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平成21年5月発行
富山県立大学学生委員会
平成21年度入学式
CONTENTS
●環境工学科開設にあたり
●News Digest
●新任教員紹介
●INFORMATION など
83
NO.
環境工学科の開設にあたり
工学部環境工学科
主任教授 川上 智規
この 月に、環境工学科が発足し、第 期生として、44名の
学生を迎えることができました。本学工学部は、
これまでの
学科(機械システム工学科、知能デザイン工学科、情報シ
ステム工学科、生物工学科)
にこの環境工学科を加え、学
科体制で新たなスタートを切ることとなりました。
環境工学科は、
「水循環工学講座」、
「資源循環工学・環境
政策学講座」
、
「環境デザイン工学講座」の つの講座から
構成されています。
「水循環工学講座」
では、生命と産業を
支える水の健全な循環をめざして水環境の保全や水資源
の有効活用を研究します。
「資源循環工学・環境政策学講
座」
では、資源の効率的な利用法や、資源の循環利用の方
策、
また循環型社会を実現するための政策を提言します。
「環境デザイン工学講座」
では自然生態系と調和した社会
基盤の整備技術を開発します。
ただ、
これらの 講座が別々
に教育や研究活動を展開しても、近年の複雑化する環境問
題に対応できません。そこで 講座間でお互いに情報を共
有しながら、地域の環境問題から地球環境問題までの幅広
い課題に対してチャレンジしていく体制を整えています。
そして、問題解決に向けて、工学的な手法、生態学的な手
法、社会科学的な手法などさまざまな手法を組み合わせ、
学科全体として、具体的な問題解決に向けた方策を提案し
ていきます。
また、本学の他学科の力も借りながら富山県
立大学の目指す環境調和型ものづくりを実現します。
環境工学科の教育プログラムでは、健全な水の循環、資
源の効率的利用・資源の循環利用、環境基盤整備などに関
わる環境要素技術をしっかり身につけ、
また、それらを有機
的に結びつけて循環型社会に向けての課題解決が可能と
なるように設計されています。
この教育プログラムと、少人
数教育を生かしたきめ細かな指導とによって、専門的なス
キルと知識をそなえ、人間性豊かな社会で活躍できる人材
を育成することが本学科の教育目標です。環境のスペシャ
リストをめざしてともに学んでいきましょう。
平成20年度学位記授与式
月25日㈬、
アイザック小杉文化ホール・ラポール(射水市戸破1500番地)
において、平成20年度富山県立大学学位記授与式が行われました。
式では、田中正人学長が「状況に囚われ、流されるのではなく、行動することによって状況を作り出し、状況をコ
ントロールするイニシャチブをとるようにして下さい。皆さんにはそれだけの力と、何よりも若さという強みがある
のです。Challenge, Never Give Up」と、式辞を述べました。
また、石井 一富山県知事が「困難や課題に直面しても、大学で身につけた科学的素養と広い視野をもって果敢に
チャレンジし、力強く未来を切り拓かれますことを心から願っております。」と、告辞を述べました。
授与式に併せ、各学科において成績優秀と認められた学生 名に、学長よりベストスチューデント賞が贈られまし
た。受賞された方は、次のとおりです。
工学部機械システム工学科
福
田
将
也
工 学 部 電 子 情 報 工 学 科
田
中
浩
司
短期大学部環境システム工学科
三
輪
愛
平成21年度入学式
月 日㈪、アイザック小杉文化ホール・ラポール(射水市戸破1500番
地)において、平成21年度富山県立大学工学部と大学院工学研究科並びに
短期大学部専攻科の入学式が行われ、323名の新しい学生を迎えました。
田中正人学長は、
「多くの書物を読み、また幅広くいろいろな人とつきあうことで、コミュニケーション能力を高め、
人間としての幅と厚みを増していただきたく思います。皆さんが社会的責任を自覚しつつ、自身の可能性、発展性を
信じて、何事にも大いにチャレンジしてみてください。皆さんのご健闘を祈ります。」と、式辞を述べました。
また、植出耕一富山県副知事が「今日の感激と決意を忘れず、青雲の志をもって日々努力を重ねられることにより、
明日の富山県や日本を担うリーダーとして、大きく飛躍されますよう心から期待しております。」と知事の告辞を代
読しました。
工学部の山室武士さん、大学院の福田将也さんが新入生を代表して「多くの出会いとふれあいを大切にし、生涯に
わたる人生設計の基礎となる学生生活を送りたい。」と大学生活に対する決意を述べました。
2
富山県立大学フォーラム2009
月18日㈬、
「富山県立大学フォーラム2009」が開催され、本学学生・
教職員はじめ、学内外から総勢150名余りが参加しました。今回の
フォーラムでは、東京大学名誉教授で国際連合大学名誉副学長の安井
至氏から「持続可能な地球・地域のための科学技術と人材育成」と題
し基調講演がありました。
安井氏は、今後の気候変動が途上国にもたらす被害予測や日本の水
資源の実態、温室効果ガスの削減のために必要な社会資本や技術群の
見通しなどに関し、豊富なデータに基づき解説いただきました。
基調講演に続き、学生によるポスターセッションや「富山型環境リテラシー教育モデルの構築」、「環境調和型もの
づくり能力の育成」の分科会が開催され、取組報告、意見交換が行われました。
JSTイノベーションプラザ石川と連携協定を締結
大学においては、学生の皆さんへの「教育」活動とともに、教員に
よる各種「研究」活動が活発に実施されています。
この研究活動の更なる推進を目指し、富山県立大学では、平成21年
月27日に「JSTイノベーションプラザ石川」
(※科学技術振興機構
(JST)の北陸地域の活動拠点)との間で、
「科学技術振興に関する連
携協定」を締結いたしました。
この協定の締結により、JSTが所管する「育成研究費」や「シーズ
発掘試験費」などの各種研究費助成制度の活用や、本学との連携によ
る研究会の開催など、県立大学教員の各種研究活動の推進や研究成果の技術移転の促進などの効果が期待されていま
す。
写真:握手するJSTイノベーションプラザ石川 林総館長(左)と富山県立大学 田中学長(右)
転出にあたって
石川県立大学生物資源環境学部
瀧本裕士
月より石川県立大学に赴任いたしました。富山県立
りたい気持ちは山々でした。ただ一方で、今後大学を取
大学在職中は皆様に大変お世話になりました。素晴らし
り巻く情勢は益々厳しくなっていくものと予想されま
い先生方と出会うことができ、多くのご指導を賜りまし
す。あくまで私見ですが、これから大学が発展していく
た。学生諸君とは学業やクラブ活動を通じて苦楽を共に
ためには、大学間での競争と協力が必要だと考えていま
し、充実した日々を送ることができました。事務局の皆
す。私が転出し、新しい先生をお迎えすることで学科の
様にはいつも快くサポートしていただき円滑な業務を行
活性化が期待できるのと同時に、理工学の富山県立大
えました。これほどまでに人に恵まれた職場で過ごせた
学、農学の石川県立大学といった特色がより明確になる
ことはまさに幸運というほかございません。本当にあり
と思いました。そして大学間の交流を図ることで研究と
がとうございました。富山県立大学で培ったかけがえの
教育の両面から双方の大学が発展していくことを願っ
ない経験を新しい職場でも生かしていきたいと思って
ています。
います。
転出いたしましたが、これから非常勤での授業や水車
正直なところ、転出に至るまでには多くの葛藤があり
発電の研究を通じて、富山県立大学に少しでも恩返しし
ました。満足する職場に加え、念願の
たいと思っています。今後ともお世話になりますが、ど
年制新学科(環
境工学科)設立も実現しましたので、富山県立大学に残
うかご指導の程よろしくお願いいたします。
3
環境工学科 教授
この
九里 徳泰
月に新設されました工学部環境工学科、資源循環工学・環境政策学講座の教授とし
て着任いたしました九里(くのり)です。前職のジャーナリスト(世界80カ国取材)を経て
中央大学、国立豊橋技術科学大学で教員をしてきました。専門は、企業や組織における環境
経営、環境コミュニケーション、環境教育です。環境経営は、循環型社会、低炭素社会、自
然共生社会を創る上で、大切な組織管理技術であり、持続可能な社会を実現するためには欠
かせません。本学では、地域連携センター運営委員、国際交流委員、環境教育開発WGを担当させていただいて
おります。人材育成と地域企業との協働を通し、富山の文化・産業の発展に貢献したいと考えております。ご指
導の程どうぞ宜しくお願いいたします。
情報システム工学科 准教授
平成21年
唐山 英明
月、本学工学部情報システム工学科の准教授に着任いたしました。
大阪大学大学院にて博士号を取得後、企業や大学に在籍し、主に情報システムの開発など
に携わってまいりました。現在は、ブレインコンピュータインタフェースなどの学術的にも
新しいヒューマンインタフェース技術に関する研究を行っております。
基礎研究と応用研究をバランスよく行い、魅力ある研究室の運営ができますよう努力して
まいりたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
環境工学科 准教授
伊藤 始
このたび、環境工学科 環境デザイン工学講座の准教授として着任いたしました伊藤でござ
います。 月までは前田建設工業㈱の技術研究所に籍を置きまして、コンクリートの耐久性能
や構造性能に関する研究に取り組んでまいりました。コンクリートの分野では、環境に配慮
した社会基盤の整備と構造物の長寿命化を実現するために、更なる品質の向上や調査・診断
技術の発展が求められております。今後、地域の皆様と連携しながら、コンクリートの品質
向上などの研究を進めることで、地域の安定した発展に寄与したいと考えております。ご指導のほど、よろしく
お願いいたします。
知能デザイン工学科 講師
平成21年
月
松本 公久
日より、工学部知能デザイン工学科マイクロ・ナノシステム工学講座の講
師として着任いたしました。神戸大学で学位を取得した後、同大学連携創造本部先端研究推
進部門で研究員を経て現在に至ります。これまで、スパッタ法や分子線エピタキシー法によ
り半導体ナノマテリアルを作製し、その構造解析及び光物性に関する研究を行ってきました。
今後はナノマテリアルの特異な性質を利用し、将来医療分野で応用可能なナノバイオ計測法
及びナノバイオマテリアルの作製を目指したいと考えています。皆様からのご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願
い申し上げます。
4
情報システム工学科 講師
岩本 健嗣
このたび、工学部情報システム工学科の講師に着任いたしました岩本です。
慶應義塾大学にて博士取得後、この
月まで㈱KDDI研究所に籍を置いておりました。
大学、企業を通じて、ユビキタスコンピューティングの研究に従事しておりました。大学
では、人の状況に適応するアプリケーションやユーザインタフェースについての研究、また
企業では、携帯電話を使った新しいサービスや、屋内位置の取得手法に関する研究に従事し
ておりました。
ユビキタスコンピューティングの真の目的は、計算機やセンサを使って、人々を温かくサポートし、安心、快
適に暮らせる社会を創造することだと思っております。
本学での研究を通じて、地域やまちづくりに貢献できればと考えております。よろしくお願いします。
環境工学科 講師
平成21年
月
手計 太一
日より富山県立大学にお世話になっています、手計太一(てばかり たいち)
と申します。前職は福岡大学、その前は(独)土木研究所に勤めていました。専門は土木工学、
その中でも特に水文学、水理学、水資源学、河川工学といった水循環に関することです。科
学的な水循環の解明はもちろんのこと、その土地の歴史、文化や地域性を鑑みて流域マネジ
メントすることが研究課題です。富山県は「水の王国」と呼ばれ、「水」に関する研究課題が
豊富に眠っています。富山発の先端研究を日本のみならず世界に発信していきます。今後ともどうぞよろしくお
願いいたします。
環境工学科 講師
本年
佐伯 孝
月より環境工学科資源循環工学・環境政策学講座の講師として着任した佐伯孝と申
します。豊橋技術科学大学で学位を取得し、国立環境研究所、富山県環境科学センターを経
て現在に至ります。これまでに亜臨界、超臨界流体を用いた廃棄物の再資源化技術の開発や
富山県における循環資源等の物質循環の解析、リサイクル製品の環境負荷の評価等の研究を
行ってきました。今後は、富山県における持続可能な循環型社会を構築に貢献できるように
努力したいと考えています。皆様からのご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
機械システム工学科 助教
畠山 友行
私はこれまで、ナノスケール半導体デバイスの熱問題に関する研究を行っておりました。
パソコンの高性能化に伴い、熱環境が厳しくなっています。この発熱の主要部であるLSIな
どの半導体デバイスの発熱の研究をしておりました。発熱と言っても、半導体デバイスがナ
ノメートルサイズになっている現在、半導体内部を流れる電子がどのように発熱に寄与する
かを考える必要があります。このようなこれまでの研究をベースにして、県立大学ではより
多くの研究にチャレンジしていきたいと思っております。また、学生と一緒に学ぶ姿勢を大切にしたいと思って
います。まだまだ未熟者ではございますが、よろしくお願いします。
5
[テーマ]
「世界の文化・文学・民俗」
富山県立大学
市町村連携講座
●開 催 日 平成21年 月 日㈯、 月11日㈯
●場 所 ウイングウイング高岡(生涯学習カレッジ 階研修室503)
●受講対象 高校生以上の方
●受 講 料 無料
●修 了 証 日間受講した方に「修了証」を授与します。
●申込方法 住所、氏名、性別、年齢、電話番号、県民カレッジカード発行希望の有無(保有者はカレッジカー
ドの番号)を記入のうえ、持参・郵送・FAXで高岡市生涯学習センターまで申し込んでください。
●申込締切 月26日㈮まで
●備 考 この講座の修了者には、県民カレッジの単位( 単位)が認定されます。
講義スケジュール
月 日
時 間
/
㈯
7/11
㈯
講 義 題 目
講 師 等
14:00∼14:15
開
14:15∼15:15
法 律 家 と し て の ゲ ー テ
富山県立大学工学部
教 授 中川 佳英
15:30∼16:30
「文化」と「世界文化」
:方向はどちら?
富山県立大学工学部
准教授 バデューチ・ドミニク
14:00∼15:00
「おくりびと」における生と死の対話
富山県立大学工学部
准教授 中嶌 崇
講
式
15:15∼16:15
光源氏の「罪」と「贖(あがな)い」
―阿闍世王の物語と光源氏の応報―
富山県立大学工学部
教 授 中 哲裕
16:15∼16:30
閉
富山県立大学地域連携センター
所 長 伊藤 伸哉
講
式
●申込み・お問合せ先
高岡市教育委員会生涯学習課 〒933 0023 富山県末広町 − ウイングウイング高岡 F
TEL 0766−20−1802 FAX 0766−20−1808
富山県立大学地域連携センター 〒939 0398 射水市黒河5180
TEL 0766−56−7500(内234) FAX 0766−56−6182
URL http://www.pu-toyama.ac.jp e-mail [email protected]
博士の学位授与報告
【課程博士】
(機械システム工学専攻)
荒木 邦成
真空断熱材の高性能化と高機能化技術に関する研究
(知能デザイン工学専攻)
厳 康
高性能マイクロ波誘電体および非鉛系圧電セラミクスの作製と特性評価
坂井 雄一
インクジェットプリント法による電子デバイス用機能性厚膜の作製
平塚 知成
微生物に見出されたメナキノン新規生合成経路の解明
(生物工学専攻)
6
月25日㈬の学位記授与式において、博士(工学)の学位を授与
された方の氏名と論文題目は次のとおりです。
平成20年度卒業・修了生進路状況
卒業・修了者数
工 学 部
就職者数
うち県内就職
進学者数
うち本学大学院又は専攻科
161( 7)
98( 7)
30( 3)
62( 0)
58( 0)
機械システム工学科
76( 4)
47( 4)
14( 1)
28( 0)
25( 0)
電子情報工学科
85( 3)
51( 3)
16( 2)
34( 0)
33( 0)
短期大学部
41(20)
14( 6)
13( 5)
25(13)
11( 6)
環境システム工学科
36(18)
10( 4)
9( 3)
24(13)
11( 6)
環境システム工学専攻
5( 2)
4( 2)
4( 2)
1( 0)
0( 0)
大学院・博士前期課程
67( 4)
64( 4)
13( 0)
3( 0)
2( 0)
機械システム工学専攻
19( 1)
18( 1)
4( 0)
1( 0)
1( 0)
知能デザイン工学専攻
20( 0)
19( 0)
6( 0)
1( 0)
0( 0)
情報システム工学専攻
18( 2)
18( 2)
1( 0)
0( 0)
0( 0)
生物工学専攻
9( 1)
8( 1)
1( 0)
1( 0)
1( 0)
電子情報工学専攻
1( 0)
1( 0)
1( 0)
0( 0)
0( 0)
専攻科
学科
4.1%
【業種別就職状況】
9.4%
( )は女子内数
1.5%
製造業
18.4%
工学部
情報通信業
14.3%
13.2%
17.2%
64.3%
14.3%
大学院
短期大学部
35.7%
71.9%
サービス業
建設業
公 務
その他
35.7%
人事消息
異動区分
職
就
任 工学部長・工学研究科長
(21.4.1) 学生部長
附属図書館長
地域連携センター長
新規採用 工学部教授
(21.4.1) 工学部准教授
工学部准教授
工学部講師
工学部講師
工学部講師
工学部講師
工学部助教
昇
任 工学部教授
(21.4.1) 工学部教授
工学部教授
工学部准教授
工学部准教授
総務課副主幹
教務課情報研究係副係長
転
入 事務局次長・総務課長
(21.4.
1) 総務課主幹・課長補佐・管理係長
教務課主幹・課長補佐
総務課課長補佐・経理管財係長
教務課情報研究係長
総務課経理管財係副係長
教務課情報研究係副係長
総務課主任
総務課主任
教務課主任
氏
名
川 越 誠
野 村 俊
中 哲 裕
伊 藤 伸 哉
九 里 徳 泰
唐 山 英 明
伊 藤 始
松 本 公 久
岩 本 健 嗣
手 計 太 一
佐 伯 孝
畠 山 友 行
松 田 弘 成
五十嵐 康 弘
加 藤 康 夫
堀 川 教 世
真 田 和 昭
密 衛
大 井 康 充
城 木 一 郎
境 博 紀
高 畑 淳 一
山 田 徹
道 田 有 克
宮 本 賢 司
山 﨑 穣
愛 場 淑 子
杉 田 尚 美
野 田 真
異動区分
職
転 入 教務課主任
(つづき) 教務課主事
教務課主事
総務課業務技師
教務課養護担当職員 垣
中
裏
新
飯
氏
内
橋
田
田
島
名
弥
聖
裕
隆
幸
司
史
嗣
忍
退
職 工学部教授
(21.3.31) 短期大学部教授
短期大学部教授
短大部准教授
短大部准教授
転
出 短期大学部講師
(21.4.1) 事務局次長・総務課長
総務課主幹
教務課主幹
総務課課長補佐・経理管財係長
教務課副主幹・情報研究係長
総務課副主幹
総務課副主幹
教務課教務学生係副係長
総務課主任
教務課主任
教務課主任
教務課主任
教務課主事
教務課業務技師
片
下
広
荒
瀧
天
明
青
西
矢
本
今
長
竹
余
廣
川
本
早
加
山
坪
瀬
井
本
野
野
木
村
後
江
村
崎
澤
西
田
辺
吉
川
藤
訓
慎
裕
智
治
次
澄
正
芳
雅
昌
武
秀
真
由
朝
勁
次
一
涼
士
順
忠
雄
男
男
誠
子
明
彦
幸
志
一
大
佳
巳
7
SCHEDULE
平成21年度
大 学 院
日㈰ 開学記念日
27日㈯∼28日㈰
サークルリーダー研修会
工 学 部
短期大学部
18㈭進路ガイダンス
6月
20㈯オープンキャンパス
29㈪工学研究科入学者選抜
24㈪編入学試験
㈪専攻科入学者選抜
7月
㈭、
㈮、14㈫、16㈭、17㈮ 特別授業(補講)
31㈮前期授業終了
日㈯ ダ・ヴィンチ祭
㈯オープンキャンパス
8月
㈪∼10㈪前期試験
31㈪∼
9月
機械エネルギー工学研究室
(流体力学研究室)
/18㈮集中講義
下旬 エコツアーⅠ
編集後記
昨年 月15日のリーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに金融危機が
訪れ、世界不況が始まった。今回の電機、自動車関連の不況は想像を絶する
ものがある。国内では従業員の自宅待機や希望退職者を募るなどの状況とな
り、その急激な変化の大きさに驚かされる。他大学では内定取り消しという
事態になっているとの情報もある。私は昨年10月から進路指導委員として、
学生の進学・就職の指導を行ってきたが、 月中旬に入ってから、内定者へ
家 で パ ソ コ ン や テ レ ビ、ゲ ー ム 機 を
使っていると、ふと「熱いな」と感じら
れたことがあるかと思います。これは機
器内部の電子部品の発熱(100℃以上!)
によるものです。機械エネルギー研究室
(流体力学研究室)では、特にパソコ
ンや液晶ディスプレイなど、時代の最先
端の電子機器をつくるのに欠かせない、
電子部品の放熱に対する冷却技術の開発
を行っています。
石塚教授、中川准教授、畠山助教のも
と、個性あふれる22人のメンバーで、日々
活発な議論を重ねています。また対外発
表も、国内外を問わず積極的に行ってお
り、グ ロ ー バ ル な 視 野 に 立 っ て 研 究 を
行っています。
再生紙を使用しています。
8
の自宅待機の連絡が企業側から届いた。このような連絡を受けた学生の精神
的なショックは大きく、学生に対しての精神的なケアを必要としておりその
対策も行っている。製造業では 月から 月にかけて在庫が底をつき始め、
生産量が増えるであろうとの予想もあり、学生には過度の悲観をしないよう
に指導したい。
産業の隆盛は大きな波のようなものである。私が子供のころは鐵鋼、造船、
繊維などが花形産業であった。その後、電機、自動車、ITなど、次々と新
しい産業が隆盛を極めた。同じ産業がいつまでも隆盛を謳歌することはない。
今回の不況は次なる産業の胎動が始まる予兆なのかもしれない。特に地球温
暖化などの環境問題対策に関連した産業が、これから成長産業だとも言われ
ている。既存の自動車産業でも、環境問題に配慮したハイブリッド車の販売
量が徐々に増加しており先行きが明るい。
今年 月18日に富山県立大学フォーラムが開催され、
「持続可能な地球・
地域のための科学技術と人材育成」と題して、科学技術振興機構の安井至氏
の基調講演が行われた。貴重な情報を多く得たが、特に「気候変動型環境問
題への変質の教育」
「メディア・バイアスの考慮」が心に残った。本学では
基礎的な教育とともに環境問題に配慮した教育を行っており、次世代の産業
構造に対応できる人材を育成している。これとともに報道を批判的に理解す
るだけの知的レベルを教育することできれば、本学学生には新しい世界が開
けていけるものと確信する。
野村 俊
Fly UP