気温によっては冷房停止時刻を前倒しするなど、稼働時間の短縮に努めます。
・クールビズやウォームビズの取組を推奨します。
ガス機器の効率的な利用
・湯沸かし器の給湯温度を適温に設定します。
・ガスコンロを使うときは、鍋底から炎がはみ出さないように調節します。
・退庁時、種火の止栓を徹底します。
設備の日常管理
・設備機器の日常点検や適正運転管理を徹底します。
設備の更新
・更新時には、省エネ、省 CO 2 機器を導入します。
使用量の把握
・毎月の使用量を把握し、関係職員へ周知することにより、省エネ意識を高めます。
【取組効果例】
・食器を洗うとき湯沸かし器の給湯温度を 40℃から 38℃にすると、年間で約 20.0kg-CO 2 の削減
(1,500 円の節約)
・水 1L を 1 日 3 回沸騰させるとき強火から中火にすると、年間で約 5.4kg-CO 2 の削減
(400 円の節約)
出典:一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典 2012 年版」
- 11 -
取組項目③
公用車燃料(ガソリン・軽油)の使用、自動車の走行
目標
ガソリン・軽油使用量 9.9%削減、走行距離 9.9%削減
エコドライブの徹底
・アイドリングストップを徹底します。
・急発進、急加速をしないよう徹底します。
・不要な荷物は積み込まないよう徹底します。
交通手段の転換
・近距離の移動には自転車を積極的に利用します。
・公共交通機関の利用を促進します。
公用車の日常管理
・空気圧の調整など日常点検を徹底します。
低公害車の導入
・購入又は更新時には、低公害車、低燃費車を優先的に導入します。
使用量の把握
・毎月の使用量を把握し、関係職員へ周知することにより、省エネ意識を高めます。
【取組効果例】
・5 秒以上の停止でアイドリングストップすると、年間で約 40.2kg-CO 2 の削減(2,300 円の節約)
・加減速の少ない運転を実践すると、年間で約 68.0kg-CO 2 の削減(3,900 円の節約)
・発進時 5 秒間で 20km/h 程度に加速するような運転をすると、年間で約 194.0kg-CO 2 の削減
(11,110 円の節約)
出典:一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典 2012 年版」
- 12 -
取組項目④
その他燃料(灯油・重油・LPG)の使用
目標
灯油・重油・LPG 使用量 9.9%削減
設備の日常管理
・設備機器の日常点検や適正運転管理を徹底します。
設備の更新
・重油を燃料としている設備の見直しを検討します。
使用量の把握
・毎月の使用量を把握し、関係職員へ周知することにより、省エネ意識を高めます。
- 13 -
(2) 間接的に温室効果ガス削減に資する取組
全所属又は施設において、エコオフィス活動として次の取組項目を推進します。
これらの取組は間接的に温室効果ガスの削減に資するものですので、目標設定は行いま
せんが、それぞれの指標を参考に、各施設において可能な範囲で取組を実施します。
取組項目①
水の使用
指標
上水使用量、工業用水使用量など
設備の日常管理
・水漏れの点検を徹底します。
・節水フラッシュバルブの使用など、トイレ用水の水量を調節します。
設備の更新
・感知式洗浄弁、節水コマ、自動水洗など、節水器具を導入します。
・雨水貯留槽の設置など、雨水の利用に努めます。
使用量の把握
・毎月の使用量を把握し、関係職員へ周知することにより、省エネ意識を高めます。
取組項目②
用紙類の使用
指標
用紙類購入量、用紙類使用量など
資料の簡素化
・添付資料を見直し、1 案件につき 1 枚以内とするなど資料枚数を削減します。
コピーの適正化
・両面コピーの徹底や縮小機能を利用し、コピー枚数を削減します。
・内部資料や手持ち資料などは裏紙を利用します。
ペーパーレス化
・文書管理システムや電子メールなどを有効活用し、ペーパーレスを推進します。
- 14 -
取組項目③
ごみの排出
指標
ごみ排出量、資源化量など
廃棄物の発生抑制
・簡易包装された商品や詰め替え可能な製品を購入します。
廃棄物の資源化
・プラスチック製容器包装、かん、びん、ペットボトルの分別を徹底するため、リサイク
ルボックスを設置します。
・用紙類を、PPC 用紙、新聞紙、雑誌、ダンボール、雑紙に分別し排出するため、古紙回
収ボックスを設置します。
・リサイクルを前提としたシュレッダーを導入します。
リサイクルへの要請
・使用済みトナーカートリッジは、納入業者に回収するよう要請します。
- 15 -
6
計画の推進
(1) 推進体制
本計画の推進は、東大阪市環境対策委員会を中心に、各部局の長を温暖化対策責任者(以
下、「責任者」という。)、各所属又は施設の長を温暖化対策推進者(以下、「推進者」とい
う。)とし、施設単位で取組を推進します。
一方で、エネルギー使用の合理化に関する法律(以下、「省エネ法」という。)の規制を
受ける市長部局、総合病院、上下水道局、教育委員会事務局のエネルギー管理統括者及び
エネルギー管理企画推進者と連携をしながら、取組を推進します。
(2) 対象範囲の特定
責任者は、毎年、部局等の所管となる所属及び施設を事務局に報告します。
施設等の所管変更があった場合には、速やかに事務局に報告するとともに、変更先の部
局等に、実行計画の推進に必要な事項を報告します。
(3) 各課等実行計画の作成
推進者は、毎年、エネルギー使用量の削減を図るため、各課等実行計画を作成し、責任
者に報告します。責任者は各課等実行計画を確認し、取りまとめて事務局に報告します。
各課等実行計画では、各所属又は施設における取組内容を設定するとともに実施計画を
作成します。
(4) 点検・評価
毎年 5 月頃、年間の実施状況を把握するため、推進者は各所属又は施設において前年度
分のエネルギー使用状況を調査(以下、「年間調査」という。)し、責任者に報告するとと
もに、取組状況に対する評価を行います。責任者においては、各所属又は施設からの報告
を点検・評価し、取りまとめて事務局に報告します。
同様に、10 月頃、推進者は当年 4 月∼8 月分のエネルギー使用状況を調査(以下、
「中
間調査」という。)し、責任者に報告するとともに、取組状況に対する評価を行います。責
任者においては、各所属又は施設からの報告を点検・評価し、取りまとめて事務局に報告
します。
- 16 -
(5) 見直し
中間調査において、目標の達成が困難と見込まれる場合、推進者は必要な措置を講ずる
とともに、責任者へ速やかに報告します。推進者からの報告を受けた場合、責任者は目標
の達成に必要な対策を検討し、事務局に報告します。
事務局は、責任者からの報告を受け、対策内容を検討し、責任者及び推進者に対して助
言又は指導を行います。
(6) 公表
事務局は、年間調査に係る各部局からの報告を取りまとめ、温室効果ガス総排出量を算
定し、部局別の評価とともにウェブサイトで公表します。
PLAN
DO
対象範囲の特定
各課等実行計画に基づき取
各課等実行計画の作成
組を開始
ACT
CHECK
環境対策委員会へ報告
エネルギー使用状況調査
取組状況の公表
取組状況の評価
図3:計画推進の流れ(PDCA イメージ)
- 17 -
資料
◇
基準年度の実績
◇
表5:平成 22 年度における項目別活動量
項目
単位
活動量
燃料使用量
ガソリン
L
220,009
灯油
L
337,954
軽油
L
257,778
A 重油
L
22,890
液化石油ガス(LPG)
kg
4,493
3
3,873,501
都市ガス
m
電気使用量
kWh
51,704,474
170,084
軽乗用車
km
90,091
普通貨物車
km
52,379
小型貨物車
km
311,376
軽貨物車
km
438,960
特種用途車
km
389,504
バス
km
0
普通・小型乗用車
km
3,909
普通貨物車
km
26,147
小型貨物車
km
17,982
特種用途車
km
812,788
バス
km
0
HFC-134a 封入カーエアコンの使用
台
80
HFC-134a 封入カーエアコンの廃棄量
kg
0
笑気ガス(麻酔剤)の使用量
kg
30
ガソリン・LPG
km
自動車の走行
普通・小型乗用車
軽油
表6:平成 22 年度における温室効果ガス別排出量
温室効果ガス別
単位
排出量
排出割合
二酸化炭素(CO 2 )
kg-CO 2
25,786,243
99.9%
メタン(CH 4 )
kg-CO 2
812
0.0%
一酸化二窒素(N 2 O)
kg-CO 2
28,277
0.1%
ハイドロフルオロカーボン(HFC-134a)
kg-CO 2
1,040
0.0%
合計
kg-CO 2
25,816,372
100%
※排出割合については、端数処理の関係上、0%となる場合があります。
- 18 -
表7:平成 22 年度における発生要因別温室効果ガス排出量
発生要因別
単位
排出量
排出割合
ガソリン
kg-CO 2
510,787
2.0%
灯油
kg-CO 2
841,331
3.3%
軽油
kg-CO 2
666,347
2.6%
A 重油
kg-CO 2
62,023
0.2%
液化石油ガス(LPG)
kg-CO 2
13,642
0.1%
都市ガス
kg-CO 2
8,490,997
32.9%
電気使用量
kg-CO 2
15,201,115
58.9%
自動車の走行
kg-CO 2
19,790
0.1%
カーエアコン
kg-CO 2
1,040
0.0%
笑気ガス
kg-CO 2
9,300
0.0%
kg-CO 2
25,816,372
100%
合計
※排出割合については、端数処理の関係上、0%となる場合があります。
財務部
10.7%市民生活部
3.1%
福祉部
3.2%
健康部
4.8%
学校園
24.2%
環境部
3.9%
社会教育部
4.4%
学校管理部
5.1%
水道施設部
11.2%
総合病院
22.5%
消防局
4.1%
※1%未満の部局は
表示していません
図4:平成 22 年度における部局別温室効果ガス排出割合
- 19 -
◇
大阪府域の排出量実績
◇
万 t-CO 2
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
排出量
近似曲線
1,000
0
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
2010
図5:大阪府域における温室効果ガス総排出量の推移
◇
電力の使用に伴う二酸化炭素排出係数
◇
kg-CO 2 /kWh
0.5
0.4
0.353
0.358
0.338
0.366
0.355
0.294
0.311
0.3
0.299
0.265
0.281
0.2
0.1
実排出係数
調整後排出係数
0
1990
2005
2006
2007
2008
2009
図6:関西電力株式会社における二酸化炭素排出係数の推移
- 20 -
2010
平成 24 年 6 月
発行
東大阪市
編集
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