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第 9 回 AVENUE 勉強会議事録

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第 9 回 AVENUE 勉強会議事録
第 9 回 AVENUE 勉強会議事録
2012 年 11 月 27 日 6:30~8:30pm 於
話題提供者
千代田区和泉区民館
田中克和氏(株式会社マザーブレイン会長)
参加者 14 名
田中氏の話題提供
<ベトナムゲアン省の紹介、二つの工業団地の紹介>
ゲアン省は地勢的に非常にいいところに
ある、ベトナム中北部で北にタインホア省、
南にハティン省、ベトナムの中でも 1、2 を
争う貧乏な省、産業は農業漁業が主体。ラオ
スと国境を接している。ベトナム要人がビエ
ンチャンに行く場合、陸路で行くが、ゲアン
省経由で行く。メインの道路は 2 つ、国道
A1 と山側のホーチミンルートがある。省都
ヴィンはハノイから 275km、ハノイから飛
行機 1 日 2 便、ホーチミンから 3 便、自分た
ちは陸路片道 6 時間ぐらいで行く。人口 300 万人。中北部は人口が多い場所、ベトナムの
なかで、一番人口が多い場所。ホーチミンの出身地であることを誇りに思っている。聖地
として地方からも、ホーチミやハノイからも人が訪れる。教育は熱心。大学・専門学校が 7
つ、ヴィン大学はベトナムで 3 番目に大きな大学。
中北部 3 省、特にタインホア省には多くの日本企業が進出。ギソンセメント(太平洋セメ
ント)、三菱マテリアル。非常に大きなセメント工場がある。3 省の西側の山は石灰岩の山。
一部ラオスから輸入しているが、ほとんど自前の工場。出光が出資し、ペトロベトナムが
石油精製工場を建設中である。ズンクアットに次ぐ 2 番目の精製プラントである。現在建
設中だが、トラブルのため遅れている。広大な土地がある。ギソン港(大きなタンカー港)
を建設中。ギソン発電所は丸紅が受注して建設中。以上タインホア省。ゲアン省には大き
な工場プラントはほとんどない。日本からの企業進出もほとんどない。矢橋(石材)が山の中
にホワイトストーンの工場を稼働中である。採掘して日本に輸出。化粧品や紙を白くする
材料。ゲアン省は鉱物資源が豊富、建材等。日本企業はそれのみ。神戸製鋼が年産 200 万 t
のプラント計画。ライセンスは取ったがまだスタートしていない。自分たちがこのプロジ
ェクトのコンサルティング。タッケー鉱山の埋蔵量 5 億 t の鉱石を使う、それのコンサルタ
ントサポート。これが稼働すればゲアン省最大のプラントになる。農漁業がメインの省。
魚介は新鮮でおいしい、柑橘類が美味しい。ブランド牛であるヴィン牛があるが日本人に
は美味しくない。神戸牛に対抗というが、対抗できるものではない。東アジア最大の乳牛
1
牧場がある。イスラエル、キフツの投資の TH ミルクが、乳牛 2 万頭以上の規模でやって
いる。ビナミルクは海外から輸入しているが、TH ミルクは日本では考えられない、先進的
な規模。ゲアン省はこれに付加価値をつける工場が日本から進出してほしいと考えている。
観光資源はホーチミンの生家、海外からも観光客が来る。クアン・チュン(歴史上の英雄)
の墓がヴィン市にある。ベトナム人には尊敬されている。クアロービーチ。全国からシー
ズンになると海水浴にくる。日本で言うと熱海に似ている。海岸線に道路その反対側にホ
テル、シーズンにはホテル満室。国際港がクアロービーチの北にある。矢橋はそこから輸
出。矢橋は付加価値を付けずに輸出するので、ゲアン省では風当たりが強い。鉱物資源の
輸出については、そのままでは輸出したくない。日本人の泊まれるホテルもある。4 つ星(実
質的には 3 つ星ぐらいか)、ゴルフ場もある。クアロービーチにボートピープルのアメリカ
資本クアローゴルフリゾート。フンドンホテルがあるが高い。ペトロベトナム資本、サイ
ゴンキムリエン 3 星。ヤモリが同居。サイゴンキムリエンリゾート、クアロービーチにあ
る。有名である。ヴィン市から車で 30 分ぐらい。英語はそれほど通じない。フンドンが一
番通じる。クアローゴルフリゾートはきれいらしい。非常によいコースらしい。テニスコ
ート、宿泊施設もある。
中北部 3 省のなかで、特にゲアン省は非常に貧乏。日本との関係は古いらしい。ハティ
ン省、チタン鉱石を日本に輸出、鉄鉱石も、経済特区ブンアン、広大な経済特区。日本企
業は大きな投資はしていないが台湾のフォルモサが巨大な専用港をつくっているが、高炉
方式の製鉄所つくる予定。ベトナムは有事には人民軍が港を収容するが、ベトナム要人は
軍事的要因でドキドキしている。ペトロベトナムが石炭火力発電所をやる。
ハティン省には温泉もある。温泉リゾート?。中国の人民軍が経営している。泉質はよい。
工業団地の紹介
ホアンマイ工業団地
ゲアン省の一番北、ハノイから 200km、車で 5 時間、タインホア省との省境、日本企業
の関連企業が進出するとよい。ヴイン空港から 75km、ギソン港から 12km、289 ヘクター
ル。労働人口はゲアン省 180 万人+タインホア省 220 万人。田舎だが人はすんでいる。敷地
は 1A 国道に接道。東が海。ギソン港が近い。
ドンホイ工業団地
河口の北側。ドンホイ工業団地用にゲアン省が造ってくれた。風光明美な場所。自然を残
す方がいいのではないかと思うような場所。背後に石灰岩の山。ダイナマイトの音がたま
に聞こえる。東側は小高い山で海風を防いでくれる。風水で選ばれた場所。台風がくるが、
東側の山が海風を防いでくれる、龍神が住んでいるともいわれる。インフラがまだこれか
ら。日本からの企業誘致を省からせかされているが、これから。 面積 1400ha 以上、この
場所に火力発電所が予定されている。ヴィナコミン(VINACOMIN-石炭公社)がやる予定。
認可はおりている。ベトナムは石炭の産出国だが、2015 年~石炭は輸入の必要がある。す
2
でにインドネシアから輸入している。ホンゲイ炭などコークス用の高級品は中国に高く輸
出している。ヴィナコミンは自前で石炭があるからやりやすいだろうと政府の指示がある
が、日本の技術に期待。3.11 以降日本の電力会社は出づらい。神戸製鋼の「IT マーク 3」
技術を使ったプラントの予定地 80ha。専用バースもある。浅い海を浚渫の必要がある。
2 つの工業団地をやる予定。神戸製鋼はホアンマイに進出予定だったが、ボーリング調査
の結果、深層に空洞があり、安全を見てドンホイに変更。それで 2 つ管理することになっ
た。工業団地については全くの素人、パートナー探している。資本も一緒に。
■質疑
→会社の紹介を
株式会社マザーブレインはベトナムで 2 つ
の工業団地の日本の窓口会社。ドンホイ工業
団地は VIP(Vietnam Investment Partners)
社(LLC ベトナム法人)でやっていて、自分は
この会社の会長も兼務、ホアンマイ工業団地
はペトロベトナム(PETROVIETNAM-ベト
ナム石油公社)のグループ会社とのジョイン
ト会社で、ペトロベトナム VIP インベストメ
ント株式会社の役員もしている。
→不動産をやっている会社か?
経緯は神戸製鋼のプロジェクトのライセンス取得のためにかかわった。ベトナム投資のケ
イマン法人に関わっていた。たまたま神戸製鋼がライセンスをとれないところで、自分の
ビジネスパートナー3 人のうちの 1 人が、共産党、中央政府、ゲアン省の人脈があり、ライ
センス取得をサポート。2009 年に 3 カ月ほどでライセンスを取ってあげた。2015 年まで
のマスタープランがすでにあり、新たに追加するには国会の承認が必要だった。これを 2009
年 11,12 月の国会で通してあげた。投資申請には当然土地の契約の MOU が必要だが、土地
を探してあげた。たまたまその時にペトロベトナムの会長と一緒に工業団地をやってくれ
といわれ、関わった。VIP は本社はハノイにある。PVCOM はホアンマイ町に本社がある。
本来は神戸製鋼のサポート。
ドンホイ工業団地はまだこれから。ホアンマイ工業団地は 1 つだけ中国企業が進出、160ha
はまだ手つかず、インフラ整備もまだ 70%ぐらい終了の段階
今稼働している工場は、工業用水は大量に使わないが、今後必要になるのに応じて、排
水処理プラントはこれから整備する。16km 上流から工業用水を引いてくる予定だが、まだ
である。土地の造成は終わっている。
もとは農地である。ベトナムで工業団地をやると補償が大変、田んぼだけだからまだしも
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だが、農家への補償金は 15 億円を超えている。政府で決めた補償金がどんどん上がってい
る。農地を工業団地にすることは実質不可能になってきた。なかなか思うように誘致でき
ず、土地を取り上げておきながら何もできないでいると、農民からの突き上げがある。こ
れを受けて政府も動いている。定款資本金は 9 億円(今のレート)、ほとんどが農地への補償
金。造成費用はゲアン省が 4 億円融資している(税金)。農家への補償金を企業が払うが、省
がいくらか補てんしてくれる。誘致の期待があってお金を出す。
→農地を手放した農民は実際問題どうしているのか?
補償金は結構な額であり、とりあえずそれで食いつないでいる状況。
→雇用問題は?優先的に地元の約束か?
それはない、あくまでもどういう人材が必要かによる。
→ハイフォンの野村工業団地ではそういう契約内容だったが。
ここはそれはない、期待はあるが。
→必要な人材育成は?
教育熱心な省であり、ヴィン市の専門学校(現在は大学の資格取得)どんなスキルの人がほ
しいかを言ってくれれば自分のところでコースをつくるといってくれている。優秀な人材
がハノイの大学に行くが、日本と違い U ターン意向が強い。神戸製鋼がヴィン市に事務所
を持つが、採用は非常に楽である。ヴィン市で採用。地元志向が非常に強い。
→中国の企業は?
ナイフ包丁をつくる会社、中国への輸出。
→日本の企業の代わりに中国・台湾・韓国が進出の動きはないか?
火力発電所については韓国の企業が興味もっていたが途中で切れた。ベトナムの電力事
情、EVN(ベトナム電力公社)は政府の横やりで高い値段で買わされていた。法律運用が変わ
り EVN が直接交渉可能になった。売電事業者にとって採算が悪くなり、進出しづらくなっ
た。それでも 10 年前後で投資回収可能であるが、韓国はそれでは魅力をもたない。ベトナ
ムからすると日本の技術がよいと考えている。できれば日本にやってほしい。環境技術。
→企業誘致に関してゲアン省からの要望は?
彼らの希望はハイテク。ハイテクはある程度集積したところでないと難しい。人民委の
委員長はソフト産業を望む。自分の目からは、農作物食糧の特産品が非常に多く、食品加
工がよいと思う。ここから 15km の TH の乳製品加工会社はメリットあると思う。ゲアン
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省は自動車部品やエレクトロニクス産業を望む。ハノイから 200km あるし、陸路はたいへ
ん、原材料はギソン港があるが、ハイテクは集積が必要。自動車学校をここでやる話があ
る。これからビジネスとしては面白い。ベトナムでは教習所と試験所は別だが、ここでは
これを一緒にやる。
→お客さん(学生)はあつまるか?
ベトナムの田舎の人間の移動距離は非常に大きい。半径 100km ぐらいは通ってくる。鉄
道もあり、ハノイからビジネスマンも鉄道で来る。鉄道の方が車よりかかる。ハノイ-ヴィ
ンは 6 時間。ただし自分は利用したことない。寝台車。神戸製鋼はよく利用している。付
き合いのある弁護士は鉄道で朝 7 時に到着する。
→鉄道のダイヤは信頼できるか?
日本ほどではない、鉄道事故も結構ある。踏切がいい加減。バスもよく利用される。と
ても飛ばす。陸の飛行機
→電力事情は?
けしてよくない。タンロン工業団地でも週に 2 日は計画停電、逆にゲアン省は優先的に
電力を回してくれる。EVN の地方会社が全面的に協力してくれる。ギソンの発電所が稼働
すれば電力事情はよくなるであろう。電力網はかなり貧弱、(漏電で)地球にかなり戻してい
る。近くに大きな変電所もある。
Kwh あたり 25 円程度 EVN の買取が現在は 7 円。昔は 10 円越えていたが。
→工業団地の母都市は?
ホァンマイ町、3 星のホテルはひとつある。人口 5-6 万。ホー・チ・ミンの親族で次期総
書記といわれていた人物の出身地。国会議長の出身地。
→ゲアン省は非常に大きいが、ホーチミンの故郷の名前にこだわるためか?
ハティン省とゲアン省はもともと一つだったのが分れて現在のかたちになった。ヴィン
市がその省都だった。Ca 川で省境になっている。投資がタインホア省に偏っている。同省
は特産物としてタバコや塩もある。それに比べゲアン省はまずしい。ハティン省の製鉄所
プロジェクトが 2 つあった。台湾のフォルモサ(元プラスチックの会社)がやる予定の製鉄所
が進んでいない。タタ(インド)も進出の話があった。ゲアン省は神戸製鋼。鉄鉱石はハティ
ン省から持ってくる必要がある。
→政府要人がホーチミンルートをとおってラオスとのつながりは?
民間レベルではラオスに投資している。ゲアン省の財界と話をするとラオスに投資をし
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ている。具体的には鉱物資源の権益、ハーブの栽培、ホテル、学校に投資。国境近くでは
黄色いナンバープレート(ラオスの車)、それもベトナム人所有との話もある(ラオスの方が
車の税金安い)、ベトナムは自動車関税率 200%。ラオス国境は非常に行き来がある。中央
政府同士は親しい。ラオス政府要人はほとんどベトナムで学んおり、ベトナム語をはなせ
る。自分の企業のパートナーもラオスの首相を知っている。ベトナム人はラオスを弟の国
と認識している。しかし、ラオス側はベトナムをお兄さんとは思っていない。
→ホアンマイ工業団地は 1 と 2 があるが
古い地図の情報である、ひとつは予定地であるのみ(2 の方)。誘致(海外企業)ゲアン省人
民委はいろいろ声かけているが、自分たちは日本にしかやっていない。くれば韓国でも well
come だが。一番進出しているのはゲアンなどに韓国・台湾、特に韓国。たまに見かける日
本人は JICA の人間。
→日本企業が二の足を踏む理由は?
宣伝不足か?商社ルートで声掛けは?マザーブレーンでは限界がある。地の利を活かしたも
のであればメリットあると思うが。原材料はいろいろ手に入る、サトウキビの産地でもあ
る。しかしベトナム資本で生産効率が悪い。国内マーケットと考える企業であれば、商品
供給可能(陸路、空路) 日本向けだとハイフォンやハノイ近郊になるが、ラオス、ミャンマ
ーにも陸路でつながっているから、地の利はある。ラオスに近いところには規模はラオカ
イ程ではないが、レアアースも結構ある。ラオカイは有名。投資パートナーを探している。
ヴィン大学はハノイ、ホーチミンに次ぎ 3 番目に大きい、ヴィン市内に 2 カ所、もう 1 カ
所はハイフォンにキャンパスがある。学生数 6 万人
→コミュニケーションは英語?
英語教育は大変充実している。ヴィン大学で学習しただけでも流暢にはなす。残念なが
ら日本語学校はない。非常に望まれている。
→日本人に好感?
日本人、日本の会社、日本という国は信頼されている。地方は顕著。ホーチミン市はさ
ほど感じないが。地方では日本人はもてる。
→ラオスとの国境には少数民族は?
このへんは少ない。北の方は多いが。前総書記は少数民族。パートナーは総書記にかわ
いがられていたが、田舎にいくと言葉が全く分からなかったとのこと。
→省 300 万人で海岸線ちかくに住んでいる人がおおいか?
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山側にも人はたくさん住んでいる。山の方もいいところである。陸のハロン湾。きれい
である。石灰岩を崩してセメントにするのはやめろと言っているが・・・内陸はほとんど
農業。多くは田んぼとサトウキビ畑、葉タバコ、ミカンはあまり見たことない。トロモロ
コシ畑も一部ある。
→海岸利用は?
エビ養殖場は多い。湿地帯。
→リゾート開発は
ダナンのような(高級な)ものではないが、ホアローリゾートは古くからのもの、その北に
韓国資本で開発の話。南に松林がありリゾート計画。まだ 5 星はない。
→工業団地の土木設計はどこが?
設計はもともと PVNC がやり、いまはジョイントだが、単独のころにベトナム国家大学
の先生が設計された。有名な先生らしい。
→建築でも大学の先生がやる例はよく聞く。
けっこう会社ももっている。環境省の子会社、実質は大学の先生がやっている。
→工業団地のための環境基準はあるか?
国内の基準でやっている。個々のプラントはまたそのための環境基準がある。
→ヴィン市に大きなスーパーは入っているか?
自分の知る限り 1 つだけ。ヴィン市の中にドイツの ODA でつくられた建物が老朽化して
再開発を省のプロジェクト。スーパーやデパートを入れる計画はあるが・・ベトナム資本
のものになる。フンドンホテルのすぐ近くにある。
→日本食レストランは?
まだない。ベトナム料理でないとすると、ベトナム風中華料理。フンドンホテルのレス
トランは美味しい。ゲアン省の人間は日本食好きである。ハノイで連れて行く。
→ヴィン市の人口
40 万人ぐらいか、面積広い。高層ビルも 2 棟建っている。上がマンション。下がちょっ
としたモール。海産物はとてもおいしい。クアローの港には海沿いのレストランがある。
巻貝が特においしい。川魚も美味しい。川の上流で水がきれい。ヴィン牛は美味しくない、
小さいバイクの後ろに乗せて屠殺場に持っていく(ことができる大きさ)。
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→IS014000 はないのか?
ない。原材料を海外から輸入するには関税かかるが、輸出するものは原材料の入管税は
ゼロになる。日本から進出のバイクや自動車は大変、部品調達の国内率は低い。関税が大
変。トヨタ、ホンダが工場作る場合、ほとんど合弁、商工省。ジョイント用の別会社。3 割
はベトム政府が持っている。政府が資本入れているからかなり面倒を見てくれると思うが
そうではない。ベトナムで作られた車はほぼ国内で販売されている(せいぜいラオスが買う
程度か)。高い。バイク売れ筋は 30 万くらいするが、キャッシュで買いに来る。国内生産の
カムリ 700-750 万円(日本で 300 万ぐらいのもの)。それでもキャッシュで買いに来る。行
くたびにバイクが減り、車が増えている。政府の政策でバイクの取得税を上げて台数を減
らそうとしている。3 年前には特に地方では見なかったが、オーナードライバーが増えてい
る。ゲアン省でも増えている。ビジネスパートナーが二輪の代理店をやっている。ハティ
ン省に住んでいるがトヨタのディーラーをやりたいと言っている。投資対象として魅力的
なようだ。
→どういう人が車を買うのか?
自分も疑問だ。ベンツ S600、BMW、ポルシェカイエンまで走っている。
→それは役人か?
役人はさすがに目立たないようにしている。
→工業団地の補償金で買えるか?
人によっては買えるかもしれない。あんな高いバイクよく買えると思う。
ハノイホーチミンではロースルロイス(ベントレー)も走っている。自家用機を持っている人
もいる。高級車を持っている人はほとんど中古(新古車)で買う。アメリカから輸入。中古車
の輸入関税は決まっていない、ネゴ次第なので。
→左ハンドルか?
右はだめである。左ハンドルですら怖いから右では乗る気がしない。
→来年日越国交 40 周年にゲアン省で何かプランはあるか
ヴィン市では毎年ホーチミンの誕生日などセレモニーをやる。中央公園で、中央から要
人も来る。日本と国交 40 周年ということで、来年は毎年やっていることを少しグレードア
ップするかもしれない。
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