生産拠点の見直し、行政の対応も重要

視点＠
いわて
大企業は今、生産拠点
正己さん
濱岡
産できる場所を求め、海行政の対応も大きな判断これは、行政と企業に
外シフトを決めた企業も要素になっているｃ効率限ったことではない。ユ
少なくない。
最優先のビジネス的判断ニクロや一一トリなど、消
岩手に工場を有する企においても、人と人のつ費不況といわれる中で
業にも、複数の拠点を集ながり、企業と行政の信も、高い成長を続ける企
約する動きが広がってい頼による結びつきは、決業は、顧客のニーズを的
早く商品化して伸びてい
る。集約化に伴い、県外して小さくない要素であ確にとらえて、それを素
の生産拠点を県内に集める。
るケースもみられるが、このため、行政が適切る。
現状は岩手から撤退するな産業政策を行うには、行政においても、住民
ケースの方が目立つ。地曰頃から企業のニーズをの声を創製に聞き、柔軟
域経済には大きな打撃で的確に把握し、それに応に対応できる地域に人が
え、信頼関係を構築する集まり、地域が栄える。
ある。
革、組織改革をさらにす
見直しにあたっては、ことが従来以上に重要にこの危機に、意識改
前述の３点のほか、実はなっている。
と信頼関係重要繍繍騨悸鰍雲
企業と信頼関
日本銀行盛岡事務所長
の見直しを進めている。
需要の減少に加え、為替
円高の進展や海外の曇
主義の高まりなど、経営
薑が厳しさを増してい
るからである。
見直しの視点として、
コスト、クオリティー、
スピードの３点が挙げら
れる。安くて質の良い製
品をできるだけ迅速に生
産業政策
朝日新聞
平成２１年５月２１日（木）