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PDF:10.0MB - 道路新産業開発機構

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PDF:10.0MB - 道路新産業開発機構
特
集/情報基盤
マルチメディア社会 の道路 の役割
通信機械 ェ業会常務 理事
増澤 孝吉
8
渡辺 学
関
次 世代 道路交 通 シ ステ ム (
A R TS) に ついて 道路局企画課道路環境対策室沿道環境専門官 松井 直人
次 世代 道路交 通 シ ステ ムを 支 え る道路 交 通情 報 シ ステ ム (VI CS)
細
"
道路局道路交通管 理課道路交通情報係長
=
道路局有料道路課課長補佐 加藤 恒 太郎
日本道路公団保全交通部交通対策 課 斜
ノ ン スト ップ 自動料 金 徴 収 シ ステ ムに ついて
高速道路 の情報システ ム
日本電信電話株式会社 マルチメデ ィァ推進室
道路局路政課総務係 卿
4
4
総務庁行政管 理局行政情報 システム企画課調整係長 川上美智 男
マルチ メデ ィア時代 に向 け て の展 望
行政情報 の総合利用 の推進
都道府県道 の路線認定基準 の改正に ついて
髯
本誌の掲載文は、執筆者が個人の責任にお
=
4 条 、 第 髭 条 、 第 6条 、 第 幻条 関 係
圏道路占 用Q&A (
第 6回) 道 路 法 第 3
3
鮪
味波 亨
道路局企画課道路経済調査室
奈良県 土木部道路維持課長
交 通需要 マネ ジ メ ント (TDM) シ ンポ ジウ ム
-シリーズ/あの道 この道 一
広島県土木部道路維持課市 町村道係
奈良 の道歴史紀行 ・過去から未来 へ
m
ン ロー ド -市道鷹 ノ巣線
ワイー
圏 時 ・時 ・時 ・
・
・
!
⋮いて自由に書く建前をと っております。した
⋮
⋮が って意見にわたる部分は個人の見解です。
一時のものです。
⋮また肩書等は原稿執筆時および座談会等実施
蛎
増澤 孝吉
今 日、 多 く の人 々が そ れ ぞ れ の立 場 か ら、 マ
ノー ・ネ ット ワー ク整備 の必要性を 訴 え るととも
に、 そ の整備 は民間 の力で行う べきで あ り、 国 の
二 一世紀 の高 度 情 報 化 社 会 を 展 望 し、 光 フ ァイ
業会 は 「
光 の国」 の実 現を提 言 した。 そ こで は、
て、 N T T を は じ め い ろ い ろ な 立 場 の人 達 が 、 そ
報 スー パ ー ハイ ウ ェー と か マ ルチ メ デ ィ アを め ぐ っ
これを契 機 にわが国で は、特 に本 年早 々から情
フラ (
N II)構 想 が発表 された。
ポ イ ントを指摘 、提 言 した。
九月 に入 って、米国 政府 から全 米情報 通 信 イ ン
ろ いろ な 切 り □が あ るが、 本 稿 で は、 これ か ら
社 会 の捉 え方 は 人 そ れ ぞ れ、 立 場 に よ って い
つの イ ン パ ク ト と な って い る ので は な か ろ う か 。
メデ ィ ア社会 実 現 の動 き と が 自 然 と 同 期 し、 一
根 本 から考 え直 し て いこう と す る動 き と マ ルチ
の脱 却 のた め に、 在 来 型 の思考 を 改 め、 行 動 の
ルチ メ デ ィ ア に 対 し て い ろ い ろ な 夢 を 託 し て い
役 割 は、 そ れが進 みやす い仕 組 み作 り にあ ると い
れ ぞれ新 たな構 想 を 打ち出 すな ど、 マルチメデ ィ
の社 会 の在 り方 と し て、 「
情 報 通 信 の利 用 が よ り
る社会 とす る ことな く し て、快 適な新時代 を 迎 え
る こと は難 し い」 と の信念 にた って、 社会 転 換 の
通信機械 ェ業会常務理事
,
lイ ンフラのイ ンフラとしての期待とソフトが重視される道路 へ--
イ
嚢 マルチメデ 尹縄会⑭遭騰⑭役割
集だ
一 はじめに
う内容で あ った。 そ のた め、 政府 に措 置を求 め て
ア時代 の到来 を思 わ せ るほど マス コミを 賑わすま
高 度 化 、 普 遍 化 し た 社会 で な け れば な ら な い」
紀初 頭 のわが国 の年齢 、就 労構 造等 をも展望 し つ
整 備 に関 し、 「
新 社会 資本 」 と いう概念 で 二 一世
通信機械 工業 会 は、関連団体 と共同 し て社会資本
取り組む べき課題 に ついて世間 に提起した。
要性と、
五 月 にと り ま と め、国家 総合情 報 化 戦 略樹 立 の必
チメデ ィア社会 の実 現 のた め に」 と題す る提 言を
このよう な背景 の中で 通 信機 械 工業 会 は 「マル
いで、 機 能 発 揮 の最 大 化 を は か って いく こと に
ら び に ソ フト ウ エア が お互 いの垣 根 を 意 識 し な
社 会 と いう 言 葉 で 総 称 し、 情 報 ・通 信 ・放 送 な
と の 仮 説 の 上 に 立 っ て、 こ れ を マ ル チ メ デ ィ ア
る よ う に思 う。 そ れ は、 行 き 詰 ま った 現状 か ら
いく事 項 の柱 の 一つと し て、自由 な競 争市 場 の確
で に 至 った 。
景気 停 滞 が続 くな かで 、昨年 三 月、通信機 械 工
保、 即ち、規 制 緩和 を 掲 げた。 そ の後 六月 に入 り
つ、 「情 報 ・通 信 ・ソ フ ト ウ エ ア が よ り 活 用 さ れ
に も スポ ット を 当 て 、敢 え て 私 見 を 述 べ て み た い。
せ て いな いが 、以 下 ハー ド 面 の み な ら ず 、ソ フト 面
置き つつ、道路 に関 し限 ら れた知識 し か持ち合 わ
におけ る 「
道路 の役 割 への期待」 に フォーカ スを
る も ので あ る 。 し か も 、 こ の マ ルチ メ デ ィ ア 社 会
で き るので はな いか、 と いう主張 を試 みようとす
豊 かで 、 より デ モクラ シー の成 熟 した社会 が実 現
よ って、 現代 社会 の限界 と矛盾 の克 服がな され、
す と 、 そ こで は 、 コ スト や サ ー ビ スと い った 認 識
立 され て いる。 だが、 一歩 企業 の外 に足を踏 みだ
コ スト ダ ウ ンを は か って いく た め の シ ス テ ムが 確
個 々の生産性 に ついてみ ると、企業 の中 だ けは
よう にしよう」と いう よう に着 実 に変 わ ってき た。
意 識 し、協 力 し て、「
少 な く し よう 、再 利 用 し易 い
ゴ ミ に 関 し て は 、社 会 全 体 の コ スト に つ い て 皆 が
ミを 区 分 けす る よ う に な った 。徐 々 にで は あ る が 、
も 、ゴ ミ ヘの 理 解 が 進 み 、燃 え る ゴ ミ、燃 え な いゴ
は殆 ど見当 たらな い。
互 いに鑄 を削 りあう 設定 とな って いるよう な箇所
よう とす る車 と反 対側 の道 路 に進もう とす る車 が
重 視 し、例 えば 、 一点で 鉄状 にク ロスし、直 進 し
ト ラ ンスも 地下 にあ る。道路 の構 造も車 の流 れを
電 柱 と電線 が街を う さんく さくす る こと もな いo
を介 さな いで 一気 にな され て いく。道路 幅 は広 く、
理もわ が国 と は桁 違 いの大 型車 両で 、 し かも人力
な い。 もと より、 落ち葉 も さ ほどでな い。 ゴ ミ処
現 在 時 点 に お い て は 、 業 種 によ る が 、 概 し て、
一人 一人 の モ ラ ルだ け と い って も 過 言 で は な い。
吸殻 やゴ ミは捨 て放題と いう状況 とな る。頼 り は、
が薄 くなり、 道路 沿 いにみら れ ると おり、煙草 の
て いる。道路 は歩道 と車 道 の両 者 の妥協 の結果 、
電柱 は林立 、電線 は蜘蛛 の巣 のよう に上空 を覆 っ
わが国 はどうだ ろう か。道路 幅 自体 が狭 い上 に、
二 現代社会の限界と矛盾
わが国 の産業 の国際競争力は高 いと みられて いる。
のを さ ほ ど コ スト を 掛 け ず に 造 る こと が で き て い
考 え てみ ると、個 々の生産性 は上 がり、 い いも
は金持 ち の国 、 日本 人 は皆 リ ッチと いう 見方 とな
る。当 のわれわ れ は戸惑 う。
常 収支 の不均衡 )が上 げ られ る。 この結果 、 日本
生産性 向 上だ けで は限界 があ り、 そ のブ レー ク ス
ので はな いか、 と いう提起で あ る。企業 に応 じた
考 え て いく世 の中 にな って いかなく てはな らな い
サ ー ビ ス の質 に つ い て、 社 会 シ ス テ ム全 体 と し て
す る には、社会 ト ータ ルと し ての コストな らび に
問題 にした いのは この点で あ り、 これらを解決
の機能 を 一層低 下 さ せ る。
事 のほ かに、 これら の工事 も 頻繁 に行 わ れ、道路
に 走 って い る 。 こ の た め 、 道 路 そ の も の の補 修 工
しと ひし めきあ う。時 には、 地下鉄が 二重、 三重
ケーブ ルのみならず、 ガ ス、上 下水道 の管 が所狭
途半端 なも のとな らざ るを得な い状況 にな って い
る。 さら に、 道路 下 には、幹線 を結 ぶ大束 の通信
歩行 者、ド ライ バ ー の いず れ の側 にと っても、中
るから こそ、 世界中 の人 々の評価 が得 ら れ、今 日
ルー はで き な い状 況 に至 って いると いう 認 識 に立 っ
結果 は税 の負担 とな ってわが身 に降 り かか る。
の経常収支 の姿とな って いることは事 実であ ろう 。
て の問題提起であ る。 即ち 、 リ エンジ ニアリ ング
そ の象 徴的 な実証と し て、貿 易 イ ンバ ラ ンス (
経
だ が、 このような 状態 が将来 と も持続 す る のだ ろ
的 発想 の必然性で あ る。
例 えば 、今 日、環境 問題等 に端を発 し、ゴ ミの問
に、 なぜ、競争 力 があ り、輸 出 が多 いのだ ろう。
日 本 は エ ク ス ペ ン シ ィブ な 国 と いわ れ て い る の
雪、台 風と いう 心配も な い。車 も道路 も殆ど汚 れ
を さし お いても、 雨 はあ ま り降 らな いし、雪 や吹
かからな い街 だと つく づく思う。物価 と いう問題
サ ン フ ラ ン シ ス コの 街 を み て い る と 、 コ スト の
な かで の人 々の往来であ る。 そ のう え、路 上駐車
が郵便 のヤ マとな って毎 日運ば れ て いく。 さら に
は、通 信手段 を駆使 す れば 可能 な実 現手段 があ る
過剰包 装で あ り、電 話 や フ ァク シミリで 済 むも の
物 には、無 駄 なも のが多 く含 ま れ て いる。例 えば 、
し かもであ る。 この狭 い道路 上を 往来す る人、
う か、と 不安 に陥 る。
題 が大 き く取 り上 げら れ て いる。人 々の行動慣 習
的 な結果 が、道路 の慢性的 渋滞 、車 の流 れ の強制
歩行者専 用 の信 号 が人通 り のほと んどな い夜 間帯
も、昼間帯 と全く同様 に機能 す る。 これら の総合
の車 が道幅 を狭 め、流 れを 一層 悪 くす る。ま た、
来 な い。
な いこと には、車社会 と し て明 る い未 来 は永遠 に
社会 シ ステ ム面を含 め根底 から総合 的 に考 え直 さ
め に 、も う 一度 、 ハー ド 面 の み な ら ず 、 ソ フ ト 面 、
全体 の コストを 引き下 げ、 サ ービ スを良 くす るた
ブ な テ レビ時代 が意 外 と早 く や って来 る のかも知
を 好 きなと き に観 る ことがで き るイ ンタ ラ クテ ィ
に文 字、デ ータ情報 の普 及が先行す るであ ろうが、
テ レビ の好 きな 日本 人 にと って、好 み の映像 情報
が 来 る と いう 認 識 と な り つ つあ る。 いや 、 そ の前
信と これを駆使するデータベー スやアプリケーシ ョ
は光 フ ァイ バi や電波 を通 じ て の高 速 ・大 容量通
さら に絞 り込 み、 あ る 一面 のみを強 調す ると、行
は ホ ワイト カラー の生産 性が高 ま る時代 (
これを
ま た 、 マ ルチ メ デ ィ ア 社 会 と いう か 、 二 一世 紀
れな い、 と いう期 待もあ る。
省資源、 省 エネあ る いは地球温暖 化 への対処 と
ン分 野 に あ る と 思 って いた が 、 道 路 な ら び に そ の
政活動 の質 の向 上と コスト の低 下 がは かられ る時
マルチ メデ ィア社会 と いう か、社会変革 のキ ー
的 せき止 め の頻繁 化 を招 き、 エネ ルギ ー の浪費 、
公害 のま き散 らし、 あ る いは人 々に心 の苛立 ちを
いう こと で こ れ だ け 騒 が れ て い る 世 の中 で あ る に
利 用 の問題 も イ ンフラの要 の 一つで は な い か 、 と
代 と いう こともで き る)で あ り、生活者 の利便 の
起 こ さ せ て いるo
も か か わ ら ず 、 こ れ ら の点 に つ い て の 対 策 は 人 間
いう こ と で 、 更 に考 え て み た い。
向 上 が図ら れ る時代で あ ると の発想 に立 つことも
の英知を結集 した シ ステ ムと し てまと めあ げら れ
た も の と は な って いな い。 す な わ ち 、 ハー ド 中 心
協 した結 果 の社会 シ ステ ムとな っており、道路 全
そ れ ぞれ の立場 の人 々が、 そ れ ぞれ主 張 し、妥
が な さ れ て い る と は 言 い難 い。
良 く住 むた め の社会全 体 の システ ムと し て の工夫
換 言す ると、 限ら れた国 土 に多 く の人 が、気 持 ち
て いな いので はな いかと いう疑問 の提 起であ る。
し た ソ フト の機 能 が 生 か さ れ た交 通 シ ステ ム にな っ
通 じ て のも の にな るで あ ろう と いう のが、大方 の
回線 は、全国 的 に張 り巡 らされた光 ファイ バーを
ま さしく ハイウ ェーそ のも ので 、 そ の主 体 とな る
この ハイウ ェー には大量 の情報 が高 速で 往来す る
備 が必要 な時代 にな って いくと いう主張で あ る。
ウ ェー整備 も重要 で あ るが、情報 ハイウ ェー の整
や テ レビ等 で も大 きく と り上 げ られ て いる。 ハイ
情報 スーパー ハイウ ェーと いう言葉 が新 聞紙 上
は携帯端末 と い ったも のを含 めた も の になり つつ
ミリ、映像端末 、 各種遠 隔監 視 ・制御端末 あ る い
が 変 わ ろ う と し て い る 。 コ ンピ ュー タ 、 フ ァ ク シ
ス、 上下水 道並 び に電 話で あ る。 いま、 この電 話
つ い て 回 る の が ユー テ ィ リ テ ィ ー で あ る 電 気 、 ガ
人 と道 路 は密 接 不可分 の関係 にあ り、 この人 に
ステ ム の在 り 方 に絞 って、さ ら に考 え て いき た い。
う カ リ エンジ ニアリ ング的発 想 に立 った交通 シ
こ こで は 、と り わ け 、社 会 シ ス テ ム の再 構 築 と い
で き る。
体 と し て の シ ステ ムの機能 の最大 化が は かられた
見方 で あ る。 し かも この高 速、大 容量情 報 ネ ット
あ ると いう点で あ る。 この結果 、電力 、通信 関係
三 電柱と電線 のない新しい街作り
も の と な って い る と は 言 い難 い。にも か か わ ら ず 、
ワークは世界を繋 ぐネ ット ワークとし てでき上が っ
の交 通 システ ムの下 にあ り、 ソフト化 時代 を反映
人 々はそれを道路 行 政 に問題ありとして片 づける。
電 話 のデジ タ ル化 と銅線 から光 ファイ バ ー への転
の ハード ウ エア と し て は 、電 力 の 二 〇 〇 ボ ルト 化 、
ネ ット ワーク内 を行 き来す る情報 は、 音声情 報
換 と い った技術革新 が進 み つつあ る。 と ころが、
て いく社会 にな るで あ ろう と いう ことで あ る。
トを含 めた総合 戦 略的 思考 にな かな かな らな い。
は当 然 と し て、映像情 報 が常識 とな る通 信新 時代
即ち、道路 行政を ハード 面 から見 るだ けで 、 ソフ
車 を超 え る交通 手段 が現 れな いとす るな ら、社会
CA T V事 業 者 と通信事業 者 が それ ぞれ別 にイ ン
これらネ ット ワー クは、特 に放送 、通信 分 野で は
り の直 接的 な経済 効果 のみな らず、街 の活性化を
電柱 や電線 が 地上 から消 え る こと によ る道路 周
す る こと のな い美 し い国作 りと いう こと にもな る。
ら って は 困 る と いう こと に な り か ね な い。 そ の結
総論 と し ては 理解で き ても、自 分 の店 に置 いても
部 分 は、店 にと っても っと も大 切な 場所で あ る。
効 果 は半減 とな り かね な い。 このた め にト ラ ン ス
フラを整備 す ることが多く、 電力会 社と N TTが
し かし、 このた め には、建 設費 の捻 出、 設備 の
の小 型化 、 ビ ル内 設置 の制度 化等 の対策 が必要 と
果 は、狭 い道路 に 一定 間隔で ト ラ ン スが置 かれ て
郵 政省等 が提起す る光 フ ァイ バーネ ット ワーク
建 設な らび に維持管 理 の事 業 主体 あ る いは、事 業
されようo
含 め、景気 回復 に与 え る影響 は計 り知 れな いも の
の整備構 想で は、 地中化 の促進 を併 せ て進 め て い
者 がキ ャブ等 を 利 用す るに当 た っての運 用体制等
共同で建設、 所有 す る共 同溝 のような ケー スは稀
きた いと述 べ て いるが、建 設省 も新 時代 におけ る
解決 しな ければ ならな い多 く の課題 が大 き く立 ち
しま う こと となり、 電柱 こそ撤 去 された も のの、
道路 整備構 想 の 一環 とし て、例 えば、 地方 自治 体
はだ か って いるが、 これを避 け て高度 に情報 化 さ
が あ る。
が主体とな って光 ケーブ ル収容 の基盤と し て、キ ャ
れた マルチ メデ ィア社会 も、美 し い街 づく りも、
と い,
フ こ と に を“る 。
ブ方 式 の推進 を 可能とす る方 途 の検 討な ど道路 下
実 現 さ れ て いくも ので はな い。
意 欲 を 燃 や さ れ て いると いう。皆 の知 恵 出 し によ
り、やがて電線 は地下 へと収容 替えが進 んで いこう。
だ が、 これら難題 に建設省 は既 に取 り組 もうと
誰 が負担 す る のかと いう問題 があ る。
もう 一つは、 地下化 に必要 な膨大 な費 用を 一体
等 に電力並び に通信 用 のケーブ ル収容 を前 提 と し
た収容箱 と も いえ る道 (ハイウ ェー) を作 り、 こ
き るよう にな る こと から、事業 者 の建設 コスト は
ば 、 こ の キ ャブ に ケ ー ブ ルを 収 容 さ せ る こ と が で
が生 じ る のだ ろう か。誰 もが 一定 の対価 さえ払 え
このよう な こと が実 現したら、 ど のよう な変化
想 中 と お聴 き した。
す るような仕 組 みを作 ると いう発想で 具 体的 に構
の供給 と光 ケーブ ルネ ット ワー ク の整備 を容易 と
ブ ルを張 る (
引 き込 む) こと により、誰 も が電 力
て いるし、個 人 の家 の 一角 に収容 す ると いう慣習
ルの地階 に続 く歩道 下 の広 い場所 に これが置 かれ
ス内 に これを 収容す る こと はで きな い。そ の結果
は、道路 上 に置 かれ る ことと な る。 米国等 は、 ビ
スで あ る 。 熱 を 発 す る た め に 、 狭 い地 下 のボ ック
難 題 が 控 え て い る と いわ れ て い る 。 そ れ は ト ラ ン
る ) に 収 容 す る に あ た って 、 特 に電 力 ケ iブ ルに
対応 し、 「ケーブ ル収容 局 舎」 と いう 見方 もで き
ケ ーブ ルを キ ャブ の よ う な ボ ック ス (
電話局 に
報 ハイウ ェー の整備 、美 し い街 づく りが進 んで い
ケーブ ルの地中 化 の柔 軟 な方 針 の策 定 、 即ち 、 ソ
フトを含 めた新 し いシ ステ ムの確 立 があ って、情
求 められ る。直 理を 認めるなど経済性 を優 先させ、
れ て いくた めの仕掛 け づくりが問 わ れよう。ま た、
た め にも徹底 した競争 の導 入と技術 革 新 が進 めら
可欠 な こと は、経済的 な 設計、 工法で あ り、 そ の
ら れ て いる模様 で あ るが、 この検 討 にあ た って不
発想 のキ ャブ 方式 の計画的導 入構 想 の検 討 が始 め
電柱 を無 く し て いく手 法 の 一つと し て 、 新 し い
大 幅 に引 下 げられ、結 果 は、 通信料 金 にも いい影
があ ると いう。 日本 には このよう な考 え方 は導 入
く こと に も な ろ ン
フ。
四 マルチメデイア社会 の道路の役割
響 を も たらす こととな ろう。
さ れ て いな い。 ビ ルの 一角 を 借 り て の 設 置 は も っ
こに電力、通信ならび にCATV等 の事業者が ケー
ま た 、光 の国 と いう の は 、実 は 、ケ ーブ ル ・ボ ッ
て の ほ か と いう 意 見 に な り や す い。 ま し て 、 一階
こ の よ う に考 え て いく と 、 マ ルチ メ デ ィ ア 社 会
地中 化 の促進 には、場所 に応 じた 埋設許 可条件 が
ク スが地中 に整備 され、電柱 や電線 が空間 を占拠
の薄 い社会 と考 えら れ て いる人 が多 いと思 われ る
が、 実 は、道路 関係者 こそ率先 し て マルチ メデ ィ
にお いて不可欠 と いわ れ て いる高速 、大容量通信
に備 え るた め の基盤 整備 の主役 は光 フ ァイバ ーを
の ユー セージ の開拓 にあ た って、道路行政 が果 た
す役 割 は大 き いと の評価を受 ける こと にもな ろう。
マ ルチ メ デ ィ ア 社 会 に お い て 、世 の中 に役 立 ち 、
だ ろ う か 。現 に、 マ ルチ メ デ ィ ア の ア プ リ ケ i シ ョ
外 、道路 な のかも知 れな いと いう期待 が か かる。
ア への取 り組 みが求 めら れ ると いう ことで はな い
そ の基盤 を支 え るイ ンフラが実 は道路沿 いのキ ャ
ンの旗手 が テ レビ会議 、電 子新 聞 ならび にカーナ
そ れは、 行 き来 の燃費 や通行料等 の直 接経費 と時
布 設す る通 信サ ービ ス事業 者と 思 い込んで いたが、
ブ を中 心と した ケiブ ル収容道と いう認識 に立 つ
ビ ゲ ー シ ョ ンな ら び に カ ラ オ ケ と いう 四 つ の シ ス
間 の節約 のた め の通信 の利 用で あ り、道路 関係情
や る こと と な ろ う 。
り めぐら され るケーブ ルまで も全 て地下 へと押 し
けで なく、道路 の取 り付 け から人 々の敷 地内 に張
路 上 の空 間を覆 う よう な情景 は見 ら れな くな るだ
地中化 の促進 は電 柱が道路 から消 え、 電線 が道
ね な い。 このよう に、車 社会 にも情報 化 の波 が押
におよばず 、普 及 も予測 を 上 回 る こと にもな り か
いくとす るな ら、 この分野 の開発 のテ ンポ は いう
ので き如何 が企業 の命運 を左右 す るほど にな って
産 業 界 に お い て 、 カ ー ナ ビ ゲ ー シ ョ ン ・シ ス テ ム
世界的 規模 で 競争 が繰 り広 げられ て いる自動車
特 に、 通 信 に は ト ラ ヒ ック 理 論 が あ る よ う に、
て 止 ま な い。
なく流 れる車社会 がく るよう研究が進む ことを願 っ
狭 い国 土 に多 く の車 が ひし めきあ っても、 な んと
あ る 。 こ の 二 つ の 面 か ら の ア プ ロー チ に よ って、
か つ マ ルチ メ デ ィ ア の 恩 恵 を 存 分 に受 け る の が 案
ことは、あ な がち間違 いで はな いと いう主 張 は成
テ ム にあ る と いう 人 も い る 。
こ の よ う に み て く る と 、 光 ケ ー ブ ルの 通 る 地 下
し 寄 せ て き て お り 、 こ の点 に つ い て は 後 述 す る と
道路 にも 理論 があ ろう。 「
道路 の抜本 的 見直 し」と
立 す る。
道 と も いえ る キ ャブ が ま さ し く イ ン フ ラ 中 の イ ン
し て、 ここで は、道路 を往来す るも のの動 き に着
整備 は、 道路情 報 用と し て自 らが必要 とす るアプ
一定 の場 所 に集 ま る。 お祝 のお金 を たま たま誰 か
病気 と いう と、病院 に駆 け込 む。会議 と いうと
う 一度考 え直 し てみた い。
社会 的 コストと いう点 から道路 と いうも のを も
五 道路と社会的 コスト
通 渋滞、今 より は改善 され て いく こと にな ろう 。
「アプ リ ケー シ ョンの開発」が進 めば 、部 分 的 な交
用 (ユー セ ー ジ ) の 開 拓 (
ア プ リ ケ ー シ ョ ン) で
報 を 整備 し、万人 にあま ね く伝 え るた め の情 報 利
フ ラ の 一つと いう こと にな る 。
リ ケ ー シ ョ ン即 ち 、 後 述 す る ド ラ イ バ ー 等 への進
に立 て替 え て戴 いた ので 、 そ れを 返 し にわざ わざ
目 し、引 き続 き考 え てみた い。
行方 向 の渋滞、 工事 、 駐車場等 の情 報 の告知 シ ス
車で 出 掛 け る。 このよう に人 々の往 来 のかな り の
ま た、道路 沿 いの このケーブ ル専 用 の地 下道 の
テ ムの導 入 はもと よ り、交通安 全 のた め の新 たな
多く は、通信 を上 手 に使 う こと により事 足 り るも
そ れを無 くす ことがで き れば と つく づく思う。
マルチ メデ ィア社会 は情 報 通信 の ユー セージ を
こう い った ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 開 発 も 進 む こと と
マルチ メデ ィア社会 の早期実 現 は、 こう い った点
デ ィア の機能を 生 かした シ ステ ム開発 が米国で は
のが あ る。
シ ステ ムの導 入 のた め の通信 回線 の確 保を 可能 と
す る こと にな る。従 って、 地中化 の推進 に備 え、
な ろう。 いわ ゆ る道路 回り のデ iタ ベー スの整備
で様 々な変化 を もたらす も のと確信 す る。 ま た、
着 々と進 めら れ て いる。 冒頭 にも述 べた米国 のN
下 げ る こと が で き る と の 見 方 に た って 、 マ ルチ 〆
高 め る こと により、社会 ト ータ ルの コストを弓 き
と ア プ リ ケ ー シ ョン の 開 発 で あ る。
別 の角 度 から みると、 環境 改善 のた め に情 報通 信
マルチ メデ ィア社会 は道路 関係 者 にと って関係
の必要 性 と効果 を具 体的 に示 し て いる。 わが国 に
て教育 、福 祉、医療 分野等 を と りあ げ、 そ の推進
図 ら れ る と し て、 ア プ リ ケ ! シ ョ ン の具 体 例 と し
より、行政 の コスト の引 下 げと サ ービ スの向 上 が
II構 想 によ ると、政府 が情報 通信 を使う こと に
れ て いく こ と に 期 待 が か か る。
デ ー タ ベ ー ス の整 備 と ア プ リ ケ ー シ ョ ンが 整 備 さ
優 先度 の高 い順 に情報 化 が は から れ、道路 関係 の
う かであ る。 必要 な道路情報 の絞 り込 み の中で 、
点 から、情報 通信 の ユー セージ の開拓 が進 む かど
車 で あ れ、徒 歩 で あ れ、 「
往 来 の効 率化」 と いう
熾 烈な開発競 争 が行 わ れ て いる。
て目的 地 への最 適 ルート の設定等 がで き るとし て、
を 組 み 合 わ せ た ア プ リ ケ ー シ ョン ・シ ステ ム によ っ
る こと がで き る。あ る いは、 衛星 通 信 と地図情 報
路 の渋滞 、事 故 、規 制等 の交 通情報 を キ ャ ッチす
の 一部 の方 々が、随 より始 めょで 、行 政 の機能 変
う な る か と いう こ と も 気 に か か る と こ ろ で あ る。
ま た 、 こ れ ら と あ わ せ 、 情 報 への ア ク セ スが ど
に踏 む ことな く辿 り着 く ような交 通 シ ステ ムの提
を車 に課 し、経済 速度で 目的 地 にブ レーキを 頻繁
さら にはそ の時 々の状況 に応 じ て、速度 の制限
も このよう な動 きが既 に出始 め て いる。国会議 員
革 を コンピ ュータと通信を使 って進 め て いこうと
「
道 の駅」と いう呼称 で今 さま ざま な活動 が始
情報 通信 シ ステ ムの利 用はま た、電 子決 済 、電 子
取 り出 す (
ブ ルす る) シ ステ ムの具 現化で あ る。
自 が ネ ット ワ ー ク に ア ク セ スし 、 知 り た い情 報 を
シ ュさ れ る ) ので は な く 、 パ ソ コ ンを 用 い て 、 各
情 報 が今 まで ど おり印刷物で 届 けら れ る (
プッ
そ の た め に、 ノウ ハウ の蓄 積 が あ る ロー カ ルキ
報 デ ータ ベー スの集 積 地とな って いく のだ ろう か。
が 先 ず 大事 にさ れ る。「
道 の駅」は いわ ゆ る地域情
ワー クを通 じ て収集 す る。 し かも、 「
今 の情 報」
し て初 め て強力 な機能 を発揮す る。情 報 をネ ット
す るのは情報 拠点で あ る。情報 はネ ット ワー ク化
ま ろうと し て いると いう。 この言葉 から先ず発 想
ド の備 えば かりで な く、例 えば 、 固定 式とな って
で き る か 否 か が こ こで も 決 め 手 と な る 。即 ち 、 ハー
お いて、 道路 の側 が対応 可能 とな って いく こと が
マ ルチ メ デ ィ ア の最 前 線 を 走 って い る こ の 分 野 に
実 用化ならび に普 及 のテ ンポ は早 いと い ってよ い。
は国 際的な激 し い競 争 下 に晒 され て いるだ け に、
ジ の広 が りと普及 には夢 があ る。特 に、 この分 野
カ ー ナ ビ ゲ ー シ ョ ン関 係 の シ ス テ ム の ユー セ ー
案等 も考 えら れよう。
し て、まず 、国会 審議 の状況等 の情 報 開示 の具 体
文書 、電子出勤 、 電 子会議 、電 子出 頭、電 子問 い
ャプ テ ンが 生 か さ れ て 然 る べ き で は な いだ ろ う か 。
いる速度 制 限を変動性 にす ると いう試 みがで き る
的構 想を 打ち出 し始 めた。
合 わ せ、在 宅勤務 、在 宅検 診、 さら には在 宅診療 、
これら の会 社 は全国 に散在 し、 地域情報 で苦労 を
このほ かに道路 沿 いに センサ i等 を 設置 し、車
電 子 投 票 あ る いは 、 テ レビ シ ョ ッピ ング と いう よ
ま た、 道路 上を移動 す る車 を 対象 にどんな新 し
の所在 位置 を知 ら せ る有 料情 報 サ ービ スも考 えら
か否 かと い った ソフト面 の対応 も求 めら れ てくる。
いサ ービ スの提供 が考 えられ る のだ ろう か。 以下
れ る。 プ ライ バ シーと の兼 ね合 いで克 服 しな けれ
重 ね てき て いる先駆 者であ るからで あ る。
この結果 はどう だ ろう、 少な く とも、 このよう
ア プ リ ケ ー シ ョ ン に つ い て 、 若 干 述 べ て み た い。
ば な らな い課題 はあ るが、盗 難車 、失 踪者等 の追
う に様 々な通信 の使 い方 を提 供 し てくれ る ことと
な 用事 のた め の人 や物 の往来 は 一部 緩和 され る こ
例 え ば で あ る 。 カ ー ナ ビ ゲ ー シ ョ ン ・シ ス テ ム
を“
る。
とと な ろう。 ムダな通 行 が、交流 が少 なくな り、
車 ば かりで はな い。人を 対象 に追 跡す る シ ステ
跡 シ ステ ム等 も考 えら れよう。
動 き にあ る。 道路 わき に設置 された ビ ー コンから
ムを 考 え る こと も で き る 。 そ れ は 、 P H S (
パー
が そ の代 表的 な例で 、今急 速 に普 及 し よう とす る
社会 の電 子化 が進 む こと に対応 し て、道路 行 政
発信 され る電波 によ って、ド ライ バーは行 先き道
通行 内容 の変化 を 来す こととな る。
はど のような影響を受 けること にな るのだ ろう か。
電波 の届 く範 囲 が 二 如程度で あ る ことを利 用し、
スを 使 って の ケ ー スで あ る 。こ の シ ス テ ム の場 合 、
ソナ ル ハンデ ィー ホ ン=簡易 型携 帯 通信) サ ービ
を も って開発 ・導 入が進 めら れ て いくな ら、車 社
ら び に ア プ リ ケ ー シ ョ ン に つ い て、 関 係 者 の英 知
し っかりと捉 え、 道路 周 り に情報 デ ータベー スな
あ っては、ト ンネ ル内等 他 の基 地局 から電波 の届
実で あ る。 即ち、車 を 対象 と した通 信 シ ステ ムに
を提供 す ると いう点で 重要 な役 割を 担う こと は事
者を 対象 とした通信 シ ステ ムにあ っては、 P HS
を 可能 とす るア ンテナ の設置で あ る。ま た、歩 行
ング エリ ア や避 難場所で のP HSサ ービ スの利 用
き にく い場 所で の電波 の発信等 があ るし、 パーキ
例 えば 徘 徊老 人 の所在 の把 握で あ る。
てで あ る 。
会 も 一層 快 適 なも のとな って いく ので はな かろう
か。 し かも競争 と いう自由 経済 の基盤 の上 に立 っ
ま た、 地震 、 火事 あ る いは水害等 の災 害 が発生
した場合 の道路情報 は最 も神 経を使 ったも ので な
く てはな らな い。 そ のた め のデ iタ ベー スや災害
れな く てはな らな い。 さら に、文 字 の読 めな い子
情報 の周知 対策 があ るが、 これら のこと も考 慮 さ
からな い人 々をも考慮 に入 れた異常発 生時 の避 難
いるも ののな か に、国 際化 を 反映 し、 日本 語 の分
防災 一〇 ヵ年 計画事 業 の 一環 と し て取 り組 ま れ て
性 と期待 に ついて述 べてきた。 だが、通 信 には光
し っかりと整備 され て いくも ので あ ること の必要
固で 且 つ隅 々まで 張りめぐらされた基盤 のな かで 、
バーネ ット ワーク の整備 は道路 イ ンフラと いう 強
これまで情 報 通 信 イ ンフラ、 と りわ け光 フ ァイ
ト となれば 思 いこれまで 述 べ てき た。
あ ろう か。変化 の 一端 と いう か、変化 への期 待 に
紀 の ハイ ウ ェー は 一体 ど ん な 姿 に な って いく ので
シ ステ ムが主流 をな し、 一般 道路 周 り や、 公衆 電
供等 のた め の表 示と いう点 からも、情 報 の表 示 の
フ ァイ バー や銅線 を通 じ てば かりで な く、 もう 一
つ、無線 と いう巨 大 な 分野 が開 け て いこう と し て
少な くと も道路交 通 の総合 戦 略 の下で 、 道路情
六 おわりに
在 り方 一つと っても奥 深 い内容 と いえ る。異常 発
いる ことを 見逃 し てはならな い。携帯 ・自動 車 電
報 が整備 され、車 の流 れは今 より よくな って欲 し
時 の措置表 みた いな も のも変 わ って こよう。国 の
生時 に、全 ての人 々に迅速 か つ簡潔 に周知す る シ
いと願 わざ るを えな い。 そ のた め にも、事 故 も少
つ い て 、 こ れ か ら 関 心 を も って戴 く う え で の ヒ ン
マルチ メデ ィア社会 が到来 す るで あ ろう 二 一世
設置 と いう点 から道路 の役 割 は大 き い。
話ボ ック スのみな らず 、 多 く の場所 が ア ンテナ の
ステ ムを確立 す るうえで 、道路 の果 たす べき役 割
話、 ポ ケ ット ベ ル、 衛星通 信 の他 にMCA等 もあ
る。 ま た、 これ から大 きく伸び るで あ ろう と言 わ
な くな るよう道路 の改造 にも手を 入 れ て い ってほ
は 重 い。
れ て い る 期 待 の P H S サ ー ビ スが あ る 。
このよう に道路情報 は突 っ込 んで考 え てみると
ア ク セ スにより処 理で き る内容 の無 限 の拡 が りが
マルチ メデ ィア社会 と は、 通信 回路 を通 じ ての
に有 利 な サ ー ビ スと いえ る 。 こ れ ら の シ ス テ ム は
ビ スで あ る が 、 P H S サ ー ビ ス に な る と 、 歩 行 者
いう と高 速で移動 す る車等で の利 用 に有 利な サ ー
て ほ し い。
した空 の見 え る、 ゆと りを感 じさ せ る道路で あ っ
の上空 には電 柱 や電線 はな く、 い つも ス ッキリ と
歩道 も し っかりと整備 され、車 道 も同様 に、 そ
"
し い。
期待で き る社会 と いえ る。 この こと は、 と りもな
いず れも ア ンテナ次第 で交 信 可能範 囲 の大 小 が決
特 に、携 帯 ・自動車 電 話サ ービ スはどち ら かと
おさず 、道路 上を行 き交 って いる在 来型 の用件 を
め ら れ る こ と と な る。 道 路 は こ の よ う な ア ン テ ナ
奥 深 い内容を 秘 め て いる こと とな る。
も った往来 が少な くな る ことを意 味 し て いる。 そ
な らび にア ンテナと基 地局を 結 ぶ通 信 回線 の基 盤
夢 が かな え ら れ るような気 がし てならな い。
二 一世紀 は道路 関係 者 の知恵 と努 力で 私 ども の
のた め にも、当 の道路 自 体 が、 この時代 の流 れを
癈
鰹胄 也に つ い
宣 ≦ き盟 霄 盟 ﹃證コ
(
ARTS約
g o計 宮8 のく
涙鬮代週騰嚢週ジステ曲
代 の新 たな道路交 通 シ ステ ムに ついて の研究 開発
的 な共通 の課題で あ り、 世界各国 にお いても次 世
るため の人と車と道路 の 一体 的 システ ムを構 成 し、
上、環 境 の改善 な どと し てと ら え、 これを 実 現す
ズ を安 全性 の向上、輸 送効 率 の向上、快適性 の向
は
松井ハ
が進 めら れ て いる。 道路 と自動車 と は互 いに密 接
より よ い道路 交 通を実 現す るた め のも のと し て提
建設省道路局企画課道路環境対策室沿道環境専門官
今 日、 自動車 は社会 経済 活動 や 日常 生活 にお い
な関係 にあ り 一体 の シ ステ ムと し て機能 され る こ
案 さ れ て い る。
はじめに
てな く てはな らな いも のとな って いる。今後 も自
と により道路交 通を 取 りま く様 々な 課題 を解決 す
A RTS は、道路 と自動車 が 一体とな り、 自動
動車 交通 は、 そ の特 性 からますま す進 展す る こと
こ こで は 、 こ れ か ら の道 路 整 備 に お い て 重 要 な
車運転 に係 わ る労 力 を軽減 す る こと により、高齢
る こと が 可 能 と 考 え ら れ て い る。
テー マとな る道路 と自動車 のイ ンテリジ ェント化
者 や身障者 も含 めた全 ての人 々が安全 ・快適 ・効
が 予 想 さ れ て い る。 し か し な が ら 、 一方 で は 、 環
境、 エネ ルギ ー、交 通事故 、渋滞 と い った課題 へ
次 世代 道 路交 通 シ ステ ム>会 費RM
を 推 進 す る「
Oの△
率的 に移動で き、 か つ環境 と調和 した道路 利用を
A R TSの目的
の対応 が求 めら れ ており、 これら に総合 的 に取 り
5口 の添 付日の」 に つ い て 紹 介 す
刃opa 一馬 湯 もoき斜[
対す る運転補助あ る いは自動運転 の実 現 によ る、
高齢 者 ・身障 者 ・長距 離業 務ド ライ バー等 に
①道路利用者の負担軽減
実 現 さ せ る ことを 目的とす る。
1
組 む こと が 必 要 と な って い る 。 こ の よ う な 中 で 、
る%
A R TSは、 道路交 通 に求 めら れ る様 々な ニー
ARTS)
一 次世代道路交通システム(
の概要
新技術 や情報 ・電 子技術 の進展 は著 し いも のがあ
り、 これら の先進技 術を 用 いた道路 と自動 車 の 一
体 と な った シ ステ ム の実 現 が 可 能 にな り つ つあ り 、
次世代 道路 交 通 システ ムと し て現在 研究 が進 めら
れ て いる。
ま た、道路 交通 に関す る これら の課題 は、世界
負担 の少な い、簡単で楽 し い運 転 の実現。ま た、
テ ム」 等 が あ るo
ら れ て いる。
の
第 二 ス テ ップ ⋮ワ ー ニ ング 十 自 動 制 御
況 ・道路 状況警 戒 システ ム、事 故 通報 シ ステ ムと
この実 現 には道路 と自動車 の間で リ ア ルタイ ム
第 三 ス テ ップ ⋮フ ルオ ー ト
第 一ステ ップ "ワ ー ニ ング
歩行 ・自転車 利 用 に適 した経路案 内 や身障 者 ・
道路 安全 シ ステ ムは、路 外逸 脱警 告 (
防止 ) シ
い った 個 別 シ ス テ ムが あ る。 こ れ ら の個 別 シ ス テ
の通 信 が 必 要 と な る が 、 第 一ス テ ップ の ワ ー ニ ン
道 路安 全 シ ステ ム (A H S S)
高齢 者 の移動 の支 援 。
ワー ニング 十自動 操舵
他 車 の動 き等 の走行環境情報 の提供 や危 険警
告、 さら には制御等 によ る交通事 故 の減 少。ま
ムの機能 は、次 のよう な三段 階 の ステ ップで考 え
②安全性の向上
ステ ム、 衝突危 険警 告 (
防止) シ ステ ム、路 面状
“次世代道 路交通 システムA R 雫ぎ
の体系図
た過積載 や危 険物等 の管 理 によ る重大事 故 の防
止。
③交通 の円滑 性 の確保
「自動運転 システム
三田
癖豪
壺
霞
塵砕 詳
幸二三
三
爽霰開講亭
l
一増
二
二言
≠
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言
三
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二
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量
三戸
セ
÷
こそ言
言」
-ー
自動車 旅 行 の最 適時 間帯 や経路 に関す る情 報
提供 によ る渋滞 の軽減 。
④ 道路 利用 の効 率性 の向 上
道路 交 通情 報等 の提供 によ る公共交 通 や立 地
選択も含 めた物流活動 の最 適化 。ま た、 コンボ
イや新物流 システ ム等 の高密度連行 の実現支援。
般
翌
日
⑤環境 の改善
交 通 の円滑性 向上 や道路 利 用 の効率性向 上 に
A R TS の具体 化
よ る環 境 への寄与 。
2
二重鬮
二‐東両 ID 技術など‐
- 一----- - --一
一---一
ARTSを構成す る要素とし ては、安全性 の向上
A R T S イ メ ー ジ図
のた め 「
道 路 安 全 シ ステ ム (
>身 P目 盛
A HS S ⋮
"
国沿け鶏田て # 棺町 の添付日)
」 と輸 送 効率 の向上 の
た め の 「輸 送 効 率 化 シ ス テ ム (A T E S
>Qくき o
a 弓尺“ 忍 oさ 団薄目お目 で の添 付日 )」、 さ
ら に、快 適性向 上 のた め の 「
高 付加価値情 報 シ ス
音
響÷三豊聖 =三豊一事三
亘三軒寸喜子転 三詳
雲二
言
垂幸二ニニ‐ニニ シ 言
祷鰺蓼幸吉三≧嚼脅
,癇
三
省
雪
三一… …
諸
髻 二三
望
三 -一三=誓二害
二==ふれ母
一
- -≧
一
輻輳巨頭醍 醐痿実)聖霊三豊ニニ三三三 運 =嵩
る ことで 、有効 な運転 補助 機能 を発揮す るも ので
な いカーブ の存 在 を伝 え たり、路 面凍 結 を知 ら せ
グ の レベ ルに お い て も 、 ド ラ イ バ ー に 対 し て 見 え
探 しで無 駄な時 間を費 やす こともな くな ると考 え
この シ ステ ムの 一環 と し て考 え ら れ、空 き駐車場
供で き るよう にな る。 ま た、 駐車場情報 の充実も
い経路 を選択で き るな ど付加価値 の高 い情報 を提
いま や、 世界的 な関 心をあ っめ ており、 日 ・米 ・
次 世代 の道路 交通 システ ムの開発 に ついては、
二 海外における取り組 み
あ る。
欧を中 心 に世界各 国で国家的 プ ロジ ェクト とし て
輸 送 効 率 化 シ ス テ ム (A T E S)
ら れ る。
②
両 にID番 号を 付 したりす る こと により、個 別 の
シ ス テ ムな ど の シ ス テ ムが あ る 。 道 路 上 を 走 る車
ト ラ ック ・バ ス連行管 理 シ ステ ム、自動 料金徴 収
八年 の春 に予定 さ れ て いる。VICSは建 設省、
警
つなが る第 一段 階と し てVICS の実 用化 が平成
る と こ ろ で あ る が 、 こ れ ら の シ ス テ ム の実 用 化 に
要素 シ ステ ムと し て鋭意研究 開発 が進 めら れ て い
① から③ の シ ステ ムは今後 のA RTSを支 え る
信 書瀦け尋鰻での添付Bの) が 盛 り 込 ま れ、 「高 度 道
で成立し、この中 にIVHS計画 Q三豊 淹の已 <①
甘o-
一年 一二月に「
総合陸上輸送効率化法」
が大統領署名
〇年設立以来本格的 に研究が開始されて いる。一九九
<書の DBのコnPが官 民学 の メ ンバ ー によ り 一九 九
研究 開発 が進 めら れ て いる。
車両 位 置 の把握 や最 適経路 の指 示、 さら には個 別
察庁 、
道路 交通情 報 システ ムの
郵 政省 が協力 し て、
路交 通情 報 シ ステ ム」、 「
高度道路交 通管 理 シ ステ
V - C S の進 展
メ ッセージ 通信 な ど が可能 にな る。ま た、料金 の
高 度 化 の た め、道 路 交 通 情 報 通 信 シ ス テ ム
ム」、 「
商 用車両 連行管 理 シ ステ ム」、 「
自動 車両 制
燭
自動支払 いにより、道路 の効 率的 利 用や輸送 の効
(
くの町n布 甘 怜
5口 oo
5b の誘 お日)
g 日P[
日白目 一
目[
、「
御 (
自動 運転) シ ステ ム」
高度複合 公 共輸 送機
輸 送効 率化 シ ステ ムには、高密 度 運行 シ ステ ム、
率化 が促進 され ると考 えら れ る。
とし てそ の実 現を図 る こと とな り、 平成 三年 一〇
関 シ ステ ム」 の五 分 野で 研究 が進 めら れ て いる。
アメリ カ の状 況
道路 を介 した車両相互 の結合 により、車 両感覚 を
月 に民間企業 によ るVICS推進 協議 会 が スタ i
し いメデ ィアから、 デジ タ ル化 された道路交通 に
V I C S は 、 ビ ー コ ン、 F M 多 重 、 と い った 新
US
九 八六年 にプ ロメテウ ス計画 (
P ROM E T HE
ヨ ー ロ ッパ で は 、 車 メ ー カ ー が 中 心 に な って 一
ヨー ロ ッパ の状 況
関す る情 報 (
道路 網、 道路構 造、渋滞、 工事、 規
国濁すゅ著 □冲行おロoて槌DACロせ「ゅnのAのロ言 Qの弘 脾も
方
⑨
小 さく し か つ安 全性 も確保 された 「
高密 度連 行 シ
トした。
こ の シ ス テ ム に お いて は 機 能 が 高 度 化 す れば 、
ステ ム」 の実 現が 可能 とな り、 さら には、物流 交
③ 高付加価値情報システム等
制、駐車場 状況)等 を車載 のナビゲ ー シ ョン装 置
を スタ ート さ せた。 この計画で は、自動車 の効 率
通 の自動 化、無 人化を 目指す新 物流 シ ステ ムの構
ド ライバーが必要とす るあ りとあら ゆる情 報を、
に伝 送 し文字 、画像 、音声で 知 ら せる こと により、
と安全性 を高 め るた め に車両側 の先端 技術 開発 を
こ の シ ス テ ム が よ り 高 度 化 す る こ と に よ って A
利便性 、環境 への影響 の五項 目 に ついて車両 を中
築 も 可能 とな る。
自動 車 の中 だ けで な く、家庭 や事業 所 と い った自
ド ラ イ バ ー の運 転 に役 立 て る シ ス テ ムで あ る 。
適経路 案内 システ ムで は、経路 上 のあ ら ゆる情報
R T S の シ ス テ ム に つな が って いく も の と 考 え ら
心と した研究 が進 めら れ て いる。 これと は別 に、
"℃5 凶が]
拝一
B“
曰 ① げ 「 鎚 切に「obのゅ□ ↓尺D踰行 者三
動車 に乗 る前 にも把握で き る シ ステ ムで あ る。最
を 用 いて、 目的 地まで の最 短時 間経路 や最短 距離
れ る。
目標 とし ており、特 に、安全性 、経 済性、効 率化 、
経路 を はじ め、旅 行時 には季節 によ って景色 のよ
翳 れE 参
を こぎ
テ
を噂な
与 肩“を八
ン
れ弘貯そ
を〆
を′〆\〆
帷三
毒さ メ
⋮□の曲 0著 ①△
EC委員会 が提 示 し、 政府主 導で ド ラ
イ ブ 計 画 (D R I V E
最 も重要 な課題 の 一つであ り、 関係 機 関 や官 民 の
協力 のもと積極的 に押 し進 め る必要 があ る。
これら の課題 を解 決 す る次 世代 交 通 システ ムの実
道路交通を 取りまく状況 は厳し いも のがあ るが、
の鑓封町 自 国□「o□①) が イ ン フ ラ の充 実
現 に対す る期 待 は多大な も のがあ る。
]
力“
<のけ岫
omQ H]□精一
」
門田の汁
門にn[に門の [ON 」
0一
の
によ って道路 交通 の安全性効率 の向 上
一九 九 三年 七月 の日米包 括協議
を 図 ろうと いう 目的で 進 められて いる。
③
で I VHS に関す る研究 の協 力 を 日米
共 同声 明で決定 し て いるo
@ 次世代 道路 交 通 シ ステ ムに関す
る世界会議 が 一九九 四年 パリ、 一九九
五年横 浜で 開催す ることとな って いる。
おわりに
次世代道路交通 システムA RTSは、
平成五年 一一月 に道路 審議会 基本 政策
部会 小委員会 で そ のグ ラ ンド デザ イ ン
が 示 さ れ た と こ ろ で あ る。
A R T S の イ メ ージ や コ ン セプ ト を
明確 に言 い表 す には、未 だ時 間 が必要
で あ るが、 この分 野で の基礎 的研究 開
発 も鋭意推 進 され ており、 これら の研
究成 果 が出 る に従 って コンセプトも よ
り具 体的 にな って いくも のと考 え て い
る 。 いず れ に し て も 、 こ の 分 野 の 研 究
開発 は、 これ から の道路 行 政 にと って
94 ,8
道行セ
ノβ
多,再
度」
、」る^ レを“ころ,
世 界 で進 む次世代の道路交 通システム関連 プロジェ ク ト
週圓嚢週情報ジステ▲ ^
︾1◎鰯)
はじめに
現在、道路交 通 は自動 車 の持 つパ ー ソナ ル性等
一 道路交通をとりまく状況
これら の問題 や利 用者 の ニーズ に対応 す るため
溝霊
地
現 在 、 ヨー ロ ッパ に お け る プ ロメ テ ウ ス計 画 、
の優 れた特 性 により、 人 々の生活 基盤 と し て重要
には、量的 な道路 及び道路 関連 施 設 の整備 を進 め
建設省道路局道路交通管 理課道路交通情報係長
ド ライブ 計画 、 ア メリ カ におけ るIVHS計画な
な位 置を占 め るよう にな ってき て いる。 また、 戸
ると とも に、 道路 の利 用 の効 率を高 め るな ど の ソ
特 罐脱
ど世界各 国で 次 世代 道路交 通 シ ステ ムの開発 が進
口性 や随 時 性 に優 れた物流基 盤 と し て、 我が国 の
図 る必要 があ る。
と車 と道路 が 一体 とな って道路交 通 の質的 向上を
二 新しいシステムの必要性と技術的
可能性
めら れ て いる。 そ れぞれ の計 画 は、道路 と車 を イ
フト な 対 応 が 求 め ら れ て お り 、 こ の た め に は 、 人
し かし、同時 に交通事 故 の増 大 、交通 渋滞 の拡
社会 ・経済 の発 展 に寄与 し てき た。
輸 送効 率 ・利便 性 の向 上、環境 への配慮 を達 成 し
大 、環境悪化等 の問題 が顕 著化 し ており、早急 な
進展 は めざ ま し いも のがあ り、 人 と車 と道路 が 一
ようとす るも ので あ る。同様 に、 日本で も建 設省
ま た、社会 の発 展 に伴 い道路 交 通情報 に対す る
体化 した シ ステ ムを実 現 させ る技 術的 可能 性が高
一方 、近年 の エ レクト ロ ニク ス等 の技術革 新 の
利 用者 の ニーズ は高度 化 ・多様 化 し てき ており、
ま って い る 。
対応 が必要 と な って いるo
道路側 で は情報 板 や道路情報 タ ー ミナ ルなど道路
>△ぷ boa 力oPA 弓経 口の自 警鑓[
5口 の添 付日の) を 提
このA R TSを支 え る技術 の 一つが道路交通情
交通情報 シ ステ ムの高度化 が進 められ ており、今
案 し て いる。
報 通 信 シ ス テ ム (V I C S ⋮<の雷鳥の甘 窓 門日 程 5口
後 も 一層 高度 な情報 提供 が求 めら れ て いる。
全国 に及 ぶデジ タ ル道路 地図情報 シ ステ ムが完成
ま た、世界 にさき が け て我 が国で はすで に日本
谷 6O日 目目 容P[
5口の添 什
①日 ) で あ る。
に お いて、 次 世 代 道 路 交 通 シ ステ ム (
ARTS ⋮
ンテリジ ェント化す る ことで 、安 全性 ・経済 性 ・
学
p
わ せ る こと に よ って、 精 度 の高 いナ ビ ゲ ー シ ョ ン
⋮
ミ
し て お り 、 こ の シ ス テ ムと G P S 衛 星 の 電 波 と を
分分
システ ムを構築 す る こと が可能 とな る のであ る。
袋
組 み合 わ せ て車 の現在 位 置を表 示で き るナビゲ ー
シ ョン装 置 が現在約 四〇万 台 も の車 に搭 載 され て
おり、 さら に平 成 六年度中 に約 三0 -四 〇万台 の
普 及 が見込ま れ て いるo
三 Vー・
CSとは
建設省、警 察庁、 郵 政省 はそ れぞ れ協力 し て、
電波 を利 用した道路 交通情 報 メデ ィア に ついて、
そ れぞれ の特 性を活 かし つつ調和 した発 展を 図 る
た め、道路交通情報 通信 シ ステ ム (
VIC S) と
し てそ の実 現を 図 る こと と した。 さら にVICS
の実 現 に向 け て、 民 間企業等 によ る道路交 通情報
通信 システ ム (
VICS)推進協議 会 が平 成 三年
一〇月 に発 足 し、 シ ステ ムの早期実 用化、事 業化
を 図 る 活 動 を 行 って い る 。
VICSと は、ド ライ バーが車 の中で 欲 し い情
報 を リ ア ルタ イ ム に 知 る こと ので き る シ ス テ ムで
あ る。 現在 、ド ライバ ーは情報 板 、路側 通信等 で
情報 を知 る ことがで き るが、提 供で き る情報 の量
に は 限 界 が あ る。 し か し 、 V I C S は 、 電 波 を 用
いて大 量 の情報 を デジ タ ルデ ータ通信 により車 載
機 に提供 す る ことで 、渋滞情報 、事 故情報 、交 通
規 制情報 、旅行時 間情 報等 、欲 し い情報 をリ ア ル
タ イ ムで 得 る こと が で き る シ ス テ ムで あ る 。 さ ら
に 、 こ の シ ス テ ムを ナ ビ ゲ ー シ ョ ン装 置 と 組 み合
四 VICSシステムの概要
VICS の シ ステ ムは、道路 交 通情 報 を体系的
に収集 す る 「
情 報 収集 」、 収集 さ れ た情 報 を伝 送
効率 が よく使 いやす い形 に処 理 ・編集 す る 「
情報
、 そ の情 報 を ユーザ ー に伝 送 る
処 理 ・編 集 」
す
「
情報 提供」 及び 提供 された情 報 を 目的 に沿 って
利 用す る 「
情 報 活 用 」 の 四 つの シ ス テ ム に よ って
構 成 さ れ て い るo
道路管 理者及び 公安委員会 の収集 した そ れぞれ
の情報 は、節 日本 道路交 通情 報 セ ンタ ーで 一元化
された後 、VICS センタ ー (
仮称)で情 報 処 理 ・
編 集 が 行 わ れ 、 各 メ デ ィ ア セ ン タ ー に 送 ら れ る。
情 報 を 提 供 す る メ デ ィ ア に つ い て は 、 ビ ー コ ン方
式 と FM多重方 式 があ り、ま た、 ビ ー コン方 式 に
ついては、道路 管 理者 が設置す る電波方 式と 公安
委員会 が設置す る赤外線方 式とがあ る。 各 メデ ィ
ア にはそ れ ぞれ特 性 に違 いがあり、 各 メデ ィアで
総合 的 に シ ステ ムを構築 す ることで 、最 適な情報
提 供 を行 おうとす るも ので あ る。
を
㈱日本造路交通偕報 “,夕-
公安委員会 ・選 管理者
等
ーー」
渋事 工
綜故事
二・
纈鬱
嘉
鑓
蟹
⋮前
⋮奴 要
霊
もプ ⋮
、
I
供ス 提シ⋮
報ブ -
鯛 ス⋮
・シ ・
好
僞管
鰹
* 1 注) テレターミナルは双方向メ ディアとし、 V IC Sにおいて双方向ニー ズが確認された後、 本格的な実用化検討を実施
V IC S の システム概要
おわりに
昨 年 の 一 一月 に 「公 開 デ モ ン スト レー シ ョ ン実
験」 を行 い、実 用化 のため の技 術的 可能 性 が確 認
さ れ た と と も に 、 多 く の人 々 に V I C S の 一層 の
理解 を得 る こと がで きた。
今後 、 イ ンフラ及び システ ムの整備 、所 用 の手
続 き等 を経 て、平 成 八年春 のサ ービ スを 目標 に鋭
意検 討を行 って いるo
車で 移動中 車 の中 で、 この先 の道路交 通 状況 が
どうな って いるか、 ま るで 空 の上 から道路交通 の
流 れを 見渡 しな が ら運転で き るよう な快 適 なド ラ
イ ブ の実 現 が 目 の前 に 迫 って い る 。
. ・
建設省道路局有料道路課課長補佐
加藤恒大郎
螂 ノンストップ自動料衾徴収システムについて
特
路 におけ る料金 の支 払方法 に ついては、多様 な支
これまで、 我 が国 の高 速自動 車国 道等 の有 料道
テナ の間で 通信 を行 う こと により、前 払 い (
プリ
両 に装着 された車 載 器と料 金所 に設置 されたア ン
ノ ンスト ップ自動 料金徴 収 シ ステ ムは、通行車
金 の徴 収 ミ スや不正利用 の生 じ難 い高 い確実 性、
幅広 く利用可能 な高 い利便 性、 サ ービ ス性、② 料
者、 日常 的 利 用者 から非 日常的 利 用者 まで誰 も が
で の供給等 に対応 した、 大 ロ利 用者 から小 口利 用
プリ ペイド ・
ク レジ ット等 の多様 な支 払い、低 価 格
払方 法 に対応 す るた め、 ハイウ ェイ カード の導 入
ペ イ ) 方 式 あ る いは 後 払 い (ク レジ ット ) 方 式 に
セキ ュリ テ ィー等 が求 めら れ る。
乍 ノンストップ自動料金徴収システムの概要
及び 共 通化、 ク レジ ット カード の導 入等 の取 り組
より有 料道路 の料 金支 払 いを自動 的 に行う シ ステ
はじ め に
み が な さ れ て き て いる。
海 外 に お い て は、 ア メ リ カ 、 イ タ リ ア、 ノ ル
ノ ンスト ップ自動 料金徴 収 システ ムを主 要 課題 の
六月 に策 定 した 「
道路 技術五箇 年 計画」にお いて、
このた め、建 設省道路 局 にお いては、 平成 五年
解消 及び 利 用者 へのサ ービ ス向 上、② 近年 の経済
ウ ェー等 の国 々にお いて既 に 一部 の有 料道路 で導
一つと し て位置付 け、 早期導 入 に向 け て積極 的 に
ムで あ る 。
社会 のキ ャ ッシ ュレス化 に対応 した利 用者 への 一
入 さ れ て い る ほ か、 イ ギ リ ス、 ド イ ツ等 の 国 々 に
今後 は、① ノ ン スト ップ化 によ る料金 所 渋滞 の
層 のサービ ス向 上、③ 料金徴 収業務 の自動化 によ
シ ステ ム ・仕様 の研究 開発を進 め る こと と し てお
験運 用を行 う予定で あ る。
り、 平成 八年度 内 には 一部 の有 料道路 にお いて試
お いて研究 開発 、導 入計画 が進 められ て いる。
ステ ムに ついては、① 各 種有 料 道路 で の共通 利 用
我 が国 に導 入す る ノ ン スト ップ自動 料金徴 収 シ
2 研究開発の推進
る管 理 コスト の低減 、 と い った課題 に対応 す るた
め、有 料道路 の料金 所 にお いて 一旦停 止す る こと
なく自動的 に料金 の支払 いが出来 る ノン スト ップ
自動 料金徴 収 シ ステ ムを 早期 に導 入す る こと が望
ま れ る。
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癈 高速週隧◎情報システ箋
日本道路公団保全交通部交通対策課
一 高速道路の現況
て いる。 この計画 の推進 の結果、交通事 故 死亡者
からな って いるが、 より よ い走行 環境 の確保 のた
はじめに
道路 交 通情報 提供 に関す る話題 とし て、交通事
数 は平成 四年 は対前 年比で 六三人減、 平成 五年 に
お いても三五五人 と対前 年 同数 とな った。 この こ
め道路交通情報提供施設 の整備も対策 の 一つとな っ
我が国 の高 速道路 は、名神 高速道路 開通 以来着
故及び交通渋滞等 の発 生 の状況 に ついて紹介す る。
実 に整備 が進 めら れ、J H日本 道路 公団 が管 理す
る高 速道路 の延長 は、平成 六年 四月末 には五、 五
経済活動 のみな らず 日常 生活 にお いても重要 な役
五 ○ 如とな っており、高 速道路 は、我 が国 の社会
度 に約 三四 〇万台 を越 え、 そ の平均利 用距離 は約
高 速道路 の 一日 の平均 利 用交 通量 は、平成 五年
のた め、 平成 三年 度 を初年度 と した 「
高 速自動車
には 四 一八八 に達 し憂慮 す べき事 態 とな った。 こ
和 六三年 以降 は死 亡者 が急増 し ており、平成 三年
六〇年代 に入 って から伸び が顕 著 にな り、特 に昭
高速道路 の交 通事 故 発 生件 数等 の推移 は、 昭和
平成 五年 には約 二万 七千 回 に及 んで いる。渋滞 の
高 速道路 の交 通 渋滞 回数 は年 々増加 し ており、
= 交通渋滞 (
図2参照)
と か ら 近 年 に お け る増 加 に 一応 の歯 止 め が か か っ
割を担 って いると いえ る。J H日本 道路 公団で は、
国道等 におけ る交 通安 全対策 に関す る五箇年 間 の
発 生原 因は、交通集 中 渋滞 が約 七四%で 、 工事 渋
交通事故 に ついて (
図 1参 照)
高 速道路 を安全、円滑 、快適 に利 用し て頂く た め、
事業 計画」 を策 定 し、交 通安 全対策 を推 し進 め て
滞 と事 故 渋滞 が それ ぞれ約 一三% とな って いる。
1
道路交 通情報 シ ステ ムを構 築 し て いる。 以下、本
いる。 この計 画 は、① 走行 条件 の改善 、② 安全性
交 通渋滞 を早期 に改善 し、機能 回復 を 図 るた め従
七 四 如 に達 し て い る。
稿で は情 報 システ ムの現況と最 近 の取 り組 み に つ
の向 上、③ より よ い走行 環境 の確保 の三 つの施策
2
交通 渋滞 に ついて
たと 思慮 され る。
い て 紹 介 す る。
鱒
灘拗
人
鰡
勘
鰡
0
5
剱
0
0
副
⋮
話
緘
35o7
3 297
,竺3733
工事規制 (
図3参照)
昭和63年 平成元年 平成 2 年 平成 3 年 平成 4 年 平成 5 年
高速道路 の通行止 め の回数 は、平成五年 は約 「
③ 通行止め
傾向 にあ る。
の導 入等 によ っで伸 び を抑制 し て いるた め横ば い
主 な高 速道路 における工事 規 制回数 は集 中 工事
②
総
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------------,23591 ---一.
2l204
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箋
箋
昭和
締鰐
⋮
事故件数
事故率
このプ ログ ラ ムの中 で 、交通集 中、 工事及び事
交通渋滞の発生件数の推移
図2
鰤
勘
即
00
05
00
05
00
桝即3
0
5 死亡者数
22
11
やイ ンタ ーチ ェンジ の流 出車線 の二車線 化 、 料金
故 によ る渋滞 の緩和 ・解消 、及び 渋滞 時 のお客様
のイ ライ ラ の解消等 のた め道路交 通情報 の的 確 な
所ブ ー スの増 設、接続 道路 の取付部 の立体交差 化
区割 事故渋滞
巨蕁 工事濃帯
虹囮 交通集中渋滞
提供 を行 う ことと し て いる。
に策 定 し推進 し て いる。
高速道路の事故発生状況推移
図 1
な ど の交 通渋滞 対策 に ついて抜本的 な見直 しを行
ぃ、平成 五年度 に 「
渋滞対策 プ ログ ラ ム」 を新 た
来 より進 め て いるネ ット ワー ク の整備 、本線 拡幅
(注) 1 , 事故率は、 l 億台キロ当たりの事故件数を示す
を
集中工事 日数
饑
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H⋮
H
1
1
“H
s
、規
名線
鎚 名 制
名神、 中央道、 関越道、 東北道
- - -
様 に提 供す るとと も に障害事 象 の早急 な排除等 道
“
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.
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・
︲
これらを 阻害 す る のが降雨、濃霧 、積雪 な ど の気
サ ー ビ ス エリ ア ・パ ー キ ング エリ ア の 改 善 ・充 実
路 機能 の復 旧措置を講 じ、 迅速な交 通確保 を 図 る
* *
象 状況 の悪化 、交通事 故等 の交通障害 の発 生 な ど
八 〇〇回とな って いる。通行 止 め の原 因 は、 工事
のほか、路 面管 理及び道路 交通情 報提供 の充実 に
で あ る。 これら の交 通障害事 象 が発 生 した場合 に
は、障害事 象 に関す る情 報 を 迅速 か っ正確 にお客
によ るも のが約 五% 、交 通事 故 及び気 象 現象 によ
高 速道路 の管 理は、主 に交 通 の安全性 の向 上、
円滑性 の保持、快 適性 の向 上を図 る ことであ るが、
備 を進 め て いると ころで あ る。
や地域特性 を加 味 した整備 計画 の策 定を行 い、 整
た め の道路交 通情報 シ ステ ムに ついて、交 通 状況
この障 害事 象等 に関す る情 報 の収集及び 提供 の
こと と し て い る。
な って い る。
お客 様 の ご意 見 (
図4参照)
三 道路交通情報シ ステム
関 す る こ と が 多 い。
工事規制回数
お客様のご意見 (平成 5年度)
図4
- - - - " " ⋮ - - -
----------‐
:‐---- ::
東 車
------------------‐」--
---------------‐-----
るも のが そ れぞれ約 四 一%、 そ の他 が約 一三% と
幼
匡副 集中工事日数
22 ,179 ------ ------‐
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…上 --.--‐
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平成 五年度 に道路 モ ニタ ー から頂 いた意 見 は、
94.8
達
宝行セ
26
工事交通規制回数の推移
図3
工事規制回数
ー
情報 収集 シ ステム
高 速道路 上 の交 通情報 は、各種 の収集 系 を通 じ
リ ア ルタイ ムに交通 管制室 に伝達 され る。
① 車両感知器
約 二如間隔で設置 された車両感知 器 により、
大 型、小 型 の車種 判別、交 通量 及び 速度 が計
測で き る。
キ ング エリアなどで 得られた道路 交通状況 は、
業務 用電 話等 を通 じ て交通 管制室 に連絡 さ れ
る%
⑦ 気象協会
気象 協会 からは、 フ ァク シミリなど の通信
メデ ィアを介 し交 通管 制室 に情 報 が入 る。
②
提供 す る。
ハイウ エイ ラジ オ
重交 通区 間、 渋滞 多発 区 間及び 経路 選択箇
所、気 象急 変 区 間 の上流 な ど に、約 三 緬の範
囲 にわ た って設置 し て いる。交 通障害 、交 通
規制 、交 通 渋滞な ど の情報 を 二四時 間体制で
五分毎 に更新 し提供 し て いる。
ハイ ウ エイ テ レホ ン
出発前 に入手 可能な情 報 とし て、 ハイウ エ
③
東名 高速道路 な どで は、情報 処 理 の自動化 及び
イ ラジ オ の内容 を ア レンジ し、 一般 加 入電 話
情報処 理 シ ステム
約 二時 間毎 の巡 回 によ って高 速道路 上で発
効 率化 を目的 にイ ベ ント制御 が行 わ れ て いる。 イ
から 二四時 間聞 く こと がで き る。
2
生する交通障害事象を発見し自動車無線で交
ベ ント制御 と は、管 制員 が情 報 収集 シ ステ ムによ
② 交 通管 理巡 回車
通管制室 に報 告 す る。 J H業 務 用車 両 、維持
り入 る情 報 を基 に発 生事 象 の時 刻、 地点 、原 因、
高 速道路 利用者 の高度化 、 多様 化 した情報
ハイウ エイ情報 夕 i ミナ ル
作 業 車、高速警 察 隊巡 回車 にお いても情報 を
現況 な どを C RT画 面を使 って入力す れば、 コン
ニーズ に応 え るととも に、道路交 通 の効率化
パネ ルな ど にカ ラー表 示 され何 がど こで発 生 し て
シ ョ ンパ ネ ル、 ハイ ウ ェイ テ レビ 、ビ デ オ テ ッ
行き先別経路案内等各種 の情報をイ ンフォメー
④
収 集 し て い るo
ビ ュi夕が情 報 提供す る必要 のあ る位 置、表 示項
③ 非常電話
の た め 、 高 速 道 路 の パ ー キ ング エリ ア 、 サ ー
い る か が 一目 で わ か る よ う にな って い る 。 ま た 、
ク スと い った ニ ュー メ デ ィ ア を 活 用 し て提 供
ビ ス エリ ア に お いて 、道 路 交 通 情 報 を は じ め 、
同時 に ハイウ ェイ ラジ オなど の他 の情報 提供 シ ス
あ る。
・お客様 は、走行中 で はなく静止状態 のた
め、高度で大 量 な情 報を 理解 す る余 裕 が
ので 、 効率的 な情報 提供 が可能で あ る。
・サ ー ビ ス エリ ア に は 多 く の 人 が 立 ち 寄 る
そ の特色 は、
し て い る。
情報 提供 シ ステ ム
交 通状況 、気 象 状況 、所要時 間などを表 示 し
高速道路 の入 ロあ る いは本線 IC部 などで
① 可変式情報板
情 報 提供 は、各種提供機 器 により行 われ る。
3
テ ム に オ ン ラ イ ン情 報 と し て転 送 さ れ る 。
情報処 理さ れた内容 は、管 制室 のグ ラ フィ ック
目な どを自動 的 に処 理、 制御 す る方 式で あ る。
高速道路路 肩 に約 一如間隔で 設置 さ れ てお
り、事 故等 当事 者 から の連絡 が直 接交 通管制
室 に 入 る。
④ 交 通 監 視 用I T V
ト ンネ ル内 、 ジ ャ ン ク シ ョ ン部 及 び 面 的 な
交通 状況 の把握 が必要 な箇 所 に、 視覚情 報 収
集 の た め 設 置 し て いる。
⑤ 気象観測装置
路線沿 いに設置 された気象観測装置 により
気象情報 が逐次管 理事務所 に自動転送 され る。
⑥ 管理事務所 ・料金所等
管 理事務所 ・料金所、サービ ス エリ ア、パ
・そ のた め、詳 細な道路交通情報 と道路 案
内情 報 の提 供 が 可能 と な る。
・ 一方的 な提供 だ けで な くリ ク エストも可
三 情報提供 の計画
道路 交 通情 報 の提供 は、 安全 ・円滑 ・快 適 な交
通 の確保 の上で 極 め て重要で あ る。 より多く の情
報 を タイ ムリ ー に詳細 に提供 す るた め の道路 交 通
情 報 の収集 ・提供 設備 の充実 には、光通 信網 の整
備 に よ る と こ ろ が 大 き い。 し た が って 、「
情 報 ハイ
ウ ェイ構想」 を基 に光通 信網 の整備 を進 め て いる
と こ ろ で あ るo
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ま た、 より高度 な情 報 提 供 システ ムと し て、 平
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中央処理装置
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團東京第一管理局
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図5
能 とな る。
イ ンフォメーショ ンパネル
情
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報 収
非常苅話
無線
報 交
換=情
報 処
隣接する公団管
の交通管制
首都高達道路公
阪神高速道路公
建設省地方建設
公団管 理局
供-
l現 場 処 理i
サービスエリア
(道路案内所等)
パーキングエリア
日本道路
交通情報
センター
急
報提供メディア
・イウェイラジオ
トンネル内放送
出
朝
レッカー業者
線観測桧器
報 提
出動
電話指令
両感知器
ケー
ブル
I情
消防・
救急
情報収集
情報交換
通管制センタ
日本気象協会
理l
郷
船
団交通管理
トロールカー
情
l
′イ
・ ウヱイ情報ターミナル
ノ・イウェイテレホン
お知 らせ 板野
ビ ラ 配 布
記 者 発 表
道路バトロー
週路設備像
車 摂 取
雪 氷 対
維持、 消
雪氷対策員
オン
ライ
交 通 親
事 故 処
交 通 整
出動
纖]
出動
雪 氷 偉
補 修作業
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図6
高速道路の交通管理体制と情報の流れ
欽鞄趨斡譲甚制轉海
梵攪拠秘
S ) の整 備 を 図 る こと と し て い る 。
成 六年度 から道路 交 通情報 通信 シ ステ ム (
VIC
とす る新し い情 報 システ ムを構 築す ること により、
能 な光 フ ァイ バ ーケーブ ルを敷 設 し、 これを基 盤
路 ネ ット ワー ク に、大量 の情 報 を長距 離 に伝 送 可
路管 理業務 の高度化 、 通行券 の高 速 ・集 中 処 理な
応 した道路交 通情 報 の収集 ・提 供 の充実 な ど の道
は、 道路 利用者 の多様化 ・高度 化 した ニーズ に対
に
点
重
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域
地化
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重整
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通増 道予
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1故 上送 S図画な経 やは報
(
事路 放 う線 ビ細短部で情
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一通表
ワや形
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ョ板
シ報
ク情
ン形
ャ図
ジン
情
道 路交通情報 通信 シ ステ ム (V ICS)
トを 選択 す ること が可能 とな る。
イ ムで提供 される道路交通情報で渋滞を避 ける ルー
る。 ド ラ イ バ ー は 、 こ の シ ス テ ム に よ り リ ア ルタ
に応 じ提供 す るテ レタ ー ミナ ル等 が考 え ら れ て い
報 を 一括 し て提供 す るFM多 重、 ユーザ ー の要 望
に異な る必要 な情報 を き め細 かく提供す るビ ー コ
ン、 い つで も、 ど こで も活 用で き るよう 大量 の情
ド ライバ ー への情 報 提供 メデ ィアは、 走行 地点毎
路交通情 報をリア ルタイ ムで提供す るも のであ る。
ド ライ バー にわ かるよう、旅 行時間、 渋滞等 の道
道路 交 通情報 通信 シ ステ ムは、道路交通 状況 が
2
と、 より適 切な道路 整備 が可能 とな る。
の収集 ・活 用 によ る計画的で き め細 かな道路管 理
ど の業 務 の効 率化、交通 デ ータ ・気象 デ ータなど
が の心
滯況中
渋状を
通通所
びなな
交交箇
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置
設
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隔
間
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1
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、
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気度 視 事事 出 ら話提 ネ の報 主要 2 力を等報 都 おネ広 地ま S情
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状
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情 報 収 集 設 備
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、
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、
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、
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速
、
量
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力
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流
通ラ
交メ
置
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チ
ッ
ピ
m
k
5
l
こ の シ ス テ ム の構 築 に よ り 、 道 路 管 理 に お い て
道路機能 の多面的 展開を 図 るも ので あ る。
情報 ハイウ ェイ構想
容
内
備
設
報
情
器
知
感
両
車
線
路
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2
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ン箇 に子 記要 い
イ 1間備 左 必 て
情報 ハイウ ェイ構 想 とは、高 速道路等 の幹線 道
道路交通情報提供の現況と今後の計画
はじめに
コンピュ ータ
無
騎
図
ー
膨
光ファイ バ
ま た 日本 にお いても、 政府 を始 め民間 によ る各
種構想 の策 定 、実験 な ど マルチ メデ ィア時代 に向
けた取 り組 みが活発 にな ってきた。
ディ ジタル化
日本電信電 話株式会 社 マルチ メデ ィア推進室
マルチメデイ孵鬮代鑑繭漸て◎震塾
これまで わ たしたち は、 文字 や音声 、映像 な ど
ような方 向 に進 んで いく のか、 マルチ メデ ィア時
このような 状況 の中 、今後情報 通 信産業 はど の
文字 は新 聞 や書籍 、 音声 は電 話、映像 はテ レビな
代 に向 け ての展 望 と NT T の取 り組 み に ついて紹
の様 々な表 現手段を 利用して情 報を伝達し てきた。
ど のメデ ィア の形態 をと りな がら、 それ ぞれ独自
介 す る。
二 情報通信の改革と社会の変化
に発 展 し てき た。 こう した様 々な 形態 の情 報 が融
合 し、複数 の機能と付加価値を持 った新 し いメデ ィ
ア 。そ れ が マ ルチ メ デ ィ ア と 言 わ れ る も ので あ る 。
情報 通信 分野 におけ る近年 の技 術革新 には目ざ
技 術革新 によ る情報通信 の変 化
者 は も ち ろ ん 、 コ ンピ ュー タ メ ー カ ー 、 家 電 メ ー
りダ ウ ンサイジ ング (
小 型化、高性 能化 ) が進 み、
1
カー、 ソフト メiカ ーが、競 争す る 一方で 手 を握
り、事 業領 域 の統 合 ・拡大、 ニュiビジ ネ スの創
パ ソ コ ンが こ れ ま で の 汎 用 コ ンピ ュー タ な み の能
欧 米 にお いては、電気 通 信事業 やCA T V事業
出と いう従 来 の業 種 の枠 組 み、 さら には国 境を も
力を 持 つような った。音声 や映像 のデ ィジ タ ル化、
帯域の有効利用
端末の小型化 ・経済化 参携帯情報端末
無線アクセス
ま し いも の が あ る 。 コ ンピ ュー タ は 技 術 革 新 に よ
越 え た ダ イ ナ ミ ック な 動 き が 始 ま って い る。
需
キ
密信三熨三コ
に三三n 晝 l葬
眸
ル
ー
枷
)
冊字 た
0
0
し 、 光 フ ァイ バ ー のネ ット ワ ー ク に よ って 、 大 容
で は、このような社会 の変化 は、ど のような ニー
・地球環境 の保 全
商 品 .サ ービ スの選択範囲 は国 際的 と な り、 それ
の に な り 、 娯 楽 や サ ー ビ ス への ニiズ が 強 ま る 。
まず 、物 の消費 は自 分 の感 性 にフィ ットしたも
ズ を生 み出す ので あ ろう か。
量 のデ ィジ タ ル情報 を やりと りす る時代 にな り つ
社会 の変 化 と新 し い ニーズ
つあ る 。
2
今後 、確実 に進 んで いく社会 の変化と し て、 以
に伴 い情報 の流 通量 も拡大 す る。 サ ービ スの消 費
に占 める高齢者 の割合が高ま り、医療情報 への ニー
下 の ことが考 え られ る。
・より豊 かな消費 生活 の実 現
ズ も増大す る ことで あ ろう。
電気 通信 分野 にお いては、技 術革新 の進 展 や情
三 産業構造 のダ イナミックな変化
信 の高度化 ・
多様 化」が進 むわ けで あ る (
図 3)。
場 へ柔軟 か つスピ ーデ ィに対応 す るた め、「
企業 通
つま り、﹃
個﹄が尊 重 さ れ、価値 観 が多様 化 す る市
国 際的 な情報 ネ ット ワi クも必要 にな る。
ワー ク化 が不 可欠なも のとな る。 ま た、業 際的 ・
な り、 生産 ・販売な ど の拠点 間 の情報化 とネ ット
応で き る生産態 勢 ・販売態 勢 が求 めら れ るよう に
産業 分 野 にお いても、当 然 、多様 な ニーズ に対
ビ スが求 めら れ るよう にな ると考 えら れ る。
に世界 中 へ発 信 す る こともで き る。 そう した サ ー
の ニーズ に応 じた情報 を手 に入 れ ると同 時 に自由
な る。 ネ ット ワークを通 じ、家 庭 に居な が ら自 分
有 効 な手段 と し て、情報 通信 の利 用が進 む こと に
そ の結果 、自 己実 現 や豊 かな生活 を得 るた め の
・経済 のボ ーダ レス化 の進 展
・高齢 化 社会 の進展
・精 神的 な ゆと り の確 保
の 鱗
ス 性
0 教育・
大 容 量 の電 送能 力 を 持 つ光 フ ァイ バ ー によ り、文
字だ けで な く音声 や映像 (
動 画 )を送受 信 しパ ソ コ
l
ン上で処 理す る こと も 可能 で あ る。ま た、
無線技 術
の進歩 によ る帯 域 の有 効利 用と端末 の小 型化 によ
り、多 く の人 が好 き な と き に好 き な場 所で 情 報 の
や り と り を す る こと も で き る よ う に な った (
図 1・
2 )0
このよう に技術 の進歩 は、 これまで の情 報 通信
の意 味を根本 的 に変 えよう とし て いる。今 や ユー
o グローバル ・ネットの構築
経済のボーダーレス化の進展 I
伝送技術の進歩
図2
1 T biV s
1 G biV s
1 0O M biy s
1 0O K biy s
1 O K biV s
ザ iが パ ソ コンやそ の他 の端末 を自由 に使 いこな
社会のトレ ン ドと新 しいニーズ
図3
○娯 楽
l
l
地球環境の保全
生 め へ
精神約なゆとりの確保
高齢化社会の到来
務絢 産
業
o 企業.
lより豊かな消費生活の実現 l
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鐵II.
家 電 メーカ
新聞 ・出版
CATV事業者
放送事業者
コンビ T タ
ゲー ム ソフト
急II
AI
‘
黛II
,
1ソフト産業
-C ′
網
ス
、C
セ
カC
ク
ル H
報 化 ニーズ の高度 化 の中で 、 現在 の長距 離 分野を
き く変革 し て いく も のと 思わ れ る。
産業 構 造 の変革 は、 既存 フィー ルド の拡大 を は
じめ新 し いビジ ネ スチ ャ ン スを 生 み出 す も のと期
れ る方 々と共 同 ・連携 し て マルチ メデ ィア の各 種
アプリ ケー シ ョンの創 造 ・開発 を行 う。
①高 速 コンビ ュ!タ通 信 の利 用実 験 (
図 5)
(
実 験期 間 は、平成 六年 九 月末 から平成 九年 三
月末 まで の予定 )
侍 され る。 そ の中で各事 業者 は これまで 蓄積 した
待
経営 資源 や ノウ ハウを最 大 限 に生 かす た め に提携
○主な実験内容
広
逐
、
l.
」
高
超
ノ
、
姻
國雄
ワー ク利 用技術 の開発 ・検 証 (
高 機能 ルー
・高速 コンピ ュータ通 信実現 のた め のネ ット
、新
って
しつ
等寸に
によ
いに
に補
てお
お互
互い
完し
よっ
補完
新た
事業
つつ
つ、
たな
な事
業分
分野
野
に進 出 し て いく も のと予想 さ れ る。
こう した新分 野、業 際 サ ービ スの出 現 や発 展を
支 え て いく た め に重要 とな る のが ソフトで あ り、
高度化 ・多様 化 す る ニーズ に対応す る情報 、 アプ
リ ケー シ ョン等 を提供 す るた め には ソフト産業 の
一層 の発 展 が必要 とな る (
図 4)。
四 NTTの取り組 み
将来 の マルチメデ ィア時代 に不可欠なネ ット ワー
ク、 ユーザ ー機 器、 ソフト の三 つの調和 した発 展
と、 そ こから生ま れ る新 たな利 用方 法 や利 用技術
の創造 ・開発 の “
場 " と し て、 既 に構 築 された光
フ ァイ バ ー の基 幹 ネ ット ワ ー ク を 利 用 し た 「マ ル
チ メデ ィア通信 の共 同 利 用実験」 を 行 う。
の 高速 ・広 帯 域 バ ックボ ー ンネ ット ワーク の利
用実験
中 心と した競 争 から、 ロー カ ル、国 際分 野を含 め
た全 面競争 へ移 行す ると考 え られ る。 さら に、通
A TM技 術 と光 フ ァイ バ ー技術 を活 用したギガ
ビ ット ク ラ ス の高 速 ・広 帯 域 バ ックボ ー ンネ ット
ワー ク によ る全国広 域実験 を行 い、実験 に参加 さ
高速コ ンピュ ータ通信利用 実験の例
図 5
信 の み な ら ず 、 放 送 、 新 聞 等 の メデ ィ ア や コ ン
ピ ュータ、家電等 の分野を 含 め、業 際 サ ービ スや
新 分 野が出 現 し、 二 一世紀 に向 け て産業機業 は大
超高速コ
今後の産業構造の技術の傭瞭図
図4
高機能電子サービス、 電子新聞
各種データベース利用等の情報サービス
タ
パソコン等
図6
WS
べ
パソコン等
一般利用向けマルチメディアネットワーク利用実験の例
一般利用 向けマルチメ ディアネ ッ トワーク利用 実験の ア プリケー ショ ン
適用分野
エンターテ
オン ・ デマンド
映像データベースを利用して、 音声 ・ 静止画 ・動画を
含む複合構成のニュースを配信。
T V‐C F
オン ・ デマンド
T V‐C F 素材や各種 調査データをデータベース化し
、
広告代理店、 クライアント企業等へ、 オンラインで配
信する。
素材センター、 編集センター等を相互に接続し 編集
、
・加工を行う等、 電子出版のネッ トワーク化を図る。
医療
遠隔医療
市中の開業医や企業内の診療医に対して マルチメデ
、
ィアデータベースによる医療情報提供や専門医による
支援を行う。
福祉
映像制作支援
身体障害者とエキスパートを結び、 映像情報など (こよ
り、 芸術活動、 映像制作などの支援を行う。
教育
遠隔教育
遠隔地の講師との対面講習を可能にするとと はご マ
、
ルチメディアデータベースを利用したネットワーク上
の仮想学級での講座を開設。
開発 ・ 生産
各地域のモニタ端末から、 映像 ・ 音声等で構成される
商品データベースにアクセスし、 カタログ販売を行う。
各地域のお客様相談窓口と、 本店等の専門家を結び
、
映像 ・音声等を利用した高度なコンサルテーションを
可能にする。
マルチメデヌ ア ・
ショールーム
各地域のショールームとマルチメディ アデータベース
を相互に接続し、 商品情報を映像 ・ 音声等でリアルタ
イムに検索 ・ 表現する。
地域生活情報
地域の生活 ・行政などに関する音声 ・映像情報をマル
チメ ディ アデータベース化し提供す る。
、イ ン ・
デザ
本 ・ 支店間、 協力企業間等で、 音声 ・ 動画 ・ C G 映像
を駆使して、 リアルタイムのグループ作業を行う。
設計協調作業
製品 同月発協調作業 文字 ・ 図形 ・ 音声 ・ 静止画 ・動画を遠隔地の製品開発
拠点間で共有し、 仕様打ち合わせ等を行う。
ル
(
実 験期 間は、平成 七年春 から平成 九年 三 月末
コンサルティ ング
等差
○主な実験内容
遠隔
ノぐ
.表 のと おり 、様 々な 分 野 で の ア プ リ ケ ー シ ョ
ゞ
シヨツ ピンク
理
ンを 検 討 し て い るo
オンライン
音声 ・映像情報な 嵐こより、 遠隔地の講師と対話形式
で、 生け花や音楽などの教養講座を行う。
ネ ッ トワークアート マルチメディ ア表現と超高速通信ネットワークによる
新たな芸術表現の開発。
生活 消費
6
まで の予定 )
趣味 ・教養 遠隔教養講座
( 般
図 利
金旭伝子情
電子出版
実 ②
験 -
・ネ ットワーク上の仮想的な研究室で の共同研究
マンガ等の画像情報のオンデマンド配信を 中心に ゲ
、
ームや電子カタログ等 の映像情報提供。
・音声 ・画像 を統 合 し て取 り扱う高 機能 電 子
アミュー ズメント ・
オン ・ デマンド
ス i パ ! コ ンピ ュー タ 連 動 技 術
新聞 ・ 出版
放送 ・ 広告
実験内容
多人数参加型
モニタ端末相互間で、 多人数参加のネ ットワークゲー
ネ ッ トワークゲーム ムを行う。
② 一般 利 用向 け マルチ メデ ィアネ ット ワー ク利 用
イメント
アプリケーション名
テ ィ ング 、 高 速 プ ロト コ ル、 ト ラ ヒ ック 制
い
テ
i
御 ア ルゴ リズ ム等 )
イ
ア
・超高精細画像 伝 送等 によ る医療情報 ネ ット
開 メ
発 デ
.広帯域バックボーンネッ トワーク
ワーキ ング実験
‐ C システム
・遠隔研究討論/遠隔講義
B システム
・マ ルチ メ デ ィ ア デ ー タ ベ ー ス の構 築 と 検 索
A システム
技 マ 遠 ワ
術 ル 隔 l
の チ 研 キ
の
CATV映像伝 送等 の利 用実 験 (
図 7)
光加 入方 式 によ るCA T V映像 伝 送、 ビデ オ ・
オ ン ・デ マンド 、電 話 サ ービ ス等 の複合 利 用実 験
を CA T V事 業 者 の方 々と共同 し て行 う。
(
実験 期間 は、平成 七年 春 から平成九年 三月末
C A T V 映像伝送等利用 実験の構成
図7
まで の予定 )
⑳醐薑
S L丁 (S u b sc rib e r L in e T erm ina l :光加入者線端局装置 )
O N U (o p tica I N e t w o rk U n it :光加入者線ネッ トワーク装置)
おわりに
以上、 マルチ メデ ィア時代 に向 け て の展望 と N
T Tの取 り組 み に ついて紹介 し てきた。今後 、端
末 技 術 (ソ フ ト ウ ェア ) の 強 化 、 ア ク セ ス網 の 光
化 、 ネ ット ワー ク の高度 化等 に努 め ると とも に、
幅広 く関係 者 の ご意 見を 伺 いな が ら情報 提供者 、
メー カー、 利 用者 の方 々と協 力 し て、 一日も早 い
マルチ メデ ィア時代 の実 現を めざ し て取 り組 んで
いき た い。
き
集
嚢
藁
鐇檄情報⑭総合剰鬮◎離進
そ れを活 用す る いわ ゆる行 政 の情 報 機能 の飛 躍的
こと は急 務 とし て取り組ま な ければ な らな い喫 緊
と言う ぐら いの意味 )化 、 シ ステ ム化 を推進 す る
上菫翁
川で
智勇
な向 上 が 不可欠 と の認識 が高 ま ってき て いる。 既
の課題 で あ るo
総務庁行政管 理局行政情報 シ ステム企画課調整係長
に民間 にお いては産業 分野 の如何 を問 わず、急 速
平成 五年 一〇月 二七 日 の第 三次 行革審 の最終答
一 行政情報の高度利用 (データベー ス
化)の必要性
に発 展 した情報 ・通 信技術 を活 用し、情報 処 理 ・
用等 が行政 の意 識 の統 一を助 け、行 政 の総合 性 を
申 に お いても、 「
情報 は政 策 判 断 の基 礎 で あ り、
行 政 にお いては、情 報 シ ステ ムの整備 は登 記 や
確保 し て いく。 さら に行 政 の情報 化 は、行 政を効
通 信 シ ステ ムの高度化 が進 み、経営 の核 心的部 分
地球 環境問題等 枚挙 に いとま がな い。 このよう な
年金等 大 量 な業 務処 理を 行う アプ リ ケー シ ョンを
率化 し、 開 かれた行 政 の実 現 や国 民 の利便 の向 上
近年、 行政を 取り巻 く環境 は大 きく変化 し て い
る。国内で は、高齢 化 や 一極集 中 問題 など、国 外
状況で 、行政 には、 多種 多様 な対応 が要 求 され、
中 心と し て導 入 が進 み、 多種 多様 なデ ータ フ ァイ
にも資 す るも のと な る。」 と行 政 の効 率 化 ・高 度
多様 か つ高度 な情報 の蓄積 、 分析 、 加 工、 総合 利
し かも、 「
政 府 全 体 と し て の総合 的 な 対 応」、 「
後
ルの蓄 積 も進 んで き て いるが、今後 さら に、発 展
化 、 国民 サ ービ スの向 上 の観点 から行 政情 報 の高
に も 定 着 を 見 せ て い る。
追 い行政で はなく状況 を 先取り した的確 な 対応 」、
を続 ける情報 ・通 信技術 を 行政 に活 用し、 行政 の
では、貿 易摩擦 や冷戦構造 の終焉 に伴う社会問 題 、
さら には 「
行政決定過 程 の透 明性 の向 上」等 が行
度 利 用 の必要 性を指摘 し て いるo
行 い、情 報 のデ ータ ベー ス (
平易 に言 えば、情報
いろ いろな局 面で 発 生す る情報 に ついて電 子化 を
このよう な要 請 に応 え るた め には、行政 が保有
に電 子的 な ラ ベ ルを つけ整 理し、格納 す る "
倉庫“
政運営 全般 に求 めら れ て いる。
す る情報を有 効 に蓄 積 ・分析 ・加 工し、流 通させ、
堺
セ
行
画調整 、 デ ータ の収集 ・整備 、 シ ステ ム開発等 に
一般 に デ ー 夕 べ i ス の構 築 に は 、 シ ス テ ム の企
三 政府 にお け る デー タベ ー ス化推進
施策
これ に取 り組 むた め のデ ータ ベー ス整備 の具 体化
明確 にし、 デ ータ ベー ス整備 の基本 目標 の設定 と
基本 方 針で は、 まず デ ータ ベー ス整備 の視点 を
三 「国の行政機関におけるデータベー
ス整備に関する基本方針」の概要
ベー ス構 築 経費 の節減等 の観点 から、他省 庁 の利
さら に、行 政 デ i夕 の有 効 ・高 度 利 用、 デ ータ
タ ベー スは、 一元的 な考 え方 に基 づき開発
型 デ ータ ベー スは、省庁 内統 合 デ ータ ベー ス
多大 の経費 ・労 力を要 す ると さ れ ており、 デ ータ
方 策 を 明 ら か に し て いる。
行 政情報 シ ステ ムは、 そ の機能 を 飛躍的 に拡大
3 デ ータ整 備 の具体 化方策
活 用 を 進 め る こと と し て いる。
デ ータ に ついては、 民間等 への提供 によ る社会 的
用 の推進 と、 民間等 にお いて利 用価値 が高 い行 政
用 に供 す る ことが 可能な デ ータ ベー スの省庁 間 利
③ 政府全体として共同利用す る共同利用型デ ー
と し て構築
ベー スの整備 に当 た っては、 計画的 ・効 率的 に推
進 す ること が必要で あ る。
て設 置 さ れ た 行 政 情 報 シ ステ ム各 省 庁 連絡 会 議
し ており、 デ ータ ベー スの構 築を通 じ て、行政施
1 デ ータ ベー ス整 備 の視 点
(
各省 庁 の官房 長 クラ スで構 成 )で は、 まず 行 政
策 の決定、行 政 サ ービ スの向 上等 を支 援 す るも の
昭和 五八年 三月 の臨時 行 政調査会 の答 申 を受 け
デ ータ の省庁間総合利用 の 一層 の推進を 図るため、
一方 、デ ータ ベー スの構築 には多大 な経費 、労
べき事 項を規定 し て いる。
デ ータ ベー ス整備 の具体化方策 と し て、各省庁
力を要 す る こと から整備 目標を 明ら か にし、 計画
① 各省庁個別推進事項
と し て必要 不 可欠 な も のと規定 し て いる。
庁 間利 用 に関す る要領」を策 定 し て いる。さら に、
的 ・効率的 な推 進 と とも に、省 庁 間総合 利 用と民
昭 和 六 〇年 一 一月、 「各 省 庁 保有 磁気 デ ー タ の省
各 省庁 が デ ー,
タ ベー スを整備 す る に当 た って の基
本 的 な方 策 を検 討 し、 昭 和 六 二年 三 一
国の
月、 「
間提供 によ る社会 的 活 用 の推進 を 視点 と し て位置
に ついては、省庁 全体 と し て整合性 が必 要 と
デ ータ ベー ス化 す るデ ータ内容 や標準化 等
が個別 に推進 す べき事 項 と省 庁 間で 共 通 に推進 す
行 政機 関 におけ るデ ータ ベー ス整備 に関す る基本
づ け て い る。
され る こと から、省庁内 の企画 調整機 能 の充
また、 省 庁内 にお いて重複 整備を排除 し、
実 .強 化 を 挙 げ て い る o
基本 目標で は、業務 処 理型、政策 支 援 型、共同
か つ整合 性 を確保 し、 効 率的 な デ ー タ ベー ス
デ ータ整 備 の基本 目標
処 理型に大 別し、類 型毎 に整備 方向を 示し て いる。
の整備を進 めるため、省庁内 におけるデ ータ ベ
2
方針」 を策 定 し て いる。 そ の後、 累次 にわた る政
府 の行 政 改革 に関す る実施方 針 (いわ ゆる行革大
綱 ) に お い て 、 こ の方 針 に基 づ い て デ ー タ ベ ー ス
① 固有業務処 理に係わ る業務処 理型デー夕べi
の計 画的 な整備 、省 庁 間利 用等 の推進 を 図 る こと
し た が って、 行 政 情 報 の デ ー タ ベ ー ス化 に つ い
スは、行 政運営 の簡素化 ・効率化、行 政 サ ー
を閣議 決定 し て いるo
て は 、 現 在 こ の方 針 に 沿 って 推 進 し て お り 、 そ の
ビ スの向 上等 の観点 から積 極的 に推進
各省庁間 の協力体制 の確立を図 るととも に、
② 各省庁共通推進事項
ー ス整備 の計画的推進 を挙 げ て いる。
骨 子 は次 の三 のと おりで あ る。
② 行政計 画 の策 定、施策 の決定等 の政策 支 援
と され ると し て、行 政情報 シ ステ ム各 省 庁連
複投資 の排除 、開発作業 の効率 化等 を 図 るた
め、省庁 間 利 用 の企 画整備 機能 の充実 が必要
共同 利 用型デ ータ ベー スの開発等 に際し、重
七 倍 の増 と な って い る。
査を 開始 した昭和 五 五年 と比較 す るとそ の数 は約
ベ ー ス) の デ ー タ ベ ー スが 運 用 さ れ て お り 、 同 調
額 が 一千万 円以上 の電 子計 算機 を使 用す るデ ータ
法令検 索 シ ステ ム等 の共同 利 用型 のデ ータ ベー ス
共同利 用施設) にお いて各 省庁 に提供 され て いる
ワー ク、 上記 2の総務 庁行 政管 理局 (
電 子計算機
わ れ て いる のは、経済 企画庁 と通商 産業 省 ネ ット
ま た、 デ ータ ベー スの省 庁間総合 利 用を推
が 一千万円以下 の電子計算機を使 用す るデータ ベー
管 理 に利 用す る電 子計算 機 の小 型化 (
買 取換算 額
また、近年 の傾 向として、デ ータベー スの構 築 ・
デ ータベー ス及び国土庁 の国土数値情報 データベー
計局 の統 計情 報 デ ータ ベー ス、人事 局 の労 働 判例
利 用 の中継 処 理等 を行 う こと によ って、総務 庁統
のほ か、電 子計算機共 同利 用施 設がデ ータ ベー ス
絡帽
会議等 の活 用を挙 げ て いる。
進す るため、デ ータ ベー ス台帳 の作 成 ・配布、
ス への移 行) が進 んで いる。
スが各省 庁 に提 供 され ており、外務 省 の海 外情報
総合 的な クリ アリ ング ・シ ステ ムの整備 を進
め る と と も に 、 コ ンピ ュー タ 接 続 に よ る デ ー
つ検 討 を 進 め る と し て い る 。
ズ 、技 術動 向、各 種標準化動 向等 を踏 ま え つ
等 を 目的 と し て設置 さ れた総務 庁 の電 子計算 機共
政府 におけ る電 子計算 機 利用 の高度化 、効 率化
用
は、 かな り の数 の省庁 間利 用が行 わ れ ており、他
省 庁 間 利 用 の ほ か 、 磁 気 デ ー タ フ ァイ ルに つ い て
以 上 のよ う な デ ー タ ベ ー スの オ ンライ ン によ る
デ ータ ベー スに ついても提 供 を行 う べく準備中 で
さら に、磁気 デ ータ の民 間等 への提 供 は、
同 利 用施 設で は、 各省庁 が共 同で 利 用す る共 同 利
省庁 の有 用な デ ータを自 省庁 のデ ータ ベー ス構 築
共同利 用型デ ータ ベー スの 一元的 な開発 ・運
統 計デ ータを中 心と し て拡大 し てき て いるが、
用デ ータ ベー スの 一元的 な 開発 ・運用を 行 ってお
の際 に取 り込 み、 よ り高度 な情報 の利活 用が進 め
2
さら に提供 を促進 す る観点 から、提供業務 に
り、 これまで、法令検 索 シ ステ ム (
昭五 四 ・四運
られ て いるが、今後 は電子計算機接続等 によ るデー
タ ベ ー ス の総 合 利 用 に つ いて は 、各 省 庁 の ニー
おけ る公益 法人 や民間業 者 の活 用等 、 総合的
、 国 会 会 議 録検 索 シ ステ ム (
用 開始 )
昭五 五 ・一
タ ベー スの省 庁間 利 用 の積 極的 な推 進が決定 され
行 政情 報 の中 には、国 民生活 や企業 活動 にと っ
五 磁気データの社会的活用の推進
あ る。
な検 討を進 め ると し て いる。
、 閣議 情 報 検 索 シ ステ ム (
運 用 開始 )
昭 六 一・ 一
て い る。
供 し て る。
四運 用開始 )を 開発 し、各省庁 にオ ンライ ンで提
運用開始 )及び審議会答申等検 索 システ ム (
平四 ・
国 の行政 機 関 にお け るデ ータ ベー ス整 備 の状
四 行政機関におけるデータベー ス整備
の推進状況
1
況
て有 用 な も の も 多 々含 ま れ て お り 、 パ ソ コ ン等 の
磁気 デ ータ ベー スの省 庁間利 用 は、 昭和 六 〇年
普及 によるデ ータベー スの利用環境 の向上と相ま っ
て、磁気 化 さ れた行 政情 報 の有 機的 ・多角的 な利
デ ータ ベー スの省庁 間利 用 の促進
総務庁 が実施 し た 「
平成 五年度 各 省庁 デ ー タ ベー
三 月 の要領策 定 以降 かな り進 んで き て いるが、
用 が 求 め ら れ て い る。
3
ス化 状 況 調 査 (
平成 五年 七月 一日現在)」 によ れ
デ ー タ ベ ー ス の オ ン ラ イ ン に よ る省 庁 間 利 用 が 行
国 の行 政機関 におけるデ ータベー ス化 の状況を、
ば 、 二〇省 庁で 二七 二 (
周 辺機 器を含 む買 取換 算
刊行物 によ って公表 す ることと され て いた が、磁
庁で は、 平成 五年度 に、臨 調 ・行革 審答 申等 デ ー
統 計 デ ータ以外 の行政 デ ータ に ついては、 総務
会気象 庁 )等 のよう に民間提 供 が行 わ れ て いるも
気媒 体 によ る提供を 図 るた め、 昭和 六 二年 四月、
タ及び 現行 法令 デ ータ に ついて、 所管 の公益 法 人
デ ー タ ベ ー ス整 備 に 限 ら ず 、 ネ ット ワ ー ク の 整
領 を申 し合 せ、提供 を行 って いる。
統 計審議会 は 「
統 計 デ ータ に係 わ る磁気 テiプ等
を 通 じ てパ ソ コン通信、 M T、 F D等 様 々な媒 体
備 やパ ソ コン導 入等 各省庁 にお いては、各 種 の事
例 えば 、各 種 の統 計 デ ータ に ついては、従 来 は
の対民間提 供 に ついて」 の要領を申 し合 せ、 現在
により民間提 供 (
参 考 図参 照) を図 って いる。 ま
務 ・事業 の情報 化 に ついて、 そ の重要性 の認識 が
進 め て いる と こ ろで あ る。
総務 庁で は、各 省庁 の協 力を得 つつ、 そ の検 討を
討を進 め る」と閣議 決 定 したと ころで あ り、 現在
た めの推進 計画 を策定 す ることと し、本 格的 な検
通 じ政府 と し て中 期的 、 計画的 に これ に取 り組 む
政 の情報化 の積 極的 な推進 を 図 るた め、各 省庁 を
に お いて、 「
情 報 ・通信 技 術 の進 展 に対 応 し、 行
行 政 改革 の推 進 方 策 (いわ ゆ る中 期 行 革 大 綱)」
政府 は、 平成 六年 二月 一五 日 の 「
今後 におけ る
し て い る。
次 行革 審 の最 終答申 にお いても そ の必要性 を指摘
タ ルな推進計画 の策 定 が急務 と され ており、第 三
庁 が整合 性 ・統 一性 を確保 し つつ取り組 む、 ト ー
このた め今後 、省 庁内 各部 局 はもと より、 全省
いる。
六 行政の情報化の計画的推進
のもあり、また提供 の動 きも活発化 し てき て いる。
当該要領 に沿 って、磁気 テープ によ る民間提供 を
た、他 の省庁 にお いても、特 許 公報 デ ータ (
特許
:・
・末
現行法令データ等の民間提供の仕組み
行 って いる。 ま た同様 に、都道府 県 に対す る提供
者
ス
-
べ
鰺
箋 捌
パ ソ コ ンネ
高 ま ってき ており、 そ の取 り組 みも既 に始ま って
C
M
(第 3 者提供不可 )
、 自動 車 登録 デ ータ (
庁)
運 輸 省)、気 象 デ ー タ
き複製データの加工、提供升
に ついても、統 計審議 会 は平成 二年 二月 に提供 要
等
口 M
複製 (無償)
灘週府県週⑭圓線 認舵薹準◎諫魔噂ついで
て 一応 の紹介 を行 ったと ころであ るが、 今 回、改
け て旧基準 の歴 史、 問題点 、 改正 の方向等 に つい
2年 u月 号 から 3年 4月号 にか
に ついては、本 誌 9
9
名で 出 された。都 道 府県道 の路線 認定基準 の改正
又 は廃 止 の認 可申請 に ついて」 の通達 が道路 局長
に ついて」 及び 「
都 道府県道 の路線 の認定 、 変更
去 る六月三 〇 日 「
都 道府 県道 の路線認定 基準等
は基本的 には都道 府県 知事 が議 会 の議 決 を経 て認
部 分 が生 じ てきた こと。 ま た、都 道府 県道 の認定
と、従来 の基準で は必ず しも適 切 に対応 で きな い
した都道府 県道 の役 割 の重要 性 の増大 を考 慮 す る
路交 通 の著 し い伸び、 社会 経済情勢 の変化 に対応
わ れな いま ま推移 し てき た。 し かし、 この間 の道
値 基準等 主要な内 容 に ついては、特 段 の改正 は行
既存 の国県道 と の関係で構成 され る網 の間隔 の数
年 一〇月 一部改 正 が行 わ れたが、路線 認定 の結果
見 地 から昭和 二九年 七月 に定 めら れた。 昭和 四六
認定 要件 を補 足し、 そ の運 用 の統 一性 を確保 す る
道路 法 の施 行 に伴 い、新法第 七条 の都 道府県道 の
き路線 を次 のよう に例 示 し、 推奨 し て いる。
で なく、都 道府 県道 と し て今後 積極 的 に認定す べ
また、新 通達 にお いては、 認定 基準 の改正 だ け
とも期待 され ると ころで あ る。
の改正 が新 規都道 府県道 の追 加指定 に寄与 す る こ
当大 幅 な新規 認定 が必要で あ り、 今 回 の認定基準
た幹線 道路 網 の形成 のた め には、都 道府 県道 の相
○ 七 三 如行 わ れ た と こ ろで あ り 、 バ ラ ン ス のと れ
平成 五年 、 一般 国 道 の追 加指定 が 六、 0六 一如
施行 され、同年五月主要 地方道 の追 加指定 が 一二、
改正を 行 ったも のも ので あ る。
重す る ことが望 まし いと の観点 から かな り大幅 な
限 り、 認定 権者で あ る都 道府県 知事 の自主 性を尊
建設省道路局路政課総務係
正基準 が制定 されたと ころで あ る ので、 そ の内 容
定 す る こと と な っており (
法第 七条)、 全 国 的 な
の 地域相互 の広 域的 な連携 強化 に資 す る路 線
一 はじめに
に つ い て解 説 を 行 う こと と す る。
高 速自動 車国道網 及び 一般 国道網 と の整合 性並び
② 高 規格幹線道路 のイ ンタ ーチ ェンジ に連携 す
改正点
2 認定基準改 正の背景、目的、主要な
に路線 認定事 務 の統 一性 を損 わな い範 囲で 可能 な
都 道府 県道 の認定 基準 は昭和 二七年 三 一
月 の新
る路線
③ 各 種 地域 開発 、振 興プ ロジ ェクトを支 援す る
路線
④ 都 市機能 の向 上と広 域的 な都 市 圏 の形成 に資
す る放射 ・環状路線
③ 駅、空 港 、港湾等 広 域的交 通拠点 と の連絡 を
強化す る路線
実 現 に資す るた め、特 に認定 権 者で あ る都 道府県
れ て いる ニ以上 の市 町村 を密接 に結び つけ
エ 地形的 制約 により地域 間 の交流 が妨げ ら
道等 を連絡 す る道路
知事 に対 し、 配慮 を求 めたも ので あ る。ま た認定
る道路で 特 に必要 なも の
と は可能で はあ るが、今後 の望ま し い道路 行 政 の
基準 の改正 の中で も上 記 のような視点 から、必要
る道路 を主要 地方 道 以上 と し て いた のを 一般
⑦ 地方 開発 のた め の特 に必要 な道路 が接続 す
主要 な改正事 項 は次 のと おりとな って いる。
都道 府県 道 以上 に改正
な 改正を行 ったと ころであ る。
① 路線 の認定 の結 果構 成 され る網 の間隔 の数
る場合 で も既存 の市 町村 道を 認定 し、 認定 した都
な お、従来都道府県道 の認定 は、 道路 を新 設す
② 主 要停 車場 の要件 で あ る年 間乗降客 四 四万
道府 県道 の改築 と し て新設す べき道路 を整備 す る
値 、 いわ ゆ る網値 の廃 止
人 以上 又 は貨 物 取扱 ト ン数 一万 八、 000ト
これは、平成 四年 に策定 された道路 整備 の長期
1次 道路
構想及び 平成 五年度 から スタート した第 1
整備 五箇年計 画 の理念 で あ る活 力あ る経済 に支 え
等 いわ ゆる現道主義 が採られ ることが多 か ったが、
三 改正項目の解説
都道 府 県 に対 し配慮 を求 め る ことと し て いる。
述 の今後 積極 的 に認定 す べき路 線 の推 奨 と併 せ て
新設す べきも のは新 設 とし て認定 を 行う よう、前
ン以上 の数値 の廃 止
人 の数値 の廃 止
③ 主要 な観 光 地 の要件で あ る年 間観 光客 三万
ら れた 「ゆと り社会 の実 現」 のた め、 道路 整備 の
基 本 的方 向 で あ る 「
豊 かな 生 活」 「
活 力 あ る地域
づくり」 「
人 ・自然 に優 し い環境」 の実 現 のた め、
④ 主要な観 光 地 に国営 公園、広 域都市 公 園、
リ ソート法 上 の重点整備 地区、 及び 民間 の主
将来的 に都道府 県道が果す べき役 割を考 えた場合 、
交流 ネ ット ワー ク の充実 のた め の高規 格幹線 道路
要 な観光 地を追 加
⑤ 地方 開発 のた め特 に必要な道路 の要件で あ
=
のイ ンタ ーア ク セ スの確保 、 地域集 積 圏 の形成 の
た めの拠 点 間 の連絡 強化 、拠 点 と 上位路線 の連絡
る① の網値 、実 延長 (
四キ ロメート ル以上)、
① 通 則 一は、 「路 線 は交 通 の流 れ に沿 う よう
振 興山村 、過疎 地域 の活性化 のた め特 に
必要な幹線的 な も の
高 速道路等 のイ ンタ ーチ ェンジ と 一般 国
道府県道 の路線認定 は道路法七条 一項各号
通 の流 れ に沿 う」 の注 を 廃 止 し て いる。 都
る場 合 と さ れ て いた。 今 回 の改 正 で は 「交
線 の平 均 日交 通 量 の 一〇 パ ー セ ント 以 上 あ
の起 終 点 間 日交 通 量 が 任 意 地点 で の当 該 路
で は 「交 通 の流 れ に沿 う」 と は、 当 該 路 線
認 定 す る も のと す る」 と定 め、 従 来 の基 準
第 一通 則 に ついて
以 下、各 改正項 目 ごと に若干 の解 説 を行 う。
の強化、強 い地方 圏 の形成 のた めの各 種 地域 開発、
費用便益計算の廃止
地方 の開発 のた め の特 に必要な道路 に次 の
地域振 興プ ロジ ェクト支 援、 地方部 の活性化 の推
⑥
も のを追加
進 のた め の道路 整備 、 あ る いは多極 型都市 形成 の
た め の放射、 環状道路 の整備 のよ る安定 した大都
ア 流 通業 務施 設、 地方 拠点都 市 地域 の拠 点
ウ
イ
地区及び研究学園都市を連絡する道路
市 圏 の形成等 のた め の道路整備 が都 道府 県道 にも
期待 され て いる ことを ふま えたも のであ る。
以 上 のよ う な役 割 を 果 す 都 道 府 県 道 は既 に道
路 法第 七条 の都道 府 県道認定要件 の中で も おおむ
ね網 羅 され ており、都 道府 県道 と し て認定す る こ
②
定 要 件 を 充 足 す る こと と な る。 従 って交 通
ら み て 「密 接 な 関 係 」 が あ る場 合 に そ の認
拠 点 を 連 絡 し、 拠 点 間 に交 通 の流 れ の面 か
主 要 地 と 主 要 地、 主 要 地 と 主 要 港 等 拠 点 と
道路まで 出 て行 く の に要す る交通 仕事量 を ど
つの道 路 網 に か こま れ た 中 に い る 人 々 が そ の
と いう今井勇 氏 の論文 を参考 と し ており、 一
の論文集 にあ る 「
道路網 間隔 に対す る 一考 察」
網 値 の二
設定 に ついては第 三 回 日本 道路 会議
どま らず 人 口密 度 の低 い地域 に対応 した新 た
以上を踏 ま え、単 な る網値 の時点修 正 にと
た。
は 一定 の修 正を加 え る必要性 も指摘 され て い
過疎 の現状を追 認 す るよう な網値 のあ り方 に
道路 行政 と し ても強 く要請 さ れて いる今 日、
住化 の促進 、地域 の活 性化 に寄 与す る ことが
の流 れ に沿 って路 線 を 認 定 す る こと が 路 線
の網 に つ い て も 一定 に な る よ う に す る た め 、
な網値 の設定、逆 に人 ロ密度 四 〇〇 〇人/ 姉
廃 止 した。
認 定 の基 本 で あ り、 こ の原 則 を 改 め る必 要
当 時 の道路網 から実験 的 に導 き出 した数値 か
にそ の法 定 要 件 が 列 記 さ れ て いるよ う に、
性 は存 し な いが、 実 務 上 起 終 点 間 日交 通 量
以上 に対応 した新 たな網値 の設定 によ る過密
この網 値 によ ると人 ロ密 度 の高 い都市部 で
か つ現実 対応 可能 な網 値 の設定 は困難で あ っ
た。 このた め網値 は廃 止 す る こととし、 一般
ら標準 的 な交 通仕事 量 を求 め、段 階的 に分 け
そ こま で 厳 密 に行 わ な け れば な ら な い程 の
は綱間隔 は せま く、低 い過疎 地域で はあらく
論 とし て 「
網 の間隔 は、 社会 的 条件 及び 、自
が 任 意 の地 点 で 平 均 日交 通 量 の 一〇 パ ー セ
必 要 性 は な いも のと 判 断 し、 拠 点 相 互 の関
な る。 人 ロ密 度 が高 く、社会 ・経 済活動 の活
然 的条件等 から適 切な も ので あ る こと」 と い
地域で の新規路線認定を可能とす る方策等種 々
係 、 認 定 理 由 、 交 通 量 等 か ら 拠 点 間 の密 接
発 な地域 にはそ れ に応 じた密 な道路 網 を配置
う表 現 に改 める こととした。社会 的 条件 と は、
た人 ロ密 度 がそ れ に適応す るよう に細 間隔 を
な 関 係 が 説 明で き れば 十 分 で あ ると の考 え
し、全国的 にみて均 一な交通 サ ービ スを提供
人 口、土 地利 用状況、産業 の配置 状況、 用途
の検 討を 行 ったが、理論 的統 一性が確 保され、
か ら 法 七 四 条 の大 臣 認 可 申 請 書 の様 式 も簡
す ると いう考 え から は、合 理的で あ り、か つ、
指定 の状況等 、ま た自然的条件 と は河 川、湖、
決定 したも のが認定 基準 の網 値で あ る。
略 化 し、 拠 点 間 の平 均 日交 通 量 の みを 記載
路線 の重要度 を 判別 す る指 標 と し て有効 に機
ント を 充 足 し て いる か否 かを 測 定 す る こと
は、相 当 の作 業 と経 費 を要 す る ことで あ り、
す れば 足り るよう改正を行 ったも ので あ る。
山地 の状況等 が想定 さ れると ころで あ り、 そ
勘案 し、適 正 な間隔を有 す る こと が望ま し い
能 し、 地方的幹線道路 網 の適性 配置 に寄与 し
し かしな がら、 昭和 二九年 の認定 基準策 定
と いう趣 旨であ り、 認定権者 の都 道府 県知事
三 、 網 値 に つ いて
る網 の間隔 は、国道 及び都 道府 県 道で囲 ま れ
後約 四〇年経 た 現在 、従来 の網値で 認定で き
の裁量 に委 ね ら れ ると ころ大で あ る。
の他 の例 えば経済 的条件等諸 条件 を総合 的 に
る網 内 の人 ロ密 度 に応 じ て別表 一に示す間隔
る都 道府 県道 の総 延長 は約 一一万 畑と試算 さ
値 計算を除外す る場合 の高峻 な 山脈、 河 幅大
てき たも のと評価で き る基準 で あ った。
を有 す る ことを標準 とす る。 !!し とあ った
れ る等 新 規路線 認定 は ほ ぼ限界 にき ており、
新 たな網値 の設定 が必要で あ った。 一方 、多
な る河川、深 い渓 谷等 の注書 はす べて廃 止 し
従 来 の基準で 「
路線 の認定 の結果構 成 され
のを 「
路線 の認定 の結 果構 成 され る網 の間隔
は、 社会 的 条件 及び自 然的 条件等 から適 切な
極 分散 型国土 の形成 を 図 り農 山村 の振 興、定
以上、網値 の廃 止 により、従 来 の基準で 網
も のであ る こと」 と改正 し、 いわ ゆる網値を
のかな り大 幅 な簡素 化 、省 力化 が実 現 され る
説 明書 、 沿道 地勢 説 明書 ) は併 せ て廃 止 され
た。 これ により法 七四条 の大 臣認 可申請事務
網値 計算 の資 料であ る沿道 状況 調書 (
道路 網
付 け、 将来 予測等 総合 的 に判断 し、主要停 車
の位 置付 け、 地域 における当該停車場 の位置
要停車 場 で あ る こと の判断 の要素 のひと つと
これら の数値基準 は廃 止 し、乗降客 数等 は主
ぶ、
、
包た
とので
言 えな くな ってき て いると考 え
えら
られ
判断 す る こと は必ず しも実情 に合 致す ると は
の自主性 を尊 重す るも のとな って いる。
と同様都 道府 県道 認定 権 者 の裁量 に委 ね、 そ
主要停 車場 、主要 な観光 地 の数値基 準 の廃 止
宿泊施 設 のあ る こと が要 件 と され て いたが、
地 に ついても五 〇〇人 以上 の収容 能力 のあ る
エー シ ョン施 設 又 は温泉 地」 と改 めた。温泉
いう 要件 を外 し、 「
主 要 な観 光 施 設、 レクリ
た。又 これに関連し て法 七 四条 の添 付書類中 、
こと と な る も の と 考 え て い る 。
場であ るか否 かを 判断で き る ことと した。
も海上 ルート は公営 フ ェリ ー の運航を要件 と
きたと考 えら れ、 一般 国道 の昇格等 にお いて
しも 公営 渡 船 の運 航 の要件 は必要 なく な って
人 や貨 物 の流 れが拠点 間で 認 めら れれば 必ず
の に つ い て認 定 で き る こと と さ れ て い る が 、
は都 道府 県営 の渡船 が実 施中 又は計画中 のも
備 地区 を追 加 し、 早 い段 階 から アク セ ス道路
ソート法上 の位置付 けが明確 にな った重点整
市 公園、及び 総合 保 養 地域整備 法 いわ ゆるリ
道府 県 から要 望 の強 か った国営 公園、広 域都
三 万人 以上と いう要件 をな く し、 従来 から都
り かな り大 幅 な 改正を行 った。年 間観光客 数
② 主 要 な観光 地 の基準 に ついても これまで よ
り るよ う にし た 。
の理由 の 一部 と し て必要 に応 じ記入す れば 足
貨 物量 又 は年 間観光客 数 の数値 記 入欄 は廃 止
し、主 要停 車 場 又 は主要 な観 光 地で あ る こと
地説 明書 の様 式を 一部 変更 し、乗降 客 数 及び
申請添付書類中主要停車場説明書、主要観光
ま た、 これ に関連 し て、 法 七四条大 臣認 可
③ 海 上渡航 の路線 に ついては、従 来 の基 準で
し て いな いこと等 を考 慮 し、今 回 の改正で は
に ついて都 道府 県道 と し て支 援で き よう にし
輸 送 ト ン数 及び 鉄 道輸 送 人員 を全国 の駅 の数
てみ ると昭和 二七年 -二八年当時 の鉄 道貨物
の 取 扱 量 を 要 件 と し て いた こと に つ い て 調 べ
四万人 の旅客 及び 一万 八、 ○○0ト ンの貨物
数値廃 止 の 一つで あ る。 従来 の基準 が年 間 四
① 主要停車場 の基準 に ついてで あ るが これも
路を官 民 が協 力 し て整備 す る ことも 地域 の振
ま れ る も の に つ い て は 、 こ れ ら に連 絡 す る 道
の利 用が広 域 にわ たり、多数 の来場者 が見込
代 表 され る大 型民 間観 光施 設 に ついても、 そ
規 定 と な って いた が 、 デ ィズ ニ!ラ ンド等 に
ては従 来 公共性 の強 いも の に限定す る趣首 の
ま た 、 観 光 、 レク リ エー シ ョ ン施 設 に つ い
(つづく)
この要件 を廃 止 した。
で 乗 じた平均値 を 採 用 した ので はな いかと推
興 プ ロジ ェクト支 援 の 一環 と し て必要 にな る
た。
定 される資 料があ るが必ず しも 明確で はな い。
こと が予想 され る ので、 「
国、 地方 公共団体 、
第 二、 主 要 港 等 の基 準 に ついて
昭和 二九年 以降 の鉄道輸 送 の変化を考 慮す る
公益 法人等 が設置 した特 に公共性 の強 い」 と
②
と乗降 客 数、貨 物 取扱量 だ けで 主要 か否 かを
匙ニニニニ琵 琶 =雪 雲 =三三=============三===========================三 豊 ================三 雲 ====三=================彗 匠
道路占用轢最A A
第 6回)
道路法第 讓条、 第 鮠 条 、
第 鷺 条 、第鬱条関係
三
れ る べ き で あ る。
「
相互調整」の意義
(
法第三十四条関係)
法第 三十 四条 に基 づく相互調 整 は、当 該申
請 に係 る道路 の占 用 に関す る工事 と他 の申請
に係 る道路 の占 用 に関す る工事 、他 の道路占
用者 の道路 の占 用、道路 に関す る工事 に つい
て施行時期及び施 工方法等 を対象 に行わ れる。
道路 の占 用 の特例 、法第 三 十六条 は水道 、電
調整 のた め の条件 、法第 三十五条 は国 の行 う
法第 三 十四条 は、占 用許 可 に付す る工事 の
り、道路 の機能 を確保 す る ことと した。な お、
工事 、道路 工事等 と の間 に合 理的 な調整を 図
い支 障を 及 ぼす おそれがあ るので 、他 の占 用
任す れば道路 を 不経済 に損傷 し、交 通 に著 し
にあ って は 、 こ の お そ れ が 大 き く 、 こ れ を 放
及 ぼす おそ れがあ るが、特 に工事 を伴 う占 用
道路 の占 用 は、道路 の構 造 又 は交通 に支 障 を
あ る。 ま た、 「地 下 埋 設 工事 によ る道 路 の掘
るべく同時 に施 工 せし め るよう措置 す べきで
道路 の同 一区 間 におけ る地 下 埋設 工事等 はな
必要 があ ると き は夜 間作業 とす るとと も に、
ついては、道路 交通 に支 障 のな い時期を選び 、
事 そ の他 の道路 の掘 り返 しを伴 う占 用 工事 に
を 調整 す る ことな どであ る。特 に地 下 埋設 工
路 工事 を同時 に施行で き るよう に工事 の時 期
例 えば 、当 該占 用工事 と他 の占 用工事 又 は道
気、 ガ ス事業等 のた め の占 用 の特 例 、法第 三
許 可等 の条件 に ついては、 法第 八十 七条 に 一
一 法第三十四条、法第三十五条、法
法第 三十七条の概略
第三十六条、
十 七条 は道路 の占 用 の禁止 又 は制 限区 域等 に
末 尾 参 照) によ り、 道 路 管
す る対策 要 綱」 (
り返 し の規制及び これ によ る事故 の防止 に関
Q留 法第 三 十五条 に基 づく国等 の行う占
理者 は、各年度 にお いて道路管 理者 より関係
般 的な規定 があ る。
用 に対 し て、法第 三十 四条 は適 用 さ れ る
公益事業 者 に提 示 され る道路 工事 等 の計画及
関す る規定で あ る。 今 回 は、 これら の規定 に
つ い て 簡 単 に 解 説 す る。
,
ヵ
地下埋設工事等 の計画に係 る工事 の施行時期
び 公益事 業者 により道路管 理者 に提 出 され る
三十 二条 の許可 の場合 にのみ適 用され る。
及び施 行方法 に ついて、 関係 道路 関係 者、 関
A 適 用 さ れな い。法第 三十 四条 は、法第
し かし、国等 の行う占 用 に ついても、協
地方 連絡 協議 会 」
係 公益事 業者等 からな る 「
二 法第三十四条の意義
(
法第三十四条関係)
他 の占 用工事 、道路 工事等 と の調整 のた め必
議 に際 し、同様 の相互 調整 の運 用がな さ
本 条 は、道路 管 理者 は、占 用 の許 可 に際 し、
要な条 件を 付す ることができ ることを定 める。
に諮 ったう え、所要 の調整を加 え、当 該年度
の地下 埋設 工事等 の計画を決定 す ると され て
おり、 地下 埋設 工事 は、特 段 の事情 によ るも
の の ほ か 、 こ れ に基 づ い て 行 わ な け れ ば な ら
な いも の と さ れ て い る 。
な お、法第 三 十六条第 一項で は、 公益事 業
者 に対し、あ ら かじめ道路 管 理者 に工事 計画
書 を提 出 させ る ことと し、 工事 の調整 など に
ついて、 道路 管 理者 の合 理的 な判断 に基 づく
適 切な措置 を講 じ得 ることと し て いる。
四
「
条件」の意義
(
法第三十四条関係)
三で 説 明 した相 互調整 を経 て、道路 管 理者
は必要 な条件 を道路占 用許 可 に付す こと にな
る。 この条件 は相互 調整 のた め必要 か つ十 分
Q靴 意 見聴 取手続 を欠 く条件 の付与 は有
効か
A 意 見聴 取手続 は、申請者 の利益 を保 護
し、 条件 の正当 性を保 障す るた め のも の
であ るから、 これを欠 く条件 の付与 は無
効で あ る。
口頭 によ る ことを原 則とす るが書 面 に
面 によ るの か
Q鞘 意 見 の聴 取 は、 ロ頭 によ る のか、書
A
よ ることも 可能で あ る。
Q瓢 相 手 が正当 な 理由 な く意 見聴取 に応
じな いと き はどうす るか
A 意 見 な しとも考 え ら れ、手続を省 略す
る こと が で き る。
考 慮 す ると これら の処 分 によ って得 た被処 分
者 の地位並 び に付款 た る条 件 の目的 及び態様
を比較検 討す べき こと とな る。
六 法第三十五条の意義
法第三十五条関係)
(
本 条 は国 等 の行 う 道 路 の占 用 に つ いて、
「
許 可制度」で はなく 「
協議 制度」 を と り、
そ の占 用及び占 用料 に関す る基準 を 政令 で定
め る こと と し た も ので あ る 。 こ れ は 、 道 路 の
占 用を 国等 が行 う場合 には、 道路 管 理者 の単
独処 分であ る 「
許 可」 にかからし め る こと は
適当で はな いので 、 これを 対等 の当事 者 間 の
「
協議 」 に代 え るととも に、国等 の行 う事 業
は国 の利害 関係 が大 きく、 か つ、 全国 にわた
る性格 のも ので あ る から、 そ のた め の道路 の
ま た、 一般 的 な条件 の基準 (
法第 八十 七条第
わ れ る。比例 原則 と は、 法律 の根拠 に基 づ い
ては、 いわ ゆ る 「
比例原 則」 が妥当 す ると い
学 説 上、条件 な ど の行政行為 の付款 に つい
Q邸 法第 三十五条 に基 づく政令 が制定 さ
い。
の政令 は、現在 まで のと ころ制定 され て いな
定 め る こと と し た も の で あ る 。 た だ し 、 こ
五
二項)は、法第 三 十 四条 の場合 にも妥当 す る。
すな わち、条件 を付す こと によ って、 道路占
て私人 の権 利自由 を制限す る場合 、 公共 の秩
れ るまで の間 は、都 道府 県 、市町村 にお
占 用 に つ いては、 特 に政 令 で 一律 に基 準 を
用許 可を受 けた者 の権 利、利益 を制限す る こ
序 維持 と いう 目的 の達成 の必要性 と それ によ
いて協議 事 項 の基準 を条例等で定 め、 こ
「
条件」の限界
(
法第三十四条関係)
ととな る場合 のあ る こと から、申請 者 に不当
り、侵 害 され る利益と が適正 比例 し て いな け
な範 囲 に限定 され る こと はもち ろんで あ る。
な義務 を 課す る こととな らな いも ので な けれ
A 差 し支 えな い。
支 え な いか
れ に基 づき占 用料 の徴 収等 を行 って差 し
ば な らな い。このた め、条 件 を付す るとき は、
処 分者 の得 た利益 を制 限し て いると いう点 を
ればな らな い原 則 を いう。道路占 用許 可 は受
益処 分で あ って、付款 が この処 分 によ って被
あ ら かじ め申請者 又 は他 の道路占 用者 の意 見
を 聞 かな ければ ならな いと され る。
道路占用 Q & A
七 「郵便 その他国の行う事業」 の
意義 (
法第三十五条関係)
「
郵便 そ の他国 の行 う事業」 と は、 そ の経
理が 一般 会 計を も って行 わ れ るか特 別会 計を
も って行 わ れ るかを 問 わ ず 、 ま た、 「
事業 」
は、企業 的性 格を有 す るも のに限 らな い。 な
お、 国 に準ず る性 格 のも のと し て、 日本 鉄道
建 設公団 、本 州 四国連絡 橋 公団 は、それ ぞれ、
日本 鉄道建 設公団法 、同施 行令 、本 州 四国連
絡 橋 公団法 、同施 行令 により、 道路 の占 用 の
関係で 国 と みな され て いる。
占 用 の許 可 によ るべき か、法第 三 十五条
よう とす る場合 、 法第 三 十 二条 の道路 の
Q艶 都 道府 県警 察 が、 道路 に交 番を 設 け
規定 の趣 旨 は、協議 によ る占 用 に ついても妥
の協 議 に つ い て は 適 用 さ れ な いが 、 こ れ ら の
督処 分)等 の規定 それ自体 は、直 接 には、 こ
事 の費 用)、 第 七 十 一条 (
道路 管 理者 等 の監
変更す るには、 どうす る のか
Q印 協議 が成 立 し た後 に、協議 の内容 を
し て内容を 明ら か にし ておく べきで あ る。
当す る ので 、協議 の際 に援 用 し、協議 事 項 と
の協 議 に よ る べ き か
「
協議」 の意義
る べ き で あ る。
A 法第 三 十 二条 の道路 の占 用 の許 可 によ
八
A 変更 に ついても協議す ることを要す る。
協議 に特 別 の定 めがあ る場合 又 は新 たな
(
法第三十五条関係)
協議 は、成立 す る ことを要す る。す な わち、
方的 に相互 の法律 関係 を変 更す る こと は
協議 によ る場合 を除 き、道路 管 理者 が 一
法 文上 は 「
協議 す れば 足 り る」 とな って いる
が、 この協議 は、許 可 に代 わ るも ので あ り、
に新 た に道路 の構 造 又 は交 通 に支 障を及
ほぼ同様 に考 え てよ い。 す なわち、 道路 の占
ま た、協議 事 項も道路 の占 用 の許可事 項と
な され (
法 第 四 十 一条 参 照)、 改 め て協
る行為 に該当す ると き は新 たな占 用と み
で きな い。 ま た、そ の変更 が、占 用物件
国 の事業 と いえども、協議 が成 立 しな い場合
に、道路 管 理者 の意 に反 し て占 用でき るも の
ぼす おそ れ のあ る物 件 を添加 し よう とす
日本道路 公団、首都高 速道路 公団、
阪神高 速道路 公団 が、道路 の占 用を行う
で は な い。
6
Q5
場合 、法第 三 十 二条 の道路 の占 用 の許可
によ るべき か、法第 三 十五条 の協議 によ
るべき か
Q卸 法第 三十五条 の協議 により、道路 の
議 を す る必要 があ る。
各 号 の事 項 はもち ろん、法第 三十九条 の占 用
占 用を認 め る場合 、警 察署 長 と の協議 は
用 の目的、 期間、場所等 法第 三十 二条第 二項
料 も協議 の対象 にな る。 そし て、 いわ ゆ る付
必要 か
A 法第 三十 二条 の道路 の占 用 の許 可 によ
Q印 都道府 県 又 は市 町村 が、高架 の道路
款 に相 当 す る事 項、停 止条件 、解除 条件、費
る べ き で あ るo
の路 面下 に公 園を 設 けようとす る場合 、
用負担等 も協議 の内容 に含ま れ る。
回復)、 第 六 十 二条 (
道 路 の占 用 に関 す る 工
占 用 に関 す る工事 の施 行 )、第 四十 条 (
原状
、法第三十八条 (
条件)
道路管理者の道路 の
な お、法第 三十 四条 (
工事 の調整 のた め の
条第 一項 又 は第 三 項 の規定 の適 用を受 け
署長 と の協議 は、当該占 用が法第 三十 二
十二条第五項に基づく道路管理者と警察
図 る ことが望 まし い。す な わち、法第 三
A あ ら かじめ警 察 署長 に連絡 し、 調整 を
法第 三十 二条 の道路 の占 用 の許 可 によ る
べき か、 法第 三 十五条 の協議 によ るべき
A 法第 三 十 二条 の道路 の占 用 の許 可 によ
る べき で あ る
る場合 に限 ら れ るが、 この制度 の趣旨 に
許 可を申請 した場合 にお いて、 そ の申請 に係
な 工事 に係 る道路占 用 の許 可又 は占 用変更 の
照)。
又は、同趣 旨 の規定 があ る (
参 照条文参
工事 の計画書 には、 ど のような こと
かんが み、協議 の場合 も同様 な 取扱 いを
Q位
る道路 の占 用が、法第 三 十三条 に基 づき政令
を 記載 す るのか
理者 に提 出す べき こと は いうまで もな い
工事 の計 画書 は、書 面を も って道路 管
れば な らな いことと し て、道路 管 理者 に許 可
が、 そ の記載 す べき事 項 とし ては、道路
A
を義 務 付 けた。
は占 用 の許 可又 は占 用変更 の許 可を与 えな け
で定 め る基 準 に適合 す ると き は、道路管 理者
す る こと が 望 ま し い。
九 法第三十六条の意義
(
法第三十六条関係)
本 条 は、水道事業 、下水道事業 、鉄道事業 、
の占 用 の場所、 設置す る工作 物、物 件 、
A 法第 三十 六条 が適 用 され る のは、水 道
Q儲 水管 、ガ ス管 、 電柱、電線な ど の設
し たも ので あ る。第 一項で は、 これら の事 業
法 、 工業 用水 道事 業 法、鉄道事業 法、 全
ガ ス事業 、電気 事業、第 一種電気 通信事業 等
によ る道路 の占 用が道路 の構 造 又 は交 通 に及
国新 幹線 鉄 道 整備 法 、ガ ス事業 法、電気
施 設 の名称 及び構 造、 工事 実施 の方 法、
ぼ す 影 響 が 大 き い こと に か ん が み 、 こ れ ら の
事 業 法、電気 通信事業 法 の規定 に基 づく
ついては計画書 の提 出 を要 しな い特 例 を定 め
置で あ れば 、す べ て法第 三十 六条 の適 用
事業 者 が道路 に、水管、 下水管、 公衆 の用 に
も の に 限 ら れ る 。従 って、水 管 、 ガ ス管 、
て いる。す な わち、災害 に因 る復 旧 工事 そ の
の公益性を有 し、 か つ、道路 を最 も多 く占 用
供 す る鉄 道、 ガ ス管 、電柱 又 は電線 を 設 けよ
電柱、 電線等 の設置で あ っても、 これら
他緊急 を要す る工事 又 は政令で定 め る軽易 な
期間、道路復 旧 の方 法等 があ る。
う とす る場合 には、突然 、道路占 用 の申請 を
の法律 に基 づかな い自家 用 の水管 、 電気
工事 を行う必要 が生 じた場合 には、 計画書 の
を受 け る のか
行 わず に、あ ら かじ め、道路管 理者 に工事 計
事業 のた め の水管な ど に ついては、 適 用
提 出 は要 しな い。 こ こで いう 「
そ の他 緊急 を
す る事業 の道路 の占 用 に ついて の特例 を 規定
画書 を提出 さ せ、 一定 の準備 期 間を 設 け、 工
さ れ な い。
ま た、第 二項で は、 これら の事業 が 一般 公
造 の保全等 に関す る適 切な措 置を講 じ得 るよ
て道路管 理者 の合 理的 な 判断 に基 づく道路構
法 第 七十 四条、 第 七 十 五 条)、 鉱 物 の掘
三 十五 条 第 二項)、 自 動 車 道 (
道 路運 送
石油 パイプ ライ ン事 業 法第
イプ ライ ン (
、 石油 パ
外 駐車 場 (
駐 車 場 法 第 十 七条 )
な お、都 市計 画 にお いて定 められた路
易 な 工事 」 に ついては、令 第 十 八条 が定 め て
な ければ な ら な い。 ま た、 「
政令 で 定 め る軽
く、客 観的 に見 て緊急 性 を必要 とす る工事 で
方 的 判断 によ る緊急性 を意味 す るも ので はな
要す る工事 」 と は、単 に事業 者 の側 から の 一
法第 三 十 六条第 一項但書 は、 一定 の工事 に
十 法第三十六条第 一項但書の意義
(
法第三十六条関係)
事 の調 整 (
法第 三十 四条 参 照) そ の他 に つい
衆 の生活 と密 接な 関連 を有 し、 公益 性 が大 き
採 (
鉱業 法第 六十 四条 、第 六十 四条 の二)
う にした 。
いので 、 これら の事 業 者 が、第 一項 の工事 の
に ついては、法第 三十六条第 二項と同様
いる。
計 画書 に係 る工事 、 又 は計 画書 の提 出 が不要
道路占用 Q & A
十 一 「許 可を与えなければならな
い」の意義(
法第三十六条関係)
道路 管 理者 は、あ ら かじめ提 出 された 工事
交 通 の危 険 防止等 のた め必要 な条件 を 付
許 可を認 め る ことと し、道路本 来 の機能 の確
目的た る 一般 交 通を 阻害す るも ので あ ると き
・許
ま道路 管目理者 の不
▲を付、
午 可処
凡分又 は
は
よ条 件
した
A 可能で あ る。 し かしな がら実質的 に物
保を 図 って いるが、 あ る特定 の道路 の構 造 又
す る こと は可能 か
件等 の設置を 不可能 にす るような条件 を
条) と いう要件 が含 ま れ て いるので 、 工事 計
な場所 がな く、 公益 上 やむを得 な いと認 めら
れ る場 所 で あ る こと」 (
令第 十 一条、 第 十 二
は、 「
道路 の敷 地 外 に、 当 該場 所 に代 る適 当
与 えな ければな らな い。 し かし、 この基準 に
三 十三条 の許 可基準 に適合 す る限り、許 可を
う とす ると き は、 あら かじ め、通商 産業
に対 し て、建設大 臣 が裁決 又は決定 し よ
こと に ついて の審 査請 求 又 は異議 申立 て
第 一項 の規定 により許 可 に条件 を付 した
よう とす る場合 にお いて、 法第 八十 七条
す る電線路 を 設置す るた め道路 を占 用し
また、 電気 事業 者 が電気 事業 の用 に供
が著 しく狭 い道路 に ついて車両 の能率的 な連
わち、交通 が著 しく ふくそうす る道路 や幅員
がで き ると した のが本条 の規定 で あ る。す な
おけ る道路 の占 用を禁 止、 又 は制 限す る こと
あ る 場 合 も あ る 。 こ の た め に、 一定 の区 域 に
そ の区域全体 に ついて 一律 に制 限す る必要 が
によ っては、機能 確保を 図 ることがで きず に、
が阻害 さ れ、占 用許 可制度 によ る個別 の対応
は交 通事情 から 一定 区域 の車両 の円滑 な交通
画書 に基 づく占 用で あ っても、道路 の敷 地外
大 臣 に協 議 し な け れば な ら な い こと に
行を図 るため に 一般的 に道路 の占 用を禁止 し、
付す る こと は許 されな い。
に余 地がな く、公益 上 やむを得 な いも ので あ
な って いる (
電気事 業 法第 六十五条第五
又 は制 限す る場合 には、 当該 道路 の事情 を考
計 画書 に基 づく道路 の占 用 に ついては、法第
るかどう か の認定 は、道路管 理者 が行 う 。
項第 二号)。
ま た、法第 三 十 七条第 一項 の規定 により道
Q弘 法第 三 十六条第 二項 により、許 可を
与 えな ければ ならな い場合 であ っても、
で あ り、個 々の占 用物件 に ついて、占 用 の許
画 一的 に占 用を禁 止又 は制限す る こと が適当
平 な行政 の運営 を阻害 す る こと ともな って妥
慮 し て、同 一の占 用物件 に ついては、統 一的
合 には、禁止 又 は制限 が優 先す るほ か、共同
法第 三 十 二条第 五 項 の規定 によ る警 察 署
可又 は協議 の際 に これを処 理す る こと は、 公
路 の占 用 の禁止 又 は制 限区域 が指定 された場
溝 整備 道路 に ついては、原 則 と し て共 同溝 に
長と の協議 は必要 か
A 必要 であ る。
収容 し、車 道 の部 分 の地下 の占 用は許 可し て
はな らな いと され て いる (
共 同溝 の整備 等 に
。
関す る特 別措 置法第 四条 )
道路 の占 用 は、 道路 の構造 又 は交 通 に、何
定 す る必要 があ り、ま た、制 限す る場合 には、
により、 道路 の占 用 の禁 止 又 は制 限す る場合
は、 そ の必要性を 十 分考 慮 し てそ の区 域を指
当 で はな いので 、 「区 域 を指 定 し て」 制 限 す
る こと と した。従 って、法第 三十 七条 の規定
道路 管 理者 が法第 三 十 四条 に規定 す る工
ら か の支 障を 及 ぼすも ので あ るから、法 は 一
そ の対象 とな る占 用物 件、占 用 の場 所、構 造
十二 法第三十七条の意義
(
法第三十七条関係)
事 の調整 のた め の条件 を付 し、 又 は法第
定 の基準 を設 け て、道路 の占 用 が道路本 来 の
Q醇 法第 三十六条第 二項 により、許 可を
与 えな ければ な らな い場合 で あ っても、
八十 七条 の規定 により道路 の構 造保 全、
で あ る。
と い った制 限 の態様 を 明確 にす る こと が必要
いよう な道路 な ど は、該当 す る場合 があ
質 上 一車線 と し ての効 用し か発揮で きな
ゴな
リが
・た
って
とめ に
こ実
はあ っ
揃 の区
ヱい
も歩“車 道
ても
メ別
のに 一車線 の幅員 し かな い道路、 二車線
のに ついては許 可しな ければ ならな い公益事
十六条 の規定 により 一定 の用件 を具備 したも
“あ っ
、法第 三
丁う
っても
れる
る国
玉の行
う道路 の占 用で
も、
法第 三十五条 の規定 により協議 によ ってな さ
があ るか
Q艶 制 限 の具体例 には、 ど のようなも の
こと が で き る o
業 によ る占 用であ っても、禁 止又 は制限す る
定めに特に必要が ある」の意義
十五 「
車両の能率的な運行を図る
ると 思 わ れ る。
十二 「
交通が著しく悉くそうする
の意義(
道路」
法第三十七条関係)
自動 車 、軌 道、 自転車 、 通行 人等 が、 こみ
あ い、交 通 の円滑 が阻害 され る道路 、 実 際 の
交 通量 が計 画交通 量を は るか に超 え る道路で
と は、ど の道路で も当然必要な ことであ るが、
道路 におけ る車 両 の能 率的な運行を 図 る こ
占 用を禁 止す ると か、路面 の堀 さくを た
禁 止す ると か、露 店 や電柱 のような 地上
な公益事業 に係 る 一定 の占 用物件 以外 は
A 電線 、ガ ス管、水 管、 下水道管 のよう
の意であ る。このような状態 にあ るか否 かは、
法第 三 十七条で は 「
特 に必要 」 と さ れ る場合
び たび 行 う地 下占 用を禁止す るな どで あ
る。 な お、 共同溝 整備 道路 (
交通 が著 し
法第三十七条関係)
(
道路 管 理者 の判断 に委 ね ら れ て いるが、道路
に限 り、占 用 の禁 止 又 は制 限を す る ことと し
た。 この判断 も、 道路管 理者 に委 ね られ て い
く ふく そうし て いる道路 又 は著 しく ふく
あ る。 「
著 しく」 と は 「
通常 の程度を超 え て」
管 理者 が この判断 をす る場合 は、 法第 三 十 七
るが、 そ の道路 の種類 、 そ の果 たす機能、 そ
そうす ることが予想 され る道路で 、路 面
よう にしな ければ な らな い。
条 の趣旨を 十 分 に考 慮 し て濫 用 にわたらな い
の周囲 の交 通 の事情等 を考慮 し て客 観 的 に こ
を生ず るおそ れがあ ると建 設大 臣 が認 め
構造 の保 全上及び 道路交 通 上著 し い支 障
が ひんぱ ん に行 わ れ る こと により道路 の
の掘 さく に伴 う道路 の占 用 に関す る工事
、「
球示止」
制限」 の意義
用物 件 の維持修 繕等 一定 の場合 を除 き、
て指定 した道路 ) に ついては、既設 の占
禁止」 と は、 全面的禁止 を いう。 「
「
制 限」
車道部 分 の地 下占 用が禁 止 され る (
共同
(
法第三十七条関係)
と は、 一部 禁止 の意味で あ る。 禁 止又 は制限
溝 の整備等 に関す る特別措 置法第 四条 )。
り許 可 され る通常 の占 用 はもち ろん の こと、
り、法第 三十 二条 及び第 三十 三条 の規定 によ
の対象 とな る占 用 は、 道路 の占 用す べ てで あ
十六
れを 判断 しな ければ ならな い。
十四 「幅員が著しく狭 い道路」の
意義 (
法第三十七条関係)
ど の程度 の幅員 を有 す る道路 を指 す かは、
一概 に言 う こと はで きず 、自動 車 が曲 行 す る
道路で あ るか否 か、歩 車 道 の区 別 のあ る道路
であ るか否 か等 、道路 の通行量 、構造等 によ っ
て、相 対的 に定 ま る。 このような判断 も、 道
「
幅員 が著 しく狭 い道路」 と は、具
路 管 理者 に委 ね ら れ て いるo
5
Q6
体的 にど のような も のか
A 例 えば 、 自動 車 の通行す る道路 であ る
道路占用 Q & A
「
警察 署長と の協議」の意義
A 必要で あ る。従 って、両者 の意 見が 一
又は制 限区域 の指定 の効 力 が かからし め
Q鍵 公示 の内 容 はど のようなも のか
、に よ って は
、そ
ら れ て おり 、 公
ま じ め て、
盤示
う ことがで きな い。ま た、協議 が成 立 し
A
致 しな い場合 は、道路 管 理者 は、道路 の
道路 の使 用関係 に ついては、道路占 用と い
た場合 には、警 察署 長 も、協議 の内 容 に
るが、 禁 止 又 は 制 限 す る 理 由、 区 域、
十七
う道路 法 の規定 によ る道路管 理 の観点 から の
拘束 され、協議 に基 づ いて道路管 理者 が
期 間、 制 限 す る場 合 にあ って は、 さ ら
の指定 の効 力が発 生す る。
規 制 があ る 一方 、道路 交 通法 の規定 によ る交
占 用を禁 止 し、 又 は制 限 した場合 には、
に そ の対 象 と す る占 用物 件 、 制 限 の態
占 用 の禁 止 又 は制 限す る区域 の指定 を行
通警 察 の観点 から の道路 使 用と いう規 制 が加
そ の禁 止、 制 限 の範 囲内 に、道路交 通法
様等 を 明確 に表 示しな ければ ならな い。
(
法第三十七条関係)
え ら れ て いる。 そ こで 法第 三十 七条 の規定 に
第 七十 七条第 一項 の規定 によ る警 察 署長
法 は 、 特 に ふ れ て いな いが 、 建 設 大 臣
が道路管 理者で あ ると き は官報 により告
占 用 の禁止 又 は制 限 が不意 に行 わ れ ると、占
法第 三 十七条第 一項 の規定 により、道路 の
し め る必要 があ る ので 、公 示 に併 せ て当
な お、で き るだ け 一般 公衆 に周知徹 底 せ
えば 公報 など)により公 示す べきで あ る。
A
Q力 公 示 の方 法 は、何 か
条 文 上 は、 「そ の旨」 と定 めら れ て い
基 づく道路 の占 用の禁止 又は制 限 に ついても、
の道路使 用許可も禁止され ると解 され る。
「
公「
示」 の意義
用 の禁 止又 は制限を知 らな いた め に無 駄な占
該区 域を 示した図面等 を関係事務 所 にお
示 し、 そ の他 の場合 は、 地方 公 布 式 (
例
協議 の内 容 は、占 用を禁 止 し、 若 しく は制
用 の許 可申 請 又 は協議 の手続 がと ら れた り、
いて 一般 の縦覧 に供 す る等 適当 な措 置を
(
法第三十七条関係)
限 し よう とす る理由及び 区 域又 は指定 を解除
第 三者 に不測 の損害を も たらす おそ れがあ る
と る こ と が 望 ま し い。
+八
道路管 理権 と交 通警 察権 と の調整を 図 る必要
があ る ので、法第 三十 七条第 二項で は、道路
管 理者 が、道路 の占 用 の禁 止、制 限す る区 域
を指定 し、 又 は解除 し ようとす る場合 には、
し ようとす る理由 及び 区 域で あ る。 この ﹃理
ので 、法第 三十 七条第 三項 の規定で は、道路
あら かじ め当該 地域を管轄 す る警 察 署長 に協
由 」 に つ い て は 、 道 路 の状 況 と の関 連 に お い
管 理者 が、道路 の占 用 の禁止 又 は制 限 の区 域
議 しな ければ ならな いと し て いる。
て車両 の能率的 な連行 を 図 るた め の必要性 が
を指定 しよう とす る場合 は、あ ら かじめ、 そ
(
Y .s )
具 体 的 に 協 議 さ れ 、 「区 域 」 に つ い て も 、 そ
の旨を 公 示 しな ければ な らな いとし て いる。
A 発 生 しな い。 公示 に道路 の占 用 の禁止
るか
禁 止 又は制 限 の区 域 の指定 の効 力 は生 じ
Q鎚 公示 がな い場合 で も、道路 の占 用 の
の理由 と の関連で いかな る区 域を も って対象
とす るかが問題と な ろう。
Q印 法第三十七条第二項の協議が成立す
るた め には、道路管 理者と警 察署長 の意
見 の合 致 が必要 か
94 8
道行セ
50
○道路法
参 照条 文
まで に、あら かじめ当該 工事 の計画書 を道路管 理者 に提
お いては、 これら の工事 を実施 しようとす る日 の 一月前
○道路法施行令
(工事 の調整 のた めの条件 )
第 三十 四条 道路管 理者 は、第三十二条第 一項又は第 三項
事を行う必要 が生じた場合 にお いては、この限りでな い。
工事 そ の他緊急を要す る工事 又は政令で定 め る軽易な 工
分 の延長が 二十 メート ルを こえな いも のの設置又は改修
に関す る工事 とす る。
水管、 下水道管、ガ ス管 又は電線で、道路を占 用す る部
不動産 登記法 (
明治三十 二年法律第 二十四号)
ら の法令 を準 用す る。
及び 政令で定 め るそ の他 の法令 に ついては、政令で定 め
ると ころ により、 公団を国 の行政機関と みなし て、 これ
第 四十条
る軽易な 工事 は、各 戸 に引き込むた め に地下 に埋設す る
法第三十六条第 一項但書 に規定す る政令 で定 め
の規定 による許 可を与 えようとす る場合 にお いて、道路
2 道路管 理者 は、前 項 の計画書 に基 く工事 全別項但書 の
規定 によ る工事 を 含 む。) のた め の道路 の占 用 の許 可 の
○ 日本 鉄 道建 設公団法
(工事 の計画書 の提出を要しな い軽易な 工事 )
を不経済 に損傷 し、又は道路 の交 通 に著 し い支障を及 ぼ
さな いため に必要があ ると認 めるときは、当該中請 に係
が第 三十三条 の規定 に基く政令で定 める基準 に適合す る
申請があ った場合 にお いて、当該申請 に係 る道路 の占 用
第十 八条
る道路 の占 用 に関す る工事 と他 の申請 に係 る道路 の占 用
出 し ておかな ければな らな い。ただ し、災害 による復 旧
に関す る工事 若しく は他 の道路占 用者 の道路 の占 用又は
(
他 の法令 の準 用)
道路管 理者 は、交通 が著 しく ふくそうす る道
路 又は幅員 が著 しく狭 い道路 に ついて車両 の能率的な運
第 三十 七条
(
道路 の占 用 の禁止 又は制限 区域等 )
を与 えな ければ ならな い。
ときは、第 三十 二条第 一項又は第 三項 の規定 によ る許 可
道路 に関す る工事 とを相互 に調整す るた め に当該許 可 に
対し て必要な条件を附す る ことがで き る。 この場合 にお
いて、道路管 理者 は、あら かじめ当該申請 に係 る道路 の
占 用 に関す る工事 を行 おうとす る者 又は他 の道路占 用者
○日本鉄道建設公団法施行令
行を 図 るため に特 に必要があると認める場合 にお いては、
第 三十三条、第 三十五条及び前 条第 二項 の規定 にかかわ
第十条 次 の法令 の規定 に ついては、公団を国 の行政機関
(
国 の行う道路 の占用 の特例)
の意 見を聞 かな ければならな い。
らず 、区域を指定 し て道路 の占 用を禁止 し、又 は制限す
る ことがで き る。
第 四十七条 の二第 一項 の規定 によ る場合 のほか、道路 の
道路法 (
昭和 二十七年法律第百 八十号)第 三十五条
︹
国等 の行う道路 の占 用 の特例︺
不動産 登記法 (
明治三十二年法律第 二十四号)
第 三十五条
五 道路法 (
昭和 二十七年法律第 百八十号)
第 四条 次 の法令 の規定 に ついては、公団を国 の行政機関
と みなし て、 これら の規定 を準 用す る。
(
他 の法令 の準 用)
○本州四国連絡橋公団法施行令
ら の法令を準用す る。
及び政令で定 めるそ の他 の法令 に ついては、政令で定 め
ると ころにより、公団を国 の行政機 関と みな し て、 これ
第 五十 一条
(
他 の法令 の準 用)
○本州四国連絡橋公団法
四
と みな し て、 これら の規定 を準 用す る。
(
他 の法令 の準 用)
2 道路管 理者は、前 項 の規定 により道路 の占 用を禁止 し、
郵便 そ の他国 の行う事業 のた め の道路 の占 用
わらず、国 が道路管 理者 と協議 す れば足り る。 この場合
又は制限す る区域を指定 しようとす る場合 にお いては、
第 三十 五条
にお いて、同条第 二項各 号 に掲げ る事 項及び第 三十九条
あら かじめ当該地域を管轄す る警察署長 に、当該道路 の
に ついては、第三十 二条第 一項及び第 三項 の規定 にかか
に規定す る占 用料 に関す る事 項 に ついては、政令で そ の
占 用を禁止 し、又は制限しようとす る理由及び区域 に つ
いて協議 しな ければならな い。当該道路 の占 用 の禁止 又
基準を定 め ることがで き る。
(
水道、電気、ガ ス事業等 のため の道路 の占 用 の特 例)
水道法 (
昭和 三十 二年法律第 百 七十 七号)、
は制 限の区域 の指定を解除しようとす る場合 にお いても、
第 三十 六条
同様 とす る。
3 道路管 理者 は、前 二項 の規定 に基 いて道路 の占 用を禁
工業 用水道事業 法 (
昭和 三十 三年法律第 八十四号)、下
(
昭和六十 一年法律第 九十 二号)若 しくは全国新幹線 鉄
水道 法 (
昭 和 三 十 三 年 法 律 第 七十 九 号)、 鉄 道事 業 法
、ガ ス事 業 法
道整備 法 (
昭和 四十 五年 法律第 七十 一号)
建設大 臣及び道路管 理者 は、 この法律 の規定
に限 る。)、下水道管、公衆 の用 に供す る鉄道、ガ ス管 又
構造を保全 し、交 通 の危険を防止し、そ の他円滑な交通
を確保す るた め に必要 な条件を附す る ことがで き る。
によ ってす る許 可、認 可又は承認 には、第 三十 四条又 は
第 八十七条
(
許 可等 の条件)
止 し、又 は制限す る区域を指定 しようとす る場合 にお い
ては、あら かじめそ の旨を公示しなければ ならな い。
、電気 事業 法 (
(
昭和 二十九年 法律第 五 十 一号)
昭和 三
十九年法律第百 七十号) 又は電気 通信事業 法 (
昭和五十
九年法律第 八十六号)の規定 に基 づき、水管 (
水道事業 、
は電柱、電線若 しくは公衆電話所 (
これら のうち、同法
2 前 項 の規定 によ る条件 は、当該許 可、認 可又は承認を
水道 用水供給事業 又は工業 用水道事業 の用 に供す るも の
に基 づくも のにあ っては、同法第 十 二条第 一項 に規定 す
受 けた者 に不当 な義務を課す ることとな らな いも のでな
ければ ならな い。
る第 一種電気 通信事業者がそ の事業 の用 に供す るも のに
限 る。)を道路 に設 けよう とす る者 は、第 三 十 二条第 一
項又 は第 三項 の規定 によ る許 可を受 けようとす る場合 に
道路占用 Q & A
○駐車場法
都市計画 にお いて定 められた路外 駐車場 の用 に
(
助成措置)
第十 七条
○道路運送法
(
道 路等 に接続す る 一般自動車道 の造 設)
お いて、 そ の者 が同条第 三項 に規定す る敷設計画書 に
係 る公益物件を設置 し、及び当該公益物件 の維持、修
繕 又は災害復 旧を行なう場合
二 公益物件を収容す るため の施設又は これと同等 以上
の公益性を有す る施 設で、路 面 の掴返 し によ る道路 の
構造 の保全上及び道路交通上 の支障を生ず るおそれが
第 七十 四条 自動車道事業者 は、道路法 によ る道路、河 川
又は運河 の管 理者 の許 可を受 け て道路法 によ る道路、河
川又 は運河 に接続 し、若しく は近接 し、 又は これを横断
し て 一般自動車道を造設す る ことがで き る。
少な いと認 めて建設大臣が指定 す るも のを設置し、及
び当該施 設 の維持、修繕 又は災害復 旧を行なう場合
供す るた め に、道路 の地下又は都市公園法 (
昭和 三十 一
年法律第 七十九号)第 二条第 一項 の都市公園 の地下 の占
2 前 項 の管 理者 は、当該公共物 の効 用を妨げな い限り、
これを許 可しな ければ ならな い。
用 の許可 の申請があ った場合 にお いては、当該占 用がそ
れぞれ道路法第 三十三条又 は都市公園法第 七条 の規定 に
第 六十 五条
(
公共用 の土地 の使 用)
○電気事業法
場合
同溝が建設される道路 の部分以外 の部分 に仮 に設置し、
及び当該公益物件 の維持、修繕 又 は災害復 旧を行なう
四 共同溝 の建設が完 了す る以前 にお いて、当該共同溝
に敷設す べき公益物件を、緊急 の必要 に基 づき当該共
を行なう場合
定 によ る許 可又 は協議 に基 づき設置 された又 は設置 さ
れ る工作物、物件 又は施設 の維持、修繕 又は災害復 旧
共同溝整備道路 の指定 の日前 にな された道路法第 三
十 二条第 一項若 しくは第 三項又 は同法第 三十五条 の規
基 く政令で定 め る技術的基準 に適合す る限り、道路管 理
専 用自動車道 には、第 五十条 から第 六十条ま
で 、第 六十三条、第 六十七条 から第 七十条まで、第 七十
三条及び前条 の規定を準 用す る。 この場合 にお いて、 こ
れ ら の規定 中 「
運輸 大 臣 及び 建 設大 臣」 とあ る のは、
「
運輸大臣」と読 み替 え るも のとす る。
○鉱業法
第 六十 四条 鉱業権者 は、鉄道、軌道、道路、水道、運河、
港湾 、河川、湖、沼、池、橋、堤防、ダ ム、 かんが い排
(
掘採の制限)
油 パイ プ ライ ン事 業 の用 に供 す る導 管 が道路 (
道路 法
三
第 七十 五条
(
専 用自動車道)
者 又は都市 公園法第五条第 一項 の公園管 理者 は、 それぞ
れ これら の法律 による占 用 の許可を与 え るも のとす る。
2 団 は、都市計画 にお いて定 められた路外駐車場を設置
す る地方公共団体 そ の他 の者 に対 し、 そ の設置 に必要な
資金 の融通又はあ っせん に努 めな ければ ならな い。
建 設大臣 は、第五条第 一項又は第 八条第 一項
(
道路 の占 用 の特 例)
○石油 パイプ ライ ン事業 法
第 三十 五条
(
昭和 二十七年法律第 百八十号) によ る道路を いう。以
下同 じ。) に設置 されるも のであ るとき は、あ ら かじめ、
水施 設、公園、墓地、学校、病院、図書館及び そ の他 の
公共 の用 に供す る施設並び に建物 の地表地下とも五十 メー
の許可 の申請があ った場合 にお いて、当該申請 に係 る石
道路管 理者 の意見を きかな ければならな い。
5 主務大臣 は、次 の場合 は、あ ら かじめ、通商産業大臣
に協議 しな ければ ならな いo
二 電気事業者 が電気事業 の用 に供す る電線路を設置す
も のを占 用しようとす る場合 にお いて、道路法第 三十
るた め前 項 の道路 又は道路 とな るべき区域内 の土地若
しくは当該土地 に設置 された道路 の附属物 とな るべき
○共 同溝 の整備等 に関す る特 別措 置 法
定 により道路管 理者が徴収す る占 用料 の額 の決定 又は
九条 ︹
占 用料 の徴収︺第 一項 (
同法第九十 一条 ︹
道路
予定 地︺第 二項 にお いて準 用す る場合 を含む。) の規
道路管 理者 は、前条第 一項 の規定 によ る共同溝整
備道路 の指定 があ った場合 にお いては、当該道路 の車道
条 の規定 によ る協議 に応 じ てはならな い。 ただ し、次 の
うとす るとき。
より許可若しく は承認 に条件を附 した こと に ついての
審査請求又 は異議申立 てに対し て裁決 又は決定 をしよ
第 四条
同法第 八十七条 ︹
許 可等 の条件︺第 一項 (
同法第九十
一条第 二項 にお いて準 用す る場合 を含 む。) の規定 に
(
共同溝整備道路 における許 可等 の制限)
を拒む ことがで きな い。
庁又は管 理人 の承諾を得な ければならな い。但し、当該
管 理庁 又は管 理人 は、正当 な 理由がな ければ 、そ の承諾
ト ル以内 の場所 にお いて鉱物を堀 採す るには、他 の法令
の規定 によ って許可又は許 可を受 けた場合を除 き、管 理
2 道路管 理者 は、第 五条第 一項又は第 八条第 一項 の許 可
を受 けた石油 パイプ ライ ン事業 の用 に供す る導管 に つい
て、道路 法第 三十 二条第 一項又は第 三項 の規定 によ る道
路 の占 用 の許 可 の申請があ った場合 にお いて、当該申請
に係 る道路 の占 用が同法第 三十三条 の規定 に基 づく政令
で定 める基準 に適合 す るときは、 そ の許 可を与 えな けれ
ばな らな い。
3 石油 パイプ ライ ン事業者 は、前 項 の許 可を受 けようと
す るときは、そ の工事をしようとす るHの 一月前 まで に、
の部 分 の地下 の占 用 に関 し、道路 法第 三十 二条第 一項若
しく は第 三項 の規定 によ る許可を し、又 は同法第 三十五
ならな い。ただ し、災害 による復 旧工事 そ の他緊急 を要
す る工事 又は政令で定 める軽微な 工事 に ついては、 この
各号 に掲 げ る場合 は、 この限りでな い。
当該 工事 の計画書を道路管 理者 に提出 し ておかな ければ
限りでな い。
と ので きな い理由 により共同溝 が建設されな い場合 に
一 次条第 二項 の規定 によ る申出を した者 の責 に帰す こ
94.8
道行セ
52
○ 地下埋設 工事等 による道路 の掘り返しの規制
及びこれによる事故の防止に関する対策要綱
通商産業省企業局長
厚生省環境衛生局長
通商産業 省公益事業 局長
警察庁交通局長
(
昭和 四五年 一〇月五 日事務次官等会議 中合 せ)
第一 目 的
運輸省鉄道監督 局長
郵政大 臣官房電気通信監 理官
この対策要綱 は、最近 におけ る地下埋設工事 そ の他 の
道路 の掘 り返しを伴 う占 用工事 (
以下 「
地下埋設工事等」
労働省労働基準局長
および主要幹線街路 のうち交通量が多 いも のとす る
が、 そ の他 の道路 に ついても、大規模な掘削を伴う
工事が予定 されるものは、これに含まれるも のとす る。
◎ 道路管 理者 は、② および③ の計画 に係 る工事 の施
行時期 および施行方法 に ついて、地方連絡協議会 に
は か ったう え、所要 の調整を加 え、当該年度 の地下
埋設工事等 の計画を決定 す るも のとす る。
◎ ㈱ の地下埋設 工事等 の計画を変更 す る必要が生 じ
③または◎ により決定 された計画 に基 づ いて行なわ
の 地下埋設工事等 は、特別 の事情 によるも ののほか、
たときは、当該年度 の途中 にお いて再検 討し、所要
の変更を加 え るも のとす る。
ア 第 この 一および 三 の方針 に基 づく道路 工事 およ
② 地方連絡協議会
消防庁次長
自治省財 政局長
と いう。) によ る道路交 通 の障 害 および道路 の不経済 な
損傷 が著しく、事故 が多発 か つ大規模化 し て いる現状 に
かんが み、関係機関 の緊密な連絡 の下 に、地下埋設工事
合 理化 および 地下 埋設 工事等 の施行方法 の改善を 図 る こ
等 に ついての規制 の強化、地下埋設物 の道路占 用方 式 の
と により、道路 の構造 の保全 および 円滑な交通 の確保な
び 地下埋設 工事等 の施行時期 および施行方法 の調
の 当該 工事 の施行 に伴う既存 の地下埋設物件 の移 設
事故を防止す るため、次 の事 項 に ついて協議 を行なう
も のとす る。
地方連絡協議会 にお いては、地下 埋設 工事等 によ る
三 事故防止対策 の協議
関係道路管 理者
地方連絡協議会 の委員 は、次 のと おりとす る。
な ければな らな いも のとす る。
整ならび に事故 の防止 に関す る対策 に ついて連絡
ィ
絡協議会 を置く。
協議 す るため、 一定 の地域を単位とし て、地方連
らび に事故 の防止を 図 る ことを目的とす る。
一 地下 埋設 工事等 を計画的 に行なわ せるた め、道路 工
第二 方 針
事 および 地下埋設工事等 の施行時期 および施行方法 に
建築 に関す る関係特定行政庁
埋設物件 の防護方法
等 の措置 および掘削 により露出す る こととな る地下
地下埋設工事等 によ る道路交通 の障害 および道路 の
ついて合 理的な調整を図 る。
関係労働基準局長または労働基準監督 署長
関係公安委員会ま たは警察署長
二
損傷 を最小 限 にとど めるため、 地下埋設工事等 の施 行
理者 の立会 い、巡視 および点検 の方法
② 当該 工事 の施行 に伴 い必要 とな る関係 公益物件管
よび 工事 現場附近 の住民 に対す る警報体制
③ 事故発生 の際 における関係者 に対す る通報体制 お
⑤ そ の他事故 の防止 に関し必要 な事 項
4 占 用関係 図面 の整備
関係公益事業 者 は、道路管 理者 の指示す ると ころ に
0 地方連絡協議会 にお いては、道路 工事 に関す る長
二 道路 工事 および 地下埋設 工事等 の施行時期等 の調整
道、鉄道、ガ ス、電気 、電気 通信等 の公益事業 者)
関係 公益事業者 (
水道、工業 用水道、下水道、
軌
関係消防長ま たは消 防署長
方法 の改善 を図 る。
地下埋設工事等 によ る事故を未然 に防止す るた め、
地下埋設工事等 の施行方 法 の改善 を図 るととも に、事
三
故発生 の際 におけ る通報 体制等 を確立す る。
四 道路 の掘 り返 し の規制 および事故 の防止 に関す る対
策 とし て、共同溝 の建設 の推進を 図 る。
期計画と の整合性を考慮 した地下埋設 工事等 に関す
る長期計画を策定す るも のとし、この計画 に基 づき、
置
一 連絡協議会 の設置
第三 措
道路台帳を整備 す るも のとす る。
より、地下埋設物 に関す る図面を作成 し、道路管 理者
に提出す るも のと し、道路管 理者 は、当該 図面 により
各年度毎 の施行時期 および施行方法 に ついての合 理
関係者 の緊密 な連絡 の下 に、各種地下埋設 工事等 の
的な調整を行なうも のとす る。
の 中央連絡協議会
ア 第 二 の方針 に基 づく道路 の掘 り返し の規制 およ
② 道路管 理者 は、毎年度、当該年度 の開始前 に当該
建 設省道路局長
③ 公益事業者 は、毎年度、当該年度 の開始前 に当該
年度 に行なう道路 工事 の計画を関係公益事業者 に提
示す るも のとす る。
「
地下埋設 工事等 によ る道路 の掘 り返し の規制 に関
議申合 せ) は、廃 止す る。
す る対策要 綱」 (
昭和 三三年 六月 一二 日事 務次官等会
2
たと ころ によ る。
1 ガ ス導管 に係 る地下埋設 工事等 に ついては、本要綱
によ るほか、大 阪ガ ス爆発事故 対策連絡本部 が決定 し
第 四 そ の他
び事故 の防止 に関す る対策 に ついて連絡協議す る
た め、建設省 に中央 連絡協議会を置く。
建設省計画局長
年度 に行なう地下 埋設 工事等 の計画を道路管 理者 に
ィ 中央 連絡協議会 の委員 は、次 のと おりとす る。
建設省都市局長
提出す るも のとす る。
国 の、② および ③ の計画 の対象とな る道路 は、国道
建設省住宅局長
警察庁刑事 局保安部長
趣旨
嚢藁瓣瓣 艀ネジメ
ー
近年 、交 通混雑 を 緩和 し、道路交通 の円滑化 を
図 るた め、道路 ネ ット ワー ク の整備 等 によ る交 通
容量 の拡大策 に加 え、都 市 又 は地域 レベ ルの道路
交 通混雑 の緩和 を交通 の 「
需要 」 を調整す る こと
に よ って 行 う 交 通 需 要 マネ ジ メ ント (
T D M) の
考 え方 が定着 し てき つ つあ る。
TD Mは、 欧 米 にお いて調査 ・研究 が進 み、特
に米国 にお いては、 具体的 な施策 と し て適 用事 例
が数多 く 見受 けら れ ると ころであ るが、 日本 にお
い て は 施 策 と し て定 着 す る に は いた って いな いと
こ ろで あ る。
こ の た め 、 本 シ ンポ ジ ウ ムで は 、 欧 米 で の T D
z
3
建設省道路局企画課道路経済調査室
テ ー・マ
一三
⋮三 0 j
一七 ⋮○0
「日 本 に お け る T D M の 実 施 に 向 け て」
日 時
場 所
九 月 六 日関
4
経団 連 ホー ル (
東京 都 千代 田区大手 町 一ー 九-・
経 団連会 館 MF)
主 催
四
5
都道府県渋滞対策協議会
後 援
建 設省、警 察庁 、運輸 省、 日本 道路 公団、首
6
組等 を踏 ま え つ つ、 T DM の日本 への普 及 ・定着
都 高 速道路 公団、経済団 体連合会、 日本商 工
M への取組 み、 日本 における先進 的 な TDM の取
の方 向を展 望す るも ので あ る。
会議所、節道路経済研究所、㈱計量計画研究
7
所、 ㈱ 全 日本 交 通 安 全 協 会、 間 日本 バ ス協
会 、 ㈲ 全 国 乗 用 自 動 車 連 合 会 、 ㈲ 全 日本 ト
ラ ック協会
プ ログ ラ ム
○基調講演
太 田 勝敏 東京大学工学部教授
.
- 交 通 需 要 マネ ジ メ ント の展 開 に
向 け て--
○ パ ネ ルデ ィ ス カ ッ シ ョ ン
ー 日本 におけ るTD M の実施 に向 け
てー-
・コー デ ィ ネ ー タ ー
岡野 行秀 東京大学名誉教授
・パ ネ リ スト
岩越 和紀 J A F MA T E編集 長
太 田 勝敏 東京大学工学部教授
高 田 邦道 日本大学理工学部教授
橋本 昌史 新東京国際空港公団理事
藤原 ま り 子 ㈱博報堂生活総合研究所
山出
孟 節道路経済研究所理事
保 金沢市長
客員研究員
山根
※な お、 当 日 は諸 外 国 の事 例 も 幅 広 く 紹 介 さ れ
ます。
94.8
道イ
テセ
54
夢 パ ーク ・ ア ン ド ・ ライ ド施設
(カリフオ ル ニア州 )
国翼潮
《夕方、 パ ーク ・ ア ン ド ・ ライ ド施設に到着
騒腰蛎き
ら
ル
ミ
した バ ス から降りる通 勤者
(カリ フォルニア州 )
に
駐
茄
鷲
慈
愛
多
蓼
篇
褻
嚢嚢勺
凝
庭
淺
発礬
きざ
ゆ多乗員車専用車線
(カリフ ォ ルニア州 )
ミ
、
尋自転車専用走路
(カリフ ォ ルニア州 )
少鉄道車 両の一部には自転車がその
まま 乗り込めるス ペ ース を設置し
て いる
(コ ペ ンハーゲ ン)
﹀
ゞ
/;
剣メインストリートは ゾーン境界線となっ
て おり、 バ ス、 路面電車 が主体の交通
シス テム と なって いる
(イ エテ ポリ (スウ ェ ーデン))
56
道行セ
94,8
の道歴史縄衞◎
過去から未来へ
シリーズ' ‘鬱②適 鬘②鱸
味波 亨
奈良県土木部道路維持課長
わ が国 初 の二四時間 世界 に開 か
います。 九 月四 日 に開港 され る
路整備 課 長様 より紹介 され て い
号本 シリ ーズ で京 都 府 の浦 田道
諸事業 に着手 され つつあります 。
歴史街 道構 想 に ついては、六 月
体化 に向 け て官 民 一体 とな って
道構想 が発案 され、今 日そ の具
て います 。 一方 、新 しく歴史街
内外 の人 々が 日本 の歴史 を楽 し
く、 し かも比較 的短 時間で 体験
て整備 し、 この街 道を 訪 れ る国
日本 史 の舞 台 を 一つの街道 と し
奈 良、京都 、 大 阪、 神 戸と いう
づ く り 」 を ポ イ ント に 、 伊 勢 、
り」、 「
歴 史文化 を 活 かし た地域
り 」、 「新 し い 余 暇 ゾ ー ン づ く
はじめに
れた関 西国際空 港を始 め、 関西
ます が、改 め て簡単 に申 します
ビ ッグ プ ロジ ェク ト が 進 行 し て
現 在、 近 畿 地 方 で は 多 く の
文化 学術研究都市 の整備 、 明石
でき ることを 目的とし て います。
本 町内 ) に本年 六月、土 器 に描
古 ・鍵 遺 跡 (
現在 の磯城 郡 田原
ま いり ま す と、 弥 生 時 代 の唐
まず 、 タイ ムリ ーな 話題 から
ただ きた いと思 います。
日本史 の教科書 を 思 い出 し て い
これ から しば らく学生 時代 の
古代史ゾーン
紹介 いた します。
そし て未 来 に続 く奈 良 県 の道を
ルートを中 心 に、過 去 から現代
今 回 は、 それぞ れ のゾ ー ン、
者秘境 ルートを担当 し て います。
時代ゾ ー ン、 サブ ルート の修 験
ン ルート の古代 史ゾ ー ンと奈 良
このな かで、奈 良県 は、 メイ
と、 「日本 文 化 の発 信 基 地 づく
歴史街道構想
海 峡大 橋 の建 設な ど が進 めら れ
癪
古代史ソーン
シリーズ / あの道 この道
登呂遺 跡と とも に弥 生時代 の代
かれて いた楼 閣が復 元 されま し
た。唐古 ・鍵遺 跡 は、静岡県 の
の工事 に伴 う も ので あ ったと の
な った のは、 現 一般 国道 二四号
の大 規 模 な 発 掘 のき っか け に
つきま せん。 この唐古 ・鍵 遺跡
表的 遺 跡と し て有 名 で、あ ま り
ことで あり、 このたび復 元 され
た楼 閣 は、国 道 からも見 る こと
に範 囲 が広 す ぎ てま だ十 分 に発
掘 調査 が行 わ れ て いま せんが、
背
“
ゞ
′,
/
獣
=“ V ▲/
岳
竜
=
‘
*
の‘原
そ の後 、大和 朝 廷 が全国 を統
がで きま す。
持 った楼 閣 が描 かれた土器 が発
一し て いく 過 程 で いろ いろ あ っ
先 年 、 鳥 の飾 り の あ る屋 根 を
見 さ れ、 邪馬台 国を めぐ る 一つ
たようで す が、学 説 も分 かれ て
山麓を南 北 に通 じ る道で 、現在
のべ) の道で あ り、後 者 の代 表
者 の代 表的 なも のが山辺 (
やま
道路 へと発 展し て いきます。前
方 向 に人 工的 整備 を施 した直 向
ま れた自 然道路 から、 東西南 北
神 社 ま で ハイ キ ング コー スと
とす る桜 井市 の大神 (
おおみわ)
鳥 居 の モデ ルで 三輪 山を御 神体
どを経 て、三輪素麺 のラ ベ ルの
宮 、崇 神 天皇 陵 、景 行 天皇 陵 な
天 理市 の石上 (いそ のかみ)神
へ紀
伊
の話題 とな ったも ので した。 そ
いるようで す ので 、聖徳 太 子 の
次第 に整備 が進 み、 けも の道、
'
の楼 閣を このたび復 元 したも の
時代 (
六世紀後 半)まで 時代 を
的 な も のが上 ツ道、中 ツ道 、 下
な っており、 現代 人 に潤 いを与
河
で 、高 さ 一二 ・五 mの巨大 な建
で も奈良市 から 七支 刀で有 名 な
ツ道、横大路 、北横 大路等で す。
ツ道 、 上 ツ道 と 並 行 し 、 さ ら に
のほ ぼ中央 を通 り、東 へ順 に中
南 北方 向で、 下 ツ道 が大和盆 地
おり、北横 大路 は、大 和盆 地中
東 西 に横 切り大 阪湾 へと続 いて
横 大路 は、大和盆 地 の南部 を
鳩を 終点 とし て いま す。
央 やや北 よりを東 西 に横 切り斑
山辺 の道 は、大和盆 地 の東 の
東 に 山 辺 の道 が 通 って いま す 。
え て いま す 。
こ
この時代 にな ります と、道 も
踏 み分 け道 よ り自 然発 生的 に生
て建 てられた かを 思うと興味が
進 め る ことと します。
内
15km
上 ツ道 、 中 ツ道 、 下 ツ道 は 、
古道図
物 で、千数 百年前 ど のよう にし
路
10
0
5
t l -」 ・
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津′=
木
泉津 /
、ミ/
平城京 忠ノ
"
︲︲■
れ
き“ 閣
檄
“
3
、
? 古
唐
、
唐古 ・鍵遺跡 復元された楼閣
あり、また、斑鳩で す。斑鳩 に
この時代 の中 心は飛鳥 地方で
ます。
速 のようなも のだ ったと思 わ れ
解 釈す ると、首 都高 速 、 阪神 高
これら の直 向道路 は現代 風 に
いま す と 、 空 港 への リ ムジ ン バ
鳩で あ ります ので 、 現代 風 に い
を さ か のぼ ると到着 す る のが斑
大 阪湾 の港で 、 そ こから大 和 川
る関西国 際空 港 に該 当す る のは
代 の成 田空港 や間 もな く開港す
道 を登 って いくと多武峰 (
とう
そ の石舞 台を横 に見な が ら山
はずで す。
ら れ、蘇 我氏 の力 を 示 し て いた
り や飾 り の石 も表 面 に敷 き詰 め
て いる石舞 台 も、当時 は、 土盛
を 用 いた蘇我馬 子 の墓 と言 わ れ
即位し、天武 天皇となりました。
原 (
あす かき よ みが はら)宮 で
大海 人皇 子 が勝利 し、 飛鳥 浄御
と子 の大友皇 子と の間で行われ、
乱が天智天皇 の弟 の大海人皇子
六 七二年後継 争 いで あ る壬 申 の
ましたが、六七 一年 に亡くなり、
律令国家 の形成 に努 め、後を 引
ス の 夕 i ミ ナ ルが 斑 鳩 だ った の
社 があ ります。 そ こで 、 蹴鞠 を
き継 いだ持統 天皇 は、 下 ツ道 、
ついては、 六 〇 七年 に聖徳太 子
五 八 七年物部 氏 を破 ってから
しな がら中大 兄皇 子と中 臣 (
後
中 ツ道、横大 路 に囲 ま れた地域
天武 天皇 は、 天皇親 政 によ る
す 。法隆 寺 は、世 界最古 の木 造
大化改新まで、蘇我氏三代馬 子、
の藤原 ) 鎌足と が語 り合 ったと
に日本 初 の本 格的 な都 で あ る藤
のみね) があ り、 そ こに談 山神
建築で あ り、本 年 、姫路 城 とと
蝦夷、入鹿 の全盛 の時代 が続 き、
いわ れ て いる のが、古代 史史 上
原京 を造営 しま した。
で す。
も に世界文化 遺産 に指定 されま
そ の中 心 は、 飛鳥で 、 そ れ に対
最も劇的な事件である大化改新
により法隆 寺 が建 立 され て いま
した。当時 の外 国 と の窓 口、 現
し て、斑鳩 に聖徳太 子が おられ、
し、今 に残 る亀 石、 猿石、鬼 の
先 端 フ ァ ッ シ ョ ン の人 々が 往 来
壁 面 に極 彩色 で描 かれ て いる最
二年 に発見 さ れた高 松 塚古 墳 の
当 時 の飛鳥 の風景 は、 一九 七
見皇 子 らが 入鹿を 殺害 、父親 の
た ぶ き の み や ) に お い て、 中 大
月 三 百 飛鳥板蓋 宮 (
あす か い
ぼす な ど したた め、 六 四五年 六
子 の山背兄皇 子を斑鳩 に改 め滅
年 には、蘇 我 入鹿 が聖徳 太 子 の
蘇 我氏 の力 が増 大 し、六 四三
が現 れ て います が、当 時 の超 モ
石舞 台 の土盛 りが消失 し、巨 岩
の様 子を みます と、 飛鳥 で は、
舞 台 とな ったそ れ ぞれ の今 日
へと 移 って ゆ き ま す 。
都 され る こと とな り、奈良 時代
要とな り、 七 一〇年 平 城京 に遷
そ の後、 より大 規模 な都 が必
雪隠 な ど の巨大 な 石造物 があち
ダ ンな風景 から今で は、 日本 人
に落 ち ついた農村 風景 が広 が っ
蝦夷 も自 殺 し、 クーデタ ーは成
中大 兄皇 子は、諸 制度 の改革
て お り 、 そ れ を 守 る た め 、 「明
こち にあ り、 飛鳥 寺、 橘寺、 な
立 ち並 ぶ非常 に モダ ンなゾ ー ン
を行 いな が ら、 六 六七年大津 へ
日香村 における歴史 的 風土 の保
の心 のふるさとと言 わ れ るよう
を形成し て いたと想像 されます 。
遷都 、 即位 し て天智 天皇 とな り
功 しま した。
さ ら に、 二 、 三 〇 〇 ト ン の巨 岩
ど当時 と し ては巨大な建築物 が
遣 などを行 って います。
で す。
、
て
な ‘ゞく
≦
^
^
が
仇
る^
十 七条憲 法 の制定 、遣 階便 の派
^
^
}
^
電線類地中化が完了した明日香村 橘寺周辺
シリーズ / あの道 この道
本 年 四月 には皇太 子殿 下 ご夫妻
ながら、景観保存 に努 めており、
制定 され、 地域住 民 の協 力を得
る特 別措 置法」 が昭和 五五年 に
存 及び 生活 環境 の整備等 に関す
年 祭を開催 す るなどます ます の
ま た、来年 藤原京 創都 一三 〇〇
最後 に、 藤原京 を含 む橿 原 市
は、地方拠点都市 の中核 となり、
す る こ と と し て いま す 。
やはり電線類 地中化事業 を推進
めな ど に、多 く の人 々が労 務 を
り
月 も かけ て物 資 を運 ぶ こともあ
力中 心で あ り、時と し ては何 カ
く」こととな ったと 思わ れます。
に運 ば れ、 「全 て の道 は都 に続
きと感動 が入り交 じ ったも のか、
院 の大伽 藍で あ り、 畏 れと、驚
白壁 瓦葺 き の貴 族 の大 邸宅 、寺
目 に映 った も のは、朱色 の柱 と
近 い環境で生活 し て いた彼ら の
し ょう。当時 ま だ 竪穴式住 居 に
提 供 す る た め 都 に来 た こと で
ま た、東大寺大 仏 建立 のた
当時 の ことで す ので 、輸 送 は人
を お招 きし て 「みどり の愛護 の
発 展 が期待 さ れ て います。
七 一〇年 に平 城京 遷都 が行 わ
れ、 奈良時代 が始 ま ります。
わ れた よう に文化 的 には華 や か
奈良時代ゾーン
つど い」 が開催 されま した。 県
で も、県道 多武峰 見瀬線 、橿 原
神宮東口停車場飛鳥線の電線類
斑 鳩で は、法隆 寺 が世界最古
置 し、下 ツ道 が中央 のメイ ンス
で したが、藤原 氏 が台 頭す るな
の地中 化事業 を行 って います 。
の木造建築 物と し て現代 に伝 わ
り、 世界文化遺 産 に登 録 され る
ト リ ートで あ る朱雀大 路 に つな
異次 元空 間 に迷 い込 んだ よう に
感 じた か興味深 いと ころですが、
と した大 都会で した。
これ に法隆 寺 を加 え南部 七
寺 (
人 口があ り、東 大寺、西大寺、
り、大 仏 も金 箔 が施 され、大 仏
我 々が初 め て新 宿副都 心を見た
朱雀大路 の幅 は七0 m以上あ
り、碁盤 の目状 に街路 が整備 さ
犬 寺 と いう )等 の大伽 藍 が建 ち
殿 も現在 の大仏 殿 よりさら に大
当 時 の平 城京 は、約 二〇万 の
れ ており、道路 行政 に当 た って
並び、ま た、貴 族 の大 邸宅で は、
の贅 沢が行 わ れ て いたと いう記
イ ンド 、 ペ ル シ ャ、 ギ リ シ ャそ
あ る シ ルク ロー ド を 通 じ 、 唐 、
ま た、平 城京 は世界 一の道で
きなも ので あ った そうで す。
東大寺 は、 七重 の塔 が東 西 にあ
思わ れま す。 ち な み に、当 時 の
と き以上 の驚 きで あ った ことと
い る 我 々 に と って う ら や ま し い
夏で も オ ンザ ロ ックを 飲 むなど
青丹 (
「
あ お に) よし 平城
録 が最近発 見 され て います℃ そ
今盛 りな り」 と い
(
な ら) の都 は咲く花 の
う が ごと く
のた め に、全国 の多 く の富 が都
にほ
興福 寺、 元興寺、大安寺 、薬 師
限 りです。
で 計画 された唐 の長安 を モデ ル
平城京 は、大 和盆 地 の北 に位
一方 で、寺 に隣接 す る藤 ノ木古
法
かで 、政争 が繰 り返 された時代
墳 を盗掘 から守 るな ど文化、 観
で もあ りま した。
麓
光 の中 心とな っており、県で も
が り、中 ツ道 が東 の境界 とな る
東 西約 四 ・一幅 、南北 四 ・七 蛔
東大寺大仏殿
聖武 天皇 の使 わ れた物 品が納 め
う に、国 際都 市で もありました。
あ った かと いうと、勤務 場 所 は
方 で 、中 下級役 人 はど のようで
一部 の華 やかな生活 があ る 一
直 轄都市 と し て、京 、大 阪と並
も奈良で あ り、江 戸時代 は幕府
快慶 な ど の鎌倉 時代 の仏師 の活
躍、室 町時代 の能 や茶道 の発 祥
藤原京 のあ った橿 原 市 から車
ます。
ド博協会 を設立 し、 シリ ア のパ
ら れ て いる東 大寺 正倉 院 には、
平 城宮で 、人数 は 一万人 近 く お
ぶ部会 と し て栄 え、当時 の風情
で約 二時間、 一般国道 一六九 号、
い、寺院 も規模 を縮 小 し てま い
シ ルク ロードを 経由 した多 く の
り、勤 務 は夜 明け後 間 もな く か
を 「
な ら ま ち 」界 隈 に 残 し つ つ、
三 〇九 号経由で 吉 野郡 天川村 に
鑑真 和尚 の エピ ソード も忘 れ る
御物 があ り、毎 年秋 に 一般 公開
ら正午 まで とな って いた ようで
現 在 に いた って いま す 。 ま た 、
到着 します 。 天河弁 財 天 や映 画
し て ロー マと も 結 ば れ 、 シ ルク
さ れ て いま す 。
す。収 入 の少 な い役 人 ほど役 所
東 大 寺 大 仏 殿 で 大 規 模 な コン
な ど で 有 名 な こ の村 に、 洞 川
ルミ ュラ遺 跡 の発 掘 に協 力 す る
国際的 な人 の交流 も盛 んで、
から遠 く に住 んで いるた め、夜
サ ートを行 うな ど伝統 を守 り つ
ど ろがわ)温泉 があ ります 。
(
ります が、文化 面で は、運慶 、
遣唐使 が派遣 され、 阿倍仲麻 呂
明け前 から通勤し て いたようで、
つも、常 に未 来を 見 る視点 を持
こと は で き ま せ ん 。
のよう に唐 で 大 臣 にな ったよう
現代 に つう じ るも のがあ った よ
ち続 け て いま す。
ロード の東 の終着 駅 と いわ るよ
な人物 も いれば、何度 も失敗 を
うで す。
ヶ関界 隈 にあ た りま す。 また、
ペー スがそ の跡地で 、 現在 の霞
前 の広 大 な 空 き 地 の よ う な ス
近鉄電車で奈良 に到着 す る手
て います 。ま た、公園内 の道路
の態 の場 とな るよう 整備 も進 め
観 、環境 に配慮 し つつ、 現代 人
な奈 良公園を管 理し、 か つ、景
県で は、今 日、 鹿 の遊 ぶ広 大
じ ており 「
男 の山」 と し て夏場
す 。 この山は、女性 の入 山を禁
七 一九 m) の 入 り ロ にあ た り ま
山寺があ る大峰 山山上 ヶ岳 (「
で 、 山上 に役 行 者 が開 いた大 峰
名 な のが西 の覗と呼ば れ る行場
一般 国道 二四号 のバイ パ ス建 設
昭和 六三年 シ ルク ロード の終
で 、断崖 絶壁 から命綱 一本で腹
に多 く の男性 が修 行 (
?) のた
このよう な平城京 で したが、
着 駅であ る奈良 公園 にお いて、
には、 鹿 飛び 出 し注意 の標識 も
繰 り返 され る政争 、寺 院勢 力 の
﹃
な ら ・シ ルク ロー ド 博 ﹄ を 開
這 いにな って上 半身 を突 き出 さ
れ、 「親 孝 行 す る か“」 な ど と
にあ た っては、 平城宮 を避 け る
台 頭などを原 因と し て、 七八四
催 し、約 六六〇万人 の方 々に入
言 わ れ、 関西 の多く の男性 が親
め に入山 します。中 でも 一番有
年 長岡京 に遷都 され、奈良 時代
場 し て いただ き、 そ の成果を活
掲 げ て いま す。
が終 了します 。
孝 行 を誓う場 とな って います 。
そ の後、幾 たび か の戦火 に遭
か す た め 、 ㈱ な ら ・シ ルク ロー
ため、大 きく 迂 回 いたしました。
ここは、 わ が国修 験者 発 祥 の地
修験者秘境ルートその他
な ど現代 の国 際交流 に努 め て い
繰 り返 し目 が不自由 にな りな が
らも来 日し、唐 招提寺 を建 てた
奈良公園
シリーズ / あの道 この道
だ ら にす け) と いう薬 を みや
(
酔 い予 防 に よ く 効 く 陀 羅 尼 助
下 山 に さ いし て 男 た ち は 、 二 日
日本 最 多 雨 地域で あり年 雨量 が
台 ヶ原 に到着 します 。 ここは、
ブ ウ ェイ) の終点まで 行 くと大
ト の野草 に満 ち た西大台 な ど、
生林 やバイ ケイ ソウ、 トリ カブ
じ や ぐ ら )、 ト ウ ヒ、 ブ ナ の 原
眺望 のすば ら し い大蛇器 (
だい
も よく知 ら れ て います。 これら
付 けられたと いわ れ る 「
野猿」
猿 の様 子 に似 て いる こと から名
綱をたぐ る人力 ロープウ ェイで 、
がうま れたと いう こと から、 十
六、 000 皿に及 ぶ所 もあ りま
ま さ に秘境 にふさわ し い景観 を
津 川が いか に山深 く、 谷深 い場
げ に買 って洞 川温泉 で 十 二分 に
飲 んで 修 行 を終 え る ことを常 と
た も って いま す 。
所 かがわ かります 。ま た、玉置
す 。大 台 ヶ原で 最 も高 い日出 ケ
岳 (一、 六 九 五 m)、 昔、 丹 誠
五條 市 から 一般 国道 一六 八号
し て いま す 。
上人 が大 台 ヶ原 の妖怪 を 閉 じ こ
り、 三重、和歌 山と三県 にま た
一六九号 をもう少 し南 まで 下
にあり、県 土の約 二0%を占 め、
が る瀞 八丁 の渓 谷美 を見 る こと
神 社 に は、 県 の 天 然 記 念 物 に
恵ま れた観 光資 源を有 し て いま
がで きます。 このような自然 の
を行 く と、 秘境 と いわ れ る十津
す。 まず有 名 な のが 谷瀬 の吊橋
中で 十津 川 の人 々は、歴 史 の舞
めたと いう伝説 の牛石 のあ る牛
で、 長 さ 二九 七 m、 高 さ 五 四 m
台でもしば しば活 躍し ています 。
り、 そ こから主要 地方 道大台 ヶ
の歩 行者専 用 の吊 橋で 足 の下も
建武 の中 興で 活 躍 した後 醍醐 天
な って いる老巨杉 が林 立 し てお
含 め抜 群 の眺 望で す が、高 所 恐
皇 の親 王で あ る大 塔宮 護良親 王
川村 があ ります 。奈良 県 の南 端
怖症 の人 にはお勧 めしかねます。
を助 け て活 躍す る十津 川郷 土が
石 ヶ原 、約 八六 0 mの断崖で 、
次 に 、 月 に張 った ロー プ に吊 り
太 平 記 に描 かれ ており、幕 末 、
た め の工事 に着 手 す るな ど、各
る伯 母峰 を ト ンネ ルで 通 過す る
県で は、 一六九号 の難所で あ
な村 興 しを 行 って います。
現在 、村で は温泉 開発 な ど様 々
そ の エネ ルギ ーを受 け継 いで 、
課組 の中 心も十津 川郷土で した。
倒幕 の先駆 的役 割 を果 たした天
下 げた 「や かた」 に乗 り、手で
原 公園川上線 (
大 台 ヶ原 ド ライ
大峰山 西の覗き
十津川村 谷瀬の吊橋
道路 の改良を進 め て いるほ か、
滝」、 「
吉 野路 大 塔」、 「
杉 の湯 川
く つかを紹介 しま す。
いわ れ 、 「む ら さ め 」 「に わ さ め 」
お暗 い樹林 の中 に石仏 がた たず
七犬寺 の僧 の修 行 の場で 、昼 な
狐 に騙 され て麦畑を裸で 渡 る話
め」 など の酒臭 い水) の話 や、
飲 んだ直 ぐ から覚 め る 「
じき さ
「じき さ め」 の迷 酒 (
村 を出 る
上」 を整備 し て います 。
んで います 。柳 生 は、時代劇 で
な ど が、 おもし ろ おかしく語 ら
まず、奈良市 の東、剣豪 の里 ・
そ れ ぞれ の拠 点 とな る所 に ﹃
道
有 名な柳 生 一族 の本 拠 地で 、柳
れます が、 現実 は、物流 、観光
頃 には覚 め る 「
むら さめ」 庭 を
生新陰流 を生 み出 した石舟斎 を
の動 脈 と し て機能 し て います 。
柳生 に通 じ る柳生街道 は、 平安
はじ め、 そ の子宗 矩 、孫 の十兵
県で も、室 生村 に旅 人 の憩 いの
以上 が修 験者 秘境 ルートで す
衞、荒木 又右 衛 門な ど の剣 豪 が
場 と し て、新 し い道 の駅 を計 画
の 駅﹄ と 総 合 案 内 所 を 兼 ね た
いろ いろ の思 いを胸 に往来 した
し ております 。念 のた め に申 し
出 る頃 に は 覚 め る 「に わ さ め 」
道で 、荒 木 又右 衛 門 が試 し斬 り
上 げます と、奈良 の地酒 は全国
時代 から鎌倉 時代 にかけ て南都
したと いう伝説 のあ る首 切り地
的 にも高 い評価 を得 て います の
が 、 そ の ほ か にも 、 古 街 道 の い
蔵 、 柳 生 家 の家 老 屋 敷 な ど が
は是 非 とも ご購 入 いただき、 運
で 、新 し い道 の駅 を ご利 用 の際
次 に、 現在 の国道 一六五号 に
転 が終 了し てから お試 しくだ さ
い。
二 一世紀に羽ばたく
奈良県の基盤づくり
ー なら ・半日交通圏道路網構想 -
落語 「
東 の旅」 の 「
煮 売 り屋」、
盤 づく りを 目指 した新 し い道 路
二 一世紀 に羽ば た く奈良県 の基
奈良県 の道 の未来 の姿とし て、
「七度 狐」 の舞 台 にな ったと も
あ ります 。 このあ たり は、上方
女 人高 野と し て有 名な室 生寺 が
男 の山で あ る大 峰 山と は逆 に、
三重県 と の県境 の室 生村 には、
庶民が伊勢参 り に利用した道で、
の道 は、 江戸時代 に大 坂な ど の
あ た る伊勢 街 道 があ ります。 こ
残 って いま す 。
「
吉 野 路 上 北 山」、 「吉 野 路 黒
道の駅 吉野路黒滝
シリーズ / あの道 この道
半 日交 通 圏道路 網構 想」 を策 定
整備 の長期構想 と し て 「
なら ・
“ す。
。
忌味
滴圏
日交
交通
床で
日
圏の
の意
て仕事 が完 了す ると いう のが半
豊 かな道路 空間を保全 ・形成 す
る奈良 ら し さを活 かした道 づく
化 し、生活道路 に至 るまで の道
貫自動車道等 の構想路線を実現
間 以内で結 ぶた め、紀 伊半島 縦
れ の地域間 にお いても概 ね 二時
第 二段 階 と し て、県 内 の いず
年 次 二〇 一○ ⋮二〇 一五年 )
備 の完 成 を 目 指 し ま す 。 (
目標
幹線 道路を中 心と し て改良 ・整
目 指 し 、 ま た 、 これ ら の ア ク セ
中 の東海 南海 連絡 道 の実 現化 を
整備 を行 う とと も に、 現在構 想
中 ・計 画中 の規 格 の高 い道 路 の
京奈和自動車道等 の現在事業
半 日交通圏を概ね達成す るため、
の中心地間を 二時間以内で結び 、
第 一段 階 とし て、 県内 市町村
り、快 適 な暮 らしを支 え る道 づ
し の安全 の確保 に資 す る道 づく
て快 適 に道路 を使 え るな ど暮 ら
齢 者 、障害 者 、 児童等 が安 心し
活 環境 を創 造 す る道 づく り、高
路 整備で す。内 容 は、便 利な生
豊 かな暮 ら しを支 え るた め の道
歴 史 と文化 の香 り に つ つま れた
め の道 づく りなどで す。次 に、
域 の振 興と活性 化を促 す道 づく
り、 観光ネ ット ワーク形成 のた
の道 づく り、過 疎 地域な ど の地
プ ロジ ェクト等 を支 援 す るため
化学 術研究 都市 な ど の地域 開発
るネ ット ワー クづく り、 関西文
の 一翼を担 う よう な交流 を広 げ
り のた め の道路 整備 で す。内容
は、 近畿圏 の交流 ネ ット ワー ク
第 一に、活力 に満 ちた地域 づく
ふさわし い道路整備 を目指 し て、
街道 の中 心 の 一つであ る奈良 に
日本 人 の心 のふ るさとで 、歴 史
忙 しさも感 じます。
な る文 明 の有 り難 さと とも に、
アジ ア諸国と も 日帰り が可能 と
と ネ ット ワ ! クす る こと によ り 、
こと により、関 西国 際空 港 など
往来で き る交 通網 が整備 され る
県内 いず れ の場所 からも 半 日で
こともな か ったであ ろう ことを
く の人 が、 一生奈良 の外 へ出 る
と げ て き ま し た 。 か つて は 、 多
ろ いろな歴史 の証 人 とな り、ま
た、 人 々の生活を支 え て発 展を
りです。
路 網 の改良 ・整備 の完 成 を 目指
く りな どでず 。最後 に、良好な
今後 も努 力 し てま いり た いと決
整備 の基本 的 な方 向 は、まず
しま す。 (
目 標 二 〇 二 0 - 二〇
自然 や生活環境 を守 り育 む道路
意も新 た にし ておりま す。
し て いま す 。
二五年)
整備 で す。内 容 は、道路 沿 道環
こ の こと によ り 、往 路 三 時 間 、
県民生活 のより 一層 の向上と、
思う と き、 二 一世紀前 半 には、
千数 百年 の間、奈 良 の道 は い
おわりに
会議等 一時間、復路二時間合計
境 の改善 に資 す る道 づくり、縁
ス道路 や、地域 の交 通軸 を成 す
五時 間 (
約 半 日)で 県内 にお い
94.8
道行セ
64
ド
ワイン◎
今 回 しな や かな感性 と活力 に
へのア ク セ ス道路 、 公園 関連道
げら れ ており、 住宅 ・工業 団地
活 の実 現 のた め の施策 と し てあ
の道路整備 の推進 」 が豊 かな生
て 「
活力 あ る地域 づくり のた め
1次 道路 整備五箇 年計 画 にお い
1
平成五年 度を初年度 とす る第
ス道路市 道鷹 ノ巣線 、通称 ワイ
院等 の施 設整備 のメイ ンア ク セ
次 ワイ ナリ ー、 公立 三次中央 病
す る、 みよ し運動 公園、広島 三
し て いる総合文化ゾ ー ンを支 援
学び ・鍛 え ・憩う場 とし て整備
I C か ら 東 の 丘 陵 地 に 、 人 々が
す 、 三次 市 が中 国 自動 車 道 三次
満 ち中 国 山地 の中 心都市 を めざ
路 な ど地域活性化 プ ロジ ェクト
ン ロー ド 事 業 に つ い て 紹 介 さ せ
はじめに
を支 援 し、 地域振 興 に資 す る道
て いただきま す。
地理 ・自然
路 整備 は、 これ から の道路 づく
り の重要 な 一つとな るも のであ
る%
三次 市 は中 国地方 のほ ぼ中央
〇 蝿、 西 は下関 へ約 二〇〇 如 の
地勢 は標高 二〇 0 m-五 〇0
現在広島 県で は 「
活力 と個性
に県 土 の保 全を図 りな がら ゆと
位置 にあ り、南北 は山陽側 の広
mの山地 丘陵 が 一八 七 姉と全市
部 に位 置 し、東 は大 阪 へ約 二五
りとう るお いのあ る生活空 間 の
島 、福 山、山陰側 の米 子、 松 江、
1世紀広 島 の創造」 を軸
豊 かな 2
創造地域社会 の発展をうながす、
河 川 は江 の川が市 内で合 流 し
二五 〇 晒 の七五% を占 め ており
交通網は中国自動車道を中心
中 国 地方 最大 の河 川とな って中
太 田 へ五 ○ 如-八○ 畑で 陰陽 へ
ており、 さま ざま にデザ イ ンさ
に 一般 国道 五路線 、 鉄道 はJ R
国 山地を貫流 し 日本海 へと注 い
交 通 体系、産業 基盤 の整備 な ど
れ て いる各 市 町村 の活性化 を め
三線 があ り、 と も に市内で X状
で い る。
概 し て 平 坦 と な って い る o
ざす 開発事業 を 地域 にし っかり
に交差 し、陰 陽 の連絡 網 を構成
ほ ぼ等 距離 の位置 にあ る。
根 づかせ る関連道路網、 生活道
し て いる 。
1
2世紀 を見据 えた諸 施策 を進 め
路 網 を重点 的 に整備 し て いる。
位置図
図1
シリニズ 鬱②鱸 g ②鱸
広島県土木部道路維持課市町村道係
。
/
◆
市道鷹ノ巣線
シリーズ/ あの道 この道
ミ
\
、
三次2 1世 紀 ビジョ ン
図2
l広島秘認≦ナリー
みょし翼□公園
国憲・文化交淀慥桧
総合 文化ゾ ー ンの中 で三次 イ
ワインロード の整備
地 に お け る 田 園 文 化 の シ ンボ ル
ンタ ーチ ェンジ 周辺 は活力 のま
総合文化ゾーンの概要
と し て、備 北圏域 の中 心地で あ
ち新都市機能 開発拠 点 とし て位
市道鷹 ノ巣線 の概 要
る 三 次 イ ン タ ー チ ェ ンジ 周 辺 か
置 づけら れ、 みよし運動 公園、
備 北定 住圏計 画で は、中 国 山
ら庄原 イ ンタ ー チ ェンジ 周 辺ま
公共 三次中央 病院 、広島 三次 ワ
当路線 は国道 三 七五 号と市道
イ ナリ ー等 の施 設 が整備 され て
人 々が学び ・鍛 え ・憩う場 と し
西酒 屋寺 町線 を南 北 に結 ぶ各施
で 約 一七 畑 の中国自動車 道沿 い
のほぼ南部 丘陵地約 一、 ○○ ○
て の整備 を促進す る こと と し て
設 の メ イ ン ア ク セ ス道 で あ る 。
いる。
いま す 。
ンタ ー ロ ッキ ング 舗 装 と し 訪 れ -
盤 を 総 合 文 化 ゾ ー ン に設 定 し
このゾ ー ンは市内 の施 設と し
て、県立 みよし公園、 みよし風
る人 々に親 しま れ周 辺 の景観 と
ン
檄
広 い歩 道 は ワイ ン カ ラ ー の イ
土 記 の丘 を は じ め、 教 育 ・文
化 ・スポ ー ツ ・レク リ エー シ ョ
ンなど の施 設 が配置 され、中国
自動 車 道、国 県道 幹線 市道 な ど
の基幹 道路 と自然歩 道 などで他
地域 の施設 とネ ット ワー クし有
機的 か つ効 率的な活 用を 図 ろう
とす る構 想で あ る。
M
め植 樹 帯 を設 け、ブ ド ウと ワイ
調和 した魅 力 あ る道路 とす るた
全 幅 員
工事 延 長
事業概要
一六
九 〇0 m
聯
“
●
+
聯
︲
1-
⋮
即
≧
"
・
事業期間 平成 三年度 -平成
m
ング ラ スを デザ イ ンした照 明を
→
m
四 ・五
o
o
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・
3
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細
o
型
趣︲
0
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弟
・
鱒
一
8・
の
標準横断図
図3
\
歩 道幅員
j
配置 した。
道路照明(耐候性鋼管ポール)H = 8 1om
砂
t = 3伽
粒度調整砕石t =1伽
六年度
総事業費 六 一五 百万 円
(
内 調整費 一四〇
百万 円)
地域振興施策
︿みよし運動 公園﹀
みよし運動 公園 は三次 市 の市
ン
" ウ明
′
ミ ド照
ゼ プ た
、で 真
園 平成五年度
公園面積 約 二0 ・二m
開
二 ・二 齦完成
平成六年度 ⋮第 一二回 アジ ア
競技 大会 サ ッカ
ー会 場
平成 八年度 "第五 一回国 民体
育大会 サ ッカー
な役 割 のな か から文化 スポ ー ツ
置 し三次 市 に期待 され る多 元的
す る緩 や かな 丘陵 地 の 一画 に位
プ ロムナ ード
中央広場
陸上競技場 二、 一三八人収容
各施設の概要
会場 (
予定)
健康 都 市 の実 現を図 るた め に整
芝生広 場 (
五、 0 00 g
運動広場
公園の概要
備 されたも のであ る。
街 地 から南方 約 二 ・五 蹴に位置
ブ ドウと ワイ ングラスをデザイ ン
シリーズ / あの道 この道
ナ
広
南 雲鱈蝋 選れ
・
躍 臓 器 罐 藁 嚇 ぜゞ二
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L
図
運
養
護 薹騨に M
湊 総き"、
駐車場 普 通車 二二 一台
の バ ー ベ キ ュー ハウ スや 、 文 化
仕 込 み か ら ビ ン詰 め に 至 るま
交流館 、農村 体験館 、芝生 の広
.
ごまなぜ
で の ワイ ンづく り の全 工程を兄
工事 内 容
ス
バ ー ベ キ ュー ハウ
施設 (
ワイ ン工場)
農 畜産物 処 理加 工
六年度
事業年度 平成四年度ー平成
リー
事業主体 ㈱広島三次 ワイ ナ
広 島 三次 ワイ ナ リ ー概 要
さ れ て い る。
る観 光施設 と し ても大 いに期待
場な ど も設 けら れ家 族で楽 し め
、
ミ
!
ナ
学で き るだ けで はな く、広島 牛
広 島みよ しワイナ リー
写真 3
セ
瀞
稍
(
オ ラ ンダ 特 べ
ヨ ンタ ワー
カ リ′
宿 舎 ) にも十 分配慮 した整備 を
病院付属施設 (
医師住宅看護婦
の特 性 (
自家 用車 利 用 の増加 )
て計 画的 に行 ったも ので あ る。
中央病 院 な ど の各 施設 に合 わ せ
施設の概要
行 って い る。
り に不可欠 な市 町村 道 の整備 を
る ことを 目的と し て、 まち づく
計 画的な取 り組 みを 一層支援 す
推 進 し て ま いり た い。
榊
敷地面積 六 ・三 珀
県 は今後 も、市町村 の主 体的、
ル)
へ公立 三次中 央病 院﹀
公立三次中央 病 院 は、 県北 の
棟 鉄筋 コンクリ ート
五階
病
し てき たが、 現状 の施 設 は狭 陷
医師住宅 四階
中核 的な病院 とし て使命 を果 た
で あ り近年 の外 来患者 増 加 への
診療科数
一八科
対応 が充 分行えず 医療 サ ービ ス
広 島 三次 ワイ ナリ ー、 公立 三次
置 づけられた、みよし運動 公園、
の核 とな る総合 文化ゾ ー ンに位
1世紀 ビジ ョン
の整備 は、 三次 2
三次市 におけ る市 道鷹 ノ巣線
ケ ー スが 極 め て 多 い。
路 の 整 備 いか ん に左 右 さ れ る
個 々の施策 の成否 が関連す る道
ま ざ な 施 策 を 展 開 し て いる が
会 を実 現す る ことを 目ざ し てさ
性 を生 かしな がら豊 かな地域社
社会的条件 の中で そ れぞ れ の特
市町村 はそ のお かれた自然的
おわりに
ベ ッド 数 三五〇床
充、病院 の立 地環境 や通院患 者
このた め病院 の機能 規模 の拡
の低 下 を 招 い て い るo
公立三次中央病院
写真 5
項
日
月・
国 内 の 動 き
事
項
○厚生省が発表 した人 口動態統計 によると、女性が 一生
事
○経済協力 開発機構 (
OECD) の開発援助委員会 (
D
のうち に産 む子供 の数 の平均を試算 した合計特殊出生率
月 ・日
道 路 行 政 の 動 き
事
項
吉備 -広川六 ・四 如
○北陸自動車道 (
新潟亀 田 ー新潟西)六 ・七 畑、磐越自
○湯浅 ・御防道路
動車道 (
安 田 -新潟中央 ) -ニニ・八 畑 (
合同)
一お詫びと訂正 一
き に以下 のよう な誤 りがあ りま した。
謹 んで お詫び し、訂正 いたします。
北 海 道南 西沖 地震 を 振 り 返
本 誌 七月 号 三 〇頁 「
って」のタイ ト ル欄 で 、筆 者 (
佐 藤勝 輔 氏 )の肩書
報
AC)が 一九九三年 の途上国援助 (
ODA) の実情を発
が、昨年初 め て 一・五○を割 って 一・四六と低 下した。
○羽田孜首相 は臨時閣議で 総辞職を正式 に決定。連立与
党と社会党と の政策協議 が決裂、内閣不信任決議案 が可
人 口を維持 し て いく には合計特殊出生率 二 ・0八人が必
表。加盟 二 一ヵ国全体 の実績 は、五 四七億九、000万
要 とされ て いる。
世 界 の 動 き
“
@ 醐 ◎醐 o醐 o齢 o問 o醇 !
月・日
幼
郊
ド ルで、前年比 = ・三%減。 日本 は 一一二億 五、九 〇
〇万ド ルで 、前年比 ○ ・九 七% の微増。
決 され る見通 しとな った こと から、可決を待たず に総辞
四二)が
○日本 人女性初 の宇宙飛行士、向井千秋 さん (
のケネデ ィ宇宙 セ ンターで打ち上 げ に成功。飛行予定 は
息苦 しさなど有毒ガ スを 吸 ったと みられ る症状を訴 え、
乗 った スペー スシャト ルの コロンビアが、米 フ ロリダ州
七人が死 亡、五 二人が病院 に運ば れた。
○長野県松本市北深志 一丁目 の住宅街で、住民が頭痛 や
○村山富市首相 とクリ ント ン米大統領 の日米首脳会談が、
象条件 が悪く、 一日遅 れた。
○国会 は衆参両院で本会議 を開き、首相指名投票を行 っ
た結果、自民、社会 、新党 さきが けが支 持 した社会党 の
職 に踏 み切 った。
ナポリ ・サ ミ ット)を前 にイタリア ・
主要国首脳会議 (
ナポ リ市内 の大統領宿舎で 行われた。村 山首相 は会談後
れた。
村 山富市委員 長が、第 八 一代、五 二人目 の首相 に指名 さ
一四 日間で 地球を 二二〇周、八 二 にのぼる実験をす る。
の共同記者会 見で外交 政策 の継続 、 日米安保体制 の堅持
二二日にケネデ ィ宇宙 セ ンター に戻 る予定だ ったが、気
北朝鮮) の核 開発問
を表 明、朝鮮民主主義 人民共和国 (
○村 山新連立内閣が発足。自民党 の河野洋 平総裁が副総
理 ・外相、 さきが けの武村 正義代表 が蔵相、官房 長官 は
題 の話し合 い解決 のため にも 「日米韓」 の連携 が重要で
社会党 の五十嵐広三 ・元建 設相。
を出す ことで決着 した。
し て九三年 より 一一七億 円増 の合計 二八五億 円 の助成金
果、米価本 体 は九三年産米と同額 の六〇キ ロ当 たり 一万
六、 三九 二円で三年連続 の据 え置きとし、関連対策費 と
生産者 米価)を
0 一九九 四年産 米 の政府買 い入れ価格 (
めぐ る政府 と連立与党 と の政治折衝で最終調整。 そ の結
○朝鮮民主主義人 民共和国 (
北朝鮮) の金 日成主席 が死
鱒
7
あ ると の認識で意 見が 一致した ことを 明ら か にした。
去。 八二歳。
ナポ リ ・サ ミ ット)が経済宣言を採
9 ○主要国首 脳会議 (
択。先進国 の協調体勢 を確認、ウ クライ ナ に対 し、 四〇
億ド ル以上 の資金供与 の用意 を表 明。
0 ○主要国首脳会議 が ロシア の エリ ツィ ン大統領を加 えた
1
政治討議で議 長声 明を採択。核 開発 の完全な透 明性 の確
保と疑惑 の払拭 (
ふ っし ょく)などを要望。
誤 建設省北海道開発局建設部道路雑寺果果愛浦左
正 北海道開発局建設部道路維持課課長補佐
きさかた
象潟 H
象潟 や 雨 に西施が
ね ぶ の花
秋田県象潟 の名を高 からしめた のは、芭蕉
・ぞう
起源は黄河流域だが、 こ \に象 は いな い。 が
在 し、背後 に璧 える島海山が水面 に影を落と
遥 か南方 に鼻 の長 い巨大な生きも のが いる。
黄河流域は シ ルク ロード の起終点でもあ る。
ば、刻 々変化す る潟 の象 は文字どおり江山水
し て いた 。 そ の島 々を 舟 に樟 さ し て周 遊 す れ
かたち
陸 一体 の 風 光 そ のも ので あ った ろ う 。 だ が 芭
が想像 や現象 の熟語 にな る象 の語源であ る。
と 旅 人 か ら教 え ら れ た 人 々は、 そ れ が ど ん な
淀
が
形 を し た も の かあ れ これ と 想 い画 いた 。 これ
蕉 から約 一〇〇年後。文化元年 (
西暦 一八〇
四年)六月 の大地震 によ って、象潟 は二米余
り隆起し陸化し てしまう。水を失 った潟 に九
ぞう しJフ
象 は象 と も 読 む が 、 "き さ " と 読 ま せ る の は
の こ の句 に負 う と ころ が 大 き い。 絹 糸 のよ う
話しは飛ぶが。幕末 の測量製図家伊能忠敬
の 二 つの文 字 を 組 合 わ せ ると 、 遠 い北 の国 に
沢 山 の島 を 抱 いた と ても 美 し い潟 が あ る。 そ
希 れな こと ・辞書 にある。潟は汐の干満 によ っ
と高橋景保 は、沿岸警備 のため西暦 一八〇〇
の 話 を き いた 都 人 が 、 そ の様 子 を あ れ これ と
十 九 の松 の小 島 は 残 った が 、 荒 地 と な って し
にも この句が出 て いた。芭蕉も梅雨 の頃象潟
年 から二〇年 かけて、全国 の海岸線 や沿岸 の
想 い画く。 これが象潟 の地名 にな ったと思わ
な雨が降り続く梅雨、なぜかこの句が浮 かぶ。
に着 い て い る。 「お く の は そ 道 」 の 目 的 が 、
村 々の名を正確 に記入した 「
大 日本沿海実測
れ る ので あ る。 以 後 、 “き さ か た “ と いう 響
て乾浸を繰返す入江 のことであ る。象と潟 こ
松 島 と こ の象 潟 を 見 る こと にあ った 。 こ の為
図」を作 った。伊能測量隊は西暦 一八〇二年
き の よ い言 葉 に憧 れ た 人 々が 、 こ の地 を 訪 ね
江山水陸 の風光数を尽し て、今象潟 に方寸
「
に今 の青森県 から新潟県 の沿岸を測量し図化
名 にた が わ ぬ風 光 を た ・え た 。 そ の代 表 が 能
思 う こと は同 じ と み え て、 七 月 四 日 のA 新 聞
を責」と、語調をとと のえ て象潟 の草を書き
し た 。 そ の翌 々年 象 潟 の入 江 は 地 震 に よ って
の旅心を刺戟して来た。藤原時代 の能 因法師
象潟 の美しさは、古くから都 に伝えられ人 々
村とな って いる。どうやら象潟 は地付き の名
た村名があ る。が象潟 にはそれが無く、汐越
よく見 ると松島 には松島村と土地 の名を冠し
を記録した最後 の資料とな る。 この伊能図を
消滅す る。従 ってこの地図は往時 の象潟 の形
? ) が 無 い。
夢 (
有 力 だ が 、 こ の 美 し い土 地 の 名 に し て は
獲れる潟 から転じて象潟とな ったとす る説が
別 に、 き さ は 鮒 (
ア カ ガ イ の こと ) の沢 山
因、西行であり芭蕉達だ ったのであ る。!!
せむ
出 し て いる。 そ し て し め く ・り と し て、 冒 頭
しおこし
の句 と 並 べ て "
汐越 や 鶴 は ぎ ぬ れ て 海涼
は こ \に三年も住 み、鎌倉期 の放浪歌人西行
し “ で 結 んで いる。
もまた この地を訪ね秀歌を残し て いる。先人
で はな さ そ う で あ る。 そ れで は だ れ が 名 付 け
月刊 「道路行政セミナー」
設村
側送
監新 開 鑄
修 人
︲ 中 朧々漿
.・ ・・ 束 円 料
邨本
〒102 東京都千代田区一番町10番 6
定価700円 (本体価格679円)
〈年間送料共 8 ,400円〉
一番町野田ビル 5 階
T E L 03 (3234)4310 ・4349
F A X 03 (3234)4471
振込銀行 :富士銀行虎ノ門支店
口座番号 :普通 預金フフ l3 0 3
口 座 名 :道 路 広 報 セ ン タ ー
道路広報セ ンタ ー
修 :建設省道路局
発行人 :中村 春男
しおこ
し
の 足 跡 を こ の目 で 確 か め た いと の想 いが 、 片
た の か、 私 は 都 の人 々だ と 思 う 。 以 下 は そ の
経)
(
雲 の風 と な って芭 蕉 の心 を かき 立 て た よ う で
ぞラ
理由であ るo
象潟 の象 は動物 の象 のことであ る。漢字 の
ささ
あ る。当時 の象潟 は今 日と違 い 「
縦横 一里ば
かり」 の、入江 の中 に九十九島八十八潟が点
9月号の特集テーマは 「平成フ年度道路関係重点施策」 の予定です。
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