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平成17年度春季グループ部店長会議

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平成17年度春季グループ部店長会議
平成17年度春季グループ部店長会議
2005年4月8日(金)
大和証券グループ本社
目 次
Ⅰ.環境想定 ・・・・・・P.2
Ⅱ. 総論 ・・・・・・P.3
Ⅲ.平成17年度経営方針 ・・・・・・P.4
Ⅳ.平成16年度総括と平成17年度目標・・・・P.5
1.リテール部門
2.ホールセール部門
3.アセットマネジメント部門
4.リサーチ部門・システム部門
Ⅴ.おわりに ・・・・・・P.9
1
Ⅰ.環境想定 9景気回復や堅調な株式市場の継続を想定
項目
概要
日本経済見通し
・上期は、輸出・生産面を中心とした調整が続き、景気は踊り場であるが、下期から欧米の
情報関連需要が循環的に持ち直すと見られ、回復軌道に回帰していくと想定する。
・これにより2005年度通期の実質GDP成長率は、0.6%と低成長だが、2006年度は、今下期から
の回復が持続し、特に企業部門を中心として1.8%成長を想定する。
株式市場
・企業年金の代行返上売りが概ね終了。大手行の持ち合い解消売りも減少し、売り圧力が後
退する一方、外国人買いの継続、個人の台頭が予想され、需給は概ね堅調と想定する。 ・2004年度、上場企業の経常利益は過去最高益を更新しているが、当面拡大すると想定する。
制度
・4月1日のペイオフ完全解禁では、現時点では個別金融機関や業態をまたがる大きな預金シ
フトは見られていない。しかし、今年度は証券仲介業の浸透や、秋には郵便局の投信販売
開始なども予定されている。
・昨年末には個人預金残高が初めて減少に転ずる一方で有価証券の残高が増加するなど、有
価証券が預金の受け皿として選択される傾向は続くと想定している。
・会社法制の現代化、会計基準や証券取引法の見直しなど、企業を取り巻く制度改正の動き
が継続している。資金調達や運用の手法も多様化が進むと予想される。
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Ⅱ.総論 ¾平成17年度、金融サービスを提供する企業が多様化する中、大和証券グループ
は高い専門能力と実行力により、その存在意義と優位性を示す。
¾質の高い人材による、オーダーメイドのサービスやソリューションの提供が、
当社グループの競争力の源泉である。インフラ整備により、プロフェッショナ
ルをより付加価値の高い業務に注力させる。
¾現在の株式時価総額に、当社グループの実力と成長性が適正に反映されている
とは思えない。お客様のニーズは高まる一方であり、産業としての成長性に疑
いは無い。今年度は実績によって、当社グループの成長性を明らかにするとと
もに、時価総額の増大(目標:時価総額ランキング50位以内)のための施策を
実行していく。
¾資本市場の発展に伴い、グループ総合力の競争になる。今回の人事異動もグル
ープ連携を重視した内容となっている。グループ本社機能の強化など、グルー
プ経営の完成度を高めていく。
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Ⅲ.平成17年度経営方針 変化を捉え、未来を拓く「強い」大和へ
∼パワー&スケール∼
―リテール部門
株式市場が中長期的な大底をつけたことを確認した今、エクイティ投資における優れたコンサルタント
へのニーズが高まっている。株式及び株式投信のメリットを広く啓蒙するとともに、高度な運用力の提
供により、お客様の満足度を高める。
―ホールセール部門
企業再編が常態化し、機関投資家・海外投資家を中心とした株主の存在感が高まる中、企業にとって
株主価値の向上は重要な課題となっている。このような状況下、トレーディングや引受のみならず、M
&Aやプライベート・エクイティなど広範な分野において、エクイティに関する高い専門能力が求められ
る。運用・調達双方の能力を向上させ、お客様が求める質の高いソリューションを提供する。
―アセットマネジメント部門
投資信託の中でも、株式を主たる投資対象とする株式投信で優れたパフォーマンスを実現し、より多く
の個人金融資産を資本市場に誘導する。
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Ⅳ.平成16年度総括と平成17年度目標
1.リテール部門
平成16年度総括
平成17年度目標
1.新営業体制への移行
1.重点戦略商品
・上席コンサルタントの拡充
・新規資金導入・新規開拓を重視した体制への転換
⇒新規資金導入額2兆4,500億円
(上期7,500億、下期(推定)17,000億)
⇒ダイワ・グローバル債券F残高が3,147億円に拡大
平成16年度下期のみで2,624億円増加
・純粋株式投信の販売推進
⇒ダイワ隆晴、グローバル好配当株ファンドなど
・毎月分配型投信、外債、保険等の残高拡大
2.SMA、証券仲介業のサービス開始
・ダイワSMAは本邦初の、証券会社が運用する形態
⇒順調に残高を拡大、パフォーマンスも良好
・証券仲介業では数多くの地方銀行と提携を実現
⇒複数の競合他社主幹事行とも提携
3.エクイティ関連のサービス拡大
・ネットコミッション取引、VWAP取引などが好調
⇒店頭外国株も含め、トレーディング収益が大幅増
2.エクイティ関連への注力
・コンサルティングの充実によるエクイティ収益の拡大
・トレーディング収益の拡大
⇒自己対当取引の開始により迅速なサービスを提供
3.重点戦略三事業でのNO.1獲得
・インターネットビジネス(信用残目標:2,000億円)
⇒手数料体系の大幅な見直し
⇒信用取引口座即日開設対応を開始
・ダイワSMA(残高目標:1,000億円)
⇒商品ラインナップの拡充、法人向けも検討中
⇒高パフォーマンスの実現
・証券仲介業
⇒収益拡大に向け、各行のサービス本格開始への積極
的サポート
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Ⅳ.平成16年度総括と平成17年度目標
2.ホールセール部門
平成16年度総括
平成17年度目標
1.引受業務
1.資本収益率の向上
・社債(総合)に加え、既公開株式が6年ぶりの1位
・新規公開では、国際石油開発、エルピーダメモリなど
の大型案件でも主幹事を獲得
・欧州案件のほか、中国案件でも多数のPOWL主幹事獲得
・「Euroyen/Global Yen Bond House of the Year」
(IFR誌)を受賞。多くの円建大型ディールをリード
・国際的な投資銀行レベルのROEを追求
・自己資本を活用するビジネスへ一層の注力
2.トレーディング収益
・ボラティリティの低い相場環境の中、他社比較でも安
定的に収益を計上
・第三者割当CBやプロップ運用などが貢献
・ブロックトレードの推進
3.多様なビジネスライン
・M&Aでリーグテーブル1位(暦年)を獲得
・PIの収益は大きく拡大、人材を追加投入
・証券仲介業など、三井住友銀行との連携を強化
2.質の高いソリューションの提供
・民営化案件への取り組み強化
・大和証券との投資銀行業務連携体制の整備
・中国を中心に大型案件、民営化案件への取組み推進
3.商品提供強化とトレーディングの改善
・顧客ニーズに対応した提案型ビジネスの拡大
・リテール顧客への商品供給機能を強化
・三井住友銀行・住友信託銀行との証券仲介業本格稼動
4.多様化したビジネスラインの拡大
・プライベート・エクイティ業務におけるエグジットの
実現と案件の積み上げ
・M&Aではスケールに加えて収益性の更なる向上。米国
のM&A機能の強化
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Ⅳ.平成16年度総括と平成17年度目標
3.アセットマネジメント部門
平成16年度総括
平成17年度目標
1.受託資産残高
1.純粋株式投資信託の残高拡大
・大和投資信託(株式投信)、大和住銀投信投資顧問
(投資顧問・投信)いずれも、順調に残高拡大
・ダイワ・グローバル債券Fなど、大型Fの育成に成功
・ダイワ隆晴は日本株式が底値(2003年4月)をつけて
以来設定された日本株投資ファンドで純資産最大規模
・運用パフォーマンスの向上
・大和証券・大和証券SMBCを中心とする販売サポー
トの強化
2.運用力
・厳しい選定プロセスのもと、大和住銀投信投資顧問が
郵貯と簡保の委託先に選定(国内証券系2社)
・ダイワ・グローバル債券Fがモーニングスター社から優
秀ファンド賞受賞
・大和住銀投信投資顧問はR&Iの年金運用能力評価にお
いて、定量評価・定性評価の両方で1位を獲得
2.販売チャネルの拡大
・窓販の新規採用銀行数の増加
・確定拠出年金のシェア向上
3.商品開発力の強化
・差別化したヒット商品の提供
・新しい顧客層の開拓
3.差別化商品の提供
・ダイワ・コモディティインデックス・ファンドの設定
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Ⅳ.平成16年度総括と平成17年度目標
4.リサーチ部門・システム部門
平成16年度総括
平成17年度目標
リサーチ部門
リサーチ部門
・アナリスト総合ランキングで高い評価を獲得
・調査・研究・分析に関する外部からの高い評価を維持
・大和証券、大和証券SMBC等グループ各社との連携の強
化
日経アナリストランキング 2005 1位(2年連続)
エコノミスト誌 2004 1位(2年連続)
システム部門
システム部門
・構造改革プランの策定に着手
・構造改革プランを実行し、グループIT価値の最大化を
実現
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Ⅴ.おわりに
9健全かつ効率的な資本市場の発展のために、資本市場に精通したプロフェッショナル
の存在が強く求められている。この求めに応えることこそが、当社グループの社会的使
命であり存在意義である。 9社会的使命を果たし、実績によって当社グループの圧倒的存在感を示すことが今年度
の課題である。そのためには、前記の部門を中心に次々と業界NO.1の地位に就き、幅
広く信頼を獲得する。
9お客様に喜んでいただき、わが国の経済や社会にも貢献し、大きな利益を得ることがで
きる。こんなにやりがいのある仕事はない。大いなる実績を挙げ、当社グループの「パ
ワー&スケール」を広く誇示する。
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