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ミッション ゼロ - ナチュラルハーモニー
株式会社ナチュラル・ハーモニー M ission 0 ミッション ゼ ロ 業界に先駆けて、 放射性物質の自主基準値を策定するにあたり、 私たちの考えと志をここにお伝えいたします。 個人宅配「ハーモニック・トラスト」にて 自然栽培野菜・果樹・お米は、放射性セシウム 134 と 137 合計で 20Bq/kg 以下 ミッションゼロ .1 放射性物質汚染の可能な限り少ない農産物・食品の提供を目指す。 個人宅配「ハーモニック・トラスト」にて 自然栽培野菜・果樹・お米の基準値 20Bq/ ㎏以下(放射性セシウム 134 と 137 合計) ミッションゼロ .2 自然栽培土壌の放射性物質による汚染をゼロにし、 震災前の状態に向けて時間をかけて清浄化することを目指す。 ミッションゼロ .3 現状の原子力発電からの脱却とエネルギーシフトの支持。 ミッションゼロ .4 放射性物質だけではない自然に学ぶ五つの判断と実践。 ミッションゼロ .5 ゼロに戻す勇気 心の浄化を合わせてすすめる。 震災以降様々な方が懸命に努力をされています。私たちの取り組みは私たちなりの研鑽の姿です。 これが正しいといった主張ではありません。福島を初め多くの土地で再び自然の本来の力が発揮されることを願っています。 ミッション ゼロ 趣 旨 私たちナチュラル・ハーモニーは、これまでも食の安心 りました。業界においては、先駆けての判断となりますが、 安全と生命力を徹底追及して参りました。食のプロとして、 みなさまにとりましては、遅ればせながらの告知になる あ る べ き 食 を 求 め て き ま し た。食 べ る 人 の 食 の 安 全 と、 ことかと存じます。 極めて希少で、食の根源を捉えた自然栽培で生産する人の 生活とを両立する、このことを目的としています。 もう、これ以上、ハーモニック・トラストで自然栽培を 支えてくださるあなた様に放射性物質において食材に関して これまでも、放射性物質による汚染はゼロであるべきと、 不安な思いはさせたくありません。一方で、自然栽培とい お伝えしてきました。一方で当初は、ご批判を受けながらも、 う本来の食を取り戻す農業と農家の生活を成り立たせて行 国の暫定基準に基づく出荷をして参りました。肥料や農薬 かなくてはなりません。それは東電や義援金に頼って成り立 を使わない自然栽培は、土壌の浄化と生命力ある食を取り つレベルではないことも想定されます。かといって、健康 戻すのに、未来の子供たちのことを考えたとき、なくては に害となる可能性のある農産物を出荷する事もできません。 ならない農法だと考えたからです。実際には 4 月中旬以降、 放射性セシウム合計で国の暫定基準値が 500Bq/kg に対し て不検出 1Bq/kg 以下という結果が続いています。一方で、 食を扱うプロとして、放射性物質の無いものは徹底的に 外 部 被 曝 が 関 東 で も 年 間 1mSv を超える場所のある中、 探してでも準備しよう。そして、一方で、この震災で立ち 内部被曝を可能な限り抑える必要も深まってきました。 行かなくなる農家もゼロにしよう。そのために何が何でも、 食 の安全を提供するプロとして、農家との保障問題など、 で き る こ と を や ろ う。た と え 無 茶 で も や っ て み よ う。 さまざまなことをこの間、協議を続けて参りました。結果、 そんな気持ちでこのミッションゼロを立ち上げます。 やはりハーモニック・トラストとしては自主基準を設ける ことがふさわしいと判断し、告知させていただくことにな 2 この 5 ヶ月間、私たちもさまざまな議論を重ねてきました。 ミッションゼロの意味は、5 つあります。第 1 に放射性物質 汚染された食品は届けない! 第 2 に、現実に汚れた土は、何をしたって、何年かかっ たって綺麗にする!そして放射性物質のことで立ち行かなく 会社がつぶれそうでも、給料がでなくても、泣きながらでも、 やりとおすものは、やりとおす。売らないものは売らない。 吹けば飛ぶような会社がみなさまと生産者の方々のおかげ で、ここまでやってこられたのです。 なる自然栽培農家はゼロにする! 第 3 にこれ以上、土や田畑、食が汚染されないように、 それでも、この間「あなたがたについていくわよ」「応援 エネルギーシフトを支持し、現状の原子力からの脱却を してるわよ」「今だからこそ自然栽培」と中には涙ながらに 支持する!放射性物質に汚染された物質が、田畑に肥料と いってくださる方もありました。今、この宅配を支えてく して持ち込まれないように、肥料を使わない自然栽培を ださっている会員のみなさまには、本当にどれだけ感謝 これまで以上に普及する! しても足りるものではありません。本当に、本当にありがとう 第 4 に放射性物質の問題だけでは、不十分な健康問題、 脱原発した次のビジョンとして、ナチュラルライフをいままで どおり実践する!その形としてナチュラルライフ脱三カ条 と五つの判断と実践を提唱する! 第 5 に、これまで通りこれからも自然に向かってトライし、 間違っていたらいつでも勇気を持ってゼロに戻して、挑戦 し続ける!そのうえで、土と心身ともに浄化して人として 進化するぞ! ございます。なんというか言葉になりません。みなさんの志、 生き方を私たちは尊敬しています。 そして、みなさまと話す中で、放射性物質のことは大事 ですが、最終的な本質ではないこともはっきりとしたこと になってきました。最低限やるべきことなのだと思います。 私たちナチュラル・ハーモニーは、放射性物質による土壌・ 自然環境の大きな汚染に対し、大自然の浄化力が円滑に発揮 こんな意気込みを、こめて作った宣言です。笑ってもらって されるよう、自然栽培を通して土壌と私たちの健康を取り 結構です。いまさら何を言うでも結構です。でも、私たちは 戻すことに寄与していく所存です。その志を込めてここに 本気です!いままでも、ばかみたいに純粋にやってきました。 「ミッションゼロ」を発表します。 3 0 ミッションゼロ. 1 放射性物質汚染の可能な限り少ない農産物・食品の提供 4 月中旬以降 出荷の自然栽培農産物は出荷前検査で検出限界値 1Bq/kg 以下 個人宅配ハーモニック・トラストにて 自然栽培 野菜・果樹・お米の基準値 20Bq / ㎏以下(放射性セシウム 134 と 137 合計) 食を扱うプロとして、安心安全と生命の本来の力を訴求する以上、流通させる放射性物質汚染 はゼロを目指します。さらに生命力にあふれる農産物・食品を用意し提供することを約束いた します。 2011 年 4 月中旬以降、自然栽培の農産物は、現在にいたるまで放射性物質は放射性セシウム 134 と 137 の合計で検出限界値 1Bq/kg 以下の不検出が続いています。 検出されないこうした農産物が本来あるべき姿と考えます。 ●自然栽培野菜・果樹・お米の基準値 20Bq/kg の根拠 外部被曝と内部被曝で年間許容実行線量を年間 1mSv と なるよう鑑みた数字です。外部被曝の状況によって変動す 20 ベクレル以上は継続して食べない方がいい」 るので、内部被曝をドイツ基準の 0.3mSv を参考にし、もっ といえます。 とも厳しい指標を出している「ドイツ放射線防護委員会に よる日本における放射線リスク最小化のための提言」に基 づいて、セシウム 137 : セシウム 134 : ストロンチウム 90 : プルトニウム 239 の割合を、100 : 100 : 50 : 0.5 に て食物に分布すると想定しております。実行線量係数もド イツ放射線防護委員会による数値を参照しました。 ドイツ放射線防護協会の数字を元に計算をすると、セシウム 137 と 134 の合計で乳児から成人で 1kgあたり 10 ∼ 23 ベクレルが適切となります。 おおよそ、 「乳児でセシウム 134 と 137 の合計で 1 キログラムあたり 10 ベクレル以上は継続して食べない方がいい」 4 「成人でセシウム 134 と 137 の合計で 1 キログラムあたり 野菜と果物に関しては基準値を 20Bq/kg とします。お 子様には安心して召し上がっていただけるよう、不検出の 農産物を引き続き可能な限りお届けして参ります。4 月以降、 現状の自然栽培農産物は、不検出が続いています。検出 限界値 1Bq/kg 以下の不検出です。西日本に限った野菜の セットも、現状のトッピング登録から、本登録にすべく、 準備をすすめております。(年内導入の予定) ●参考資料 ● 基準値に関する詳細 環境学者中部大学教授武田氏ブログ (8 月 4 日 ) より ※この方針は半年に 1 度見直しを行います。 以下抜粋 ※放射性物質の問題において大きな変化があった場合、その都度検討し、方針 http://takedanet.com/2011/08/500_fdbb.html を明示します。 人間はザッ 武田邦彦氏も、下記のように指摘しています。 と言って、一日に 1 キロの食材と 2 キロの水を飲んだり、 直接的に接したりします。 そして、 【1 キログラムの食材中 のベクレル】から【1年間に被曝するミリシーベルト】に 換算するのは、1日、1 キロの場合、非常に簡単でミリ シーベルト=ベクレル 100 です(これまで0. 0072 ※お米に関して、平成 23 年度産米に関しては、現在、放射性物質の調査を順次 実施しております。随時情報を公開させていただきます。 ※ナチュラル・ハーモニー直営店の有機栽培・特別栽培農産物に関しては、 外部機関または当社放射線測定器にて放射性物質の調査を実施したうえ、情報 公開をいたします。 をかけていましたが、ヨウ素、セシウムだけ測定されて ●放射性物質の検査体制について いることなどから0. 01としました) 。 現在、ガンマ線スペクトロメータ((LB2045)300 万相当)の検査器を 2 台導入 元々の式は、1年の被曝量 (ミリシーベルト) =1キロあ し、内部検査を強化し年内には稼働するべく準備しています。それまでの間は、 たりのベクレル 1日あたりに摂取する食材のキログラム 1年365日 2. 2 (係数) 100,000 (単位換算) 、 です。上の式は、1日の食材の量がほぼ1キロなので、 食材量を抜いています。 また365 2. 2 100,000 は0.0072なのですが、セシウムのほかにヨウ素、 ストロンチウムなどが測定されていないので、3割増し で0.01という値を使いました。 我慢できる限度は 1 年に 1 ミリシーベルトですから、 100 ベクレルが一応の目安になります。 しかし、人間は 食材だけから被曝するのではなく、 空間からの外部被曝、 呼吸による内部被曝、食材から、水からと少なくとも 4 つ の被曝があります。 外部0. 2+呼吸0. 2+食材0. 2+水0. 2+その他 引き続き外部機関にて高精度の検査を出荷前サンプルにて実施して参ります。 ① 野菜・果物・お米(平成23年度) 放射性セシウム 134 と 137 において基準値 20Bq/kg 以下。 関東東北エリアはすべての農産物を出荷前にサンプル事前検査を実施。 ( 不検出が続いている) その他の地域は指標作物を定期的に検査。 ②加工食品 関東東北に加工所のある食品についてはすべて、検査を実施。 (不検出が続いて いる。) その他の地域においても、すべての加工食品において、原材料が震災時、震災後 の素材を使用している場合、検査を実施。 (現状不検出が続いている。) 0.2=1. 0 で、食材の上限を0.2としますと、ほぼ 1 キログラム あたり 20 ベクレルになります。 5 0 ミッションゼロ. 2 自然栽培土壌の放射性物質による汚染をゼロに 震災前の状態に向けて時間をかけて 清浄化することを目指す。 放射性物質に汚染された土壌を、時間をかけて震災前の数値に戻していく。一部からでも取り 組み、ゼロにすべく技術開発を農家とともに取り組んで参ります。また、汚染は放射性物質 だけではないので、放射性物質とともに肥料や農薬に関しても土壌の清浄化を行っていきます。 自然栽培農家の土を浄化する英知、流通業者としての自然栽培を支えてきた経験、自然を 軸として、人間が加わることで、土壌の浄化を進められることをわれわれは知っています。 さまざまな有識者とともに、自然の浄化力の発現につとめます。農家の生活を支えつつ、 情報を公開し、汚れた土壌をその土地土地でプランニングしながら、大目標 30 年をひとつの節 として、取り組んで参ります。 0 ミッションゼロ. 3 現状の原子力発電からの脱却とエネルギーシフトの支持 これ以上汚さないように、現在の原子力発電に関しては、技術革新における成果も認めつつ、 リスクのあまりにも大きいことを鑑み、脱原発、原子力発電所の段階的廃止を求めます。自然 に添ったライフスタイルを見直しながら、自然エネルギーへのシフトを支持します。 6 0 ミッションゼロ. 4 放射性物質だけではない自然に学ぶ生活シフト ナチュラルライフのための脱三カ条と五つの判断と実践 放射性物質の問題だけでは、私たちがナチュラルライフを手にするには不十分です。 また、根本解決にはならないと考えています。すべてを否定し排するということではなく、 自然に添った生き方を模索し実践していくために、私たちが起業以来、研鑽してきた方向性 として、自然に学ぶ生活シフト「脱三カ条」と「五つの判断と実践」を宣言し、心と 身体の健康を手にするために提案します。 ナチュラルライフ 理念 ナチュラルライフ 脱三カ条 1)自然尊重 自然順応 自然規範 ① 脱!効果効能主義 2)物心ともに清く富む社会の実現 ② 脱!善玉悪玉論 3)永続的に進化可能な社会の実現 ③ 脱!生命の尊重なき経済 ナチュラルライフ 五つの判断と実践 ① 肥料 ④ 遺伝子組み換え・操作 肥料の歴史と意義はみとめつつも、肥料がもたらす弊害を 遺伝子組み換え技術は、まだまだ安全性が担保されておらず、 知り、自然に備わる人間や植物を育てる本質的な力を引き 一部の組織にとっての経済性を極端に優先し改良が加えられて 出すことに努める。 私たちの取り組む実践 → 肥料に頼らない自然栽培 いる場合がある。自然界に起こりえない遺伝子操作のあり様 ② 農薬・薬剤 食品は取り扱わない。遺伝子操作された麹菌・酵母を使用し 人間にとって、都合の悪い菌・ウィルス・虫などを薬剤に 発酵した食品は扱わない。自然栽培による自家採種・天然菌 よって抑えることは対処療法であることを把握する。自然に による発酵醸造・自家採種・自然放牧の推奨 については、人知が及ばない分野であるため、使用を控える。 私たちの取り組む実践 → 遺伝子組み換え農産物を使用した 照らして、彼らが本質的に害を及ぼさない環境を整え、自然 と多くの生き物と調和した農業・産業・医療を模索実践する。 私たちの取り組む実践 → 農薬・肥料に頼らない自然栽培と 医者にもクスリにもなるべく頼らなくて済むナチュラルライフ スタイルの提唱と実践 ③ 化学物質 効果効能を求め、あるいは都合の悪いものを排除するため に使われる化学物質。自然界・人体・土壌の本来の力を阻害 してしまうような化学物質の使用に留意し、使用を控える。 私たちの取り組む実践 → 食材からは可能な限り化学物質 の使用を排除。その他、衣食住にわたって自然素材を用い 化学物質の負の影響を人が可能な限り受けないように配慮する。 ⑤ エネルギー・電磁波 福島第一原子力発電所の事故に伴い、エネルギーへのあり方 が問われている。現状の原子力発電に関しては、技術革新に おける成果も認めつつ、リスクのあまりにも大きいことを鑑 み、脱原発、原子力発電所の段階的廃止を求めます。自然に 添ったライフスタイルを見直しながら、自然エネルギーへの シフトを支持し、更に電磁波による健康被害のない移住空間 を提唱します。 私たちの取り組む実践 → 関東東北の農産物と食品における 放射性物質検査。自然エネルギーへのシフト、原発に関わる 情報発信。関連企業による自然エネルギーを活用し電磁波を アースできる住宅の提案 7 0 ミッションゼロ. 5 ゼロに戻す勇気 心の浄化を合わせてすすめる 関東東北大震災と福島第一原子力発電所の事故の経験から最大限に学ぶために、ミッション ゼロの目的達成を通じて心の浄化をすすめ、精神的進化と物質的進化を果たしていきます。 自然に向かってあるべき食・農から社会を考え、行動します。間違っていれば勇気をもって 訂正し、ゼロに戻して自然からぶれない思考・行動を常に実践していきます。当社のこれまで の取り組みも、さまざまなことにチャレンジし、間違っていると気づけばその都度、より 自然に添ったあり方に修正してきました。 間違いの数だけ自然に沿い、自然に近づけると確信しています。勇気をもってゼロに戻す。 そして 30 年でも 50 年でも自らとわが子、孫、子孫のために積み上げる力を維持していきます。