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宝飾ダイヤモンド研磨を応用し開発した『華真珠』を 継承・進化させ世界に

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宝飾ダイヤモンド研磨を応用し開発した『華真珠』を 継承・進化させ世界に
宝飾ダイヤモンド研磨を応用し開発した『華真珠』を
継承・進化させ世界に新市場を形成
【受賞者】
小松 一仁 氏
【所属企業】
有限会社小松ダイヤモンド工業所
ポイント!
伝統的なダイヤモンド研磨技術を生かして、柔らかい真珠にダイヤモンドカットを施した華真珠を生み出す
„ 「丸くて、ツルっとしていて、柔らかに光る」とイメージされていた真珠に、世界で初めてダイヤモンドカットを施し、今ま
での真珠のイメージを覆す「神秘的で煌びやかに輝く真珠」が華真珠です。そもそも真珠にとって傷はタブーとされて
いたことから、丸くて柔らかい、しかも表層の薄い真珠をカットするという発想そのものが斬新であり、この華真珠の登
場は、世界の宝飾業界に衝撃をもたらしました。
„ 限られた厚みしか持たない真珠層のカット研磨には、伝統的かつ精密で高度なダイヤモンド研磨の技術を必要とし
ます。やわらかい真珠にダイヤモンドカットで独特の世界を実現できる技術力は、日本の職人芸の真骨頂であり、小
松さんが先代より継承した熟練技能です。小松さんは、この技術を継承発展させ、「ある宝石の反射面の稜線が二
重に見える」という『複屈折』とよばれる自然現象を真珠のカットで表現することを思いつき、「ダブルリフラクションカッ
ト」を生み出しました。これは、2009年、世界中の著名な宝石加工職人が参加するコンテストで、日本人初の2部門
で1位と2位を獲得する快挙を成し遂げました。奇抜なアイデアとしての評価だけではなく、小松さんの技術が世界に
認められたのです。
「真珠は白くて丸いもの」 という固定概念を打ち破り、国産の養殖真珠に新たな市場開拓の道を拓く
„ 当初、保守的な国内市場において「真珠は白くて丸いもの」 という固定概念を打ち破ることは難しく、すぐに受けい
れられなかったものの、カッティングを施した輝きを好む海外ジュエリーに高く評価されたことにより、逆輸入的に日
本でも華真珠の美しさが認められ、今日ではマーケットが急速に拡大しています。華真珠はイタリアの有名ブランド
メーカーにも採用され、国内消費に頼るメイドインジャパンジュエリーが世界に通用するものであることを証明してい
ます。
„ 女性の誰でもが1点は持ちうる真珠製品に付加価値をつけることによって、新たに2点目を購買する意欲を促し、
日本国内で産出される唯一の宝石である真珠の消費活用の範囲が広がりつつあります。
「ある宝石の反射面の稜線が二重に見え
「ある宝石の反射面の稜線が二重に見え
る」という『複屈折』とよばれる自然現象を真
る」という『複屈折』とよばれる自然現象を真
珠のカットで表現し、米国の宝石カットコン
珠のカットで表現し、米国の宝石カットコン
テストで日本人初の第1位を獲得しました
テストで日本人初の第1位を獲得しました
ダブルリフラクションカット
■本受賞案件に関するお問い合わせは・・・
有限会社小松ダイヤモンド工業所(〒400-0034 山梨県甲府市宝1-11-20) 小松 一仁
TEL:055-224-2518 FAX:055-224-2548
E-mail:[email protected]
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