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広島市ICTビジョン アクションプログラム2010実施結果報告書

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広島市ICTビジョン アクションプログラム2010実施結果報告書
広島市ICTビジョン アクションプログラム 2010 実施結果報告書
(案)
平成 23 年 12 月
広
島
市
目
次
1
評価の対象 ............................................................... 1
2
評価結果の概要 ........................................................... 1
3
ICTビジョン達成状況の一覧 ............................................. 2
(1) 市民が主体的に行動するための「ICT力」の向上 ........................ 2
(2) ICT利活用の「広島モデル」の構築 .................................... 5
(3) 市民が利便を実感できる環境に優しい「e-市役所」の実現 ................. 7
(4) 安全・安心にICTを利活用するための「ネットワーク環境」の構築 ........ 9
4
重点施策の実施状況 ...................................................... 10
(1) 公民館ICTまちづくりプロジェクトの推進 ............................. 10
(2) 子どもの「ICT力」の向上と学校ICT化の推進 ....................... 11
(3) ICTを利活用した障害者の社会参画の促進 ............................. 13
(4) 平和情報の発信 ....................................................... 14
(5) ICTを利活用した環境負荷軽減のための実験的取組の推進 ............... 17
(6) 医療機関と救急車をつなぐ画像伝送システムの整備 ....................... 17
(7) 防災行政無線のデジタル化 ............................................. 18
(8) デジタルサイネージを活用した多様な情報の発信 ......................... 18
(9) ICT地域連携プロジェクトの推進 ..................................... 20
(10) ICTを利活用した新たなビジネス展開等の促進 ......................... 22
(11) 地域経済活性化に向けたICT人材の育成 ............................... 22
(12) ICTを利活用した観光の振興 ......................................... 23
(13) 本市情報システム再構築の推進 ......................................... 24
(14) ICTを利活用した行政サービスの向上 ................................. 25
(15) ICTを利活用した市民向け情報提供の充実 ............................. 25
(16) 「ICTグリーンオフィス」の推進 ..................................... 26
(17) 携帯電話、ブロードバンドが利用できない地域の解消 ..................... 27
(18) 地上デジタルテレビ放送への円滑な移行 ................................. 27
5
平成 22 年度ICT関連経費の決算 ......................................... 28
本市では、
「広島市ICTビジョン 2010-2015」
(以下「ICTビジョン」という。
)の基本理念
である「ICT利活用で『市民の幸せ』の増進を目指すまち『ICT先端都市広島』の実現を目指
し、4 つの戦略目標を掲げて各種ICT施策を推進しています。本書では、施策ごとに設定した具
体的な目標数値の達成状況を取りまとめ、評価しました。
1 評価の対象
平成 22 年度の評価を実施した目標数値の数は、次のとおりです。
目標数値
戦略目標
1
市民が主体的に行動するための「ICT力」の向上
2
ICT利活用の「広島モデル」の構築
6
3
市民が利便を実感できる環境に優しい「e-市役所」の実現
3
4
安全・安心にICTを利活用するための「ネットワーク環境」の構築
2
合
10
計
21
2 評価結果の概要
(1) 評価基準
評価基準は、以下のとおり表示しています。
目標数値の達成率が 100%以上
目標数値の達成率が 80%以上 100%未満
目標数値の達成率が 80%未満
(2) 達成状況と総括的な評価
21 目標数値のうち、達成状況が
マークについては、14(全体の 66.6%)であり、ア
クションプログラムの初年度であった平成 22 年度は概ね各種取組を推進することができま
した。達成状況が
マークについては、6(全体の 28.6%)であり、目標達成に向けた取
組の充実が必要です。達成状況が
マークについては、1(全体の 4.8%)であり、取組
の工夫や事業の見直しが必要です。
達成状況
戦略目標
1
市民が主体的に行動するための「ICT力」の向上
7
3
0
2
ICT利活用の「広島モデル」の構築
5
0
1
3
市民が利便を実感できる環境に優しい「e-市役所」の実現
1
2
0
1
1
0
14
6
1
4 安全・安心にICTを利活用するための「ネットワーク環境」の構築
合
計
(%)
(66.6) (28.6) (4.8)
1/33
3 ICTビジョン達成状況の一覧
戦略目標1 市民が主体的に行動するための「ICT力」の向上
【施策の柱】1 市民の「ICT力」の向上
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
27 年度
目 標
市民のインターネット利用率(※1)
公民館、市民交流プラザ等で開催されるICTに
関連する研修会、講演会等の参加者数
65%
64.6%
70%
11,000 人
13,279 人
12,000 人
※1 行政評価制度市民意識実態調査で、インターネットを「よく利用している」、
「時々利用している」と回答した市民の割合
【説明】
(1) 市民のインターネット利用率 【企画総務局情報政策課】
基礎的なパソコン教室や相談会、安全・安心メールや防災情報メール配信サービス等の利
用方法など「ICT生活お役立ち術」講座、ネットショッピングの活用方法など「ワンポイ
ント講座」の開催等に取り組みましたが、目標を達成することができませんでした。今後、
ICTをあまり利用したことがない市民もその利便を感じることができるよう、日常生活に
密着したテーマを内容とする講習会の開催等の取組を一層推進します。
(2)
公民館、市民交流プラザ等で開催されるICTに関連する研修会、講演会等の参加者数
【市民局生涯学習課】
ICTまちづくりボランティアによるパソコン講座や相談会を開催したことなどにより、
目標を達成することができました。
【施策の柱】2 公民館ICTまちづくりプロジェクト」の推進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
地域ポータルサイト「こむねっとひろしま」に登
録しているホームページを作成した地域数(累計)
30 地域
26 地域
27 年度
目 標
71 地域
【説明】
(1) 地域ポータルサイト「こむねっとひろしま」に登録しているホームページを作成した地域
数(累計) 【市民局市民活動推進課】
携帯電話からの書き込みや動画を掲載可能とするなどの機能拡充、町内会・自治会等地域
2/33
団体を対象とした市政出前講座の実施、町内会長・自治会長へのチラシの配布などに取り組
みましたが、開設する町内会・自治会等の地域全体での合意を得るまでに時間を要し、目標
を達成することができませんでした。ただし、開設には至っていないものの、ホームページ
の作成を進めている地域も多数あり、また、問い合わせも以前より増加するなど、地域の関
心は確実に高まっています。今後は、これまで以上に積極的にPRし、地域団体への周知を
図るとともに、数多くの出前講座の実施や運営に関する助言等の継続的な支援を行うほか、
開設を準備・検討中の地域に対して積極的に開設を働きかけ、利用地域の増加に努めます。
【施策の柱】3 子どもの「ICT力」の向上と学校ICT化の推進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
27 年度
目 標
「ICT力」が身に付いたと思う小・中学生の割
合(※2)
85%
87.1%
90%
「教員のICT活用指導力」のすべての項目にお
いて肯定的な回答をした教員の割合(※3)
88%
90.7%
90%
15,700 人
22,438 人
17,400 人
電子メディアに関する啓発事業に参加した人数
※2 平成 22 年 12 月:広島市調査(文部科学省委託事業のモデル校(21 校)を対象)
※3 平成 23 年 3 月:文部科学省調査(全校を対象。広島市分を抽出)
【説明】
(1) 「ICT力」が身に付いたと思う小・中学生の割合 【教育委員会総務課、指導第一課】
子どもの発達段階に応じたパソコンの操作やインターネットの使い方など、「ICT力」
の向上を図るための授業や、電子黒板、教材提示装置などICT機器を効果的に活用した「わ
かる授業」
、
「考える授業」の実践、ICT支援員等の派遣を行ったことなどにより、目標を
達成することができました。
(2) 「教員のICT活用指導力」のすべての項目において肯定的な回答をした教員の割合
【教育委員会総務課、指導第一課】
ICT支援員や緊急雇用事業を活用したICTサポート員を全市立学校に派遣し、校内研
修や教員の能力に応じたきめ細かな支援を行うとともに、ICTを活用した実践授業を共有
したことにより、教員のICT活用指導力が向上し、目標を達成することができました。
(3) 電子メディアに関する啓発事業に参加した人数 【教育委員会育成課】
小学校・中学校等と連携し、広報活動を積極的に行ったことや、平成 21 年度までのノー
テレビデー推進事業をノー電子メディアデー推進事業に拡充したことにより、目標を達成す
ることができました。
3/33
【施策の柱】4 「ICT力」向上による障害者や高齢者の社会参画の促進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
27 年度
目 標
高齢者のインターネット利用率(※4)
21%
21.3%
30%
170 人
166 人
166 人
300 回
450 回
300 回
2,900 件
3,400 件
4,400 件
障害者向けICT講習会の受講者数
視覚障害者ICT利活用支援ボランティアの年間
利用回数
本市ホームページ掲載のバリアフリーマップへの
アクセス数
※4 行政評価制度市民意識実態調査で、インターネットを「よく利用している」、
「時々利用している」と回答した 70 歳以上の市
民の割合
【説明】
(1) 高齢者のインターネット利用率 【企画総務局情報政策課】
ICTまちづくりボランティアの育成のための研修会や市民のICT利活用能力向上の
ための講習会等を実施したことにより、目標を達成することができました。
(2) 障害者向けICT講習会の受講者数 【健康福祉局障害自立支援課】
講習会の受講定員(170 人)を目標としていましたが、受講を希望された方が欠席された
ことにより、目標を達成することができませんでした。今後とも、心身障害者福祉センター
等において在宅障害者を対象としたICT講習会や、施設等に講師を派遣し、入・通所者を
対象とする講習会を実施します。
(3) 視覚障害者ICT利活用支援ボランティアの年間利用回数 【健康福祉局障害福祉課】
ICT利活用支援ボランティアの養成講座を開催するとともに、養成したICT利活用支
援ボランティアが視覚障害者用パソコンソフトウェアの設定及び操作方法等の訪問指導を
行いました。広報等により事業の認知度が高まったことから、目標を達成することができま
した。
(4) 本市ホームページ掲載のバリアフリーマップへのアクセス数 【健康福祉局健康福祉企画課】
広島市ホームページや「市民と市政」などで、積極的にバリアフリーマップの周知に努め
たことにより、目標を達成することができました。
4/33
戦略目標2 ICT利活用の「広島モデル」の構築
【施策の柱】1 ICT利活用による社会の課題解決に向けた取組の推進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
27 年度
目 標
ICTを利活用し産学公民が連携した取組数
3件
平和記念式典等のインターネット中継へのアクセ
ス数
3,239 件
(H21 実績)
5件
3件
14,658 件
30,000 件
17,103 件
-
マイカー乗るまぁデーによる取組報告数
31,000 件
【説明】
(1) ICTを利活用し産学公民が連携した取組数 【企画総務局情報政策課】
民間事業者や大学等が有する技術力やノウハウを生かし、産学公民による協議会等を通じ
て密に連携を取り役割分担しながら、社会の課題解決につながるICTを利活用した産学公
民連携プロジェクトを進めたことから、目標を達成することができました。
(2) 平和記念式典等のインターネット中継へのアクセス数 【市民局市民活動推進課、平和推進課】
広島市ホームページ内に中継サイトを設けたことなどにより、昨年度に比べて大幅にアク
セス数が増加し、目標を達成することができました。
(3) マイカー乗るまぁデーによる取組報告数 【道路交通局都市交通部】
年間を通じて各種広報・啓発、Webサイト「マイカー乗るまぁデーくらぶ」を活用した
イベントや、商業者と連携し、買い物活動にあわせて公共交通機関の利用を促進するイベン
トを実施しました。クルマの利用は控えているが報告をしていないという人も多く、日々の
取組報告を行うことのメリットが感じられにくいことから、取組報告数自体の伸び悩みにつ
ながり、目標を達成することができませんでした。
Webサイトを継続するためには、毎年の維持管理費やセキュリティ強化に係る費用が必
要となります。加えて、取組報告数を増加させるためには、コンテンツの充実強化などシス
テムのリニューアルに係る費用も必要となります。このため、Webサイトの活用ついては、
広島市ホームページ(i-City)を用いるなど、安価な手法について検討します。
5/33
【施策の柱】2 ICT利活用による経済活性化に向けた取組の推進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
広島アキハバラ塾受講終了者のうち、起業した者、
売上を伸ばした者の割合
27 年度
目 標
60%
73.7%
60%
1件
2件
1件
200 件
200 件
1,200 件
ICT関連製品・技術開発補助件数
デジタルサイネージコンテンツ数(累計)
【説明】
(1) 広島アキハバラ塾受講終了者のうち、起業した者、売上を伸ばした者の割合 【経済局産学
官技術振興課】
広島アキハバラ塾の受講者にインターネット販売の手法をマンツーマンで指導しました。
また、受講後においても、適宜、起業や事業運営に対するアドバイスを行うとともに、電子
会議室等を通じて、受講者同士がノウハウを交換したことにより、目標を達成することがで
きました。
(2) ICT関連製品・技術開発補助件数 【経済局産学官技術振興課】
広島市ホームページや「市民と市政」を通じて制度の周知に努めたことにより、平成 22
年度は 5 件の応募があり、このうち 2 件に補助したことから、目標を達成することができま
した。
(3) デジタルサイネージコンテンツ数(累計) 【企画総務局情報政策課】
行政情報やイベント情報など、配信するコンテンツの充実に取り組んだことにより、目標
を達成することができました。
6/33
戦略目標3 市民が利便を実感できる環境に優しい「e-市役所」の実現
【施策の柱】1 市民の視点に基づく行政サービスの提供
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
27 年度
目 標
来庁者のワンストップサービスに対する満足度
-
-
113 万件
119 万件
-
-
電子申請利用件数
123 万件
【説明】
(1) 来庁者のワンストップサービスに対する満足度 【企画総務局総務課】
ワンストップサービスの導入予定が平成 25 年度であるため、その前年度に平成 25 年度の
目標を設定します。平成 25 年度のワンストップサービス導入後に来庁者にアンケート調査
を実施する予定です。
(2) 電子申請利用件数 【企画総務局情報システム課】
電子申請専用のトップページの新設、アイコン画像の導入など、電子申請システムを改善
したことにより、目標を達成することができました。
【施策の柱】2 市民が身近に感じ分かりやすい電子市役所の実現
22 年度達成状況
取組目標
目標
本市のホームページに掲載している情報が役に立
ったと感じる市民の割合(※5)
80%
実績
評価
77.2%
27 年度
目 標
85%
※5 行政評価制度市民意識実態調査で、広島市のホームページの情報が「非常に役に立っている」
、
「ある程度役に立っている」と
回答した市民の割合
【説明】
(1) 本市のホームページに掲載している情報が役に立ったと感じる市民の割合
【企画総務局広
報課】
ホームページモニターの導入など、利用者の意見・提案を反映させる仕組みを作るととも
に、トップページの改良や携帯電話版の充実などホームページの利用しやすさの向上、ポッ
ドキャスト(音声情報)
、動画情報の充実などホームページのバリアフリー化に努めました
が、目標を達成することができませんでした。今後、ホームページモニター等の意見などを
踏まえ、更に利用しやすいホームページづくりに努めるとともに、音声読み上げ機能、自動
7/33
翻訳機能に対応したコンテンツの拡充など、ホームページのバリアフリー化に向けた取組を
一層推進し、ホームページの充実を図ります。
【施策の柱】3 徹底した無駄の排除による業務改革の推進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
27 年度
目 標
評価
再構築後のバックオフィスシステム、フロントオフ
ィスシステムの稼動予定がそれぞれ平成 24 年度、
-
-
-
-
25 年度であるため、その年度に目標数値を設定しま
す。
【施策の柱】4 ICT利活用により環境に優しい市役所を目指す「ICTグリーンオフィス」
の推進
22 年度達成状況
取組目標
Web会議の開催数とCO2 排出削減量
サーバを集約化する情報システム数と電気消費削
減量
目標
実績
90 回
3,200 ㎏
76 回
3,800 ㎏
-
-
27 年度
目 標
評価
90 回
4,500 ㎏
-
16システム
153KWh
【説明】
(1) Web会議の開催数とCO2 排出削減量 【企画総務局情報システム課】
Web会議は、協議が中心の会議よりも報告・周知が中心の会議に向いており、8 区役所
間で行う会議では、Web会議ではなく今までどおり 1 箇所に集まって実施する場合が多か
ったことから、実施回数では目標を達成することができませんでしたが、庁外(遠距離)と
の会議を実施したことから、CO2排出削減量では目標を達成することができました。今後
は、庁外との会議について、Web会議の実施回数を増やすよう、全庁に対して働きかける
とともに、技術的サポートや操作研修の充実に取り組む必要があります。また、平成 27 年
度の目標は、8 区役所間で行う会議のうち、2 回に 1 回をWeb会議により実施することを
目標として設定していますが、「議論を活発に行う会議はWeb会議では意思疎通しづら
い。」「同時刻に 8 区役所の会議室を確保する必要があり、調整が煩雑である。」などの実情
を踏まえ、平成 27 年度の目標を見直します。
(2) サーバを集約化する情報システム数と電気消費削減量 【企画総務局情報政策課】
サーバの集約化について、平成 22 年度に検討した結果を踏まえ、平成 23 年度から目標を
設定します。
8/33
戦略目標4 安全・安心にICTを利活用するための「ネットワーク環境」の構築
【施策の柱】1 情報通信インフラの整備促進
22 年度達成状況
取組目標
目標
携帯電話やブロードバンド・サービスが利用可能
な世帯の割合
100%
実績
評価
27 年度
目 標
-
99.9%
【説明】
(1) 携帯電話やブロードバンド・サービスが利用可能な世帯の割合 【企画総務局情報政策課】
関係機関との調整等に時間を要したため、平成 22 年度末までに携帯電話基地局の整備を
終えることができなかったことから、目標を達成することができませんでした。引き続き整
備を進め、早期に整備を完了させます。
【施策の柱】2 情報セキュリティ対策の推進
22 年度達成状況
取組目標
目標
実績
評価
27 年度
目 標
セキュリティ対策を行っている市民の割合(※6)
65%
64.7%
90%
※6 行政評価制度市民意識実態調査の「セキュリティ対策を行っていますか」で、自宅でパソコンを使用している人のうち「行っ
ている」と回答した市民の割合
【説明】
(1) セキュリティ対策を行っている市民の割合 【企画総務局情報政策課、市民局生涯学習課】
市民を対象とした情報セキュリティ講習会を開催するとともに、区役所、公民館等に情報
セキュリティに関するリーフレットを設置し、市民への啓発を行いましたが、リーフレット
を設置しただけでは市民に内容を十分理解されず、目標を達成することができませんでした。
今後は、従来から開催している講習会に加え、地域の公民館を拠点に、ICTまちづくりボ
ランティアが中心となってセキュリティ対策に関するワンポイント講座等を開催し、より多
くの市民に対してセキュリティ対策の啓発を図ります。
9/33
4 重点施策の実施状況
ICTビジョンに掲げる戦略目標の達成に向けて、平成 22 年度は、以下の 18 を重点施策とし
て取り組みました。
(1) 公民館ICTまちづくりプロジェクトの推進
事業名
平成 22 年度の取組
ICTまちづ
市民の「ICT力」の向上やICTを利活用した地域活動の活性化の担い
くりボランテ
手として、ICTまちづくりボランティアの方 261 名に登録していただいて
ィアの育成と
おり、その育成と活動の支援に取り組みました。
担当課
企画総務局
情報政策課
市民局
活動支援
ア 研修会(5 回、延べ受講者数 437 人)
ICTまちづくりボランティアが技術的な支援を行うために必要とな
る情報や技術を習得するための講習を実施し、スキルアップを図りまし
た。
・
「Windows 7」の基本操作研修
実施日:平成 22 年 6 月 17、18 日
場所:五日市・祇園公民館・東区地域福祉センター
受講者数:83 人
・広島市ホームページ活用講習
実施日:平成 22 年 7 月 15 日、16 日、21 日、23 日、29 日、30 日
場所:真亀・古市・可部・己斐・二葉・五日市公民館
受講者数:82 人
・ICT指導者としての教え方講座
実施日:平成 22 年 9 月 8、9 日
場所:二葉・草津・楽々園公民館、まちづくり市民交流プラザ
受講者数:93 人
・デジタルコンテンツ作成講習
実施日:平成 22 年 9 月 29 日、10 月 1 日、2 日、3 日、6 日、7 日、
実施日:9 日、15 日
場所:二葉・古市・可部・仁保・船越・五日市・中央公民館
受講者数:78 人
・ワード 2007 の図形機能によるイラスト作成研修会
実施日:平成 22 年 11 月 18~20 日
場所:まちづくり市民交流プラザ
受講者数:101 人
イ ICTまちづくりボランティア間の情報交換や関係づくり
平成 22 年 7 月から、本市からの情報提供に加え、ICTまちづくりボ
ランティア間で活動状況や相談などの情報交換を行う電子会議室を開設
しました。
<投稿件数 93 件>
10/33
生涯学習課
ICT利活用
公民館を地域のICT活動拠点として一層の機能強化を図るため、ICT
能力向上のた
まちづくりボランティアが中心となって、パソコン初心者を対象とした、ワ
めの講習会等
ードやエクセルなどの基礎的なパソコン教室や相談会を開催したほか、
の開催
ICTをあまり利用したことがない市民もその利便を感じることができる
市民局
生涯学習課
よう、日常生活に密着したテーマを内容とした講習会を実施しました。
ア 「ICT生活お役立ち術」講座の開催
・安全・安心メールや防災情報メール配信サービス、Kids☆めるまが等
の利用方法
・図書館システムでの蔵書検索・貸出予約方法
・公共施設予約システムでの公民館等の使用予約方法
・ひろしま情報a-ネットでのイベントや施設情報の検索方法など
実施公民館数:7 館
実施回数:31 回
延べ受講者数:278 人
イ 「ワンポイント」講座の開催
・ネットショッピングの活用方法、ネット犯罪から身を守るセキュリティ
対策など
実施公民館数:9 館
実施回数:16 回
延べ受講者数:256 人
地域の情報発
信力の向上
ホームページ開設地域の拡大及び地域の支援体制等の強化を図るため、公
民館等での出前講座の開催(22 年度:年間 35 回)
、イベント等の場でPR、
市民局
市民活動推進課
各種問い合わせへの対応を行いました。また、地域ポータルサイト「こむね
っとひろしま」(http://www.com-net2.city.hiroshima.jp)を利用して、ホームページ
の作成演習ができる「学習用デモサイト」を開設しました。
平成 22 年度、
「こむねっとひろしま」を活用して、ホームページを新設し
た地域は 9 地域あり、計 26 地域がホームページを開設しています。
(2) 子どもの「ICT力」の向上と学校ICT化の推進
事業名
学校ICT化
平成 22 年度の取組
子どもの「ICT力」の向上、教員のICT利活用指導力の向上、学校の
ビジョンの策
ICT環境の整備、個人情報等の情報セキュリティ対策などを内容とする
定
「学校ICT化ビジョン」の策定に着手しました。
子 ど も の
小・中・高校と子どもの発達段階に応じたパソコンの操作やインターネッ
ICT力の向
トの使い方など、必要な知識や技術指導等を身につけるための授業を行うと
上
ともに、
「ひろしま型カリキュラム」の言語・数理運用科等を通じて情報モ
担当課
教育委員会
総務課
教育委員会
総務課
ラルの重要性が実感できる授業に取り組みました。
「わかる授
ICT機器を効果的に活用した魅力ある教材、資料等の作成や学習展開事
業」、「考える
例等の提供などにより、ICTを利活用した「わかる授業」の実現に取り組
授業」の実現
みました。
11/33
教育委員会
総務課
また、子どもが目的に応じて情報を収集・分析し、各教科等で身に付けた
知識・技能に関連付けて思考・判断し、自らの意思として表現・発信するこ
とができるよう、ICTを利活用した「考える授業」の実現にも取り組みま
した。
こうした取組により、文部科学省委託事業のモデル校 21 校の児童生徒へ
の調査において、
「ICT力」が身に付いたと思う小・中学生の割合は 87.1%
となり、子どものICT利活用能力の向上を図ることができました。
ICT支援員
の派遣
教員の基礎的なICTスキルの習得及び学校におけるICT環境の整備
教育委員会
を支援するため、ICT支援員を文部科学省委託事業のモデル校 21 校に派
総務課
遣しました。ICT支援員は、広島市周辺の 7 大学等から 38 名の登録があ
り、モデル校 21 校での活動時間は 7,607 時間の支援を行いました。
ICTサポート員を全市立学校 214 校に対し派遣しました。平成 22 年 10
月から平成 23 年 3 月までの間で、86,638 時間の支援を行いました。
こうした取組により、文部科学省の「教員のICT利活用指導力」の調査
において、肯定的な回答をした教員の割合は 90.7%となり、教員のICT
利活用指導力の向上を図ることができました。
フューチャー
藤の木小学校では、平成 22 年 11 月から児童 1 人 1 台のタブレットPC等
スクール推進
の学習環境を活用した授業を開始し、授業実践を通じたICT環境の検証や
事業の効果の
活用方法の研究に取り組みました。
教育委員会
総務課
検証
保護者、学校関係者、事業者及び市民と連携してフィルタリング機能
との健全な関 を活用し、電子メディアと上手に付き合い、テレビ、インターネット等
係づくり
の情報を正しく活用できる環境づくりに取り組みました。
電子メディア
ア 電子メディア・インストラクターの養成及び活動支援
(ア) インストラクター養成講座
インターネットの見守り活動や電子メディアに関する講習会を行う
ことができる専門的な知識を有した電子メディア・インストラクターを
養成しました。
・開催日:平成 23 年 1 月 29 日、30 日
・受講者数:30 人
(イ) インストラクター活動支援
インストラクターが行うインターネット上の子どもたちを見守る活
動の実施や保護者、教員、子どもたちを対象とした電子メディアに関す
る講習会等の開催を支援しました。
a
見守り活動等の実施
・実施期間:平成 22 年 4 月 1 日~平成 23 年 3 月 31 日
・延べ時間:928 時間
b 講習会等の開催
・実施期間:平成 22 年 4 月 1 日~平成 23 年 3 月 31 日
・延べ参加人数:3,285 人
12/33
教育委員会
育成課
イ ノー電子メディアデー推進事業の実施(旧ノーテレビデー)
家族で電子メディアとの関わりについて考えていく機会とするため、
日にちやメディアを決めて電子メディアから離れる取組を実施しまし
た。
・参加者数:19,123 人(中学生以下の子ども)
ウ 電子メディアに関する啓発活動の実施
保護者、携帯電話事業者等にリーフレットを配布するなどの啓発活動
を実施しました。
・啓発用リーフレット配布(中学 3 年生全生徒)
・入学説明会用DVD配布(市立全中学校)
・携帯電話事業者等へのポスター・リーフレット配布
エ 電子メディア子ども会議の開催
子どもたちの電子メディアの利用実態を把握するとともに、電子メデ
ィアとの健全な関わり方についてまとめることを目的として、子ども委
員等による会議を開催し、報告書を作成しました。
特別支援教育
市内 8 校の特別支援学校等で学ぶ小学校 1~3 年生の児童 16 人を対象に、 教育委員会
に お け る
学習支援ソフト「ことばのがくしゅう」の活用に取り組みました。なお、児
ICT利活用
童を指導する教員と京都大学大学院生とが、学習メニューの進め方や教え方
特別支援教育課
などについて協議を重ねるなど、きめ細かな対応を取ることにより、教員も
保護者も安心してこの取組を推進していくことができました。
学校のICT
環境の充実
平成 23 年 1 月に、教育委員会情報ネットワークシステムの再構築の契約
を締結し、情報セキュリティ対策の強化や、成績管理をはじめとする校務処
教育委員会
総務課
理機能の導入に着手しました。
(3) ICTを利活用した障害者の社会参画の促進
事業名
平成 22 年度の取組
障害者支援情
平成 22 年 3 月に開設した「広島市障害者支援情報提供サイト」
(障害者向
報提供サイト
けホームページ:http://shougai-hiroshimacity.jp/ )を運営し、障害者、障害者団
の運営
体、支援団体等が必要とする情報の収集・発信に努めました。
<主な情報>
・障害者を支援する方への情報
(障害区分による障害の特性、障害者との接し方、各種イベント、講習
会等の情報)
・お役立ち情報(障害者支援施設リスト、福祉バス等利用予約状況等)
・市からの情報(市主催の行事等、市からのお知らせ)
・障害者団体等からの情報(団体プロフィール、お知らせ、イベント・講
座の紹介や活動状況等)
・個人会員・メールマガジン配信登録の募集
13/33
担当課
健康福祉局
障害福祉課
広島市視覚障
視覚障害者のための情報通信機器や日常生活用具等に関する情報提供を
害者情報セン
行う広島市視覚障害者情報センター(中区富士見町:
ターの運営
http://information.jouhoucenter.jp/ )で、視覚障害者用音声読み上げソフトを
健康福祉局
障害福祉課
用いたパソコンの展示・体験に加え、視覚障害者向け便利グッズ、日常生活
用具の展示・貸出しを行いました。
<センター利用件数>
605 件
身体障害者パ
ソコン等給付
平成 22 年 5 月から、各区保健福祉課で身体障害者パソコン等給付事業の
申請受付を開始し、29 件の給付を行いました。
健康福祉局
障害福祉課
事業
バリアフリー
マップの公開
平成 22 年 7 月から、市内中心部やJR広島駅周辺の公共施設等のバリア
フリー設備の整備状況を、マップ形式で本市ホームページ
健康福祉局
健康福祉企画課
(http://barrierfreemap-hiroshima.jp/ )に公開し、市民に情報提供を行いまし
た。
インターネッ
市役所本庁と各区役所をつなぐテレビ電話を利用し、区役所の手話相談員
トテレビ電話
が不在の場合でも、区役所を訪れた聴覚障害者の相談に、市役所にいる手話
による手話相
相談員が対応しました。また、聴覚障害者が、テレビ電話を利用し自宅等か
談支援の実施
ら直接市役所に連絡してきた場合にも、手話相談員が対応しました。
健康福祉局
障害福祉課
<電話対応件数>
88 件
視覚障害者
視覚障害者の自宅等に訪問してパソコンの操作指導等ができる人材とし
ICT利活用
て、ICT利活用支援ボランティアの養成講座を開催し、平成 22 年度は 25
支援ボランテ
人が講座を修了しました。また、平成 22 年 4 月から、養成したICT利活
ィア養成・派
用支援ボランティアによる訪問指導を開始し、47 人のボランティアが操作
遣
指導を行いました。
健康福祉局
障害福祉課
<ボランティア派遣の利用回数>
延べ 450 回
視覚障害児の
福祉・教育・医療等の関係者で構成する「視覚障害児職域拡大支援会議」 健康福祉局
職域拡大支援
において、視覚障害児のICT利活用能力習得の支援方策や職域の拡大に向
事業
けた検討を行いました。
障害自立支援課
こうした検討にあわせて視覚障害児が様々な職域を目指す動機付けにつ
ながるよう、マイクロソフト社との連携事業として、視覚障害者ICT利活
用支援ボランティアの訪問指導によるICT利活用能力の習得支援に取り
組むとともに、社会で活躍している視覚障害者との交流会を開催しました。
(4) 平和情報の発信
事業名
平和記念資料
平成 22 年度の取組
被爆の実相を伝えるとともに、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を世界
館ウェブサイ
に訴え、国際世論を喚起していくため、インターネット上に平和記念資料館
ト「HIROSHIMA
の公式ホームページ「HIROSHIMA PEACE SITE」
PEACE SITE 」
(http://www.pcf.city.hiroshima.jp/index.html )を設置し、原爆・平和に関する情報を
による情報発
発信しました。
信
14/33
担当課
市民局
平和推進課
ア 平和データベースの拡充
平和記念資料館が所蔵する被爆資料や被爆体験証言等のデジタルアー
カイブ化を進めました。平成 22 年 10 月からデータベースの英語版を公開
しました。
<平成 22 年度末現在の英語版の状況>
・被爆者証言ビデオ:15 本
・動画:19 本
・単行本:587 冊
・雑誌:491 冊
・音楽・音声:10 本
・被爆資料:631 点
・写真:80 点
・原爆の絵:364 点
・美術品:80 点
イ バーチャル・ミュージアム
アニメ・写真等を使用して平和記念資料館の展示内容を紹介しました。
多言語化を進めており、平成 22 年 8 月に新たにフランス語の概要を追加
しました。
ウ
キッズ平和ステーション
子ども向け平和学習ページで意見交換ができる掲示板や、平和学習の事
例を紹介しました。
エ
平和への歩み
核兵器の開発・核軍縮の歩みとヒロシマの復興の歩みを紹介しました。
オ
平和宣言
平成 22 年の平和宣言とその解説を公開しました。
平和記念資料
「広島平和記念資料館展示整備等基本計画」
(平成 22 年 7 月策定)に基づ
館の展示の充
き、コンピュータグラフィックスの活用など、被爆の状況を具体的に理解し
実
てもらえるような新たな展示手法を検討するため、有識者から成る展示検討
市民局
平和推進課
会議を 5 回開催し、展示の方向性や課題、新たな提案などを取りまとめまし
た。
平和記念式典
平和記念式典の模様を、8 月 6 日の 7 時 50 分頃から 8 時 50 分頃までイン
等のインター
ターネットで生中継するとともに、デジタルサイネージや広島P2ウォーカ
ネット中継
ーを利用して、広く平和のメッセージをライブ発信しました。また、平成
22 年 11 月に開催された 2010 年ノーベル平和賞受賞者世界サミット平和ア
ピールの模様も生中継しました。
企画総務局
情報政策課
情報システム課
市民局
市民活動推進課
平和推進課
CANTプロ
平和市長会議は、
核保有国に対して都市を核攻撃の目標にしないよう求め
ジェクトのオ
る「都市を攻撃目標にするな(CANT)プロジェクト」
ンライン署名
(http://www.mayorsforpeace.org/jp/index.html )の市民署名活動に取り組んでおり、本市ホー
ムページ上でオンライン署名活動を行い、協力を呼びかけました。
15/33
市民局
平和推進課
また、署名活動は、平成 22 年 7 月の「2020 核廃絶広島会議」で採択され
た「ヒロシマアピール」を踏まえ、同年 12 月から核兵器禁止条約の早期実
現を求める新たな市民署名活動を始めました。
<加盟状況>
加盟都市数 150 か国・地域 4,540 都市(平成 23 年 3 月 1 日付け)
広島P2ウォ
平成 22 年 4 月から、平和記念公園等でのモバイル情報サービス広島P2
ーカーによる
ウォーカー(http://p2walker.jp/)の運用を開始し、平和や観光に関する情報
情報発信
を発信しました。
企画総務局
情報政策課
ア 平和記念公園におけるエリアワンセグ放送の実施
平和記念公園内で、平和関連の放送番組がワンセグ対応端末により視
聴できるワンセグメント・ローカルサービスを実施しました。
イ 携帯端末による平和と観光に関する情報提供
携帯電話や携帯パソコン、スマートフォン等の携帯端末から、広島
P2ウォーカーのアドレスにアクセスすると、平和や観光に関する様々
な情報が入手できるモバイル通信サービスを実施しました。
ウ
スマートフォン向けサービスの実施
スマートフォンなど、GPS機能付きの一部の携帯電話では、携帯電
話のカメラを辺りにかざすと、登録されている記念碑や飲食店等に関す
る説明や位置を示す地図などが表示されるサービスを行いました。
<アクセス件数:平成 22 年度末>
・携帯端末:50,892 件
・パソコン:52,466 件
国内外の学校
との平和交流
国内外の学校との平和交流の促進を図るため、小学校 4 校、中学校 4 校が
Web会議や電子メールの交換等により、平和のメッセージを発信するなど
教育委員会
指導第二課
の事業に参加しました。
海 外 で の
海外のより多くの人に被爆体験証言を聴いてもらうことで、被爆の実相を
Web会議に
伝え、核兵器廃絶に向けての国際世論を醸成するため、海外原爆展で築いた
よる被爆体験
現地主催者とのネットワークを活用し、Web会議システムによる被爆体験
証言
証言や質疑応答などを海外 8 カ国、14 都市で実施しました。
<内訳>
・米国(ミシガン州グランドラピッズ、コネチカット州グリニッチ、マサ
チューセッツ州ウエストボロウ、カンザス州カンザスシティ、イリノイ
州メイウッド、カリフォルニア州ロサンゼルス)
・ブラジル(サンパウロ州サンパウロ)
・ロシア(ゼレノゴルスク)
・フィリピン(マニラ)
・タイ(バンコク)
・ブルガリア(ヴラツァ、プロヴディフ)
・ポルトガル(リスボン)
・カナダ(ケベック州ガティノー)
16/33
市民局
平和推進課
(5) ICTを利活用した環境負荷軽減のための実験的取組の推進
事業名
平成 22 年度の取組
ICTを利活
平成 22 年 7 月から平成 23 年 3 月まで、民間企業、市立大学・高校と連携
用した施設の
し、ICTを利活用して施設の電力消費量と施設内外の環境情報(温度、
電力消費と施
CO2濃度等)を計測し、リアルタイムに「見える化」するためのシステム
設内外の環境
開発及び運用する実証実験を行いました。
計測等に係る
実証実験の実
担当課
企画総務局
情報政策課
環境局
企画課
ア 実用化に向けた検証
施
施設によって異なる個別のシステムで計測された情報を一元的にデー
タベースに収集・利用できる仕組みを開発し、実際に運用することで、
今後実用化に必要なネットワーク等のセキュリティに関する技術的要件
の確立に向けた検討を行いました。
イ 環境情報の見える化の推進
計測・収集した環境情報を利用して、市役所本庁舎や路面電車のデジ
タルサイネージへ自動的に表示する「環境情報の見える化」システムを
開発し、市民や事業者等に対して環境負荷軽減への取組を普及啓発する
コンテンツの配信を行いました。
ウ ICT人材育成の促進
広島市立大学の学生が、収集した環境情報を自動配信するシステムの
開発を、広島市立基町高校の生徒が、この情報を表示する画面デザイン
を行いました。こうした産学公連携の取組を通じて、地域のICT人材
の育成につながりました。
自動車CO2
日本IBM東京基礎研究所が、総務省の「地球温暖化対策ICTイノベー
道路交通局
排出量削減の
ション推進事業」の採択を受けて、自動車の動きを仮想空間上で再現し、二
道路交通企画課
ための大規模
酸化炭素排出量を算定できる大規模モビリティ社会シミュレータの研究開
モビリティ社
発に取り組みました。
会シミュレー
本市は、このシュミレータの研究開発に際して、※1「平成 17 年道路交通
タの実証実験
センサスデータ」や、※2「平成 20 年交通実態調査データ」の提供などの協
の実施
力を行いました。
※1
※2
全国規模で実施される特定地点における交通量を調査したもの
無作為に選んだ世帯に調査票を配布し、平日 1 日における移動の実態(移動目的、移
動交通手段、出発地・到着地、出発時刻、到着時刻等)について調査したもの
(6) 医療機関と救急車をつなぐ画像伝送システムの整備
事業名
画像伝送シス
テムの整備
平成 22 年度の取組
消防局の所有する全ての救急車(44 台)から市内の 4 医療機関(広島大
学病院、県立広島病院、広島市民病院、安佐市民病院)に向けて救急患者の
動画像等を送ることができるシステムを整備し、平成 23 年 3 月から運用を
開始しました。
この救急画像伝送システムについては、これまで一部の救急車に導入し実
17/33
担当課
消防局
救急課
験的な運用を行っている事例や小規模の消防本部での導入事例は、全国的に
みるといくつかありましたが、大都市の消防本部において全救急車にシステ
ムを搭載し、救急業務の対象地域の全域において実運用化したのは、本市が
全国で初めての事例です。
こうした全面的なシステムの整備及び本格運用を開始するにあたり、救急
画像伝送システムの運用に係る運用基準等の整備も併せて行いました。
このシステムの導入により、これまで電話でしか伝えられなかった心電図
や血圧等の測定データを含めた患者の容態、また、事故現場の状況を直接画
像として病院の医師に伝えられることにより、救急救命士等が実施する救命
処置などについて、これまで以上に適切で、迅速な指示・指導・助言を受け
ることができるようになりました。
地域協議会の
運営
市内 4 病院の医師、関係市町(広島市、廿日市市、海田町、熊野町、坂町、
安芸太田町)の職員、学識者などで構成する「救急現場におけるICT利活
消防局
救急課
用事業推進協議会」を設置し、画像伝送システムの整備及び運用に係る諸課
題について検討しました。
(7) 防災行政無線のデジタル化
事業名
防災行政無線
のデジタル化
平成 22 年度の取組
担当課
災害時等における情報収集・伝達等を行うための防災行政無線システムを
消防局
昭和 62 年度から運用していますが、このうち、市から市民へ音声で防災情
防災課
報等を伝達する「同報系」については、老朽化による機器の性能劣化の解消
とデジタル化を目的に更新整備を行っています。平成 22 年度は無線基地局
舎を佐伯区へ建設するとともに、通信機器の製作・設置工事等を行いました。
(8) デジタルサイネージを活用した多様な情報の発信
事業名
日常的な情報
発信
平成 22 年度の取組
広島市中心部の 7 か所に設置したデジタルサイネージにより、ニュース速
報、天気予報、交通情報、防災情報等をタイムリーに配信しました。平成
担当課
企画総務局
情報政策課
22 年度は 184 件の新規コンテンツを作成、配信しました。
<主な配信内容>
・各種イベント開催案内
・
「東日本大震災に係る義援金やボランティアの募集」
・
「統一地方選挙のお知らせ」
・平和記念公園や現代美術館等の観光スポット・文化施設等の案内情報
・
「ザ・広島ブランド」
、
「BUYひろしまキャンペーン」等のPR情報
・サンフレッチェ広島等のスポーツイベント情報
・神楽等の地域文化イベント
路面電車内デ
広島市立大学を中心に民間企業と連携し、路面電車内でデジタルサイネー
ジタルサイネ
ジの運用実験を実施しました。路面電車 3 車両内に設置したデジタルサイネ
ージ実験
ージで、各種イベント情報の配信、GPS機能を活用した電車の現在位置表
示や、原爆ドーム・宮島の現在の様子をライブ配信しました。
18/33
企画総務局
情報政策課
イベント開催
デジタルサイネージを利活用したイベント等を開催しました。
企画総務局
情報政策課
等
ア サンフレッチェ広島応援イベントの開催
平成 22 年 7 月に、シャレオ中央広場において、サンフレッチェ広島、
広島地下街開発㈱、安田女子大学と連携し、サンフレッチェ広島を応援す
るイベントを開催しました。デジタルサイネージを利用した電子くじ、大
学生による書道パフォーマンス、パブリックビューイング等を一体的に実
施し、940 人の来場がありました。また、サンフレッチェ広島の応援コン
テンツの放映や、市民から募集したサンフレ応援メッセージの配信も行い
ました。
イ 平和記念式典ライブ中継の実施(再掲)
平成 22 年 8 月に、平和記念式典の模様をデジタルサイネージでライブ
配信しました。
ウ ノーベル平和賞受賞者世界サミットにおける平和アピールのライブ配
信を実施(再掲)
平成 22 年 11 月に、平和記念公園で開催されたノーベル平和賞受賞者世
界サミットにおける平和アピールの模様をライブ配信しました。
エ 防犯キャンペーンとのタイアップを実施
平成 22 年 10 月に、シャレオ中央広場において、広島県警による防犯キ
ャンペーンとタイアップして、買い物客らへの防犯を呼びかけました。
オ ひろしま男子駅伝応援企画の実施
平成 23 年 1 月に、ひろしま男子駅伝を応援する企画を実施し、各地の
ふるさとキャラクターや各都道府県幟の応援コンテンツの配信、NHK協
力による駅伝のライブ配信を行いました。
大学との連携
安田女子大学と連携し、サンフレッチェ広島の試合日程の紹介コンテンツ
を作成し配信するとともに、平成 22 年 7 月に、サンフレッチェ広島応援イ
企画総務局
情報政策課
ベントを開催しました。また、広島デジタルサイネージ推進コンソーシアム
の紹介コンテンツを作成し配信しました。
広島市立大学と連携し、同大学が所蔵する古美術を使ったコンテンツを作
成するとともに、デジタルサイネージに表示するコンテンツを編集・配信す
ることができるコンテンツ作成システムを開発する協力などを行いました。
その他のデジ
タルサイネー
民間企業等が開設、運営しているデジタルサイネージと本市のデジタルサ
イネージとの連携を図り、市政情報の発信等を積極的に行いました。
企画総務局
情報政策課
ジとの連携
ア 民間企業が運営するサイネージとの連携
平成 22 年 4 月に、八丁堀の金座街商店街の一角に民間企業が運営する
デジタルサイネージが設置されて以降、市内の百貨店を中心にその設置が
5 台まで拡大され、本市のデジタルサイネージとのコンテンツの共有化を
図りました。
19/33
経済局
地域産業支援課
イ 広島銀行が運営するサイネージとの連携
平成 23 年 2 月に、広島銀行のデジタルサイネージに市政情報やイベン
ト情報などを掲載するため、コンテンツの提携に関する契約を締結し、市
政情報を発信しました。
ウ 広島県等が実証実験したバス停サイネージとの連携
広島県と民間企業が実証実験により実施したバス停サイネージと連携
し、市政情報を発信しました。
エ 横川商店街が運営するサイネージ(横川ストーリー)との連携
横川商店街では、平成 23 年 2 月から、横川駅前にデジタルサイネージ
を設置し、地域情報、商店街PR情報、イベント情報等を表示し、商店街
をはじめとする横川地区の魅力ある情報を発信しました。
(9) ICT地域連携プロジェクトの推進
事業名
平成 22 年度の取組
日本マイクロ
平成 22 年 2 月に、ICT地域連携プロジェクトとして、本市は日本マイ
ソフト社との
クロソフト社と「障害者と高齢者のICT利活用プロジェクトの実施に関す
協定締結
る協定」を締結し、以下の取組を実施しました。
担当課
企画総務局
情報政策課
市民局
ア
視覚障害者ICT利活用ボランティア及びその指導者を対象にしたパ
ソコンOSやソフトの操作研修の開催
・視覚障害者ICT利活用ボランティア及びその指導者を対象に音声化
ソフトを使用しての「Windows7」や「Office2010」の操作講習会を実
施
実施日:平成 22 年 12 月 26 日
受講者数:7 名
イ
生涯学習課
健康福祉局
高齢福祉課
障害福祉課
障害自立支援課
こども未来局
こども・家庭支
援課
ICTまちづくりボランティアを対象にした高齢者等のパソコン初心
者への指導方法等の講習会の実施(再掲)
・
「Windows 7」の基本操作研修
実施日:平成 22 年 6 月 17、18 日
場所:五日市・祇園公民館・東区地域福祉センター
受講者数:83 人
・ICT指導者としての教え方講座
実施日:平成 22 年 9 月 8、9 日
場所:二葉・草津・楽々園公民館、まちづくり市民交流プラザ
受講者数:93 人
・ワード 2007 の図形機能によるイラスト作成研修会
実施日:平成 22 年 11 月 18~20 日
場所:まちづくり市民交流プラザ
受講者数:101 人
20/33
教育委員会
特別支援教育課
ウ
市内在住の身体障害者を対象にしたWeb上で使えるアプリケーショ
ンソフトを作成するシステム「Silverlight」の技術者向けセミナーを実施
実施日:平成 22 年 10 月 30、31 日
受講者数:4 名
エ 市内在住の視覚障害者を対象にした高機能の音声化ソフト「JAWS」をカ
スタマイズするための技術者養成セミナーを実施
実施日:平成 22 年 11 月 20、21 日
受講者数:2 名
オ
ICT利用者ニーズの把握及びそれを踏まえた製品改善や開発の検討
のためのアンケートを実施し、その結果をマイクロソフト社へ提供
対象者:ICTまちづくりボランティア(69 名)
対象者:視覚障害者(6 名)
カ ICTまちづくりボランティアを対象にした情報セキュリティの啓発
実施日:平成 22 年 9 月 8、9 日
受講者数:93 名
キ 発達障害者セミナーの開催
実施日:平成 22 年 8 月 20 日
テーマ:「発達障害の理解と支援」、
「パソコン、ケイタイを使った発
達障害者支援」、
「読み書きが困難な子のテクノロジー」
受講者数:345 名
ク 社会で活躍する障害者による講演会、参加者との交流会の開催
実施日:平成 22 年 11 月 14 日
受講者数:41 名
日本IBM東
平成 22 年 11 月に、ICT地域連携プロジェクトとして、本市は日本
京基礎研究
IBM東京基礎研究所と広島市立大学との間で
「人と環境にやさしいまちづ
所・広島市立
くりプロジェクトの実施に関する協定」を締結し、以下の取組を実施しまし
大学との協定
た。
企画総務局
情報政策課
健康福祉局
障害福祉課
締結
ア ICTの利活用による障害者の社会参画の促進
視覚障害者のWeb動画閲覧を支援するための音声ガイド作成ツール
の開発に関する体験会、講習会を開催
・実施日:平成 23 年 3 月 13 日
・参加者:
(体験会 13 名(視覚障害者)、講習会 17 名(視覚障害者
ICT利活用ボランティア、ICTまちづくりボランティア等)
イ ICTの利活用による環境負荷軽減対策(再掲)
日本IBM東京基礎研究所が取り組む自動車CO2排出量削減のため
の大規模モビリティ社会シミュレータの研究開発に際し、道路交通量など
のデータを提供
21/33
道路交通局
道路交通企画課
ウ 産学公民が連携した地域のICT人材の育成や産業振興
本市、日本IBM東京基礎研究所、広島市立大学が連携した研究プロジ
ェクトに関する研究会の設置等を通じて、地域のICT人材育成等に関す
る取組を開始
(10) ICTを利活用した新たなビジネス展開等の促進
事業名
広島アキハバ
ラ塾の運営
「広島市の産
業」によるビ
ジネスマッチ
ング
中小企業の
ICT経営化
支援
ICT関連製
品・技術開発
への助成
平成 22 年度の取組
本市の活性化や発展に貢献する意欲とチャレンジ精神がある人に対して
インターネット販売の手法をマンツーマンで教授し、起業や事業拡大を進め
られるよう支援しました。第 6 期(4 月~9 月)10 名(起業 3 名、事業拡大
7 名)
、第 7 期(10 月~3 月)6 名(起業 1 名、事業拡大 5 名)の計 16 名の
塾生を指導しました。
市内企業が有する高度な技術や製品の情報等を紹介するホームページ「広
島市の産業」
(http://www.economy.city.hiroshima.jp/)に掲載された企業 481 社に
対して平成 22 年度にアンケート調査を実施した結果、253 社から回答があ
り、
「ホームページを見た企業等からの問い合わせの中で、商談・技術交流・
情報交換等に結びついたもの」は、16 社 98 件でした。
市内中小企業で導入されている情報システムやコンピュータなどの
ICT機器を、経営資産として有効に機能させていくため、
「Web活用戦
略の策定プロセス」
、
「業務可視化による効率化」
、
「管理会計を活用した生産
性向上」
、
「顧客管理による顧客サービスの向上」をテーマとした研修会を開
催しました。
また、研修会受講企業 6 社に対して経営に関する診断を実施するととも
に、コンサルティングのため、2 社に対して専門家を派遣しました。
地域企業の技術力向上を支援するため、ICT関連分野の新技術、新製品
の研究開発に要する経費に対して助成金を交付しました。平成 22 年度に応
募のあった 5 件のうち 2 件に対して助成しました。
・補助額:1,000 万円(2 件)
・研究開発テーマ:
「複雑形状ビルの電波遮蔽損失探索ソフトの開発」
「地域情報資源である紙地図のハイブリッド発信への研究」
担当課
経済局
産学官技術振興課
経済局
経済企画課
経済局
産学官技術振興課
経済局
産学官技術振興課
(11) 地域経済活性化に向けたICT人材の育成
事業名
産学公連携に
よるICT技
平成 22 年度の取組
ICT企業と大学等が様々なプロジェクトを企画・実施することを通じて
高度なICT人材の育成に取り組みました。
術者の育成
ア
路面電車内デジタルサイネージ実験における取組(再掲)
平成 21 年度から、広島市立大学は学生が参加して、路面電車(広島電
鉄宮島線)内に設置されたデジタルサイネージにネットワーク経由で送ら
れてくる情報をタイムリーに表示する実証実験を行っており、平成 22 年
度は、広告や地域情報など、様々なコンテンツが、路面電車の移動中でも
途切れることなくデジタルサイネージに表示できるよう研究を重ね、スム
ーズにコンテンツを配信することができるようになりました。
22/33
担当課
企画総務局
情報政策課
環境局
企画課
教育委員会
総務課
イ
ICT支援員による取組(再掲)
学校ICT化の取組においては、市内の大学の多くの学生がICT支援
員として参加し、人材育成の役割を果たしました。
ウ 二酸化炭素濃度センサーを組み込んだ環境センサーネットワークを活
用した取組
平成 21 年度に引き続き、広島市立大学やICT企業等と連携し、市立
広島工業高等学校の生徒が自作した二酸化炭素濃度センサーを組み込ん
だ環境センサーネットワークを活用して、二酸化炭素濃度等の環境情報の
見える化に取り組みました。
また、市立広島工業高等学校の生徒が開発した二酸化炭素濃度センサー
(二酸化炭素の空気中の濃度をLEDの色で表示する学習用教材)を広島
市内の小学校 5 校、中学校 2 校に配布しました。
エ ICTを利活用した施設の電力消費と施設内外の環境計測等にかかる
実証実験における取組(再掲)
広島市立大学の学生が、環境情報(温度、CO2濃度等)を自動配信す
るシステムの開発を、広島市立基町高校の生徒が、この収集した情報を表
示する画面デザインを行いました。
ICT地域連
携プロジェク
ト に よ る
ICT人材の
育成
(再掲)
大学間連携に
よる情報医工
学プログラム
の推進
本市、日本IBM東京基礎研究所、広島市立大学が連携した研究プロジェ
クトに関する研究会の設置等を通じて、地域のICT人材育成等に関する取
企画総務局
情報政策課
組を開始しました。
広島市立大学、広島大学、広島工業大学が連携して実施している「情報医
工学プログラム」では、3 大学がそれぞれ専門領域の授業を 2~3 科目ずつ
提供し、計 8 科目の授業に対して 73 人(うち広島市立大学 36 人)の学生が履
修しました。授業は 3 大学間で双方向授業システムを構築して行うととも
に、講義を収録し、e-ラーニングにも対応しました。
また、平成 23 年度から始まる「医療系実習」の試行として広島市民病院
等で病院実習を行い、7 人(うち広島市立大学 5 人)の学生が参加しました。
企画総務局
企画調整部
(12) ICTを利活用した観光の振興
事業名
平成 22 年度の取組
「ひろしまナ
平成 23 年 4 月に、広島市観光ホームページ「ひろしまナビゲーター」
担当課
ビゲーター」
都市活性化局
観光課
(http://www.hiroshima-navi.or.jp/)の全面リニューアルを行いました。
による情報発
今回の全面リニューアルで、見どころ、世界遺産、イベント、グルメ、宿泊
信
など、観光客が必要とする情報を充実するとともに、利用者がよく見る情報
として、トップページにアクセスランキングを表示するなど、広島を訪れよ
うとする観光客が使いやすく便利なサイトとなるよう、
工夫しました。
また、
多言語化への対応として、新たにフランス語、ドイツ語のサイトを追加しま
した。
23/33
デジタルサイ
広島市内の交通拠点等に大型ディスプレイを備えたデジタルサイネージ
企画総務局
ネージや広島
や、平和や観光に関する情報を入手できるサービス広島P2ウォーカーによ
情報政策課
P2ウォーカ
り観光情報等を配信しました。
ーによる情報
発信
ア デジタルサイネージよる観光情報等の配信(再掲)
<配信内容>
・イベント開催案内等の行政からのお知らせ
・平和記念公園や現代美術館等の観光スポット・文化施設等の案内情報
・
「ザ・広島ブランド」や「BUYひろしまキャンペーン」等のPR情報
・サンフレッチェ広島等のスポーツイベント情報
・神楽等の地域文化イベントの情報
・タッチパネルによる観光MAP案内表示 等
イ 広島P2ウォーカーによる観光情報等の配信(再掲)
・平成 22 年 4 月に、平和記念公園等でのモバイル情報サービスとして、
広島P2ウォーカーの運用を開始し、平和や観光に関する情報を配信
しました。
ICTを利活
広島市立大学では、スマートフォンに向かって話すと、翻訳(対象:英語、 企画総務局
企画調整部
用した自動音 中国語、韓国語)が画面表示され、音声で読み上げる自動音声翻訳システム
声翻訳の試行 の開発に取り組みました。平成 22 年 11 月には、地下街シャレオや平和記念
公園内で外国人観光客等を対象にした翻訳システムを体験してもらい、実用
化に向けた実証実験を行いました。
観 光 案 内
観光案内所等に観光案内ICT端末を設置し、外国人観光客からの観光に 都市活性化局
観光課
ICT端末の 関する問い合わせに対して、英語又は中国語によりパソコンを通じてテレビ
設置
電話のように応答できるサービスを提供しました。
・時
期:平成 22 年 11 月 1 日~平成 23 年 1 月 31 日
・利用実績:広島平和記念公園レストハウス観光案内所 7 件
・利用実績:広島ユース・ホステル 2 件
(13) 本市情報システム再構築の推進
事業名
情報システム
再構築の推進
平成 22 年度の取組
平成 20 年 9 月に策定した「広島市情報システムの高度化基本方針」に基
づき、現在の大型汎用機からサーバを中心とした情報システムに切り替える
など、情報システム再構築に取り組むため、平成 22 年度は、
「共通基盤」、
「文書管理」
、
「財務会計」
、
「人事・給与」
、
「庶務事務」の各システム(バッ
クオフィス・システム)の基本設計を実施するとともに、「市税関係」
、「保
険・福祉」の各システムについては、基本計画の策定を、「住民記録」シス
テムは、基本設計を行いました。
また、平成 22 年度に更新した情報システムのうち可能なものは全て、サ
ーバの集約化を行いました。
<サーバを集約した情報システム>
・市議会会議録検索システム
・新技術・新工法活用実績データベースシステム
24/33
担当課
企画総務局
情報政策課
情報システム課
・保育園臨時職員任用管理システム
・例規検索システム
・除籍等検索及び謄本発行システム
(14) ICTを利活用した行政サービスの向上
事業名
平成 22 年度の取組
ワンストップ
情報システムの再構築にあわせて、本市の区役所窓口事務を見直し、その
サービスの導
改善について協議・検討を行うため、平成 22 年 9 月に「広島市区役所窓口
入
事務改善関係局長会議」を設置しました。平成 22 年度は、局長会議を 3 回、
担当課
企画総務局
総務課
ワーキング会議を 2 回開催し、
「総合窓口」で取扱いが考えられる主な事務
の整理等を行いました。
住民異動手続
住民異動等の手続を自宅のパソコンからインターネットで予約できるよ
等のオンライ
うにし、窓口で待つことなく手続ができるよう、検討を行っており、平成
ン予約の導入
22 年度は、
「広島市区役所窓口事務改善関係局長会議」を設置し、パソコン
企画総務局
総務課
から受け付けることのできる手続の範囲、具体的な事務手順等の検討を行い
ました。
電子申請手続
の拡充
電子申請のホームページの入口画面にアイコン画像を導入するなど、利用
企画総務局
者が分かりやすいように画面を見直すとともに、各手続のホームページから
情報システム課
でも一部の手続について、直接、電子申請ができるように改善しました。
また、本市の市民向けの申請手続を再調査し、今後の電子化に向けた課題
を整理しました。
住民票等の交
付手段の充実
他都市への調査や業者によるプレゼンテーションを実施し、証明書自動交
付機の設置や証明書のコンビニ交付サービスの導入に関する情報を収集す
企画総務局
総務課
るとともに、これらの費用対効果やスケジュール等の検討を行いました。
電子収納の導
入
平成 22 年 4 月に、
「広島市収納事務改善関係局長会議」を設置し、新たに
財政局
導入する納付方法や、滞納整理事務の一元化を行う収納金の種類等について
税制課
検討を行いました。
公共施設予約
サービスの拡
充
本市の公共施設予約のホームページの入口画面を改善し、施設一覧から希
望する施設の予約ページへリンクできるように改善しました。
企画総務局
情報政策課
また、公共施設の予約方法等の実態調査を行い、その結果を基に、公共施
設のシステム化到達目標レベル等を検討し、改善プランを策定しました。
市民あて通知
書等のオンラ
業務主管課に対して市民あて通知書の実態を調査するとともに、オンライ
ン化に関する検討を行いました。
企画総務局
情報システム課
イン化の検討
(15) ICTを利活用した市民向け情報提供の充実
事業名
本市ホームペ
ージの充実
平成 22 年度の取組
ホームページモニターの導入などにより、利用者の意見・提案を反映させ
る仕組みをつくり、
「広島市ホームページ」
(http://www.city.hiroshima.lg.jp )
の利便性の向上に努めました。また、視覚障害者、高齢者及び在住外国人が
容易に利用できるよう、音声読み上げ機能、自動翻訳機能に対応したコンテ
ンツの拡充や、ポッドキャスト(音声情報)
、動画情報の充実など、ホーム
25/33
担当課
企画総務局
広報課
多様なメディ
アを活用した
情報発信
ページのバリアフリー化に取り組みました。
さらに、本市が行っている個別の事業ごとに開設しているホームページの
うち、
「広島市総合交通戦略」、
「公共事業の情報化と技術管理」
、「いきいき
企業サイト」については、市民が利用しやすい統一的なユーザインターフェ
ース(i-City)で情報提供が行えるよう見直しを行い、運用を開始しました。
広島市ホームページのトップページ上部に特設バナーを設け、東日本大震 企画総務局
広報課
災に関連した交通機関、物流・配送情報などの震災関連情報や、職員等の派
情報政策課
遣、支援物資の提供など、本市の取組等を掲載しました。
また、You tube 動画による「ザ・広島ブランドの紹介」、
「行ってみよう!
あの店、この店、いいお店」の公開を始めるとともに、
「家庭ゴミ分別 50
音事典」ページのHTML化、
「学校給食献立表」ページの携帯電話版への
掲載を行うなど、それぞれのメディアの特性を生かした効果的な情報発信を
行いました。
さらに、平成 23 年 4 月から、市政情報や地域の特色ある市民活動などを
分かりやく映像で伝える番組「元気発信!『まるごと』広島市政」をケーブ
ルテレビのコミュニティチャンネルで毎月放送するようにしました。
<放送内容>
・特集コーナー(その月に最も伝えたい市政情報を担当職員が紹介)
・元気!地域力だより(各地域の特色ある市民活動をVTR取材して紹介)
・広島市からのお知らせ(イベント紹介や参加者募集、手当の支給など生
活に関連した情報を紹介)
(16) 「ICTグリーンオフィス」の推進
事業名
市役所ICT
環境改善方針
平成 22 年度の取組
平成 23 年 3 月に、環境改善につながるICT利活用の基本的な方針を示
す「市役所におけるICT利活用による環境改善方針」を策定しました。
担当課
企画総務局
情報政策課
の策定
ペーパーレス
市役所のICTを利活用した環境に優しい執務環境(グリーンオフィス) 企画総務局
会議、Web
づくりのため、紙の消費量削減、人の移動の抑制などにつながるペーパーレ
会議の推進
ス会議やWeb会議の推進に取り組みました。
情報システム課
こうした取組を一層推進するため、情報システム課が技術的サポートを行
うとともに、実際にWeb会議を体感し職員自ら容易に実施できるよう、
Web会議研修を実施しました。
テレワークの
推進
電子決裁の推
進
職員の家庭生活の充実や業務効率の改善を図るため、平成 22 年度は、8
人の職員がテレワークを実施しました。
企画総務局
人事課
電子決裁を可能にする文書管理システムの導入に向け、既存の規程や手引
企画総務局
等の見直し、改訂等について検討を行うとともに、文書管理システムの基本
行政改革推進課
設計を行いました。また、平成 23 年度から構築に着手し、平成 24 年 7 月か
ら運用開始できるよう、文書管理システムの構築及び運用・保守業務の発注
準備を行いました。
サーバの集約
化(再掲)
ICT機器の電力消費の削減を図るため、1 台のサーバで複数の情報シス
テムの運用が可能な統合用サーバを導入し、3 台のサーバを削減しました。
26/33
企画総務局
情報政策課
(17) 携帯電話、ブロードバンドが利用できない地域の解消
事業名
平成 22 年度の取組
携帯電話基地
局整備
担当課
携帯電話・ブロードバンドが利用できない地域の解消をするため、佐伯区
※
湯来町大字多田及び安佐北区可部町大字綾ヶ谷において、 3.5 世代携帯電
企画総務局
情報政策課
話に対応する携帯電話基地局の整備を進めていましたが、関係機関との調整
等に時間を要したため、整備を終えることができませんでした。引き続き、
整備を進め、平成 23 年度中に整備を完了させます。
※
3.5 世代携帯電話:携帯電話サービスで、データ通信カード等をパソコンに接続し、ブ
ロードバンド・サービスを利用することができる。
(18) 地上デジタルテレビ放送への円滑な移行
事業名
平成 22 年度の取組
担当課
辺地共聴施設
地上デジタルテレビ放送を受信するために共聴施設組合が行う施設の新
企画総務局
設や改修等に要する経費の一部を補助する「辺地共聴施設整備補助」により、
情報政策課
整備補助
新設 1 地区、改修等 10 地区の計 11 地区に対して補助金を交付しました。
地上デジタル
総務省広島県テレビ受信者支援センター(デジサポ広島)が公民館等にお
テレビ放送移
いて実施する地上デジタル放送の説明会・相談会の会場を確保するととも
行に係る広報
に、地上デジタル放送への移行に関する支援について、広報紙「ひろしま市
民と市政」による周知・広報に協力しました。
27/33
企画総務局
情報政策課
5 平成 22 年度ICT関連経費の決算
注
表中の「重点施策項目」欄の数字は、
「重点施策」の番号を示す。
I C T 施 策 名
説 明
局 等
1 市民が主体的に行動するための「ICT力」の向上
決 算 額
重点施
策項目
9億2,261万4千円
公民館を拠点として、地域のICTボランティア等を
地域におけるデジタルコンテ 対象としたデジタルコンテンツ作成の講習を行い、 企画総務局
ンツ作成等支援事業
町内会等各種団体のICTを活用した情報発信の 情報政策課
充実と地域活性化の促進を図りました。
市民の自主的な活動を支援するため、ボランティ
「ひろしま市民活動支援総合
ア、文化、スポーツ、生涯学習等に関する情報や
情報システム(ひろしま情報a
まちづくり市民交流プラザ等の施設概要、催し物
-ネット)」の運用管理
情報等をインターネットにより提供しました。
市民局
市民活動推進課
町内会・自治会等を対象に地域のホームページを
地域ポータルサイト「こむねっ
簡単に開設できるシステムを提供し、地域活動の 市民局
市民活動推進課
とひろしま」の活用支援
活性化を図りました。
インターネット接続環境を維持管理するとともに、
公民館等におけるパソコン活
市民局
パソコン初心者を対象とした学習機会の提供を行
用支援
生涯学習課
いました。
83万円
(1)
8,562万6千円
(1)
371万7千円
(1)
175万円
(1)
バリアフリーマップの運用管
理
公共施設等におけるバリアフリー設備状況につい
ての情報をマップ形式でホームページに掲載する 健康福祉局
健康福祉企画課
ことなどにより、市民に情報提供しました。
49万1千円
(3)
視覚障害者ICT利活用支援
個別訪問ボランティア養成・
派遣
引き続きボランティア養成に取り組むとともに、新 健康福祉局
たにボランティアによる訪問指導を実施しました。 障害福祉課
517万6千円
(3)
身体障害者パソコン等給付
事業(パソコン給付)
ICTの利活用に初めて取り組む身体障害者に対
し、1回を限度にパソコン等を給付しました。
健康福祉局
障害福祉課
254万3千円
(3)
市役所本庁と各区役所に設置しているテレビ電話
インターネットテレビ電話によ 等を活用し、聴覚障害者の自宅等と本庁間、本庁 健康福祉局
る手話相談支援の実施
と各区役所間において、手話による相談支援を行 障害福祉課
いました。
286万9千円
(3)
在宅障害者の社会的能力の向上を図るため、パソ
身体障害者社会参加促進事
健康福祉局
コン教室を開催し、障害者の社会活動への参加と
業(パソコン教室の開催)
障害福祉課
自立を促進しました。
108万7千円
(3)
障害者団体の活動実績やイベント情報等、障害者
障害者情報提供ホームペー
健康福祉局
の生活に関連する情報を提供するホームページを
ジの運用管理
障害福祉課
運用しました。
93万5千円
(3)
視覚障害者あて公文書に係 視覚障害者に公文書を送付する際、点字文書を
る点字サービス事業の推進 同封するサービス事業を推進しました。
健康福祉局
障害福祉課
62万5千円
(3)
広島市視覚障害者情報セン 視覚障害者に対してパソコンの利活用支援や日常 健康福祉局
ター運営
生活用具等の情報提供支援を行いました。
障害福祉課
430万円
(3)
公文書に貼付する音声コードの作成に必要なソフ
健康福祉局
トウェアを一括購入し、視覚障害者に対して郵送
障害福祉課
物を送っている関係各課に配付しました。
9万7千円
(3)
公文書の音声コード化普及
啓発事業の推進
28/33
I C T 施 策 名
説 明
局 等
決 算 額
重点施
策項目
障害者の情報バリアフリーを促進し、情報通信の
障害者情報バリアフリー推進 利便を障害者が等しく享受できる環境づくりを進め 健康福祉局
事業(ICT講習会の開催)
るため、障害者を対象としたICT講習を実施しまし 障害自立支援課
た。
993万3千円
(3)
福祉・教育・医療等の関係機関が連携し、視覚障
視覚障害児の職域拡大支援
害児の職域拡大に向け、ICT活用能力の習得に 健康福祉局
障害自立支援課
事業(パソコン教室の開催)
対する支援等を行いました。
138万9千円
(3)
(財)ひろしまこども夢財団が実施する「Kids☆める
まが」を利用し、小学生以下の子を持つ保護者等
Kids情報送信サービス事業 を対象に、子育てに役立つ教室・講演会や子ども こども未来局
(メール配信事業)
向けイベント情報等の本市における子育て支援情 こども未来企画課
報を登録会員の携帯電話やパソコンにメール送信
しました。
100万8千円
(1)
教育委員会
総務課
1億5,508万5千円
(2)
校内LAN等の設備を活用して、各学校間や学校と
教育委員会LANシステムの
教育委員会
教育委員会事務局でLANシステムを運用し、教育
運用管理
総務課
の充実と事務の効率化を推進しました。
1,648万5千円
(2)
文部科学省から委託を受け、学校へのICT支援員
教育委員会
の派遣等により、授業におけるICT活用の促進策
総務課
等について調査研究を行いました。
704万3千円
(2)
インターネット等の情報を正しく活用できる青尐年
電子メディアと子どもたちとの を育成するため、保護者を中心とする電子メディ 教育委員会
健全な関係づくりの推進
ア・インストラクターを養成するとともに、インストラ 育成課
クターが行う活動への支援等を行いました。
265万8千円
(2)
教職員の基礎的なICTスキルの習得及び学校に
学校ICTサポート員派遣事業 おけるICT環境の整備を支援するため、学校ICT
サポート員を全市立学校に派遣しました。
学校教育ICT化支援事業
学校間のイントラネットを構築するとともに、各学校
教育委員会
学校の教育振興に係るICT環 をインターネット等へ接続する情報通信ネットワー
学事課
境の運用管理
クを運用し、教育の情報化及び校務の情報化を推
指導第一課
進しました。
2 ICT利活用の「広島モデル」の構築
6億1,896万7千円
(2)
12億173万7千円
交通拠点等に設置したディスプレイ装置により、イ
ンターネットを通じて広島の観光案内や特産品、イ
企画総務局
ベント、行政情報等をタイムリーに発信するととも
情報政策課
に、民間デジタルサイネージとの連携を図りまし
た。
1,281万9千円
(8)
多くの市民や観光客等が集まる平和記念公園と広
広島平和記念公園等公衆無 島平和記念資料館において、公衆無線LANによる 企画総務局
線LANの運用管理
インターネットへの接続サービスを提供し、来訪者 市民局
の利便性の向上を図りました。
835万4千円
(4)
携帯電話を活用して、外国人との会話を可能とす
ICT通訳サービスシステムの る通訳サービスを行政機関や学校等で試行し、外 企画総務局
推進
国人市民に対する行政サービスの向上を図りまし 情報政策課
た。
200万5千円
ー
デジタルサイネージの推進
ICTを利活用したプロジェクトの企画提案を民間事
ICT地域連携プロジェクト提案 業者等から募集し、優れた提案について協定を締 企画総務局
募集
結し、本市と産業界、大学との連携によりプロジェ 情報政策課
クトを実施しました。
e-ラーニングサイトの運営
管理
e-ラーニングサイトを運営し、市民のインターネッ 市民局
トを利用した学習活動を支援しました。
生涯学習課
29/33
1万3千円 (9) (11)
20万5千円
ー
I C T 施 策 名
説 明
局 等
決 算 額
重点施
策項目
平和記念資料館が収蔵する原爆・平和に関する情
平和データベースシステムの
市民局
報をデータベース化して保存・管理し、順次イン
運用管理
平和推進課
ターネット上で世界に発信しました。
866万1千円
(4)
インターネットによる平和情報 平和記念資料館ホームページを中心に、原爆・平
市民局
の発信(平和記念資料館ホー 和に関する情報をインターネット上で世界に発信し
平和推進課
ムページの運用管理)
ました。
232万5千円
(4)
平和記念式典のインターネットライブ中継を広島市
ホームページなどに動画で掲載するほか、市長が
日・英2か国語で平和宣言を読み上げる映像と音
平和宣言インターネットライブ 声のインターネットによる配信、解説書の作成等を 市民局
市民活動推進課
中継
行いました。また、8月6日の夜(米国の8月6日午 平和推進課
前8時15分)に、市長が平和宣言を英語で読み上
げ、インターネットによるライブ中継で世界に発信
しました。
190万4千円
(4)
ひとり暮らし老人あんしん電
話設置事業の推進
ひとり暮らしの病弱な高齢者などを対象に、急病な
どの緊急時に胸に掛けたペンダント型の発信機の
健康福祉局
ボタンを押すと協力員(隣人・知人など)や消防局
高齢福祉課
に自動的に緊急事態を通報できるあんしん電話を
設置しました。
CO2見える化促進事業の推
進
児童・生徒の地球温暖化対策に対する意識を高め
るため、二酸化炭素濃度センサー等の全学校へ 環境局
の設置に向けて、昨年度に引き続き新たに小中学 企画課
校3校にモデル設置しました。
広島市内の企業が保有している技術等を提供す
「広島市の産業」ホームペー
経済局
るホームページ「広島市の産業」を活用して販路拡
ジの運用管理
経済企画課
大や技術交流等を支援しました。
1,683万2千円
ー
52万円
ー
2,801万9千円
(10)
飲食業の活性化及び外国人来広者へのおもてな
ひろしまうまいもんメニューの
し向上を図るため、料理の日本語メニューを5か国 経済局
メニュー翻訳データベース及
語に翻訳したものを作成し、データベース化したソ 地域産業支援課
びソフトの開発
フトウェアを市内飲食店に配布しました。
419万2千円
ー
中小企業、創業者、商店街が抱える様々な問題の
解決を総合的に支援するため、窓口相談や専門
中小企業支援センターホーム
家による診断・助言、各種セミナーの開催などの情 経済局
地域産業支援課
ページの運用管理
報を提供する広島市中小企業支援センターのホー
ムページを運用しました。
129万1千円
ー
中小企業者等が行う情報通信関連分野における
ICT関連製品・技術開発補助 革新的な新製品・技術の開発に対して補助しまし 経済局
産学官技術振興課
た。
1,000万円
(10)
ビジネスにおけるICTの有効な活用事例の紹介や
情報を提供するとともに、起業や事業拡大を進め 経済局
産学官技術振興課
られるよう支援しました。
421万5千円
(10)
視覚障害者の雇用・就労の促進を図るため、視覚
ICTを活用した視覚障害者の
障害者自身によるインターネット販売や他の個人・ 経済局
ビジネス展開にかかる事業可
企業等に対する販売・技術支援等ICTを活用した 産学官技術振興課
能性調査
ビジネス展開の可能性について調査しました。
288万7千円
ー
中小企業の経営基盤の強化と安定化を図るため、
専門家を派遣し、経営に有効なICTの利活用や導 経済局
産学官技術振興課
入に関する助言と指導を行いました。
333万3千円
(10)
97万6千円
ー
広島アキハバラ塾の運営
中小企業のICT経営化支援
森づくりの支援制度、イベント掲示板、森林ボラン
「ひろしま森づくりコミュニティ
ティア団体等の活動紹介など市の森づくり情報を 経済局
ネット」ホームページの運用
共有できるホームページ「ひろしま森づくりコミュニ 森林課
管理
ティネット」を運用しました。
観光ホームページを全面リニューアルし、より利用
観光ホームページ「ひろしま
都市活性化局
しやすい環境を作るとともに、情報発信機能を強
ナビゲーター」のリニューアル
観光課
化しました。
30/33
1,896万9千円
(12)
I C T 施 策 名
「ひろしま修学旅行ガイド」
ホームページの運用管理
説 明
局 等
広島への修学旅行生を増やすため、平和関連の
学習メニューや島しょ部・山間部での体験型学習メ 都市活性化局
ニューを紹介するホームページ「ひろしま修学旅行 観光課
ガイド」を運用しました。
インターネットを利用し、参加者がクルマを控えた
「マイカー乗るまぁデー」ホー 実績をいつでも記録でき、その環境への貢献度な 道路交通局
ムページの運用管理
どが確認できるWebサイト「マイカー乗るまぁデーく 都市交通部
らぶ」を運用しました。
決 算 額
重点施
策項目
18万5千円
ー
316万3千円
ー
防災行政無線システムのデ
ジタル化
災害に強い組織整備のため、防災行政無線(同報 消防局
系・移動系)システムのデジタル化を行いました。 防災課
3億7,929万7千円
防災行政無線システムの運
用管理
災害時等の有線回線途絶時においても情報の収
集・伝達が可能な自営無線システムで、本市の防
災関係部局間を結ぶ固定系、市民に防災情報等
消防局
を一斉に伝達する同報系、本市職員が情報収集
防災課
等に活用する移動系で構成される無線システムを
運営しました。また、デジタル化にも取り組みまし
た。
7,706万円
ー
消防局
防災課
399万7千円
ー
消防通信指令管制システム
の運用管理
市民からの119番通報を受信し、消防・救急隊を迅
速に出動させるシステムを運用しました。
このシステムは、車両位置動態管理システム、音 消防局
声合成指令システムや大規模災害対応システム 警防課
などを取り入れており、災害活動に必要な情報を
一体的に管理、活用することができました。
1億7,504万7千円
ー
救急現場における画像伝送
システムの整備
傷病者の情報をより迅速・的確に伝え、医師から
処置にかかる指示を的確に行うなどして、救命率 消防局
を高めるため、救急車と病院に画像伝送システム 救急課
を整備しました。
2億626万6千円
市立病院総合情報システム
の運用管理
「医療の質の向上」「患者サービスの向上」「経営
の効率化」といった医療に求められる時代の要請
に対応するため、電子カルテを中心とした病院総
合情報システムを構築しました。引き続き、システ
病院事業局
ムの安定稼働及び円滑な運用管理を推進するとと
もに、院内の運用改善や業務の運用変更及び制
度改正に対応するために必要なシステムの充実を
図りました。
避難勧告等の緊急かつ重要な防災情報を、あら
防災情報メール配信システム かじめ登録された携帯電話やパソコンに、電子
の運用管理
メールにより配信する防災情報メール配信システ
ムを運用しました。
3 市民が利便を実感できる環境に優しい「e-市役所」の実現
2億2,920万2千円
(7)
(6)
ー
49億6,702万7千円
戸籍事務処理システムの構
築
事務処理の迅速化と行政サービスの向上を図る
ため、戸籍情報を電子データ化してコンピュータシ 企画総務局
ステムによって取り扱うことができる戸籍事務処理 総務課
システムの構築に取り組みました。
3億4,952万3千円
広島市ホームページの充実
ホームページモニターの導入など利用者等の意見
を基にトップページ等を改良するとともに、ポッド
企画総務局
キャスト(音声情報)や動画等による情報発信に取
広報課
り組むなど、広島市ホームページの充実を図りまし
た。
2,590万1千円
(14)
テレワークの実施
テレワーク(自宅で情報通信手段を活用しつつ勤
務すること。)の実施により、本市職員の家庭生活 企画総務局
の充実、業務効率の向上及び温室効果ガス排出 人事課
量の削減を図りました。
50万9千円
(16)
ICTマネジメントの推進
情報システムの最適な調達・維持や情報セキュリ
企画総務局
ティ対策の強化などのICTマネジメントを推進しま
情報政策課
した。
1,982万3千円
(15)
31/33
ー
I C T 施 策 名
説 明
局 等
決 算 額
重点施
策項目
電子申請システムの運用管
理
インターネットを利用し、市民がいつでもどこでも申 企画総務局
情報システム課
請・届出などを行えるシステムを運用しました。
1,024万4千円
(13)
ICTによる会議手法の改善
ペーパーレス会議とWeb会議の実施により、事務
の効率化と温室効果ガス排出量の削減を図りまし 企画総務局
情報システム課
た。
419万8千円
(16)
基幹系システムの運用管理
住民基本台帳システムや財務会計システムなど大
型汎用機で運用している基幹系システムの運用保
全局
守や制度改正等によるシステム改修を行いまし
た。
19億6,935万4千円
ー
庁内LANの運用管理
多様化・増大する行政ニーズに対応するとともに、
国や他の自治体との情報交換、市民への情報提 企画総務局
供等を支援し、高度情報通信社会にふさわしい行 情報システム課
政の推進を図るため、庁内LANを運用しました。
5億6,810万円
ー
基幹系システムの再構築
内部管理業務(バックオフィス)に係るシステムの
基本設計や、住民窓口業務(フロントオフィス)に係 企画総務局
るシステムの基本計画策定、基本設計を行うなど 情報システム課
基幹系システムの再構築に取り組みました。
4,953万3千円
(15)
インターネットとの接続が可能な庁内LANに接続
庁内LAN系システム・個別シ した庁内LAN系システム、これらのシステムとは 企画総務局
ステムの再構築
別に独立して運用している個別システムの再構築 財政局
に取り組みました。
7,773万8千円
(15)
工事及び物品等の調達事務の効率化・迅速化及
び入札制度の透明性・公平性の向上等を図るた 財政局
め、電子調達システムの運用保守・改修を行いま 物品契約課
した。
1億275万6千円
電子調達システムの運用管
理
公共施設(公民館や文化施設、スポーツ施設な
ひろしま公共施設予約サービ ど)の空き状況の確認や、予約の申し込みなどを 市民局
スの運用管理
インターネットを利用して行うことができるひろしま 市民活動推進課
公共施設予約サービスを運用しました。
1,653万7千円
ー
(13)
総務関係情報システムの運
用管理
企画総務局
上記以外で、企画総務局、財政局、市民局、人事
財政局
委員会で利用している情報システムの運用管理を
市民局
行いました。
人事委員会
1億1,992万9千円
ー
健康福祉関係情報システム
の運用管理
上記以外で、健康福祉局、こども未来局で利用し
ている情報システムの運用管理を行いました。
1億1,556万1千円
ー
経済環境関係情報システム
の運用管理
上記以外で、経済局、環境局で利用している情報 経済局
システムの運用管理を行いました。
環境局
7,151万6千円
ー
建設関係情報システムの運
用管理
都市活性化局
上記以外で、都市活性化局、都市整備局、道路交
都市整備局
通局、下水道局で利用している情報システムの運
道路交通局
用管理を行いました。
下水道局
1億8,143万8千円
ー
健康福祉局
こども未来局
水道料金等の徴収業務を管理する基幹システム
水道料金オンラインシステム
で、お客さまサービスの向上や業務の効率化を図 水道局
の再構築
るため、現行システムの再構築に取り組みました。
920万9千円
水道事業関係情報システム
の運用管理
水道料金オンラインシステムをはじめ水道局で利
用している情報システムの運用管理を行いまし
水道局
た。
1億8,500万3千円
ー
病院事業関係情報システム
の運用管理
上記以外で、病院事業局が利用している情報シス
病院事業局
テムの運用管理を行いました。
145万4千円
ー
32/33
(13)
I C T 施 策 名
説 明
局 等
決 算 額
重点施
策項目
市議会関係情報システムの
運用管理
上記以外で、市議会が利用している情報システム
議会事務局
の運用管理を行いました。
1,153万8千円
ー
選挙関係情報システムの運
用管理
上記以外で、選挙管理委員会が利用している情報 市選挙管理員
システムの運用管理を行いました。
会
9,630万3千円
ー
2,227万4千円
ー
全局
9億4,791万4千円
ー
公益的法人の事務事業用の 公益的法人の一般事務等において、パソコン等の
全局
情報機器の導入
情報機器を導入し、事務の効率化を図りました。
1,067万2千円
ー
事務事業用の情報機器の導 一般事務等において、パソコン等の情報機器を導
全局
入
入し、事務の効率化を図りました。
公益的法人に係る情報シス
テムの運用管理
公益的法人が利用している情報システムの運用
管理を行いました。
4 安全・安心にICTを利活用するための「ネットワーク環境」の構築
5,571万2千円
携帯電話基地局整備
市内の携帯電話不感地域を解消するため、携帯
電話基地局の整備を進めました。
企画総務局
情報政策課
2,509万8千円
(17)
辺地共聴施設整備補助
地上デジタルテレビ放送を受信するために共聴施
企画総務局
設組合が行う施設の新設や改修等に要する経費
情報政策課
の一部を補助しました。
3,061万4千円
(18)
合 計
71億4,709万円
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