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藻場造成を確実にする要素技術

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藻場造成を確実にする要素技術
藻場造成を確実にする要素技術
藻類増殖材 イオンカルチャープレート
イオンカルチャーは藻類の生長に必要な元素を長期間
にわたってイオンの状態で溶出する水溶性ガラスです。
プレートを消波ブロック等に装着することによって早
期に藻場を形成します。全国各地に納入実積があり、海
藻の生長促進効果が確認されています。
要素技術の選択
当社は長年にわたり藻場造成やモニタリング調査を実施してきました。
そこで得られたデータを基に、藻場造成を確実にする種々の要素技術を開発してきました。
藻場が 形成されない原因 を把握し、それに 対応する要素技術 を用いることにより、
早期の藻場形成が可能とな
ります。
※イオンカルチャープレート
(250×80×30mm、
約1.4kg)
※イオンカルチャーは東洋ガラス(株)
との共同開発品です。
水質の影響
1.
藻類増殖材
イオンカルチャープレート
ミネラル不足・・・1、
2
種の供給源不足
コンブ科の海藻・
・・2、
3、4
ホンダワラ類・・・4
モルタルプレート
●効果調査
湿重量(g)
4t型エックスブロックの天端面にイオンカルチャープレートを
2.
種苗付き
イオンカルチャープレート
50
試験区
対照区
装着し、
天端水深が約3m程度になるように設置しました。
45
40
35
30
25
20
15
ウニ類・・
・5
その他
(試験区)
北海道乙部地区
食害の影響
藻食性魚類・・
・6、
7
イオンカルチャープレート
(対照区)
10
5
対照区
3.
コンブ科海藻類の種糸保存技術
試験区
0
50
100
150
200
葉長(cm)
設置2年後、イオンカルチャープレート上(試験区)とコンクリー
ト上(対照区)に着生したホソメコンブを比較しました。試験区の
波、流れ、
水温、透明度
(光)、
コンブは、本数、葉長、湿重量とも良く生長していることが確認
浮泥等
されました。
2年後
4.
スポアバッグによる播種
●効果事例
山口県岩国市
5t型溝付テトラポッド
にイオンカルチャープレ
宮崎県都農漁港
ートを装着し、護岸の消
5.
砂地を利用したウニの食害防止
5t型エックスブロック
の天端面にイオンカルチ
波工の水深3∼5m付近に
ャープレートを装着し、
設置しました。約1年後
水深約5m程度の砂地に
ホンダワラ類が繁茂しま
設置しました。約半年後
した。
カジメの幼体がプレート
上に密生しました。
6.
藻食性魚類に対する食害防止カゴ
愛媛県二名海岸
3.2t型溝付テトラポッド
にイオンカルチャープレ
ートを装着し、離岸堤消
7.
潮だまりによる藻場の造成
ロックプール
波工の水深1∼3m付近
に設置しました。約半年
後ベニスナゴ、アオサ、ミ
ルなどが繁茂しました。
宮城県七ヶ浜地区
2t型エックスブロック
の天端面にイオンカルチ
ャープレートを装着し、
水深5mの砂地に設置し
ました。約2年後にはア
ラメ、アオサが繁茂しま
した。
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