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「みんなプロジェクト」とは、学校(職員、保護者、子供たち)を中心に、地域

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「みんなプロジェクト」とは、学校(職員、保護者、子供たち)を中心に、地域
地域の小・中・高等学校
交流
衣服・小物の紹介
「みんなプロジェクト」とは、学校(職員、保護者、子供たち)を中心に、地域の繊維関連
機関や企業と連携し、障害がある子供たちのニーズに合った、着やすくておしゃれな「楽らく
スタイル」 衣服や子供たちの生活を豊かにする小物をみんなで協力し合って作り上げる取組で
す。出来上がった小物には、高等部の生徒がデザインしたオリジナルの若葉のロゴマーク をつ
け、子供たちが学校や家庭で活用しています。
今年度は、
「雨の日にも安心して外出したい!」という子供たちの声に応え、
「歩行・車椅子共
用レインコート」を地域と連携して開発し、今後、学校行事で活用していく予定です。
また、~この服を着て合唱コンサートに出演したい~という生徒の夢をかなえる素敵な「カジュ
アルスーツ」の制作にも取り組んでいきます!
さらに、
「職員研修会」「PTA小物制作会」「高等部の作業学習」などで、便利な「楽らくス
タイル」小物がたくさん出来上がっています。
X2 「楽らくスタイル」って何?
X1 「みんなプロジェクト」って何?
学校(職員、保護者、子供たち)を中
心に地域の繊維関連機関や企業の方々
の協力を得て、子供たちが活用できる衣
服や小物をみんなで協力し合って作り
上げる取組です。できあがったグッズに
は、若葉のロゴマークをつけ、子供たち
が学校や家庭で活用しています。
着脱が簡単で、着心地が楽、気持
ちも楽しくなるような、着やすくて
おしゃれな衣服や小物の総称とし
て、本校で名付けられたものです。
昨年度は、
「フォーマルスーツ」や
「リクルートスーツ」など、子供た
ちの夢をかなえる服7着が完成し
ました。
X4 めざすもの
X37年目を迎えて
「着やすくてかっこい
い服が着たい」という子
供たちの夢を形にし、社
会参加への一助にしよ
うと始まったこの取組
も7年目を迎えました。
初年度は、抗菌・消臭
機能の布地から作った
スーツやエプロンなど
を、子供たちがモデルと
なり、
ファッションショ
ーで披露しました。
「このファッションシ
ョーは、障害がある私た
ちも輝いていいのです
ね。」と涙ぐんで話して
くれた生徒の言葉は、今
もこの取組の原動力で
す。
X5
ロゴマーク
若葉のロゴマークは、
「みんなプロジェクト」が大
きく育っていくようにとい
う願いをこめて、高等部の生
徒がデザインしたものです。
地域の方々との交流
や連携の様子を発信す
ることによって、ユニ
バーサル・ファッショ
ンへの理解が広がり、
障害のある子供たち
が、おしゃれで着心地
のいい服を着て、積極
的に街に出かけていけ
る、そんな時代が来た
らうれしいですね!
X6 地域とともに・・・
子供たちは地域に支えられ、地域で生きています。
「みんなプロジェクト」の取組が、地域の方々との
心をつなぎ、子供たちの自立と社会参加への架け橋
となることを願っています!
H26.9.25
「歩行・車椅子共用レインコート」のお披
露目式が9月25日、本校で行われました。
このレインコートは、
「雨の日にも安心して
外出したい!」という生徒たちの声に応え、
地域の繊維関連機関・企業との協同で開発さ
れました。高等部3年生の生徒6名が全校の
子供たちの代表として受け取りました。修学
旅行やキャンプなどの行事で使用させていた
だき、着心地や機能性などの改良点を関連機
関とともに探っていく予定です。
生徒の声
・車椅子でも着やすい服は近くの店ではなかなか手に入
らないので、今回のレインコートのような商品がもっと
開発されて手軽に買えるようになるとうれしい。
・蒸れずにさらっとした着心地が気持ちよくていい。
地域の方々との心温まるお披露目式では、テレビ
や新聞などの多くの報道機関が訪れ、撮影や取材が
行われました。カメラを向けられてのインタビュー
では、緊張でいっぱいの生徒たちでしたが、貴重な
体験をすることができました。
この様子はNHK・いちのみやケーブルテレビで
放映され、複数の新聞に記事が掲載されました。
平成21年度から続いて
いる職員向け小物制作会の
紹介です。7 月 31 日に27
名の職員が参加して、計40
作品できあがりました。
2学期から子どもたちに
活用できるのが楽しみです。
「小物制作」
完成作品
制
作
の
様
子
「脇を冷やす保冷グッズ」
フェルトの芯が入った
看護師さんが医療的
姿勢保持ベルト
ケアグッズを入れる
ポケットいっぱいの
「手提げかばん」
ミニサイズの姿
ねじによる怪我を
勢保持用「三角
防止するカバー
クッション」
15個の保冷剤が入る
洗濯物を干すとき
「保冷タスキ」
に使う 「カンガ
ルーエプロン」
頭部傾き防止用
「首かしげない
クッション」
「どこでも
クッションチェア用
股ベルト」
「保冷背あてバック」
&歩行介助の「らくら
タオル生地
肩部分がタ
がついた
オル地で着
「ぬれても
心地よい
大丈夫エプ
「食事エプ
ロン」
ロン」
くブーメラン」
9月24日(水)に「PTA小物制作会」を行いまし
た。今年は、車椅子の背もたれ部分に装着できる「保冷
背当てポケット」を作りました。8月4日(月)には、
PTA役員が事前に試作会を行い、当日は保護者同士が
助け合いながら、午前中の約2時間半を楽しく過ごしな
がら制作することができました。
ポ
ケ
ッ
ト
ま
し
た
。
し
ま
し
た
保
冷
背
当
て
全
員
完
成
~参加保護者の感想~
キルトが分厚くて少々苦戦し
ましたが、皆さんとおしゃべり
しながらの手芸、とても楽しか
ったです。
この「保冷背当てポケット」
は、夏に大活躍すると思います。
ありがとうございました。
平成 26 年度 「楽らくスタイル」お披露目式
H27.2.16
愛知県立一宮特別支援学校
繊維関連機関と地域の企業14社が連携して、中学部3
年生徒の「夢をかなえる服~ブルゾン&デニムパンツ~」
を制作し、お披露目式が行われました。式では、制作に関
わって下さった多くの協力機関の方々に、生徒からお礼の
手紙と感謝の気持ちを込めた歌をプレゼントしました。こ
の服は、繊維関連機関の方や企業の方をはじめ、生徒、保
護者、多くの先生方、それぞれが最大限にできることにチ
ャレンジして完成しました。生徒の心のこもったお礼の言
葉に、地域の方々が涙ぐまれる場面もあり、心温まる感動
的な式になりました。
モデルの生徒は「僕の夢だった世界にたった
1つの服を着て、コンサートで歌や朗読を披
露したり、いろいろなイベントや旅行に出掛
けたりしたいです」と希望でいっぱいです。
みんプロのあなたへ
この服をありがとう
広い世界にたった1つの
おしゃれな服は宝物
そして、
「
『こんなにおしゃれで素敵な服もあ
るんだ』とたくさんの人に伝えたい。『みん
なプロジェクト』が〈一宮〉だけでなく〈日
本中〉〈世界中〉に広がるといいな、と思い
ます。
」と夢を語りました。
一宮ケーブルテレビ、中日新聞の
取材もありました。
今年度は、雨の日も子どもたちが学校行事や授業で活用できる「歩行・車椅子共用レイ
ンコート」が完成しました。また、おしゃれで着心地のいい服を着て~コンサートに出演
したい~という生徒の夢をかなえる「楽らくスタイル」衣服が出来上がり、地域の展示会
や新聞、テレビでも紹介され、広く地域に発信することができました。
校内では、7年目になる「職員小物制作会」や「PTA小物制作会」で、子どもたちの
生活を豊かにするたくさんの便利グッズが出来上がり、活用されています。
地域との連携
雨の日も安心して外出したいな!
着心地や機能性、携帯性
が工夫された「歩行・車椅
子共用レインコート」が開
発されました。地域の繊維
関連機関と企業14社が
連携して制作されました。
コンサートに出演する服があるといいな!
車椅子でもトイレを利用しやす
いように、前ファスナーの開きを長
くするなど工夫された、おしゃれな
「ブルゾンとデニムパンツ」が完成
しました。
各地で展示・紹介されました。
一宮七夕祭り
国リハコレクション2014
ユニバーサルファッション展
ブルゾン&デニムパンツ
本校での取り組み
職員小物制作会
脇冷やし
夏季休業中の研修として取
り組みました。職員の手作りの
40作品が出来上がりました。
2学期からさっそく活用して
います。
首かしげないクッション
PTA小物制作会
文化祭での展示
高等部作業学習
高等部作業手芸班では、スポン
ジをちぎったり袋につめたり、カ
バーを縫ったりなど、みんなで協
保護者同士が助け合
いながら、車椅子の背
もたれ部分に装着でき
る「保冷背当てポケッ
ト」を作りました。
保冷背当てポケット
力してクッションを作りました。
袋詰め作業
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