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アイデア政策提案

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アイデア政策提案
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
提
案
内
容
又
は
改
善
後
の
様
子
予
測
さ
れ
る
具
体
的
効
果
(分類)
産業・観光
地域産業課、産業政策課
No.
入賞状況
1
銅
懸賞事業の褒賞として地場産品を贈呈する。
市では毎年、どこかしらの所管で施設やキャラクターの愛称(名称)募集
などの懸賞事業を実施しているが、それらの懸賞では褒賞として現金が贈
られることが多い。本提案は、褒賞金に代えて金額相当の地場産品を贈呈
するよう、各課に働きかけを行うとともに、賞品となる地場産品のセット
を開発するというものである。
管見の範囲であるが、本年度も生涯学習複合施設の愛称、駅自由通路乗降口の愛称、
遺跡・博物館キャラクターの愛称など、各募集において褒賞として現金の贈呈が設定さ
れている。
しかし、企業が広告宣伝の一環で募集する懸賞と比較すると、褒賞の金額、内容で見
劣りし、魅力に乏しい。しかも、市民からお預かりしている税金を、政策的な見地から
ではなく現金で支給してよいものか甚だ疑問である。金額は寡少ではあっても「カネで
釣る」イヤらしさは否めず、市民のガヴァナヴィリティーを高める意味でも賞金は不適
当だと思う。
中学生以下が入賞した場合は、教育的配慮で金額相当の図書券を贈呈している例もあ
るが、これとて金券ショップで換金されてしまえば、現金を支給したのと同じである。
また、賞金の場合、波及する効果が限定的である。賞金をもらった人が貯蓄したり、市
外で消費したり、ギャンブルなどで蕩尽してしまったら、賞金の原資である税金が地域
で循環することもない。
懸賞事業が、懸賞雑誌などの媒体に紹介されれば、全国から応募がある。市(県)外
の人が入賞した場合、賞金は確実に域外で消費されることになるし、市外の入賞者に本
市の魅力をPRする好機をみすみす逃すことにもなる。
懸賞事業の褒賞として、賞金に代えて地場産品を贈呈する。
提案先課は、年度初めや予算要求、政策ヒアリングの実施時期に、庁内各課にあてて
「懸賞事業の褒賞品として地場産品を使用するよう」に要請する。
しかし、要請するだけでは懸賞事業を実施予定の課にとっては賞品の選定や調達する
手間を要するだけで実効性は乏しい。そこで物産品販売業者と共同して、金額に相応し
た地場産品の標準セットを開発する。そうすれば、実施所管課は物産品販売業者に発注
するだけで賞品が手配できる。
金額は3万円、1万円、5千円相当とする。また、物品は食品(日持ちのするもの)、
小型の工芸品を中心に、各金額毎に2種類程度を用意する。物品の組み合わせも「海の
幸」「山の幸」「伝統の技」などテーマ性もたせればヴァリエーションも豊かになる。も
ちろん、箱や包装紙は既製品でも極力、静岡らしさを感じられるものとし、箱の中には
本市の魅力を紹介した一文を添えるのも忘れないようにする。
企業の主催する懸賞には質・量でかなわないことから、褒賞を本市のPRのツールと
して利用する。賞品は食品を主体としたものにすれば最終的に消費されるので、誰がも
らっても喜ばれることが多い。 市内の人がもらえば、本市のよさを再発見してもらう
機会になるし、市外の人がもらえばシティーセールスになる。 また、現金であればも
らった人が消(浪)費して終わりだが、物品であれば、市→物産品販売業者→地場産品
製造業者→原材料業者などを通じてカネが地域内を循環する。
市のイメージアップ
その他
課
題
かねてより、行政が賞金を出すことに疑問を感じていたことと、かって、清水みなと
っ
究 か 着
経 け 想 祭りで「くじ付きうちわ」の景品に地場産品(缶詰セット)を贈っていたことから着想
緯 ・ の
研 き した。
補
足
事
項
景気の悪化に伴い、工事や業務委託などもなるべく市内業者へ発注する方向にある。
こういった僅かな金額なものでも、カネを域内で循環させることを考える視点が必要で
ある。
なお、地場産品セットの開発を「株式会社駿府楽市」と共同で行えば実現は容易であ
ると思う。
ただし、ロゴマークやキャラクターデザイン等の懸賞のようにプロやセミプロのデザ
イナーの応募も期待されるものは、賞金としたほうがよい。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
提案概要
市ホームページの市民参画のコーナに公募委員の募集情報を掲載する。
多くの市民が公募委員として市民参画しているが、その募集情報を1ペー
ジで一覧で見れるようにする。また、パブコメも受付中の一覧リストをつ
くり、いくつもコメントしやすい環境をつくる。
案
内
容
予
測
さ
れ
る
具
体
的
効
果
(分類)
課
公募は、各課のページでそれぞれ行っている。付属機関の一覧は、総務課のページに
あるが、募集は一覧になっていない。定期的な委員の入れ替えがあるものでも、募集の
時期の情報は掲載していない。
パブコメも各課対応である。
公募委員は、まず、市政への参画が目的であると考える。参画することが第1で、次
に自分が関心がるテーマを選んでいるように思う。
よって、ホームページ上の公募委員の公募情報を一元化して、1ページでその情報一
覧が閲覧できるようにする。その方が、公募委員になろうとする市民のニーズにマッチ
しているのではないかと考える。
付属機関等の公募委員の公募情報を簡単に分かりやすく市民が手にいれることができ
る。
同時にパブコメを受付しているものを一覧にすることで、相乗効果が見込まれる。
市民サービスの向上
公募情報、パブコメの一元管理が必要となる。
題
っ
究 か 着
経 け 想
緯 ・ の
研 き
補
足
事
項
奨励
ホームページの市民参画のコーナに公募委員の公募情報とパブコメ情報
を一括掲載する。
提
改
善
後
の
様
子
入賞状況
2
テーマ
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
又
は
広報・広聴
分権推進課、総務課
No.
パブコメの募集方法が非効率だと感じたから。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
現
状
の 又
様 は
子 改
善
前
案
内
容
改
善
後
の
様
子
予
測
さ
れ
る
具
体
的
効
果
(分類)
課
題
か
経 け
緯 ・
研
究
補
足
事
項
3
入賞状況
奨励
税務部以外の税務端末使用課職員向け税務研修開催ついて
税務職員を講師に招き、介護保険料及び国民健康保険料等算定根拠である
合計所得や税務画面の見方、税務部配布の市民税早見表の活用法を学ぶこ
とによって、納付義務者に対する介護保険料及び国民健康保険料等算定説
明等市民サービスの向上につなげる。
税務職員による市民税研修の機会がないため、職員によって介護保険料及び国民健康保
険料等算出根拠である合計所得金額や税務画面の活用など理解度や知識にばらつきがあ
る。職員によって知識に差があるため、納付義務者に対する保険料算定根拠の説明にも
差が出てきてしまい、納付義務者が各種保険料担当課と市民税担当課を往復しなけらば
ならず、しばしばそれが苦情になってしまう。
目的:税務職員を講師に招き、介護保険料や国民健康保険料等算定根拠である合計所得
や税務画面の見方、税務部配布の市民税早見表の活用法を学び、納付義務者への保険
料算出説明や納付義務者の税務部へのスムーズな引き継ぎ等迅速な対応や保険料担当
課としての十分な説明責任が果たす。
開催時期:介護保険料及び国民健康保険料納付書発送前かつ市民税担当課特徴本処理日
の5月上旬に開催
対象:3区高齢介護課、保険年金課および本庁保険料総括課の新人職員(非常勤職員含
む)及び希望者
研修内容:合計所得金額について、税務画面及び市民税早見表の見方・活用方法他
提
又
は
人事・人材育成
市民税課、介護保険課、
保険年金管理課
No.
全職員が納付義務者に対し、介護保険料及び国民健康保険料等算定根拠について十分な
知識に基づいて対応・説明を行うため、市民税担当課への合計所得についての問い合わ
せ及び納付義務者の市民税担当課への案内が減少し、納付義務者の労力短縮につながり、
それによる苦情も減少が見込まれる。
それに伴って職員の納付義務者への対応時間も短縮が見込まれる。
業務能率の向上 市民サービスの向上
業務の標準化
・研修に使用するテキスト等の作成を市民税担当課に依頼可能かどうか
・各課、研修のための時間が割けるかどうか
・同じく課税画面を活用している課があれば、研修を実施するよう働きかけが必要
・市民税担当課及び関係各課との調整・研修を行えるような体制作りが必要
以前市民税担当課に所属しており、合計所得金額算出について納付義務者が説明を求め
着
想 て各種保険料担当課と市民税担当課を往復しなければいけないケースに数多く遭遇した
の
き ため、税務画面や市民税早見表、合計所得金額をもっと活用できれば納付義務者へのサ
っ ービス向上及び業務能率向上が期待できると考えたから
研修は5月実施としたが、さらに理解を深めるため年2回の研修実施が望ましく、2回
目は市民税担当課の閑散期9~11 月開催が妥当と考える。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
提
案
内
容
産業・観光
観光課、イベント推進課
No.
入賞状況
4
奨励
家康公の駿府大御所時代のイメージアップ作戦による観光力強化事業
戦国の世を終わらせ、260年にわたる泰平の世の礎を築いた徳川家康
公は、駿府城を築いて隠居生活を送っていたため、全国的には静岡は、
「家
康公が老後に住んでてんぷら食べて死んだまち」という先入観が強く、駿
府城天守閣も再建されないため、家康公による観光おこしが不十分であ
る。老後の家康公の駿府時代のイメージを払拭させるためのイベントを開
催し、観光力のアップに繋げる戦略を提案する。
関ヶ原の戦いに勝利し、江戸に開幕後、三男秀忠公に将軍の座を譲り隠居生活を送る
ため駿府城に住み、余生を送っていたため、我がまち静岡は全国的に、
「のんびりしてい
る・非反骨・おとなしい・保守的」というイメージが浸透しており、毎年開催されてい
る静岡祭りも、年老いた家康公が供を従えて、のんびり花見にいく行列を再現したもの
である。
確かに季節的にはぴったりの観光行事ではあり、少しづつ趣向は変わっているが、さ
すがにマンネリ化しており、大御所役で行列に参加する芸能人のみが目当てで、それが
終われば帰ってしまう観光客が多い。
また元々は久能山に葬られた家康公の遺骸は、家康公の遺言により一年後栃木県の日
光に移され、三代将軍家光公の時代に現在に残る絢爛豪華な東照宮が造営されたため、
日光市は、今日世界遺産として莫大な観光収入をあげ、外国人観光客も非常に多く、家
康公といえば日光という認識が強い。元祖東照宮である久能山東照宮は残念ながら観光
地の全国区ではなく、せっかく景勝地である日本平が背後に控えながら全国的観光地と
してのアピールが届いておらず、駿府大御所時代の家康公による観光力が弱いと言わざ
るを得ない。
そもそも家康公は、駿府城に住み、花見をして、鷹狩りに興じて余生をのんびり過ご
していたわけではない。江戸に幕府を開き、中央集権体制を築いた後も、一つの憂いが
あった。それは豊臣秀吉の遺児秀頼が青年に成長したころ、二条城において家康公と面
会をした。家康公は年老いた我が身に比べ、たくましい体躯をした秀頼を目前にした時、
その後見人の母淀君の存在もあり、豊臣家を滅ぼさなければわが死後再び戦国の世に逆
戻りなると警戒心を高め、ブレーンであった金地院崇伝、林羅山、そして一説によれば
その正体は山崎の合戦で非業の死を遂げたはずの明智光秀であったとも伝えられる天海
僧正らの画策により大阪夏・冬の陣を起こし、ついに豊臣家を滅亡させその後日本歴史
史上最も長い泰平の世の基礎をつくった。特に大阪夏の陣の際には、猛将真田幸村に攻
め込まれ、一時は窮地に追い込まれ、切腹も覚悟したほどの激闘を演じた武勇が史実と
して伝わっている。関ヶ原の戦いでは、ほぼ半日で勝利を収めた家康公であったが、駿
府大御所時代の家康公には老いた身ながらこのような武勇があったことは意外に知られ
ていない。駿府城から出陣した大阪夏の陣こそが真の戦国の世を終わらせたビックイベ
ントであったのである。
★ 戦略其の壱…静岡祭りのメインイベンとして市民キャスト参加による「大阪夏の陣」
の再現演技
クライマックスとして真田幸村の徳川本陣への切り込み、大阪城炎上(これを現在行
われている紅蓮の炎とする。)
★ 戦略其の弐…東照宮サミットをグランシップ等で開催し、大河ドラマ等で時代考証
をたびたび担当している元静岡大学教授小和田氏等著名な歴史研究家による講演会を開
催し、久能山東照宮・世良田東照宮(群馬県にある徳川氏発祥の地)
・日光東照宮の三東
照宮の紹介、国宝、重文等の展示等の交流を図る。 日光東照宮は方位、易学の計算の上
に久能山東照宮と世良田東照宮を直線で結んだ延長線上に造営されている。
(別添資料参
照)
又
は
改
善
後
の
様
子
予
測
さ
れ
る
具
体
的
効
果
(分類)
課
平成27年に久能山東照宮・家康公鎮座400年を迎える。静岡祭りでの開催が無理
であれば、久能山東照宮と連携したイベントとして、同年に実施されるであろう東照宮
のイベントと共同実施してアピールすれば家康公の駿府大御所時代の偉業、久能山東照
宮の全国的認知度の高まり、しいては日本平周辺観光施設への観光客の流入等経済的効
果は十分期待でき、公表を好評を博せば、静岡祭りでのイベントの一つとして盛り込む
ことができるのではないかと考える。
経費節減または収入増
市のイメージアップ
久能山東照宮の落合偉洲宮司の全面的協力が必要となる。
題
け
・
研
究
経
緯
着
想
の
き
っ
か
補
足
事
項
新潟県上越市では、上杉謙信の偉業を称えるため、毎年8月に謙信公祭りが開催され、
甲冑武者パレードや昔であれば敵であった山梨県民も参加する「川中島の戦い」の再現
が春日山城跡公園で盛大に開催され、昨今の歴史プームの追い風もあり、県外からも見
学客が多数訪れ、関連するイベントも行われ、高い経済効果をもたらしている。
(今年実
際に見学に行き、現場にいた市の関係者から聞いた。)
平成23年のNHK大河ドラマが、
「江~姫たちの戦国~」に決定している。
主人公となる「江」は織田信長の妹お市の方と小谷城主浅井長政との間に三姉妹の三
女として生まれ、長女の淀君、次女のお初とともに戦国の世に翻弄される人生を送った。
最終的には家康公の三男秀忠と再々婚し、春日の局との対立等幾多の確執があったが三
代将軍家光の実母として歴史に名を残している。
おそらくドラマのクライマックスシーンのひとつとして予想されるのは、賤ケ岳の戦
いで母お市の方を失い、豊臣秀吉に引き取られ、幼き時から助け合いながら生き延びて
きた姉妹が、関ヶ原の戦い後、敵と味方に分かれ、姉である豊臣方の淀君が、大阪夏の
陣で自分の舅である家康公に滅ぼされる場面での戦国の世の悲哀を描くシーンであると
予想される。
いずれにしても駿府大御所時代の家康公が絡むシーンは、かなりあると思われ、静岡
が注目されるのは間違いない。
大河ドラマ効果に期待をかけるのは、最近ではその舞台となった地域では常識であり、
イベントの開催等で現実に経済効果も出ている。このドラマは今回提案したイベントと
の相乗効果作用をもたらしてくれると思う。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
提
案
内
容
広報・広聴
産業政策課、防災指導課、
環境総務課、広報課
No.
入賞状況
5
奨励
静岡市『CI(コーポレート・アイデンティティ)名刺』作成事業
本提案は行政活動の各場面において使用される『名刺』に着目し、通常の
機能に①シティセールス情報、②QR 防災情報、③QR 企業情報、④各局
重点施策情報、⑤CO2 フリー機能の付与による高付加価値型の名刺を作
成、これを職員が積極的に活用することで、自分達の地域や静岡市の特徴、
セールスポイントを端的にアピールする CI(コーポレート・アイデンテ
ィティ)に全職員が一丸となって取り組むものである。
現在、個々の職員が有する名刺は、各職場においてそれぞれ印刷され、管理職の名刺(表
側)にはシティセールスの一環としてちびまる子ちゃんが表示されているものの、その
他の職員の名刺には(個人的にやられている方もいますが)組織として特段の工夫もな
く、また、名刺の裏面も有効活用されていない状況にある。名刺は、勿論、各局等で使
用頻度が異なるものの、ひとりの職員が年間 10 枚使用したと仮定しても、おおよそ
64,000 枚もの名刺が使用され相手方に渡ることとなり、全職員が CI として名刺の両面
を組織的・戦略的に活用することで、市の活性化やシティセールスに繋がる非常に大き
なメリットをもたらすものと考える。
では、名刺にどのような工夫を施すのか。工夫の施せる場所として、①名刺の表面、②
名刺の裏面、③名刺そのものがある。①名刺の表面=QR コード付きシティセールスの
展開。名刺の表面は、既に実施されているちびまる子ちゃんの印刷と併せ、お茶やまぐ
ろ、ホビーなど本市が全庁的に取り組んでいるシティセールス項目をコメントとともに
絵や写真で紹介する。また、名刺の両下隅にふたつの QR コードを印刷し、それぞれに
次の機能を持たせる。まず、ひとつめは、8月 11 日に駿河湾を震源とする M6.5 の大
きな地震が起きたばかりだが、例えば昨年 11 月に開設された市の災害情報ブログ等と
連動させ、避難勧告・指示や注意報・警報、雨量・水位・潮位等の観測情報、土砂災害
警戒情報といった防災情報の QR コードを印刷し、職員を含め市民等が非常時に必要な
情報を取り出せるようにする。ふたつめは、名刺作成にかかる自主財源を確保するため、
広告料を拠出してくれる企業のホームページの QR コードを当該企業のキャッチフレー
ズとともに掲載する。個々の職員により、直接約 64,000 人もの方に手渡されることか
ら、宣伝効果は高いものと考える。②名刺の裏面=ポンチ絵等で各局の重点事業を紹介。
裏面には、所属する局等の重点事業に関するポンチ絵、イラスト、マーク、写真等を端
的に掲載する。例えば、環境局では、南アルプスの世界自然遺産登録を目指す動きやご
みの減量を目指すもったいない運動を展開しているが、南アルプスの雄大な写真とキャ
ッチフレーズ、活動を紹介する協議会のホームページアドレスとともに、もったいない
運動の縮小版ポスターや具体的な指標数字等を掲載する。③名刺そのもの=CO2 フリー
名刺として活用。カーボンオフセットの考え方を取り入れ、名刺の作成に伴って排出さ
れる CO2 相当量をグリーン電力証書として買い取ることで、当該名刺を CO2 フリー名
刺=環境にやさしい名刺として売り出す。そして名刺には、注釈として「この名刺は、
風力発電の電気で作った、地球にやさしい名刺です」といった文言を加える。この①~
③のすべての機能を名刺に付与することで市独自のハイクオリティな CI 名刺ができあが
る。
予
又 測
は さ
改 れ
善 る
後 具
の 体
様 的
子 効
果
(分類)
課
題
け
・
研
究
経
緯
着
想
の
き
っ
か
補
足
事
項
CI 名刺の作成によって得られる効果は次のとおりである。①市民サービスの向上:名刺
を持つ多くの関係者が QR コードから防災情報の取得が可能になるとともに、職員自身
も情報が取得できる。また、各局の重点施策やお茶、まぐろ、ホビー等のシティセール
スに関する説明を全職員ができることで名刺を通じた市民サービスの向上効果が期待で
きる。②自主財源の確保(収入増)
:企業の QR コードを付与した広告権付き名刺を作成
することで、名刺の作成にかかる自主財源を確保することができる。この企業 QR に関
しては、1QR で○○円といった形式のほか、その QR を通したホームページの閲覧数
(QR コードの読み取り数)に応じて企業からお金をもらう方式にしても良いかもしれ
ない。③市のイメージアップ:再掲するが、CI 名刺は、通常の機能に加え、ア.シティ
セールス情報、イ.QR 防災情報、ウ.QR 企業情報、エ.各局重点施策情報、オ.CO2
フリー機能、が付与された高付加価値型の名刺であるが、これを日常の行政活動におい
て全職員が活用、それぞれの情報の説明ができることで市のイメージアップに繋がり、
さらには、これを「CO2 フリー名刺」として積極的に売り出すことで、マスコミ等にも
取り上げられることが予想される。④自学の向上:この CI 名刺の活用にあたっては、市
のシティセールス・防災・局重点事業・環境(カーボンオフセット)等幅広い知識を持
つ必要があり、アカウンタビリティの観点からこれが職員の自学の向上・促進に資する
効果が期待される。以上、単に「名刺」であるが、これを組織的・戦略的に活用するこ
とで大きな効果をもたらすものと考える。
市民サービスの向上 経費節減または収入増
市のイメージアップ
その他
本事業の実施にあたっては、名刺への分野横断的な行政情報の付与といった性質に鑑み、
いかに組織的・横断的に取り組めるかが課題となる。したがって、もっとマクロに捉え、
組織的・体系的な広報活動の展開の観点から、例えば今年度策定予定の CI を含めた戦略
広報プラン等に位置づけ、それをもとに全庁的な取り組みとして展開していくことが求
められる。
山梨県職員との名刺交換時に名刺裏面に人気漫画「美味しんぼ」に出てくる山岡が甲州
ワインと和食との相性の良さを語る場面が描かれていた。これまで、名刺表面に自治体
の政策目標等を印刷するものはあったが、名刺裏面を活用し、漫画の一場面を載せ山梨
県をアピールする発想に「名刺両面をフル活用させ全職員が組織的に活用することで非
常に大きなシティセールスに繋がるのでは」と思ったのがきっかけ。
本提案は、自分たちの地域や自治体の特徴、セールスポイントを端的にアピールする CI
の観点から、いかに掲載容量に限りのある名刺の両面を最大限有効に使ってユニークな
名刺を作成できるかがポイントとなるが、庁内でこういった「CI 名刺作成コンテスト」
を実施してもおもしろい。さらに、例えば、経済局では FSC 認証付きの静岡材を使った
名刺、環境局では使用済みカレンダーの裏面を使った名刺、保健福祉子ども局では点字
を印字した名刺など、各局ごと名刺の素材についても工夫を加えることで、さらにユニ
ークな CI 名刺ができるものと考える。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
入賞状況
6
奨励
公募の職員による庁内プロジェクトチームの活用
新しい事業に取り組む時に組織される庁内組織は、事業の所管課によって
抽出された関係課より組織員が選出されているが、公募した職員によって
組織された庁内プロジェクトチームを活用することを検討する。
新しい事業に取り組む時に、関係団体や有識者などによる協議会等が組織されたり、
関係課から選出された職員による庁内組織が設置される。
庁内組織は、事業の所管課により関係課が抽出され、その所属に対し組織員として担
当職員の選出を依頼している。
事業所管課が事務局となり、事務局が描いたシナリオに進めていくため、ある程度形
式的に会議が開催されている場合が少なからずある。
事務局では想定できない関係課は抽出されず、事業が進められる中で、課題が生じ、
それに対応することもある。
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
関係課によって組織される組織とは別に、
その事業に関心、意欲のある職員を公募により選出し、プロジェクトチームを作る。
その活用をする、しないは事業の種類や事業所管課の判断による。
公募は、庁内ネットワークシステムを使って行えばよいと思う。
関係課というしばられた枠での選出ではないため、様々な着眼点からの発想が生まれ
る可能性が高いし、何より、その事業推進に意欲のある職員が集まるので、チームのモ
チベーションが高くなるであろう。場合によっては、そのチームから事業所管課への人
事異動があって、その事業を担当することがあってもよいと思う。
事業の性質上、チームの活用が困難な場合もあるだろうが、例えばシティーセールス
関係事業であるとか、イベント関係、まちづくり計画関係事業などは、このチームの活
用により、より斬新なアイデアが集まる可能性があるのではないか。
提
案
内
容
効
果
の 又
様 は
子 改
善
後
事務管理
総務課
No.
予 より斬新なアイデアが集まり、選択肢が広がって、よりよい事業推進が期待できる。
測 こういった組織への参加により、職員の資質向上、モチベーションの向上が期待できる。
さ
れ
る
具
体
的
(分類)
課
業務能率の向上 市民サービスの向上
チームへの参加(検討会などへの出席)を職務とするのかどうか。
題
庁内組織は、ほとんどが職名指名で選出依頼があり、また、所属が指定の場合もあり、
っ
究 か 着
経 け 想 意欲があっても立候補できないものが多いため。
緯 ・ の
研 き
事 補
項 足
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
現
状
又
様 は
子 改
善
前
の
提
案
内
容
財務・出納
管財課、防災指導課
防災用自動販売機で収入アップ
自動販売機~
No.
7
入賞状況
がっぽり作戦
奨励
~財政難の救世主は
自動販売機を積極的に設置し、これまでの収入方式を改め、設置の際は公
募として収入アップを図る。また、自動販売機については、基本は災害対
応機として、災害時の飲料水を新鮮な状態で常時確保する。収入アップと
災害体制アップの一石二鳥を狙う。
自動販売機設置は、占用スペースに応じて使用料を徴収している。
(自販機収入に対して
少額)
自動販売機は、積極的に設置していない。
目 的 :自動販売機の収入方式を公募に変更し、収入増を図りながら、防災体制を支
援する。
実現性 :一部他都市で実施済み。
適用範囲:市内全域(公共施設、公園、道路など空きのあるスペースすべて)。
戦略など:全庁的に自動販売機を設置できるスペースを洗い出し、災害時に避難場所と
なりうる公共性の高い場所へ優先的に設置する。
※コイン式パーキングに置いてある自動販売機のように、スペースの有効利用を図る。
※庁舎タイプには、基本は各階に自動販売機を設置。
静岡市名産のお茶や、静岡割など地場産品系の飲料水を設置する。
静岡市の特性である広大な市域、また交通量等を考慮すれば、多くの自動販売機を設
果 予
測
置することができ、多くの収入を得ることができる。数億円単位を見込めると考える。
又
は さ
空きスペース、空き市有地の有効利用ができる。
れ
子 改 る
自治会単位に複数の自動販売機を設置すれば、飲料水の防災時対応または飲料水管理
善 具
の負担軽減になる。
後 体
の 的
様 効
(分類)
課
市民サービスの向上 経費節減または収入増
その他
空き缶等の環境問題。(収入を、管理のための雇用等に充てる)
景観問題。(自動販売機のデザインは、景観に配慮されたタイプを設置)
題
け
・
研
究
経
緯
着
想
の
き
っ
か
事 補
項 足
以前自動販売機を管理していた時、実際の自販機収入額に比べ、現状の使用料があま
りにも安く愕然とした。大阪府が自動販売機設置を公募に変更して、収入額が539万
円から3億円になり、1 年間で収入が56倍増えた実績を参考にした。
災害地区支部の水の管理が十分でないため、飲料水の衛生性についてやや疑問と考え
ていた。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
広報・広聴
広報課
No.
入賞状況
8
奨励
会見用バックパネルの導入
記者会見時等にバックパネルを使用する。
市長の定例記者会見時には、国旗及び市旗をバックに行っている。
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
会見の後ろ側にパネル置き、静岡市ブランドの発信をする。
提
案
内
容
又
は
改
善
後
の
様
子
予
測
さ
れ
る
具
体
的
効
果
(分類)
課
市長の定例記者会見や大規模なイベント発表時に、会見用のバックパネルを使用する
ことで、静岡市ブランドの発信及びPRをする。また、イベント時には、その内容に沿
ったパネルを使用することで、視覚的に訴えることができる。
市のイメージアップ
その他
デザインをどのように決めるか。
題
っ
究 か 着
経 け 想
緯 ・ の
研 き
補
足
事
項
他の地方自治体やスポーツ中継におけるインタビュー等の事例を参考にした。
基本的なパネルとして、市章と白色の市松模様のデザインを作成しておき、イベント
時には、関係ポスターや写真を印刷して貼れば、職員による即時対応も可能と思われる。
また、さくらももこ氏(ちびまるこちゃん作者)の「静岡市はいいねぇ。」キャンペー
ンのイメージキャラクターを使用できれば、PR効果は大きいと思われる。
アイデア政策提案
分 類
提案先課名
テーマ
提案概要
現
状
又
は
改
善
前
の
様
子
提
案
内
容
又
は
改
善
後
の
様
子
予
測
さ
れ
る
具
体
的
効
果
(分類)
課
消防・防災
消防総務課、湾岸消防署
No.
入賞状況
9
奨励
管轄する管内の地理をパソコンにおいて掌握する方法
管轄する管内の地理を詳細に掌握するために、パソコンディスプレイに
ウェブページを閲覧する感覚で、地図を表示した交差点、進入口、狭隘箇
所等をクリックすることにより当該個所の画像およびデータを表示し事
前に確認することが出来る。
現在管内の地図はかなり縮小された形で掲示しているが、名称等が把握できる地図で
ないため(一部は昨年作成)地図を作製するとともにパソコン表示用のものを作製してい
く。
管轄する管内は、東側は由比の浜石岳から南へ薩垂峠に接し、西側は本署管内及び葵
区の青笹山から南に尾根伝いに真富士山、竜爪山に接し、南側は駿河湾、北側は山梨県
南部町及び富士郡芝川町に接し、面積では清水区の70%を占めておりそのほとんどが
山間地である。管内全体に旧来の地区は狭隘道路が多く、土砂災害危険区域に指定され
ている箇所が点在しており、大規模災害時には16ヶ所の地区が孤立する危険があると
予想されることから、パソコンディスプレイ上において地図及び事前に予想された被害
想定を画像およびデータから確認できる体制を作成するもの。
事前の危険個所、狭隘道路又は対象物を掌握しておくことにより、出動経路及び進入
経路等の誤判断を防ぐことができ、出動、出向後に画像(地図、写真)で確認することに
より、視覚的に記憶を深めることができる。
業務能率の向上
作成、メンテナンスにウェブページ作成ソフト及び画像処理ソフトを使用するためイ
ンストールが必要。
題
管内の写真を非常に多くの撮影し DVD に記録し残してあったので業務への活用を検
っ
究 か 着
経 け 想 討し、提案事項に至りました。
緯 ・ の
研 き
補
足
事
項
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