外務大臣談話（PDF） - 和歌山県ホームページ

Statement
外務大臣談話
Ministry of Foreign Affairs of Japan
平成２７年１２月５日
Ｄ－０２９
我が国が提案した「世界津波の日」の決議の
国連総会第二委員会での採択
１
１２月５日（現地時間４日），ニューヨークの国連総会第二委員会で，「世界
津波の日」を定める決議がコンセンサスにより採択されたことを大いに歓迎しま
す。
２
この決議は，第３回国連防災世界会議及び持続可能な開発のための２０３０ア
ジェンダのフォローアップとして，我が国をはじめ１４２か国が共に提案し,１
１月５日を「世界津波の日」として制定するものであり、大きな意義があります。
この決議により，世界中で津波の脅威についての関心が高まり，その対策が進む
ことを希望します。
３
我が国としては，この決議の実施を通じて，世界の一人でも多くの尊い命が津
波から救われるよう貢献していく考えです。
（参考）
１
決議案の具体的な内容としては，①１１月５日を「世界津波の日」として制定
すること,②早期警報，伝統的知識の活用，「より良い復興」を通じた災害への
備えと迅速な情報共有の重要性を認識すること，③すべての加盟国，組織，個人
に対して，津波に関する意識を向上するために，適切な方法で，世界津波の日を
遵守することを要請すること，等を含む。
２
１１月５日を指定することは，１８５４年１１月５日に和歌山県で起きた大津
波の際に，村人が自らの収穫した稲むらに火をつけることで早期に警報を発し，
避難させたことにより村民の命を救い，被災地のより良い復興に尽力した「稲む
らの火」の逸話に由来する。
内容についてのお問い合わせ先
外務省 国際協力局 地球規模課題総括課 西野首席事務官
ＴＥＬ：０９０－２１４９－２４０７
別添資料
【参考】「世界津波の日」決議案の共同提案国（日本を含め１４２か国）
アフガニスタン、アルバニア、アルジェリア、アルメニア、アルゼンチン、豪
州、オーストリア、アゼルバイジャン、バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギ
ー、ブータン、ボリビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ボツワナ、ブラジル、
ブルネイ、ブルガリア、ブルキナファソ、ブルンジ、カンボジア、カメルーン、
カナダ、中央アフリカ、チャド、チリ、コロンビア、コモロ、コスタリカ、コ
ートジボアール、クロアチア、キューバ、キプロス、チェコ、デンマーク、ド
ミニカ共和国、エクアドル、エストニア、エチオピア、フィジー、フィンラン
ド、フランス、ガンビア、ジョージア、ドイツ、ガーナ、ギリシャ、グレナダ、
グアテマラ、ギニア、ギニアビサウ、ハイチ、ホンジュラス、ハンガリー、ア
イスランド、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、
ジャマイカ、日本、ヨルダン、カザフスタン、ケニア、ラオス、ラトビア、レ
バノン、リビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マダガ
スカル、マラウイ、マレーシア、モルディブ、マリ、マルタ、マーシャル、モ
ーリタニア、モーリシャス、メキシコ、ミクロネシア、モナコ、モンゴル、モ
ンテネグロ、モロッコ、モザンビーク、ミャンマー、ナウル、ネパール、オラ
ンダ、ＮＺ、ニカラグア、ニジェール、ノルウェー、オマーン、パラオ、パナ
マ、ＰＮＧ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、カ
タール、ルーマニア、ロシア、ルワンダ、サモア、サンマリノ、サントメ・プ
リンシペ、セネガル、セルビア、シンガポール、スロバキア、スロベニア、ソ
ロモン、ソマリア、南スーダン、スペイン、スリランカ、スーダン、スウェー
デン、タジキスタン、タイ、マケドニア、トーゴ、トンガ、チュニジア、トル
コ、トルクメニスタン、ツバル、ウクライナ、ＵＡＥ、英国、米国、ウルグア
イ、ウズベキスタン、バヌアツ、ベトナム、イエメン
（了）