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25号 - 甲府市立甲運小学校

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25号 - 甲府市立甲運小学校
第25号
平成28年1月12日
甲府市立甲運小学校
発行責任者 久保田直人
2016年の初春を,おだやかにご家族みなさまで迎えら
れたことと思います。
今年の干支は「申」です。この「申」の文字には,次のよ
うな由来があります。
干支は,今から3000年ほど前に中国で使われ始めたと
いわれています。元々は時刻や方角を表すのに使われ,カレ
ンダー的な役割もしていたそうです。日本には西暦600年
頃に伝えられ,江戸時代に一般的に使われるようになりまし
た。
干支は農業との関係が深く,農作物を育てる際の天候や季節の目安として使われ,作物の成長過
程を表す農業用語でした。
干支の9番目の「申」は元来「伸ばす」という意味で,「草木が十分に伸びきり,果実が熟成し
て固くなっていく時期」を意味します。本来は「しん」と読み,
「臼(両手)」と「印(まっすぐ)」
が合わさり「伸」となり,それが「申」となりました。
ちなみに干支の最初の「子」は「増える」という意味で「種を蒔きこれから子孫を繁栄させる」,
最後の「亥」は「閉ざす」という意味で「新たな子が宿り,次の1年に向かって命を蓄える」とい
う意味です。
干支には科学的根拠はありませんが,発奮する一つの手がかりとして考える
のもよいと思います。
さらに,今年は十干と合わせて60年に1回の「丙申(ひのえさる)」の年で
もあります。「丙」は活発な意味を含んでいます。3学期は「申」の文字通り,
子どもたちがいっそう伸び伸びと学習や生活をし,成熟する学期としていきた
いと思います。
職員一同,今年も子どもたちのために精一杯がんばります。よろしくお願い
いたします。
スクールゾーン規制開始
本日別紙お便りでお知らせしたとおり,1月27日(水)から,校
門西側通学路(桜井信号~甲運小入口間)がスクールゾーンとなり,
午前7時30分から8時30分までの1時間,通行許可証のない車両
は通行することができなくなります。
地域と学校が協力し,関係諸団体の理解を得ながら3年あまりの歳
月をかけて,やっと実現したスクールゾーンです。今までも学校だよ
りなどで登校の際の危険な状況をお知らせし注意をお願いしてきましたが,通行規制されること
により車の台数が減り,より安全に登校できるようになりました。
規制時間帯には,保護者も車両で通行することはできません。詳しくはお便りでご確認くださ
い。また,車が減っても決して安心はできません。気持ちをゆるめることなく,これからも安全
に登下校できるよう,ご家庭でもご指導ください。
チャイムが鳴らないことに誇りをもとう!!
~3学期始業式での校長の話より~
みなさんは1年生の時から当たり前に過ごしているので気づかな
い人も多いかもしれませんが,甲運小学校ではチャイムが鳴りませ
ん。ほとんどの小学校では,授業やそうじ,給食などの始めや終わ
りにチャイムを鳴らし時刻を知らせています。
甲運小学校ではどうしてチャイムが鳴らないのでしょう。1校時や2校時,そうじや給食を始め
たり終わったりする時刻が決まっていないのでしょうか。いえ決まっています。1校時は45分間,
給食も45分間,そうじは20分間で,始める時刻も終わる時刻も決まっています。
甲運小学校でチャイムが鳴らないのは,「チャイムで時刻を知らせてもらうのではなく,自分で
時刻に気付いて行動する」ためです。ほかの学校ではチャイムと同時に全学級で授業が始まります
ので,授業中に廊下を歩いているような人はいません。ところが甲運小学校ではチャイムが鳴らな
いので,各学級少し授業の始めや終わりの時間がずれることがあります。あなたの学級が休み時間
でもほかの学級では授業をしていることがあります。そういうときに「ほかの学級の様子を見て思
いやり静かにする」という「周りの様子に気付いて自分で行動できるようにする」のもチャイムが
鳴らない理由の一つです。
甲運小学校でチャイムが鳴らないのは「自分で気付いて行動する」ことと「思いやる気持ちをも
つ」ことが学校の目標です。チャイムが鳴らない学校はほとんどありません。みなさんは毎日難し
いことに挑戦しているのです。これはほかの学校にはない甲運小学校の特色です。このことにぜひ
誇りをもってほしいと思います。そして,「自分で考えて時間を使う」という気持ちをいっそう高
めてほしいと思います。
2階と3階の廊下には,「10月26日から甲運小学校のそうじは変わります」と書かれた紙が
貼られています。2学期には「無言清掃」に取り組んできました。随分がんばって成果を上げてい
る学年や学級があります。校長先生はやればできるんだなあと強く感じています。無言清掃は「で
きるかできないか」ではなく「やるかやらないか」で決まります。自分の心が決めるのです。「ど
うせできるわけがない」と思ったら,もうそこで無言清掃はできていません。やり遂げるという気
持ちをみんながもつことが大切です。
「人間が想像できることは,人間が必ず実現できる」これは「月世界旅行」という本を書いた,
フランスの作家ジュール・ヴェルヌの言葉です。清掃の時間20分間,誰も口をきかず,自分に任
された仕事を黙々と実行し,自分の仕事が終わったら黙っていても終わっていない仕事を進んです
る,そして最後まで口をきかず,5校時が1時50分から静かに始まる,そんな学校を想像してみ
てください。みなさん想像できますか。実現できたら素晴らしい学校だと思います。校長先生は想
像できます。ですから,きっと実現できると信じています。実現できるかどうかは,みなさん一人
一人の心が決めます。3学期の終わりには想像した学校になるように,みんなでがんばっていきま
しょう。
お茶うがい
水筒の用意はできていますか?
2学期最後の保健だより「でこぼこ」でもお伝えしたように,3学期には
インフルエンザの流行に備え「お茶うがい」を行います。また,いつでも着
用できるよう予備のマスクのランドセルに入れておきます。詳しくは保健だ
よりをご覧ください。子どもたちがインフルエンザにかからないよう,でき
る限りの予防をしたいと思います。健康に3学期を過ごすために,ご理解ご
協力をお願いいたします。
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