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U1NB+ - 日本シーカ株式会社
プロダクトデータシート ® Sikaflex -U1NB+ /2009-12 Sikaflex®-U1NB+ Construction シーカフレックス®U1NB+ 1 成分形ポリウレタン系シーリング材 ノンブリードタイプ ® 概要 Sikaflex -U1NB+は、湿気硬化型のポリウレタン系1成分形弾性シーリング材 ノンブリードタイプです。 JIS A 5758 建築用シーリング材のクラス F-12.5E-8020(PU-1)に相当し、多くの 被着体に対して良好な接着性を示す商品です。 各種建築構造物の目地に使用できます。 主な用途 ■モルタル、コンクリートのクラック補修 ■コンクリート壁目地 (打継ぎ、誘発目地、サッシ回り 他) ■上記 シーラント表面の塗装有無を問いません 特長 ■一液性のため混合が不要です。 ■各種の被着体に接着性が良好です。 ■コーキングガンの押し出しが良好です。 ■糸引きが短く、ヘラ仕上げが良好です。 ■配合上 ホルムアルデヒドを含みません。 ■フタル酸系可塑剤を含んでいないため、塗料の上塗りが可能です。 技術資料 主成分 ウレタンポリマー 外観 ペースト状 色 ホワイト、ライトグレー,グレー,アイボリー 適用温度範囲 ‐30℃ ~ 80℃ 保存期間 6 ヶ月 (5℃∼25℃未開封) 荷姿 カートリッジ (320ml×10 本/箱) ® Sikaflex -U1NB+ 1/4 Construction 性状 ・ 性能 JIS A 5758 に基づく性能 クラス F-12.5E-8020(PU-1) 相当 スランプ(mm) 5℃ 体積変化(損失)(%) 17 弾性復元性(%) 87 定伸長下での接着性 モルタル板 アルミ板 23℃ 破壊なし -20℃ 破壊なし 圧縮加熱・引張冷却後の 接着性 水浸せき後の定伸長下で の 接着性 モルタル板 アルミ板 破壊なし モルタル板 アルミ板 破壊なし 耐久性 モルタル板 アルミニウム板 8020 相当 縦 0 横 0 50℃ 縦 0 横 0 JIS A 1439 に基づく性能 比 重 押出し性(秒) 1.48 23℃ タックフ リータイム 23℃ (分) 引張接着性 (ISO 形) 2 90 引張応力 50%引張応力 最大引張応力 2 2 条件 (N/mm ) (N/mm ) 養生後 23℃ 0.30 0.60 加熱後 23℃ 0.29 0.56 水浸せき後 23℃ 0.16 0.54 被着体:アルミニウム板 プライマー:プライマー65 最大荷重時 の伸び(%) 444 489 698 引張応力 50%引張応力 最大引張応力 2 2 条件 (N/mm ) (N/mm ) 養生後 23℃ 0.30 0.73 加熱後 23℃ 0.28 0.55 水浸せき後 23℃ 0.16 0.69 被着体:モルタル板 プライマー:プライマー65 最大荷重時 の伸び(%) 573 425 824 ※ 各数値は測定値であり保証値ではありません ® Sikaflex -U1NB+ 2/4 仕上げ塗料との 付着性と汚染性 (社内促進試験法) 以下は、一応の目安であり、仕上げ塗材の成分・メーカーによりバラツキ が生じることがあるので、必要に応じてご確認ください。 分類 外装薄塗材E 通称例 樹脂リシン 付着性 ○ 汚染性 ○ 防水形外装薄塗材E ○ ○ ○ ○ 可とう形外装薄塗材E 単層弾性 セメント系吹き付けタイ ル 弾性リシン ○ ○ 可とう形外装薄塗材Si − ○ ○ 外装厚塗材E 樹脂スタッコ ○ ○ 防水形複層塗材E 複層弾性 ○ ○ 可とう形改修塗材E − ○ ○ 複層塗材RE 水系エポキシタイル ○ ○ 複層塗材E アクリルタイル ○ ○ Construction 複層塗材CE ・付着性・・・・シーリング材への仕上げ塗材の付着の程度 ○:良好 △:可 ×:不可 ・汚染性・・・・シーリング材の上に施工された仕上げ塗材の軟化、変色など の汚れの程度 ○:良好 △:若干汚染あり(汚染防止プライマーを使用すると 可)、 ×:汚染する ・水性シーラー(下地調整材)を使用した場合、はじくことがありますのでご 注意ください。 ・油性、フタル酸系(アルキッド樹脂)塗料は適しません。 施工方法 施工準備 ・目地の形状、寸法、下地の状況(ジャンカ、亀裂等)が施工に適しているかを調 査して下さい。 ・十分に乾燥させた後に施工して下さい。 ・プライマー、副資材の選定をして下さい。 目地の清掃 ・接着不良を防止するため油分、ほこり等は溶剤で清掃して下さい。 バックアップ材の 装てん ・目地に適したバックアップ材を使用して下さい。 ・適切な目地深さが取れない場合は、目地底にボンドブレーカーを使用し三面 接着を避けて下さい。 マスキングテープ貼り ・シーリング材の接着面にマスキングテープが食い込まないように注意して貼っ て下さい。 ・マスキングテープは粘着剤の残らないものを選んで下さい。 プライマーの塗布 ・塗り残し、塗り斑のないように塗布して下さい。 ・プライマー乾燥後(1 時間/20℃を目安として下さい)、シーリング材の充てんは その日の内に施工して下さい。 シーリング材の充てん ・目地底にノズルを押し当て、すきまを設けないように充てんして下さい。 ® Sikaflex -U1NB+ 3/4 ヘラ仕上げ ・シーリング材充てん後は、すみやかにヘラで平滑に仕上げて下さい。 マスキングテープ除去 ・ヘラ仕上げ後は、すみやかにマスキングテープを除去して下さい。 清 掃 ・目地の周辺部に付着したシーリング材はすみやかに拭き取って下さい。 Construction 注意 施工上の注意 ・被着体がぬれている場合は施工を避け、十分に乾燥したことを確認して下さ い。 ・降雨、降雪時の施工は避け下さい。 ® ・Sikaflex -U1NB+を充てんする前に必ず被着体の表面の油、ゴミなどアルコー ルを含まない溶剤を浸した布等できれいに清掃して下さい。 ・使用前に必ずプライマーを塗布して下さい。プライマーの種類については、当社 まで問い合わせて下さい。 ・施工後に塗装する場合、表面硬化後から一週間以内にできるだけ早く行って下 さい。 ・塗料の種類、施工条件によっては付着に差がでる場合がありますので、ご確認 の上ご使用下さい。 ・特に油性系、フタル酸系(アルキッド樹脂)塗料は適しません。 ・瀝青質(アスファルト、タール)等の上に塗布すると接着面を犯しますので使用し ないで下さい。 ・シリコーン上には接着しないので使用しないで下さい。 取扱い上の注意 ・直接皮膚に触れないようにして下さい。もしも皮膚に付いた場合は、すぐにウエ スで拭き取り石鹸で十分洗って下さい。 ・目に入らないようにして下さい。もしも目に入った場合は、すぐに水で洗い流し 医師の診断を受けて下さい。 ・蒸気を吸入しないようにして下さい。もしも蒸気を吸入し気分が悪くなった場合 は、空気の清浄な場所で安静にし医師の診断を受けて下さい。 ・もしも飲み込んだ場合には、すぐに医師の診断を受けて下さい。 ・ご使用の際は作業の状況に応じて保護手袋、保護メガネ、保護マスク等を 着 用して下さい。 ・火気の近くでは作業をしないで下さい。 ・作業中の換気は十分行って下さい。 ・開封後は、すみやかに使い切って下さい。 保存上の注意 Sikaflex®U1NB+ は直射日光、火気、湿気、水を避け、5℃以上 25℃以下の 冷暗所に保管して下さい。 廃棄上の注意 廃材は内容物を硬化させてから、廃プラスチック類として処分して下さい。焼却 する場合は、排ガス処理装置が付いた焼却炉で処分して下さい。 シーカ製品の適用および使用に関する情報および勧告は、当社の最新の知識および経験に従っているものであり、通常の条件 下で適切に保管、処理および適用されることを前提としております。実際には材料、接着面および現場の条件がそれぞれ異なる ため、ここに記載されている情報、書面での勧告、その他のアドバイスは、商品性や特定目的への適合性について保証するもの ではなく、また、法的関係から生ずる責任をもたらすものでもありません。ユーザーは、シーカ製品がユーザーの使用目的および 施工方法に適しているかをあらかじめ確認して下さい。当社は、製品の特性を変更する権利を留保します。第三者の権利は尊重 されなければなりません。すべての注文は、当社の最新の販売・納品条件に従って受注されます。ユーザーは常に使用する製品 のプロダクトデータシートの最新版に留意して下さい。プロダクトデータシートの最新版はご請求いただければ当社が提供いたしま す。 日本シーカ株式会社 化成品建設資材本部 〒254-0021 神奈川県平塚市長瀞 1-1 TEL 0463-21-6738 FAX 0463-21-1316 大阪営業所 〒564-0052 大阪府吹田市広芝町 10-28 オーク江坂ビル 9F TEL 06-6389-1400 FAX 06-6389-1420 http://www.sika-japan.co.jp/ ® Sikaflex -U1NB+ 4/4