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第4回 四国スポーツツーリズム連絡会 議事概要(発言概要) 平成27年3

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第4回 四国スポーツツーリズム連絡会 議事概要(発言概要) 平成27年3
第4回 四国スポーツツーリズム連絡会 議事概要(発言概要)
平成27年3月27日(金)13:30~15:30
高松サンポート合同庁舎 アイホール
●金子次長挨拶
・ 徳島ヴォルティスは J1 に昇格し、各界に大きな関心を呼んだが、このようにスポーツ
は地域振興の核の1つであり、また、交通、環境、観光にも密接に関わっている。
・
春の高校選抜では、松山東高校の応援に、バス66台、また、他の交通機関を利用し
て、3,500名が駆けつけており、交通事業者にとっても一大イベントである。
・
連絡会では、春のスポーツシーズンを控え、様々な意見や情報、そして展望もお聞か
せ願えればと思っている。
●小幡部長説明
・
スポーツツーリズムを推進することは、交通及び観光の振興を図ることでもある。
・
春の選抜野球でも松山からバス66台、約3,000人の応援団を送り込んでおり、
これをプロ野球やサッカーの誘客につなげていける要素は充分にある。
・
春のスポーツシーズンを前に関係者で議論を深めてほしい。
・
サッカー
・昨年度の J1 リーグにおいて、徳島ヴォルティスの観客動員数は最下位。
・J1 リーグのチームの半数は、専用スタジアムを保有。
・J2 リーグの総観客動員数は、岡山が15万を超えているが、讃岐と愛媛は思わしく
ない。
・四国ダービーにおいても、以前は1試合で1万人を超えていた時期もあるが、現在
は大分減っている。
(サッカー離れ?)
・
野球
・アイランドリーグ設立から10年を経過したが、観客動員数は右肩下がり。平均5
60人。
・
マラソンは右肩上がりで、丸亀国際ハーフマラソンではバス需要も多い。
・ 好取組の事例としては、広島電鉄は、電信柱にポスターを掲示したり、ツアーの造成を
図っているし、他の取組でも、ガンバスタジアムの建設費に一般の方の寄付金が多大に
貢献しているとか、多言語で試合の案内をしているとか、選手の紹介の仕方にも工夫を
凝らしている。
●高知ファイティングドッグス
・
スポーツツーリズムの取組は、どうすれば地域住民に迎え入れられるかを考え、住民
と共に誘客を図っている。
・
インバウンドについては、国内の旅行会社は手をつけていないので、当チームが30
~40人でアメリカ遠征し、四国のチームとして試合を行い、そこでプロモーションを
かけている。(外国には、四国として売らないと高知には来てくれないため)また、遠征
した際に、アメリカの県人会と誘客するための知恵を借りるため、相談したりしている。
また、現在チームには30人中10人の外国人がいるが、その母国のテレビで特集を
組んだり、トライアウトリーグを行い、その応援ツアーを開催したりしている。
国内客の誘致については、毎年、学生インターンシップを受け入れたり、観光庁の事
業に応募して、
「選手と農業体験」等のプログラムを作っている。
・ 今シーズンから4、5月と8、9月がシーズン期間となり、6、7月はスーパー地域活
動月間となった。地域貢献を掲げる企業が多いことから、この月間には小学生の体力測
定に選手が参加したりして、地域活動を行うもの。
●香川県
・
県民に密着型スポーツに関心を持ってもらうため、球場でのエンターテイメントに富
んだイベントを開催したり、街中にスポーツチームの応援フラッグや応援タペストリー
等を掲出し、露出拡大にも取り組んでいる。他には、オリンピックの合宿の誘致を図っ
ている。
●高松市
・ アイスフェローズのホームタウンデーには、対戦相手の市と交流を図っていたり、ま
た、高松市でもオリンピックの合宿誘致を検討している。
●四国ツーリズム創造機構
・
当機構では、スポーツに関連した計画はないが、ファイティングドッグスのアメリカ
遠征については、四国のパンフレットの提供などそのバックアップをしたい。
●四国なんでも88箇所巡礼推進協議会
・ 協議会では、「酒蔵」
、
「車窓」
、
「温泉」等、四国の魅力を発信するために、四国のテー
マを絞った88箇所を集めているが、今度は「体を動かせるもの」をテーマに集めたい
と考えている。ただ、なんでも集めているわけではなく、四国でないと世界に通用しな
い物をということで、そのためには、四国内を旅行することが最も効果がある。
●カマタマーレ
・ 現在、J2 リーグでは2勝1敗と調子がいい。人気チームのアウェイ席も完売しており、
今後も対戦相手と連携して、イベントを打っていきたい。
●四国アイランドリーグ
・
四国アイランドリーグも11年目に入り、今後は海外にもアピールする新たな展開も
考えており、リーグの地位向上と四国を中心にグローバルでのアイランドリーグとして
の確立を目指す。
●百十四銀行
・
百十四銀行では、丸亀国際ハーフマラソンや高松国際トライアスロンに選手やボラン
ティアを参加させている。
・
また、地方銀行の4行の活性化会議では、台湾インバウンド商談会にゴルフ協会と共
に参加し、四国への誘致を図っている。
●JTB
・
商品としては、関西からの観戦ツアー主に造成しているが、地域に密着して地域住民
との農業体験等、選手とふれあいのできる商品を香川県でもやってみたい。
●ことでんバス
・
会社としてはスポーツツーリズムには取り組んでいないが、バス協会として、バスマ
スクの装着等、四県で動く広告塔となることはできる。
・
モンスターバッシュでは、まんのう講演でシャトルバスを運行したが、若い世代はイ
ベント慣れしているが、クレームが少なく、立派である。
●JR 四国
・
アイランドリーグとコラボして、
「りょうまおもてなし号」や、高徳線では「すだち
号」による友情セレモニーを開催したりしている。
・ 丸亀国際ハーフマラソンでは、1万2千名の参加者のうち、シャトルバスを2,52
9人が利用した。そのうち9割が JR を利用したと換算したら、その数は2,200名
に及ぶ。
・カマタマーレ 69,600人
・鳴門 (3/2)
(3/21)
1試合平均 171人が JR 利用(5%)
7,860人中159人が JR 利用(利用率 2%)
4,733人中89人が JR 利用(利用率1.8%)
・丸亀でのオープン戦(3/3 阪神対ソフトバンク)
10,000人中686人が JR 利用(利用率 7%)
・坊ちゃんスタジアム(ヤクルト VS ディーエヌエー)
10,635人中1265人が JR 利用(利用率 12%)
・サイクルトレインも予土線、予讃線(松山~今治)で運行
●日本航空
・ アイスホッケー/アイスフェローズに協賛しているが、知名度には若干の課題があるも
のの、実際のゲームを観戦すれば見るヒトを惹きこむ魅力に富んだスポーツ。自治体の
動きを含めて、活性化に期待したい。サッカーは愛媛 FC と徳島ヴォルティスに、野球は
高知ファイティングドッグス四国内マラソンなどに協賛。
・
日本航空としては、関東からの客のパイプ役になるのが最も効果的だが、そのために
は、地元のエネルギーが必要。
・
名古屋勤務時代のグランパスは、メディア・自治体は勿論の事、地元市民・県民の関
心が非常に高く大変な盛り上がりだった。
●四経連
・ アイランドリーグのチケット販売で貢献。
●総合通信局
・ 情報発信の面でお手伝いできる、特にグローバル化。
●香川大
・
スタジアムの立地・交通アクセスと集客の以下の関係を推測
・スタジアムの立地場所がよくなくても、交通網を整備することで周辺人口は増加
すること。
・地方都市においても、公共サービスが充実していなければ、多くの観戦者は呼び
込めないこと。
●中間とりまとめ 野球、サッカーともに承認
●金子次長挨拶
・
地域住民が盛り上がることが重要。今後もこういった連絡会を通して、四国の地域
活性化に取り組んでほしい。
四国スポーツツーリズム連絡会
取組推進の方向性
中間とりまとめ
2015・3・27
~基本認識~
• 連絡会参加メンバーは、サッカー観戦やマラソン参加
等のスポーツツーリズムは、地域の賑わいづくりに大
きな貢献をするものであり、交流人口の創出、ひいて
は定住人口の創出に大きく寄与し、交通・観光産業を
中心として大きな経済効果を有することを認識する。
• しかしながら、高校野球の応援に何千人も駆け付ける
一方で地域スポーツが必ずしも地域全体のシンボル
としての認知に至っていない現状や、いくつかの人気
大会を除いて各地のマラソンイベント等にも集客・収
支等の運営上の課題も見られる。
~施策方向性~
そこで、連絡会参加メンバーは、先の認識のもと、
①スポーツニーズに対応したバスや鉄道による適切な
輸送や宿泊商品の提供、行政としてのより一層の支
援策の充実といった本業面での取組強化
②本業以外にも、社内広報でのスポーツ日程や選手
紹介、社員食堂やロビー等の空間を活用したポス
ターの掲示協力などの取組強化
を通じて、最大限可能なスポーツツーリズムの振興
に向けた努力・協力を行うことを旨とする。
~日々の工夫~
• 職場内での試合日程・結果等の掲示
• 社内広報誌やメルマガでの選手・試合日程・
結果紹介、社内回覧等の実施
• 社員による観戦企画の実施(ミニ社員旅行)
• 名刺等への大会・チームロゴの印刷
~交通・観光業の底力を~
• アウェイ観戦ツアー、マラソン参加ツアー等の商
品設定
• 臨時列車、スポーツ観戦プランなどの交通・宿泊
商品の企画
• 鉄道・バス・駅空間・空港等でのPRへの協力
• 渋滞予測や臨時列車案内放送など本業を通じ
た側面的後方支援
~行政の出番1~
• ノウハウ共有や日程調整、企画のシリーズ化など、スポーツ振興に関す
る横の連携を図り、最適化を図る。
• 特に、福祉や教育、防災など多面的な行政の分野で、例えば一日○○
所長や○○啓発ポスターへの起用など、横断的に地域のスポーツコンテ
ンツの活用を図る。
• スポーツツビジネスの現状やその支援の必要性などについて、各行政組
織内において観光・スポーツ担当部署に留まらず、インフラセクションや
交通セクション、教育・福祉セクションなど一見関係のない部門まで含め
て、広く情報を共有するように努め、様々な側面からの支援の形成、最
適化を図る。
• イベント開催経費等の既存支援策の強化・拡充に努めるとともに、選手
個人名を前面に出したPRなど、その手法の改善に努める。
• 自治体広報紙等においてマラソンや試合日程をとりあげるとともに、より
踏み込んだ記事掲載を行う。
~行政の出番2~
• サッカー専用スタジアムの整備など地域スポーツが地域
の重要なソフトインフラであるという認識のもと、今後とも
持続的な発展、自律的な経営が実現するよう抜本的な環
境改善を目指すべきである。
• ネーミングライツに応じた案内標識を採用するよう努める
など、地図案内板・バス停名等の環境整備を図る。
• 安全面を最優先しつつ、持続的可能な大会運営が可能と
なるよう、ノウハウの蓄積・共有を図る。
• 大会運営収支、スポーツ支援予算等の透明化・見える化
を図る。
~連絡会の進め方~
• 四国のスポーツビジネス・ツーリズム関係者の定期的な意見交換・
情報交換・ネットワーク醸成の観点から一定の役割を果たした。
• 今後は、今年度共有した情報や構築した人的ネットワークを活用し、
個々の構成メンバーがそれぞれの持ち分での改善・持続を図る。
• 他方で、年々新たな大会が新設されたり、参加者数が増える、内容
が充実する、プロスポーツも枠組みが変化するなど、スポーツは大
きな変化が今後とも継続すると見込まれる。
• よって、当四国スポーツツーリズム連絡会としては、今回実施する
バスマスクPR事業の結果共有など、個々の構成員によるアップ
デートの共有・それによるモチベーションの向上、更なる提言策、情
報収集の深度化等を目的として、2015年度は、必要に応じた開催
(年1~2回程度をイメージ)を行うことを基本とし、具体の調整は事
務局(四国運輸局)において別途行う。
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