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第 165 回国会における 安倍内閣総理大臣所信表明演説(抜粋) (平成

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第 165 回国会における 安倍内閣総理大臣所信表明演説(抜粋) (平成
資料3
第 165 回国会における
安倍内閣総理大臣所信表明演説(抜粋)
(平成 18 年9月 29 日)
(活力に満ちたオープンな経済社会の構築)
NPOなど「公」の担い手を支援し、官と民との新たなパ
ートナーシップを確立します。
(参考) 中間報告の関連箇所
4.制度発展のための環境整備
④行政の役割
こうした環境整備において、行政が必要以上に関与したり、行政の考え
を一方的に押し付けることで、自由な市民活動のための基盤を損なうこと
は適当ではない。
昨今、市民の自発的な取組みの進展により、行政ではきめ細かな対応が
困難な分野でも公益的なサービスが提供されたり、これまで行政が公共サ
ービスの提供を担ってきた分野で市民の手によって効率的なサービス提供
を目指していく動きが盛んになるなど、市民が公益的活動を担う動きが進
んでいる。行政は、こうした市民活動の重要性を踏まえつつ、自由な市民
活動の発展のための環境整備を図る必要がある。
行政は、特定非営利活動法人と協働する際に、市民による自発的な取組
みを尊重し対等に連携することが重要であり、その意識を広く共有するた
めの指針づくりを進めることが考えられる。また、必要に応じて、各種制
度上の規制の見直しや、各施策分野の計画における市民活動の位置づけの
明確化などを行うことも行政の重要な役割である。
また、社会福祉やまちづくりなど、特定非営利活動法人等の取組みに対
し資金面で支援する際には、行政はその支援先や支援内容の決定等におい
て公正に扱うことが、市民活動の健全な発展に不可欠である。また、例え
ば、高齢者や障害者に対する移送サービスでは、特定非営利活動法人に対
する活動経費の補助ではなく、サービスを受ける受益者に対しサービス利
用料の補助を行っている地方公共団体の事例もあり、こうした受益者に対
する支援を通じて、受益者の選択に応じて行政からの資金が間接的に特定
非営利活動法人に流れる仕組みを導入することも考えられる。
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