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2013 第35号(PDFファイル11.3M)

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2013 第35号(PDFファイル11.3M)
旋超脱翰患鮨胤重宝協会会報
ごあいさつ
平成24年を振り返って……………………………・2
祝!長崎県民表彰受賞…………=………・……4
自衛消防隊研修課程…………・……・・・・t…………・=5
西から乗から(事業所ご紹介)……‥……………7
佐世保市ご訪問(酒田地区危険物安全協会様)9
大容量泡放射訓練が実施されました・・・10
津波防災について考える…………=……=…日日
事務局からのお矢口らせ…………………………‥13
ごあいさつ
佐世保市危険物安全協会
合長坂倉 雅敏
佐世保市危険物安全協会会報の発行に寄せ、一言ご挨拶
を申し上げます。
佐世保市危険物安全協会は、昭和36年4月に発足し、今
年で52年日を迎える訳でございますが、昨年は、本協会の
安全に対する永年の取り組みが認められ、栄えある長崎県
民表彰を受賞することができました。これもひとえに、会
員皆様方のご賛同とご協力の賜であると厚く感謝を申し上
げます。
昨年は、欧州の金融システム不安や円高等を背景とした
景気後退により、国内経済も先行きに明るさが見えない情
勢が続きましたが、先の衆議院選挙で経済再生を第一の公
約とした自民党が勝利し、大胆な金融緩和や機動的な財政
出動が行われるなど、今後に期待がかかるところでありま
す。
今年は、十二支の「巳年」にあたりますが、この年は、
草木が種子を宿し新しい生命が育まれる時期を示している
そうでございます。
長崎県では、昨年の全国和牛能力共進会長崎大会に続き、
今夏には、高校生文化部のインターハイと称される「長崎
しおかぜ総文祭」が、また来年秋には、国内最大のスポー
ツイベント「長崎がんばらんは国体」や、降がい者のスポー
ツの祭典「長崎がんばらんば大会」が開催されます。
まさに、今年一年、会員皆様方にとりましても、「巳年」
にふさわしく、新しい活力を育む素晴らしい一年となりま
すよう切に祈念いたしております。
今後とも、皆様方のご協力を承りながら、危険物による
事故や災害の未然防止に向けて一致団結してまいりたいと
思っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
平成24年を振り適って
長崎県危険物安全協会総会
佐世保市危険物安全協会総会
(6月14日 長崎市)
(4月27日 グランドベルズ)
¢0⑬⑳⑳⑳⑳⑳¢辱9◎◎◎◎⑳㊨◎¢や◎◎⑳¢000母の080◎①⑳◎昏¢母等尊母¢◎◎⑳◎◎㊤◎砂田⑳¢◎¢8¢尊◎◎◎0⑳尊命⑳尊の◎鼻00位O Q e Oや0000
平成24年度に長崎県危険物安全協会から会長表彰を受けられた事業所のご紹介
∴_」
間・・1−・‥;、
西部ガス㈱ 様
■●●●● ●●●●●●●● 二・・′、・t_1eLJ■ 丁・「.「:Jロ ご っこ、小 さ■●‘・禽●◆●●●●●●●●●●●●●●●● ●●● を1I」ト r−ぐ・〔・rlJ・▲(†ナ●●●●●中●●● サ 鶉 ¢ ■「‘¢+J・ぐ・・ ̄ でて・
竺;二義●苧蛋
∴∴・・・一∵−
危険物施設訓練(6月8日危険物安全週間中 東西オイルターミナル㈱佐世保油槽所)
2
佐世保市総合防災訓練(8月31日 陸上自衛隊相浦駐屯地内)
∴’、..・l十本・・・∴′
U− ■ 一丁「−■■■−r
t日視察研修(9月14日 大牟田市九州電力メガソーラー大牟田発電所)
自衛消防研修課程入校(10月22∼23日 大村市長崎県消防学校)
壷妄・皇軍
P電賢=濾■■■■■芦ヨ
普通救命講習(7月・10月・2月 佐世保技能会館)
3
消防防災の分野で佐せ保市危険物妥全協会が受貧しました。
平成24年11月23日(勤労感謝の日)、長崎県庁の議会場で県民表彰式が挙
行され、当協会を代表し板倉会長が出席されました。
長崎県民表彰は、社会福祉、地方自治、消防防災、教育文化、保健環境、
スポーツ振興等の各功労種目で功績があった個人や団体に対して贈られるも
∵∴㍉∴∴∵∵∴十十
長崎県民表彰受費式
ので、昨年は、111人・25団体に贈呈され、佐世保市危険物安全協会は、消
受賞式には、ロンドン五輪アーチェリー
団体で銅メダルを獲得した早川漣さん(特
.
■
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臭素水
雲管優等等議
ヤ打力放けまことに弟蒸て
員皇昔呈追認箆寄
掛浩与そ苫す小エーた
・ニ■ドその功労やたたえ
あります
▲最カリ苧iす
書禁†中村諌逢
千裕さん(諌早高校)や全日本テコンドー選
ネべそ℡阜サT三㌢寸
別栄光賞)をはじめ、NHK杯全国高校放送
コンテスト・アナウンス部門で優勝した大塚
、Ip㌧∴ぺ
手権女子53キロ級で優勝した瀬尾荊子さ
ん(西彼農業高校)、北信越かがやき総体で
全回制覇した佐世保西高校
男子ソフトボール部など爽
やかな高校生諸君や、全国
和牛能力共進会で内閣総理
大臣賞を受賞した渡部さん、
喜々津さん、古川さんら。
また、昨年JFLで優勝しJ2
昇格を決めたⅤ・ファーレン
長崎など、各分野で秀でた
功績を納められた方々が出
席されました。
板倉会長も、華やかで厳
粛な雰囲気の中、中村法道
知事から表彰状を受け取ら
れ、受賞者全員で記念撮影、
受賞式典後の懇親会場で
は、中村知事から直接労いの言葉を頂くなど、大変喜ばしい一日でした。
板倉会長は、最後に、「この賞は、会員皆さんで頂いたものです。会員の
方々には心から感謝しています。」とコメントされました。
し∵∴一十1・・・/・ト・十㍉∴
防防災分野での永年の功績が認められ、設立以来初の受賞となりました。
自衛消防隊研修課程
義や、「初期消火訓練」、「耐熱耐煙訓練」、「救
長崎県消防学校で県内事業所の自衛消防隊
を対象とした研修課程が、昨年の10月22日
急処置訓練」、「地震体験訓練」など、体力・
と23日の両日、1泊2日の日程で行われました。
気力的にも厳しいものとなりましたが、参加
された皆様は、貢重な体験をされたのではな
今回の研修課程は、第108回目を数え、佐
いでしょうか。
世保市危険物安全協会から7名の隊員が参加
されました。研修は、「防火管理」に関する講
自衛消防隊研修課程に参加された会員事業所の皆さん。大変お疲れ様でした。
お 名 前
事 業 所
所 在 地
部会名
桑元 巧さん
九州電力㈱相浦発電所
佐世保市光町183−1
自家用部会
関谷 純さん
九州電力㈱相浦発電所
佐世保市光町183−1
自家用部会
佐世保市上本山町1011−1
営業部会
佐世保市藤原町23−45
営業部会
佐世保市ハウステンボス町1−−1
営業部会
漬□ 篤さん
国際石油サービス㈱中里SS
近藤恭平さん
国際石油サービス㈱中央SS
浦川啓輔さん
ハウステンボス㈱
速水 誠さん
㈱ハラサンギョウ
東彼杵郡川棚町三越郷51−2
熊澤直樹さん
㈱巴商会佐世保事業所
佐世保市三川内新町1−4
自家用部会
一般部会
自衛消防隊研修課程に入校された、国際石油サービス㈱の2名の方にご感想を伺いました。
,二 〇・J P一 丁、1r・ユ√ ト、、ご・J(き亡く し10、r t、り●ぐ・、)で・二1J1−、1・こ・√pJ、・(、♪()亡\‥、J L→予●●●●●●●●●●−、ご、、・11一、、J・ ̄ ト→0−ヽ1:r二l■二 〇・〇こ仁●●●●●●●●●
1.トu嘲濾
自衛消防隊研修課程を終えて
濱口 篤さん
・
国際石油サービス㈱中里SS
■
1
今回、自衛消防隊研修に参加して私達に必要
な知識、技術、心構えを学ばせて頂きました。
その過程で私達自衛消防隊員にとって大切な
のは、十分な知識や技術は勿論の事、常日頃の
心構えも大変重要なのだと教えて頂きました。
研修の一日目、最初の訓練は規律訓練を行いま
した。これは災害時に俊敏でまとまりのある団
大変貢重な体験となりました。
その中で、最も印象に残っているのが耐熱耐
煙訓練です。知識として、火災が発生した屋内
では低い姿勢で移動しなければいけないと知っ
ていましたが、実際に体験してみると立った状
体行動を行う、情報を伝達する為に大きな声を
出すという事を身に付ける訓練でした。
大きな声を出し、他の人と動きを合わせると
いう慣れない事に苦労しましたが、集合時や移
態としゃがんだ状態との差が大き過ぎて訓練と
動時、皆で声を出し動きを合わせることで気が
研修の最後に行った総合訓練では、班ごとに
引き締まり、集中して各訓練を受ける事ができ
ました。各訓練では、使用する器材や設備の都
自衛消防隊を作り各自の役割を決め様々な状況
を考え話し合い臨みましたが、結果は満足出来
合で営業所では出来ない事ぽっかりだったので
るものではありませんでした= 迅速で的確な行
分かっていても恐ろしいと感じました。
5
は火災等の災害を発生させない様に日々注意し
動がとれていない、正確な情報伝達が出来てい
ない、連携不足などが原因でした。
活動する事が重要だと、私は今回の研修を通じ
今回の研修で火災等の災害が発生した時にど
の様な状況に陥るのか、その時どの様に行動す
て強く想いました。この様な経験を得ることが
れば良いのかを学びましたが、それ以上にまず
ました。
出来た今回の研修は大変素晴らしい事だと思い
†重言欝lさ、
誤認装え暮す
′イ書け∈皇室
・、・一・一・1−.、、・・・・・・l、一日・、、二二 ㌧・、、・・ヽ・.、・・− く ハ _、一 日・・一、、:∴1ニ′一、・「ハ、、\一一・一\√、一・、、・、㌧、1− −、J・・・1㌧・㌧、−ん−】11・‘ ■ し、、、− ■・・■■ 二 一 日、、∴、・・ ̄、、、
自衛消防隊研修課程l己入校して
近藤恭平さん
国際石油サービス㈱佐世保中央SS
私は、10月22日から23日の2日間で、消防
学校にて自衛消防隊貝として必要な知識や技術
を学びました。
初めに、規律訓練という事で、まとまりのあ
る団体行動、大きな声で情報を他の者に伝達し
ていく事を学びました。入校生全員で声を出し
ながら、移動時、集合時に動きを合わせなくて
はいけなかったので大変でしたが、私自身のテ
ンションも高まり、他の訓練にも集中する事が
出来ました。
他の訓練では、消火器、消火栓を使用した訓
練、暗室迷路、耐熱耐煙訓練を行いました。
耐熱耐煙訓練では、実際に木材などを燃やし
ている部屋に入り、そこで立ったりしゃがんだ
りするのですが、煙のせいで息苦しく、如何に
研修の最後に、校内で火災が発生したという
想定で行った総合訓練。通報、避難誘導の役割
を各班で決め、自衛消防隊と逃げ遅れ者に分か
れてやりましたが、失敗の連続でした。実際に
会社内で火災等の事故があった場合、1つの判
断ミスが命取りになる危険性があります。
私の会社は常に危険物を取り扱っていますの
で、事故は絶対に許されません。その為には、
毎日の安全点検、確認作業等を怠ってはいけな
いのだと強く思いました。
2日間の研修ではありましたが、訓練の全て
が有意義なものでありました。
火事が恐いか体験出来ました。他にも応急手当、
心肺蘇生法の訓練、地震体験訓練がありました。
十一ヽLL
6
鰍筋
鶴舞
西から束
き産額鞠瘍挙
翻
∼会員事業所のご紹介∼
このページでは、協会設立当初から長年ご協力いただいています会員事業所のご紹介をします。
今回は、北松浦郡小値賀町と佐世保市宇久町を訪ねました。
自然学塾村(野崎島)
納島落花生(納島)
小値賀町は、小値賀本島を中心として、その
はありません。
しかし、今はこれらの農業や漁業、それに小値
周囲に散在する大小17の島々からなっています。
本島は西部・北東部・南東海岸に丘陵があり、
いずれも火山の噴出によって生じた珍しい火山
賀の自然を活用した島暮らし体験型観光げイラ
群島です。昔から自然が生みだした地形を利用
し農業や漁業が盛んに行われてきましたが、人
口減少や高齢化等により以前のにぎわいほどで
の島として毎年たくさんの旅行者が訪れていま
ンドツーリズム)に力を入れ、自然体験、民泊体験
!妄嘉二義三
す。今回は、宇久小値賀漁業協同組合様、大黒
石油店様、有限会社こつじ様をご紹介します。
宇久小値賀漁業協同組合さん
大黒石油店さん
平成18年10月に宇久漁協
と小値賀町漁協が合併し、小
値賀町に本所が置かれていま
す。危険物関係施設は、本所
石油部を中心に宇久支所、斑
小値賀漁港西側の海岸線に
お店があります。
出張所・神浦出張所の4事業
所があります。漁船用A重油
が販売取扱高の80%以上を占
め、LPGの販売事業も行って
います。
昭和28年に営業を始めて
今年で60年日を迎えられま
す。
現在は従業員4名で、笑顔
と元気をモットーに、お客様
に喜んでいただけるように毎
日頑張っています。
7
有限会社こつじさん
小値賀は自然ばかりでなく
歴史文化の豊かな地域です。
四季折々に食する農水産物
は、食べている本人が「ウマ
イ!」と絶賛するほどです。
「おちか」はいい所ですよ!
みなさん、一度、小値賀に遊
びに来てください。
大浜海水浴場
対馬瀬灯台
宇久町は、五島列島の最北端にある島です。
なだらかな地形と温暖な気候に恵まれています。
この島で暮らす人たちは、温暖な気候そのま
まに優しい気質と人間味にあふれ、烏を訪れる
遠くは松阪・新潟・山形県等に多く出荷されて
います。
対馬瀬灯台は、多くのテレビ撮影等に出てく
る宇久島ナンバーワンの景勝地です。そして、
現在母牛が約1,500頭飼われ、潮風「ミネラル」
大浜海水浴場は、県内トップクラスの透明度を
誇り、シーズンになると多くの海水浴客で賑わ
います。今回は、有限会社戸田屋様、白石石油
を多く含んだ牧草を食んで育てられた子牛は、
店様、有限会社和泉海運様をご紹介します。
人々をそっと包み込んでくれます。
また、この島は古より畜産が盛んな地域で、
有限会社戸田屋さん
白石石油店さん
有限会社和泉海運さん
嘉永元年創業。昭和24年
出光興産(株)が元売りになる
宇久島の表玄関である宇久
西部地区唯一のガソリンス
町多日的旅客ターミナルビル
タンドです。定休日無し、お
時、(特約)販売店に。昭和27
のすく近くにあります。3階
電話一本で配達も迅速に対応
年法人設立。代々受け継がれ
てきた『お客様を大切に』を心
建の1階部分をガソリンスタ
いたします。地域に密着した
ンド、2・3階部分はレストラ
お店です。観光の際もお気軽
掛けて、今後も努めていきた
いと思っています。
ンとしています。
にお立ち寄り下さい。
今回は、北松浦郡小値賀町と佐世保市宇久 かと思いますが、今後とも町民皆さん方の
町の会員様をご紹介しました。 「エネルギー(活力)供給拠点」として、ます
皆さん、「地域に密着したアットホームな ますのご繁栄を祈念しております。
事業所」として、毎日元気にお仕事をされて 取材にもこころよく対応していただき、あ
いるようです。離島ならではのご苦労も多い りがとうございました。
8
佐世保市ご訪問(酒田地区危険物安全協会様)
酒田地区危険物安全協会(山形県)の皆さんが、昨年9月、佐世保市をこ訪問されました。
米海軍佐世保基地を視察されました。
佐世保市危険物安全協会との懇親
会では、酒田地区の皆己んと有意義
な意見交換げ行われました。
皆己ん、佐世保の自然と人柄の温
丹己に感動己れたこ様子でした。
粕谷博志さん(酒田地区広域行政組合消防本部
予防課)から送っていただいたものです。
事務局では、酒田地区危険物安全協会様に、
協会のご紹介と本市を訪問された感想などを
伺ってみました。以下の文章は、協会事務局の
消防局さんから多大なるご協力をいただき、
米海軍佐世保基地の視察研修を行うことが
できました。基地内においては全てにおいて
酒田地区は山形県の北西部に位置し、西側
には日本三大急流のひとつ「最上川」が注ぎ
込む日本海、北東には出羽富士と呼ばれる標
規模が違うことや、何より消防防災に関する
意識が非常に高いことを学びました。
また、佐世保市危険物安全協会さんとの意
高2,236メートルの「鳥海山」を望み、1年を
通じ四季おりおり自然を満喫することがで
きる風光明媚な土地柄です。
酒田地区危険物安全協会は昭和36年4月
に設立され、酒田市、庄内町、遊佐町の165事
見交換会では急なお願いにもかかわらず、会
長さんをはじめ多くの会員の皆様から温か
く歓迎していただき、お互いの紹介からはじ
まり、危険物施設における安全への取り組み
や危険物安全協会の活動など様々な意見交
業所が加入し、様々な活動を展開しています。
昨年度は設立50周年を迎え、危険物事故
防止に向け会員一同認識を新たにしたとこ
ろです。
さて、私どもの協会では2年に1回の周年
換を行い、貢重な時間を過ごすことができま
した。大変勉強になりました。
このたびはどうもありがとうございました。
事業として、危険物保安に対する高度な知識
と技能の習得を目的として先進地における
酒田での再会を楽しみにしています。皆さま、
視察研修を実施しており、今回は、佐世保市
是非おいで下さい。
9
大容量泡放射訓練が行われました
(九州電力㈱相浦発電所様)
平成24年11月20日、九州電力㈱相浦発電所において、「大容量泡放射システム」を使った
総合訓練が行われました。
平成15年の北海道十勝沖地震では、危険物
所と共同して配備することが可能で、九州電力
㈱相浦発電所では、西中国及び北九州地方に所
貯蔵タンクの火災が発生し、鎮火までに長時間
在する事業所が加盟する「西中国・北部九州地
を要したことから、石油コンビナート等災害防
区広域共同防災協議会」を結成して、有事の際
止法の一都が改正されました。この改正で、大
に備えています。
★大容量泡放射システムって?
規模な浮き屋根式屋外タンク貯蔵所を保有する
システムは、送水ポンプや泡混合装置、泡放
事業者は、自衛防災組織に「大容量泡放射シス
テム」の配備が義務付けられました。この放射
システムは、地理的な条件を考慮して他の事業
射砲などで構成され、その放射能力は、大型化
学消防自動車の10台分に匹敵します。
大宮圭泡酎佃 退色装置 送由子ン了 ,. −L
泡服薬別
∴」.・∴・, 、、 、 ・− ・一、・、、・1 、一 八一、・一 、 1、、・ 二・、 −  ̄ll ■♪−■L・−、し こ ̄ ∴ ■−■−
を丸くするばかり!
★訓練の様子
送水ポンプで海水を加圧後、混合装置で消火
泡を作り、放射砲で放射開始!
訓練見学者は、ホースや放射砲の大きさに目
10
自衛消防組織の隊員さんも、きびきびとした
動きで有意義な訓練が続きました。
九州電力さん、大変お疲れ様でした。
巌津波防災について考える巌
■東日本大震災の爪痕
一昨年の3月11日に発生した東日本大震災
響で、多くの方々が不自由な避難生活を強いら
れています。
危険物施設でも大きな被害を受け、消防庁の
調査によれば、この地震で被害を受けた施設は
では、1万5千人以上の尊い生命が失われ、今
もなお2千数百人の方が行方不明のままとなっ
ています。
また、地震から約1時間後に到達した大津波
3,341施設を数えました。
に襲われた東京電力福島第一原子力発電所の影
■津波対策の推進に関する法律
このような中、津波災害から尊い生命や財産
を守るため、「津波対策の推進に関する法律」が
り、人命に対する被害を相当程度軽減すること
ができることから、津波及び津波による被害の
平成23年6月24日に施行されました。
特性、津波に備える必要性等に関する国民の理
その法律前文に目を通してみると、
解と関心を深めることが特に重要であり、(略)
多数の人命を奪った東日本大震災の惨禍を二度
と繰り返すことがないよう、これまでの津波対
「津波は、平成23年3月11日に発生した東日
本大震災においても明らかになったように、
度発生すると、広域にわたり、国民の生命、身
体及び財産に甚大な被害を及ぼすとともに、我
が国の経済社会の健全な発展に深刻な影響を及
ぼす災害である。(略)津波は、その発生に際し
て国民が迅速かつ適切な行動をとることによ
策が必ずしも十分ではなかったことを国として
率直に反省し、津波に関する最新の知見及び先
人の知恵、行動その他の歴史的教訓を踏まえつ
つ、津波対策に万全を期する必要がある。」と
記述されています。
■津波防災の日
この法律では、国民の津波に対する理解と関
私達は「法律」と聞くと、何やら堅苦しい印象
を禁じえませんが、この津波対策の推進に関す
る法律の前文は、まさに、あの日、大津波の濁
流にのみ込まれていく人々の姿が鮮明に蘇り、
胸が締めつけられるような悲しみを覚えます。
心を深めるため、「津波防災の日」を設けること
としています。
津波防災の日は、毎年11月5日です。
■稲むらの火
稲むらの火(いなむらのひ)lさ、1854
年(安政元年)の11月5日、安政南海地
震津波に際して、現在の和歌山県広川町
で起きた故事をもとにした物語です。
この故事lさ、小泉八雲の英語によ3作
品げ翻訳己れ、国語教科書に宅掲載己れ
ました。
「稲むら」とは、収穫した脱穀前の稲の
束を天日干しす3ために積み重ねた
ものです。
11
【稲むらの火】抜粋
「これはただ事ではない。」と、つぶやきながら五兵衛は家から出てきた。
五兵衛は、自分の庭から、心配げに下の村を見下ろした。村では、豊年を祝う祭りの
支度に心を取られて、さっきの地震には一向気がつかないようである。
村から海へ移した五兵衛の目は、たちまちそこに吸い付けられてしまった。風とは
反対に波が沖へ沖へと動いて、みるみる海岸には、広い砂原や黒い岩底が現れて来た。
「大変だ、津波がやって来るに違いない。」と、五兵衛は思った。
家にかけ込んだ五兵衛は、大きな松明(たいまつ)を持って飛び出してきた。そこに
は取り入れるばかりになっているたくさんの稲束が積んである。
「もったいないが、これで村中の命が救えるのだ。」と五兵衛は、いきなりその稲むら
の一つに火を移した。こうして自分の田のすべての稲むらに火をつけてしまうと、松
明を捨てた。臼はすでに浸して、あたりがだんだん薄暗くなってきた。稲むらの火は
天をこがした。山寺では、この火を見て早鐘をつき出した。
「火事だ。庄屋さんの家だ。」と、村の若い者
は、急いで山手へかけ出した。続いて、老人も、
女も、子供も、若者の後を追うようにかけ出
した。高台から見下ろしている五兵衛の目に
は、それがアリの歩みのように、もどかしく
思われた。やつと20人ほどの若者がかけ上っ
て来た。彼らはすく火を消しにかかろうとす
る。五兵衛は大声で言った。
「うっちゃっておけ。村中の人に来てもらう
んだ。」。村中の人は追々集まってきた。五兵衛は、後から後から上ってくる老幼男女
を一人一人数えた。集まって来た人々は、燃えている稲むらと五兵衛の顔とを代る代
る見くらべた。
その時、五兵衛は力一杯の声で叫んだ。「見ろ。やって来たぞ。」
たそがれの薄明かりをすかして、五兵衛の指さす方を一同は見た。遠く海の端に、細い、
暗い、一筋の線が見えた。その線はみるみる太くなった。広くなった。非常な早さで
押し寄せて来た。
「津波だ。」と、誰かが叫んだ。海水が絶壁のように目の前に迫ったと思うと、山がの
しかかってきたような重さと、百雷が一時に落ちたようなとどろさとをもって、陸に
ぶつかった。人々は我を忘れて後ろへ飛びのいた。
人々は、自分等の村の上を荒れ狂って通る
白い恐ろしい海を見た。2度3度、村の上を
海は進み又退いた。
稲むらの火は、風にあおられて燃え上がり、
夕やみに包まれたあたりを明るくした。我に
かえった村人は、この火によって救われたの
だと気がつくと、無言のまま五兵衛の前にひ
ざまついてしまった。
12
事務局からのお知らせ
●第1回
試験日/平成25年6月16日(日)
受 付/書面申請:平成25年4月10日(水)から4月24日(水)まで
(郵送の場合は平成25年4月24日の消印まで有効)
電子申請:平成25年4月7日(日)から4月21日(日)まで
●第2回
試験日/平成25年11月17日(日)及び23日(土)
受 付//書面申請:平成25年9月6日(金)から9月20日(金)まで
(郵送の場合は平成25年9月20日の消印まで有効)
電子申請:平成25年9月3日(火)から9月17日(火)まで
●第1回・乙種4類 講習日:平成25年5月15日(水)・16日
場 所:アルカスSASEBO
・丙 種 講習日:平成25年5月17日(金)
場 所:佐世保市消防局
*第2回の危険物取扱者試験の準備講習会は今のところ未定です。
100
80
D受験者こ県全車:
60
■講習受講者:異全体)
40
□講習受葉書こき童保)
20
0
平成23年第1回 平成23年第2回 平成24年第1回 平成24年第2回
講習日:平成25年9月上旬予定(調整中)
場 所:調整中
*保安講習の受講義務のある危険物取扱者は、危険物取扱免状の交付を受けている方で、
現に製造所等において危険物の「取扱作業に従事している方」が対象となりますこ
原則として、3年以内ごとに受講しないと減点対象となります。
13
次の事項に該当する場合は、免状の書換申請が必要になります。
・写真の書き換え(10年に1回)
・本籍、氏名等記載事項の変更
次の事項に該当する場合は、免状の再交付申請が必要になります。
・亡失、滅失、汚損、破損の場合
・申請先 〒850−0032
長崎市興善町6番5号 興善町イーストビル5階
(財)消防試験研究センター長崎県支部 TELO95−822−5999
・申請書 消防局または各消防署、出張所に置いています。
平成23年からの増減 ※()は前年からの増減
★火災件数 112件 (−23件)
★損害額 124,668千円(−33,991千円)
★死者数 1人 (−5人)
★負傷者数 13人 (−7人)
火災原因
たき火
たばこ
第1位コンロ
第2位
25件(±0)
火災種別
建 物
65件(一日)
10件(−3)
車 両
10件(+2)
ストーブ
第3位
9件(−1)
林野
4件(−6)
放火 (疑い含む)
第4位
第5位
7件(+2)
6件(−10)
船 舶
1件(−1)
その他
32件(一7)
当協会では、未加入事業所の加入を呼びかけていますのでご紹介ください。
安全協会の皆さまに、定期点検で必要な接地抵抗計、移動タンク貯蔵所の安全装置機能試験器や
訓練用の水消火器を貸し出します。
ご活用
ください日
[お問い合わせ先]
佐世保市危険物安全協会事務局
電話番号 0956−23−9257
E−mail:hpwxg672@yahoo.co.jp
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焦 長崎帆,県立♭節
「集え長崎 帆を張れ 文化の船に」をキや、ソ千フレーズに、文化
活動に取しノ組む全国の高校生諸君げ長崎に集い、「高校生最大の
文化の祭典」が開催されます。県内各地で展開され3高校生トソプ
レヘルのステージ発表や作品展示、囲碁や将棋の対局に、どうぞ
ご期待ください!
マスコ、ソトキやラウ9−の「美龍(めい3ん)」ちゃん。
龍をモチーフにした愛らしい女の子のキャラウ9−です。
森穂乃花さん作(長崎県立五島高等学校)
日程、会場など詳しいことは
http://www.nagasaki−Shiokaze.jp/
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