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UNIVERSITAIR MEDISCH CENTRUM GRONINGEN (UMCG) 滞在記

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UNIVERSITAIR MEDISCH CENTRUM GRONINGEN (UMCG) 滞在記
UNIVERSITAIR MEDISCH CENTRUM GRONINGEN (UMCG)
滞在記
正岡 祥
背景
JSPS (日本学術振興会)の Core-to-Core Program (先端研究拠点事業 -拠点形成型-)の一
環として、短期留学研究のため 2012 年 3 月 1 日から 2012 年 3 月 18 日までの 17 日間、
オランダのフローニンゲン大学医学部付属病院へ留学させていただきました。
Groningen (フローニンゲン)
首都のアムステルダムから、国鉄の特急に乗り、北へ向かって約 2 時間半のところにあ
る街。世界一自転車が多い街であり、そのため街中には自転車専用道路や信号機がある。
北海道よりも北に位置するが、実際の気温も体感の気温も、大阪とさほど変わらない。
時差は日本-8 時間程度である。
UNIVERSITAIR MEDISCH CENTRUM GRONINGEN (UMCG)
オランダの中でも、最大規模の病院の一つ。スタッフですら、迷ってしまうほどの大き
さと広さを持つ。スタッフは 10000 人以上であり、オランダ北部にある病院の中では、
最大人数。
患者さんたちは、ゴルフカートのようなものに乗り移動する。
日常生活
食事は、サンドウィッチのようにパンにハムやチーズをはさんで食べるものがメイン。
その他、主食はじゃがいも。
基本家で食べるか弁当であるため、スーパーは夕方 18 時に閉まる上に、日曜日が定休日
となっている。ファミレスのようなものはなく、昼は喫茶店、夜は飲み屋がほとんど。
その代り、昼は市場がやっており、特に土曜日はかなりのにぎわいを見せている。
日用品などは、街中に店が多くあるため不便はない。少し遠出をすれば大きなスーパー
や店がある。自転車の街であるが、自転車が無くてもひとまずは苦労しない。ただ、あ
れば遠出もできるし、便利ではある。
言語については、第一言語はオランダ語であるが、第二言語は英語であるため、英語で
コミュニケーションは問題なく行える。ただし、街中の看板や案内はオランダ語である
ため、そのあたりは苦労する。
研究について
IMPT におけるスポットスキャニング照射において、患者の呼吸移動が治療にどのような
影響を及ぼしうるかについての一端を研究させていただきました。
今回の留学では、実際にガフクロミックフィルムをはさんだファントムを動かして照射
を行い、呼吸移動の影響を模擬して実測実験をした。その結果と、治療計画装置からの
データにプログラム上で呼吸移動の影響を加えたものを比較・検討した。
謝辞
海外で滞在及び研究をするという貴重な経験ができ、様々なことを勉強させていただく
ことができました。また、少しの間海外に滞在したおかげで、日本と外国の違いを知る
とともに、身を以て体験することができました。
滞在中は、同大阪大学医学系研究科保健学専攻放射線腫瘍学研究室の武川英樹特任助教
やフローニンゲン大学の Korevaar, EW (rt)や KVI のスタッフの方に大変お世話になり
ました。このような機会を与えてくださった、プロジェクトコーディネーターの手島昭
樹教授、受け入れてくださった KVI の Sytze Brandenburg 教授をはじめ、支援してくだ
さった全ての方々に厚くお礼を申し上げます。
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