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労働生産性と賃金について
労働生産性と賃金について ひ と 、 く ら し 、 み ら い のた め に 厚生労働省 資料11 平成27年11月26日 厚生労働大臣 塩崎恭久 M in istry o f Health Labou r and We lf are 実質労働生産性上昇率が高いと 実質賃金上昇率も高くなる関係がみられる。 我が国の労働生産性の上昇率は、欧米諸国 と同様、鈍化傾向 我が国における実質労働生産性上昇率と 実質賃金上昇率の関係(1995~2012) (%) 6.0 8.0 6.0 5.0 4.0 実 質 賃 2.0 金 上 昇 0.0 率 y = 0.2993x + 0.5912 (4.27) (1.26) R² = 0.3495 4.0 ( ) % 3.0 ‐2.0 製造業 ‐4.0 非製造業 2.0 ‐6.0 ‐20.0 ‐15.0 ‐10.0 ‐5.0 0.0 5.0 実質労働生産性上昇率(%) 10.0 15.0 フランス ドイツ 英国 米国 日本 1.0 資料出所 財務省「法人企業統計調査」(年報)より推計(左図)、OECD.Statより作成(右図) 1990‐94 95‐99 2000‐04 05‐09 10‐14 (注)1)左図の実質労働生産性は、従業員1人当たり付加価値をGDPデフレータで実質化したもの。 2)左図の実質賃金は、名目賃金=人件費/従業員数とした上で、GDPデフレータで実質化したもの。 (年) 3)左図は1995年度から2012年度までの数値。( )内はt値。 4)労働生産性水準は購買力平価換算。なお、労働生産性の水準の国際比較の際に用いられる購買力平価には、算定対象となる商品・サービスの選定の問題や同種の商品・サービスでも国に よって品質が異なるといった問題があることに留意する必要がある。 我が国の労働生産性は、 欧米諸国と比較して低水準 (ドル) アメリカと比較し、日本は、労働生産性、IT資本投入 ともに低水準。 アメリカを1とした場合の日本におけるIT資本投入と労働生産性の関係 労働生産性水準の推移 70 製造業 非製造業 60 50 40 30 フランス 20 ドイツ 日本 英国 10 0 米国 199091 92 93 94 95 96 97 98 99200001 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (年) 左図:OECD.Statより作成。労働生産性水準は購買力平価換算。なお、労働生産性の水準の国際比較の際に用いられる購買力平価には、算定対象となる商品・サービスの選定の 問題や同種の商品・サービスでも国によって品質が異なるといった問題があることに留意する必要がある。 右図:GGDC(Groningen Growth and Development Center)よりデータ提供を受け作成。縦軸はマンアワーベース(総労働時間×就業者数)の値。横軸は産業別の労働投入量。 2000年から2006年までの平均の値。