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情報提供資料
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2013年5月7日作成
ECB利下げで乱高下するも米雇用統計を受け株式市場は上昇
今回のポイント
„ 5月2日、ECBは大方の予想通り10カ月ぶりの利下げを実施しましたが、景気下振れの可能性と追加
措置への言及で金融市場は乱高下し、イタリア・スペインなどの国債利回りは低下したほか、ユーロ
安が進行しました。
„ 3日、米国雇用統計は予想を上回る内容が好感され、主要株式市場と国債利回りおよび米ドル・
ユーロも対円で上昇しました。
„ 欧米株式市場は、世界的な金融緩和環境継続の見通しの下、景況感改善の兆しを探る形で堅調推
移する展開が期待されます。
ECB総裁コメントが市場の乱高下を誘発するも、米国雇用統計を好感
5月2日、ECB(欧州中央銀行)は政策金利である主要リファイナンス金利を0.25%引き下げ史上最低の
0.50%としました。2012年7月以来の10カ月ぶりの利下げとなります。同時に、上限金利の限界貸出金利を
1.5%から1.0%に引き下げ、下限金利の中銀預金金利は0.0%に据え置きました。ドラギ総裁は会見で、
ユーロ圏経済に下振れリスクがあることや、追加金融緩和や中銀預金金利について追加措置の可能性が
あることに言及しました。
市場では利下げが予想されていたこともあり、足元の欧州の各国株式や国債利回りは小幅上昇していま
したが、この会見内容が伝わると一転して株式市場は下落、国債利回りは低下(価格は上昇)するなど乱高
下する展開となりました。結局、同日の主要国株式市場は上昇し、イタリアやスペインなどの国債利回りは低
下(価格は上昇)して終了しました。一方、為替市場では、景気下支えが好感されユーロは対円で一時
129.91円まで上昇(円安ユーロ高)するも、ドラギ総裁の会見内容が伝わると一時127.51円まで下落しました。
一方、3日には米国において予想を上回る内容の4月雇用統計が発表され、同時に過去の雇用統計も上
方修正されたことから、前月から景気先行き懸念を強めていた金融市場はこれを好感し、ダウ・ジョーンズ工
業株価平均やドイツDAX指数など主要株価指数は史上最高値を更新しました。また、欧米主要国債利回
りも前日比で上昇(価格は下落)したほか、為替市場も米ドル・ユーロとも対円で上昇しました。なお、ゴール
デンウィーク明けの日本市場でも、この流れを受けて株式市場は上昇しており、日経平均株価は2008年6月
以来の14,000円台をつけるなど年初来高値を更新する展開となっています。
今後の市場見通し
欧州では厳しい経済情勢が続いていますが、今回のECBの金融緩和は景気への早期政策対応で、追加
措置の示唆もあり、米・日・欧の三極で金融緩和策が行われていることから市場に安心感を与えています。
ただし、各国では未解決の問題を抱えており、依然として注視が必要です。特にイタリアは新内閣が正式に
発足したことで、当面の政治問題の混乱は収束する見込みですが、新政権の政策が注目されます。また、
信用不安が懸念されるスロベニアでは格下げ後の入札が無事に終了し、当面の資金繰りは問題がない模
様ですが、今月中旬にも国債入札が予定されていることから注意が必要です。
米国では強制歳出削減が発動され、増税の影響も懸念されますが、金融緩和効果と住宅市況の改善の
動きが続いています。
欧米株式市場は、世界的な金融緩和環境が継続される見通しの下、景況感改善の兆しを探る形で堅調
推移する展開が期待されます。
※上記は、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成していますが、その内容の完全性、正確性を保証するものではありません。※上記の見通しは作成
時点のものであり、事前の予告なく変更される場合があります。上記は、将来の市場動向を示唆・保証するものではありません。※巻末のご注意事項等を必ず
ご確認ください。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
1/3
130507情報ECBと雇用統計-1
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株価指数の推移
株価指数の推移
(2011年12月30日~2013年5月6日)
ドイツDAX指数(左軸)
フランスCAC40指数(左軸)
ダウ・ジョーンズ工業株価平均(右軸)
(米ドル)
(ポイント)
8,500
8,000
7,500
7,000
6,500
6,000
5,500
5,000
4,500
4,000
3,500
3,000
2,500
2011/12
2012/2
2012/4
2012/6
2012/8
2012/10
15,850
15,500
15,150
14,800
14,450
14,100
13,750
13,400
13,050
12,700
12,350
12,000
11,650
2012/12
2013/2
2013/4
(年/月)
(出所:BloombergよりDIAM作成)
金利の推移
金利の推移
下落
債券
価格
上昇
(2011年12月30日~2013年5月6日)
イタリア(左軸)
スペイン(左軸)
(%)
8.0
7.5
7.0
6.5
6.0
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2011/12
2012/2
2012/4
2012/6
2012/8
※金利は10年国債利回りを使用しています
米国(右軸)
2012/10
ドイツ(右軸)
(%)
3.50
3.25
3.00
2.75
2.50
2.25
2.00
1.75
1.50
1.25
1.00
2012/12
2013/2
2013/4
(年/月)
(出所:BloombergよりDIAM作成)
為替レートの推移
為替レートの推移
円安 135
(円)
(2011年12月30日~2013年5月6日)
(円)
105
102
ユーロ/円(左軸)
米ドル/円(右軸)
99
96
93
為替
90
レート
87
84
81
78
75
2012/2
2012/4
2012/6
2012/8
2012/10
2012/12
2013/2
2013/4
円高
(年/月)
(出所:BloombergよりDIAM作成)
※上記は、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成していますが、その内容の完全性、正確性を保証するものではありません。※上記は過去の実績で
あり、将来の市場動向を保証するものではありません。※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。
130
125
120
115
110
105
100
95
90
85
2011/12
2/3
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【投資信託に係るリスクと費用】
投資信託に係るリスクについて
投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資をしま
すので、市場環境、組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額は変動します。このた
め、購入金額について元本保証及び利回り保証のいずれもありません。
投資信託に係る費用について
[ご投資頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。]
■お客様が直接的に負担する費用……購入時手数料:上限3.675%(税込)
信託財産留保額:上限0.5%
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■その他費用・手数料……上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。
投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認下さい。
※上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
費用の料率につきましては、DIAMアセットマネジメント(株)が運用するすべての投資信託の
うち、徴収する夫々の費用における最高の料率を記載しております。
【ご注意事項】
・ 当資料は、DIAMアセットマネジメント株式会社が作成したものです。
・ 当資料は情報提供を目的とするものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。
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投資信託は
1.預金等や保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の保護の対象では
ありません。加えて証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象にもなりません。
2.購入金額については元本保証及び利回り保証のいずれもありません。
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こととなります。
【各指数の著作権等】
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