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電動車椅子サッカーの普及を目指し

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電動車椅子サッカーの普及を目指し
チャレンジゼミナール報告書
指導教員:山本浩二
テーマ:電動車椅子サッカーの普及を目指した取り組み
-電動車椅子の改造・開発を中心に-
ゼミ生:青山翔、磯村和貴、宇治直紀、落合研太、黒田健太、
佐々木敦也、富田健仁、中田琢也、矢野滉人 (M3)
今井綾 (S3)
高橋考、(歌房駿介(年度途中休学)) (C3)
以上 11 名
<ゼミ内容>
ゼミの当初の予定としては,購入した電動車椅子をサッカー競技用に改造・開発し,実
際にサッカーを行い,地域の方々とも交流を行う予定であった。しかしながら,実施の流
れとして,4 月から 6 月にインクルーシブ体育の創造を目指す本学体育の取り組みと,生涯
スポーツに対する理解を深めるため,講義や電動車椅子サッカールール熟知を行った。そ
して,7 月から実際に電動車椅子に試乗し,改造・開発に取り掛かった。電動車椅子に競技
用のフットガード取り付けが主な作業となったが,予想以上に時間がかかり,フットがー
で取り付け,さらに自分たちの独自性を出すための塗装などを完成させ終えたのが 1 月末
であった。
大幅に時間はかかったものの,完成したサッカー競技用電動車椅子はとても頑丈で,立
派なものであった。2 月実際に電動車椅子サッカーを行い,自分たちの手で取り付けたフッ
トガードの確認や,今後の課題を議論し,報告会に向けた資料作成を行った。
本ゼミによって得られた知見は以下のとおりである。
①(体育)授業で使用する「教材」を自分たちの手でつくったこと がたいへん価値あるも
のだと感じた。
②電動車椅子に触れることで,電動車椅子の仕組みや生活に利用する人の気持ちもわかる
ようになった。
③あらたに改造,開発することは,多くの時間と労力が必要だと 感じた。
<成績評価>
シラバス通り,①障害スポーツ・生涯スポーツの理解(配点 20 点),②電動車椅子の開発
やサッカーへの取り組み(配点 50 点),③報告書・口頭発表の審査(配点 30 点)の 100
点満点で評価した。
<報告会資料>
電動車椅子サッカーの普及を目指した取り組み
-電動車椅子の改造・開発を中心に-
<山本ゼミ>
発表者: 高橋考
富田健仁
中田琢也
<到達目標>
1)インクルーシブ体育の創造を目指す
本学体育の取り組みと,生涯スポーツに対する理解を深める
*4月~5月に講義を受けた
2)電動車椅子サッカーのルールを熟知する
*6月に電動車椅子サッカーに関する試験を行った
3)電動車椅子サッカー用への改造と開発
*9月~2月 本取り組みのメイン(フットガードの取り付け等)
4)電動車椅子サッカーの体験
*2月 実際に試乗し,ゲームを行った
1)インクルーシブ体育の創造を目指す
本学体育の取り組みと,生涯スポーツに対する理解を深める
体育は授業の一つなので,誰もが受講できて当たり前。
しかし,競技種目によってはできないものがあるのが現実です。
そこで・・
誰もが参加できる体育授業を工夫し,行うことを目指す
インクルーシブ体育
まずは・・
本ゼミ生でもあった,電動車椅子生活の学生が参加可能な体育授
業が展開できるように,電動車椅子をサッカー用に改造し,今後の
体育授業やイベントで使用できることを目指した。
2)電動車椅子サッカーのルールを熟知する
*6月に電動車椅子サッカーに関する試験を行った
「チャレンジ・ゼミ」ルールテスト
(
)工学科3年 名前(
)
問題1 次の文章を読んで、文中の空欄に適した語句を書きなさい。
試合は、特別なフットガードを取り付けた(①
)を使って障害を持つ競技者の2チームによって行われる。ゴールエリアの大
きさはフィールドの両端中央に(②
)m(26ft)幅・(③
)m(16.5ft)の奥行きを設ける。ペナルティーマークはゴールラインから(
④
)m(11.5ft)で15㎝の×印をつける。ゴールは2本のポスト(パイロンかコーン)からなり、テープでしっかり固定する。ポスト間の
距離は(⑤
)m(19ft)である。またボールは直径(⑥
)㎝のボールを使用する。
競技者は(⑦
)才以上でなければならず、電動車椅子の適切な操作能力を持っていなければならない。試合は(⑧
)人以下
の競技者からなる2チームで行われる。競技者のうち1人は(⑨
)である。(⑨)は他の競技者と区別のつく色の服装をする。
いずれかのチームが2人以下の場合、試合は開始されない。また試合間に認められる電動車椅子の最大速度は前進・後進時ともに(⑩
)km/hとする。
問題2 次の文章(ファウルと不正行為)のうち、直接フリーキックが相手に与えられるときは「直接」、間接フリーキックが相
手に与えられるときは「間接」と( )内に書き込みなさい。
①相手競技者の進行を妨げる (
)
②ボールを意図的に手で扱う (
)
③電動車椅子で相手を抑える (
)
④故意にゴールポストを押し動かす (
)
⑤相手につばを吐きかける (
)
⑥得点機会の阻止 (
)
⑦相手に無謀に、過剰な力で衝突する (
)
⑧ゴールキーパー以外の競技者が試合中にゴールポスト間のゴールラインを完全に横切る(
⑨2対1ポジション(2-on1)の反則があった場合 (
)
⑩手を使って押す、または抑える、相手を打つまたは打とうとする (
)
)
<例題>
問題4 次の文章を読んで、下線部が正しければ「○」を間違っていれば正しい語句を書きなさい。
①直接フリーキックが行われ、自分のゴールに直接入った場合、得点が相手チームに与えられる (
)
②間接フリーキックが行われ、ボールが相手ゴールに直接入った場合、相手のゴールキックが与えられる (
③直接または間接フリーキックが行われる場合、すべての相手競技者は3m以上ボールから離れる (
)
)
④コーナーキックが行われる場合、すべての相手競技者はインプレーになるまでコーナートライアングルから3m以上離
れる(
)
⑤ゴールキックが行われる場合、すべての相手競技者はボールがインプレーになるまで3m以上離れる(
⑥試合は基本的に前・後半15分ずつで行われる (
)
)
⑦グラウンド上または空中に関わらず、ボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に超えたらアウトオブプレーであ
る (
)
⑧ボールがインプレー中に、同一チームの3人以上の競技者が同時に自陣ゴールエリア内に積極的に入った場合、反則
となる(
)
⑨自陣ゴールエリア内で同一チームの2人の競技者のうち1人がゴールキーパーなら2対1(2-on-1)の反則にはならな
い (
)
⑩ゴールキーパーはフィールドからゴールを決めてもゴールは認められない (
)
3)電動車椅子サッカー用への改造と開発
*9月~2月 本取り組みのメイン(フットガードの取り付け等)
ゼミ内で3グループ(3人もしくは4人)に分け,
3台の電動車椅子の改造と開発に取り組んだ。
*残りの3台は松田ゼミのメンバーが取り組んだ。
4)電動車椅子サッカーの体験
*2月 実際に試乗し,ゲームを行った
まとめ
・(体育)授業で使用する「教材」を自分たちの手でつくったこと
がたいへん価値あるものだと感じた。
・電動車椅子に触れることで,電動車椅子の仕組みや生活に
利用する人の気持ちもわかるようになった。
・あらたに改造,開発することは,多くの時間と労力が必要だと
感じた。
最後に・・
本ゼミ活動にあたって,
時間外にも関わらず,私たちの作業に付き合って
ご指導してくれた,実習工場の先生方本当にあり
がとうございました。
以上で発表終わります。
ご清聴ありがとうございました。
<山本ゼミメンバー>
(機械工学科)
青山翔・磯村和貴・宇治直紀・落合研太・黒田健太
佐々木敦也・富田健仁・中田琢也・矢野滉人
(電子制御工学科)
今井綾
(情報工学科)
高橋考・歌房駿介
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