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岡山県が進める情報通信基盤の整備

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岡山県が進める情報通信基盤の整備
資料 1−5
岡山県が進める情報通信基盤の整備
岡山県企画振興部 IT戦略推進監
新免 國夫
岡山情報ハイウェイのイメージ
■ 公開系ネットワーク
■ 行政系ネットワーク
加入者系ネットワーク
県行政系ネットワーク
(行政主導で整備)
CATV
公共施設
ダム
振興局
(POP)
県立高校
振興局
(POP)
役場
県出先
市町村行政系ネットワーク
住民開
放端末
公民館
病院
市町村地域
ネットワーク
(民間)
振興局
(POP)
公衆回線
公衆回線
専用線
専用線
CATV
役場
図書館
学校
DSL・無線
加入者系ネットワーク
NOC
(OKIX)
公共施設
FTTH
インターネット
インターネット
民間IP網
DSL FTTH
岡山県の情報化戦略
岡山情報ハイウェイと高度情報化のあゆみ
H8年2月
4月
10月
11月
H9年4月
12月
H10年4月
10月
H11年4月
11月
H12年4月
H13年3月
4月
H14年1月
3月
H15年3月
10月
H16年3月
岡山県高度情報化基本計画策定
岡山情報ハイウェイ構想に着手
一課室一ホームページ開設
岡山県高度情報化モデル実験開始
県庁LAN整備、情報キオスク設置
岡山∼倉敷間光ファイバ開通
本庁∼各地方振興局WAN完成
基幹回線の自設光ファイバ化着手
全県立学校(79校)を情報ハイウェイに接続
情報ハイウェイの本格運用開始
岡山ギガビット・ラボ開所
リージョナル・ウェブの本格推進
情報ハイウェイ基幹回線完成
おかやまIT戦略プログラムの推進
データセンター運用開始
岡山県電子自治体推進協議会設立
全市町村の光ファイバ接続完成
民間地域IP網との接続
鳥取県、兵庫県と広域ネット接続開始
情報ハイウェイのギガ化とIPv6化
岡山県の情報化戦略
岡山情報ハイウェイ基幹回線の整備
■目的
・県内地域間格差の解消
・県民生活の利便性向上
・情報通信技術の県内蓄積と関連 産業の振興
■構築の基本的な考え
・県自らが基幹回線となる光ファイバーを敷設
・市町村は基幹回線と役場、公共施設を結ぶ支線を
整備
・インターネット接続サービス、各家庭や事業所を結
ぶ加入者網は民間通信事業者
■整備概要
・総延長 450Km
・回線速度155∼622Mbps
・整備費 22億円
岡山県の情報化戦略
岡山情報ハイウェイの高度化・IPv6化
<基幹回線網完成>
■県内地域間格差の是正、地域経済の活性化等を
図る地域情報化を推進
■ 県自らが光ファイバを敷設、平成11年4月本格運用開始
■岡山情報ハイウェイの一般開放、広く県民が利用
■ 県内13箇所の接続拠点にATM交換機を設置
155Mbps∼622Mbpsの基幹ネットワークを構築
<新たな高速基幹ネットワークの整備>
■ 既存の光ファイバを利用
■平成16年3月10日運用開始
■ 県内13箇所の接続拠点にギガスイッチを整備
1Gbps∼10Gbpsの新基幹ネットワーク構築
次世代インターネット技術IPv6によるネットワーク構築
■県・市町村共同による電子申請システム、おかやま全県統合型GIS
などの大容量データの活用を可能とし、県民サービスの向上を図る。
岡山県の情報化戦略
市町村接続(リージョナル・ウェブ)の推進
■ 目的
・地域の公共機関や団体が役場を経由し
てハイウェイを活用
↓
・住民生活に身近な市町村の情報化を推進
■ 整備方法
・整備主体は市町村
・自営光ファイバー網による高速接続
・基幹回線の光ファイバ心線の活用や広域
連携による効率的整備
・有利な助成制度を活用
■ 全 78市町村が接続
・H14年度末に整備完了
■ VPNによる個別ネットワークの構築
・ LGWAN、住民基本台帳ネット、電子自治体ネット 等
岡山県の情報化戦略
市町村地域公共ネットワーク
■ ハイウェイ接続に併せて市町村内の
公共施設を結ぶ地域公共ネットワーク
の整備が進む
■ 市町村整備光ファイバー総延長
1,500 Km超
■ ネットワークに接続した公共施設等
約2,000箇所超
小中学校は約600校(全体の95%)
県内ラストワンマイルの状況
県内ラストワンマイルの状況
■ 岡山県内ブロードバンド回線加入可能世帯 95.4%
・ 民間通信事業者、ISPによるサービス提供
・ CATV、xDSL、FTTH
岡山県の情報化戦略
ブロードバンド加入率の推移
30.0%
岡山県
広島県
鳥取県
山口県
25.0%
島根県
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
H11.12
H12.12
H13.12
H14.4
H14.8
H14.12
H15.4
H15.8
H15.12
総務省中国総合通信局調べ
岡山県の情報化戦略
光ファイバーの開放の仕組み
■ 岡山情報ハイウェイの光ファイバー芯線を無償で提供
■ 市町村は最寄りの岡山情報ハイウェイまで光ファイバーを敷設
■ 市町村から最短の位置にある岡山情報ハイウェイのクロージャーで接続
接続模式図
岡山情報ハイウェイ
市町村A
市町村B
POP
NOC
クロージャー
クロージャー
岡山県の情報化戦略
効果的に活用するための仕組み
• ネットワーク管理センターの設置・運営
• データセンターの設置・運営
• 地域IXの構築
• 地域IP網との接続
• xDSLの整備支援
岡山県の情報化戦略
ネットワーク管理センターの整備
■ 岡山情報ハイウェイを通じた各種ITサービス提供
の拠点として整備
■ ネットワーク管理センターに加えて、各接続点(P
OP)に独立した機器設置用建物を整備
<機 能>
・情報ハイウェイと直接・高速接続機能
・通信事業者間の相互接続機能
ネットワーク監視機器 ネットワーク管理センター
・365日24時間有人監視による運用
・高度なセキュリティ環境
・耐震、空調、消火設備、非常電源など
ネットワーク機器
<活用例>
・情報ハイウェイのセンター機器の設置
・通信事業者、ISPの機器の設置
コロケーション機能として活用
・地域IXの運用拠点
岡山情報ハイウェイ
家庭
企業
学校
岡山県の情報化戦略
県営データセンターの整備
■岡山情報ハイウェイの監視と通信事業者
との接続拠点として整備
<機 能>
・情報ハイウェイ直結の高速ネットワーク
データセンター
使用者設置機器
・365日24時間監視の安定した運用
・入退室管理、不正アクセス監視など
高度なセキュリティ
・耐震、空調、消火設備、非常電源など
ネットワーク管理センター
<活用事例>
ネットワーク監視機器
・電子自治体システムの各種サーバ設置
・県内の市町村の各種サーバ設置
・遠隔教育システム等のサーバ設置
不正アクセス監視機器等
無停電電源
ネットワーク機器
・ネットワークを通じたアプリケーション
の提供
岡山情報ハイウェイ
家庭
企業
学校
岡山県の情報化戦略
地域IX(インターネット・エクスチェンジ) OKIX(OKayamaIX)
県内同士のデータの交換は県内で完結
<地域IXがない場合>
岡山情報ハイウェイができても
依然として県内のデータ交換も
東京等を経由
<地域IX>
プロバイダの協力と制御技術の確
立により,岡山情報ハイウェイの
高速ネットワークを最大限活用
GIX
1次プロバイダ
A
1次プロバイダ
B
1次プロ
バイダ
A
岡山情報ハイウェイ
(IX無)
2次プロバイダ
A
2次プロバイダ
B
利用者 A
利用者 B
G
I
X
1次プロ
バイダ
B
岡山情報ハ
イウェイ
(IX有)
2次プロ
バイダ
A
利用
者A
2次プロ
バイダ
B
利用
者B
■ 地域IX接続団体
・一次ISP
・地域ISP
・CATV
計
8
9
11
28
(H16/6/1現在)
岡山県の情報化戦略
岡山情報ハイウェイへの直接接続団体の状況
■ 接続団体
・一次ISP
8
・地域ISP
9
・CATV
11
・市町村等
81
・その他
103
計
212
(H16/6/1現在)
県内の接続点
岡山県の情報化戦略
民間地域IP網と岡山情報ハイウェイ・OKIXの接続
■地域IP網を情報ハイウェイの足回り回線として活用するために県が接続
■地域IP網利用者も情報ハイウェイのメリットを享受
ネットワーク管理センター
東京等を経由すること
なく高速に通信可能
地域IX
岡山情報ハイウェイ
自設線
自設線
高速
スイッチ
インターネット
10Gbps
東京等
CATV
CATV
専用線
ISDN
ISDN 専用線
・企業
・家庭
・学校
・県、市町村
・学校
・公共施設
・企業
・学校
・県出先機関
(光ファイバーで直接接続)
NTT地域IP網中継ビル
高速
スイッチ
岡山県内
網終端
装置
・企業
・家庭
光ファイバ
光ファイバ
・企業
・家庭
DSL
DSL
・企業
・家庭
ISDN
ISDN
地域IP網
岡山県の情報化戦略
県補助制度を活用したDSLの整備例
The Intetnet
岡山情報ハイウェイ
役場
NTT局
DSLAM
NTT電話線
家庭
スプリッタ
DSLモデム
岡山県の情報化戦略
保守管理の考え方
• 第三セクター等への委託方式
– ネットワーク管理センター、データセンターの管理運営、ネットワーク監視
業務は第三セクターへ委託
– 光ファイバーの巡回点検、維持管理は通信事業者に委託
– 接続許可、データセンター等への入居許可は審査会を経て県が実施
• 市町村共同維持管理体制
– 市町村が整備した光ファイバ網等を共同で管理することにより、ネット
ワークの安定運用、維持管理コストの削減を図る
– 市町村負担金方式による共同委託
岡山県の情報化戦略
市町村自設光ファイバ網の共同保守
岡山県電子自治体推進協議会の一つの事業として実施
■光ケーブル保守管理
・巡回点検
■光ケーブル維持修繕
・ケーブルの移転工事
・故障箇所の探索
・応急復旧工事
・その他簡易な修理
■管理業務
・ネットワーク監視
・光ケーブル故障受付等
・光ケーブル移設等に係る各種手続
■応急復旧用機材の確保
・光ケーブル、ATM関連機器
支所
支所
公民館
公民館
中学校
中学校
小学校
小学校
B村
B村
役場
役場 地域情報網
A町
A町
役場
役場
振興局
振興局
POP
POP
岡山情報ハイウェイ
NOC
NOC
岡山県の情報化戦略
CATV網を通じた情報ハイウェイの利用
■ CATVインターネットを利用することで、高速
常時接続の環境で快適に利用可能
■ 情報ハイウェイで相互に接続された県内の
CATV加入者相互では高速に通信可能
インター
インターネット
ネット
NOC
岡山情報ハイウェイ
POP
POP
POP
POP
CATVセンター
CATVセンター
CATV網
CATV網
加入者
加入者
岡山県の情報化戦略
その他ブロードバンド・サービス経由での利用
民間のADSLや光接続サービスでも、東京等のIXを経由することなく岡山情報
ハイウェイ上で提供されるコンテンツが快適に利用可能
動画
配信
電子
申請
インター
ネット
GIS
岡山情報ハイウェイ
地域IX
インターネット
ADSL
民間
地域IP網
光接続
岡山県の情報化戦略
自設線だからこそ可能な仕組み
• 新たな次世代ネットワークの構築
• 広域市町村合併を支える情報通信基盤として活用
• 研究開発実証フィールドの提供
• 自由なネットワークの構築と活用
• 大容量コンテンツ・アプリケーションの利用
• 企業活動の誘導・促進
• IT関連技術者の育成
岡山県の情報化戦略
IPv6対応の新たな高速基幹ネットワークの構築
市町村
DSL
FTTH
POP
(接続拠点)
ATM
ISP
CATV
ATM
GSW
市町村
POP
(接続拠点)
GSW
情報ハイウェイ
IPv6対応
新ネットワーク
ISP
CATV
市町村
1Gbps
10Gbps
GSW
GSW
ATM
POP
(接続拠点)
ISP
CATV
OKIX
インター
ネット
ATM
ネットワーク管理センター
岡山情報ハイウェイ
既存ATMネットワーク
岡山県の情報化戦略
広域市町村合併を支える情報通信基盤として活用
合併後の新市町村における庁内LANの構築
■岡山情報ハイウェイの芯線開放
■広域地域公共ネットワークの構築
■高速でセキュアな
庁内LANの構築
支所
支所
中学校
中学校
旧B村
旧B村
役場
役場
旧C町
旧C町
役場
役場
公民館
公民館
小学校
小学校
合併後新町村
庁内LAN
旧A町
旧A町
役場
役場
振興局
振興局
振興局
振興局
POP
POP
POP
POP
岡山情報ハイウェイ
NOC
NOC
岡山県の情報化戦略
研究開発実証フィールドの提供例
岡山ギガビットラボにおける先端技術の研究
通信技術、認証などネットワークに関する先端技術の研究
岡山県全域が実験フィールドに
市町村(23市町村)の光ファイバケーブル接続(155Mbps)
CATV利用者宅にインターネット接続用モニター端末設置
市町村や県立学校にテレビ会議システム設置
一般利用者のための情報キオスク設置
岡山県の情報化戦略
自由なネットワークの構築と活用
光ファイバー芯を活用した超高速ネットワークイベント
(「全国マルチメディア祭2002!nおかやま」)
IPv6ネットワークを構築し、全市町村からの
DVTS方式による高精細映像を同時リアル
タイム送信
ギガビット
用スイッチ
IPv6対応高速
処理ルータ
高速大容量化 & IPv6対応
岡山県の情報化戦略
大容量コンテンツ・アプリケーションの利用例
■ 内視鏡手術現場でネットワークを活用
岡山県の情報化戦略
企業活動の誘導・促進例
岡山リサーチパークの場合
①インキュベーションセンター
H15年4月供用開始
・高速大容量の情報通信基盤を備えたインキュベーション施設
岡山情報ハイウェイに1Gbpsで接続
インターネットに無料常時接続
1000BASE-T・ 1000BASE-SX接続可能
研究室・大(化学仕様)
研究室・大(機械仕様)
研究室・小(IT仕様)
試作開発室
共用室(会議室)
その他共用室等
15室
15室
22室
6室
3室
②分譲区画への光ファイバー敷設
・ 全区画毎に、光ファイバーを敷設(センター内下水土管路を活用)
・ 岡山情報ハイウェイと接続された高速大容量の情報通信基盤を備
えた施設
岡山県の情報化戦略
中四国広域ネットワークの推進
■県営情報ハイウェイの相互接続による広域ネットワーク化
■防災情報分野、教育分野等の各種アプリケーション開発、活用の推進
平成15年10月
岡山・兵庫・鳥取
接続完了
岡山県の情報化戦略
「おかやまIT戦略プログラムee」の概要
1
2
目標年度
平成18年度
基本目標
「IT戦略で拓く新世紀おかやまの夢づくり」
世界最先端の技術(IPv6)と我が国最先端の地域ネットワーク(岡山情
報ハイウェイ)の恩恵が県民生活全般に実感できるユビキタス社会の実現
「おかやまIT戦略プログラムee」の推進
安全・安心
戦
略
岡山県の情報化戦略
県・市町村連携による電子申請システム
市町村は専用機器を設置することなく岡山情報ハイウェイを通じて
データセンターに設置するシステムを共同で利用
・開発・運用コストの削減
岡山情報ハイウェイ
岡山情報ハイウェイ
・全県統一的な住民
サービスの提供
LG
GW
WA
AN
N
L
共同
同利
利用
用型
型
共
申請
請受
受付
付シ
シス
ステ
テム
ム
申
最
最寄
寄りりの
の
施設から
施設から
岡山県データセンター
岡山県データセンター
行政
政手
手続
続
行
統合
合案
案内
内窓
窓口
口
統
職場から
職場から
イン
ンタ
ター
ーネ
ネッ
ッ
ト
イ
ト
・業務の省力化と
人材不足の解決
自宅から
自宅から
岡山県の情報化戦略
Fly UP