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特定商取引とクーリングオフ制度

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特定商取引とクーリングオフ制度
特定商取引と
特定商取引とクーリングオフ制度
クーリングオフ制度
○訪問販売
店舗やこれと同じような場所以外の家庭、職場、路上などで、契約の申し込みを受け
たり、または、契約を結んで行なわれたりする商品・権利の販売や役務(サービス)
の提供をいいます。
もともと商品を買うか買わないか分からない消費者に、買う気をおこさせ、少しで
も多くの商品を売り込もうとして、事業者はややもすると、強引なセールスになりが
ちで、訪問販売によるトラブルが増えています。
特定商取引法では、訪問販売などを規制しています。
日常の生活に用いられるもので特に指定された役務の提供についての契約の場合
に適用されます。
この法律の対象になっものについては、販売業者は消費者へクーリング・オフに関
する事項などを記載した書面を渡す義務があり、また、消費者はクーリング・オフの
制度が利用できます。
※事例(
事例(このようなトラブル
このようなトラブルが
トラブルが実際におきています
実際におきています)
におきています)
事例1【必要以上に不安をあおられて】
「点検は無料だから、させてほしい。(点検後)・・・お宅の柱にヒビが入ってます。
内部は、腐っていて、このままだと倒壊してしまいますよ。」
実際は腐っていないのに、「すぐに修理した方がいい」と言って不安をあおる。
事例2【執拗な勧誘や契約を急がされて】
「キャンペーン中だから浴室工事を半額にします。」
「お宅は角地なので、宣伝に使う
ので特別安く工事します。」
実際はキャンペーン中でもなく、宣伝効果もない。再三断るにもかかわらず、毎日
販売員が来訪してくる。
1 契約をする時は、その場で決めず冷静に考える時間を持ちましょう。また他の2
~3社の同じ商品の価格を比較しましょう。
2
ほんとうに必要なものかどうか、家族や専門家に相談しましょう。
3
契約書面の内容と販売員の説明に違いがないか確認しましょう。
4
支払いできる金額かどうか考えましょう。
5 高額契約の場合は、クレジット契約するケースもあります。クレジットの仕組み
を正しく理解しておきましょう。
「やっぱりやめたい」と思ったら、8日間はクーリング・オフできます。
○クーリング・
クーリング・オフ制度
オフ制度
クーリング・オフとは、訪問販売や電話勧誘販売など特定の取引で、商品やサービス
の契約をした時、後で冷静に考え直し、「契約をやめたい」と思ったら、契約した日
(書面を受け取った日)から一定期間内であれば、理由を問わず、一方的に契約の解
除ができる制度です。
これは販売業者の強引なセールスで、消費者が十分に考える余裕のないまま、申し
込みや契約をした時に生じる被害を防ぐためのものです。
クーリング・オフした場合、損害補償とか違約金を支払う必要はありません。また、
既に支払われたお金の返金はもちろん、商品を受け取っている場合でも、販売業者負
担で商品の引き取りや原状を回復する義務が業者にあります。
クーリング・オフの期間(特定商取引に関する法律による規定)
取引の
取引の種類
適用対象
期 間
訪問販売
自宅への訪問販売、アポイメントセールス
など
8日間
電話勧誘販売
電話で勧誘し、申し込みを受ける販売
8日間
特定継続的役務提供
エステ、語学教室、家庭教師、学習塾
8日間
結婚情報サービス、パソコン教室など
(中途解約権長期・
継続的な役務の提供
あり)
連鎖販売取引(いわ
ゆるマルチ商法)
個人を販売員として勧誘し、さらに次
の販売員を勧誘させる形で、販売組織
を連鎖的に拡大して行なう商品・役務
の販売
業者提供誘引販売
取引(いわゆる内職
モニター商法)
「仕事を提供するので収入が得られる」
と誘引し、仕事に必要であるとして、
商品等を買わせ金銭負担を負わせる取引
20 日間
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